※NEW GAME!のSSになります。
※なお、オリキャラとして青葉ともう一人新入社員の女性がいるという設定で、名前についても「A」とします。
コウ「青葉ー、Aー、出来たか?」
青葉「はい!できました」
A「私もです、八神さん」
コウ「どれどれ~、あー二人ともまだだめだね! リテイク、お願い」
青葉「はい。八神さん、ここはどうしますか?」
コウ「あ~、ここはねぇ・・」
A「あのう・・私も」
コウ「ちょっと待ってて。今、青葉に教えてるから、その次にな!」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1510837071
~昼休み~
コウ「疲れたぁ~」
りん「お疲れ様♪ はい、コーヒー!」
コウ「おっ! サンキュー、りん!」
りん「午後も青葉ちゃんとAちゃんの指導に入るんでしょ?」
コウ「もちろん。上司となった以上、青葉もAも私が責任を持って育てないと」
りん「ふふっ、コウちゃんらしいわね♪」
コウ「そういえば、あの二人、経歴が違うんだったな?」
りん「えぇ。青葉ちゃんは私やコウちゃんと同じ高卒で入社、一方でAちゃんは専門学校に2年通い続けた後に卒業して入社だったはずよ!」
コウ「そうか。じゃあ、技術は青葉よりAの方が圧倒的に上だな。こりゃあ、青葉にとっては手強いライバルになりそうだな」
りん「でも、分からないわ。確かに一見すればAちゃんの技術の方が上かもしれない。けれど、コウちゃんだって高卒でメインキャラデザイナーに抜擢されたもの・・だからこそ同じように高卒で入社した青葉ちゃんだって可能性はあるわよ」
コウ「まぁな・・。正直な所、二人とも期待してるんだよ!」
りん「ねぇ、コウちゃん?」
コウ「んっ?」
りん「コウちゃんから見て、青葉ちゃんとAちゃん・・・どちらが先にOKをもらえると思うのかしら?」
コウ「りん、これは勝負に見えるようだけど、決してそうじゃない。誰が先にOKをもらうって早い物勝ちじゃなくて、青葉とAがそれぞれ今の問題をどう乗り越えていくか・・・それを自分の目で見たいだけだよ」
りん「コウちゃん・・。上司として立派に考えているのね。あの時のコウちゃんとは思えない程よ♪」
コウ「あの時って・・あまり過去をほじくり返すなよっ!?///」
コウ「そろそろ休憩も終わりだな・・んっ、あれはっ?」
A「ふぅ~」
青葉「お疲れ様です、Aさん!」
A「おっ、涼風さんか。お疲れ様。」
青葉「お仕事、大変ですね」
A「んっ、まぁそうだね。けど、私は専門学校で鍛えたから、そろそろOKがもらえるはずだといいね」
青葉「専門学校かぁ・・。私も美大に受かっていたのに・・それを蹴って入社を選びましたし。正直、専門系で学べる事自体が羨ましいなと思います!」
A「へぇ~、美大合格なんて頭良いんだね、涼風さん」
青葉「あっ、いえっ、別にそんなっ!?////」
コウ(青葉とAだな。)
A「はははっ、謙遜しなくてもいいよ。」
青葉「け、謙遜なんてしていませんよっ!? そういえば、Aさんに聞きたい事がありまして、よろしいですか?」
A「うん、いいよ。何?」
青葉「Aさんはどうして今の道を志したんですか?」
A「う~ん。きっかけは・・八神さんかな?」
青葉「あっ、同じです!」
A「涼風さんも?」
青葉「はい♪」
コウ(青葉は知ってるけど、まさかAも私に憧れて入社とはねぇ・・)
A「あっ、続きなんだけど、フェアリーズをやった時にキャラクターが良かったし、しかも好きなキャラクターの生みの親が八神さんだって知ってから・・・いつからイーグルジャンプに入社し、いずれは八神さんを超える事を目標に頑張ってきたんだよ」
青葉「へぇ~、凄い目標ですね。あっ、ちなみに私もフェアリーズストーリーが小学生の頃から好きでして・・フェアリーズストーリーをプレイしていると何だか夢を与えられたような気分になったんです! それからなんです・・キャラクターデザイナーを志し、その過程で八神さんのことを知ったのは。八神さんに憧れを抱き、私も八神さんみたいに子供に夢を与えるキャラクターデザイナーを目指してここまで来たんです♪」
A「・・・・そっかぁ。うん、立派だと思うよ、それも」
青葉「ありがとうございます。」
コウ(へぇ~、二人とも目標を持って・・ここまできたんだね!)
青葉「では、私はお先に!」
A「うん・・・。・・・・・・・・!」ギロリッ
コウ(っ!?)
~その日の夜~
コウ「ここは・・・と」
青葉「八神さん!」
コウ「おぉ、青葉か。どうした、もう就業時間過ぎてるし、あがってもいいんだぞ?」
青葉「これ、お願いします。」
コウ「なんだ。ひふみんにはじめ、ゆんにりん、Aはとっくに帰ったのに・・青葉はまた熱中してたのか? 」
青葉「はい・・・」
コウ「まぁ、とりあえずチェックはするけど、このチェックが終わったらすぐに帰ること。出ないと残業代まで出さないといけなくなるからね・・分かった?」
青葉「分かりました。」
コウ「どれどれ・・・う~ん。ちょっとおしいかな?」
青葉「ちょっと、ですか?」
コウ「うん。大体はいいんだけど、後ひと手間加えてみて! 明日も待つからさ!」
青葉「はい・・・。ありがとうございます。お先に失礼致します!」
コウ「お疲れー」
~駅までの途中の道~
青葉(流石は八神さん。遅くまで頑張って・・よぉし私も明日も頑張るぞ!)
コウ「お~~い、青葉ーーー!!」
青葉「えっ?」
コウ「はぁはぁ。ごめん、引き留めちゃって」
青葉「八神さん、どうしたんですか?」
コウ「これ・・・。青葉に一旦貸そうと思ってさ」
青葉「お守りですか?」
コウ「ただのお守りじゃないよ。これは、私が入社したてだった時に困った事があるといつも相談に乗ってくれるあるヤツから貰ったものなんだ! 仕事に関する運気が込められたお守りらしくて・・持っているだけで仕事の運気が上がるって言われてるんだよ!」」
青葉「えぇっ、そ、そんな貴重な物を・・借りるなんて出来ませんよっ!?」
コウ「私が言ったらいいの。青葉に貸すから、さっきのチェックがOK出たら返してもらえばいいよ!」
青葉「そんなぁ・・・でも、どうしてわざわざ私に? それも会社から走って来てまで?」
コウ「いいんだよ、そんな細かい事は! とにかく明日も頑張れよ、いいな?」
青葉「八神さん・・・はい!!」
?「・・・・・・・・・・」
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