エレナ「結婚しよ! プロデューサー!」【ミリマス】 (15)

エレナ「ねぇねぇ! ケッコンしヨっ?」

P「は? 何言ってんだこんな真っ昼間から」

エレナ「え? ワタシ変なこと言ったかナ? ワタシはもう17歳だからケッコンできるよネ?」

P「出来るだけだぞ、普通はしないぞ」

エレナ「やっぱりできるんだネっ! ケッコンしよプロデューサー!」

P「会話のドッジボールやめろ」

エレナ「エー? ワタシ将来は子どもにサッカー習わせたいけど、プロデューサーはドッジボールがいいノ?」

P「会話のドッジボールの例文ありがとう」

エレナ「照れるヨー」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1510667649

P「ほんと何で急に結婚なんて言い出したんだ」

エレナ「プロデューサーのことが好きだからだヨー」

P「好きでも結婚てなると違うだろ? それに何事も順序ってものが」

エレナ「ジュンジョ?」

P「結婚する前にまずは恋人になるとか」

エレナ「そっか! プロデューサーはワタシと付き合いたいんだネっ!」

P「いやいやいやいや」

エレナ「遠慮しなくても付き合って1週間ですぐ結婚しようヨ!」

P「うーん……」

P「だから何で結婚なんだ?」

エレナ「ママンにプロデューサーが好きなこと言ったら、プロデューサーが他の娘とケッコンする前に早くした方がって」

P「早すぎだろ」

エレナ「でもでも、時間ってあっという間だよ?」

P「そうなのか?」

エレナ「うん、ワタシ プロデューサーと会ってもうすごく時間が経った気がするヨ……」

P「確かに…… まだエレナがデビューしてから1年も経ってないのに、まるで4年半くらい一緒にやって来た気がするな」

エレナ「4年半くらい一緒…… ジッシツケッコン?」

P「そんな言葉どこで覚えた」

エレナ「それならプロデューサーはどんなエレナとケッコンしたい?」

P「なるほど好きなタイプか~ やっぱり定番だけど料理の上手い子だな」

エレナ「料理?」

P「そうだな、朝起きて美味しそうな味噌汁の匂いとかしてきたら結婚したくなるだろうな~」

エレナ「うーん…… エレナ料理苦手……」

P「まぁまぁ、今は苦手でも練習してけば」

エレナ「そうだ! ミソスープの代わりに毎朝枕元でサンバを踊ってあげるヨっ!」

P「うるせー!」

エレナ「え? それなら音楽は無しで」

P「そうじゃねー!」

エレナ「他には他には? どんなエレナとケッコンしたい?」

P「後は…… 休日は一緒に趣味を興じるとかいいな」

エレナ「シュミ? そう言えばプロデューサーのシュミってナニ?」

P「実は将棋が好きなんだ。 楽しいぞ? エレナもやるか?」

エレナ「うーん…… 前にミヤがやってたの見たけど難しそうだったヨー……」

P「まぁまぁ、ルールから徐々に教えてあげるから」

エレナ「そうだ! 将棋の代わりに休みの日は二人で一緒にサンバを踊ろうヨっ!」

P「またサンバかよ!」

エレナ「『テンドン』ってナオに教わったんだヨ?」

P「何教わってんだよ!」

エレナ「それじゃあプロデューサーはエレナ以外にどんな娘が好きなノ?」

P「うーん、実際好きかは別として静香みたいな娘をいいなぁって思うことはあるな~」

エレナ「どうして?」

P「俺ドMだからな~ 静香にゴミを見るような目で見られると興奮するんだよな~」

エレナ「エム?」

P「うーん、痛い目にあったり、苦しんだりするのが好き、みたいな感じかな」

エレナ「えっ! プロデューサー痛いのが好きなノ?」

P「まぁ意外と…… カサブタ剥がすのとか大好きだからな」

エレナ「つまり、ワタシがシズカみたいになって、プロデューサーに痛いことをすれば好きになってくれる?」

P「エレナが静香みたいに? それは無理だろ~」

エレナ「できるヨっ!」

エレナ「すっ……」

P「おぉ! あの落ち着きの無いエレナがすんとしてる! やるじゃないかエレナ」

エレナ「プロデューサー……」

P「クールな感じ出てるじゃないか! いいぞエレナ!」

エレナ「えいっ! えいっ!」

P「いてぇ! いてぇ! なんでうどん伸ばす棒で叩いてくるんだ!」

エレナ「だってプロデューサーはシズカに痛いのされるの好きなんでショ? シズカと言えばうどんだヨー」

P「いやでもこの棒かてーしマジでいてぇから! て言うか静香だって流石に人のことうどん棒で叩かねーよ!」

エレナ「それで、そろそろケッコンしてくれる気になった?」

P「うーん……」

エレナ「ぷぅ…… どうして~」

P「なぁ、エレナは何でそんな結婚したいんだ?」

エレナ「それは…… 毎日一緒に居たいし~?」

P「今だって仕事でほとんど毎日会ってるだろ?」

エレナ「あっホントだ」

P「それに結婚したらお互いのイヤなとことか見えてくるかもしれないんだぞ?」

エレナ「むむむ……」

P「それに、結婚したらアイドルを辞めなきゃいけなくなるぞ」

エレナ「えーっ! それはイヤだヨーっ!」

P「未成年で既婚者のアイドルなんて中々厳しいからな」

エレナ「うーん…… プロデューサーとケッコンしたいけど、でもアイドルも続けたいヨー……」

P「俺はエレナにはずっとアイドルで居て欲しいな」

エレナ「えっ?」

P「エレナは俺の大切なパートナーだ。 エレナが楽しい時は一緒に楽しんで、辛い時は一緒に頑張って、そうしてエレナがトップアイドルになる手助けをしていきたい」

P「オーディションで初めてエレナを見た時、ダンスのキレにも驚いたが、何より魅力的に映ったのはエレナの笑顔だ」

P「太陽みたいなキラキラした笑顔、見てる人を幸せにさせる笑顔、エレナにはそういう可能性を感じたんだ」

P「俺はエレナのことを全国の、いや世界中の人たちに知ってもらいたい。 俺と結婚なんてしてその笑顔を俺個人だけに見せるなんてもったいないこと出来ない」

エレナ「プロデューサー……」

P「俺はずっとエレナのプロデューサーだ。 例えエレナがおばあちゃんになって、得意のサンバが踊れなくなったってずっとずっとエレナのプロデューサーで居てやる!」

P「だから、結婚は出来ないけど、ずっと俺のパートナーで居てくれ! エレナ!」

エレナ「…… うんっ!」

エレナ「つまりプロデューサーはワタシのこと大好きでずっとパートナーでケッコンしたいってことだよネっ!」

P「違う! 違わないけど! 違う!」


おわり

読んでくれた人ありがとうございました

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom