キャラ崩壊は無いように気をつけますが、若干の独自設定入ります。
志希にゃんと駆け落ちする話とか、渋谷凛が恵比寿凛になる話を書いてました。
タイトル通り、ショートコント10本です。
「時をかけるアイドル」 (時をかける少女)
「島根天国」 (学園天国)
「年上の不審な男性」 (年下の男の子)
「少女K」 (少女A)
「センチメンタル・ジャーニー」(タイトル同じ)
「1986年のウサミン」 (1986年のマリリン)
「プレイバックpart2」 (タイトル同じ)
「赤いスイートP」 (赤いスイートP)
「誰がなんてったってアイドル」(なんてったってアイドル)
「私がオバさんになっても」 (タイトル同じ)
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1516061270
第10位 「時をかけるアイドル」
~事務所・現在~
モバP「お、蓮実戻ってたか。レッスンお疲れ様」
蓮実「あ!プロデューサーさんもお疲れ様です!」
モバP「あー…俺は上でタバコ吸ってきただけだから」
蓮実「働いて下さいね、最後くらい(笑)」
モバP「努力してみるわ(笑)」
蓮実「…」
モバP「…どうした?」
蓮実「思い出してました、私がプロデューサーにスカウトされた時のこと」
蓮実「もう最後なんですね」
モバP「3月いっぱいまではいるけどな」
モバP「お前をスカウトした時、あれは面白かったな」
蓮実「あの話はやめて下さい」
モバP「いいだろ、最後なんだから。俺にも少し思い出させろ」
蓮実「もう…」
第9位 「島根天国」
~島根県・1年前~
蓮実「ヘーイヘイヘイヘーイヘイ」
蓮実「ヘーイヘイヘイヘーイヘイ」
蓮実「ヘーイヘイヘイヘーイヘイ」
蓮実「ヘーイヘイヘイヘーイヘイ」
蓮実「ヘイ!」
蓮実「ヘイ!」
蓮実「ヘイ!」
モバP「ヘイ!」
蓮実「」
第8位 「年上の不審な男性」
~島根県・1年前~
モバP「嬢ちゃん、古い歌知ってるね」
蓮実「…」
モバP「学園天国なんて、おじさんがまだ若い頃だもんな」
蓮実「…」
モバP「確かに嬢ちゃんみたいに学校からの帰り道に歌うにはぴったりだよなあ」
蓮実「…」
蓮実「不審者!」
モバP「は?…ああ違う違う!」
蓮実「不審者不審者不審者不審者!というか急に私の歌に入って来ないでください!変態ですか!?」
モバP「嬢ちゃんこそそんなデカイ声で道端で歌うなよ!気になってしょうがねえよ!」
蓮実「鼻歌です!」
モバP「だとしたらボリュームえげつねえなあ!」
蓮実「いつもこんな所人なんて通らないから!」
モバP「ああ…そういうことか…」
蓮実「…貴方はここら辺の人じゃないですよね」
モバP「…ああ」
蓮実「不審者だ」
モバP「島根県民短絡的だな」
モバP「…そこの神社に用があるんだよ」
蓮実「…ああ、縁結び」
蓮実「…その歳で独身ですか」
モバP「別にそういうことじゃねえよ、独身だけども、ちゃんと理由あるよ、独身だけども」
蓮実「はあ」
モバP「…あそこで働いてる巫女さんに用があるんだ」
蓮実「やっぱり不審者じゃないですか!」
モバP「違ーーーーう!…わかったよ、証拠見せればいいんでしょ」
モバP「…それに、嬢ちゃんもなかなか悪くないしな」
蓮実「悪くないって何ですか…変態」
モバP「一回落ち着けって、ほら」
蓮実「…名刺だ」
蓮実「…プロデューサー?」
第7位 「少女K」
~島根県の神社・1年前~
茄子「…こちらの女の子は誰ですか?」
モバP「途中で拾ってきた」
茄子「!?」
蓮実「人聞きの悪いこと言わないで下さい、
長富蓮実です、15歳です」
茄子「鷹富士茄子です、ここでバイトしてます、よろしくね!」
モバP「まさか嬢ちゃんもアイドル志望だとはなあ、こんなおっさんにホイホイ付いてくるとは思わなかった」
蓮実「あんなおじさんがアイドル事務所の人だとは思いませんでした」
モバP「もっと背の高い若いイケメンとかかと思ったか?残念だったな」
モバP「逆に色恋沙汰がなくて安心だよ」
茄子「プロデューサーさんはダンディですよ」
モバP「だはは」
蓮実「お世辞じゃないですか?」
モバP「うるさいやい」
茄子「…それで、プロデューサーさん、わざわざこんな遠いところに来て頂いてありがとうございます、本当は私から伺わなければいけないのに」
モバP「いいよいいよ、是非うちの事務所にってスカウトしたのはこっちの方なんだから。一回生で話しておきたかったし、縁結びしたかったし」
茄子「ありがとうございます!…それで、私は大丈夫ですよ、この春から東京に行けます」
モバP「そうか、安心したよ」
蓮実「茄子さんも…アイドルになるんですか?」
茄子「はい、この春からプロデューサーさんの事務所に」
モバP「で、今までネットでしか連絡とってなかったから、その前に生で対面しとこうって思って来たんだよ」
蓮実「そうだったんですか…」
モバP「嬢ちゃんも運がいいよな、それで俺に偶然会えたんだから」
茄子「…蓮実ちゃんもアイドル志望何だっけ?」
モバP「この春で中学卒業なんだろ?東京に出れるじゃんか」
蓮実「あっ…私は…!」
第6位 「センチメンタル・ジャーニー」
~事務所・現在~
モバP「そうだそうだ、帰り道大声で歌ってたんだ」
蓮実「恥ずかしかったんですからねあれ」
安部菜々「あれ、プロデューサーさんに蓮実ちゃんじゃないですか」
モバP「おお、菜々お疲れ」
蓮実「菜々先輩お疲れ様です」
菜々「蓮実ちゃんもお疲れ様、菜々はもうさっきのレッスンで腰が…」
モバP「おばさんかよ」
菜々「菜々はまだ17歳ですよ!?」
蓮実「…でも菜々さんはこの事務所に入って長いんですよね」
菜々「ああ…まあ、そうです」
モバP「俺の髪がまだ黒かった頃からいたからな」
菜々「そういうこと言うのやめませんか!?」
蓮実「プロデューサーさん最近まで髪、黒かったんですね」
モバP「…おうよ」
菜々(良かった…)
モバP「 そういや蓮実と菜々は1歳差なんだな」
菜々(その邪悪な微笑みやめて下さい!)
蓮実「でも、菜々さんは凄いです!凄い大人びてます」
菜々「あ、ありがとう…」
蓮実「私も菜々さんみたいなアイドルになりたいです」
モバP「蓮実はまだ16だからな、なれるよ」
蓮実「でも菜々さんもまだ17だから~」
菜々(プロデューサーの話の振り方に悪意を感じます)
モバP「俺はもう、60だから~」
菜々「…」
蓮実「…」
第5位 (閑話休題)「1986年のウサミン」
菜々「生まれてませんからね!?!?!?!?!?!?!?」
第4位 「プレイバックpart2」
~島根県の神社・1年前~~
モバP「茄子はもう親御さんの許可は出たんだよな」
茄子「はい!ばっちしです」
モバP「嬢ちゃんは?」
蓮実「蓮実でいいです」
モバP「わかったよ、蓮実は?…春から東京でアイドルとか、親御さんは許してくれるのか?」
蓮実「はい、うちはむしろ親は応援してくれると思います」
蓮実「もともと私がアイドルに憧れてたのも、母が昭和のアイドルが大好きだったのが影響してまして」
モバP「そうか、それはいいことだな」
モバP「アイドルになっても、親が1番のファンっていう状況が1番好ましいからな」
蓮実「そういうものなんですか」
モバP「そうだ、アイドルっていうのはいくら素材があってもメンタルと運次第だからな」
茄子「なるほど…」
蓮実「…」
第3位 「赤いスイートP」
~島根県の神社・1年前~
モバP「正直な話、アイドルはデビューするまでは運なんだよ」
モバP「こういうこと言っちゃいけないのかも知れないけど」
モバP「俺もこの業界に入って、もう長くなるんだけどさ」
モバP「全員が全員最初に思い描いたアイドルになれたわけじゃない」
モバP「運悪く腐って行ったやつを何人も見てきた」
モバP「…それなりの、覚悟が必要ってことだ」
茄子「…はい」
蓮実「…」
モバP「…まあ、俺はあと一年しか近くにはいられないんだけどな」
モバP「時期的にも、多分お前達が最後のスカウトなんだろう」
茄子「…はい、なんだか寂しいです」
蓮実「え!?どういうことですか!?」
モバP「俺、あと一年で定年なんだよ」
モバP「赤いちゃんちゃんこのPなんて、もう必要ないだろ」
第2位 「誰がなんてったってアイドル」
~島根県の神社・1年前~
蓮実「そうだったんですか…」
モバP「ああ。もう昭和からアイドル見続けてきてるからな」
モバP「君たちが俺の事務所への置き土産、なのかも知れないな(笑)」
モバP「何か説教臭くなってすまないな…それで、最終確認なんだが」
茄子「はい」
モバP「デビューして終わり、じゃないんだぞ」
モバP「そこからは実力の世界だ」
モバP「もちろん俺たちは全力を尽くしてプロデュースする」
モバP「それでも、何の保証もできない世界だ」
モバP「テレビで見るような、キラキラした世界ばかりじゃないかも知れない」
モバP「それでも、アイドル…できるか?」
茄子「はい、…決めてましたし、憧れですから」
モバP「…蓮実は?」
蓮実「…」
蓮実「誰が何と言おうと、私はアイドルになりたいです」
第1位 「私がオバさんになっても」
~事務所・現在~
茄子「あ!蓮実ちゃんにプロデューサーさん…後、菜々さん?お疲れ様です!」
モバP「おう、お疲れ」
蓮実「ちょうど1年前の話してた所だったんですよ」
茄子「あ、あの神社の時の?私も混ぜてください
モバP「あの後よくわからないままに感極まって蓮実泣いたんだよな」
蓮実「だから恥ずかしいんですって…」
モバP「2人とも情熱が伝わって良かったぞ」
茄子「あの後よくわからないまま私ももらい泣きして…菜々さん?」
菜々「ぐすっ…うぇぇぇん」
モバP「更年期か?」
菜々「違いますよぉ!感動じだんでず!」
蓮実「何かありがとうございます(笑)」
蓮実「でも…今だから思うんですけど」
蓮実「後から知ったんですけど茄子さんってめちゃくちゃ運がいいじゃないですか」
蓮実「もしかしたら茄子さんが、プロデューサーさんを呼んでくれたのかなって思ったりするんですよ」
茄子「私が、ですか?」
蓮実「はい」
茄子「いいえ、違うと思いますよ」
蓮実「え?」
茄子「蓮実ちゃんのアイドルになりたいっていう気持ちが、運を引き寄せたんです」
茄子「運っていうのは、そういうものですよ」
モバP「そうだな、茄子も蓮実も、この1年必死でやってきたのを見てきたからな」
モバP「神様も見ててくれてるんだろ、1年前も、そしてこれからも」
蓮実「そういうものなんですかね」
モバP「俺はもう、近くでは見られないけど」
モバP「これからは1人のファンとして、全員応援していくよ」
蓮実「はい、見ててください…寂しいですけど」
蓮実「私がオバさんになっても」
モバP「わかってる、頑張れよ」
茄子「プロデューサーさん、今までお疲れ様でした」
モバP「3月末までいるけどな」
モバP「…菜々も、オバさんになるまで頑張れよ」
菜々「だから何でちょっと悪意があるんですか!!!」
以上です
ちょっとオリジナル感があって申し訳ないです。あと昭和の曲を知らない人は申し訳ないです。
ザ・ベストテン形式で、長富蓮実さんの大好きな昭和アイドルソングに乗せてお送りしました。こういうプロデューサーも絶対いると思うんですよね。
追伸
菜々さん大好き
赤いスイートP連投失礼しました
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