凛「李衣菜っていいよね」

未央「しぶりんはどうしてそうなっちゃったの」

凛「だって李衣菜だよ李衣菜」

未央「知ってるよ」

凛「未央は李衣菜を見て何とも思わないの？」

未央「少なくてもやべーやつと同じ思いは抱いてないよ」

未央「大体、しぶりんは李衣菜ちゃんと特に繋がりがあるわけじゃないでしょ？」

凛「繋がるのはちょっとまだ早いかなって」

未央「なんだろ、日本語なのに日本語が通じてない気がする」

凛「確かに私の心には李衣菜はいるよ」

未央「まるで李衣菜ちゃんが死んだみたいに言うのはやめよう？」

凛「李衣菜は私の中で永遠に生き続けてる」未央「やめろ」

未央「乃々ちゃんはどうしたの？」

凛「乃々ももちろん素晴らしいよ。今日も3時間撫で回してきた」

未央「あとはプロデューサーも」

凛「プロデューサーのYシャツはしっかり新品とすり替えたよ」

未央「・・・しぶりんはどうしてそうなっちゃったの」

凛「残していこうよ私達の香りを」未央「やめろ」

未央「さらっと未央ちゃんを巻き込まないで」

凛「未央はいいよね、李衣菜とラジオやってるし」

未央「まぁ、やってるけどさ」

凛「李衣菜をヤリ放題なんでしょ？」

未央「治安の悪い国の性犯罪者みたいな考えやめよう？」

凛「アソコが李衣菜」未央「やめろ」

凛「わかった。李衣菜の良さを語るよ。そしたら未央もわかってくれるはず」

未央「わかりたくはないけど、しぶりん目線李衣菜ちゃんの良さはちょっと気になる」

凛「まずね。まつ毛が素敵」

未央「否定はしないけど、最初がまつ毛ってどうなの？」

凛「他の子がまつ毛用増毛剤とか使ってる中で」

李衣菜『まつ毛が目に入った！痛い痛い痛い！凛ちゃん！とって！なんでスマホ取り出してるの！ねぇ！』

凛「ってやってる李衣菜を近くで眺めてた」

未央「とってあげなよ。ていうか撮影するのやめようよ」

凛「意外と倹約家」

未央「へぇー、意外」

凛「この前卯月と尾行てたんだけど」

未央「二人して何してんの」

凛「八百屋さんとかから切れ端とか葉っぱとかもらってた」

未央「李衣菜ちゃん何してんの！？」

凛「私もそう思ってLINEしたんだよ」

未央「尾行中だよね・・・？」

凛『お金に困ってるならすたみな太郎奢るよ？』

李衣菜『突然どうしたの！？』

凛「挙動不審になってる李衣菜がとても愛しかった」

未央「もはやホラーだよ。サイコホラー。霊要素のないやつ」

未央「あ、ちなみにそのことだけど、お金に困ってるわけじゃないよ」

凛「未央は李衣菜の何を知っているの！？」

未央「お金に困ってるかどうかの理由かな」

凛「続けて」

未央「今日のしぶりん死ぬほど面倒くさいね」

凛「ふふ」ﾄﾞﾔｯ

未央「今のやりとりのどこにドヤる要素があったの？」

未央「最初はゴミ捨てに行く頻度を減らすために、普通は捨てる部分を料理し出したんだって」

凛「流石だね」

未央「そしたら、普通の料理とはまた違ったコクや味が楽しめて、暇を見つけては貰い集めてるらしいよ」

凛「エッコだね」

未央「ロックだねみたいに言わないでよ。しかも無駄に声似てるし」

凛「心に李衣菜がいるからね」未央「もうそれでいいや」

凛「ふくらはぎの形が綺麗」

未央「ニッチすぎるよ！」

凛「李衣菜のふくらはぎだよ！？」

未央「そのさも当然のように主張しないでよ！良い悪いかは別として万人が理解できるかは怪しいよ！」

凛「李衣菜は笑顔で受け入れてくれたのに」

李衣菜『え、あ、う、うん、ｱﾘｶﾞﾄ』

未央「それ絶対困惑してるか引いてるか怯えてるよ！」

凛「私もちょっと緊張してたから顔が恐かったってプロデューサーと卯月に言われた」

未央「ちなみにその時の表情って今出来る？」

凛「こんな感じ」ｷｯ

未央「睨んでるよ！浮気現場を目撃した演技してる美優さんみたいな貫禄あるよ！」

凛「今思えばちょっと涙が浮かんでたかも」

未央「そんな表情されながらふくらはぎの形を褒めれた李衣菜ちゃんの気持ち考えてよ！」

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李衣菜『あの、わたし、何かしちゃったかな・・・』ｼﾞﾜ･･･

凛『李衣菜のふくらはぎの形、とても素敵、綺麗だよね』キッ

李衣菜『え、あ、う、うん、ｱﾘｶﾞﾄ』

凛『・・・』ｽﾀｽﾀ

李衣菜『・・・』ﾎﾟｶｰﾝ

凛「今ならみくや夏樹の気持ちがわかるかな」

未央「李衣菜ちゃんの気持ち！！！！」

凛「手がちっちゃい」

未央「目線がサイコパスっぽいのは、何とかならない？」

凛「ずっと疑問だったんだよ。歌もうまい、ダンスもうまい、ゲームもうまい、なぜギターが弾けないのか」

未央「まぁそれは確かに。なるほど手が小さいとギターはきつそうだね」

凛「大変だったよ。遠くからスマホで撮影して周囲の物と比較して、大きさを調べるの」

未央「ふくらはぎは褒められるのに、なんで手の大きさはそんな回り道してるの！？」

凛「あと握力が弱い」

未央「生まれたてのシマウマを狙うライオンの発想だよ」

凛「李衣菜の握力だよ！？」

未央「李衣菜ちゃんの握力を知ることは国民の義務か何かなの！？」

凛「みくを呼び止めようとしても、掴もうとしても簡単にスルスルしてたんだよね」

未央「畜生、ちょっと可愛いと思っちゃったよ。どうしてしぶりんがその映像を持ってるかがすっごい気になるけど」

凛「存在が精神安定剤」

未央「李衣菜ちゃんってやばい薬だっけ」

凛「李衣菜は合法だよ。合法ロック」

未央「現代における違法なロックがわからないよ」

凛「卯月、美嘉とやってる番組あるよね」

未央「あーうん、なぜか未央ちゃんが呼ばれなかったやつね」

凛「あの番組ってさ、けっこうスタッフの無茶振りとか企画とかが凄いんだよ」

未央「狭いスタジオでしぶりんと美嘉姉が全力疾走したのは今でも印象に残ってるよ」

凛「特に小さい子がゲストの時とか、裕子が来た時とかハプニングだらけでね」

未央「私選ばれなくて本当に良かったよ」

凛「そんな時にね、落ち着け李衣菜だったどうするか李衣菜だったらどうするか」

凛「心に李衣菜　心に李衣菜ってずっとつぶやいてた」

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未央「最近、李衣菜ちゃんがかつてないほど私を見るようになったんだよね」

凛「私の李衣菜をとらないでよ！」ｷｯ

未央「いつからしぶりんの李衣菜ちゃんになったの？」

凛「まずは周りから埋めていこうと思って」

未央「みくにゃんとか、夏樹ちゃんとかライバル多いよ？」

凛「プロデューサーはもう味方にしたよ」

未央「プロデューサーアァ！！？？」

凛「ゲストが来る回とか、凄いきつそうな台本とかを眺めてるとね」

P『多田さんのことを思い出せば大丈夫です』

凛『そっか』

P『はい』

凛「って感じに」

未央「良かった。プロデューサーはまだまともだった。ってそういえばプロデューサーもどっちかというと被害者 >>4 だった」

凛「あ、加蓮からLINEきた」

未央「その報告いる？」

凛「加蓮が気にするからちょっと癖になっちゃった」

未央「あー、何か分かる気がする」

凛「ヘビクイワシ・・・っと」

未央「華のJKアイドルのLINEで、どうしてワシが出て来るの」

凛「トライアドで打ち合わせという名のマックで2時間コースがあるから私行くね」

未央「フライドポテト食べさせ過ぎないようにね」

凛「未央もくる？」

未央「私が行ったらトライアドの打ち合わせの言い訳使えないでしょ。まぁ私も打ち合わせあるから、どっちみち行けないけど」

凛「そっか、じゃあお疲れ」

未央「おつかれー」

未央「じゃあ時間も良い感じだし打ち合わせ行こっか」
・
・

未央「李衣菜ちゃん」

李衣菜「ハイ、タダ　リイナ　デス」

未央「どう思った？」

李衣菜「ヒエッってなった」

未央「がんばって」

李衣菜「ハイ、タダリイナ、ガンバリマス」

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