ヒーロー「戦場ってのは理不尽なものだな」 (12)

市街地

バタタタタ――

垂直離着陸機運転手「亡者、数、およそ五百以上」

兵士1「ああ、死ねっていってるようなもんだな」

兵士2「勝てるわきゃねぇや。ははっ」

ヒーロー「……」

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防衛線

兵士A「うあぁあああああああ!」

ダダダダダダダダダ!

亡者「グァア!」


「来るなぁああああ!」
ダダダダッ!
「ゴアアアアアア」
「う、うわぁああああ……」


兵士B「この数の亡者を相手にどうしろと……」

兵士C「簡易バリケードがいつまでもつんだろうな」

運転手「爆弾投下します」

ドガァアアアアアアン!

隊長「今だ、全員降下しろ!」

兵士「了解!」

グイィイイン

兵士1「今の牽制で大分数が減ってやがる」

隊長「撃て撃て撃てぇ!」

ダダダダダダダ!

ヒーロー(建物に残っている可能性がある……)

ヒーロー「私は先に死角となる場所を調べる」

隊長「分かった、行け!」

兵士1「我々もフォローします」

ヒーロー「ああ、頼む」


ヒーロー「あの爆弾の被害を受けなかった箇所だ、行くぞ」

兵士「イエッサー!」

ヒーロー「特に異常は無いな」

兵士1「こちらもです」

兵士2「特に無い」

兵士3「ん?生存者です!生存者を発見しました!」


ヒーロー「本当か……ん、そいつは亡者だぞ!」

亡者「グエアアアア!」

ズブッ!

兵士3「ああああああ!」

兵士3→亡者2「ガァアアアア」

ヒーロー「交代しながら撃つぞ!」

兵士1「来るな化物!」ダダダダダダダ!

兵士2「……く」タタタタタタタタタタタ!

亡者1「グ……ガ……」

亡者2「ガアアアアア」

ヒーロー(仰け反るばかりで他に大した効果は無いな)

ヒーロー「お前たちは先に行け」

兵士1「そちらはどうするんです?」ダダダ!

ヒーロー「私が何とかする。絶対にだ。それよりも、ここらへんはまだ安全じゃないことが判明しているから、部隊に教えるんだ!」

兵士2「了解。行くぞ」

防衛線

兵士B「おらよ、さっさとくたばりやがれ」

ガアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!

亡者「ウウウ」

亡者2「アアア」

兵士B「機銃を真正面から受けても死なねぇ」

兵士C「持久戦でも短期戦でもこちらに勝機は無いに等しいからな……」

研究員「思えば、何故やつらという存在が在るのか」

研究員「そもそも、何故存在していたなら今まで姿を現さなかったのか」

研究員「何か、何かあるんじゃないか……?」

建物

ダンッ!

ヒーロー「こんな所か」

亡者1・2「」

ヒーロー「早く部隊のところへ行かねば」

ヒーロー「遅かったか」

亡者の群「アアアアア」

ヒーロー(この数から言って、部隊の大半が亡者化しているな)

ヒーロー(まずは距離を取らねば)

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