※これは「NEW_GAME!」の社員旅行編でのちょっとしたSSになります。
~就寝前 社員旅行先のとある旅館~
りん「あらっ、もう私たち人数分の布団が敷いてあるのね!」
コウ「誰がどの布団で寝るかは早いもん勝ちだぁーー!! ちなみに私はここーー!」
はじめ「あっ、八神さん、ずるいっ!? じゃあ、私はここにしよっと!」
ゆん「ちょっ、子供か、はじめも八神さんもっ!?」
ひふみ「なん…だか…修学…旅行……みたい」
青葉「あっ、確かにそうですね!!」
りん「そうね♪ 大勢の人たちと一緒に寝る所がまた修学旅行と同じイメージだものね。」
コウ「修学旅行かぁー…懐かしいな! 学生時代を思い出すよ!」
はじめ「今思えば、私が一番輝いていたのはあの頃だったかな。」
ゆん「あの頃って学生時代のいつの時やっ!?」
ひふみ「…学生…時代……」
青葉「ひふみ先輩?」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1512917105
はじめ「そうだ!? せっかく修学旅行の話題が出たからたまには私たちも社員旅行を修学旅行の勢いで楽しみましょう!! なので、これから皆で語り合いませんか?」
コウ「おっ、いいね♪」
青葉「なんだか、楽しそうですね!!」
ゆん「はぁっ、なんやそれっ!?」
りん「語り合うって、一体何を語り合うのかしら?」
ひふみ「わ、話題が……ない…」
コウ「話題が無いなら私が出すよ! ズバリ、恋バナなんてどうだ?」
ゆんひふみりん「「「っ!?///」」」
青葉「こ、恋バナですかっ!?///」
はじめ「成る程! では最初は言いだしっぺの八神さんからお願いします。」
コウ「わ、私がっ!?」
りん「っ!?」
ひふみ(あっ……)
青葉「おぉっ、八神さんですかっ!」
はじめ「そりゃあもちろんですよ! それで八神さん、彼氏とか、もしくは今好きな人とかいるんですか?」
コウ「えぇと……ゴッホン!!」
青葉「///」ドキドキ
ゆん「………」
りん「……………」グイグイ←コウの方に耳を傾けている
ひふみ(ひふみは…知って…いる。りんちゃんは……こういう話に…なると…コウちゃんの…方にのみ…100%意識を……集中させる…事を……。)
コウ「もちろん。いないに決まってるだろ! 私は仕事に命はかけてるけど、恋愛に命はかけてないんだよ!!」
りん「……ホッ」
ゆん「遠山さん、どないしはったんですか?」
りん「えっ?」
コウ「なになに、どうしたの、りん?」
りん「あっ、うぅん、なんでもないわっ!?///」
コウ「そうか?」
ひふみ(……ひとまず…これで…良かった……かな)
コウ「そうそう。最初に私に聞いたけど、はじめ…お前はどうなんだよ?」
はじめ「わ、私ですかっ!?」
コウ「言えないのは無しだからな!」
はじめ「もちろん、私もいませんよ!!」
コウ「チェッ、なんだー、つまんねぇの。」
コウ「じゃあ、残りゆんと青葉、りんとひふみんはどう?」
ゆん「う、ウチですか!? ウチはおらんですよ!」
青葉「私です」
りん「こ…じゃなくて、私もいないわ」
ひふみ「私も…」
コウ「チェッーー、皆いないのか。それだったら恋バナした意味が無いよな!!」
りん「それじゃあ、もう寝ようかしら?」
ゆん「そうですね」
はじめ「えぇっ、まだ語り合いは恋バナしかしてませんよ!?」
コウ「まぁ、その話は意味が無く、終わったけどな!」
はじめ「それにまだ時間が早いですよっ!?」
ゆん「早くても寝なあかんやろ、そこは!」
りん「ゆんちゃんの言う通り。就寝が遅い程、朝起きられなくなったり、体にも悪いのよ?」
青葉「すみません。実は私も、まだ眠気がこなくて今すぐには寝られません…」
ひふみ「それだったら…すぐに…でも…横になると良い…よ。いつの間にか…眠く…なって…眠れる……かも」
青葉「あぁー、成る程! 確かにそうですね。眠くなるまで起きているのではなく、横になっていれば自然と睡魔に襲われる、という訳ですね!!」
はじめ「ちょっと青葉ちゃんっ!?」
コウ「ふわぁ~、睡魔とか眠るって話、聞いてたら私もなんだか眠くなってきた…」
はじめ「八神さんまでぇ~!?」
はじめ「あっ、そうだ! 今度は枕投げしませんかっ?
りん「枕投げ?」
はじめ「そうです。これだったら眠気も覚めると思いますよ!」
ゆん「成る程なぁ~…ってやるかぁ、あほ!!」
ひふみ「危ない……よ」
はじめ「大丈夫ですよ。普通に枕投げで怪我をしたって事例はありませんし、それに枕はそんなに固くはないですから当たっても平気ですよ!」
はじめ「という訳ではい、青葉ちゃん投げるよー!」ブンッ
青葉「わぁっ、いきなり私にですかっ!?」
ビューン!
青葉「きゃあっ!?」ヒョイ
ゆん「ちょっ……イタッ!?」バシッ
コウ「あぁ~あ、青葉に当てるつもりが避けちゃったから、代わりにゆんに当たったな!」
青葉「あっ、ゆんさん!? すみません!」
りん「ゆんちゃん、大丈夫?」
ゆん「…………」ムクッ
ひふみ「あっ、起きた……」
ゆん「……は~じ~め~ぇ~」ゴゴゴゴゴゴ
はじめ「ゆ、ゆんっ………!?」ビクビク
ゆん「よくもぶつけてくれたなぁーー!!! お返しや!」ブンッ
ビューン!
はじめ「おっと!?」ヒョイ
コウ「っておい……ごわっ!?」バシッ
りん「あっ、コウちゃん!?」
ひふみ「!?」
青葉「八神さん、大丈夫ですか!?」
コウ「………」ムクッ
はじめ「起きた。大丈夫なようだね…」
ゆん「や、八神さんっ!? す、すみmコウ「ゆ~ん~」ゴゴゴゴゴゴ
ゆん「は、はいぃっ!?」
コウ「私に当てたこと、後悔させてやる~! くらえーー!!」ブンッ
ビューン!
ゆん「わぁっ!?」ヒョイ
りん「あっ………きゃああっ!?」バシッ
コウ「あっ、やべぇっ!?」
ひふみ「りんちゃんっ!?」
青葉「遠山さんっ!?」
ゆん「ど、どないしよっ、ウチが避けたばかりに……!!」
りん「………」ムクッ
はじめ「あっ、遠山さんが起きました!」
コウ「ごめん、りんっ!? ゆんに当てるつもrりん「コ~ウ~ち~ゃ~ん」ゴゴゴゴゴゴ
コウ「ひぇぇっ!?」ビクビク
りん「どうして私に当てたのかしら~?」ゴゴゴゴゴゴ
コウ「ち、違う!! これはゆんが避けたせいでっ!?」ビクビク
りん「ゆんちゃんが避けた事もだけど、一番悪いのはコウちゃん!! 貴方が…私がいる事も考えずに枕を投げるからでしょーーーー!!!」ブンッ
ビューン!
コウ「うわぁっ!?」ヒョイ
ひふみ「えっ………っ!?」バシッ
りん「大変っ、ひふみちゃんにっ!?」
青葉ゆんはじめ「「「ひふみ先輩!?」」」
コウ「ひふみん! 大丈夫?」
ひふみ「………」ムクッ
コウ「ひふみん?」
ひふみ「…むぅ~///」プクゥ
りん「ひ、ひふみ、ちゃん…?」
ひふみ「りんちゃん……ひどいっ」
りん「うぅっ、ごめんなさい。私がコウちゃんに向けて投げたつもりが誤って…」
ひふみ「………むぅ~~」ブンッ
ビューン!
ひふみ「きゃあっ!?」ヒョイ
青葉「あっ………きゃああっ!?」バシッ
ひふみ「あっ、あ、青葉ちゃん…に……!?」
りん「青葉ちゃん!?」
コウ「おい、大丈夫か?」
青葉「………いてて」ムクッ
はじめ「あっ、起きた!」
ゆん「大丈夫、青葉ちゃん?」
青葉「はい。なんとか!」
ひふみ「あ、青葉ちゃん……」
青葉「ひふみ先輩?」
ひふみ「ごめんなさいっ!!!」
青葉「えっ?」
ひふみ「わ、私が…青葉ちゃんに…枕を……当てて…。ごめんね、青葉…ちゃん!!お願い…だから…嫌いに…ならないで…ね……」
青葉「そ、そんなぁっ!?そこまで落ち込まなくても大丈夫ですよ、ひふみ先輩!?」
りん「青葉ちゃん、ひふみちゃんごめんなさい! 私がコウちゃんに向かって投げた枕をひふみちゃんに当てなければ、ひふみちゃんも枕を投げて青葉ちゃんに当てることもなかったのに…」
青葉「と、遠山さんっ、別に私は気にしていませんので、本当に大丈夫ですよっ!?」
青葉「でも、枕投げの原因を作ったはじめさんに…」スッ
はじめ「えっ?」
青葉「枕投げ返しです!」ブンッ
はじめ「イタッ!?」バシッ
ゆん「なっ!?」
はじめ「イタタッ。青葉ちゃん、何するのさ!?」
青葉「仕返しです。はじめさんが枕投げをしなければ順番に枕投げをしなくて済んだのですから!」
ゆん「あぁ…」
りん「そういう事ね」
コウ「ってか、青葉も意外にやる時はやるんだな……」
ひふみ「青葉ちゃん…意地悪…になる時は……なるの…かな」
~就寝~
りん「それじゃあ、電気消すわよ」
青葉たち「は~い。」
りん「おやすみなさい」
青葉たち「おやすみなさ~い」
~しばらくして~
青葉(どうしよう…なんだか眠れなくなって…。あっ!?)ムズムズ
青葉(ヤバい、くしゃみが……ハッ、ハッ……お、抑えないとっ!? ムググッ!!!)ムズムズ
ぷぅっ~
青葉(あっ////)カァァ///
コウりんひふみはじめゆん「「「「「っ!?」」」」」ガバッ
りん「な、何いまのっ!?///」パチッ←部屋の電気を付ける
ひふみ「っ///」
ゆん「は、恥ずい音がっ!///」
はじめ「屁の音っ!?」
コウ「今のは私じゃないぞっ!? はじめか?」
はじめ「私じゃないですよっ!?/// あっ、もしかして、ゆん?」
ゆん「ウチがするわけないやろっ!?/// もしや、ひふみ先輩か、遠山さんがっ?」
ひふみ「ち、違う…よっ///」
りん「私も違うわよっ!?///」
コウ「じゃあ、一体……あっ!?」
青葉(……っ///)←布団に潜ったまま
りん「もしかして、今の青葉ちゃんが…///」
青葉(………///)
コウ「おーい、青葉ー! 布団から顔を出して、正直に答えろ?」
青葉「………」スッ
青葉「……はい///」
はじめ「マジでっ!?」
青葉「そ、その……くしゃみが出そうだったのでそれを抑えていたら、つい力が入っちゃったもので……///」
ゆん「なんや、そういう事かいな!」
ひふみ「あ、青葉ちゃん…人間…誰に…だって…過ち…という…ものは…あるから……///」
青葉「うぅ……本当にすみません、でした///」
りん「うぅん。ひふみちゃんの言った通り。さっきの事は誰にだってあるもの、気にしてないわよ♪」ニコッ
青葉「////」カァァ///
コウ「んじゃあ、分かった所で皆、さっさと寝るぞー!!」
~再びしばらくして~
青葉「う~ん、急にトイレに行きたくなって……」
コウ「ZZ」
りん「すぅーZZ」
ゆん「ムニャムニャ~ZZ」
はじめ「くぅ~ZZ」
ひふみ「ZZZ」
青葉(皆さん、寝てますので、静かに部屋を出ましょう……)
コウ「う~んZZZ」ゴロン
青葉(わぁっ!? や、八神さんの手に私の足が引っ掛かって……お、とととっ!!??)グラッ
青葉「おっと!?」ピョン
はじめ「うぐっ!?」トンッ
青葉「あっと!?」ピョン
ゆん「うぅんっ!?」トンッ
青葉「さっと!?」ピョン
コウ「おわぁっ!?」トンッ
青葉「ヤバい、はじめさんとゆんさん、八神さんの顔をっ!?」ガバッ←慌てて自分の布団に潜る
はじめ「何だ? 今、私の顔に何か当たったぞ!?」ガバッ
ゆん「ウチもや!?」ガバッ
コウ「誰だ!?」ガバッ
青葉(……すみませんっ///)←布団に潜っている
ひふみ「ZZZ」
りん「すぅーZZ」
~しばらくして~
青葉「ZZZ」
コウ「ZZ」
青葉「う~ん…ZZ」ゴロン
コウ「イテッ!?」ドサッ
コウ「青葉か…。しょうがない奴だな!」スッ←元の位置に正す
青葉「ZZ」
コウ「これでよしっと……ZZ」
青葉「う~ん…ZZ」ゴロン
コウ「イタッ!?」ドサッ
コウ「ったく、青葉のヤツ、なんでこんなに寝相が悪いんだよ…」ガバッ
青葉「ZZZ…」
コウ「う~ん。トイレ……んっ?」ガバッ
青葉「ZZZ」
コウ「うわああぁぁっー!?」
りんひふみはじめゆん「「「「!?」」」」ガバッ
りん「う~ん。コウちゃん、どうしたの~?」
コウ「あっ、りん。それにひふみん、ゆんにはじめも起きたか!?」
はじめ「そりゃあ、部屋に響くぐらいの悲鳴聞いたら起きますよ…?」
ひふみ「眠い……」
ゆん「なんなんですかっ…?」
コウ「青葉が下着のまま寝てるんだよっ!!!」
(下着姿の)青葉「ZZZ」
ひふみ「あっ!?///」
りん「あらっ、ほんとだわっ!?///」
はじめ「寝相が悪くて布団から転がり出るうちに浴衣の帯が外れてこうなったんですかね?」
ゆん「それやったら、なんちゅう寝相の悪さやっ!?」
~翌朝~
青葉「ふわぁ~!!! 良い目覚めですね♪」
コウ「ふわぁ~、ねみぃ~……」
りん「あまり寝た気がしないわね……」
ひふみ「………」
はじめ「う~ん…」
ゆん「あかん、まだ眠いわ…」
青葉「あれっ、皆さん、どうしたんですかっ!? 眠そうですし、それに目にクマがっ!?」
りん「あっ、大丈夫よ……。気にしてないで……」
青葉「そうですか?」
ゆん「昨日…寝てる青葉ちゃんに浴衣を着せて何とか布団に戻した所まではええけど…」ボソボソ
はじめ「それからずっと、青葉ちゃんの下着の事とかが妙に記憶に残っちゃって…」ボソボソ
ひふみ(眠れなかった……///)
コウ「結局、青葉に振り回されてしまった……」ボソ
~食堂~
青葉「♪」
コウりんひふみはじめゆん「「「「「………」」」」」
うみこ「おや、涼風さん以外はやけにテンションが低め、ですね?」
コウ「おっ、うみごん……イタッ!?」
うみこ「うみこです! 何ですか、うみごんって!!」
りん「青葉ちゃん以外、私含めて皆睡眠不足なの。それで元気がないのよ……」
うみこ「りんさんまで珍しいですね? 昨日の夜、何かありましたか?」
ゆん「べ、別に大したことは……」
うみこ「そうですか。」
はじめ「あれっ、そういえば、葉月さんがいないですね?」
うみこ「………」
コウ「おっ、そういえば、そうだな?」
うみこ「………」
りん「うみこちゃん、何か知ってるの?」
うみこ「はぁ……実は、昨日寝る前にウィスキーを飲み過ぎたようでして……」
ひふみ(成る程……)
~葉月が泊まっている部屋~
葉月「うぅ~、頭がぁ~……」
もずく「うにゃああー」
~食堂~
青葉「それは大変ですねっ!?」
うみこ「まったくです。こんな時でも迷惑を掛けるとは、これは帰ったら少々お灸を据えないといけないですね。」
~その日の就寝前~
青葉「いよいよ社員旅行の夜も今日で最後。明日には東京に帰るとなると寂しいですね…」
ひふみ「うん……」
ゆん「あっという間やったなぁ~」
りん「そうね。でも、帰るまでが社員旅行だから、最後まで楽しみましょう♪」
コウ「それにしても睡眠不足に加えて今日の疲れがたまってもう眠いよ…ふわぁ~」
はじめ「ひふみ先輩、ゆん、遠山さん、八神さん!」
ひふみ「?」
ゆん「なんや?」
コウ「んっ?」
りん「なにかしら?」
はじめ「寝酒なんていかがですか?」スッ←「片手に洋酒のボトル」と「もう片手に日本酒」
コウ「おっ、いいねぇ♪」
ひふみ「日本酒……///」
ゆん「ちょうど飲みとう思うとった所や!」
りん「でも、寝酒って体に悪いんじゃ?」
コウ「そんな事を気にしてる場合か、っての! いいから飲むぞーー!」
りん「もぅ…」
青葉「あぁー、皆さんだけずるいですよっ!?」
コウ「そんな事言ったって、青葉はまだ未成年だから飲めないだろ?」
ゆん「青葉ちゃん、お酒は20歳になってからや?」
青葉「むぅ~//」プクゥー
はじめ「青葉ちゃんも20歳になったら誘ってあげるから、それまで我慢してて!」
ひふみ「ご、ごめん……ね///」
りん「なんだか、申し訳ないわね」
青葉「いいえ。では、私はもう寝ますので、おやすみなさい!」
コウりんひふみはじめゆん「「「「「おやすみなさい!!!!!」」」」」
~翌朝~
青葉「ふわぁ~。皆さん、昨日はどんな風に寝酒したんでしょうか?」
コウ「ぐぅ~ZZZ」
りん「すぅーZZ」
はじめ「ZZZ」
ゆん「ZZZ」
ひふみ「すぅ~ZZ」
青葉「わぁっ、浴衣が中途半端にはだけてますし、布団じゃなくてバラバラになって熟睡してますね!」
青葉「酒も空にしたみたいですけど、うっ、酒臭いっ!?」
こうして、社員旅行は終わった。強いて言えば、小さな思い出というのは就寝中の出来事である。また、その日、八神さんとはじめさんが二日酔いとなり、無理言って帰りが翌日に延びた事は言うまでもありません!
おしまい
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