コナン「なんだありゃ!?」 (21)
矢「ピュンッ」
コナン「ウゲッ」
コナン「バ~ロ~矢が足をつらぬいてるじゃあねえか・・・」
コナン「クソッ」
コナン「意識・・・が・・・もう・・・ろ・・・」バタン
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コナン「ハッ!」
コナン「夢・・・か・・・?」
コナン「にしてもどこだぁ~?ここは?」
コナン「とりあえず博士の家に行かなくちゃあな」
コナン「その後に予定もあるしよォ」
コナン「こういうときぐらいタクシー使うか」ハンズアップ
タクシー運転手「あぁ~?なんだァ~?」
タクシー運転手「ガキンチョが一丁前に手上げてやがるぜッ!」
タクシー運転手「蒙古斑ついてそうなツラしやがってよォ~ クケッケックッケッケッケッ」
タクシー運転手「いっちょ小銭稼ぎでもするかァ クヒッ」キキィーッ!
ガチャッ
タクシー運転手「おうボウズ!どこまで載ってくんだァ~?」
コナン「◯◯市◯◯丁目までお願いします」ドスン
タクシー運転手(あぁ~?あの何してっかわかんねェ研究所んとこか?)
タクシー運転手(一目につかねェとこだし、ちょうどいいぜェ~ クヒッヒックッヒッック)
タクシー運転手「おうし!任しときな!」ブルンブルンブルン
ブゥーーーン
コナン(にしてもよぉ~さっきのはなんだったんだありゃあ)
コナン(夢だったのかよォ~現に傷もねェしなぁ)
コナン「ファ~~~ァ」
コナン(一眠りすっかなぁ)コクン
スヤスヤ
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・・・・ゃく・・・・ん
・・・・きゃく・・・ん
おきゃくさん!
コナン「!!!」ビックン
タクシー運転手「着きましたぜエ、おきゃくさん」
コナン「はぁ、どうも・・・」
コナン「それで、いくらですか?」
タクシー運転手「ええ、10万円です」
コナン「!?!?!?!?」
コナン「な、なんて??」
タクシー運転手「運賃10万円です」
コナン「バ、バカ言うんじゃあない」
コナン「あの道からここまで、どのぐらいかはわからないが少なくとも10万になるまで走ったなんてことはありえないッ!」
コナン「テメェ、オレが寝てる間にどんなイカサマしやがったッ!」
タクシー運転手「わぁわぁ喚くんじゃあないッ!」
タクシー運転手「いいか、ボウズ。この機械は、走った距離は10万円に等しいと言ってるんだ。取り付けたのはつい先週で、超大手のメーカーから最新のを仕入れてきたんだ。」
タクシー運転手「お前はそのメーターが間違ってるっていうのか?」
コナン「そうじゃァないッ!オレはオレが寝てる間にオマエがメーターをいくらでもいじれるだろッて言ってんだッ!」
タクシー運転手「おいおい、そんなことは断じてない。運転手歴20年のプライドってもんが俺にはある。」
タクシー運転手「それに誓って断じてね~よ。さぁ、さっさと払っちまいな」
コナン「払えるわけがねえだろッ!口ではなんとでも言えんだこのイカサマ野郎ッ!」シートガッ
タクシー運転手「乱暴はよしてくれボウズゥ~その年で少年院は行きたくねえだろォ~?だったらママンでも呼んでとっとと支払いな」
コナン「嘘をつくんじゃあねえッ!」
コナン「じゃあてめえは俺が寝てる間に、メーターに一度たりとも触れてねえっつーのか?!」
タクシー運転手(しつけぇやつだなあ~クソボウズ~)
タクシー運転手「もちろん、オレはメーターには一切触れてないよっ・・・」ピキッ
タクシー運転手(口が勝手にッ・・・??)グググググググググググ
タクシー運転手「オレは・・・」グググググ
タクシー運転手(な、なんなんだぁーッ?)
タクシー運転手「メーターに・・・」グググググググ
タクシー運転手(どうなってやがんだよォォォォォォォォ)
タクシー運転手「触れた」グググググググググ
タクシー運転手「ゲホオッ」
タクシー運転手「ハァハァ、てめぇなにしやがったこのクソボウズッ!」
コナン(こいつさっきから一人でなにいってやがんだ・・・)
コナン(こいつぁ完全にキチのガイじゃあねえか)
コナン「てめえやっぱり触ってやがってんじゃねーかッ!」
コナン「その調子でメーターも高くしたんだろッ!?」
タクシー運転手「だからしてねぇッ…アグッ」
タクシー運転手「しました・・・」グググググググググ
タクシー運転手「ハッ!」
タクシー運転手「てめぇさっきからわけわかんねぇことしやがってッ!」
タクシー運転手「いまとっととサツ呼んでやっからなッ」
コナン「ん~?それはこのボイスレコーダが警察の手に渡っていいってことだよなあ~?」
タクシー運転手「い、いつの間にィィィィ~~~~?」ゴゴゴゴゴコゴゴゴ
コナン「もう一度聞くぞ、お前は、メーターに、イカサマを、したか?」
タクシー運転手「だ、だからしてねぇっ・・・」グググググググ
グググググググ
タクシー運転手(なんなんださっきからッ)
タクシー運転手(してねぇって言うと勝手に口角があがりやがるッ)
タクシー運転手(クソボウズ俺の体に何をしたァァァァァーーー!!!)
タクシー運転手「してねえっていっでんだろォォォォォォォォォ!!!!」ピキン
ドグォォォォォォォォォォン
ビチャッ ピチャピチャッ
コナン「う、ウゲェーっ!」
コナン「こいつ、なんの前触れもなく叫びながら爆発しやがったッ」
コナン「でも、なんとなくわかったぞ」
コナン「あいつは少なくとも、メーターを弄っていた。一貫して否定はしていたが、オレが質問した時についた嘘の後だけ、あいつは不自然に口が動いて勝手に本当の事を喋りやがったんだ。」
コナン「その直後に見たくもねぇ内臓をみるハメになっちまったが」
コナン「これはなんなんだ…俺の能力なのか…?」
コナン「バ~ロ~面白くなってきやがったぜ~」
コナン「んま、博士んとこに行くとするかぁ~無賃乗車は許してくれよぉ~運転手さんよオ~」
- to be continued -
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