P「この世からネガティブを根絶し隊?」 (52)
(事務所)
ババ-ン!!
唯・柚「「私たち♪ ネガテイブをこの世から根絶し隊!」
チャラ-ラ チャラ-ラ♪
チャッチャッ チャラ チャ-チャラチャラチャラ♪
P「…」
唯・柚「「胸に秘めたるはBig Burning Heart〜♪」」
唯・柚「「ギルティ♪」」
ジャ-ン!!
P「…」パチパチパチ
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唯「というわけで〜!」
柚「ネガティブをこの世から消し去っちゃいまーす♪」
P「へー、そうか頑張ってこいよ。俺は仕事があるからそれじーーー」
ガシッ!!
ガシ-ン!!
唯「ほらほら、つっこみどころ満載なんだからつっこめー☆」
唯「職務怠慢はダメだよねー♪」
P「ええい離せ。無邪気を装った悪鬼どもめ」ブンブン
唯「いぬ扱いされてるよ。柚ちゃん」
柚「アタシもふもふ系の可愛さじゃないのにナー」
P「アッキーの話じゃねえよ」
(しばらくして)
P「とりあえず話だけは聞こう。どんなロクでもないアイディアを閃いたんだ2人とも」
唯「えっとねー。3日くらい前に『辛いなー』とか『ヘコんじゃうなー』みたいな暗い気持ちをみんなから無くせないかなーって話してたんだよ」
柚「そうそう。暗いとヤダからね。明るくしてたらアタシもみんなも楽しいし、win-winのハッピーな世界になるでしょ?」
唯「だから『ネガティブをこの世から根絶し隊』を結成しちゃったわけ☆」
柚「活動内容はシンプル! みんなを明るくするためにネガティブな感情を無くすことです♪」
P「思いの外きちんとした活動をしそうだな。疑ってごめん。反省してる」
柚「気にしてないよ♪ でね、ネガティブな人を探す道具として晶葉チャンに作ってもらった『ネガティブグラス』っていう眼鏡が…」カチャッ
P「待て、なんだその『スカウター』は!?」
2人「?」
P「いやそれドラゴンボールのアレじゃない。世界観を間違えてるよ」
スッ...ピピピピ
柚「プロデューサーサンのネガティブ係数52…か。問題ないみたいだね」
唯「だね☆」
P「せめて置いてきぼりにしないでおくれ。突飛もないものを出すのは受け入れるから説明はしてほしいんだ」
柚「OK♪ このネガティブグラスに表示されたネガティブ係数が100〜300の間だと『ネガティブ予備軍』で、300を超えると『ネガティブ』認定されてアタシたちの執行の対象になるんだよ♪」
P「『Psycho-Pass』もちょっと混じってるね」
唯「じゃあ、出発しよーか。柚ちゃーん☆」
柚「出発しましょーか。唯チャン♪」
P「えぇ…これ(保護者として)俺も同行しないとまずいやつじゃん」
唯「だから声かけたんだっての〜☆」
柚「ちゃんと見張っててよねー♪」
P「新年早々こんな役回りとは」ガックシ
唯「あ、でも大丈夫♪ プロデューサーちゃんのサポーターとして1人声かけてあるから☆」
P「サポーター?」
柚「サポーターサン。出てらっしゃーい♪」
カチャ
美波「こんにちは。プロデューサーさん♪」バ-ン
P「まさかの美波か」
美波「みなみ。頑張ります♪」グッ!!
P「なんかめっちゃやる気だし」
柚「ちなみに…作戦本部長もいまーす♪」
未央「うむ。私が作戦本部長の本田だ。しっかり頼むよキミタチ」キリッ
P「未央もいたんかい」
未央「まー、私はここで待機だけどね。みんな。行ってらっしゃい♪」
柚・唯「「はーい♪☆」」
美波「はい♪」
P「…不安しかない」
(しばらくして)
P「というかさ、ネガティブな人を見つけた後はどうやってポジティブに変えるんだ?」
唯「そりゃ『ネガティブソウル』を破壊するしかないっしょ☆」
P「ん?」
柚「ネガティブな人には『ネガティブソウル』が宿る! 常識だよね♪」
P「知らんわ! そんなちょっと愉快そうな概念初めて聞いたわ!」
唯「え、プロデューサーちゃん。ネガティブソウル知らないの? おっくれってる〜☆」
柚「おっくれてるぅ〜♪」
P「いや待て待て。美波、ガツンと言ってやれよ。そんな『おばけ』みたいなふざけた概念はこの世に存在しなーーー」
美波「プロデューサーさん。ネガティブソウルは存在しますよ」
P「」
P「OK。3人ともちょっと待ってくれ」
ピポパポ
トゥルルルル...ピ!
P「もしもし作戦本部長。ネガティブソウルとはなんだい?」
未央『ネガティブな感情を司るネガティブの元凶さ!』
P「OK、作戦本部長。ネガティブソウルという言葉を人生で初めて聞かされて、しかもみんな当然のように知っている事実に驚きを禁じ得ないんだがどうしたらいいんだい?」
未央『え、プロデューサー。ネガティブソウルを知らなかったの? おっくれってる〜♪』
P「そのノリはやめろ! お前らやっぱり裏で口を合わせてるだろ!」
ピッ
P「まったく。俺を騙そうとしてもそうはいかないぞ。ネガティブソウルなんて目に見えないものを信じ込ませようとしても信じられるわけがないんだ!」
唯「プロデューサーちゃん。ゆいのことを信じてくれないの〜?」ジ-
P「上目遣いをされても信じない。可愛いけれど信じない」
唯「えー」
柚「ふっふっふっ。これならばどうだっ♪」ジ-
P「脚立の上に立って見下してきても変わらない。上目遣いとかけて『下目遣い』をしてるつもりだろうが変わらない。可愛いけれど揺らぐものか。危ないから降りなさい」
柚「えー」
美波「プロデューサーさん…信じてください…」ギュッ
P「ぐふぅ。スーツの裾をちんまりと掴んでしっとりとした声で言われても動じない。俺は断じて動じないぞ!」
美波「…むっ」プク-
P「はっはっは。俺は用心深いことでつとに有名なんだ。キッズどもに騙されることなんてありえないんだよ!」
柚「くーっ! こうなったら最終手段だ!」
唯「そうだね! 美波ちゃん! コールを!」
美波「ええ! 待ってて!」
P「ん?」
トゥルルルル...ピッ!!
美波「あ、まゆちゃん? さっきプロデューサーさんがね…」
美波「〜〜〜」ペラペラ
P「待ってくださいなんかとても嫌な予感がするよ」
美波「ええ、それじゃあ」
ピッ
P「まゆに何を吹き込んだ」
美波「何も?」ニッコリ
P「笑顔で嘘を付くんじゃない!」
タッタッタッ...バタ-ン!!
まゆ「プロデューサーさん…『アイドルの言うことなんて信じられない』と言ったのは本当なんですか…?」ゴゴゴゴ
P「ヒィー! やって来るのがマッハ速度!」
まゆ「まゆのことも信じられないの…どうして…ねぇ…プロデューサーさん…!」ゴゴゴゴ
P「ご、誤解だァー! 激しい誤解だァー!」
P「…って、ん?」
まゆ「…」ゴゴゴゴ
【ネガティブソウル】モワモワモワ-ン...ドドドドド!!
P「ま、まゆの後ろあたりになんか『堕天使みたいな化け物』が出てるぅー!」
柚「あれがネガティブソウルだよ!」
ピピピピ...!!
唯「まゆちゃんのネガティブ係数は…334ポイント! これは強敵だよ!」
P「え、あれ敵なの!?」
美波「ええ! 私たちでネガティブソウルを打ち倒してまゆちゃんをポジティブに変えるんです!」
P「んなもん無理だろぉぉぉぉっ!!!」
堕天使「我はまゆのネガティブソウル…まゆを信じない者に罰を与える…!」
P「喋ったァァァ!!」
堕天使「そこのスーツの男…選ぶがいい…死かまゆとの結婚か…どちらだ!」
P「ごめんなさい! 死ぬのは嫌ですし! まゆは未成年なのでそもそも結婚できません!!」
堕天使「ならば…死だ!」シャキ-ン!!
P「嫌ぁぁぁぁっ!!!」
P「…って、ま、まゆはどうした!?」
まゆ「…」スヤスヤ
堕天使「ふふふ。我が起きている間、まゆは寝たきりだ!! 我の要求を呑まない限り、まゆは起きることはない!」
P「な、なんと卑怯な!」ガ-ン
堕天使「ふふふ…なんとでも言え!」
美波「待ちなさい!」ババ-ン
柚「アタシたちが相手だよ♪」シャキ-ン
唯「プロデューサーちゃんは渡さないし、まゆちゃんは返してもらうよ〜☆」グッ
P「み、みんな…!」
堕天使「我とまゆに逆らう者は平等に…死を与える!」
美波「そんな脅しには屈しないわ! 行くよ! 柚ちゃん! 唯ちゃん!」
唯・柚「「よしっ!」」
P「さ、3人とも無茶だ! 逃げろ!」
美波「心配いらないわ。プロデューサーさん」
柚「アタシたちは負けないよ!」
唯「ゆいたちの活躍見守っててよね☆」
P「み、みんな…!」
3人「「「わーっ!!」」」
堕天使「愚かな…!」
(しばらくして)
3人「「「わーっ!!」」」ポコポコポコ
堕天使「な、なんの!」ペシペシ
3人「「「わーっ!!」」」ポコポコポコ
堕天使「くっ…い、痛い痛い!」
3人「「「わーっ!!」」」ポコポコポコ
堕天使「ぐぅぅぅ!!!!」
P「…き、効いてる! 『バドミントンのラケット』と『ラクロスのラケット』と『棒付きキャンディ』でペシペシ叩いてるだけなのにかなりダメージを与えている!!!」
3人「「「とどめだー!」」」ペシコ-ン!!
堕天使「ぐぁぁぁぁっ!! やられたっ!!」バタリ
P「意外と弱いっ!」
(しばらくして)
堕天使「げふっ…」
シュゥゥゥゥン...
P「き、消えた!」
まゆ「…うーん」ムクリ
P「ま、まゆ! 平気か!?」
まゆ「ええ…なんだか悪夢を見ていたようです♪」キラキラ
P「まゆの表情が晴れやかに!」
まゆ「ポジティブ♪」キラ-ン
P「あからさまにポジティブになってるぅー!」
柚「ふっふっふっ! これがネガティブソウルを打ち倒した結果だよ!」
唯「ネガティブ係数も30まで下がってるね☆」ピピピッ!!
P「す、すごい…!」
美波「これでネガティブソウルの存在を知ってくれましたね。プロデューサーさん」
P「にわかには信じがたいが信じるほかないようだな。全面的に信じよう」
トゥルルル...ピッ!!
未央『ネガティブソウルを回収したようだね。ご苦労様♪』
P「反応が早いな。作戦本部長」
未央『耳の早さには定評があるのが未央ちゃんなのだよ♪ それはそうと隣の部屋から強いネガティブ反応を検知したから至急向かってくれる?』
P「OK。行ってくる」
未央『気を付けてね〜♪』
ピッ
P「というわけだ! 行くぞ!」
3人「「「おーっ!!!」」」
(隣の部屋)
シ-ン
P「誰もいないようだけど…」
唯「プロデューサーちゃん。油断しちゃダメだよ! 後ろから急に襲いかかってくることもあるんだから!」カッ!
柚「そうだよプロデューサーサン! 油断禁物だよ!」カッ!
美波「気を抜いたら一瞬でネガティブに飲み込まれてしまいますから!」カッ!
P「そうだな! 気を引き締めねば!」カッ!
ゴソ...
P「だ、誰だ!」
?「ひぃ! 怪しい者ではありません!」
P「そこから出てこい!」
美波「貴方はもう包囲されているわ!」ビシ-
柚「観念せよ!」シャキ-ン
唯「出てこないと食べちゃうぞ〜☆」ウリウリ
裕子「ま、待ってください! 私です! エスパーアイドル堀裕子です! みんなのアイドル堀裕子です! サイキック溢れるアイドル堀裕子です!」
P「ほっ。なんだアホ可愛いエスパーアイドルの堀裕子ことユッコか。こんなところで何をしていたんだ」
裕子「私は未央ちゃんに頼まれてこの辺りのネガティブソウルを探索していたんです!」
P「ユッコも仲間なの?」
裕子「ええ!」
唯「ネガティブソウルに勝てるのは底なしのポジティブソウルの持ち主だけだからね〜☆」
美波「ポジティブであればあるほどネガティブソウルに強くなるんです!」
柚「だからユッコチャンはとても強い味方なのです♪」
P「なるほど。ネガティブをこの世から根絶し隊にメキシカンばりの陽気な面子ばかりが集まってた理由がわかったよ…って、ん? じゃあ意外と落ち込みやすい気質の未央はーーー」
カチャ!!
未央「勘のいいプロデューサーは嫌いだよ!」バ-ン!!
P「み、未央!?」
美波「未央ちゃん! ま、まさか!」
未央「その通り! みんなをここに集めたのはまとめて片付けてしまうためだったのさ! さくまゆのネガティブソウルと戦った後でみんなのポジティブソウルも弱っているはず!! チャンスタイムは今なんだよ! ハァァァァァ!!」シュゴ-!!!
【ネガティブソウル】モワモワモワ-ン...ドドドドド!!
柚「こ、これはすごいパワーのネガティブソウルだね…!」
裕子「て、鉄の騎士のようなネガティブソウルですね! 堅そうです!」
唯「ゆい。こんなおっきいの見たことないよ〜!」
未央「ふはははは!! 未央ちゃんのネガティブソウルは堅さ! それから大きさが売りなのだ! 堅くて大きい! 深い意味はない!! そしてそして! 自由自在に操れる! 意識を失わずに操れる!! これぞパーフェクトスターのなせる技なんだよ!!」
P「ぐぅぅぅっ!! こいつは手強そうだ!!」
唯「ゆい。さっき戦ったから疲れてるよ〜」
美波「くっ! 私もです!」
柚「…アタシもキツいかナー」
未央「ふはははは! さらばだ! ネガティブをこの世から根絶し隊よ!! ネガティブに包まれてネガティブな心に堕ちるがいい!!」
裕子「待ってください!!! この世に笑顔をもたらすアイドル!! スーパーエスパー堀裕子を忘れては困ります!!」ババ-ン!
P「ユッコ!」
美波「ユッコちゃん!!!」
唯「ユッコちゃ〜ん☆」
柚「ユッコちゃんっ♪」
未央「くっ! まだ1人残っていたか! しかし所詮は1人のポジティブ!! その程度のポジティブソウルでは毎晩ちょっとしたことで『私、今日変なこと言ってないかなー』とか『あの時、気の利いたことを言えたらよかったなー』みたいに落ち込んでいるほどの落ち込みリストの未央ちゃんのネガティブソウルを突破など…!」
裕子「ふっ…!」シュゴ------ン!!
未央「!?」
裕子「アイドルになった時から! 私は自分を信じ続けているんです!! ネガティブな感情になど構ってられません!!!」
裕子「さいきーっく…ポジティブアターック!!」ベシ-
未央「ぐ、ぐぁぁぁぁっ!!!」ド-ン!!
パタリ
裕子「ふっふっふっ…正義は必ずサイキック!」キラ-ン
P「意味がわからないけどすごいぞユッコ!!!」
(しばらくして)
シュゥゥゥ...
未央「はっ! わ、私は何を!」
P「大丈夫か未央!!! 心配したぞ!!!」ガシ-
未央「ひゃぅぅぅぅっ!!! 顔が!!! 顔が近いよプロデューサー!!!!」
P「大丈夫かぁぁぁぁっ!!!」ギュ-
未央「だ、大丈夫じゃないっっっっ///」プシュ-
美波「プロデューサーさん?」ゴゴゴゴ
P「おっと。ついハグを」ギュ-
未央「」
裕子「遊んでいる暇はありませんよプロデューサー!!!! 未央ちゃんを裏で操る!! 真のネガティブの気配をこの近くから感じるのです!!!!」
柚「感じるね! 例えばあの机の下から!」
唯「じゃあ、ゆいが探りまーす☆ うりうりうり♪」ガサゴソ
?「ひぃぃぃ…いぢめないで欲しいんですけど…」
P「そ、その声は!!! 乃々ォ!」ズリズリズリ
乃々「あぅぅ…引きずり出さないでください…新年早々驚きとボディータッチの嵐で嫌になりますね…」グデ-
P「こ、こいつはまずい!! ネガティブといえば乃々!! 乃々といえばネガティブ!! まさか未央やまゆを操っていた張本人は…!!」
乃々「ふふふ…気付いてしまったんですね…プロデューサーさん…残念です」ゴゴゴゴ
柚「の、乃々チャン!?」
乃々「そうです…もりくぼがすべてのネガティブソウルの根源…いわばネガティブクイーンなのです…」シュゴ-!!
唯「うわぁぁっ! 乃々ちゃんが黒い煙に包まれていくよ!」
【ネガティブソウル】モワモワモワ-ン...ドドドドド!!
乃々「ふふふ…覚悟してください…みなさんももりくぼと同じようにネガティブになれば…ネガティブなもりくぼの気持ちがわかってそっとしてくれるようになるはずです。みんなお互いに隅っこにこもってモソモソとした陽の当たらない生活を送るようになる。そうこれこそがパラダイスなんですけど…」
P「それは違うぞ乃々ォ!」
乃々「ひぃ…ひ、人の価値観を真っ向から否定するのは酷いと思うんですけど…!」
P「違うものは違う!!! もしみんなが隅っこにこもってしまったら俺がみんなと会えなくなっちゃうじゃないか!!!!」
柚「そーだよ!」
唯「ゆいもみんなとワイワイしたーい!」
美波「そうですね! 1人の時間も大切だけど、同じくらいみんなと一緒にいることも大切なんだよ!」
裕子「ええ! 1人ではさいきっくぱわーも弱まってしまいます!」
未央「そう! みんなでいれば明るくなれる!」
P「ネガティブを捨ててこっちにこい乃々ォ!」
ギャ-ギャ-!!
ワ-ワ-!!
乃々「うぅ…みなさん明るすぎて駄目です…駄目なんです…ネガティブにしなければ…!」グググ
P「説得は失敗だ!!! 全員!! 戦闘態勢へ!!」
全員「「「OK!!!」」」シュゴ-!!
乃々「いきます…!」シュゴ-!!
全員「「「わーっ!!」」」
乃々「やー…」
チュド-ン!!
柚「うわー!」パタリ
唯「いやーん」パタリ
美波「くっ!」パタリ
未央「ぐぬぬ!」パタリ
裕子「つ、強いです!」パタリ
P「ちくしょう。さすが乃々。ネガティブさにかけて右に出るものはないほどのネガティブ」
乃々「ふふふ…これこそがネガティブクイーンの力なんですけど…さあ諦めて皆さんももりくぼと一緒にネガティブに…」
P「ならない!!」カッ!
柚「ならないよ!!」カッ!
唯「いつだってポジティブに!!」カッ!
美波「私たちは前を向くわ!!」カッ!
裕子「落ち込んでいる人を見かけたら!!」カッ!
未央「手を引いてポジティブに変える!!」カッ!
全員「「「それがネガティブを根絶し隊だ!!」」」カッ!!
乃々「…!! ま、眩しい…眩しすぎるんですけど…こんな力がどこに…」オドオド
P「乃々がネガティブである限りだ!! 俺たちは乃々をほっとかないぞぉぉぉ!!!!」
全員「「「わーっ!!」」ポコポコポコ
乃々「くっ…こ、このポジティブソウルは受けきれません…!!」
全員「「「わーっ!」」」ポコポコポコ
チュド-ン!!
乃々「」パタリ
P「や、やったぞ!!! 乃々のネガティブクイーンを倒したぞォ!!」
乃々「うぅ…な、何故ですか…もりくぼは1人でいたかっただけなのに…」
P「そいつは許さん。ネガティブを根絶するのが俺たちの仕事だからな!」
柚「ヤダって言っても連れ出しちゃうよ♪」
唯「とりあえずカラオケいこー☆」
美波「大丈夫。苦手なことがあっても私がいつでも乃々ちゃんをサポートするからね」
裕子「私のさいきっくお助けパワーも炸裂しますよ!」
未央「へへっ。私も暗くなっちゃう気持ちはわかるからね。だから一緒に乗り越えていこうよ♪」
乃々「みなさん…」
P「さぁ! 落ち込んでる暇はないぞ! カラオケの後はまたネガティブを根絶するために働くぞ!! みんな!!」
全員「「「おーっ!!!」」」
アッハッハッハッハ...
(事務所 in こたつ)
P「という初夢を見たんだ」ヌクヌク
凛「ふーん」ヌクヌク
終わり
お読みいただきありがとうございました。そして明けましておめでとうございます。新年1発目のSSがこれです。ノリと勢いに身を任せて書ききりました。年末に「キルラキル」を観ていた影響が多分に出ています。
今年は柚が本格的に活躍する年です。ボイスが付いて可愛さ倍増。カウントダウンに出演して可愛さ倍増。今年も喜多見柚をよろしくお願いします! 柚ぅぅぅぅ!!!
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