隊長と艦娘達 (16)
以下の注意を留意の上でご覧ください
・初スレ建て
・文章力皆無
・独自解釈多め
・自衛隊装備や自衛官、その他用語などが登場
・主は非自衛官(故に間違いがあればご指摘ください)
・主人公は提督じゃないよ←超重要
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硝煙と爆風、爆発音に銃器から発せられる炸裂音
「16式機動戦闘車大破!」
「水陸両用車もやられました!」
「海自の第一護衛隊群、米軍の第七艦隊も劣勢です!」
「負傷者は奥の防空壕へ!空挺団は!?」
「制空権の関係で出撃不可能!この島への支援は・・・」
騒がしく動く部下や上官たち、燃えて使い物にならない装備達
迷彩服を纏いながら武器を使用する彼らの名は「陸上自衛隊」、その中でも「小笠原島防衛隊」と言われる混成部隊であった。
士長「失礼します!新たな情報です!」
隊長「どうした士長」
士長「海上自衛隊第1護衛隊群と米海軍第七艦隊は未だ交戦中ですが、敵の本島攻撃艦隊はそちらに一部加勢した模様!今なら行けます!」
隊長「よし、第2護衛隊群に通達して出航!」
彼らが置かれている状況は最悪としか言いようが無かった
装備も十分では無く、相手は小型で狙いづらく、制空権すらない状況であった
隊長は指揮本部から海岸線を見下ろす
眼下に広がる青い海の境界線となっている島の砂浜では、陸自機甲科部隊が目標と砲火を交えている
小型の鯨のような「駆逐イ級」と呼ばれる個体は74式戦車の105㎜ライフル砲により射貫かれ、後方に控えた特科隊の203mm自走りゅう弾砲によって破壊される
しかし、「戦艦タ級」などと呼ばれる人型の個体にはイマイチ効果が出ず、陸自部隊は苦戦を強いられていた
精々MLRSや自走砲、戦車で海上進行を防ぎ、87式自走高射機関砲、93式近距離地対空誘導弾で上空進行を阻止するのが精一杯だった
既に空自と在日米空軍が制空権確保に乗り出そうとしたが、敵の圧倒的物量により不空の殉職者と未帰還機を出して失敗
小笠原諸島には陸自の「小笠原島防衛隊」、海自の第3護衛隊群しかおらず、もはやここの防衛は絶望的であった
士長「・・・隊長、本当によろしいので?」
隊長「・・・元よりそのつもりだ」
隊長と呼ばれた3等陸尉の階級章をつけた男性自衛官は無線機に手をかける
隊長「これより、『海自父島脱出援護作戦』を実施する!各員、全力で任務に当たれ!!」
小笠原諸島が「深海棲艦」と呼ばれる存在によって襲撃されてから2年後、日本は大きく変化していた
第3護衛隊群を脱出させた小笠原島防衛隊は、海自と米海軍が到達するまで粘り、装備の8割を失い、行動可能な自衛官も3割に満たなかった
しかしながら殉職者は二桁に達せず、死傷者のほとんどは重軽傷者だけであった
小笠原防衛後、小笠原島防衛隊は解散し、殆どが負傷を原因に退官
残った者の中でもPTSD等に悩まされることが多くなったという
当時、部隊を指揮していた、あの3等陸尉もその一人であった
彼は小笠原島防衛隊から大宮駐屯地の第32普通科連隊へと移されており、少ない犠牲者で小笠原を防衛したことから特別賞詞を受賞し、階級も2等陸尉へと昇進していた
それでも彼の脳裏には未だに当時の戦闘が張り付いていて消えない
現地で指揮を執っていたが故に部下の死を目の当たりにし、彼の心は深いダメージを負っていたが、彼は自衛官を止めず、未だに国の防衛に努めていた
だが、既に日本は変わり、陸自が必要とされることは少なくなった
小笠原での戦闘後、対となる存在「艦娘」が「妖精」と呼ばれる存在と共に出現、深海棲艦を撃退していった
政府は当初、彼女らを「特殊海上自衛隊」として運用しようとしたが、某近隣諸国との摩擦から自衛隊以上の防衛力増大が必須と考え、「日本国防海軍」と変更
9錠変更も伴い、野党からの盛大なバッシングを受けるが何とかしのぎ、艦娘との調整の結果「日本国海軍」として自衛隊とは独立した組織を作り上げた
したがって人員も新たに集い、「提督」と呼ばれる人育成へ力を注いでいるというのが現状である
既に横須賀、舞鶴、佐世保などの主要なものは「鎮守府」として機能しており、陸自は以前のように忙しくない日々へと戻っていた
そんな日々を過ごしながら自衛官として過ごしていた二尉であったが、それは唐突に崩れ去った
隊長「えっと・・・自分はなぜ呼ばれたのでしょうか・・・?」
駐屯地司令「まあ、楽にしてくれ。別に罰するわけでも無いしな」
隊長「は、はぁ・・・」
駐屯地司令「まあ、単刀直入に言った方が良いか・・・二尉、お前に出向命令だ」
隊長「出向・・・空か海にですか?」
駐屯地司令「本来ならそうだが・・・今回は違う、海軍さんからだよ」
隊長「か、海軍が自分を!?」
駐屯地司令「そうだ、なんでも陸自の戦闘ノウハウが欲しいとかでお呼び出しだ。そこで実戦経験ある奴からふるいに掛けたらお前が出たってわけだ」
隊長「し、しかし・・・」
駐屯地司令「言いたいことはあると思うが命令は命令だ・・・お前には悪いとは思うが、陸自代表として出てくれ・・・」
隊長「・・・分かりました。命令に従います」
駐屯地司令「すまない・・・配置換えは2週間後、場所は横須賀だ。今後は非持つ整理委注力するように」
隊長「了解しました!」
こうして、一人の自衛官は艦娘の集う海軍という未知の領域へと足を踏み込むこととなった
まだ艦娘が文字しか出て来てないよ・・・/(^o^)\ナンテコッタイ
地の文とか大丈夫ですかね・・・何分不慣れな場所でして・・・
次回から本格的に艦娘出していきます!
・・・アニメを主軸にして
諸事情から離れてました
>>10 そうですね、一応防衛省とも別組織として大本営があります
二週間後 神奈川県 横須賀
隊長「高機動車も一緒に配属先に持っていけって言われたから交通費は浮いたがのはいいが・・・」
隊長「確かここの先が横須賀鎮守府か・・・米海軍が別基地に移って当時の姿に戻したそうだが」
隊長「ん?」
??「」オロオロ
隊長「・・・なんかやけにでかいリュックサックを背負ってるな・・・困ってるみたいだし声をかけてみようか」
隊長「そこの君!どうかしたのかい?」
??「あ、もしかして海軍の方ですか?」
隊長「あー・・・まあ、今日付けで海軍に出向する自衛官だ。海軍に用かい?」
??「そうなんです・・・今日付けで異動になったんですが道に迷って・・・」
隊長「・・・この道をまっすぐ行けば普通に辿り着くぞ?」
??「・・・・え?」
隊長「・・・」
??「・・・」
隊長「乗っていくか?」
??「お、お願いします」ガチャ
隊長「そう言えば配属とか言ってたな、艦娘か?」
??「あ、はい。一応は・・・」
隊長「・・・多分だが吹雪型一番艦の吹雪だろ?」
吹雪「そ、そうです。なんでわかったんですか?」
隊長「・・・昔ちょっとな、行くぞ」
間違えてやんの私のバカス
横須賀鎮守府 本館 執務室
吹雪「はじめまして司令官!特型一番艦吹雪です!よろしくお願いします!」
隊長「本日付で横須賀鎮守府に出向しました、○○2等陸尉です!」
提督「二人ともようこそ、横須賀鎮守府へ。二人のことは書類で目を通しているが、今後には大変期待している。この国の安全のため、我々と共に頑張って欲しい」
吹雪&隊長「」敬礼
提督「さて、吹雪は今日から第三水雷戦隊で勤務して貰う。これが配属書だ。私はこれから二尉と少し重要な話があるので外で待機していてくれ」
吹雪「は、はい」
ガチャッ バタン
提督「さて、改めて歓迎するよ二尉」
隊長「ありがとうございます、提督」
提督「一応話しておくことがあってね・・・君には今日から警備隊長と近接戦闘及び野戦教官を兼任して貰うことになる。経験は?」
隊長「過去に一度だけ」
提督「なら大丈夫だと思うが・・・これマニュアルね」
提督「それともう一つ、というかこれが本題なんだけどね・・・君は元々呉の方に出向する予定だったんだ」
隊長「呉・・・【自衛隊嫌いの艦隊】ですか」
提督「知ってるみたいだね・・・艦娘たちは大体は同じ性格だが日々の生活やたまに別の性格の子が生まれる」
隊長「その中でも自衛隊を毛嫌いしている艦娘が集められたのが呉鎮守府ですね」
提督「彼女たちの中では旧海軍の方が上だからね・・・戦後、アメリカに養われた日本はもとより、米軍から指導を受けた自衛隊も敵とみているそうだ。戦闘行為が無いのは陛下がわざわざ艦娘たちに警告したからだけど・・・」
隊長「・・・身をもって体験しています」
提督「・・・そうだったね、小笠原防衛隊の負傷者数名も確か・・・」
隊長「して、なぜ自分は呉から横須賀に?」
提督「元帥と陸海空幕僚長、統合幕僚長が危険と判断して止めさせた。流石に陸上自衛官1人はキツイだろう?」
隊長「・・・」
提督「・・・君の傷を抉ることになるかもしれない。だが、現在は海軍内でもゴタゴタが多いからね・・・艦娘たちに安全委生活するほかに、戦闘においても生存確率を上げたいんだ」
隊長「分かりました、陸上自衛官として、彼女たちに教えられることは最大限叩き込みます。しかし、私のやり方ですよ?」
提督「構わない。父が陸上自衛官だからきついのは承知している・・・彼女たちの為には心を鬼にしなければならない」
隊長「では、明日から指導を始めます」
提督「そうだ、シフト表を作っておいたから目を通しておいてくれ」
隊長「・・・忘れてたんですか?」
提督「秘書艦には言わないでくれ・・・」
隊長「考えておきます」ニヤ
提督「いいねえ、その笑顔。そろそろ案内役の睦月って子が来るから吹雪と一緒に案内して貰ってくれ。以上だ」
隊長「失礼します」敬礼
ガチャッ バタン
提督「さーて、呉と演習が無いように願いたいよ・・・」
ほんとに短いですが勘弁してつかぁさい
あと、呉提督の方や呉に住んでる方は本当に申し訳ないです(´・ω・`)
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