初投稿です。
~居酒屋~
P 「・・・・・・」
ちひろ「・・・何か問題でも?」
P 「いえ・・・」
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ちひろ「冷めますよ?早く食べましょう」
P 「いやそうなんですけど・・・はい」
ちひろ「お腹いっぱいなら私食べますよ」
P 「いや食べますよ」
物事の結果というものには全て過程というものがある。まったくもってその通りだと思う。
私が今居酒屋で、向かいに座ったプロデューサーの唐揚げにレモンをかける、こんな些細な行為、些細な嫌がらせにも
れっきとした理由があることに、向かい合ったプロデューサーは気づくことができるだろうか。
~事務所・今日の昼~
ちひろ「今日、飲みにでも行きませんか?」
P 「ええ、まあ、いいですけど」
ちひろ「良かった、何時ごろがいいですか?」
P 「今日の仕事が七時にテレビ局で終わりですから、そのあとならいくらでも」
ちひろ「了解です。で八時、駅前のいつもの居酒屋で。」
なるべく簡潔に。されど丁寧に。業務の上でプロデューサーと接するときに心がけている大事なことだ。
プロデューサーと仕事の上で一緒にいる時間は長い。彼が他のアイドルと接する時間ばかり目立っているような気がする、
というよりかは実際そうなんだけど、それでも「時間」だけなら私と接している時間が一番多いだろう。
そんな大事な時間に、慣れ慣れしくしすぎるのもどうなのかと思って、彼とのそこそこの距離感というものを探しつつ
今に至っている。
~テレビ局前・午後7時過ぎ~
P 「・・・びっくりした」
ちひろ「・・・びっくりしました?」
P 「そりゃもう。だっているんですもの、ちひろさんが」
ちひろ「いちゃいけませんか?」
P 「そういう訳では、でも8時に居酒屋って」
ちひろ「8時に居酒屋を予約しただけです。別にどこ集合だとかは言っていません」
P 「ああ、そういう・・・」
ちひろ「さっ、行きましょう。本日もお仕事お疲れ様でした。」
ただ、そんな距離感を気にしなければいけないのも仕事中のみ。そういうことにしている。しかし現実的な問題として「ON」の千川ちひろと「OFF」の千川ちひろの時間配分に大きな問題がある気がする。だってプロデューサーが「OFF」の私を見ることができる時間は今みたいな時くらいで、その圧倒的時間差によって今でも二人とも心を開いて話せていない、と思う。少しでも一緒に「OFF」の状態でいたくて、こうしてテレビ局まで迎えに来ても、彼はどうも思っていないのかと思うと少し悲しくなる。むしろ迷惑だっただろうか。
・・・私も普段の仕事中からプロデューサーとベタベタしていたい。他のアイドルの子と同じように。そしたらこんな面倒くさい女にならずに済んだのかもしれないのに。
・・・いつからこんな面倒くさい女になったっけ。
・・・ああそうか。彼のことを好きになってからだ。
・・・面倒くさい女。
~居酒屋~
ちひろ「ビールでいいですか?」
P 「あー・・・」
ちひろ「飲まないんですか?」
P 「いや、明日も仕事あるしなー、って思って」
ちひろ「別に一杯くらいいでしょう」
P 「それなら・・・まあ」
ちひろ「飲んで疲れをとるのも大事ですよ、後は何にしますか?」
P 「あー・・・じゃあ唐揚げと枝豆」
ちひろ「焼き鳥もお願いします」
居酒屋に来て、飲む気もなかったのかこの男は。びっくりだよ。
プロデューサーの根がまじめな性格が「週の終わりでもないのに酒を飲んじゃいけない」という発想に至ったのか。
それとも私とは酒を飲む仲じゃないのか。そんなことを考えてしまうくらい今日はなんだか弱っている。
一応何回も居酒屋には来ているので、そんなことはないのだけれど、いまだかつて彼が酔いつぶれたところは見たことない。
酒に強いタイプじゃなさそうなんだけれど。というより酔いつぶれたところが見たいのだけれど。
思えば半年前くらい、私が調子に乗ってペース配分を間違えて、物の見事につぶれてしまったこと思い出す。
あの時は・・・そうだ。タクシー呼んでくれたっけ。とっても冷静に。・・・厭味ったらしいほど。
あくまで彼的には、仕事仲間との飲み会。私は・・・もう何をしたらいいのかわからない。
~事務所・今日の昼~
ちひろ「今日、飲みにでも行きませんか?」
P 「ええ、まあ、いいですけど」
ちひろ「良かった、何時ごろがいいですか?」
P 「今日の仕事が七時にテレビ局で終わりですから、そのあとならいくらでも」
ちひろ「了解です。で八時、駅前のいつもの居酒屋で。」
なるべく簡潔に。されど丁寧に。業務の上で千川ちひろと接するときに心がけている大事なことだ。
千川ちひろと仕事の上で一緒にいる時間は長い。僕が他のアイドルと接する時間ばかり目立っているような気がする、
というよりかは実際そうなんだけど、それでも「時間」だけなら彼女と接している時間が一番多いだろう。
そんな大事な時間に、慣れ慣れしくしすぎるのもどうなのかと思って、彼女とのそこそこの距離感というものを探しつつ
今に至っている。
明日の朝続き書きます。読みにくすぎて自分でも吐きそう。ドラマ「カルテット」が一応の元ネタです。
~テレビ局前・午後7時過ぎ~
P 「・・・びっくりした」
ちひろ「・・・びっくりしました?」
P 「そりゃもう。だっているんですもの、ちひろさんが」
ちひろ「いちゃいけませんか?」
P 「そういう訳では、でも8時に居酒屋って」
ちひろ「8時に居酒屋を予約しただけです。別にどこ集合だとかは言っていません」
P 「ああ、そういう・・・」
ちひろ「さっ、行きましょう。本日もお仕事お疲れ様でした。」
ただひたすらに驚いた。ちひろさんが迎えに来てくれているという事実。
もちろん喜ばしいことなのだが、咄嗟には感情にできなかった。
せっかくのチャンス、彼女に「OFF」の自分を見せるチャンス。
それなのに、反応ができなかった。
これじゃあ、いつまでたってもこの距離は変わらないというのに。
自分の本能が、拒否してしまう。
只の仕事上のパートナー。それ以上でもそれ以下でもない距離。
昔はもう少し笑顔で話せたはずなんだけど。
・・・ああ、ちひろさんのことが好きになってからか。
・・・面倒くさい男。
ここで改行したらなんか逆に変だなって思ったのでそのままやってます
読みにくい人は読まないでいいです。たいして面白くもないので。申し訳ありません。
~居酒屋~
ちひろ「ビールでいいですか?」
P 「あー・・・」
ちひろ「飲まないんですか?」
P 「いや、明日も仕事あるしなー、って思って」
ちひろ「別に一杯くらいいでしょう」
P 「それなら・・・まあ」
ちひろ「飲んで疲れをとるのも大事ですよ、後は何にしますか?」
P 「あー・・・じゃあ唐揚げと枝豆」
ちひろ「焼き鳥もお願いします」
自分の仮面を外すのが怖い。
甘い、と言われたらそれまでなんだろうけども、僕にはできない。
コミュニケーションというものが得意なわけではないが、人生の中で
壁は作って生きている気がする。
いつだったか、ちひろさんが酔い潰れた時も、自分の「殻」に隠れた。
それはあまりに本能的だった。
この距離に甘んじている自分が情けない。
~居酒屋~
P 「・・・ちひろさん」
ちひろ「・・・はい?」
P 「・・・怒ってますよね」
ちひろ「いいえ別に」
P 「・・・はあ」
ちひろ「箸、止まってますよ」
P 「大丈夫、大丈夫です」
ちひろ「それは大丈夫じゃない人の大丈夫です」
P 「はあ・・・」
ちひろ「・・・」
P 「・・・すいませんでした」
ちひろ「はい・・・はい?」
P 「本当にすいません!」
ちひろ「・・・ん?」
P 「僕が至らないばっかりに・・・」
ちひろ「・・・どこの話ですか?」
P 「今日って・・・説教なんですよね」
ちひろ「・・・説教」
P 「その・・・最近の・・・こととか」
ちひろ(最近のこと・・・)
P 「至らないこと、やっぱり多かったですよね」
ちひろ「・・・」
P 「反省してます・・・仕事、もっとしっかりやります。・・・僕の仕事が至らないから、今日もテレビ局までついてきて下さったんですよね」
ちひろ(何言ってるんだろう)
P 「できる限り直します・・・どこ直せばいいかわからないですけど、頑張ります、わからないですけど」
ちひろ(ごめん、私もわからない)
P 「というわけで、本当にすいませんでした・・・」
ちひろ「馬鹿なのかなあ!?・・・プロデューサー、思ったより馬鹿だ」
P 「すいません!」
ちひろ「違うだろお!?」
P 「・・・ハゲじゃないです!」
ちひろ「違うだろ・・・」
P 「すいません・・・」
ちひろ「・・・いろいろと言いたいことがあります」
P 「ごめんなさい」
ちひろ「一回黙っていてください!・・・黙って、聞いていてもらえませんか?」
P 「・・・はい」
ちひろ「まず当たり前のことなんですけど・・・仕事のことについて、私は何も文句はありません。
むしろ感謝しています。こんなに一生懸命な人、馬鹿にするわけないじゃないですか」
P 「はい・・・はい?」
ちひろ「でも・・・すいません、分からないんです。自分でも。どうやって、貴方と接すればいいか。ここのところ、分からないんです。」
P 「・・・それは」
ちひろ「本当に謝らなければいけないのは私の方なんです、多分。私が勝手に、妄想してたんです。・・・あんまり言いたくはなかったんですけど。
このままだと、誤解を与えたままなんで。」
ちひろ「私が悪いんです。私が勝手に暴走しただけで、勝手に意識しただけだったんです。貴方への恋心を・・・」
P 「・・・?」
ちひろ「私が勝手に貴方のことを好きになって、勝手に意識して、勝手にフラれて、勝手に嫌がらせして、勝手に怒ってるだけです」
ちひろ「それで、まったく態度の変わらないプロデューサーーに勝手に悲しんで、で、勝手に唐揚げにレモンかけて」
ちひろ「あなたが唐揚げなら私はレモンです」
P 「ちょっと何言ってるかわからないです」
ちひろ「私にもわかりません!
・・・わかられてたまるかって感じですけど。」
P 「・・・」
ちひろ「・・・というわけです。つまらない話失礼しました。笑って忘れてくれると嬉しいです。」
P 「・・・あの」
ちひろ「今日はもうお開きにしましょうか?明日も仕事が・・・あるんですから」
P 「・・・あの!」
ちひろ「何ですか!変な慰めならマジでいらないんで!」
P 「・・・唐揚げおいしいです。」
ちひろ「・・・はい?」
P 「ですから、唐揚げ、おいしいです。」
ちひろ「・・・酔いました?」
P 「まだ酔ってません。貴方がレモンをかけた唐揚げ、おいしいです。それだけのことです」
ちひろ「酔ってますよね」
P 「知りません。大体、分かりにくいんです。ちひろさんの感情」
ちひろ「・・・」
ちひろ「私にもわかりません!
・・・わかられてたまるかって感じですけど。」
P 「・・・」
ちひろ「・・・というわけです。つまらない話失礼しました。笑って忘れてくれると嬉しいです。」
P 「・・・あの」
ちひろ「今日はもうお開きにしましょうか?明日も仕事が・・・あるんですから」
P 「・・・あの!」
ちひろ「何ですか!変な慰めならマジでいらないんで!」
P 「・・・唐揚げおいしいです。」
ちひろ「・・・はい?」
P 「ですから、唐揚げ、おいしいです。」
ちひろ「・・・酔いました?」
P 「まだ酔ってません。貴方がレモンをかけた唐揚げ、おいしいです。それだけのことです」
ちひろ「酔ってますよね」
P 「知りません。大体、分かりにくいんです。ちひろさんの感情」
ちひろ「・・・」
間違えて連投しまいたすいません
P 「普通に知りませんでした、というよりかは・・・分かりませんでした。ちひろさんの感情。僕はてっきり僕のこと、仕事上のパートナーとしか
見てくれてないのかと」
ちひろ「それはこっちのセリフですけど」
P 「そうかもしれないですけど・・・好きです。この流れだから言いますけど。僕、貴方のこと好きです」
ちひろ「・・・!」
P 「でも、こっちも勝手に恋をしてたんだと思ってました。でも、どこかで自分をさらけ出せなかったんです。今の距離に甘んじて。
だから・・・馬鹿ですよね僕。勝手に傷つけてました。」
ちひろ「・・・本当なんですか?」
P 「本当です。・・・ちひろさん、泣いてます?」
ちひろ「泣いてません、・・・馬鹿すぎますプロデューサー。私と同等の馬鹿です。」
P 「そうかもしれませんね・・・」
ちひろ「大体さっきからちょっとカッコつけてますけど、おかしいですからね?貴方の態度も相当ですから」
P 「いやまあ、本当に申し訳なかったですけど、その点はちひろさんもですよ」
ちひろ「飲み会誘ってもあいまいな返事で、いつもいつも一歩引いたところから話してるみたいなその感じ、これははっきり言って印象悪いです」
P 「良かれと思ってやったんです・・・すいませんでした」
ちひろ「もうやめてください・・・ありのままの自分で話してください」
P 「お互い様です。・・・ありのままの僕、面倒くさいですよ」
ちひろ「見ればわかります(笑)」
P 「(笑)・・・キスしませんか?」
ちひろ「・・・いきなり気持ち悪くなるのやめてもらえませんか?」
P 「半年前、貴方が酔いつぶれた時に我慢したことをやりたかったので
・・・僕、こんな感じですよ?」
ちひろ「・・・そういうところも含めて好きになっていきたいです」
P 「そもそも僕唐揚げにはマヨネーズ派なんです」
ちひろ「いきなり由々しき問題ですね」
P 「・・・でも今キスしたら、・・・それはレモン味です」
ちひろ「・・・やっぱり少し嫌いです」
以上です。読みにくくて本当に申し訳ありませんでした。
一応結末までプロットは決めてから書いたのですが、駄文失礼しました
次書く時があれば改行の練習をします
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