速水奏「私の日常」[短編集] (15)

短編集です
オチなしヤマなしの可能性大


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勉強]

奏「うーん……」

周子「そんなに唸ってどうしたの?」

奏「この構造式がなんだったのか思い出せなのよ」

周子「…………」

奏「そんな『そういえばこいつ高校生だったな』みたいな顔しないの」

周子「そんな顔してないって」

周子「どれどれ……」

周子「うーん、シューコちゃん文系だったからわかんない」

奏「知ってたわ」

周子「ねえ、ひどくない?」

志希「なになになんの話~?」

奏「この構造式が何なのかわからなくて困ってるの」

志希「それはギ酸だよ~」

志希「アルデヒド基とカルボキシ基持ってるからよくテストとかで出てくるんだ~」

奏「ありがとう志希、助かったわ」

志希「化学なら志希ちゃんにお任せ~」

周子「志希ちゃんやっぱり賢いね~」

志希「なんてったってギフテッドだからね~」

奏「せっかくだから化学のわからなかったところも教えてもらえるかしら」

志希「なになに?一ノ瀬せんせーをご所望?」

奏「もしよければお願いできるかしら」

志希「まっかせてよ!でもそのかわりあとでちょっと実験に付きあってね」

奏「ちょっとだけね」

志希「やったー♪」

奏「じゃあよろしくね、一ノ瀬先生」

奏「こんなところかしら」

志希「もういいの?ここから面白くなってくるのに~」

奏「そこまでいったら高校レベル超えちゃうでしょ」

志希「ちぇー」

周子「おつかれー八つ橋食べる?」

奏「ありがとう周子、頂くわ」

志希「私もー♪」

志希「うーん、やっぱりおいしいねぇ」

奏「ええ、そうね」

周子「志希ちゃんってやっぱり賢いんだね~」

周子「横で話聞いてたけど何言ってるかさっぱりだったよ」

奏「高校レベルだから周子もわかると思うけど」

周子「それは……ほら文系だから」

[蒼]

注意:この凛はかなり蒼が好きです

ガチャ

凛「おはようございます」

奏「おはよう、凛」

凛「奏だけ?」

奏「ええ、プロデューサーさんもちひろさんも外に出てるわよ」

奏「何か用事でもあった?」

凛「いや、ちょっと気になっただけ」

凛「奏は?」

奏「私はレッスンまで時間があるからここで本を読んでたの」

凛「へぇ、それってどんな本なの?」

奏「簡単に言えば哲学……かしら。文香に勧めてもらったの」

凛「じゃあ間違いないね」

奏「読み終わったら貸してあげましょうか?」

凛「いや、いいよ。私あんまり本読まないし」

奏「そう……」

凛「ねぇ、奏」

奏「何かしら」

凛「奏も蒼が好きなの?」

奏「え?まぁ嫌いではないわね」

凛「私は蒼が1番好きだよ」

奏「知ってるわ」

凛「よくよく考えたらさ、私のカードに蒼ってついてるの無いんだよね」

奏「ブルーウィンドがあるじゃない」

凛「あれはブルーであって蒼じゃないからだめ」

奏「目覚める蒼の息吹は?」

凛「コラボ先だからそれもだめ」

凛「奏は蒼翼の乙女があるんだよね」

奏「ええ」

凛「私よりも蒼いじゃん」

奏「普段の言動からしても凛の方が蒼いと思うけど」

凛「いや、奏も自覚はないかもしれないけど蒼いよ」

奏「そんなつもりのないのだけれど」

奏「まあいいわ。」

凛「ねぇ奏、どうやったら私にも蒼くのカードが追加されると思う?」

奏「知らないわよ。それならプロデューサーさんに言いにいった方がいいと思うけど」

凛「!」

凛「それもそうだね、じゃあプロデューサーのところに行ってくるよ」

凛「じゃあね、奏」

バタン

奏「プロデューサーさん今外に出てるのにどこに行くのかしら……」

[呼び方]

美波「おはよう奏さん!」

奏「おはよう、美波」

奏「…………」

美波「今日は一緒にレッスンだよね」

奏「ええ、そうね……」

美波「レッスン頑張ろうね!」

奏「ええ……」

美波「どうしたの?考え事?」

奏「大したことじゃないんだけど」

美波「何?」

奏「年下の私が呼び捨てで年上の美波がさん付けっておかしいような気がして」

美波「そう?私はいいと思うけど」

奏「どうして私をさん付けするか聞いてもいいかしら」

美波「大した理由じゃないんだけど始めて見たときに大人っぽい人だなぁって思ってそれが抜けないんだ」

奏「へぇ……大人っぽさなら美波も負けてないと思うけど」

美波「え?」

奏「大人っぽさというよりは色気かしら」

美波「みんなにもそれ言われるんだけど全く意識してないんだよね」

奏「そういう素でそういうところが貴方の魅力の1つなんじゃない?」

美波「そう?じゃあこれでいい……のかな?」

奏「ええ、バッチリよ」

美波「って私のことよりも奏さんのこと!」

奏「え?」

美波「もしかしてさん付けされるの嫌だった?」

奏「別に構わないわ。慣れてるしね」

美波「そういえばよくOLに間違えられるんだっけ」

奏「そうよ。制服着てるのに何で間違うのかしら……」

美波「ってまた話それちゃてるし……」

美波「それで呼び方はどうしたらいいかな?」

奏「別になんでもいいわよ」

美波「そう?」

奏「それより私の方こそさん付けしたほうがいいかしら」

美波「いやいやいや、さん付けされたら違和感しかないから呼び捨てでいいよ!」

奏「わかったわ」

奏「そろそろレッスンの時間じゃない?」

美波「あっ、ホントだ」

奏「それじゃあ行きましょうか」

美波「今日も頑張ろうね!奏ちゃん!」

奏「ちゃん……?」

美波「嫌だった?私が人の名前を呼ぶときいつもさん付けかちゃん付けだったから……」

奏「美波からそう呼ばれると何かムズムズするわね……」

奏「まあいいわよ、そのうち慣れるだろうし」

奏「これからもよろしくね、美波ちゃん……なんてね♪」

以上で完結です
書けば出るということで急遽書きました
拙い文でしたが楽しんでもらえると幸いです
でばガチャ引いてきます

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