コナン「なあ灰原、黒の組織の本当の目的って何なんだ?」 (18)

灰原「あら、工藤くん改ってどうしたの?」

コナン「いや、もうアニメも放送20年だろ、いい加減組織の目的くらい判明してもいいんじゃないかと思ってな」

灰原「それで私から組織の目的を聞き出そうっていうのね」

コナン「ああ、灰原なら組織の目的を知ってるかと思ってよ」

灰原「前にも言ったけど、私は組織についてはほとんど知らされてないのごめんなさいね」ツン

コナン「・・・本当に知らないのか灰原・・・」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1460865297

灰原「ええ、何度も言わせないで組織については私は何も知らないのよ」タンッ

コナン「じゃあ、オメーが作ろうとしている薬は何なんだよ、目的も知らないでどうやって薬を作れるっていうんだよ」ダンッ

灰原「…それは両親の研究を引き継いで、それを続けていて…」ウツムキ

コナン「薬の使用目的もわからないのに薬が作れるわけねーって言ってるんだ、なんとか言ってみろ」ガシャーン

灰原「…もう何を言っても無駄なようね」ハァ

コナン「さあ、話してもらおうか組織の目的ってやつを」

灰原「これを知ってしまったらもうあなたは陽の光の下を歩くことはできなくなるは一生暗闇で人の目を恐れながら孤独に暮らすことになる、その覚悟はあるの?」

コナン「ああ、もういい加減にしないと読者も怒りそうだしな」ハハッ

灰原「そう…なら仕方ないわね、私の知っている秘密はすべて伝えるは、それを知ってどうするかは貴方次第よ!」

コナン「ああ、頼む…」

灰原「組織の目的…それは…」
------------------
----------------
--------------
灰原「人類の殲滅と地球の破壊よ!!!」

コナン「フ…ヒフッ…ハハハハハハハハハッ!!」

コナン「人類の殲滅かよwwwハハハッ」

灰原「ええ、それが組織の目的、私が薬を作る目的よ」

コナン「そんな嘘でごまかしてるんじゃねぇ」ダンッ

灰原 ビクッ「ほ、本当のことなのよ、組織は人類殲滅のために活動しているの」

コナン「じゃあ、何か、お前は人類を皆殺しにできるようなバイオ兵器をこんなところで作っているっていうのかよ」ダンッ

灰原「バイオ兵器?あなた一体何を言っているの?」

コナン「だってそうだろ!人類を殲滅できるようなやばいもんをお前は開発しているって言ってるじゃねーか」

灰原「あなたは勘違いをしているは、私が作っているのは今までになかった全く新しい癌の特効薬よ!!」

コナン「なんだって!?」

灰原「私は癌で亡くなる人をこの世からなくすために組織と活動をしてきたの」

コナン「黒の組織って製薬会社だったのかよ…っていうか癌の特効薬でどうやって人類を皆殺しにするんだよ」ダンッ

灰原「しょうがないわね、一から順に説明してあげるわ…長くなるからこれでも飲みなさい」 つコーヒー

コナン「ああ、ありがとう」クイッ

灰原「まずは組織についてね…そもそも黒の組織は正式名じゃないわ」

コナン「ああ、俺が勝手につけただけだからな」

灰原「そして私が働いていたのは製薬部門よ、株式上場もしている立派な会社だったわ」

コナン「じゃあ、なんで警察やFBIは乗り込んで逮捕しないんだ?」

灰原「犯罪なんてしていないからよ、私達は薬を作っているだけ、それも癌の特効薬の研究よ逮捕される所以がないわ」

コナン「癌の特効薬でなんでこうなっちまうんだよ」

灰原「私の作っていたのは、がん細胞を若返らせて癌化する前の状態に戻す薬よ、そうすれば他の臓器組織にダメージを与えることなく目標のがん細胞を撃退できるわ」

灰原「でも、がん細胞だけを目標に薬を作用させる事がどうしてもできなかったのよ…」

コナン「それでこの結果ってわけか」カラダガチヂムー

コナン「でもよ、その薬でどうやって人類を抹殺するんだよ?」

灰原「…この世界で最も人を殺している生き物は何か知っている?」

コナン「……人間か?」

灰原「その通りよ、組織の目的は人間を健康に長生きさせること、人間を増やすことなのよ」

灰原「地球にとっての癌細胞たる人類を繁栄させることで、地球を滅ぼすのよ。増えすぎた人類は愚かにも人類同士殺し合い絶滅するの、増え過ぎた人間を減らすためにね」

コナン「くそ! 奴らそんなことを考えてやがったのか」ダンッ

灰原「ええ、それ以外にも砂漠の緑化作戦、難民救済のためのボランティア活動、老人福祉の充実や後進国への食料提供、子育て支援、安全な水を提供するための装置の技術提供」

灰原「彼らの活動は多岐にわたるわ、しかも公になったところで彼らはなんのお咎めは無い、それが組織の恐ろしいところなのよ」

コナン「くそ!俺はどうすればいいんだ…」

灰原「いえ、あなたはもう何もしなくてもいいわ」クスクス

コナン「それは一体どういう……うぐ」バタッ

灰原「もういいわよ博士」

ガチャッ

博士「ほっほっほ、随分時間が掛かってしまったな」カチャッ

コナン「は、はかせ…」

博士「哀くん良かったのかい、本当のことを打ち明けてしまって」

灰原「ええ、例の物も、もう十分育ったはずよ」

コナン「は、はいばらこれはどういう…」

灰原「私は薬を完成させたかったのよ、その最後のピースが欲しかった。どんな所に隠れた癌細胞も見つけ出してしまう名探偵のようなピースをね」

コナン「ま、まさかおれを…」

博士「そうじゃとも、君はどうして自分の周りでこんなにも事件が起きるか不思議に思ったことはなかったかほっほっほ」

灰原「あなたに投与されたアポトキシンそして解毒剤と偽って投与してきた様々な薬、定期的に提供される難事件」

灰原「貴方の中で完成されたのよ、完璧なアポトキシンを」

博士「ほっほ、他の子供達の中では不完全なものしか作れなかったがな、これで我々の組織もまた一歩目標に近づけたわい」

コナン「まさか、あゆみ…たちにも…」

灰原「ええ、研究用のマウスを一匹しか用意しない科学者はいないわ、中には知能が低下しちゃった子も居たけどね」クスクス

博士「さて、細胞を貰おうかの」チュゥゥゥ

灰原「ぐぅぅぅ、どうしてだ灰原、お前、姉さんを組織に殺されて恨んでたんじゃあ?」

灰原「それもすべて組織の嘘よ、あなたあの完璧主義者のジンが私の姉の時だけお腹を撃っておいて死亡も確認しないなんておかしいと思わなかったの?」

灰原「私をスパイとして送り込むための嘘!お姉ちゃんは今も元気に暮らしているわ」

コナン「くそ、全部お前たちの罠だったのか…」

灰原「そういうこと、今までありがとうね、我々黒の組織のために働いてくれて」クスクス

コナン「俺を…殺すのか?」

博士「ほっほっほそんなことはせんわい、これまで通り暮らしてもらって構わんぞ、ただ記憶を少しいじらせてもらうがの」カチャカチャ

コナン「やめろ博士、くそ、離せええええ」ジタバタ

灰原「また会いましょ、名探偵さん」クスクス

コナン「やんめろおおおおおおおおお!!!」

ガシャーン

博士「なんじゃ一体?」

バキューン バキューン

博士「ぐはっ!」

元太「大丈夫か!? コナン」

コナン「げ、元太!?」

元太「助けに来たぜコナン」ニカッ

博士「どういうことだ?お前は身体幼児化とともに精神まで幼児化してしまった失敗作のはず」

元太「お前らの計画に気づいて騙されたふりをしていたのさ、さあ行くぞコナン」ダッ
ガシャーン ブロローン

博士「追え~逃がすな!」

灰原「もういいわよ博士、工藤くんの細胞も手には入ったは、もう計画は彼らには止められないわ」

------------------------------------------
---------------------------------
--------------------
~数ヶ月後~
TV『…この度ノーベル医学賞を受賞した灰原博士とアガサ博士においでいただいています』

灰原『どうもありがとうございます、この研究は世界のためにかけがいのないものになると信じています』

アガサ『特許に関しても無料とし、広く世界中で使用してもらえるよう祈っています』

------------------------------------------
---------------------------------
--------------------
元太「もう行くのかコナン…」

コナン「ああ、バトルスーツありがとうな」パチパチ

元太「博士の作ったキック力増強シューズを応用しただけだ大したことじゃない…」

コナン「ありがとうな、もうお前はすべてを忘れて平和に暮らしてくれ、後は全部俺がやる」

元太「でもよ~コナンこれからもずっとあいつらと一人で戦っていくっていうのかよ」

コナン「ああ、じゃあな元太、ありがとう」プスッ

元太「こ、コナ…ン」バタッ

------------------------------------------
---------------------------------
--------------------
~アフリカ某国~
ウォッカ「兄貴~装置の設置完了しやした」

ジン「よしウォッカ、稼働させるぞ」

村人「ありがとうございます、これで村の子供も遠くまで水を汲みに行かずにすみます」ペコリ

ジン「気にするな、これも世界平和のためだ」

子供「おじちゃん達ありがと~」

ウォッカ「はははっおじちゃんかこれはまいりやしたね」クスクス

ジン「くだらねーこと言ってないで次の村に行くぞ」

ウォッカ「うっす兄貴」

ドガアアアアアアアアアアアアアアン

ジン「何事だ!?」

コナン「「貴様らのやることはすべてお見通しだ!!黒の組織!そのフッ素配合健康飲料水生成装置は破壊する!!」」

ガシャーン ズギャーン ドゴオオオオン

村人「ああ、装置が…村が焼けてしまう…」オロオロ

ジン「テメー、一体なにもんだ!?」

コナン「たった一つの真実見抜く、見た目は子供、頭脳は大人。その名は、名探偵コナン!」

コナンと黒の組織との戦いはこれからも続く   《完》 


コナン20週年おめでとう
名探偵コナン×フランケン・ふらん でした

以上です ありがとうございました

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2016年04月24日 (日) 19:28:23   ID: ODC1x-kG

キャラ崩壊乙w

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom