雪乃「私は東京大学に行くつもりよ。そういう由比ヶ浜さんはどうするつもりなのから?」
結衣「わ、私はまだ決めてないかなー……あはは」
雪乃「笑い事ではないわよ由比ヶ浜さん。あなた仮にも高校三年生なのだし早く進路を決めないと後々後悔するわよ」
結衣「わ、わかってるよ。そうだヒッキーは大学どうするの?」
八幡「ん? 俺は大学に行く気はないぞ」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1510545562
結衣「え、ヒッキーほんとにヒッキーになっちゃうの?」
雪乃「引きこもり君、あなた目だけではなくついに心まで腐り始めたのね。大学に行かずに一日中家に引きこもってパソコンとにらめっこするつもりね。まるでこのssの作者みたいだわ。ヒキニート君今ならまだやり直せるわ、考え直しなさい」
八幡「人の話は最後まで聞けよ。俺は大学にはいかずに就職するつもりなんだよ」
結衣「ヒッキーが働くの!」
雪乃「まさかあなたが働くとは思いもしなかったわ。あれほど専業主婦になりたがっていたあなたが働きたいと思える職場があるとは思わなかったわ。で、一体どんなブラック企業で働くつもりなのかしら」
八幡「おい、雪ノ下何で俺が働くところがブラック企業ってきめつけてるんだよ」
雪乃「あら、だってあなたのように目の腐った男を雇うような会社がまともだとは思えないもの。それで比企谷君は一体どこの会社で働くのかしら」
八幡「聞いて驚くなよ? 陸上自衛隊に入隊するつもりなんだ。親戚のおじさんが自衛官で自衛隊を進めてきたんだよ。それで話を聞いてると自衛隊って結構いいところだと思ったから入隊してみることにしたんだ」
結衣「ヒッキーが自衛官になるの!? ヒッキーのくせにかっこいいじゃん」
雪乃「由比ヶ浜さん、自衛隊って中卒でもはいれるそうよ。これを聞いてもまだ比企谷君がかっこいいなんて思えるかしら?」
八幡「おい雪ノ下、それは勘違いだぞ。民間企業に一般職と管理職ってあるように自衛隊にもいろいろあるんだ。自衛隊=中卒ってのは間違いだぞ」
雪乃「そう、じゃあ私たちに説明してくれるかしら。もちろん由比ヶ浜さんに理解できるように説明するのよ、比企谷君」
八幡「オッケー任せとけ。でもめんどくさいから陸上自衛隊の事だけでいいな?」
八幡「自衛官になるためには採用試験を受けなきゃならないんだが、この採用試験がいろいろとあるんだよ。おおまかにだが自衛官候補生、一般曹候補生、一般幹部候補生があるな。
ほかにも予備自衛官補や高等工科学校生徒、防衛大学校学生に防衛医科大学校学生、航空学生なんかもある。ここまではわかるか」
雪乃「ええ大丈夫よ。続けて頂戴」
アホの子「あわわわわ」
八幡「自衛隊には階級があるのはわかるか? まあ階級は防衛省のホームページに載ってるからそれを見ながら話を聞いてくれ」
八幡「さっき雪ノ下が言ってたように中卒で自衛官になりたいってやつは自衛官候補生採用試験ってのを受けるんだ。自衛官候補生ってのは任期制で2士~士長として活躍する自衛官になる。一任期二年で基本1~3任期で退職する。自衛隊ってようは軍隊みたいなものだろ? だから若い人が必要なんだ。だからこうして十代二十代の人間を集めるんだ」
結衣「ふーん」
八幡「次だが一般曹候補生ってのは、名前の通りなんだが曹になる自衛官の採用試験だな。これは高卒程度のレベルだ。3曹~曹長が曹だ。准尉は微妙な階級で曹と幹部の中間みたいなもんだ。ちなみに自衛官候補生の奴等でも試験さえ通れば、曹になれるそうだ。
曹は小部隊の指揮官なんて言われたりもするな。自衛官候補生とは違って基本的に定年まで自衛官として働ける。幹部のサポートをしたりする」
八幡「一般幹部候補生ってのは幹部になる自衛官の採用試験だ。大卒のやつが受けるな。
3尉以上の階級の自衛官が幹部だ。幹部は部隊を指揮したりするのがしごとだな。
ちなみに幹部はB幹U幹I幹ってあるんだ。B幹は防衛大学校のやつらでU幹は一般幹部候補生のやつらでI幹は部内幹部って言って曹のやつらが曹のやつらが試験を受けさせられて幹部になったりもする」
結衣「ふーん」
雪乃「今日の比企谷君はよくしゃべるわね」
八幡「防衛大学校は幹部になる自衛官を育てる学校だ。」
八幡「ほかにも高等工科学校生徒なんてのもあるぞ。この学校は技術的な識能を有し、知徳体を兼ね備えた伸縮性のある自衛官の育成をする学校だ。この学校は15歳か16歳にしか受験資格はないぞ。昔は海上自衛隊と航空自衛隊にも生徒隊はあったんだが今は陸上自衛隊にしかない。ちなみに作者は高校工の前身の少年工科学校の元生徒だそうだ」
八幡「自衛隊のことを詳しく知りたい奴は防衛省のホームページをみるか最寄りの地方協力本部に行ってくれ。地方協力本部のおじさんたちが親切に教えてくれるぞ」
雪乃「やっと説明が終わったのね。あなた現国の順位本当に学年三位なのかしら」
結衣「よくわからないけど自衛隊ってすごいんだね」
それからいろいろあって卒業式の日
結衣「ヒッキー、もう会えないかもだから言うけど私ずっとヒッキーの事好きだったよ。サブレを助けてくれた時から気になって、奉仕部に入ってヒッキーといる時間が長くなって、自分を犠牲にするところは嫌いだけどほかの人のために一生懸命になれるヒッキーが私は大好き!」
雪乃「私もあなたのことが好きよ。たまには電話をかけてほしいのだけれどいいかしら? これが私の電話番号よ。めんどくさいから以下省略」
一色「わたしも先輩が(ry」
八幡「お前らがそんな風に思っていてくれたなんてな。でも俺はお前らの気持ちにこたえることはできない。これから俺は自衛官になるんだ。お前らの中の誰かと付き合ってもすぐに離れ離れになっちまう。そんなのお前らだって嫌だろ?」
結衣「そっか、やっぱりヒッキーはヒッキーだね」
雪乃「いいのよ比企谷君。私は気持ちをあなたに伝えられただけで満足よ」
一色(ry
それから数週間後
八幡「申告します! 防衛大学校学生、比企谷八幡は、四月十八日付をもって、退校を承認されました」敬礼
八幡「もしもし、雪ノ下か? 俺だ比企谷だよ。卒業式の日俺のことが好きだって言ってたよな? 実はな俺も雪ノ下のことが好きだったんだ。今さらで悪いんだがやっぱり俺と付き合ってくれないか? そうか、ありがとう! ところで相談があるんだが、じつは俺防大やめることにしたんだよ」
数年後八幡は高校生の頃の夢がかない、雪乃の夫になって専業主夫をしていたそうです
このSSまとめへのコメント
このSSまとめにはまだコメントがありません