後輩「あ、おはようございます、先輩」 (27)

後輩「相変わらず朝は死んだ目してますねー。ねむそーな顔しちゃってー」

後輩「私? 平気です。寝起きめちゃくちゃ良いですからね」

後輩「ふふん、もっと羨ましがってくれて構わないですよー?」

後輩「……し、仕方ないですから、おはようの電話でもかけてあげましょうかー?」

後輩「……なんでですかっ。朝からスーパーウルトラぷりちーな私の声聞けるんですよっ?」

後輩「うわ何ですかその「は?」って顔。怒りますよ」

後輩「……へへ、最初からそう言ってくれればいいんですよ?」

後輩「お礼は、おいしいケーキでいいですからねっ!」


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カキコは初なので、至らない点あれば教えてくだしあ。
ただひたすら後輩を書きなぐりたかっただけなのだ。

後輩「んあー」

後輩「相変わらずすることないですねーこの部活」

後輩「やーですよ。お茶立てたら後片付けが面倒じゃないですかぁ」

後輩「それにお茶菓子も無いですしね……」

後輩「あんな苦いの、甘いの無いと飲めないですよ。おいしいっちゃおいしいですけど」

後輩「紅茶でいいです、紅茶で。いいですよね、ティーパックは楽で」

後輩「……え、先輩? それって……」

後輩「や、やっぱりですか! 駅前のお店のですよね! 私気になってたんです!!」

後輩「さぁさぁ先輩! 食べましょう!!」

後輩「……え? 抹茶? 何言ってるんですか立てませんよめんどくさい」

後輩「そもそも洋菓子じゃないですか、それ。合わないと思いますよ?」

後輩「あ、先輩も紅茶飲みます? 今なら淹れてあげますよ?」


後輩「……む、先輩だ。めずらし……」

後輩「んんっ……あーあー……」

後輩「……せーんぱいっ! こんなとこに居るなんて珍しいですねー? 何してるんです?」

後輩「……え、マジですか。一人で映画ですか」

後輩「いや、悪くは無いですよ? そういう人もいるのは知ってますけど」

後輩「え、でも寂しくないです? だって、一人ですよ? 観たあとすぐに感想を友達とかと言い合うのが楽しいじゃないですかー」

後輩「……誘う人ならここにいるじゃないですかー」

後輩「いえ? 別になんにも? ちなみに何見ようとしてたんですか?」

後輩「あ、それ良さげですよねー。私もそれ気になってたんですよー」

後輩「……私も、それ、気になってたんですよー!」

後輩「……もー! しょうがないですねー先輩ったらー!! さー行きましょー!!」


後輩「ふわぁぁ……ねむ……」

後輩「春眠暁を覚えずって言うんですから、春はずっと休みでもいいと思いません?」

後輩「そして、夏も夏で暑くてやる気出ないので、当然全部休みです」

後輩「冬は寒いですから、布団から出られないので、冬も全部休み」

後輩「秋はいいですよね、全部ちょうど良くて。私秋が一番好きです」

後輩「食べ物も美味しいですからね~……何ですかその呆れた目は」

後輩「……ふーんだ。どーせ私は食いしん坊ですよー」

後輩「……せんぱーい? 女の子に体重の話振るとかマジありえないですよー? 命は大事にした方がいいと思いますけどー?」

後輩「私めっちゃ傷つきましたー。ごめんなさいしてください、せんぱーい」

後輩「……ま、私と先輩の仲ですしね! 許してあげます!」

後輩「じゃ、先輩。ミスドでも行きましょうか。奢りですからね?」


後輩「……あ、いたいた。せんぱーい!」

後輩「ごめんなさい、待ちましたか?」

後輩「うんうん、そういう返しは定番ですよね~。で、ホントのところはどうなんです?」

後輩「ま、ですよね~。ごめんなさい、先輩」

後輩「でもでも、こんなに可愛い後輩ちゃんとデート出来るんですから、それでチャラですよね?」

後輩「ちょ、流さないでくださいよ、ツッコミ待ちですよ」

後輩「あ、いまめんどくせぇって思いましたね?」

後輩「いや、顔に出てますから。隠してください隠してください。せめて心に転がして置いてください」

後輩「ところで、今日は何を買うんです?」

後輩「……あぁ、お茶菓子の買い出しですか。確かに、重さはともかくそれなりの量になりますからねー」

後輩「…………なぁんだ」


後輩「……あ、もしもし先輩ですか?」

後輩「いえ、大した用事じゃないんですけど……」

後輩「……その、か、課題が……やばくて、ですね。ハイ」

後輩「どうせ暇してるんだろうなーと思って電話してみま……ジョークですジョークです切らないでくださいお願いします」

後輩「で、でも、実際暇してるんじゃないんですか!?」

後輩「……勉強、教えて貰ってもいいですか……?」

後輩「……やったー! いやー、ほんと助かります! じゃあ、ピンポン鳴らしますね!」

後輩「え? 今ですか? 先輩の家の前です」

後輩「あ、先輩だ。やっほーでーす」

後輩「……いや、この前お茶菓子の一時保管に来たじゃないですか」

後輩「えへへ、先輩ならどうせ断らないだろうなーって思って……ほら、お土産もありますよ~?」



後輩「うー……おなかすいたー」

後輩「いえ、ダイエット中なんですよ、いま……」

後輩「いやいや、わかってます、わかってますとも。痩せないでいいよ、むしろもうちょっと肉つけようとか言うんですよね知ってまーす」

後輩「違うんですよー、先輩。痩せる癖を付けるために、今ダイエットしてるんです」

後輩「定期的にやっとかないと、いざほんとに太った時に我慢出来ないですからね……」

後輩「そうですよ、綺麗は努力で作られるんですからぁ……」

後輩「それに、好きな人に見られるからには綺麗でいたいじゃないですかー」

後輩「……え?」

後輩「あ、その、いえ、何でもないです。何でもないですったら。ほんとに」

後輩「あ、あー! 先輩、見てください、新しくクレープ屋さんできてますよー!? 行きませんか? 行きましょう!」

後輩「……いいんです! 今日はダイエットの終了予定日だったので!」

後輩「……ほんとですよ?」


後輩「先輩って、彼女とか作らないんですかー?」

後輩「いや、そんな悲しいこと胸を張って言わないでくださいよ……」

後輩「え、いえいえ、ただなんとなく聞いただけです……え、わ、私ですか?」

後輩「私はホラ、好きな人いますし!」

後輩「やです。絶対に教えません。シンプルに恥ずかしいです」

後輩「力になれるかもって……そんなに聞きたいんですか?」

後輩「……なら、今すぐに好きって……」

後輩「──ぁ……じゃなくて、ダメです。言いません。先輩が言わないのに私だけ言うのアンフェアじゃないですか」

後輩「……だったら、好きな人が出来たら言ってくださいよ。そしたら──」

後輩「……そしたら、私も教えますから。私の好きな人」


後輩「先輩先輩、学校のそばに新しく喫茶店オープンしたらしいですね」

後輩「え。もう行ったんですか?」

後輩「……なんで誘ってくれないんですかー?」

後輩「ふーん、友達と。へー、ふーん」

後輩「ずるいですよね?」

後輩「いーえ、ずるいですっ! 今日連れてってくださいー!」

後輩「もちろん、先輩の奢りですからね。私を置いてった罰です」

後輩「……なんだかんだ了承しちゃうの、ほんとちょろいですよね先輩」

後輩「あはは、やだなー、冗談ですヨ?」

後輩「ほ、ほら先輩、部活なんてほっぽって、いきましょー!」


後輩「そういえばもうすぐゴールデンウィークですね、先輩」

後輩「どうせ先輩はおうちでゴロゴロしてるんですよねー?」

後輩「……へっ?」

後輩「え、まじですか。予定入ってるんですかめずらしい」

後輩「……誰と、どこ行くんですか?」

後輩「……あはっ、なーんだ、おばあちゃんのおうち行くんですかー! つまんないのー!」

後輩「ちなみにどこか空いてる日はないんですかー?」

後輩「最終日ですか? えー、偶然私もその日空いてるんですよねー」

後輩「さらにさらに、この前商店街の福引でもらった水族館の無料券もあるんですよー」

後輩「えへへ、いつも奢らせてますからね、たまには先輩孝行しなきゃですよー」

後輩「じゃぁ、先輩? ちゃんと、空けといてくださいね?」

後輩「はー、楽しかったですね、水族館」

後輩「思ったより楽しめて私びっくりです。クラゲの水槽とかめっちゃ綺麗じゃなかったです?」

後輩「先輩も結構夢中でしたよね。カブトガニとか、ジンベイザメとか」

後輩「やっぱ先輩も男の子なんですねー、なんか意外ですよー」

後輩「色々写真も取りましたし、私満足です」

後輩「……へ?」

後輩「だ、ダメです! 絶対見せないですよ!!」

後輩「お、乙女の写真を漁るとかマジ趣味悪いですよ先輩!」

後輩「……もう。見せられるわけないじゃないですか……」

後輩「……えへ」


後輩「うー、ジメジメするー」

後輩「梅雨ってほんと嫌い。ちょー嫌いです」

後輩「そりゃ私だって、適度な雨ならいいんですけどね?」

後輩「ただこの季節は毎回朝が大変なんですよー。寝癖がボンバーしちゃってて」

後輩「先輩は短髪だからいいですケド、女の子はみんな、梅雨のあいだは朝のほとんどの時間鏡の前でしかめっ面ですよー」

後輩「私みたいなセミショートでも苦労するんですから、多分ロングヘアーの子はもっとえげつないんじゃないですかねー?」

後輩「そういえば、先輩ってどんな髪型が好みなんですか?」

後輩「……ふーん、ロングが好みなんですかー。今ロングは苦労するって言ったばっかなのに」

後輩「……そっか。ロングか……」


後輩「おはよーございますせんぱーい! 今日の朝も眠そうですね!」

後輩「あれ、今日から衣替えなのに、変えてないんですか?」

後輩「……まー、わかります。結構忘れますよね」

後輩「しかーし! ふふ、今日の私に死角はないのです!!」

後輩「いやー、やっぱ薄手の生地の方が楽ですよね! 動きやすいですし!」

後輩「急に暑くなりましたし、衣替えの時期にしてはめずらしくジャストなタイミングですよねー」

後輩「どうしたんですか先輩? ふふん、私に見とれちゃいました?」

後輩「え、まじどうしたんですか先輩。顔めっちゃ赤いですけど……」

後輩「……うぇっ!?」

後輩「うわさいあく……ほんとにスカート巻き込んでる……」

後輩「…………せ、せんぱいの、えっち……」



後輩「お疲れ様でーすせんぱー……い?」

後輩「めずらし。寝てる。本読みながら寝落ちしちゃったのかな……」

後輩「うわーうわー超貴重シーンだー……」

後輩「……とりあえず撮っとこ」

後輩「……目ぇ閉じると意外と幼いんだなー、先輩……あ、髭生えてる」

後輩「あんま寝てないのかな……起こさないように…………ちょっとだけ触っちゃお」

後輩「む、髪質良い。結構サラサラだ。肌も綺麗だし……気ぃ使ってなさそうなのにずるいなー」

後輩「……膝枕、しちゃおうか」

後輩「そんで、起きたら、『あ、やっと起きたんですかぁ? ねぼすけさんですねー!』って言って、反応が見たかった感じにする……」

後輩「い、いける。いけますよね?」

後輩「……え、ええい、ままよ! ……結構重いんだな頭って」

後輩「……♪」


後輩(ん……? おお、先輩だ)

後輩(体育の授業かー……結構喋る人いるんだな先輩って)

後輩(お、おお……先輩が走っている……授業中じゃなかったら写真撮るのになあ)

後輩(サッカー……うん、あれ超めんどくさがってるね、間違いない)

後輩(うわー、やる気なさそー……それでも一応動くんだ)

後輩(普段あんまり動かないからなんか新鮮……む)

後輩(誰だろあの女子……うわ、結構親しげだし……)

後輩「……要注意、かな?」

後輩「……へ? あ、すいません!」

後輩「えと……どこから読めばいいんですか?」




後輩「ジューンブライドって、なんでもてはやされるんですかね」

後輩「いえ、ふとした疑問なんですけど。ぶっちゃけこの季節結婚とかに向いてないと思うんですよね」

後輩「やじゃないですか、ジメジメした教会で式挙げるのとか。化粧のノリも悪そうですし」

後輩「雨降ってたらオープンカーで街を練り進むのも億劫になりそうですし」

後輩「……まぁ、憧れるっちゃ憧れますけどね」

後輩「ジューンブライドっていう言葉の響きがいいですよね。なんか綺麗で」

後輩「私も結婚するならジューンブライドが良いですねー」

後輩「あ、もちろん、雨が降っていない日で、ですけど」


後輩「おや?」

後輩「どしたんですか、先輩。購買に居るの初めて見ましたよ」

後輩「……ほう、お母さんがお弁当を作るのを忘れたと……」

後輩「そういう事なら不詳後輩、一肌脱ぎましょう!」

後輩「あ、いえ、少しお弁当分けてあげようと思いまして」

後輩「いえ、実はその……今日、苦手なものが結構入ってて……」

後輩「えへ、その焼きそばパンと私のお弁当、交換しませんか?」

後輩「……ぶー。別にいいじゃないですかー」

後輩「もー、わかりましたよぅ。じゃあシェアしましょ、シェア。半分こしましょー」

後輩「それならいいですよね? ね?」


後輩「せ、先輩? こ、このめちゃくちゃ高価そうな和菓子はいったい……」

後輩「……おばあちゃんからですか? そ、そりゃまた豪気なおばあちゃんですね」

後輩「……あー、まぁ、結構量ありますもんね。ゴチになります」

後輩「んー、さすがに今日くらいはお茶立てましょうか。たまには部活っぽいこともしとかないとですもんね」

後輩「じゃあ、先輩はお湯沸かしといてくださいね。私は他のもの用意しときますから」

後輩「……着物にでも着替えましょうか?」

後輩「……そんな、なんで? みたいな顔されると腹立ちますね……冗談ですよ。めんどくさいですし」

後輩「まー、でも、お茶はしっかり作るんで期待しといてくださいねー」

思ったより書き溜め少なかった誤算。

今日はここまでにするよ。ファッキン短いね。ごめんよ。

一応、季節を少しずつ進めて一年分くらいは書きたいよ。

そしてやっぱり、後輩キャラ……いいよね。

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2018年06月13日 (水) 16:21:26   ID: eZRS-wDv

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