【デレマス】早耶「天使が微笑むバースデー」 (15)

早耶「松原早耶って言いますぅ~。よろしくお願いしますぅ♪」

ヒソヒソ

ナニアノコ、コビウッテ

アイドルニナリタイカラッテオトコニトリイリスギヨネェ

早耶「……」



(私はカワイイのが好きだから、それで行きたいだけなのに……)

そんな私を、願いのままのアイドルにしてくれたのが

「松原早耶さん」

早耶「は、はいっ」

「今からアイドルの道を歩んでもらいたい……私と一緒に」

今のプロデューサーさんだった



私のために動いて、私のかわいさを広めて、私だけじゃ伝えきれないことを伝えてくれる

こんな人に

私は惚れないはずがなかった

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1514472792

松原早耶バースデーSSです

事務所で一部のアイドルが働いている等、こちらは独自の設定がありますので、よろしくお願いいたします

早耶「プロデューサーさぁん♪」ダキツキ

モバP(以下P)「おわっ!さ、早耶か……こらこら、びっくりさせるな」

早耶「んもぅ、つれないんだからなぁ。こんなに早耶はプロデューサーさんが大好きなのにぃ」

P「はいはい、俺も好きだよ。好きだからとりあえずあっちに行ってなさい」フリフリ

早耶「はぁい、レッスンに行ってきまぁす♪」



加奈「プロデューサーは、早耶さんと仲がいいですね」メモメモ

若葉「ほんと、愛されちゃってるね。普通の仲ではそこまでいちゃいちゃしませんよ」

P「からかうな。カワイイが好きな彼女の素だからな」

「それより……そういう風に見られるってことは、やっぱり彼女の売り方は変えた方がいいのか?」

ちひろ「うーん、会社経営的には……残念ですが女性受けが悪い等の理由で……」

P「それ以上はいいです。現実、今の彼女と今のプロデューサーとしての力だけでは先が見えているのも知ってます」

「でも、俺も……彼女も多分それは望みませんからね」

加奈「カワイイだけで売るなら、幸子ちゃんや爆弾艦橋の皆さんもいますから、ライバルは多いですね」メモメモ





若葉「キャンディアイランドをどうしたらそんな日本語訳に……」

芳乃「ほー」ポリポリポリ

智絵里「芳乃ちゃん、私にも乾麺麭ちょーだい」

杏「これ、堅いんだよねぇ」ポリポリ

かな子「おいしいから大丈夫だよ」ポリポリポリポリポリポリ



P「……あれがカワイイねぇ。女の子にも人気な理由が知りたいんだがな」

加奈「あははは」

ピリピリピリ

若葉「はい、営業二……えっ?は、はいっ」

P「どうした?」

若葉「えっと、専務がお呼びです……」



P「ついにというか、やっと来たか……」ガタン

「ちょっと行ってくるんで、早耶が戻ったら営業に行ったと伝えてくれ」

バタン

――専務室

P「失礼します」

専務「うむ、まず掛けたまえ」

P「はっ(ギィ)それで話とは」

専務「あぁ、君の所所属する松原早耶の件だが、さきほど会議でメインから外す方針が決まった」

P「やはりですか……」

専務「うむ。理解していて、なおかつ君ぐらいの者が動いていてもこの数字しか出せないのは……な」バサリ



「それを見てもらえばわかるが、残念ながら、これが最終通告になってしまう」

「君が望むのであれば、しばらくはアイドルとしての籍は残しておこう。だが……」

P「それには方針転換が必須と……いうことですね」

専務「うむ……幸いにして元読者モデルだけあって、そっちの部門からは今だに仕事は絶えないだろう」

P「申し訳ありませんが、すぐには」

専務「まぁ慌てることはない。すべて君にまかせよう。年明けまでゆっくり考えるがいい」

P「失礼します」

バタン

(あの専務が、彼女の選択について期限を言ってこない……)

(つまり……専務からアイドル部門全員からも見捨てられているということか)

(……くそっ)



(だが、しばらくはフリーハンドで動くこともできる)

(モデルだけでなく、バラエティにドラマに歌に好きに出しても一切構わないとも取れる)

(まぁ、出られればの話だが)



(……問題は)

(その間の彼女のモチベーションか)



早耶「あっ♪」

タッタッタッ

「プロデューサーさぁん♪」

P「あいつが、もうアイドルが出来ないって知ったら」ボソボソ







「……えっ」

P「ん?」

早耶「今のは……」

P(マズいっ!……一番聞かれたくない相手にっ)



早耶「……やっぱりそうだったんですね」

P「早耶……?」



早耶「隠さなくていいんですよぉ…早耶が……私がアイドルを続けるにはニッチ過ぎて売れないって」

P(っ!!)

早耶「ほらぁ……その顔」



「信じたくないんですけどね……本当はウソだって言ってほしいんです……」

「でも、女性にも人気なアイドルって……早耶には…私には無理なんですね」

P「早耶……そんなことは」

早耶「大丈夫ですぅ。……好きな人には、我慢してまでそんなことを言ってほしくありません(ポロポロ)」

「あれ……なんで私……(ポロポロ)」

「私……プロデューサーさんを困らせたくないのにぃ(ポロポロ)」

「止まって……止まってぇ!(ポロポロ)」

P「早耶ぁ!」

気がつくと私はプロデューサーさんに抱きしめられていました

P「いい……もういいんだ。お前が苦しむぐらいなら、俺がその倍でも10倍でも苦しんでやる」

早耶「プロデューサーさん」グスッ

「でもっ、早耶は……早耶はアイドルを」グスッ

P「正直に言えば、今のままではアイドルは厳しい。それだけは伝えておく。……怨むならその道しか、そういうアイドルしか取らなかった俺を怨め」

「だが、お前ならどんな道でも行ける!体力はいまいちだが」

ポカポカポカ

早耶「むーっ」

こんな時に言わなくてもぉ!

P「事実だろっ!でなく、頭のキレはいいお前だ。バラエティでも論評でもやっていけるし、モデルの道も示してやる」

早耶「プロデューサーさん……」

P「それがダメなら」

ダメなら……?

「俺の奥さんになってくれ」












「うんっ!」

――十数年後

智絵里「それがP耶ちゃんのパパとママが結ばれるきっかけだったんだよ」

P耶「へぇー。パパもママもぉ、恥ずかしがって教えてくれないからぁ、初めて知りましたぁ」

加奈「バラエティでも、かなり頭が回るキャラクターとして売れていたんですけどね」メモメモ

P耶「今もいろいろ出てるしねぇ」

バタン

唯「P耶ちゃん、そろそろ出番だよ」

P耶「はーい。智絵里さん、加奈さん、いろいろありがとうございましたっ!」

バタン

P「……」ワナワナ

智絵里「で、いつからそこに?」ソロソロ

加奈「智絵里さん、とりあえず逃げましょうか」ソロソロ



P「お前らぁぁぁ!俺と早耶の話をバラしやがって!!!」

二人「きゃあぁぁ」





芳乃「めでたしめでたしでしてー」

(o・▽・o)&(●・▽・●)おわりだよー

かなり短いですが、以上になります。

ありがとうございました

普段、11歳の御赤飯前の少女を潜水艦に誘拐拉致監禁凌辱調教メインの某同人のリスペクト作品を書いています

その報告いる?

やっぱ早耶Pってクソだわ

今更気がついたが、どこにも誕生日要素がない

ちょっと唯をいじめてくる


>>13
うん。たしかに無い

深夜のテンションって恐い

>>14
Cute系好き(下は千佳から、上は若葉まで)だけど早耶Pではないの

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