みく「ありえないにゃ。」
李衣菜「いやありえないって言われても、事実だし・・・」
みく「ウソにゃ!奏チャンは女子高生だというのをたまに忘れるくらい
アダルティな魅力に溢れているにゃ!」
李衣菜「まあ奏は大人っぽいよね。」
みく「それに比べて李衣菜ちゃんは騒がしいしにわかだし
ぶっちゃけみくは李衣菜ちゃんのこと年上だと思ったことないにゃ。」
李衣菜「なんだとお!」
みく「正直同じクール属性ってのも俄かに信じがたいにゃ。」
李衣菜「私ほどクールなアイドルもなかなか居ないと思うけど。」
みく「・・・・・・」
李衣菜「せめてツッコミがほしいところだね。」
みく「でも同い年でも話合わなさそうにゃ、なんていうかタイプ違いすぎるにゃ。」
李衣菜「そんなことないよ?会ったら仲良く話すし。
来週は一緒に遊ぶ約束もしてるんだよ?」
みく「・・・ほんまに?」
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周子「奏ちゃんと李衣菜ちゃんが同い年!?」
周子「ありえへん。」
奏「いやありえへんって言われても、事実よ。」
周子「ウソやん!李衣菜ちゃんは女子高生らしく明るいキャラで
若々しい魅力に溢れているじゃん!」
奏「まあ李衣菜は元気よね。」
周子「それに比べて奏ちゃんはOLか?と言われるほど落ち着いてるし
ぶっちゃけあたしも奏ちゃんのこと年下だってしょっちゅう忘れる。」
奏「へえ?」
周子「正直老けt」
ゴツン
周子「痛い!黙って殴らんといて!」
奏「変なこと言うからよ。」
周子「でも話合わないでしょ?タイプが違いすぎるよね。」
奏「そんなことないわよ?会ったら仲良く話すし。
そういえば来週は一緒に遊ぶ約束してたわね。」
周子「・・・ほんまに?」
奏「・・・・・・」
李衣菜「あっ、奏!待った?」
奏「遅いわよ、李衣菜。」
李衣菜「えー!待ち合わせ時間より10分前じゃーん!」
奏「李衣菜より後に着いたら負けな気がしたから、先に来ちゃったわ。」
李衣菜「なんだよそれー!」
奏「ふふっ。」
李衣菜「変なとこで負けず嫌いなんだからもー。じゃ、早速行こうよ!」
奏「そうね。最初は買い物だったかしら。」
みく(気になってこっそり来ちゃったにゃ。)コソコソ
みく(普通に仲良さげにしてる、意外だにゃ。)
みく(せっかくの休日に、みくは何をしてるんだろ・・・)
周子(気になってこっそり来ちゃったよ)コソコソ
周子(普通に仲良さげにしてるなあ、意外やわ。)
周子(せっかくの休日に何してるんやろ、あたし。)
みく「あ。」
周子「あ。」
みく「・・・ど、どうもにゃ。」
周子「ど、どうも。」
-買い物
みく(最初は買い物をするみたいにゃ。)
周子(今はお互いに服を選んでるみたいね。どうやらお互いに似合う服を探しあってるみたい。)
李衣菜「決めた?」
奏「ええ。決めたわ。」
李衣菜「この服、絶対奏に似合うと思うから!」
奏「私も李衣菜にピッタリの衣装を選んだわ。先に着てみせて?」
李衣菜「うん・・・え!?こ、これは私のイメージに合わないというか。」
奏「いいから。」
李衣菜「ど、どうかな・・・」
みく(フリフリでキュートな服にゃ。)
周子(似合ってるね。クール属性なのに。)
奏「ふふっ、似合ってるわよ。」
李衣菜「うー、こんなのロックじゃないー。」
奏「かわいらしくて・・・キスしたくなるわね。」
李衣菜「ちょ、奏!近い近い!」
みく(ちょっと!!!!何してるにゃ!!!!)フシャー
周子(落ち着いてみくちゃん。奏ちゃんヘタレだから絶対あれ以上の距離近づかないから。)
みく(ほ、ほんと?)
李衣菜「うー!もう!奏も早く着てよね!」
奏「分かったわよ。ん?これは・・・」
奏「・・・どう?」
周子(普通に女の子らしい服選んできたわね。)
みく(もっとアダルティなの選ぶと思ったにゃ。)
李衣菜「うん!似合ってる似合ってる!」
奏「そうかしら?私にはこういう感じの服は似合わない気がするけど。」
李衣菜「そんなことないよ?奏かわいいし、もっとかわいさ前面に出しても大丈夫だよ!」
奏「・・・っ、そ、そうかしら。」テレテレ
周子(うひゃー!結構すごいこと言うねー李衣菜ちゃん!あれ素で言ってるの?)
みく(そうにゃ!李衣菜ちゃんは素でああいうことを平気で言うにゃ!
その無自覚たらしっぷりに何人のアイドルがやられたか・・・)
周子(みくちゃんがその筆頭ってわけね。)
みく(違うにゃ!!)
-映画
李衣菜「結局お互いあの服買っちゃったねー。で、次はなんだっけ?」
奏「映画を見に行くのよ。私のオススメのね。」
李衣菜「奏のセンスは難ありだからなー。大丈夫かなー。」
奏「ふふ、終わったあとの反応が楽しみね。」
みく(みく達も侵入にゃ!あ、学生1人と大人1人で。)
周子(あたしだけ大人料金なの、不幸やわー。)
奏「うっ・・・グスッ・・・」
李衣菜「大丈夫?ほら、ハンカチ。」
奏「ありがとう・・・すばらしい映画だったわ。李衣菜もそう思うでしょ?」
李衣菜「う、うん・・・まあロックでは・・・あったかな・・・」
奏「後世に語り継がれる名作だわ・・・」
周子(・・・みくちゃん、映画のタイトルなんだっけ。)
みく(えーっと・・・『シャーク・ファンタジア』にゃ。)
周子(・・・ああ、そうだっけ・・・)
みく・周子((この映画のどこに泣き要素あったんだろう・・・))
李衣菜「んもー。あんなに泣くとは思わなかったよ。」
奏「ごめんなさいね、あんまりにも感動したものだから。」
李衣菜「普段はクールなのに、珍しいよねー。」
奏「あら、あなたの前だからよ?あなたの前だと不思議と、クールを気取る気がなくなるの。」
李衣菜「へー、そういうもんなのかなー。」
奏「不思議ね・・・李衣菜は普段大人っぽいわけじゃないのに、
なぜか時々すごく甘えたくなるのよ。」
李衣菜「よくわかんないけど、私に普段と違う顔見せてくれるのは嬉しいなー。」
みく(わかるにゃ。)
周子(あたしの前でも気取らなくていいんだよ!奏ちゃん!!)
奏「さて・・・じゃあそろそろ、かしら。」
李衣菜「そうだねー。」
奏「今日ずっと覗き見してたネコちゃんとキツネちゃんのところに。」
李衣菜「挨拶しに行こっか!」
みく「にゃっ!?」
周子「コンっ!?」
奏「・・・で?どういうことか説明してもらえるかしら。」
周子「あ、はい・・・奏ちゃんと李衣菜ちゃんが仲いいってのが意外で・・・」
李衣菜「それでずっと見てたってこと!もー!」
みく「そうにゃ・・・」
奏「大丈夫よ子猫ちゃん。あなたの相棒を奪ったりはしないから。」
みく「にゃ!にゃにゃにゃ別にみくはそういうわけじゃ!」
周子「やっぱり奏ちゃんは奏ちゃんだったかー。
結構うまく隠れてたつもりだけど、奏ちゃんには適わないなー。」
奏「あら、違うわよ?最初に気付いたのは李衣菜。」
みく「えー!この鈍感な李衣菜ちゃんが!?」
李衣菜「なんだよ鈍感って!ほら、私結構耳いいからさ、二人の声が聞こえたんだよね。」
周子「なるほどー。」
みく「それぐらい敏感にみくの気持ちも察してくれたらいいのに」ボソッ
李衣菜「気持ちって?なにが?」
みく「そういうとこにゃ!耳だけ良くても意味ないの!」
李衣菜「なんだよそれー!」
奏「あらあら、妬けちゃうわね。」
周子「若いっていいねー。って、奏ちゃんと李衣菜ちゃん同い年だった。」
奏「じゃ、みんなでディナーにでも行きましょうか、周子のおごりで。」
周子「」
-総評
周子「てなわけであたしの財布が軽くなり、
李衣菜ちゃんと奏ちゃんと別れたところで、総評といこう。」
みく「総評?」
周子「ほら、奏ちゃんと李衣菜ちゃんが同い年なのは納得できるのかって話。」
みく「そういえばその疑問から始まったにゃ。」
みく「・・・李衣菜ちゃんは、普段は子供っぽくてにわかだけど、
時々すごくカッコよくなってみくをドキリとさせるにゃ。」
周子「・・・奏ちゃんは普段は大人っぽくてクールだけど、
時々すごく子供っぽくてかわいらしい一面を出してあたしをドキリとさせるんよ。」
みく「つまりカッコいいモードの李衣菜ちゃんと。」
周子「かわいいモードの奏ちゃんの年齢が一致する!」
みく「そしてその年齢が・・・」
周子・みく「「17歳!!」」
周子「いやー出ちゃったねー。答え出ちゃったねー。」
みく「これでスッキリしたにゃ。」
周子「んじゃ、スッキリしたところで帰りますか!」
みく「そうだね!じゃあね周子チャン!」
周子「じゃあね~!」
みく(・・・まあでも、李衣菜ちゃんのカッコよさを一番分かってるのは、みくだけどね!)
周子(・・・まあでも、奏ちゃんのかわいさを一番分かってるのは、あたしだけどね!)
おわり
みくりーなと奏周子が好きです
奏李衣菜はよき友人です
ありがとうございました
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