ミリマスSS
初めて投稿してみます。
公式でほぼ絡みのない21歳コンビが会話するだけのお話です。
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あずさ「はあ…」
千鶴「あずさ、元気を出してくださいな。」
あずさ「ええ大丈夫よ、どうもありがとう…分かってる、仕方がないわ。」
千鶴「いや、あのですね…」
あずさ「これも運命よ、そうでしょう?」
千鶴「たかだか差し入れのプリンが足りなくて食べそびれたぐらいで大げさですわよ、年下に譲る!」
あずさ「運命のプリン、か…」
千鶴「わけのわからない事を言うんじゃありません!茜、構いませんから早くお食べなさい?」
あずさ「ふぅ…」
千鶴「ムダに色っぽい溜め息をつかないで下さいな。どうせやるならそういうのはなにかの特典映像にでもした方が人気出ますわよ。」
あずさ「うふふ、手厳しいわね〜」
千鶴「…まだ吹っ切れませんの?」
あずさ「ええ。頭では分かっているわ。分かっているけどこんな、こんな事って。」
千鶴「あずさ…」
あずさ「思ってしまうの。こんな事があるとね、運命って一体何なのかしら、って…」
千鶴「…急なお仕事では仕方ないでしょう?わたくしだって蟹食べ放題、楽しみにしてましたわよ!」
あずさ「運命とはこれいカニ、か…」
千鶴「志保みたいな駄洒落を言うんじゃありません。このみさん莉緒さん、早く行ってくださいな…千早もウケてないでさっさとレッスンに行く!」
あずさ「劇場のすぐ近くに商店街があるじゃない」
千鶴「ええ。」
あずさ「行ったことのある子達が言ってたんだけどね。そこにすっごく大きな、可愛い犬がいたんですって。」
千鶴「ああ、その犬のことでしたら、わたくしもこの前海美と麗花から聞きましたわ。」
あずさ「環ちゃんや風花ちゃんの影響か、事務所は猫好きが多いみたいだけど。犬だって可愛いわよね、そう思わない?」
千鶴「まあ、確かにその通りだと思いますわ。」
あずさ「でしょ?だから、あんなに可愛い犬の写真見せられたら、実際に会ってみたいと思うじゃない。」
千鶴「それも分かりますわね。あなたが犬好きなのはよく知ってますし。」
あずさ「うふふ、どうもありがとう。だからね、仕方がないの。どうしようもなかったんだわ、これも運命なのよ。」
千鶴「迷子の言い訳にしてはずいぶん大げさですこと。もう、だから一人で行くなとあれほど言いましたのに。」
あずさ「ごめんなさい、ちょうど時間が空いたものだから。」
千鶴「とにかく迎えに行きますわ。今、辺りには何がありますの?」
あずさ「え〜っとねぇ…あ、あれ何かしら。二階堂精肉て…」
千鶴「そこから一歩も動いてはなりませんわよ。いいですわね!」
あずさ「一目惚れって、あると思う?」
千鶴「あるでしょうね、体験した事はありませんけど。」
あずさ「一目見た瞬間に心を奪われて、夢中になって。もうその事しか考えられなくなる…素敵じゃない?」
千鶴「ええ。すごくロマンチックでしょうね。」
あずさ「あの時の私がまさにそうだったのよ。だから、つい思わずね?でも後悔はしてないわ。」
千鶴「本当に?」
あずさ「ええ。」
千鶴「絶対ですのね?」
あずさ「間違いないわ。私にとって、これは運命の出会いだったのよ。」
千鶴「そうですの。なら、わたくしからは何も言うつもりはありませんわ。」
あずさ「…ありがとう。」
千鶴「どういたしまして。にしても…」
千鶴「どうするんですの、この大量のコロッケ。お店でも開くおつもり?」
あずさ「だ、だって。せっかく買ったのよ、使わないともったいないでしょう?」
千鶴「もう。服やアクセサリなら分かりますわ、百歩譲ってフライパンやお鍋でも。けどまさか、家庭用フライヤーを衝動買いするとは。」
あずさ「お店で見てすぐ分かったわ、この子は私に買われたがってるって。だからつい、ね?ちょうど千鶴ちゃんにコロッケの作り方教わったばかりだったし。」
千鶴「だからって、なんだってまたこんなに沢山。」
あずさ「じゃがいもと玉ねぎが安かったものだからつい。あ、でもほら。皆への差し入れにちょうどいいと思わない?」
千鶴「美奈子が対抗意識を燃やさない事を祈りますわ…」
あずさ「すっかり寒くなったわね。音無さん、大丈夫かしら。」
千鶴「お気の毒でしたわね。まさか、高校時代の同級生からの食事のお誘いとやらがマルチ商法の勧誘だったなんて」
あずさ「莉緒ちゃんこのみちゃんがいてくれて助かったわ。私だけじゃどう対処していいか分からなかったし。」
千鶴「わたくしもですわ、こういう飲み会は初めてでしたもの。ま、あとはプロデューサーが何とかしてくださいますわよ。」
あずさ「……」
千鶴「どうかなさいまして?」
あずさ「ううん、別に。それよりこのあとどうする?帰ってもいいけど、どうせならどこか…」
千鶴「あずさ。」
あずさ「…あの二人をね。」
千鶴「うん?」
あずさ「音無さんとプロデューサーさん。相性を占ってみた事があるの。本人達には内緒で、こっそりとだけどね。」
千鶴「それで?」
あずさ「すごく良かったわ。最高の相性なんですって。」
千鶴「…素人の占いなんて、あてにはなりませんわよ。」
あずさ「あら、それはちょっと酷くないかしら。占いにはちょっと自信あったんだけど。」
千鶴「なら、それを信じますの?」
あずさ「占いは信じる信じないじゃないわ。自分の行動のサポートになるような使い方をするものなの。」
千鶴「ふうん…で、その結果と現在の二人を知ったあなたは、いかがなさるおつもり?」
あずさ「…もう一軒、付き合ってもらっていい?」
千鶴「はいはい。」
あずさ「いい結婚式だったわね。」
千鶴「ですわね。」
あずさ「幸せになれるといいわね。プロデューサーさんと、音無さ…とはもう呼べないわね。」
千鶴「あずさ、その…」
あずさ「私なら大丈夫よ。」
千鶴「ですけど。」
あずさ「あの人は運命の人じゃなかった、それだけだわ。そうでしょう?」
千鶴「そう、ですわね。うん、きっとそうですわよ。」
千鶴「大丈夫。いつか、必ずあなたを見つけて下さる方が現れますわ。わたくしが保証致しますわよ。」
あずさ「うふふ、どうもありがとう…私を見つけてくれる運命の人、か。」
あずさ「今のところ、千鶴ちゃんくらいしか思い付かないわね〜」
千鶴「ちょっと!?わたくし、そんな趣味はありませんわよ。」
あずさ「ええ、私にも無いわ。」
千鶴「もう。からかわないで下さいな、人が心配してあげてるのに。」
あずさ「ご、ごめんなさい。」
千鶴「ですが…お互い万が一の時は、そういうのもアリかもしれませんわね?」
あずさ「まあ。うふふ、そうならない方が良いけどね。」
千鶴「頭の片隅にでも留めておきますわ。本当の本当に最後の手段、ですけとね。」
あずさ「ありがと。じゃ、これからも共白髪まで、よろしくお願いね?」
千鶴「気が早いですわよ、今からもう諦めるおつもりですの?」
あずさ「冗談冗談。それじゃ、帰りましょ?」
千鶴「ええ。それじゃ、明日もよろしくお願いしますわ。」
あずさ「………手とか繋いでみる?」
千鶴「お断りします!」
終わり
お目汚し失礼しました。
残念ながらサービス終了が決定してしまいましたが、
最後まで『アイドルマスター ミリオンライブ!』と
二次創作が簡単に作れるオマケ機能『ミリオンライブ ドラマシアター』
を、どうぞよろしくお願いします。
あまり見なかったけど、結構面白い組み合わせだな
乙です
>>2
三浦あずさ(21) Vo/An
http://i.imgur.com/y1pkCaf.jpg
http://i.imgur.com/fs9UozJ.jpg
二階堂千鶴(21) Vi/Fa
http://i.imgur.com/X7vuKaj.jpg
http://i.imgur.com/A2mMZxT.jpg
画像ありがとうございます!!
ドラマシアター移植、して欲しいですがないでしょうね…。HTML化依頼出してきます。
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