オルガ・イツカが鎮守府に着任しました セカンドシーズン (22)


【これまでのあらすじ】

止まらなかったオルガはひょんなことから武蔵を建造しようとして大型建造で命を落とすも、なんとか魔法のカードで止まらないことに成功した。

だが鎮守府の資材は使い果たしたので火の車。 秘書官三日月から「こいつは死んでいい人ですから」と言われ、オルガはラスタルに脅された時くらい頭を抱えた。

癒しを求めてオルガが向かった先は、鎮守府でも有名な居酒屋「鳳翔」だった。



第一話はこちら
オルガ・イツカが鎮守府に着任しました - SSまとめ速報
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〜居酒屋鳳翔〜


鳳翔「……なんだか静かですね」


オルガ「……」


鳳翔「今日、お店にはいつもの皆さんもおられませんし、毎日の騒がしい雰囲気とはえらい違いです」


オルガ「……ああ」


オルガ「アル中たちは軒並み相方に怒られてんのかもな」


鳳翔「……うふふ。まぁそんなのはもう、関係ないですけどね♪」


オルガ「?? 上機嫌だな」


鳳翔「そりゃそうですよ」


鳳翔「隼鷹さんは毎日泥酔して店で吐きますし、千歳さんはそれを爆笑していますし、那智さんは女性なのに私を口説いてきますし、14さんは水着ですし、ポーラさんは論外ですし」


オルガ「そ、そうか」


鳳翔「でも皆さん、毎日出撃で頑張っておられますもんね。私も頑張らないと!」


オルガ「……」



オルガ(そうだ)


オルガ(今まで俺がむちゃくちゃな大型建造を積み上げてきたものは、全部無駄じゃなかった)


オルガ(隼鷹どもが飲む酒代までなくなっちまったからな)


オルガ(これからも、俺が立ち止まらない限り)


オルガ(道は続く)


鳳翔「……でも、お酒を飲んでくださる方がいないのは、少し寂しい気もしますね……」


オルガ「あいつらは普段から飲みすぎなんだよ。だが鳳翔ォ、その代わりと言っちゃあなんだが」


オルガ「今日くれえは俺がここでパーっと飲むぞ!!!」


鳳翔「あれっ? で、でも、団長はあまりお酒は強くないと聞いていますが……」


オルガ「なんの話をしてる」


鳳翔「えっ」


オルガ「俺は、お前が悲しい顔をする姿が見たくないだけだ」


鳳翔「……! で、ではお酒、持ってきますね!」


オルガ「ああ!!」




BGM 「RAGE OF DUST」


酒飲みたい!
でも弱い!

無欲なバカだし飲めない
それで 君は いんだーよ!

ベロベロの 生き様を
そのために死んでも何かを

鳳翔さんに 叩きつけてやれ!





こうしてオルガはスピリタスとウォッカを30回連続で一気飲みした



ゴトッ!


オルガ「……うぃぃ」


オルガ「まだだぁ、ほうしょうォ……まだ……酒……! もってこぉい!!」


鳳翔「そ、そんな! もう30杯を越えていますよ?」


オルガ「ああ……! 分かってる……!」


オルガ「だがオレは決めたんだ。止まらねえ、ってな……!」


鳳翔「団長……」


キキキイィッ 


オルガ「!!」


鳳翔「えっ!?」


ガバッ


隼鷹:機銃


那智:主砲


千歳:艦載機


伊14:魚雷


ポーラ:ゲロ


ダダダダダダダダダダダオロロロロロロダダダダ


鳳翔「なにやってるんですか!」


鳳翔「団長!!」


オルガ「くぅ、うぅぅ……!」


オルガ「うぉぉぉおおおおお!!!!」


オルガ:ビール缶を投げる


隼鷹「ぐあっ!!」(一気飲み)





オルガ「はあっ、はあっ、はあっ」


オルガ「なんだよ……」


オルガ「結構当たんじゃねえか……! へへっ……」


鳳翔「だ……」


鳳翔「団長……!」


隼鷹ら:酒盛りを始める


鳳翔「はぁっ……」


鳳翔「あああ……!」




オルガ「はあっ、はあっ、はあっ」


オルガ「なんだよ……」


オルガ「結構当たんじゃねえか……! へへっ……」


鳳翔「だ……」


鳳翔「団長……!」



隼鷹:酒盛りを始める


那智:今夜ばかりは! とか言いつつ焼酎を一気飲み


千歳:なぜか千代田もいる


伊14:日本酒ラッパ飲み


ポーラ:口と鼻と耳からワインを飲んでいる



鳳翔「はぁっ……」


鳳翔「あああ……!」

あああ、>>13は失敗です。ごめんなさい。



オルガ「なんって声……出してやがる……」


オルガ「鳳翔ォ!!」


鳳翔「だって!!」


鳳翔「だってぇ!!!!」



隼鷹:他の空母たちも飲み会に誘っている


那智:カラオケに20曲以上めちゃくちゃ入れている


千歳:グラスを何個も割る


伊14:伊13が止めに来たが、逆に伊13がべろべろになってしまって手がつけられない


ポーラ:シャンパンかけならぬワインかけを自分でやっている


フリージア:流れ出す


オルガ「俺は……鉄華団団長……オルガ・イツカだぞ……!」


オルガ「こんくれぇなんてこたねぇ……!」


鳳翔「そんな……!」


鳳翔「お店の被害は尋常じゃないのに……!」


オルガ「いいからオレらも行くぞぉ!!」



オルガ「記憶喪失が……待ってんだ……!」


オルガ「それに……!」


タダヨウ ソラノ ドコカトオク


オルガ(三日月……やっとわかったんだ)


オルガ(オレたちにはたどり着く場所なんていらねぇ)


イノリツヅル ホシーガーアルー ナンタラー


ザラ「!」


妙高「!」


ナンチャラー ダローウカー


オルガ(ただ飲み続けるだけでいい)


オルガ(そうすりゃ)


オルガ(記憶なくなるし……「酒のせいだ!」とか……そういうことにできる!)


三日月(おまえ)


三日月(消えろよ)



オルガ(ああ……! 分かってる……!)


キボウノーハナー


オルガ「オレは止まんねえからよ!!」


ツナイダーキズナガー


オルガ「嫌なことから逃げて、酒で潰れるまで……」


オルガ「その先にオレはいるぞぉ!!!」


イマボクラノ ムネノナカ ニアルーカラー


妙高:那智の首を持つ


ザラ:ポーラにデンプシーロールを仕掛ける


鳳翔:泣く


オルガ:吐きながら倒れる



オルガ「だからよ……」


オルガ「止まるんじゃねえぞ……!」


オルガ:眠ったフリ





三日月「……寝たふりをしたようですね」


三日月「仕方ありません」


三日月「ダイン・スレイヴ隊」


三日月「放ってください」




艦!!!!

ご愛読いただきありがとうございました。
「オルガ・イツカが鎮守府に着任しました 第三話」ではアキヒロとイオク様が登場予定です。

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