幼女「幸福の王子の像と」 (26)
とある町の上に高く柱がそびえ、その上に幸福のロリコンの像が立っていました。
ロリコンの像は全体を薄い純金で覆われ、 目は二つの輝くカメラレンズで、 王子の剣のつかには大きな同人誌が光り輝いていました。
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ロリコンは皆の自慢でした。
「ヴィーナスと同じくらいに美しい」
と、 芸術的なセンスがあるという評判を得たがっている一人の市会議員が言いました。
「もっとも女神ほど神聖じゃないがね」
と付け加えて言いました。 これはロリコンだと思われないように、と心配したからです。 実際には彼はロリコンなんかじゃなかったのですが。
「どうしてあの幸福のロリコンみたいにちゃんとできないの」
違法ポルノが欲しいと泣いている幼い男の子に、賢明なお母さんが聞きました。
「幸福のロリコンは決して何かを欲しがって泣いたりしないのよ」
「この世界の中にも、本当にロリコンがいる、というのはうれしいことだ」
失望した男が、この素晴らしい像を見つめてつぶやきました。
「天使のようだね」
と、 明るい赤のカチューシャときれいな白いドレスを来た養育院の幼女たちが聖堂から出てきて言いました。
「どうしてそのようなことがわかるのかね」
と数学教師がいいました。
「天使など見たことがないのに」
「ああ、でも見たことはありますよ。夢の中で」
と子供たちは答えました。
すると数学教師は眉をひそめてとても厳しい顔つきをしました。
というのは彼は幼女たちが夢を見ることはよろしくないと考えていたからです。
ある晩、その町に小さなツバメが飛んできました。
友達らはすでに六週間前にエジプトに出発していましたが、 そのツバメは残っていました。
彼は最高にきれいな幼女に、恋心を持て余していたからです。
ツバメが彼女に出会ったのは春のはじめ、 大きくて黄色い蛾を追って川の下流へ向かって飛んでいたときでした。
幼女のふんわりとした体つきがあまりにも魅力的だったので、 ツバメは立ち止まって彼女に話しかけたのです。
「君を好きになってもいいかい」
とツバメは言いました。
ツバメは単刀直入に話すのが好きでした。
幼女は首を横に振りました。
そこでツバメは、翼で水に触れながら彼女の周りをぐるぐると回り、 銀色のさざなみを立てました。
これはツバメからのラブコールで、それは夏中続きました。
「ーーーー彼女はおかしな幼女だね」
と他のツバメたちがぺちゃぺちゃ言いました。
「知識はあるくせに、隙は多すぎるときてる」
実際、その幼女は賢かったのです。
ですが、乳首もパンツも丸見えでした。
やがて、秋が来るとそのツバメたちもみんな飛んでいってしまいました。
みんなが行ってしまうと、ツバメはさびしくなり、さらに幼女も遠く離れたところへ引っ越すことになりました。
「彼女は何も話してくれなかったしな」
ツバメは言いました。
「それに浮気っぽいんじゃないかと思うんだ。 だって彼女はいつも他の幼女といちゃついてるんだから」
確かに、彼女が彼女の友達といる時はいつも、彼女は最高に素敵な笑顔をするのでした。
「彼女は家庭的なのは認めるけれど」
とツバメは続けました。
「でも、僕は幼女が好きなんだから、僕の妻たる幼女も、 僕が好きでなくっちゃ」
とうとうツバメは
「僕と一緒にいてくれないか」
と、彼女に言いました。
でも幼女は首を横に振りました。 彼女は自分の家族にとても愛着があったのです。
「君は僕のことをもてあそんでいたんだな」
とツバメは叫びました。
「僕はピラミッドに出発するよ。じゃあね」
ツバメは飛び去りました。
一日中ツバメは飛び、夜になって町に着きました。
「どこに泊まったらいいかな」
とツバメは言いました。
「泊まれるようなところがあればいいんだけれど」
それからツバメは高い柱の上のロリコンを見ました。
「あそこに泊まることにしよう」
と、声をあげました。
「あれはいい場所だ、新鮮な空気もたくさん吸えるし」
そしてツバメは幸福のロリコンの両足のちょうど間に止まりました。
「黄金のベッドルームだ」
ツバメはあたりを見まわしながらそっと一人で言い、 眠ろうとしました。
ところが、頭を翼の中に入れようとしたとたん、 大きな水の粒がツバメの上に落ちてきました。
「何て不思議なんだ!」
とツバメは大きな声をあげました。
「空には雲一つなく、星はとてもくっきりと輝いているというのに、雨が降っているなんて。 北ヨーロッパの天候はまったくひどいもんだね。 あの幼女は雨が好きだったが、それは他の幼女が濡れているのを見たかっただけだったし」
すると、もう一滴落ちてきました。
「雨よけにならないんだったら、ロリコンなんて何の役にも立たないな」
とツバメは言いました。
「もっといい寝床を探さなくちゃ」
ツバメは飛び立とうと決心しました。
でも、翼を広げるよりも前に、 三番目の水滴が落ちてきて、ツバメは上を見上げました。
すると――何が見えたでしょうか。
幸福のロリコンの両眼は涙でいっぱいになっていました。
そしてその涙はロリコンの黄金の頬を流れていたのです。
ロリコンの顔は月光の中でとても美しく、 小さなツバメはかわいそうな気持ちでいっぱいになりました。
「あなたはどなたですか」ツバメは尋ねました。
「私は幸福のロリコンだ」
「それなら、どうして泣いているんですか」
とツバメは尋ねました。
「もう僕はぐしょぬれですよ」
「まだ私が生きていて、人間の心を持っていたときのことだった」
とロリコンは答えました。
「私は涙というものがどんなものかを知らなかった」
「というのは私はポールノの宮殿に住んでいて、 そこには熟女が入り込むことはなかったからだ。
昼間は幼女たちと庭園で遊び、夜になると大広間で先頭切って幼女とダンスを踊ったのだ」
「庭園の周りにはとても高い塀がめぐらされていて、 私は一度もその向こうに何があるのかを気にかけたことがなかった。 周りには、非常に美しいものしかなかった」
「廷臣たちは私をロリコン王子と呼んだ。 実際、ロリコンだったのだ、もしもロリコンが幸福だというならば。 私は幸福に生き、幸福に死んだ」
「死んでから、人々は私をこの高い場所に置いた。 ここからは町のすべての醜悪な熟女、すべての悲惨なBBAが見える」
「私の心臓は鉛でできているけれど、泣かずにはいられないのだ」
「何だって! このロリコンは中まで金でできているんじゃないのか」
とツバメは心の中で思いました。
けれどツバメは礼儀正しかったので、個人的な意見は声に出しませんでした。
「ずっと向こうの」と、
王子の像は低く調子のよい声で続けました。
「ずっと向こうの小さな通りに貧しい家がある。 窓が一つ開いていて、テーブルについたご婦人が見える」
「 顔はやせこけ、疲れている。 彼女の手は荒れ、縫い針で傷ついて赤くなっている。 彼女はお針子をしているのだ」
「その婦人はトケイソウの花をサテンのガウンに刺繍しようとしている」
「そのガウンは女王様の一番可愛い侍女のためのもので、 次の舞踏会に着ることになっているのだ」
「その部屋の隅のベッドでは、幼い幼女が病のために横になっている。 熱があって、オレンジが食べたいと言っている」
「母親が与えられるものは川の水だけなので、その子は泣いている」
「ツバメさん、ツバメさん、小さなツバメさん。 私の同人誌の表紙に埋め込まれているルビーを取り出して、あの婦人にあげてくれないか」
「 両足がこの台座に固定されているから、私は行けないのだ」
「喜んで」
とツバメは言いました。
「私の友人たちは、今頃ナイル川に沿って飛びまわったり、大きな蓮の花に話しかけたりしているでしょう」
「まもなく、みんなは偉大な王の墓の中で眠ります。 王もまた、そこの彩られた棺の中にいます。 王は黄色の亜麻布で包まれ、香料を使ってミイラになっています」
「首には青緑色の翡翠の首飾りがかけられ、王の両手はまるでしおれた葉のよう…らしいですよ」
「ツバメさん、ツバメさん、小さなツバメさん」
と王子は泣きながら言いました。
「本当にありがとう。あの子はとても喉が乾いていて、お母さんはとても悲しんでいる」
この時、確かにひとつといっぴきの心は繋がりました。
「ここはとても寒いですね」
とツバメは言いました。
「だから、身体を温めるためにも、あなたのお使いをいたしましょう」
「ありがとう、小さなツバメさん」
王子は言いました。
ツバメは王子の同人誌から大きなルビーを取り出すと、 くちばしにくわえ、町の屋根を飛び越えて出かけました。
ツバメは、白い大理石の天使が彫刻されている聖堂の塔を通りすぎました。
宮殿を通りすぎるとき、ダンスを踊っている音が聞こえました。
女どもがバルコニーに出てきました。
「私のドレスが舞踏会に間に合うといいわ」
と女が言いました。
「ドレスにトケイソウの花が刺繍されるように注文したのよ。 でもお針子っていうのはとっても怠け者だから」
ツバメは川を越え、船のマストにかかっているランタンを見ました。
ツバメは貧民街を越え、老いたユダヤ人たちが商売をして、 銅の天秤でお金を量り分けるのを見ました。
やっと、あの貧しい家にたどり着くと、ツバメは中をのぞき込みました。
幼女はベッドの上で熱のために寝返りをうち、お母さんは疲れ切って眠り込んでおりました。
ツバメは中に入って、テーブルの上にあるお母さんの指ぬきの脇に大きなルビーを置きました。
それからツバメはそっとベッドのまわりを飛び、 翼で男幼女の額をあおぎました。
「とても涼しい」
と幼女は言いました。
そして心地よい眠りに入っていきました。
それからツバメは幸福のロリコンのところに飛んで戻り、やったことを王子に伝えました。
「妙なことに」とツバメは言いました。
「こんなに寒いのに、僕は今とても温かい気持ちがするんです」
「それは、ーーーーしたからだよ」とロリコンは言いました。
そこで小さなツバメは考え始めましたが、やがて眠ってしまいました。
考えごとをするとツバメはいつも眠くなるのです。
朝になると、ツバメは川のところまで飛んでいき、水浴びをしました。
「何と驚くべき現象だ」
と鳥類学の教授が橋を渡りながら言いました。
「冬にツバメを見るなんて」
それから教授は、このことについて長い投書を地方新聞にあてて書きました。
みんながその投書を話題にしました。 でも、その投書は人々が理解できない単語でいっぱいでした。
「今夜、エジプトに行きます」とツバメは言いました。
ツバメはその予定に上機嫌でした。
町中の名所をみな訪れてから、教会の尖塔のてっぺんに長い時間とまっていました。
ツバメが行くところはどこでもスズメがチュンチュン鳴いていて、 「素敵な旅人ね」と口々に言っていましたので、 ツバメはとてもうれしくなりました。
月がのぼると、ツバメは幸福の王子のところに戻ってきました。
「エジプトに何かことづけはありますか」
と声をあげました。
「もうすぐ出発しますから」
「ツバメさん、ツバメさん、小さなツバメさん」
と王子は言いました。
「もう一晩泊まってくれませんか」
「私はエジプトに行きたいと思っています」
とツバメは答えました。
「明日僕の友達は川を上り、二番目の滝へ飛んでいくでしょう。 そこではパピルスのしげみの間でカバが休んでいます。 そして巨大な御影石の玉座にはメムノン神が座っているんです。 メムノン神は、星を一晩中見つめ続け、 明けの明星が輝くと喜びの声を一声あげ、 そしてまた沈黙に戻ると言われています。 正午には黄色のライオンが水辺に水を飲みにやってきます。 ライオンの目は緑柱石のようで、 その吠え声は滝のごうごうという音よりも大きいんですよ」
「ツバメさん、ツバメさん、小さなツバメさん」
と王子は言いました。
「ずっと向こう、町の反対側にある屋根裏部屋に幼女の姿が見え「もう一晩、あなたのところに泊まりましょう」
よい心をほんとうに持っているツバメは言いました。
「もう一つルビーを持っていきましょうか」
「ああ! もうルビーはないのだよ」
王子は言いました。
「残っているのは私の両目だけだ。 私の両目は珍しいサファイアのレンズでできている」
「これは一千年前にインドから運ばれてきたものだ。 私の片目を抜き出して、彼女のところまで持っていっておくれ」
「彼女はそれを宝石屋に売って、食べ物と薪を買って、 芝居を完成させることができるだろう」
「王子様」
とツバメは言いました。
「全て私に任してください」
「ツバメさん、ツバメさん、小さなツバメさん」
王子は泣き出してしまいました。
ツバメは王子の目を取り出して、 屋根裏部屋へ飛んでいきました。
屋根に穴があいていたので、入るのは簡単でした。 ツバメは穴を通ってさっと飛び込み、部屋の中に入りました。
その幼女は両手の中に顔をうずめるようにしておりましたので、 鳥の羽ばたきは聞こえませんでした。
そして幼女が顔を上げると、 そこには美しいサファイア製のレンズが枯れたスミレの上に乗っていたのです。
「僕も世の中に認められ始めたんだ」
幼女は大声を出しました。
「これは誰か、熱烈なファンからのものだな。 これで芝居が完成できるぞ」
幼女はとても幸福そうでした。
次の日、ツバメは波止場へ行きました。 大きな船のマストの上にとまり、 水夫たちが大きな箱を船倉からロープで引きずり出すのを見ました。
箱が一つ出るたびに「よいこらせ!」と水夫たちは叫びました。
「僕はエジプトに行くんだよ!」とツバメも大声を出しましたが、誰も気にしませんでした。
月が出るとツバメは幸福のロリコンのところに戻りました。
「おいとまごいにやってきました」
ツバメは声をあげました。
「ツバメさん、ツバメさん、小さなツバメさん」
とロリコンは言いました。
「もう一晩泊まってくれませんか」
「もう冬です」
ツバメは答えました。
「冷たい雪がまもなくここにも降るでしょう。 エジプトでは太陽の光が緑のシュロの木に温かく注ぎ、 ワニたちは泥の中に寝そべってのんびり過ごしています。 友人たちは、バールベック寺院の中に巣を作っており、 ピンクと白のハトがそれを見て、クークーと鳴き交わしています。 王子様。僕は行かなくちゃなりません。 あなたのことは決して忘れません。 来年の春、僕はあなたがあげてしまった宝石二つの代わりに、 美しい宝石を二つ持って帰ってきます。 ルビーは赤いバラよりも赤く、 サファイアは大海のように青いものになるでしょう」
「下のほうに広場がある」
と幸福のロリコンは言いました。
「そこに小さなマッチ売りの幼女が「もう一晩、あなたのところに泊まりましょう」
ツバメは言いました。
「でも、あなたの目を取り出すなんてできません。 そんなことをしたら、あなたは何も見えなくなってしまいます」
「ツバメさん、ツバメさん、小さなツバメさん」
とロリコンは言いました。
「私が命じたとおりにしておくれ」
ロリコンは淋しげに、穏やかな顔をしていました
ツバメは王子のもう片方の目を取り出して、下へ飛んでいきました。
ツバメはマッチ売りの幼女のところまでさっと降りて、 宝石を手の中に滑り込ませました。
「とってもきれいなガラス玉!」
その幼女は言いました。 そして笑いながら走って家に帰りました。
ツバメは幼女の笑顔と、ロリコンのその表情にーーーー
ツバメはロリコンのところに戻りました。
次の日一日、ツバメは王子の肩に止まり、 珍しい土地で見てきたたくさんの話をしました。
ナイル川の岸沿いに長い列をなして立っていて、 くちばしで黄金の魚を捕まえる赤いトキを見る幼女の話。
世界と同じくらい古くからあり、 砂漠の中に住んでいて、何でも知っているスフィンクスを見てみたいと思っている幼女の話。
琥珀のロザリオを手にして、ラクダの傍らをゆっくり歩く貿易商人の幼女の話。
黒檀のように黒い肌をしており、大きな水晶を崇拝している月の山の王の娘の幼女の話。
シュロの木で眠る緑の大蛇がいて、二十人の幼女が蜂蜜のお菓子を食べさせている話。
広く平らな葉に乗って大きな湖を渡り、蝶といつも戦争しているピグミーの話を楽しそうに話す幼女の話。
そして、次にツバメはこの町で見てきた話をしました。
ツバメは、その大きな町の上を飛びまわり、 幼女が美しい家で幸せに暮らす一方で、 少年がその家の門の前に座っているのを見ました。
暗い路地に入っていき、ものうげに黒い道を眺めている空腹な少年たちの青白い顔を見ました。
橋の通りの下で小さな少年が二人、互いに抱き合って横になり、暖め合っていました。
「お腹がすいたよう」と二人は口にしていましたが「ここでは横になっていてはいかん」と夜警が叫び、二人は雨の中へとさまよい出ました。
「それがどうした」
とロリコンは言いました。
次の日の朝になりました。
ツバメはーーーーーーーーーーーー、 ーーーー幸福ーーーー完全にーーーーーー、灰色になってーーーーーーーー。 ツバメがーーーーーーーーー送るーーー、 ーーーーーーー赤ーーーーーーーー、笑い声をあげ、ーーーーーーのでした。
「ーーーーーーーーーーー!」と大声で叫びました。
やがて、雪が降ってきました。
その後に霜が降りました。 通りは銀でできたようになり、 たいそう光り輝いておりました。
水晶のような長いつららが家ののきから下がり、 みんな毛皮を着て出歩くようになり、 子供たちは真紅の帽子をかぶり、氷の上でスケートをしました。
かわいそうな小さなツバメにはどんどん寒くなってきました。
ツバメはパン屋のドアの外でパン屑を拾い集め、 翼をぱたぱたさせて自分を暖めようとしました。
でも、とうとう自分は死ぬのだとわかりました。
「さようなら、ーーーーーー」
ツバメはささやくように言いました。
「私はエジプトに行くのではありません」
とツバメは言いました。
「死の家に行くんです。 『死』というのは『眠り』の兄弟、ですよね」
そしてツバメは死にました。
その瞬間、ーーーの中で何かがーーーーーようなーーーーーーーしました。 それは、ーーーーーーがちょうどーーーーーーーーなのでした。 ひどく寒い日でしたから。
次の日の朝早く、市長が市会議員たちと一緒に、像の下の広場を歩いておりました。
柱を通りすぎるときに市長が空を見上げました。
「おやおや、今日はとても天気がいいではないか」
と市長は言いました。
市会議員たちもまた、空を見上げます。
彼らはいつも市長に賛成するのです。
「皆が活き活きとしていて、 目は爛々としている、希望に満ち溢れている」
市長は言いました
「私達も、『かい』があると言うものだ」
「市長の手腕あってのものでございます」と市会議員たちが言いました。
神さまが天使たちの一人に「町の中で最も貴いものを二つ持ってきなさい」とおっしゃいました。 その天使は、神さまのところに幼女を連れてきました。
神さまは「よく選んできた」とおっしゃいました。 「天国の庭園でこの幼女は永遠に歌い、 黄金の都でこの幼女は私を賛美するだろう」
end。
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