機械戦争 (31)

世界は突如、あらゆる生物を模した機械生命体<マシナリー>の大群に襲撃された。

マシナリーに搭載された強力な兵器によって、世界各国の軍隊は劣勢。

この世界に絶対安全圏など存在せず、一般市民の前にもマシナリーは脅威を示していた。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1455441046

1.物語は日記形式が主になります。会話や戦闘描写に地の文等も使用。

2.主観キャラはそのキャラの死亡。または、ある程度生き抜く事で別のキャラに移ります。

3.物語の進行コースは決まっておりません。サイコロやコンマなどでランダムに決まります。

4.戦闘やサバイバルによる微グロがあるかもしれません。ホンの少しでも無理な方はお気を付けください。

1st キャラクター


山田 一(やまだ はじめ)
24歳
所属 軍隊
陸軍歩兵部隊

『1月15日』



いつ死ぬかわからないこのご時世だ。自分の生きた証として、日記でも書こうと思う。
この戦争が終わった後、もしかしたら貴重な当時の資料として残るかもしれないな。
最も、人類がこの脅威から生き延びる事が出来ればだが。

何から書けばいいか。
俺は陸軍の歩兵部隊の人間だ。今は誰もいない民家に侵入し、この日記を書いている。この辺りの人間は皆避難出来たのだろうか?

3日前の1月12日。
突如、世界中に正体不明のバケモノ達が現れたんだ。
バケモノっていっても古い映画で見たエイリアンやらそんなんじゃない。そして、宇宙人って感じでもない。
簡潔に言えば、アレはロボットだ。
それも、地球の。世界各地に生息している動物を象ったロボット。
昔、子犬をモデルにしたペットロボットみたいなモノが流行っただろ?簡単に言えばそんな感じだ。

ただし、完成度の次元が違う。
本物。いや、戦闘用ならばそれ以上の俊敏な動き。
そして、それらに搭載されたあらゆる兵器。
まるで漫画やゲームのようなバカげたSF兵器だってこの目で見た。

俺の部隊が遭遇した、たった一頭のライオン型のヤツは……そのたった一頭に、俺以外の隊員が全員やられちまった。
確認した搭載兵器は
・胴体両側部に2門のガトリングガン
・口内から無誘導ロケット弾(連射可)
・背部にレーザー砲台

自分で書いてなんだがレーザー砲台ってなんだよ。ただ、同行していた装甲車はレーザー一撃で車体の半分が溶解していた。
あんなのがアフリカのサバンナよろしく、うじゃうじゃいやがんだ。あれ一頭に装甲車一台でも太刀打ち出来ねぇんだぞ?どうすりゃあんなのに人類が勝てるってんだ?

沈んでも仕方ない。
とにかく今は他の部隊と合流し、任務を遂行するしかない。
兵士として、アレに立ち向かうしか俺には道はないんだ。

>>8


1.闇夜に紛れて行動

2.朝日を待って行動

2

1月16日 AM6:00


山田「空が白んできた……動くか……」


緊急事態とは言え、窓を割って不法侵入した家を出来るだけ片付け、周囲を警戒しながら外に出る。

あの機械生命体というかロボットアニマルというか。今はロボットでいいか。
とにかくあのロボットにはどんな装置や兵器が備わっているのかまだまだ判明していない。
技術部隊が全滅していなければ、部隊が数体ほど捕獲して解析しているだろうが、今はその情報を得る事も出来ない。

夜に動かなかったのはその為だ。
もし奴等の目に赤外線機能が備わっていれば逆にこちらが危険だ。奴等がわざわざ動物を象っている以上、夜目が利く可能性が高い。

山田「一番近い臨時拠点まで、このペースだと2日くらいか……何とか途中で他の部隊と合流したいとこだな」


一般市民は本拠地の基地に避難させ、学校などの広い敷地がある場所には臨時の補給基地が建てられている。

本来なら装備がある状態でも、半日も歩けば到着するのだが、警戒に警戒を重ねながらの移動となる為、速度は非常に遅くなる。
しかし焦りは禁物なのだ。

PM 0:40


パララララッ!!
パララララッ!!!

山田「ッ!?銃声だ!!」ダッ!!


閑静な住宅街を進行中の山田の前方から、銃声が響き渡る。
すかさず山田はその銃声の元へと走り出した。

銃声は、陸軍歩兵部隊の標準装備であるアサルトライフルと同じモノであった。
即ち、銃声の先には同じ軍の人間がいるハズなのだ。

ようやく合流が出来ると山田は喜んで走り続ける。
しかし山田は忘れていた。

発砲するという事は、基本的に対象となるモノが存在するという事。
そしてその対象とは、十中八九『奴等』である。

>>15

コンマ

00 大型肉食動物型撃破済み 20人プラス戦車・装甲車1台ずつの大部隊と合流

01〜30 中型肉食動物型撃破済み。5人編成部隊と合流。

31〜50 小型草食動物型撃破済み。3人編成部隊と合流。

51〜98 小型肉食動物型と交戦中。4人編成部隊。判定により減少・全滅の可能性アリ。

99 幻獣型と交戦中。10%の確率で撃破。

本日の投下終了です。

ちなみにこのSSは、ホライゾンゼロダウンとかいうゲームを知って考えつきました。未発売ですが、ゲーム自体がかなり面白そうです。
機械の動物に関しては、調べたらゾイドっていうのがあるみたいですね。トランスフォーマーよりそっちよりです。
最後に、現時点の敵戦力リストです。






選択肢が直下でコンマが先に飛ばすって普通逆じゃね?

ほあた

機械生命体<マシナリー>
危険度

『E』
小型草食動物・昆虫型

『D』
中型草食動物型

『C』
中型肉食動物・大型昆虫型
ライオン(メス)

『B』
大型草食動物型

『A』
大型肉食動物型・古代種型

『S』
幻獣型・カテゴリー不明


自分のミスで>>15踏んでたら、下ので判定させていただきます。ではまた。

PM 0:40



ガシャッ!
ガシャッ!!

閑静な住宅街にて。
一体のメスのライオン型のロボットが周囲を見回しながら進んでいる。

前方にはT型に左右に別れた道が。

「こちら佐川。ターゲットがC地点を通過。間も無く作戦地点へ入ります」

そんなメスライオン型を、一つの部隊が囲んでいた。
どうやらこのロボットを破壊する気のようだ。



メスのライオンは本来集団で行動する。
わざわざ、メスライオンの形をしているのだ。その辺りの習性もインプットされていると思った方がいいだろう。

つまり、この個体は群れから逸れてしまったようだ。
破壊するならば今がチャンスだろう。

しかし、山田一の部隊はライオン型1体に壊滅させられている。メス型の戦力はわからないが、一瞬でも策を誤れば終わりだろう。

メスライオン型が、T路地の道へと入ろうとしたその瞬間


隊長「今だ」


そして、部隊長の合図と共に、メスライオン型から見てT路地の右手側から中型バイクが現れる。

酒井「松本!撃てッ!!」ブォンッ!!
松本「ウォォォオオオオッ!!!」チャキッ!!

パララララッ!!
パララララッ!!!

松本と呼ばれた隊員が、酒井がハンドルを握る中型バイクの後ろから、メスライオン型へとアサルトライフルを発砲する。

フルオートで放たれた数十発の弾丸は、主にメスライオン型の顔面へと着弾。
顔面の装甲を若干削り、右目の視界センサーを破壊した。

メスライオン型は、反撃の為、胴体の両側面より小型のガトリングガンを出し始める。


佐川「メスライオン型、胴体よりミニガン出ました」ガチャッ!!

20mほど後方の民家二階にて観察していた佐川は、無線にて報告と同時に、すぐさま無誘導ロケットランチャーをメスライオン型へと構える。

酒井「落ちんなよ松本ッ!!」ブォンッ!!

ブォォオオオオッ!!!!


同時に酒井がバイクをフルアクセルで移動。T路地の左手側へと急発進で突き進む。

ドドドドドドドドドドッ!!!

ガトリングの弾丸は、酒井達のいた辺りへと雨のように降り注がれる。
もし一瞬でも酒井の移動が遅れれば、二人ともミンチと化していただろう。

隊長「佐川!お前のタイミングで撃てッ!!」

そして、この瞬間メスライオン型は、完全に前方のみに集中している。更に、2つのガトリングガンの反動を抑えるのに体全体で踏ん張っている為、発射中は動けない。

良い的だ。

佐川「撃ちますッ!!」チャキッ!!

バシュッ!!!

この一瞬を狙い、佐川がロケットランチャーをメスライオン型へと放つ。

佐川と対象への距離は20mほど。対象の体長2m。対象は完全に硬直状態。

佐川はこのチャンスを逃さず、ロケット弾は見事メスライオン型へと着弾し、メスライオン型は大破した。

隊長「目標撃破確認。目標回収後、技術部隊のいる拠点へと帰還する。……ん?」


大破したメスライオン型に近付く部隊員の中、ふと、部隊長の男が気付く。

そこには、銃声を聞き駆けつけた、山田一の姿があった。


隊長「止まれ」チャキッ!!


部隊長がすぐさま、山田に対して拳銃を構える。

酒井「大和隊長!コイツは人間」

大和「向こうに人型が居ないとは限らん。奴等が変装している可能性もある。向こうは我々の予想を遥かに超える技術力を持っているんだ」

酒井「……見た所軍隊の人間のようだが、所属は?」


そしてこれが、山田一と大和部隊と呼ばれる精鋭部隊の顔合わせとなった。

『1月16日』


ようやく一息入れる事が出来た。
今俺は、軍の臨時拠点の一つにいる。といっても小学校の校舎や敷地を利用した簡易的なモノだが。
とはいえ、既に壊滅している拠点も少なくはない。部隊が壊滅した俺がここにいるのは奇跡だろう。

何から書こうか……俺は朝方民家を出て、拠点へと向かった。夜中では奴等に見つかり、こちらは反応が遅れる恐れがあるからだ。動物型のロボットを作る以上、夜目が利く恐れもあるしな。
事実、その恐れは当たっていた。その経緯は後で書こう。

昼頃に住宅街を進む中、銃声が聞こえたのですぐにその現場へと向かうと、同じ陸軍歩兵の部隊がそこにいた。しかも俺らの部隊を壊滅させたライオン型(コレはメス型らしい)を仕留めていたんだ。素直に凄いと思ったよ。たった5人でコイツを仕留めるなんてな。
部隊は、隊長の大和さん、歩兵の酒井さん、松本さん。工兵の佐川さん。そして狙撃手の赤井さんの5人。どれも強者揃いの部隊だ。
最初は俺の事を奴等の変装と疑われもしたが、所属やコードを照合してもらい、何とか受け入れてもらえた。
あと、拠点まで2日はかかると踏んでいたが、合流後この学校までは、普通にジープを走らせて着いた。大和隊長曰く、荷物もあるし、奴等と遭遇するかは運任せだそうだ。無事辿り着いて本当に良かった。

明日からは大和部隊と共に行動する事になった。任務は主に、奴等の撃退と、その残骸の確保だ。
今回のメスライオン型のように撃退したモノは、技術部隊に渡し、解析を行うそうだ。
奴等に取り付けられていた武装も、使えるモノは部隊に回していくとの事。解析データも軍隊のコンピューターからなら全部隊がら確認出来るそうだ。
今は人類が劣勢かもしれない。しかし、反撃はここからだ。

<軍事報道>


敵対機械生命体『マシナリー』について


現時点での敵対勢力の目的は不明。

敵対勢力の、地球上の生物を象った機械生命体『マシナリー』は、その習性も生物に順する説が有力である。

従って、肉食動物を象ったモノほど好戦的であり、逆に草食動物を象ったモノは、自ら人に危害を加える事は少ない。
ただし、象やサイなどの様に、その個体の戦闘力とは関係ない。むしろ敵対した際は、そういった個体の方が脅威となる。
各部隊戦闘の際は、敵個体の習性を十分把握して戦闘に臨む事。
また、どの個体にも恐らく『コア』と呼ばれる動力源。頭脳を司る『チップ』が存在する。
コレを破壊する事で対象は戦闘不能となると思われる。





一般市民に向けて

残念ながら、確実に貴方達を守りきれるという保証は出来ない。
自分の身は自分で守るという意識を求める。
情報の開示は出来る限り行う。各自の冷静な対処を求める。


我々と奴等は、『狩るか、狩られるか』

その二つしか答えはないのだ。

マシナリー FILE No.1



メスライオン型
中型肉食動物 危険度C

全長2m前後
ライオン型を長とし、群れをなして行動する習性アリ
夜行性


搭載装置
ナイトビジョン
嗅覚センサー
近距離レーダー(味方感知のみ)群れの連携に使うと思われる

搭載兵器
口内 対戦車ロケットランチャー(火力・低)
胴体両側面 7.62mm口径 ガトリングガン(ミニガン)
爪・牙 鋼鉄製

『山田 一』編終了です。
以後、彼と大和部隊はランダムに出てきます。

こんな感じで、主観キャラがある程度生き延びるか死ぬかでキャラクターチェンジになります。

今回の山田一はチュートリアルみたいなモノです。クリア条件は技術部隊との合流でした。

また、敵ロボットを倒し、技術部隊もしくは解体屋・技術力の高い人物に渡すと、そのロボットのデータが全人類に知れ渡る+撃破グループは新たな武器の入手となります。まぁゲーム感覚でお読みください。


2nd キャラクターの能力決めです。


心(モラル)一つ下の方
技(知力)二つ下の方
体(戦闘力)三つ下の方
コンマです。
00が最もよく、99が悪いとします。
モラルは善人か悪人かと言う事です。下手をすれば、悪人が悪の限りを尽くす展開になるかもしれません。
性別、年齢、職業、クリア条件などは、パラメーターが決まってから>>1が考えます。


ではまた。

2nd キャラクター

82 モラル
80 知識
12 戦闘力

二宮 衛 19歳

服役囚 元暴力団組員
罪状 大量殺人及び複数の重傷害罪

クリア条件
危険度Bのマシナリー撃破
及び1月23日を生き延びる





To be continued

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