結衣「例えば、例えばだよ?」
結衣「京子の目の前に、自分のパンツを頭にかぶった人物が居たとして」
結衣「そしたら京子、どうする?」
京子「・・・」
京子「うん・・・。こんな事してましたって・・・。親に連絡を・・・」
結衣「いや、まーまー、普通はそうだよね。うん、わかるわかる。すっごくわかるからそれ」
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結衣「けどね、例えばだよ?」
結衣「京子のパンツかぶってる人物が、昔からよく知るとても仲のいい幼馴染だったとして」
結衣「そしたら京子、どうする?」
京子「・・・」
京子「うん・・・。みんなにも連絡して・・・。注意を呼びかけて・・・」
結衣「ああ、わかるわかる。わかるよ。被害が広がらないように周りにね。うん、わかる」
結衣「じゃあ、例えばだよ?」
結衣「それには、何か深-い理由があったとしたら」
結衣「京子、どうする?」
京子「・・・」
京子「学校とか警察にも相談を・・・」
結衣「いやまーま、わかるわかる。わかるなーそれ。身の危険感じるよね?パンツかぶる人が身近にいたらね」
結衣「それが、例えば、例えばだよ?」
結衣「その理由が、京子のパンツかぶらなければ私は死んでしまうー、とかだったら」
結衣「京子、どうする?」
京子「・・・」
京子「・・・」
結衣「いや、まーまー、待って。一旦受話器置こっか。私の話全部聞いてからにしよっか、ね?」
結衣「いや違うんだって。いや、じゃさ、こう考えてみ?」
結衣「幼馴染のパンツが目の前に、こうポンと無造作に置かれてたとする」
結衣「そしたら京子、どうする?」
京子「・・・」
京子「・・・」
結衣「いや、まーまー、わかる、わかるって。かぶらないよね、普通はね。
幼馴染が自分のパンツかぶってたら、そんな目になるよね。わかる」
結衣「いや、じゃ、仮にこうは考えれない?」
結衣「もし、例え自分のパンツを幼馴染が頭にかぶってたとしても」
結衣「それが、どうしたの?って」
京子「・・・」
京子「・・・」
結衣「いや、わかるわかる。わかるよ。こんな事言われたら悲しいよね腹立つより。
よりにもよって一番身近な幼馴染がね。京子の気持ちわかる。わかるから」
結衣「あ、じゃさ、こう考えてみ?」
結衣「これは、故意じゃなくて偶然で」
結衣「偶然、私の頭に京子のパンツがー・・・って」
京子「・・・」
京子「・・・」
結衣「うん、わかるわかる、ありえないよね。どう考えても故意だよね。
自分でもありえないって思ったから。ちゃんとわかってる。わかってるから」
結衣「あ、じゃさ、仮にこういう風に考えてみ?」
結衣「これは今現在、確かに変態的行為かも知れない」
結衣「けど、これは未来では当たり前の事になってるんじゃないか?って」
京子「・・・」
京子「・・・」
結衣「あ、わかる。わかるよ。何言ってんだって話だね。今未来でも何でもないしね。
これただの変態行為だよね。そんな未来になったら嫌だよね、わかる」
結衣「うん、じゃさ、こう考えてみ?」
結衣「仮にね、京子。今、中学生のお小遣いの範囲で何でも手に入るとして」
結衣「そしたら、何が欲しい?」
京子「・・・」
京子「・・・」
結衣「あ、いや違うくてそういう意味じゃなくて。例えばの話しだって例えばの。
勘違いしたんだね、うんわかる。うん、そういう積りで言ったんじゃないからさ」
結衣「あ、じゃさ、こういう風に考えてみ?」
結衣「幼馴染のパンツ被るなんて、普通ならありえないよね」
結衣「けどそれだけ、京子のパンツに魅力があったって」
京子「・・・」
京子「・・・」
結衣「うん、わかるわかる。わかるよ。今一番言われたくないよねこういう事。
私の身に置き換えてみたら気持ちわかった。うん。許せないよねこんな奴」
結衣「あ、じゃ、こういうのはどう?」
結衣「京子のパンツ、私がかぶったんだから」
結衣「私のパンツ、京子もかぶってこれでおあいこだね?って事で」
京子「・・・」
京子「・・・」
結衣「うんいや、わかるわかる。何がおあいこなんだろうね本当に。
京子にとってマイナスしかないよねそれ。うん。わかる。わかるよ」
結衣「あ、それならこうは考えれない?」
結衣「ちょろっとパンツかぶっただけで京子、そんな怒るなら」
結衣「もしかして私、ショックで京子の前から姿を消してしまうかも・・・って」
京子「・・・」
京子「・・・」
結衣「あ、いや何開き直ってるんだって話だね。わかる。すっごいわかるからそれ。
開き直りもはなはだしいよね。そりゃ消えれば?って顔するよね京子も」
結衣「あ、それならこういうのは?」
結衣「パンツかぶられるより、もっと別の刺激があればたぶん上書きされるから」
結衣「じゃ、どう?キスとかしてみない?」
京子「・・・」
京子「・・・」
結衣「あ、いやうん、わかる、わかるよ。言った瞬間何言ってんのって自分でなったからね。
最低の発言したって自分が1番わかってるから。うん。わかってる。わかってるから」
結衣「あ、じゃさ、こういう風に考えてみ?」
結衣「今さ、風邪とか流行ってるじゃない。寒いから。だから冷えないように」
結衣「帽子と間違えて、うっかりかぶっちゃったんじゃないかなーって」
京子「・・・」
京子「・・・」
結衣「うん、いやわかるわかる。間違うわけないよね。帽子とパンツをね。
もし間違えたなら病院行った方がいいよねそいつ。うん。わかる」
結衣「あ、それならこう考えるのは?」
結衣「今って、世界中物騒じゃない。戦争とかあってさ」
結衣「そん中で、パンツかぶられたなんて小さな問題じゃない?」
京子「・・・」
京子「・・・」
結衣「あいや、わかる、わかるってば。うん。決して小さな問題じゃないよね。
大問題だよね。私たちにとってはね。うん、わかる。わかるそれ」
結衣「それでね、あとは・・・」
京子「・・・」
結衣「・・・」
京子「・・・」
結衣「・・・うん。京子」
結衣「ゴメンナサイ」ドゲゾ
京子「・・・」
終わり
名前変えるだけでどんなキャラでも応用効きそうなんで
2週間ぐらいしたら男女SSでやって見たいと思います
読んでくれてありがとうございました
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