モバP「菜々ってやっぱババァだよな」 (62)
ちひろ「え、ちょっ!しっ!」
P「は?」
ちひろ「ちょっと!あっちもまだバレてないだろう敵なスタンスでやってるんですし、気付かないふりしないと!」
P「なに言ってんですかちひろさん」
ちひろ「は?」
P「菜々さんは17歳でしょ?」
ちひろ「え?あ、はい」
P「ババァじゃん」
ちひろ「は?」
P「だって17でしょ?無理無理。もう初老すぎてる」
ちひろ「ええ!?いや、ピチピチじゃないですか?」
P「なにが?脳みそ?」
ちひろ「ひどい!」
P「もうピチピチどころかよれよれなんだよ。肌も何もかも」
ちひろ「これ本人が聞いたらどうなるか……」
P「それに比べてありすって可愛いよなぁ」
ちひろ「ん?」
P「だってまずさ、初ライブが終了してから車で話してたんだけど、緊張してたから『どうしたんだ?』って聞いたんですよ」
ちひろ「はぁ……」
P「そしたら『もっといっぱいライブして、トップアイドルになったら結婚してくれますか?』だってお!」
ちひろ「子供らしいですね。お嫁さんとか」
P「そのあと詳しい人生設計聞かせてきてさ……」
ちひろ「うわぁ……重っ……」
P「可愛いなって」
ちひろ「うわぁ……」
P「……あ、そろそろありすが帰ってくる頃だ」
ちひろ「何てタイミングで……私逃げたい……」
ありす「……ただいま帰りましたよ」
ちひろ「お、おかえり」
P「お帰り」
ありす「もう、言ってるじゃないですか。帰ってきたら頬にキスって」
P「ごめんごめん」チュッ
ちひろ「は?!ええ!?」
ありす「……?どうかしました?」
P「さぁ。今日ずっと変なんだよ」
ちひろ「お前が変なんだよ!」
カ゛チャ
薫「せんせぇ!ただいまぁ!」
仁奈「ただいま帰ったのでごぜーますよ」
千枝「ただいま帰りましたー」
ちひろ「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
P「お、みんなおかえりー。今日おおやつ買ってきたぞー。エクレア」
ありす「ありがとうございます」
千枝「では遠慮なく……」
仁奈「あ、仁奈はPにあーんしてよろしいでごぜーますか?」
薫「あー!いいなー!私も!」
ちひろ「ええええええええええ!?」
幸子「ただいま帰りましたよ!可愛いボクが帰りましたよ!」
ちひろ「幸子ちゃん助けてぇぇぇぇぇぇぇ!!」
幸子「!?」
P「あーむ……美味い……」
仁奈「もっともっとでごぜーますよー……」
薫「せんせぇ!食べて食べてー!」
ありす「ちょ……膝の上は私の場所なんだけど……」
幸子「なんですかこれは……!!」
ちひろ「ね?異常でしょ?」
幸子「なんでボクの分がないんですか!?おかしいですよ!」
ちひろ「違うベクトルのダメさだこれは!」
幸子「ちょっと!Pさん!」
P「ん?」
幸子「なんでボクの分のおやつが無いんですか!ちゃんと用意してください!」
P「……」スクッ
幸子「……え?どこに行くんですか?」
P「……」カチャカチャ
幸子「え、ちょ、なんですかその緑のペットボトル」
P「はい。青汁」ト゛カッ
幸子「……」
P「それでも飲んでろ」
幸子「…ふぇぇん……」コ゛クコ゛ク
ちひろ(飲むのか……)
幸子「………」
ちひろ「ああもう……幸子ちゃんは飲んでから応答しなくなったし……どうしよう……」
カ゛チャ
ちひろ「助かった!誰!?誰が帰ってきたの!?」
雪美「………」
ちひろ「ちくしょぉぉぉぉぉぉぉ!!」
雪美「………」スタスタ
P「お、雪美おかえり。おやつあるぞ」
雪美「……プロデューサー、ありがとう」ハ゜ァァ
P「やっぱり可愛いなぁ雪美は」
ありす「……」ムッ
千枝「プ、プロデューサー。私はどうでしょうか?」
P「え?うーん……甲乙つけがたい……」
ありす「だったら、間をとって私が……」
千枝「間とる必要ないの!ね!」
ちひろ「いや……もうどこから突っ込んでいいか……」
きらり「にょわーーーーーー☆ただいまにょぉん!」
ちひろ「やっと帰ってきた普通の人……普通?の人!」
ちひろ「あ、そうだ!きらりちゃん!Pさんがおやつあるって!
きらり「にゅぅ?ほんと?たっべぅーーーーーー☆」
P「ん?」
きらり「おやつちょうだーーい☆」カ゛ハ゛ッ
ちひろ「なぜ抱きつく!」
P「触るな!」ト゛ォォォォン
ちひろ「なぜ投げる!」
P「ふぅ……あ、ちょっとだけ触ってしまった。誰か……誰か幼女成分を……」フラフラ
薫「せんせぇ!こっちだよ!こっち!」
千枝「プロデューサー!私を触ってください!」
ありす「騙されないでプロデューサー!」
仁奈「いいからこっちにきやがれですよ!」
雪美「……プロデューサー」
ちひろ「せ、戦争が始まってる……」
P「うっ……」ハ゛タッ
ちひろ「あ、倒れた……なんでだよ」
ありす「先手必勝!」カ゛ハ゛ッ
薫「あ!ズルい!じゃあ薫も!」
千枝「二人して抱きつくなんて……私も!」
仁奈「おお、楽しそうなのですよ!」カ゛ハ゛ッ
雪美「………」
ちひろ「……なんだ、これは……」
P「ありがとう……みんなのおかげで帰ってくることが出来た……」
ありす「そんな、私のおかげなんて……」
千枝「いつかお返ししてくださいよ?」
仁奈「今度はプロデューサーから抱きついてやがれなのですよ」
薫「せんせぇの体でっかくてあったかいなー……」ホ゜ワーン
雪美「……」キ゛ュー
ちひろ「モウタ゛メタ゛ァ…オシマイタ゛ァ」
カ゛チャ
早苗「ただいまー」
ちひろ「やっと……やっと……!!」
ちひろ「お願いです!あの暴挙を止めてください!」
早苗「ん?どうしたの?」
ちひろ「……」クイックイッ
早苗「ん?」
P「もう、クリームぐらい自分でとるって」
ありす「いいえ、プロデューサーはだらしないですから。私がお世話します」
薫「ええー。いいなぁ」
仁奈「仁奈がお世話してやるのでごぜーますよ」
千枝「自立出来る夫にしないとダメなんだよ!あ、い、今夫って……何を……」カァァ
雪美「……」キ゛ュー
早苗「……シメる?」
ちひろ「お願いします」
早苗「そこの犯罪者確保ぉぉぉぉ!」
P「……調子に乗るなババァ!」カ゛ッ
ちひろ「そんな……早苗さんの攻撃を受け止めた!?今までそんなことが……」
P「今までは自制してお仕置きを“受けてやってた”だけだ。俺の楽園を壊すようなら……」
P「早苗さんでも容赦しない……」キ゛ラッ
早苗(そんな……初めてこんな殺気を感じた……)
早苗「ふっ、あたしが捕まえないで誰が捕まえるのよ!」ク゛ワッ
P「甘い!」ク゛イッ
早苗「 あ れ 」ト゛サッ
ちひろ「そんな;…投げ飛ばされた……?」
早苗「……」キュウ
P「よし。手錠かけたかありす」
ありす「はい。両手両足にかけました」
P「よーし。よくやった。仁奈!千枝!物置に運んでおけ!」
仁奈「はーいでごぜーますよー」ス゛ルス゛ル
千枝「うう……重い……おっぱいがおっきぃからかなぁ……」ス゛ルス゛ル
ちひろ「ああ……なんか誘拐してきたみたいに……無力な自分が哀しい……」
ちひろ「ていうかこんなに強かったなんて……幼女趣味がここまでくるとリミッターが外れるの……!?」
幸子「………もうやめましょうよちひろさん」
ちひろ「幸子ちゃん!話せるレベルに回復したのね!?」
幸子「ええ。もう心が青汁で満たされてしまいましたが、自分を取り戻しました……」
ちひろ「もうやめようって……あの暴挙を許せっていうの!?」
幸子「唯一の希望である早苗さんでさえ両手両足に手錠かけられた上猿ぐつわかけられて物置です。どうしろっていうんですか」
ちひろ「で、でも……」
幸子「それに、どっかの鳥みたいな名前の奴も言ってました……」
幸子「『正義はある。勝った奴が正義だ』、と……」
ちひろ「………それもそうだけど……」
ちひろ「もう……ダメなのかな……」
幸子「そうですよ。青汁飲みますか」
ちひろ「うん……」
カ゛チャ
菜々「あ゛あ゛ー……疲れた……帰りましたー……」
ちひろ「………ああ。なんだ菜々さんか……」
幸子「………おかえりなさい」
菜々「……え?なに?お通夜ですか?」
幸子「……まぁだいたい合ってますね」
ちひろ「これからそうなる予定だし……ね」
菜々「ど、どうしたんですかぁぁぁぁ!?」
ちひろ「あ、そうだ。青汁飲みますー?あははははは。健康に良いんですよー。ふふふふ」
菜々「と、唐突になんですか!」
幸子「うふふふふふふ。美味しい……美味しいよぉ……」コ゛クコ゛ク
菜々「ああ……もう!どうしたんですか!」
ちひろ「……菜々って本当はババァだよなってプロデュサーが言い出して……」
菜々「えっ?」
菜々「ななななな、なにを言ってるんですか……」
ちひろ「だってそうじゃないですか!!ババァじゃないですか!なんで高橋名人のこと知ってるんですか!」
菜々「そ、それは有名だし……」
ちひろ「じゃあなんでインベーダーゲームの攻略法まで知ってるんですか!おかしいですよ絶対!」
菜々「そ、それは……えっと……」
ちひろ「好きなゲームのキャラとか『ガイル』だし!!」
菜々「もういいです!」
ちひろ「もういいじゃないですか……実年齢出したって……」
菜々「……ちょっとプロデューサーどこですか」
ちひろ「………」スッ
P「あははははは!」キャッキャ
菜々「………」ツカツカツカ
P「あ?なんだまたババァか」
菜々「……よく聞いてくださいプロデューサーさん」
P「なんだババァ。言ってみろ」
菜々「菜々は……JKなんかじゃないんです……本当は……」
ちひろ「まさか……」
菜々「……見てください。これ」
P「あ?戸籍……?」
【安倍菜々】
【2001年生】
P「………なんだと?」
菜々「……菜々は……JKなんかじゃ……ないんですよ……ごめんなさい……」
ちひろ「……あ、えーっとちょっと待って、何歳だ菜々さん……」
菜々「知れてしまったからには、もういられませんね……」
ちひろ「え?なんで?」
P「……」
菜々「プロデューサーさん……さよなら……菜々は……ウサミン星に帰ります……」ク゛スッ
ちひろ「……え?なんで泣いてんの?」
P「…………」ツゥ
ちひろ「何で泣いてんの?」
P「………お前ら、俺はちょっと用を思い出した。行ってくる。」
P「雪美、早苗さんを解放してくれ」
雪美「……」コクコク
P「千枝、いい嫁さんになれ」
千枝「は、はい……」
P「薫。これからもみんなを優しく導いてやってくれ……」
薫「う、うん!頑張る!」
P「仁奈、ちゃんと敬語覚えろ」
仁奈「はいでごぜーますよ」
P「ありす……ごめんもうレパートリー無い」
ありす「なんでよりにもよって私なんですか!?」
P「あと幸子、冷蔵庫に2Lペットボトルの青汁入ってるから全部飲んどけよ」
幸子「嫌です」
ちひろ「……え、なんで最後のお別れっぽくなってんの」
P「俺は罪深い……本物ロリを合法ロリと間違えるなんて、紳士にあるまじき間違いだ。……菜々を連れ戻すため、修行を積んでくる」
ちひろ「ちょっとなに言ってるのかよく意味が……」
P「そういうことだ。……ちひろさん」
ちひろ「あ、私にもあるんですか。」
P「ファッキュー」
ちひろ「てめーこの野郎」
ちひろ「それからプロデューサーは姿を消した。菜々さんも」
ちひろ「あれから二人がどうしたのかは、誰も知らない。」
ちひろ「ただ、こうなった事情を知ってるのは理性をかろうじて保った三人と狂気に満ちた数人だけだった。」
ちひろ「早苗さんはひどいリンチから帰ってきた体をしていた。誰もそれついては触れていない。」
ちひろ「私もプロデューサーに言い残したことはたくさんあります。ただ、一言だけプロデューサーに伝えたい。」
ちひろ「ファッキュー」
終われ
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// ‘ ! ヽ …わかった この話はやめよう
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iヘヘ, l | ’
| nヘヘ _ | | l ハイ!! やめやめ
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ゝソノノ `ー‐' l ! ¨/
n/7./7 ∧ j/ / iヽiヽn
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