少年「安価でロボットに機能を加えていくよ!」(25)

近未来

少年「対に出来たぞ!」

友人「いやー、完成まで長かったなぁ」

少女「本当にこんなスクラップの塊が動くの?」

少年「僕の設計に狂いはない!……多分!」

友人「しっかしこのメインコンピューター、本当に大丈夫なのかよ?自動で学習成長するってのは凄いけど、それがランダムってのは……」

少年「心配ないって!……あっ!動き出すぞ!」

ロボット『……プログラム起動。>>2の能力を取得します』

サンシャイン池崎

ロボット『空前絶後の超合金のメタリックボディ!
屑鉄を愛し 屑鉄に愛された男!

そう、我こそは!
たとえこの星の生命が皆灰になろうと
ただ一つ!止まることない永久機関!

みんなご存知!そうこの俺こそは
究極硬度の鉄の巨兵!

あまりのポテンシャルの高さに
帝国、機械教会、レジスタンスから狙われている最終兵器!

そう俺こそは
身長2.5m、体重500kg、
長所 頑丈さ!
短所 錆びやすい!

ディストピア感溢れるこの世界に舞い降りた鈍色の救世主!

そう、この俺の名はシンプルにぃ!「ロボット」!!!

イエエエエエエエエエエエエエエエェェェェェェェェェー!!!!!』

友人「うるせぇ」

少年「わぁ、凄い!早速自己紹介してくれたよ!」

少女「……こいついきなり壊れてんじゃないの?」

ロボット『HEY!HEY!HEY!あなたがマスターですかぁ↑!?』

少年「そうだよ、僕とこの友人の二人で造ったんだ」

ロボット『オオゥ↑!生んでくれてありがとおおぉぉぉ!!!』

少女「ちょっと!あんまり騒ぐと保安官にバレちゃうよ!」

友人「つまみで音量調整をしよう」

ロボット『オオウウゥゥゥ↓↓』

少年「よし、ロボット。目覚めたばかりで悪いけどやってもらいたい事があるんだ」

ロボット『なんですかぁ↑?』

友人「性能のテストをさせてくれ。設計通りなら大丈夫なはずなんだが、いかんせんお前は色々と不安定な造りだからな」

ロボット『オーケェェェ!!』




少年「ふむ、全力で攻撃した場合>>7を壊せるくらいで」

友人「100m走破するのに>>8秒か……」

ロボット『ジャスティス!!』

0.01

少年「軽くデコピンさせただけで廃ビルが木っ端微塵……全力出したら月ぐらい壊せちゃうんじゃないかな?ハハハ……」

友人「ほぼ瞬間移動の域じゃないかよ……これ。なんだこいつ」

ロボット『ジャスティス!!』

少年「………と、とにかく僕たちの目的を達成するのに十分な能力を持ってるって分かったね!」

友人「明らかにオーバースペックだけどな」

ロボット『目的って何ですかぁ↑!?』

少年「僕たちは>>13がしたいんだ」

スカートめくり

友人「いや、その……実は誰にもばれずにスカートめくりをしたかっただけなんだけど……」

ロボット『ワ↑ーーーオゥッ↑!!春を思う時期ですねぇ↑!!』

少年「なんか、ごめんね。壮大な自己紹介をしてくれたのに、やらせるのが下らない任務で……」

ロボット『ノー↑プロブレムッ!ひらひらの中身はロボットと並ぶ男のロマンでぇす!』

友人「理解が有ってくれて助かる」

ロボット『ところでさっきいた女の子がターゲットですかぁ↑?』

少年「あれ?そう言えばいないね?帰っちゃったのかな?」

友人「いやいや、あんなガサツな男女のなんて見ても嬉しくねぇよ」

ロボット『oh!ボーイミーツガール!オーケー!!』

少年「……今さらだけど君のサイズじゃスカートめくりには向いてないかもね」

友人「本当に今更だな。適当に走らせれて風でも起こさせればいいんじゃね?」

少年「もし人を轢いちゃったら大事だって。ねえ?他に機能はないの?」

ロボット『右手を大剣に変形できまぁす↑!』ジャキィン

友人「うん、役に立ちそうも無いな」

ロボット『なら新たに機能をインストールしまぁす!』

少年「おっ!」

ロボット『ピコーン!ピコーン!ピコーン!ピコーン!ピコーン!ジャァァァスティィィィス!!!
>>16の機能を獲得しました!』

透視

ロボット『透視能力ゥ!!』

少年「なるほど透視か。これならノーリスクでスカートの中の映像を入手できるね」

友人「……はぁ、分かってねえな」

少年「?」

友人「スカートをめくられた時の恥じらい!それこそがスカートめくりの醍醐味だろうが!画面越しに見たって何の意味もねえ!!!」

ロボット『ズキュ↑ーーーンッ!その情熱!痺れましたぁ↑!!』

少年「……拘るのは良いけど、それでどうするのさ?」

友人「知らん!任せる!」

少年「無責任……」

ロボット『いっそのこと、俺がシンプルにめくってきましょうかぁ↑?』

友人「いや駄目だ、不審なロボットがいきなりめくられたら羞恥よりも恐怖が上回ってしまう」

ロボット『oh……』

ロボット『でもせっかく手に入れた透視機能、何かに活かしたいでぇす↑!』

友人「ほら、生みの親だろ。仕事をくれてやれよ」

少年「えー、いきなりそんなこと言われても……」

ロボット『ハリー!ハリィアップ↑!』

少年「……じゃあ>>19でもしてもらおうかな」

潜入調査ごっこ

少年「潜入捜査ごっこでもしてもらおうかな」

ロボット『隠密イエエエェェェェェェイッ!!!』

友人「大丈夫か?こいつに一番向いてない事だと思うが」

少年「ミュートぎりぎりまで音量下げれば平気でしょ」

ロボット『オオウウゥゥゥ↓↓↓』

友人「で、どこに忍び込ませるんだ?」

少年「西町にある解体所。この際だからこの間盗られたアレを取り返してもらおうと思って」

友人「ああー、なるほど」

ロボット『何の話ですかぁ↑?』

少年「君を造る前にね、雛形になるプロトタイプがあったんだけど……完成間際に少し目を離した隙にスクラップ屋に持ってかれちゃったんだ」

ロボット『オゥ↑!囚われのマイ ブラザー!!』

友人「あそこならどこもかしこも機械でゴチャゴチャだからお前の巨体でも身を隠せるだろうしな」

少年「万が一見つかっちゃったら無理しないで逃げてきてくれればいいから」

ロボット『了解でぇ↑す!』

友人「さすがに日中に潜入は無謀だから、取り合えず日が沈むまで待つか」

少年「情報共有用のカメラとインカムも用意しなきゃね」

ロボット『なんだかワクワクしまぁ↑す!!』

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