モバP「いるわけもない兄弟姉妹の話」 (19)

※このSSは公式で兄弟姉妹がいないアイドルに兄弟姉妹がいたらという妄想のもと構築されています。
  >>1のイメージですのでご注意ください。


~二宮飛鳥のあまり見せたくない兄~

蘭子「闇に飲まれよ!」

飛鳥「お疲れ様、蘭子、ありす。悪いけど今日は先に失礼するよ」

ありす「お、お疲れ様です。何か急ぎの用事ですか?」

飛鳥「今日は両親がいなくてね。早めに帰って久しぶりに夕飯でも作ってみようかなと」

蘭子「おぉ!飛鳥の手による晩餐とは! 我も天啓に至らなければ列したというのに!」

飛鳥「親からメールがきたなら仕方ないさ。さて、いくとしよう。いそが……ない……と」

ありす「飛鳥さん? ……誰でしょうあの人? 大人の……男性ですよね?」

蘭子「我らが絶対なる結界を超えようとは……如何なる者だ?」


飛鳥兄「安心して。 許可証はしっかり貰ってる。 ……飛鳥、迎えに来たよ」

飛鳥「兄さん……なんでレッスンルームまで来てるんだい?」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1513004153


飛鳥兄「何故って……飛鳥を一人で帰らせるのも怖いでしょう? というのは建前。 偶然私の帰り道だったから」

ありす(飛鳥さんのお兄さん……すっごいハスキーボイス……髪サラサラ……あ、でも黒基調なのは飛鳥さんっぽい)

蘭子「我が飛鳥の魂の分け身か! 闇に飲まれよ!」

飛鳥兄「お疲れ様。蘭子ちゃんと……橘ちゃんだったかな? 飛鳥の兄です。よろしくお願いね?」

ありす「は、はい! 飛鳥さんにはいつも色々教えてもらってまして……」

飛鳥兄「ごめんなさいね。飛鳥ってば変わった口調だから……大変でしょう?」

飛鳥「……兄さん。そういうのはいいから、行くなら早く帰ろう。夕飯が遅くなるのはよくないだろう?」

飛鳥兄「お兄ちゃん、ね? 安心して? 今日の夕飯は私の手作りだから、家に帰ればすぐ食べられるよ」

蘭子「なんと、宴の皿を!? ……なれば時はもう限られているのではないか?」

飛鳥兄「少し妹の友人の話していく時間くらいありますよ。……なんだい橘ちゃん?」

ありす「えっと……その、口調がなんとなく……気になって」

飛鳥「その通りさ。兄さんだってそんなに変な言葉だっていうのに。ボクのことを言う前に、自分を直すべきだと思わないのかい?」

飛鳥兄「だーかーら、お兄ちゃん、でしょう? 全くあんたは……私の苦労、考えたことあるか?」

蘭子「盟友飛鳥の……問題? 如何なる呪術が降りかかろうというのだ?」

飛鳥兄「妹がイタイキャラやってるとね……兄の私はまでそういう風な噂が立っちゃってさ……」

飛鳥「そ、そういうのはお兄ちゃんに言われなくない! 服装だって! な、なんだいその無駄にボディラインの出る服を着て!」

ありす「お兄ちゃん?」

蘭子「飛鳥?」

飛鳥「自分の兄が……だ、男色家なのかって聞かれる妹の気持ちになったことがあるのかい?」

飛鳥兄「それはないから安心なさい。 ……先にいってるよ。帰る準備、終わってないんでしょう?」

ありす「……すごい方ですね……なんというか……」

飛鳥「だから……あんまり他の人に会わせたくないんだよ……」

蘭子「お兄ちゃんって呼ぶんだ……」

飛鳥「そこは気にしないでほしかったな……」


飛鳥兄は長身でちょっと中性的なイケメンだけど。やっぱりイタイ。

~小関麗奈の妹は着いてくる系~

麗奈「ハーハッハッハ! 引っかかったわね光!」

光「麗奈! またお前はいたずらして! あーもう、汚れちゃったじゃないか!」

麗奈妹2「さすがです麗奈姉様!」

麗奈「でしょう? さすが私! ハーハッハッハ!」

麗奈妹2「はーはっはっは!」

麗奈妹1「すみません、光さん。姉が迷惑を」

光「あぁいいよいいよ。というか妹ちゃんが謝ることじゃないだろ?」

麗奈「そうよ! 全く引っかかる方が悪いわね!」

麗奈妹1「いや、姉さんが悪いでしょう。全く……妹も真似しなくていいの!」

麗奈妹2「でも麗奈姉様はアイドルですごいんでしょ?」

光「まぁアイドルではあるけど……イタズラはまた別かなぁ?」

麗奈「はっ! 偉大になりたいなら妹たち!この麗奈様を真似ることね!」

麗奈妹2「わーい麗奈姉様ー!」

麗奈妹1「もう……姉さん椅子の上に立たないでくださいと何度言えば……」

麗奈「……ってあんたも汚れてるじゃない! 何したの!?」

麗奈妹1「いえ、これは……」

麗奈「あぁもう! ちょっと座りなさい!……まだ取れるわね。ちょっと、濡れタオル持ってきて」

麗奈妹2「あいあいさー!」

光「いや、麗奈。あたしのは?」

麗奈「光も後でやるから後回し! まったくどんくさいんだからあんたは……」

麗奈妹1「いえ、姉さんが光さんにイタズラしなければ付かなかったのでは」

麗奈「ぐぅ……そう言われると返せないわね……でもよかった」

麗奈妹2「麗奈姉様、持ってきました!」

麗奈「はい、ありがとう。光。悪いけどこの子あっちに連れてって」

光「……(ニヤニヤ」

麗奈「何よ」

光「別に?」


麗奈妹はべったり末子としっかり次女。長女な麗奈様はシスコン。


~高峯のあの妹は正反対~

みく「あれ、のあちゃんかにゃ?」

アーニャ「ダー、そう、みたいですね?」

みく「ちょ、ちょっとまってー!のあちゃーん!」

のあ?「あら?……前川みく?」

みく「どうしたののあにゃん? ここで何してたのにゃ?」

のあ?「あーあー! そういうことね! そっかそっか! どうしたのみく?」

みく「のあにゃん!? どうしたのそのテンション!?」

のあ?「アーニャちゃんも! なーにー? 二人? 私を抜いて?」

アーニャ「レッスン、長引いてしまいました。のあは……ランニングですか?」

のあ?「そうそう! ほら、私って二人より年上じゃない? だから頑張らなきゃね!」

アーニャ「素晴らしいですね! ね、みく?」

みく「いや、アーにゃん、のあにゃんのテンションに突っ込んでほしいにゃ……」

のあ?「気にしない気にしない! 気にしてると毛が抜けるぞみくにゃーん!」

みく「頭をなでるにゃー!……ってあれ? のあにゃんはアーにゃんの頭を撫でて……」

のあ「何してるのみく」

みく「のあにゃんが……二人……えっと……」

のあ「何やってるの」

のあ妹「ネタバレはーやーいー! もうちょっと粘ろうよお姉ちゃん!」

みく「お姉ちゃん!? え? この人のあにゃんの妹なの!?」

のあ妹「ねぇねぇ聞いてよお姉ちゃん! みくちゃんったら私とお姉ちゃん間違えたのよ?」

のあ「そう……みくは私が普遍的でわかりづらいというのね」

みく「いや、のあにゃんほど目立つ人もいないと思うにゃ……妹さんそっくりだね?」

アーニャ「妹さん、のあに……とっても、そっくりですね?」

のあ妹「そうだねー! ほら? 私達、見た目も中身もそっくりだし? かもしだすオーラってゆーの?」

アーニャ「そうですね、二人で並んだら……鏡、みたいです」

のあ「よく言われるわ……量産型、コピー。人の言葉を鵜呑みにするつもりはないけれど。そんなに瓜二つかしら」

みく「正直ぱっと見ただけだとわからないにゃ……」

のあ妹「そんなことないない! 私と違って実はお姉ちゃんは感情豊かだし!ねー!」

のあ「そうね。あなたは感情を表に出すのが下手だから」

みく「突っ込み待ちかにゃ? 突っ込んでいいのかにゃ!?」

アーニャ「みく、姉妹で仲良しなこと。いいことですよ?」

みく「そうじゃない、そうじゃないにゃあ!」



後日

蘭子「のあさんが幻影召喚に成功していたというのは本当か!?」

飛鳥「あぁ、確認したよ。夕暮れ時、のあさんが二人に分身していた。間違いない」

みく(伝えるべきか悩むにゃあ……)


のあさんの妹は対照的で陽気。だけど見た目は瓜二つ。

~ウサミン弟は年上~

菜々「もう! なんで来ちゃったんですか! ちゃっかり許可証までつけて!」

菜々弟「出張でこちらに来てたんですよ。父さんたちから様子見てきてくれと言われたんです」

菜々「手紙なら出してるじゃないですか! もう……アイドルのみんなにあったらどうするんですか!」

P「あれ、菜々さんどうしました? そちらの方は?」

菜々「え゙っ!? プ、プロデューサーさん!? えっと……この人は……」

菜々弟「……はぁ。申し遅れました。私、こういうものです」(名刺手渡し

P「頂戴します、私は……えっとはい。……安部? 菜々さんの親族の方ですか?」

菜々「あわわわ……」

菜々弟「えぇ、あ、……いや、ウサミン星の同胞です。安部は地球居住時の名字ですので」

P「はえっ!? え、えっと……」

菜々弟「おや? あなたはウサミンの正体を知っているのはないのですか? それは申し訳ない」

菜々「い、いえ大丈夫ですよ! プロデューサーさんは菜々の秘密、全部知ってますから!」

菜々弟「ほう…………『全部』ですか」(殺気

P「え、えっと……それで、ご用向きは? うちの事務員から許可証をもらってるみたいですが」

菜々弟「ウサミンの地球の調査データを貰いに来ましてね。あとウサミン本部からウサミンに指令を伝えに」

菜々「えっ? おか、じゃない、ウサミンママから何かあったんですか?」

菜々弟「近日中に視察予定だそうです。家……じゃない。前線基地で歓待の準備をせよと」

P「あ、そうなんですか? ならご両親にも事務所の案内を……」

菜々弟「いえ、あね……じゃない、現地担当のウサミンにやらせるとのことでしたから。御気になさらず」

P(あ、これは菜々さんの弟だわ)

P「しかし……しっかりした弟さんですね? 菜々さん」

菜々「えぇ! 凄く優秀なんですよ! 立派な大学を出て、あんな大企業にも入社して……菜々が自由にやれてるのも」

菜々弟「……姉さん。 すみません。私はウサミンキュンキュンパワーが足りないので年を取ってしまうんです」

菜々「あ゙、そうですそうです! ウサミンは特別なウサミンなんですよ! エリートです!」ドヤァ

P「そ、そうですか……とりあえずわかりました。事務所の見学でしたらある程度でしたら大丈夫ですよ」

菜々弟「ありがとうございます。プロデューサーさんにおかれましてはなんと礼を言えばいいのか……」

P「そんな! 菜々さんに才能があったからですよ? 私は何も」

菜々弟「そんなことありません。 あ、ウサミンの地球侵略はじゅ……ずっと前からの夢でしたので」

菜々「いや、そんなこと言わなくても……」

菜々弟「だからこれからもあ、……じゃないウサミンを支えてあげてください」

P「えっと……はい」

菜々弟(やりましたよ!姉さん!)b

菜々「なんですかそのやり遂げたような顔! お姉ちゃん怒りますからね!」


菜々さん弟はウサミンより年上でしっかりだけど、やっぱり抜けている。

~一之瀬志希兄は凡人~

志希兄「……すみませんでした。こいつはよーく!よーく聞かせておきますので!」

志希「にゃははー、バイバーイ!」

志希兄「バイバイじゃない! お前が起こした問題だろうが! 俺も暇じゃないんだぞ?」

志希「パパよりは暇でしょー?」

志希兄「……返す言葉もございません」

フレデリカ「あれー? 志希ちゃんが男の人と一緒ー! 何々スキャンダル?」

志希「そーなの! 志希ちゃんこの人の手籠めにされちゃって……!」

周子「マジかー、LiPPSもさみしくなるわー」

志希兄「いや、君たち、会ってるよね? 何度も会ってるよね? むしろウチにくるよね?」

フレデリカ「バレタかー。しきちゃんち狭いんだもーん。足の踏み場もございませーん!」

志希兄「まぁ志希の家はラボだしなぁ……この前掃除に行ってやったはずだけどな?」

志希「にゃははー、志希ちゃん知らなーい」

奏「志希のお兄さんらしいわよ」

美嘉「すっっっっごい普通の人に見えるけど……やっぱり……」

志希「いんやー? お兄様は実に平凡な会社員様だよ?」

志希兄「悪かったな……。結構いい大学も出たし、まともに社会人やってるんですよ?」

志希「にーちゃんは妹より大学に入るの遅かったけどねー?」ニシシ

志希兄「大学出ても兄に迷惑をかける頭はここか!ここか!」グリグリ

美嘉「どうしよう、なんかすっごい……なんというか」

フレデリカ「志希ちゃんが何かしでかすとねー? お兄さんが走ってきてゲンコツ落としていくんだよー」

志希「そーなの! 志希ちゃんの大事な脳細胞が減っちゃうから、反対のーひと!」

LiPPS「「「「………」」」」

周子(誰もあげんのかーい。いや、しゅーこちゃんもあげないけど)

志希兄「いやまぁ……志希のことわかってくれてるみたいで嬉しいよ」

フレデリカ「ごめんよ志希ちゃん……フレちゃんお兄さんには逆らえないの……」

志希「兄貴……なんてことを!」

志希兄「呼び方くらい統一しろって何度言えばわかるんだお前は!」

美嘉「えっと……その……た、大変ですね?」

志希兄「あぁ、畏まらなくてもいいよ。……大変じゃないよ、妹の面倒見るのは慣れてるからね」

志希「兄さんには頭を向けて寝られないよねー。パパもママも忙しいし?」

周子「足じゃないんかーい」

フレデリカ「ねーねー、今度また行ってもいーい? おゆーはん食べたーい!」

志希「今度は中華のフルコースがいいなぁー兄上ー」

志希兄「我儘いうな! 作れて3品だ!」

奏「作るのね、中華」

美嘉「というか家!? ダ、ダメだって! わ、私達アイドルなんだから!」

志希兄「いや、実家だよ。基本家に俺しかいないけどな……」

志希「ダイジョーブ、にーにーは普通にヘタレだからにゃー。妹の友人に手を出せるわけナイナイ」

周子「むしろ全員でいけば誰も手を出せないんじゃないかなー?」

フレデリカ「それ名案かもー!美嘉ちゃん、奏ちゃん! 一緒に来てよー! フレちゃんをー守るつもりでー!」

志希兄「…………会社が定時で帰れる時な……」


志希兄は妹とその周りに振り回される凡人。でも家事は完璧。


おわり

はい、ただの妄想です。妄想でしかありません。
でもこういうのいいよね!
あと紗南ちゃんスパロボコラボ参戦嬉しい。
スパロボやったことないけどソウルゲインかっこいい。

依頼出してきます。

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