男「亜人の奴隷を買う」ミーア「最後まで愛してください」」 (499)

このSSは以下の要素を含みます

・亜人
・奴隷
・オリキャラ

ご注意ください。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1508073661

メイド「皆様御機嫌よう。初めての方は以後お見知りおきを」

メイド「恒例の案内役を務めさせていただく、超絶プリティなメイドですわ。ファザコン言った奴表でろ」

メイド「このSSは安価SSのために頻繁に安価が入りますわ」

メイド「安価はコンマの下二桁で判定。判定に必要な能力に心技体のうちのどれかを乗じたものを成功値とし、それを下回れば成功となります」

メイド「能力値以下を出すと大成功。判定値の大きく上回ると大失敗。それと1~5なら自動成功でクリティカル。96~00で自動失敗の大失敗になりますわ」

メイド「今現在ご主人様は地方の貴族が納める領土を奪い、人間と亜人が入り乱れる活動の本拠地としています。」

メイド「ご主人様の仕事は奴隷と一緒に街を復興させることで、毎週一人奴隷を選んで街の復興のために尽力します。その他、亜人たちとの外交によって協力をとりつけたりもしています」

メイド「そして休日は奴隷や私と交流し親交を深めたり、装備を整えたり、イベントを進めたりします」

メイド「次に街の説明をしますわ。街は貴族のお嬢様の兄が納めていた土地で、悪政と重い税による圧政が敷かれていました、それをお嬢様が解放し、本拠地としています。人間が多く増えたためいざこざはありますが、悪政でなくなったため、比較的協力をしていただいています。おおむね平和と言ってもいいでしょう」

メイド「今ある施設は酒場、道具屋、薬屋、武器屋、服屋、教会、訓練所。復興するにつれもっといろいろな施設ができるかもしれませんね」

メイド「さて次は私たちの紹介ですが、恒例の通り半生スライムのベルグレインに手伝っていただきましょう」

ベル「半生スライムって呼び方やめてって。前も言ったよね僕」

ベル「仕方ないなぁ」

ニケ「私も手伝うよ!」ピョンッ

ベル「うわぁっ!」

ベル「それじゃあまずは一応僕のご主人様である男の話でもしようか」

ベル「元騎士で鬼との闘いで負傷し引退。いろいろあってひどい火傷を負ったから仮面をしているよ。それに加えて今は声帯が壊れたから、代わりに発明家が作ったスピーカーを通して喋っているよ」

ベル「最近では黒い魔女みたいなやつと契約して、足が持っていかれたよ。その代わりに黒いひらひらした布みたいなものが足の代わりについているよ。本気になればこの布みたいなのが足の代わりになるんだってさ。もう見た目が人間じゃなくなってるよね」

ベル「迫害されている亜人と、人間が共存できる世界を目指しているらしいね。いつできることやら」

ニケ「できるよきっとっ! じゃあ次は私がするねっ」

ニケ「ワーキャットのミーア。優しくて偉い亜人達の中間役だよっ。あとおっぱい大きくてで眼鏡かけてて、大人しいよっ。お姉さんみたいで私は好きかなっ」

ニケ「いつもは酒場でウェイトレスをしてるけど最近みないなぁっ。どこいったのかな!?」

ベル(大切な人を探しに城下町まで行って、人間につかまったんだよ。ニケライトには言えないけどね)

ベル「コボルトのリオネシア。ござるござる言ってる変な犬だよ。普段の様子は変だなぁって思うけどたまに悟ったような顔をすることがあるよ。あと酒場で料理を作ってて、日々忙しそうに働いているよ」

ニケ「ドラゴニュートのドラコさんっ。強くてかっこいいんだーっ!。お嬢様とすっごい仲がいいんだよねっ。うらやましいなぁっ」

ベル「オオスカシバの亜人のメルメル。ふわふわ浮いてて性格もふわふわしてる小さい奴。すぐ死にかけるから要注意だね。魔術のプロだから案外戦闘力は高いよ。あと巷では天使って呼ばれてる。………蛾と天使って似ても似つかないよ?」

ニケ「オークのナーグルちゃんはねっ無口ですっごい大きいのっ! 2メートル以上あるし、ぼんきゅっぼーんっ! 。人間が嫌いらしくて、人間から離れたところにいるよっ。前は髪とか長くてぼさぼさだったけど、最近さっぱりして美人さん度あっぷっって感じ! なんかフリフリした服きて、男ちゃんに見せにいってるよっ」

ベル「さっきからうるさいゴーレムのニケライト。魔法石でできてるから体がピカピカいろんな色に光るよ。頭に角が生えててそこから魔力を吸収して生きてるらしいけど最近そこからアルコールも吸収することが分かったよ。あとウザい僕の天敵」

ベル(二重人格らしくて、天真爛漫なニケライトとは別に現実的で真面目なニケライトもいるんだ。ニケライトには秘密だよ?)

ベル「最近入ってきたアルケニーのジョゼット。間延びした喋り方以外は今のところ割と常識人かな。服を作るのが好きで仕立て屋さんと試行錯誤してるね。なんか腹黒い気がするけど気のせいかなぁ」

ベル「さて、終わりかな」

ニケ「終わりじゃないよっ。ベルさんのこと話してないもんっ」

ベル「ちっ」

ニケ「スライムのベルグレインさんだよっ。スライムだけど体の液体部分に氷が混じってるんだよねっ。嫌いなものは、えーっと人間で、好きなものは綺麗な水と私っ「違うから」。口癖は幸せになりたーいって良く言ってるよね、ベルさん」

ベル「じゃあ次は亜人の知り合いの紹介だよ」

ベル「まずはメイド。メイドの癖にやたら強いし武器が好きだしわけが分からないよ。たまにドスの聞いた声になるから堅気ではないと怪しんでいるよ。あと絶対ファザコン」

ニケ「古書娘さんを紹介するよっ。古書娘は古書堂の店主さんで、妹ちゃんをいじめた人間をばくさつ?していたテロリスト?だよっ。今は妹ちゃんと六瓢連さんと一緒にお薬屋さんをしているよっ!!。あっ、なんかお金持ちらしいっ

ベル「それの妹の魔女。あまり喋らないし口にマスクをしているし暗いし、なんだかよくわからないね。古書娘とメルメル以外と話さないから僕は良く知らない。マスクの下には黒い舌があってなんでも食べれる、らしいよ」

ニケ「道具娘は道具屋さんをやってるんだっ。まだ小さいのにすっごいねっ。私も負けてられないよーっ。あとお父さんお母さんがいないんだってさっ。頑張り屋さんだよねっ!!」

ベル「亜人達の長をしている元貴族のお嬢。命を狙われていたから誘拐して保護したよ。ドラコとやけに親しいんだよね。最近では命を狙っていた家族に復讐をして、領土を乗っ取ったよ」

ベル「棟梁娘。村の施設や家を作る第一人者。ゴタゴタに巻き込まれてそれから逃げるために村まで来たよ。ずいぶん日焼けしてるけど僕は日焼けできないからちょっぴり羨ましいな」

ニケ「シスターさんはねっ、死んじゃってるけど、ドッペルゲンガーさんの体を借りて教会で働いているよっ。真顔で冗談を言うから困っちゃうんだよねっ」

ベル「ドッペルゲンガーはどんな人にでも形を変えれるんだって。死者の魂を体に降ろして生前の姿に体を変化させる降霊術をやっているよ。武器商人だったり聖職者だったりはたまた暗殺者だったり忙しい人だね」

ニケ「発明家さんは悪い亜人に武器をあげちゃったから街を追い出されてしまったから男ちゃんと一緒に村へ移ってきたんだっ。魔術を誰にでも使えるようにした魔導具ってのを作ってるよっ。東の方から来たらしくてやねん~とかやで~とか言ってるんだっ」

ベル「えっとその妹の忍者なんだけど僕話したことないから知らないけど男が変態と呼んでいたね。シスコンらしい。でも有能って声も聞くから僕はよくわかんないや」

ニケ「仕立てやさんのはねっ、服を作ってくれるんだっ。服の声が聞こえるらしくて、その人に一番あった服をすぐに出してくれるよっ。最近ではジョゼットさんと一緒に最高の服を作ろうとしているねっ。あ、そうだ。防具を買うならここが一番っ! だって言ってた!!」

ベル「男に因縁があるやつらの紹介だよ」

ベル「人間のトーラ。この村にもともと住んでいた人間で男の人生に影響を与えた村娘。トーラが人間と亜人の共存を目指していたんだってさ。でも戦火に巻き込まれて死んじゃった。たまにドッペルゲンガーの体を借りて現れるよ」

ニケ「男ちゃんのお嫁さんでドラゴニュートのナージャさんっ。すっごい強くて元気な人っ。トーラちゃんと一緒でもういないんだっ。男ちゃんに幸せになってほしくて別れを切り出したんだよっ。だから皆男ちゃんを狙ってもう大変!!」

ベル「鬼の白鞘童子。男に腕を斬り落とされたから腕が完全にくっついて復活するのを待ってるらしいよ。村にはいるけど味方ってわけじゃないらしい。冗談かどうかはしらないけど男をたまに食べようとするよ」

ベル「騎士団時代の部下の後輩。女なのに騎士団でもかなり強いほうなんだってさ。金属製の小手とブーツだけしか身につけなくて身の丈よりも長い両剣を振り回して亜人を切り殺してるよ。怖いね」

ニケ「カグヤさんは小説家でエッチが嫌いなサキュバスだよっ。でも、小説が少しエッチかなぁ~」

ベル「見てるの?」

ニケ「ち、ちらっとだけだよっ!!」

ベル「んじゃ、変なの改め六瓢連春告。梅のアルラウネで残念ながら優秀な薬師。だけど性格がおかしいから変なのばっかつくってるよ。あと変なとこが間延びした変な喋りかたをする変なの」

ニケ「訓練所でいろいろ教えてくれる先生のネイド先生っ。男ちゃんの恩師で、生徒からは厳しくて恐れられてるよっ!!」

ベル「その娘のコバン。基本的にネイドか男の背中に張り付いてる極度の人見知りだよ。人見知り? まぁいいや。この二人のどちらかに張り付いていないとろくに喋れなくなるんだってさ」

ニケ「最後にキメラのレイティアちゃんっ!。いろんなものが合体して生まれたんだってっ。お嬢さまのお兄ちゃんに作られて好きな人にはぜったいふくじゅーなんだってさっ!」

ベル「ぐらいかな。もしよかったら

男「亜人の奴隷を買う」
男「亜人の奴隷を買う」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1465778066/)

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を見てね」

【基礎情報】

ミーア 年齢14 身長 159 体重46 B89 W56 H81          

好きなもの 読書 猫 古書娘 パンケーキ あの人 嫌いなもの 恐怖 一人ぼっち 骨が多い魚 眼鏡

【ステータス】

心 4 技 2 体1

知識【47】

魔術【20】

聖職【15】

接客【32】

料理【27】

清掃【24】

運送【10】

土木【9】

警備【7】

ミーアの好感度【100/100】

ミーアの忠誠心【100/100】


【スキル】

【引っ込み思案】 接客の数値が半分になる

【読書家】書籍に関する仕事での職業値が倍になる



【基礎情報】

リオネシア 8歳(人間でいうところの16歳) 身長 128 体重 33 B53 W48 H55

好きなもの 忠義 時代劇 侍 忍者 料理 嫌いなもの 不誠実 裏切り 支配 母親

【ステータス】

心1 技4 体1

知識【05】

魔術【01】

聖職【01】

接客【36】

料理【32】

清掃【25】

運送【18】

土木【8】

警備【10】

リオネシアの好感度【100/100】

リオネシアの忠誠心【100/100】

【スキル】

【忠犬】忠誠心が上がりやすく下がりにくい。

【二足歩行苦手】コンマでぞろ目を出したとき場合その仕事の判定が接客 運送だった場合自動的に失敗する。

【基礎情報】

ミーア 年齢14 身長 159 体重46 B89 W56 H81          

好きなもの 読書 猫 古書娘 パンケーキ あの人 嫌いなもの 恐怖 一人ぼっち 骨が多い魚 眼鏡

【ステータス】

心 4 技 2 体1

知識【47】

魔術【20】

聖職【15】

接客【32】

料理【27】

清掃【24】

運送【10】

土木【9】

警備【7】

ミーアの愛情度【0/300】

ミーアの忠誠心【100/100】


【スキル】

【引っ込み思案】 接客の数値が半分になる

【読書家】書籍に関する仕事での職業値が倍になる



【基礎情報】

リオネシア 8歳(人間でいうところの16歳) 身長 128 体重 33 B53 W48 H55

好きなもの 忠義 時代劇 侍 忍者 料理 嫌いなもの 不誠実 裏切り 支配 母親

【ステータス】

心1 技4 体1

知識【05】

魔術【01】

聖職【01】

接客【36】

料理【32】

清掃【25】

運送【18】

土木【8】

警備【10】

リオネシアの愛情度【110/300】

リオネシアの忠誠心【100/100】

【スキル】

【忠犬】忠誠心が上がりやすく下がりにくい。

【二足歩行苦手】コンマでぞろ目を出したとき場合その仕事の判定が接客 運送だった場合自動的に失敗する。

【基礎情報】

ドラコ 19歳 身長179cm 体重128kg B88 W68 H91

好きなもの 肉 戦い 寝る お嬢 嫌いなもの 面倒事 バカな人間 勉強

【ステータス】

心1 技1 体5

【知識】01

【魔術】01

【聖職】01

【接客】01

【料理】01

【清掃】01

【運送】10

【土木】10

【警備】23

ドラコの好感度【100/100】

ドラコの忠誠心【20/100】

【スキル】

【反骨精神】 忠誠度によって仕事にマイナスの補正がかかる。

【目立ちたがり屋】 放置すると忠誠度が下がる。

【絶対防衛戦線】 かばうを発動した時、攻撃を行った相手に攻撃力分のダメージを与える(軽減可)



【基礎情報】

メルメル 年齢6歳 身長118cm 体重25kg B62 W48 H58

好きなもの 魔女ちゃん 男ちゃん 抱き着くこと お世話 嫌いなもの 暑さ 寒さ 不幸

【ステータス】

心4 技2 体1

【知識】10

【魔術】100

【聖職】26

【接客】28

【料理】10

【清掃】18

【運送】21

【土木】01

【警備】01

メルメルの好感度【100/100】

メルメルの忠誠心【90/100】

【スキル】

【非力】 運送以外の職業値の限界が30

【天真爛漫】職場と親密になりやすい

【基礎情報】

ナーグル 年齢19歳 身長239cm 体重148kg B118 W86 H125

好きなもの 自然 家事 男 可愛い服 嫌いなもの 人間 酸っぱいもの

【ステータス】

心2 技1 体4

【知識】17

【魔術】11

【聖職】09

【接客】05

【料理】18

【清掃】12

【運送】08

【土木】20

【警備】15

ナーグルの愛情度【170/300】

ナーグルの忠誠心【80/100】

【スキル】

【無口】 接客の数値が半分になる。魔術の行使が1ターン後になる。

【巨躯】 ダメージに+2される。行動値が-5される。




【基本情報】

ベルグレイン 年齢13 身長 平均149 体重 平均43 B だいたい75 W おおよそ58 H おそらく69

好きなもの 綺麗な水 大切にしてくれる人  嫌いなもの 孤独 迫害 汚い水 男

【ステータス】

心2 技2 体2

【知識】19

【魔術】11

【聖職】30

【接客】12

【料理】05

【清掃】17

【運送】08

【土木】06

【警備】10

ベルグレインの好感度【-35/100】

ベルグレインの忠誠心【-90/100】

【スキル】

【卑屈】 職業値を上げるために必要な資金が増加する

【復讐心】 好感度忠誠心が上がりにくく定期的に悪影響が起こる

【アガペー】 聖職を使用した判定が大成功した場合好感度が上昇する

【半氷晶体】 防御力が2上がるが炎に弱くなる ある程度自身の体を変えることが可能 

【基本情報】

ニケライト 年齢 3歳(出土してから) 身長166cm 体重126kg B72 W58 H78  

好きなもの 魔力 楽しいこと 詩 ベルグレイン 嫌いなもの 暴力 いじめ

【ステータス】

心3 技2 体3

【知識】05

【魔術】20

【聖職】05

【接客】20

【料理】01

【清掃】10

【運送】15

【土木】20

【警備】05

【スキル】

【看板娘】コンマ20以下で自動大成功になる

【石でできた体】防護点が+2される。一部の状態異常にならない。

【二面性】おしおきされると一定期間【看板娘】が消える。

ニケライトの愛情度【120/300】

ニケライトの忠誠心【60/100】



【基礎情報】

ジョゼット 年齢17 身長 183(蜘蛛部分含め) 体重96 B77 W62 Hなし          

好きなもの 手芸裁縫 コーヒー 昆虫  嫌いなもの 炎 雨

【ステータス】

心 2 技 3 体2

知識【10】

魔術【18】

聖職【0】

接客【12】

料理【10】

清掃【20】

運送【10】

土木【15】

警備【0】

【スキル】

【気分屋】 気分で仕事の成功率が変わる

【織姫】  仕事時コンマ10以下で装備をつくる

ジョゼットの好感度【40/100】

ジョゼットの忠誠心【20/100】

メイドの愛情度【170/300】

レイティアの好感度【30/100】

【前回までのあらすじ】

メイド「前回までのあらすじですわ」

メイド「戦いに勝って、貴族の領土を手に入れた私たち。戦火で崩れた街を再建する日々」

メイド「そんな中ミーアの大切な人、狼娘が特殊な娼館にいることが分かりました」

メイド「危険性を説いて、ミーアを止める男でしたが、ミーアさんの気持ちを考えない男にミーアさんの怒りが爆発」

メイド「自分を見てくれない男を見限って単身、城下町に忍び込みましたが、見つかって奴隷に逆戻り」

メイド「そんなミーアさんを助けるために男、白鞘童子、レイティアの3人は城下町でひと暴れするために向かっているのでした」

今日はここまで。

今回もよろしくお願いします。

~4年目 第23週 一日目~

レイティ「らんらんら~。我が主様と一緒~」

モッフモッフ

レイティ「う~れ~し~い~なぁ~ん」

モッフモッフ

白鞘「のう、男よ」

男「…なんだ」

白鞘「立てぬのか? 抱えられたままというのも無様じゃろ」

男「………足に血が廻れば……いや、血がに黒が混じれば………なんといえばいいんだろうな。あの感覚」

男「あれをやると痛いんだ……とても」

白鞘「ふんっ。情けない」

男「魔女のは痛くないらしいのに、なぜ俺だけは」

白鞘「さぁな。埒外の理に関して考えるだけ無駄じゃろ」

男「そういうもんか」

レイティ「我が主様よ。世界は広いんだなっ!」ワクワク

レイティ「ほらっ、こんなにっ!」

男「抱え上げないでくれ。多少怖い」

白鞘「くくくっ」

レイティ「でも我が主様、何をするつもりなんですか?」

男「何をするんだ白鞘童子」

白鞘「まっすぐ行って暴れる」

男「特に考えてないんだな」

白鞘「儂にはそれができるだけの力がある!」フンス

男「俺たちは無理だ。さすがに」

男(それに後輩もいるだろうしな)

白鞘「そりゃそうじゃろうな。だからと言って計画を綿密に立てて慎重になんて時間はなかろ」

白鞘「問題は今、現在、なお続いておるんじゃから」

男「村からだと馬車で一日ぐらいだったんだがな。街からでは城下町まで、数日か」

白鞘「遠いのう。儂らは徒歩じゃし」

レイティ「それじゃあ私たちが―――」

ガサゴソッ

レイティ「!! 誰かいますっ!!」

「ひ、ひゃあ―――っ」ガクガク

男(人間? なんでまたこんなところに。街道なんかじゃないぞここは)

白鞘「お、美味そう」

「ひぃぃっ!!」

男「おい、お前」

「おら、し、死にたくないよぉーっ!」ダダダッ

レイティ「あ、逃げた」

白鞘「捕まえてくる」

男「やめとけ、時間の無駄だ」

白鞘「ちっ」

男「しかし、なんだったんだ」

ガサガサッ

男「また?」

エルフ「ん、お前たちは亜人か」

男「あぁ。人間に見えるか?」

エルフ「ははっ、見えないな」

レイティ「うぅ…」

エルフ「ところで人間を見なかったか? みすぼらしい恰好をした女なんだが」

白鞘「喰うのか?」

エルフ「いや盗人だ。私たちの商品を奪って逃げたんだ。食べ物、飲み物―――そして宝石」

エルフ「村長に献上する宝石だったんだ。なくては困る。食料なんかは最悪いいんだ。宝石だけは」

エルフ「見つけたら教えてくれ。それでは」

男「待て」

エルフ「なんだ?」

男(人間というのはさっきの奴だろう。やけに怯えていると思ったら盗人だったのか)

男「>>27

もし取り戻した後そいつはどうするつもりだ?

エルフ「宝石が取り戻せればどうでもいい」

エルフ「と言いたいところだが罪には罰が必要なのは人間達も一緒だろう?」

男「エルフの法で裁くのか?」

エルフ「あぁ。村長に任せるさ」

男「そうか」

エルフ「それで、それがどうかしたのか? まさか人間の心配か?」

男「そういうわけではないが……」

エルフ「私たちエルフは人間のように野蛮でもなければ無情でもない」

エルフ「とにかく、見つけたら知らせてくれ。大声で呼んでくれればすぐいくさ」

エルフ「ほら、私たちは耳が大きいだろう?」ピコピコ

男(さて、どうするか)

>>31

了承してわかれる

男「わかった。もし見つけたら叫べばいいんだな?」

エルフ「あぁ。助かるよ。えーっと、仮面の人」

男「男だ。亜人の城から来た」

エルフ「あぁ! いま噂のか! ふふんっ。エルフは閉鎖的とか田舎者とか言われるが、私は少々情報通なんだ。耳が大きいから情報が良く入る、なんてな」

エルフ「それでは!」シュビッ

白鞘「むー、つまらんぞい。盗人など、酒の肴にしてしまえばよかろう」

白鞘「そうじゃ! 逃げたから殺した! 宝石は取り戻したから安心しろ。これでよかろ?」ワクワク

男「良いわけがないだろ。それに時間がないとさっき話していただろ」

白鞘「それもそうか」

レイティ「はい! 俺たちにいい考えがあるぜ!!」

男「なんだ?」

レイティ「空から探せばいいと思うぜ!」バサァッ

男「それは名案だ」

レイティ「ふふんっ」

男「だが降ろしてくれ」

レイティ「大丈夫だよ。我が主様。これだけ手があるんだから、離さないよ」

男「う、し、信じるぞ?」

白鞘「達者でなー」クスクス

男「実に見事に飛ぶもんだな」

レイティ「不揃いな僕達の翼だって、太陽に届くぐらい頑張ってみせるさ」

男「しかし、木々で良く人影が見えない」

レイティ「違うよ。見るのは人じゃなくて風の流れと草木の揺れ」

レイティ「急いでいるんならはっきりわかりますわ。わたくし、目ざといですもの」ギョロッ

男「その目ならしっかりと見えそうだ」

レイティ「―――見つけましたわ」ギュンッ

男「うぐっ」

レイティ「しっかりと抱きしめてますからご安心を!!」

ドンッ パラパラ

レイティ「着地成功。百点満点。じゃの!」

女「ひ、ひぃいっ。さ、さっきの! やっぱりおらを」

男「さて、逃げるだけ無駄とは思うが」

レイティ「それじゃあエルフさんを呼ぶよ。スゥ――」

女「み、見逃してくださいんっ! 何でもしますですからっ!」

女「どんなことでも―――っ!」

男(人間一人にできる事なんてたかが決まってる。こいつを見逃す理由はあるのか?)

男(エルフを助ける理由はいくらでもあるけど)

男「そうか、なんでもしてくれるのか」

女「そうだンっ! どんなことでもおらしてきたもン! 生きるためなら、どんなことだって」

男「>>34

なぜ盗みを働いた?

女「生きるためだぁ」

女「お腹空いて、お腹空いて。餓死するくらいなら盗んででも生き残る」

女「おら。幸せになりたかっただっ。幸せになるために人殺しただ」

女「それに比べたら盗みだって、どんなことだってもうできるだンっ!」

女「幸せになりたいのはみんなそうっ。人から奪われたんだから、人から奪っていい―――神様だって許してくれるだっ」

女「不幸な人は幸せになるために頑張る権利はあるよンっ!」

男「………不幸せな人は、人を不幸にしていい、か」

レイティ「どうするんです? 我が主様」

男「もちろん」

許すor許さない

>>35

男「許すわけがないだろう」

女「ひっ」

男「幸せになろうと努力しているものを幸せにしたいと思うことはある」

男「だが、他人を蹴落としてまで幸せになろうとするものは―――」

男「エルフ!! 見つけたぞぉおお!!」

女「い、いや――」

レイティ「あらあら、逃げてはいけませんわよ」ガシガシガシッ

女「やっと、奴隷じゃなくなった―――のにっ」

今日はここまで。

おやすみなさい。

メイド「なにか知りたいことや、質問があれば」

メイド「耳がすごぉーく大きい。わけではないですが」

メイド「いろいろと詳しい私が教えて、あ・げ・る」

メイド「うふ♪」

メイド「………………」

メイド「ご主人様のナニを知っているかですか?」

メイド「ナニの大きさですけど?」

メイド「ハーレムエンドは亜人達しだいですかね」

メイド「ハッピーエンドはありますが、今の状況だとほぼ無理です」

メイド「レイティアには混ぜ込めますが………可能か不可能かだと可能ですわ」

エルフ「呼んだなっ 呼ばれたなっ」ズザーッ

エルフ「おぉ! もう見つけたのか」

女「離せっー!! 離せーぇっ!」

男「こいつでいいんだろ?」

エルフ「あぁ、確かに」

エルフ「さすがウワサの亜人達は違うな。実に素晴らしい」

男「それでは俺たちは急いでいるから」

エルフ「手伝ってくれて本当に助かった。このことは私たちの村で報告しよう。きっと我らエルフもあなた達に協力することだろう」

エルフ「なぜなら我らは誇り高き種族。同胞が受けた恩は全員の恩だからな」

エルフ「忘れないぞ仮面の亜人! さらばだーっ!」グイッ

女「やだーっ いやだーっ! 死にたくないンっ! なんであそこまでやって、こんなっ!」ズルズル

白鞘「お、おったおった」

白鞘「お礼に腕の一本でも貰ったかの?」

男「いや、そのまま渡した。礼もいらない」

白鞘「なんじゃつまらん。酒くらいならよかろう」

レイティ「お酒………美味しいですかそれは」

白鞘「呑めば極楽、呑まなければ地獄よ」

レイティ「あわわ。我が主様! 私たちは一回も飲んでないのです! 私たちは地獄ですか!?」

男「そいつの言うことは聞くな。冗談だからな」

白鞘「かっかっか。嘘はつかぬが冗談は大好きじゃ!!」

男「なぁ、白鞘童子」

白鞘「なんじゃ」

男「自分が幸せになるためには他人を蹴落としていいと思うか?」

白鞘「所詮弱肉強食の世界よ。それを考えてしまえばなにも食えんしなにもできん。好き勝手生きて、好きに幸せになれ」

白鞘「じゃが、その理屈を振りかざすからには自分が肉になっても文句は言えなかろ」

白鞘「結局奴は食べる側にまわろうとした。だがしかし上手く行かなかった。それだけよ」

男「俺は、難しく考えすぎなのかね」

白鞘「あぁ、所詮狗畜生でも生きれる世の中よ。容易ではないが難しいことでもない」

白鞘「さて行くかの。動かすのは頭じゃなくて足」

白鞘「想っていいのはミーアのことだけよ」

~4年目 第23週 二日目~

男「ん? あれは」

レイティ「良い匂いがしますね」

白鞘「店か? 丁度いい。腹が減ったのよ」

男「だが、あれはどっちの店だ?」

白鞘「十中八九人間の店じゃろ。こんなところに亜人は店を構えん。好んで遠くを行き来するのは人間だけよ」

男「そうだな。人間なら入らないほうが」

レイティ「ごっはん~ ごっはん~ お腹いたくねーです!!」ドタドタ

男「………はぁ」

白鞘「ま、行くしかなかろ。どっちに転べど飯は食える」

カランコロン

店主「いらっしゃい」

男「入れるか?」

レイティ「ちょっと狭いですわね」

店主「それはお前さんが大きいんだ。座れる椅子なんてないから適当に座りな」

白鞘「ほう、驚かぬのか?」

店主「亜人なんてどこでも見れるさ。純金でも背負ってきたら驚くが」

男「しかし人間の店だろう?」

店主「人間がやってる店だ。そして客は金を出すやつ」

店主「タバコ吸っていいか?」

白鞘「やめろ、けむい」

店主「で、注文は?」

男「なんでもいい」

レイティ「食べれるもの!」

白鞘「人間の太もも」

店主「あいよ。全員お任せだな」

店主「お待ちどおさま」

レイティ「わたくし達、お腹ぺこぺこでしたの。いただきますわ」

店主「足りなきゃいいな。金があるなら作ってやんよ」

男「ところでよくこんなところに店を構えれるな。亜人も人間もいるだろう?」

店主「客が倍ってことだ。と言っても両方が両方を嫌ってるんだからこの通り閑古鳥の住処よ」

店主「噂じゃ、遠くの亜人が人間をのして、国を作ったとかな。溝は深くなるばかりよ」

男「だが、人間と亜人が共存してるとも聞くぞ?」

店主「人間と亜人で分けてる時点で共存なんてできてないんだよ」

店主「区別なく人と呼べる時代がいつか来るのかね」

男「人間にもそういう考えがあるんだな」

店主「言葉が通じて、俺の飯を食う。そんな奴らを憎む方がおかしいんだよ」

店主「タバコすっていいか?」

白鞘「けむいからやめいっ」

ヒヒーン ギギィッ

店主「おい。お前ら」

白鞘「なんじゃ、タバコなら吸わせんぞ」

店主「その皿もって奥の部屋まで行け」

男「どうしたんだ?」

店主「いいから早く。上客が来るんだよ。しっしっ」

白鞘「儂は動かんぞ」

男「行くぞ白鞘童子」

レイティ「んしょっ、んしょっ」

白鞘「ちっ。酒でも出してもらうからの!」

店主「さっさ行け」

男「どうやら人間の客みたいだな」

白鞘「偉そうなこと言ってもこれは差別ではないのか?」

男「住み分けだろう。慈善事業でやってるわけじゃないんだから」

レイティ「あの人間達、亜人の匂いと火薬の臭いがします」

男「亜人狩りか。あれだけやってもまだあるんだな」

白鞘「金にはなるからの。金は命よりも優先するのよ。いざって時まではな」

男「亜人狩りの集団なら、俺たちがいてはいけないな。にしても良く分かったものだ」

白鞘「ふんっ。あの程度一捻りじゃ!」

男「凶暴な亜人がいたら人間の方が来なくなるだろう」

白鞘「元からじゃろう」

レイティ「食べ終わってしまった………」クスン

男「終わるまで大人しくしておこう。それが一番だ」

男「レイティア。俺のも食べていいぞ」

レイティ「で、でも我が主様のに手を付けるわけには」

男「いらないのか?」

レイティ「い、いらないです」

白鞘「じゃあ儂が食う」

レイティ「あぁっ」

店主「おい、もういいぞ」

男「えらく早かったな」

店主「タダにしてやるからちょっと手伝え」

男「手伝えって、なにを」

店主「こいつら埋めるのだよ」

人間の死体「」

男「殺した、のか?」

店主「毒を盛れば一発よ」

男「待て、客だろう? 亜人の味方をしているわけではないんだろう?」

店主「俺の客を取るやつは客じゃねぇ。いいから手伝え」

白鞘「食ってもいいか?」

店主「毒だからやめとけ」

レイティ「お腹痛くなるの嫌です」

店主「腹痛って…、それどころじゃねぇだろ」

男「7人か。どうするんだ?」

店主「金目のもの剥いで遠くに埋めとく。近くじゃ野獣が沸くからな」

店主「おい、そこのデカいのと、鬼っこ。力強そうだから運ぶのを手伝ってくれ。仮面はあいつらの馬車に人間がいるだろうから出してやりな」

男「あぁ。わかった」

白鞘「なんで儂が」

レイティ「どっちが多く持てて、速くつけるか勝負だぜ!」

白鞘「ああん!? 儂に決まってるじゃろうが!」

店主「それじゃ行くぞ」

男「あとは任せてくれ」

レイティ「俺たちがいっちばーんっ!」バサァッ

白鞘「ちょいっ! 飛ぶのは卑怯じゃろうが!! おいっ! おおいっ!!」ダダダ

店主「そっちじゃねぇ!!」

今日はここまで

おやすみなさい

ギャーギャーワイワイ

男「さて、あとは俺の仕事か」

男「よりによって俺とはな」ギィギィ

コンコン

「ひっ」

男「あー。安心してくれ。君たちを助けに来た」

ザワザワ

男「今鍵を開けるからゆっくりでてきてくれ」

ガチャ

バァンッ

男「うぎっ」ドサッ

兎亜人「きゃああっ」ピョンッ

犬亜人「罠かもしれないよっ」ピョンッ グニッ

男「ぐふっ」

鳥亜人「足枷が重いわ…」ドスンッ

男「ぐぴっ」

鱗亜人「うわっ、死体!?」ヒョコ

男「なんとか生きてる…」

兎犬鳥「すみませんでした…」

男「捕まってたんだ。仕方ないさ」

鱗「助けてくださって本当にありがとうございます」

鱗「貴方がいなければ私たちは………」

男「いや、助けたのは俺じゃない。そこの家の主だ」

鱗「では改めてお礼をしないと」キュルル

鱗「あっ」

兎「私もお腹すいたな」

犬「くんくん、なにかいい匂いがする」

鳥「足枷外して…」

男「そこの家で休んで行ってくれ。食べ物もあるだろう」

男「拘束具の鍵もあるはずだ」

鱗「本当になにからなにまで」

男(やっぱりスープやらは作り置きがあったか)

男「すまないが見ての通り足が悪い。手伝ってくれないか?」

鱗「あ、はい」

男「君はさっきまで捕まっていたのに冷静だな。しっかりしてる」

鱗「そんなことないですよ。本当は今でも怖くて」

犬「はい、外れたよ」

鳥「はぁ。やっと自由だわ。鳥なのに飛べないなんて不幸だもの…」

兎「飛べない鳥もいたような?」

鳥「飛ぶ豚だっているんだから飛べない鳥もいるわよ…」ハァ

鱗「はい、皆座って」

兎「はい」

犬「はぁいっ」

鳥「スープだけなのね…」

男「材料があるから作れるが、俺は料理ができないからな」

鱗「よろしければ私が作りましょうか?」

男「いいのか?」

鱗「食べるの私たちですし、本当はこんな厚かましいお願い」

男「ここの主が助けると言ったんだ。気にすることはない」

鱗「それじゃあ、お言葉に甘えますね」

犬「うわぁいっ!」

犬「僕たちはいつも仲良し4人組だったんだけど」

兎「だから捕まったんだよね」

鳥「網で一網打尽なんて。鳥なのに…」

犬「村から離れたらあれよあれよとあっという間にね」

兎「最近人間が減ったと思ったのに」

鳥「湧くのかしら…」

男「亜人の自警団がいるから危険とはいえ、それでも金になるからな」

男「捕まる数が減った分余計に」

犬「やっぱり気を付けないといけないんだねぇ」

兎「噂だと、亜人の国ができたって」

鳥「噂でしょ…どうせ」

男「そこから来たんだが」

犬「えっ 本当にあるの!?」

男「やはり噂だと思われているのか」

鳥「荒唐無稽だもの…。まるで夢物語だわ…」

兎「いいなぁ」

男「移住してきてもいいぞ」

兎「お母さん、お父さんがいるから」

男「全員引っ越してくればいい。数十人程度なら大丈夫だ」

男(お嬢が苦労するだろうけどな)

鳥「いい話には裏がある…」

男「人手が欲しいだけだ」

店主「やっぱ鬼ってのはすげぇな」ガチャ

犬「!」

兎「きゃああっ!」

鳥「人間…っ」

鱗「どうしたの皆っ」

店主「おっと、落ちつ―――」

鱗「こ、こないでっ!!」チャキッ

男「おいっ。包丁なんて」

鱗「ににに、人間から、守らなきゃ」

鱗「みんなをっ」ダダダッ

店主「あぶ――っ」ザシュッ

店主「んぐっ」

男「店主っ!」

レイティ「わっ! なにごと!?」ガシガシガシッ

鱗「んきゃあっ!」

兎犬鳥「鱗ちゃんっ!!」

店主「いってぇ…」

レイティ「あらあら。もしかして貴方悪い子?」

鱗「きゃああっ!」

犬「な、なにあれっ、こわいぃっ!」

レイティ「え、ひどい」

白鞘「………これはなんというか。楽しそうじゃな」

男「全員落ち着け!!」

鱗「ご、ごめんなさい。私ったら恩人になんてことを」オロオロ

店主「肉しか切れてないから大丈夫、と言いたいがいてぇな…」

鱗「ど、どうしましょう」オロオロ

レイティ「出血は収まったけど、しばらく運動はダメね」

白鞘(血の臭い)キュルルルル

兎「驚いた私が悪いんです」

犬「止めれなかった僕だって悪いよ」

鳥「えっと、私も悪い…?」

店主「しかたねぇさ。人間につかまったんだ。人間を怖がるのは仕方ない」

鱗「私、代わりになんでもします!」

店主「してもらうことなんてねぇよ」

鱗「でもっ」

店主「じゃあ夕飯の支度を手伝ってくれ。これでいいだろ?」

兎「私も手伝います」

犬「僕もっ」

鳥「頑張って」

犬「鳥もするの!!」

鳥「えぇ…」

男「しかしお人よしだな。横っ腹斬られたってのに」

店主「どこもダメになってないし、命も無事」

店主「怒る理由はねぇな」

店主「さて、一服」

レイティ「傷に悪いのでタバコはダメです」ヒョイ

店主「くそうっ。ちくしょうっ」ドンッ

鱗「ご、ごめんなさいっ!」

男「怒る理由ができたな」

鱗「どうぞ。お口に合うかわかりませんが」

犬「鱗ちゃんは僕たちの中で一番料理が上手だからね」

鳥「私たちができないだけよ…」

兎「お菓子なら作れます、よ?」

店主「まぁ、これなら大したもんだろ」

レイティ「お腹が空いて痛いよぉ」

白鞘「酒はないのかの?」

レイティ「食べていい? 食べて良い?」

店主「お前らも夜まで引きとめてしまったすまなかったな。何か用事があったんだろ?」

男「大切な仲間を助けに王都へ忍び込むだけだ」

店主「んげふっ。げほっ、げほっ。お前、マジか?」

男「嘘をつく必要はないだろう」

鱗「でも、危ないですよ。人間がいっぱいいて」

男「承知のうえだ」

店主「まぁ…。お前たちのことだ止めはしないが」

店主「よし。そのためにも今日はしっかり食べてくれ」

白鞘「酒はあるのかの?」

店主「はいはい。酒は」

鱗「私がとってきます!」

店主「そうか? じゃあ頼む」

鱗「はい!」

白鞘「ぷはぁっ! もう一本!!」

店主「もうねぇわ」

白鞘「ちっ」

レイティ「もぐもぐもぐもぐ」

犬「うわぁ、凄い食べるなぁ」

兎「すごい、ね」

鳥「大迫力だわ…」

レイティ「あなた達もいかがかしら」クルッ

犬「っ!」

兎「ひっ」

鳥「どうも…」モグモグ

レイティ「やっぱり私たちは怖いかしら?」

犬「そ、そんなことないですよ」

レイティ「反応でわかるわよ。私たちは歪だものね」

兎「あの、私たち、って?」

レイティ「私たちは一人じゃないの。皆集まって私たち」

レイティ「命の集合体。それがレイティアだよ」

兎「そ、そうなんですか?」

レイティ「いいの。私たちはこの姿気に入ってるんだから」

レイティ「我が主様が愛してくれるから」ポッ

兎「素敵、ですね」

犬「いいなぁ。あこがれちゃうなぁ」

レイティ「お前も俺たちになる?」

犬「あこがれてるのそっちじゃないよっ!」

鳥「というか、取り込めるのね…」

犬「ふいー。お腹いっぱい」

白鞘「ぐがー。ぐがー」

レイティ「すぴよぴよ」

兎「お腹いっぱいになったら寝ちゃい、ました」クスッ

男「これはともかくレイティアは子供だからな」

犬「え!?」

男「いろいろあるんだ」

店主「おい。布団引いたから向こうの部屋で寝ろ」

男「起きろ二人とも」

レイティ「我が主様~」ギュッ

ベキバキッ

男「腰がっ!」

犬「あわわ」

鳥「私寝るから…」

今日はここまでで

おやすみなさい

~4年目 第23週 三日目~

店主「おい、起きろ。起きろ」ペチペチ

男「んぐぁ?」

店主「支度できてるぜ」

男「準備………なにをだ?」ボーッ

店主「王都に行くんだろ?」

男「あぁ、確かに俺たちは………」

男「支度?」

店主「一晩考えて思ったんだが。俺も行くわ」

男「は?」

店主「お前ら、どうやって中に入る気だったんだよ」

男「………その場で考える」

店主「おいおいおい。いくら鬼と嬢ちゃんがいても無理なもんは無理だ」

男「何か策はあるのか?」

店主「あるから支度してんだろうよ。策ってほどでもねぇが、昨日の奴らの荷物がそのままあるんだからよ」

店主「奴隷狩りを装えば簡単に入れるだろ」

白鞘「で、我らは捕まった奴隷として潜入すると」

男「あぁ。それが一番確実だろう」

白鞘「断る! たとえ演技だとしても捕まるフリなぞできるか」

店主「だろうな。元から期待しちゃいねぇよ。そもそも鬼が捕まることがありえないからな」

白鞘「じゃろう。我らは捕まるぐらいなら舌を噛んで死ぬわ」

店主「そっちの嬢ちゃんも無理だ。その場で騒ぎになる」

レイティ「むぅ。我が主様と寄り添えぬというのか」

店主「ってことで、兄ちゃんだけになるが」

男「二人はそうだな。飛んでもらうか」

白鞘「は!?」

レイティ「了解いたしましたわ。我が主様」

白鞘「待て待て待て。儂は嫌じゃぞそんなの」

レイティ「白鞘童子さん。白鞘童子さん」

白鞘「なんぞ」

ムギュッ

レイティ「白鞘童子さん、きみはどこに落ちたい?」

白鞘「落とすなぁ!!」

店主「ってことだから、留守番任せていいか?」

犬兎「」ポカーン

鳥「ねむ…」カックンカックン

犬「本当に忍び込むの!?」

兎「し、しし、死んじゃいます、よ!」

店主「死ぬかもなぁ」

兎「死ぬかも、って……」

鱗「あ、あのぉ!」

店主「どうした?」

鱗「捕まった亜人が一人だけだと変だと思います! だ、だから!!」

鱗「わたしも一緒にいっていいでしょうかっ!」

店主「………怪我させたからって別に気に病む必要はない」

鱗「違うんです。私たちは偶然助かったからよかったけど、連れていかれた子は………」

鱗「だから助けたいんですっ」

男「危ないことには巻き込めない」

犬「そうだよ! 危なすぎるよっ。帰ろうよっ」

鱗「だ、大丈夫です」

店主「大丈夫じゃねぇだろう」

白鞘「連れて行ってやれ」

男「だが」

白鞘「好きなように生きる代償を払う覚悟ができているなら止める理由はなかろう」

白鞘「我らと一緒に死ねるか?」

鱗「死ぬのは怖くて嫌ですけど、でも、諦めないって決めたんです」

鱗「犬ちゃん、兎ちゃん、鳥ちゃんだけじゃなくって、他の皆を助けれるチャンスですからっ」

兎「鱗ちゃん………でも、私、鱗ちゃんがいないと…」

鳥「行ってらっしゃい…」

兎「鳥ちゃん!?」

鳥「応援するよ…。友達だからね…」

鳥「でも死んだら泣くから…」

犬「………鱗ちゃんが決めたことだから。ごめん、僕もついていくって言えなくて」

鱗「私のわがままだから。みんなを巻き込みたくないの」

白鞘「話はついたか?」

鱗「不束者ですが、どうぞよろしくお願いいたします」ペコッ

店主「じゃあ留守番よろしくなー」

鱗「皆、頑張ってね」

男「そうか。車椅子は無理なのか…」

レイティ「奴隷役ですから。では白鞘童子様。参りましょうか」

白鞘「えぇいっ、掴むなぁっ! まだ遠いじゃろ!?」

レイティ「上昇中が一番目立ちますから」

白鞘「ぬぐぐ」

店主「それじゃ。馬車だすぞ」

兎「絶対無事で帰って、きてくださいねっ」フリフリ

犬「頑張ってねーっ!」フリフリ

鳥「頑張るのは私たちかも…」

犬「え?」

鳥「私たちだれも料理作れないわよ…」

犬兎「あ」

今日はここまで。

おやすみなさい。

~4年目 第24週 四日目~

店主「で、俺が奴隷狩り。お前らが奴隷ってことでいいんだな?」

男「あぁ」

鱗「は、はいっ」ガクブル

店主「それで、お前らは正気なのか?」

白鞘「修羅に正気も狂気もあるまいよ」

レイティ「我が主様が言うなら異はありません」

店主「はぁ。引き返す気はねぇが、気が重いな」

男「世話をかける」

店主「んじゃ、とりあえず娼婦街まで行くか」

白鞘「よし、儂等は飛ぶかの」

レイティ「本当ならば我が主様しか私たちには乗せたくないのだけれど」バサァッ

レイティ「口は閉じてなさい。ベロがなくなっても知らないわよ?」ギュンッ

白鞘「んぎゃっ」

店主「なんつー速度だ」

店主「さて、あいつらが暴れる前に中にはいらねぇとな」

ガタガタガタガタ

ガタンッ

鱗「ひうっ」

男「大丈夫か?」

鱗「は、はい。大丈夫です」

男「想ったより簡単に入れたな。もう少しかかると思ったが」

鱗「外から、中ですし。奴隷だからだと思います。それに強そうには見えないですからね私たち」

鱗「あ、ところで車椅子ないのに大丈夫なんですか?」

男「あぁ。大丈夫だ」

男(ミーアを守るためなら、俺は頑張れる)

男(その力は―――ある)

ドクンッ

男「んぐぁっ!」ガクンッ

鱗「ふぃっ!?」

ズキズキズキズキズキ

男(いくつもの針を血管に流されるような痛み。慣れない。慣れる事はない)グルンッ

鱗「ぴぃっ!」

男「はぁ、はぁ、はぁ」

男(だけど、それだけで済むなら軽いものだ)

鱗「な、なにが起きてるんですかそれ。触手? いや、スライムみたいな」

男「足、だ」グググッ

男「立つのは久しぶりだな」グイッ

カチャカチャ カチャンッ

男「さて、行ってくるか」

店主「ついたぞ」コンコン

男「もう少し路地裏に隠してくれ。共犯だとばれたくないだろう?」

鱗「あの、娼婦街って言っても人間ばっかりですし、目立ちませんか?」

男「あぁ、目立つだろうな」

男「だが大丈夫だ。だからこそあいつらが」

ドォンッ

白鞘「木偶共!! 儂等が戦よ!!!!」ズババッ

レイティ「逃げろ逃げ回れ!! 死にたくなければなぁっ!!!!」ガリガリガリ

鱗「うわああっ!?」

男「結構距離あるのに、声が届くな。現地だとどれだけうるさいことか」

店主「奴隷街が大騒ぎだなありゃ。しかし二人であそこまで乱痴気騒ぎ起こせるとは、やっぱり鬼共は常識外の強さなんだな」

男「鬼が、じゃない白鞘童子とレイティアがだ」

男「ここまで騒ぎが大きくなれば俺みたいなのが歩いてても問題ないだろう。それに仮面を外せば」カチャ

鱗「ひぃっ」

男「ただの変人だ」

男「ここか」

ガチャッ

ボーイ「いらっしゃいませ。初めてのおきゃ―――」

ズブッ

男「すまないな。構ってる暇がない」

ウワッ

男「だが、逃がすわけにもいかない」スパンッ

ゴトンッ

男「さて、どの部屋にいるかな」

男「―――こんな姿見せられないな。ミーアには」

(見えない、動けない)

(私の腕は二本。持てるものはそんなに多くはない)

(だから何かを手に入れるためには何か捨てないといけない)

(なんて言葉遊びは奪われた者には無用だろうね)

「ァ?」

(ドアが開く音が聞こえた気がした。お客だろうか)

(動かなくても良いはずだ。私を使う人間はそういう人だから)

「ミーアを知っているか?」

「?」

(何か言っている。でも聞こえにくいのだから反応が取れない。仕方なく笑ってみせる)

ズキリ

(抉れた歯茎が痛むけど、この程度ならまだ笑える。だってまだ血は)

(―――血?)

(血の臭いがする。もう慣れた臭いだけど、まだ私は使われてない)

(じゃあ目の前にいるのは、ナニ?)

「耳が、悪くて聞こえなくてね。申し訳ないが近寄ってくれないかな」

(臭いは濃くなる。やっぱりこの臭いの中心はこのなにかだ)

(久々に心拍数が上がる。死にかけたことは何度もあるけど、さすがにこれは)

「ミーア。彼女を知っているか?」

「ェ?」

(ミーアと聞こえた気がした)

(まさかね。死に際の幻聴だろうと笑ってみせる)

「良い名前だよね」

「お前か」

(抱きしめられた?)

(抱きしめられてる)

(そのままナニカは私の体を抱え上げた)

「君はナニかな。優しい人? それとも」

「悲しい人だよ。俺は」

男(彼女を見たとき俺は戦場の光景を思い出した)

男(まるでよくある亡骸のよう。笑顔さえ浮かべなければ本当にただの死体だ)

男「大丈夫には見えないな」

「心配するだなんて不思議だ。君は私を使いにきたんだろう?」

男「ミーアの頼みだ。お前を助けに来たんだよ」

「ミーア。やっぱり幻聴じゃないみたいだ」

男「耳が遠いのか」

「耳も目も悪いよ。むしろ大丈夫なところを上げた方が早いかな」

男「命があってよかった」

「あぁ。命だけは無事だ。因果なものだよ。丈夫な体は生物として至高のはずなのに、私は死ににくいこの体を心底恨んだんだから」

男「だが、そのおかげで助けにこれた」

「君が本当に私を助けにきたのならお願いがある」

男「なんだ」

「これが夢じゃないって信じさせてくれないかい」

男「夢じゃない。現実だ」

「行動で頼むよ。私を思い切り噛んでくれ」

「血が出るくらいにね」

ガリッ

「んくぅっ」

「いやいや、まさかそんなに躊躇なく噛んでくるとは。でもありがとう。ちゃんと痛いよ」

男「それじゃあ急ぐぞ。抱えたままじゃ剣が振れない」

「大丈夫なのかい? 亜人を抱えて走ってるとすぐに」

男「身代わりはもうそこら辺を走ってるよ」

男「見ない方がいい。地獄の釜が開いたような光景だ」

「大丈夫。見えないから。臭いで大体察しは着いたけれど」

男「優しい人じゃなかっただろう?」

「さぁね。やさしさなんてついぞ触れてないから」

店主「ほら、乗り込め乗り込め!」

鱗「掴まってください!こっちです!」

男「何やってるんだ、お前らは」

店主「逃げてきた亜人を助けてんだよ」

男「………そうか。それじゃあ奴隷街に向かって出てくれ」

店主「おい、まだ逃げてるやつが」

男「この街には亜人が隠れ住んでるんだ。そいつらに助けてもらうように話をつけてる」

店主「先に言ってくれよ。おらぁさっきから心臓がバクバクだ」

男「ほら、出せ」

店主「おうっ」

「………」ジッ

男「なんだ?」

「なんでもないよ」

ジャリッ

ミーア「寒い、お腹が空いた」

ミーア(捕まってどれだけ経ったのでしょうか。時の流れを教えてくれるのは一日一回のパン一切れだけ)

ミーア「古書娘さん、元気かな。会いたいな」

ミーア「ドラコさんも、メルメルも。今何してるのかな」

ミーア「………助けてなんて、言えないな」

ミーア「私は私。男さんのもの、じゃない」

ミーア(なんでこんなことに、とは思いません。冷静な私はこうなると予想していた)

ミーア(ただ冷静な私じゃ、私を抑えきれなかった)

ミーア「自業自得で、好きな人たちから離れて」

ミーア「愛してた人を捨てて」

ミーア「大好きな人を助けれなくて」

ミーア「なにもできなくて」

ミーア「なにも残せなくて」

ミーア「私って弱いな」

ミーア「バカだな、私」

ポタッ ポタッ

ミーア「寒いよ。寒いよぉ…」

ガンッ

ミーア「ひやぁっ!?」

「……寒いな。ここは」

ミーア「お、男さん? なんでここに?」

ミーア「そうか。死ぬ前の幻覚なんだ。それか夢なんだ」ポンッ

男「似たようなことを言うんだな。お前たちは」クスッ

ミーア「………男さん?」

男「あぁ。そうだ」

ミーア「なんで、ここに?」

男「お前と向き合いに来た」

男「俺は俺として、お前に向き合いに来た」

ミーア「こんな私を、ですか?」

男「あぁ、いっぱい話そう。言いたいことがすごいあるんだ。帰って、温かいものでも飲みながら」

ミーア「い、嫌です!。私は助けないといけないんです」

男「ミーア」

ミーア「わかってますっ。これは私の意地でしかないって!」

ミーア「でもそれでもこれだけは貫かなきゃいけないんですっ。馬鹿でも阿保でもそれが私がしようって決めたことだから!」

男「違うんだミーア」

ミーア「違いませんっ。私はやっと私だけの私になれたんですっ! もう誰にも奪わせませんっ」

ミーア「私はこのまま死にます。助けれなくてこうなったのも全部私の行動の結果だから。ここで凍えて私は死にます!!」

ミーア「でもそれで私は幸せ、なんですっ」グッ

男「助けたんだ。もう」

ミーア「………え」

ミーア「………助けてくれたんですね。ありがとうございます」

男「帰ろうか。家に」

ミーア「なんで、今更助けてくれたんですか?」

男「大切な人を助けるのは当然だろう」

ミーア「人の上に立つ人としては間違いですよ。大間違いです」

男「それでもお前を助けたかったんだ。やっとお前に向き合えるよ」

男「大切な人を助けたいって気持ちは分かった。そのためになりふり構っていられないってことも」

男「俺はミーアを助けたいんだ」

ミーア「なんで、こんな私を。もう貴方の奴隷じゃないんですよ? ただのわがままなミーアなんですよ?」

男「助ける理由なんて簡単じゃないか」

男「助ける理由は―――」

>>102

絶対に失いたくないから

男「ミーア。お前を絶対に失いたくないからだよ」

男「愛してるから、失いたくないんだよ」

男「好きな人と一緒にいたいって思うのは駄目か? 俺の好きなミーア」

ミーア「うぇっ。な、なんでいま、今そんなこと言うんですか!?」

ミーア「あれ、あれだけアピールして靡かなかったのに、こ、ここで?」

ミーア「私、私を好きだから。つ、つまり奴隷でも人形でもなくて」

ミーア「恋人としての、ミーア」

ミーア「みら、見られてる! 私見られてますっ!?」アワワ

男「さて、時間がないから行こう。ミーア」

ミーア「私見られちゃってるぅっ!?」

ダッダッダッダ

ミーア「ひぃっ、ふぅっ! 男さ、はや」

白鞘「そおらっ! 檻なんてぶっ壊しちまいなーっ!」

オォー

レイティ「人間って弱いですわね。私たちの敵ではありませんわ」

レイティ「あなた方もそう思いませんか?」

ソウダーッ

白鞘「戦じゃ戦じゃ! そぉれお主らの力で押し返してみろっ! 奪え! 殺せ!! 勝てば勝者よ! この世の法よ!!」

レイティ「はぁ、我が主様はまだかしら」

ズバッ ドドドドッ

レイティ「きゃっ、建物が、斬られた?」

白鞘「おうおう、やっと来たか」ニヤァ

後輩「緊急につき、家屋を破壊させていただいたであります。保障? そんなもの命がある。それで十分であります。ほら離れた離れた。逃げた方がいいでありますよ、亜人共と私から、ほらほら」

後輩「はぁmどうせ亜人共に破壊されるのだから変わらぬこと。諦めるでありますよ。だけれど」

後輩「代償は血で払えよ。亜人共!」

男「待たせた」スチャッ

鱗「あ、お帰りなさい。仮面つけたんですね。申し訳ないですが、ちょっと素顔が怖くて、えへへ」

ミーア「! ほ、、本当に」

「ミーア、かい?」

男「感動の再開は後だ」

男「レイティア!」

レイティ「我が主様!」

店主「おい、なんかやばいの来ちまったぞ!? はやく逃げなきゃあ死ぬぜあれ!」

男「わかってる、とりあえず鱗と店主はこっちにこい」

店主「いやいや、馬車に乗れって! 喋る暇なんか」

レイティ「貴方は助けてあげる」ヒョイッ

店主「おぉっ!?」

パァンッ

ヒヒィンッ

ガラガラガラガラッ

後輩「馬車!? 小賢しいっ!!」ズバァンッ

後輩「特攻なんて。いや、血迷ったのか?」

店主「あ、あ?」

レイティ「貴方も」

鱗「ひやぁっ!」

男「準備はいいか?」

レイティ「全員回収しました、飛びます」バサッ

白鞘「くっ。今が良いところじゃのに!!」

店主「おい、どういうことだこれ」

男「最善の策だ。有象無象ではあれは倒せないからな。亜人を開放してその騒動に乗じて逃げる。馬車なんかじゃ逃げきれないからレイティアで逃げるんだ」

男「死者は多く出るが、生き延びる亜人も少なくはないはずだ」

ミーア「わ、私のせいで?」

男「いいや、俺のせいだ」

男「今日、人が死ぬのは俺のせいだ」

~4年目 第25週 休日~

メリー「号外ディス! 号外ディスよ!!」

男「やはり、騒ぎにはなるな。だが我々の仕業とバレてないようだ。大成功だな」

お嬢「もう危ないことはしないでほしいですわね。次は貴方を危険分子として投獄することになりますわ」

男「危険分子、か」

お嬢「多数の死者が出ましたわ。兵士じゃない、ただの無辜の民の命が失われた」

お嬢「わたくしだって国家転覆を狙う身、きれいごとを言うつもりはありませんが、それでも気分の良いことではありませんわね」

男「そうだな。だが俺は間違ったことはしていない」

お嬢「そう。感情論を除いて結果だけ見れば間違ったことをしていない。だからこその憤りがありますの」

お嬢「今、取れる手段としては最大限の効率でした。ですが、目的は一人のためでしょう」

お嬢「貴方は間違ってないかもしれませんが、貴方が間違ってしまったことは私は知ってますの」

お嬢「それを飲み込むのは私も貴方の気持ちが分かってしまうから。わかってしまうから、事にしませんの」

お嬢「わたくしも指導者としてまだまだ、ですわね」

男「ありがとう。と言っておこうか」

お嬢「どういたしまして、とはいいませんわよ?」

キィキィ

男「やはりまだ体が痛むな」

メイド「私が押しましょうか?」

男「いや、自分でする」

メイド「なんだか、寂しいですわ」

ミーア「あ、やっと見つけましたっ」

男「どうした?」

ミーア「あの、その。そういえば返事をしてなかったことに気づきまして」

男「返事って、なんのだ」

ミーア「わ、私も」

メイド「嫌な予感」

ミーア「男さんのことを愛していますっ!!」

ミーアの愛情度【300/300】

男「体が痛むが休むほどのことではない」

男「さて、今日は」

1.褒める (誰を)

2.叱る (誰を)

3.お仕置き (誰を)

4.交流(誰とどうする)

5.外出

6.狩り

7.教育

8.探索

>>110

今日はここまで。

皆さん、お久しぶりです。

遅くなってすみませんでした。

4ミーアの親友の容態をみる

おかえりなさい

男「とりあえず様子を見に行かなければな」

男「あれだけの重傷だ。命に別状はないらしいがそれでも心配ではある」

コンコン

ガチャ

魔女「………あ」

魔女「……おはよう………ございま…す」

男「朝早くからすまないな。古書娘と春告はどうした?」

魔女「……薬の材料………探しに…いった」

男「そうか。例の亜人の見舞いに来た。上がらせてもらってもいいか?」

魔女「………うん……どうぞ」

男「ありがとう。ところで容態はどうだ?」

魔女「……亜人は………すごい」

魔女「………あれで生きてる」

魔女「………から、すごい」

魔女「………痛いけど」

魔女「………無事」

魔女「………でも治らない」

男「そうか。完治するとは思ってなかったが手遅れだったか」

魔女「………」コクン

魔女「………ここ」

魔女「………ごゆっくり」

コンコン

男「………」

コンコン

男「返事がない………あぁ、そうか。耳が聞こえにくいのか」

男「仕方ない、入らせてもらうか」

ガチャ

「誰か、入ってきた?」

「えぇっと、すまないね。あまりよく見えなくて、もっと近寄ってもらえるかな」

「不躾で申し訳ないよ。足の骨が折れてて、こっちから行くことができないんだ」

ギィギィキキィ

「鉄の臭いがする、それに………ミーアの匂いもする」

「もしかして、王子様かい?」

男「王子様?」

「ははは、気にしないでいいよ優しい人」

「さて」ペタペタ

「おや、車椅子かなこれは。よっこらせ」グググ

男「立って大丈夫なのか?」

「立ってないよ。貴方に縋り付いているだけだからね。すんすん、これは胸板だね。すんすん」

男「この位置なら良く聞こえるか?」

「そうだね、できればもっと」カプ

「これひゅらいならひほえるね」カプカプ

男「………なぜ噛む」

「狼だから?」ニコッ

ガブッ

男「―――っ」

「んく、ちょうど喉が渇いていた、なんてね。私は吸血鬼じゃない」

男「すまないが、さすがに痛い。それに首筋を触られるのは良い心地はしない」

「そうかな。私たちにとっては落ち着くんだけどね。信頼できる相手に首を噛ませるのは」

「相手に命を預ける。これほど素晴らしい愛情表現はないんじゃないのかな」

男「愛情表現?」

「そうさ、親愛、友愛、情愛、敬愛、性愛、恋愛。なんにしろ愛だよ愛」

「さぁ、君も私の首を噛んで。大丈夫、変な意味じゃないから。ただの」

「愛だから」

男「………」

「ふふ、良く見えないけど、たぶん困った顔をしているね。そんな匂いがする」

「価値観の違いだよ。貴方が思うほど重要なことでもない」

「ただの握手みたいなものさ。お互いを理解するための儀式だから」

「さぁ、ほら、おいでよ」

男「しかし、私は」

ガチャッ

ミーア「お見舞いにきましたよ、ふんふふふ~ん。美味しい冬野菜とお魚さんが手に入ったからお昼はお鍋だね~」

ミーア「あ、男さんもいたんですね。そんなに抱き合って仲いいですね、まるで恋人同士みたいです」

ミーア「男さんも、お昼一緒に食べますよね? 大丈夫です、量はありますから! 二人とも怪我をしてるんですから遠慮なさらず! って私も怪我してますけど、えへへ。とにかく怪我を治すためには美味しい食事です!」

ミーア「それじゃあ私は台所を借りて料理作ってきますね。ふふふ~ん」

バタンッ

男「………」

「………」

バァンンッ!

ミーア「数時間で寝取られてる!?」

短いですが、今日はここまでです

おやすみなさい

ミーア「どういうことなの!?」ズイッ

「や、やぁミーア」

ミーア「やぁ。じゃないよ! 男さんは私の恋人なんだからねっ」

「そうなのかい?」

男「一応な」

ミーア「一応なんですか!?」ガーン

男「嘘だ。本当に恋人だ」

「まぁ、今は誤解だから安心してくれないかな」

ミーア「そっかぁ。誤解………今は?」

「うん、まだ私は告白していないからね。そういえば君が恋人ならば許可を取らないといけないね」

ミーア「まさか、あの、もしかして男さんのことが好き?」

「あそこから助けてくれた人を王子様と思わないほど、私は少女を捨ててないよ。体はこれだけど、心はまだ初々しい少女のつもりさ」

男「ふぅむ、どういう反応をとればいいのか」

ミーア「え、えと、二人とも大好きだし、ど、どうしよう」

「ありがとう、私も大好きだよ。ミーア」

男「あぁ。私も愛しているよ。ミーア」

ミーア「えへへぇ」テレテレ

ミーア「でも、ちょっと複雑です。好きってことは良いことだけど、二人が私を置いてっちゃいそうで」

「そんなわけないだろう。私が一番好きなのは今でも君だよ。ミーア」

「しかし本当に君は男さんのことが好きみたいだね」

ミーア「うんっ、好きだよ。本当に、好き」

「ふふっ。その言葉が聞けてよかったよ。安心して、さっきの私の言葉は嘘だから」

ミーア「え?」

「君がどこまでこの人のことを好きか知りたかっただけさ」プニ

ミーア「よ、よかったぁ」ヘナッ

「ところで本当に私が好きだと言ったらどうするつもりだったんだい?」

ミーア「悩んでましたっ。すっごいすっごい悩んで」

ミーア「たぶん、許してました。恋心は止められないって知ってるから。男さんの彼女さん、ナージャさんがいても止められなかったから」

ミーア「それで、男さんも好きだっていうなら仕方ないことで、私は男さんからちょっぴり愛してもらえればいいから」

ミーア「ちょっとだけでも、いっぱい幸せだから」

「ミーア………」

男「俺が愛したと言った女を少しだけしか愛さないわけがないだろう」

ミーア「いっぱい、いっぱい愛してくれるんですか?」

男「押しつけがましいほどにな」

「ははは、うらやましいな。ミーア、君が」

「本当に」ボソッ

「いい夫婦になれそうだ」

ミーア「えへへっ、あ、そういえばお昼ご飯っ!」

「楽しみにしてるよ」

ミーア「作ってきますねっ」

男「手伝おうか?」

ミーア「ランハオさんと一緒にいてください、独りぼっちは寂しいですから」トテテ

男「ランハオ?」

「あぁ、言ってなかったね。私の名前だよ」

「狼のランハオ、それが私さ」

~4年目 第26週 ~

男「そういえばランハオが退院したらどうするんだろうな」

お嬢「ミーアは忙しいからどうするべきかしら。暇な人が誰かいませんの?」

男「暇な奴………」

男「メイドが飼ってるライカンスロープがいたな」

お嬢「あぁ、あのぽっちゃりの」

男「やめとこう、器用とは思えない」

お嬢「とりあえず今は保留にしておきますの。怪我が治ればできることがあるかもしれませんの」

男「だな」

お嬢「それより、今週の仕事は」

【軍事力強化】 体×20

【村を発展させる】 技×20

【外交を行う】心×20

>>130

外交

ミーア「私を選んでくれてうれしいです、えへへ」

ミーア「男さんの愛情にこたえるべく、ミーアっ、行ってきます!」

お嬢「………アツアツですわね」

男「だろう?」

お嬢「………はぁ」

―――

――



【成功】

ミーア「ただいまですっ」

男「おかえり、怪我はなかったか?」

お嬢「無事ですわよ。滞りなく平凡に」

お嬢「ミーアはなんでも普通にできますわよ」

ミーア「普通は、誉め言葉なんでしょうか」

お嬢「非常識よりは誉め言葉ですわ」

知名度【240】

~4年目 第26週 休日~

コバン「びっしぃー」ギュッ

男「車椅子なのに抱き着くのか」

コバン「私が押してあげるから安心してほしい。大丈夫、痛くしないから私に体をゆだねて」

男「押してるのか? 俺の頭を抱え込んでいるようにしか思えないんだが」

コバン「私の胸は大きくないけど大事なのは大きさじゃなくて感度だとこの前見た本に書いてあった。感度は自信がある、と思う。それに小さくても柔らかさはある、お饅頭みたいな柔らかさはあるからその、男は」

コバン「興奮、する?」

男「息苦しい」

コバン「がーん、乙女心をそんなぶっきらぼうな反応で砕くだなんて、とってもひどいことだと私は思う。そんなに私は見た目が悪いのだろうか、いやそんなことはないはず。コンプレックスはギザギザの歯だけだけど、後ろからなら見えないし、なにがいけないのかが理解不能」

コバン「はっ、まさか男は………」ショボン

男「何がいけないかというと両手が口当たりにあって息がしづらいんだよ」

コバン「そんなっ、男は女の人の魅力に気づくべき! 筋肉に興奮するなんて、男として不健全だから。もっと柔らかいぷにぷにを求めるべき、そうすべき」

男「いい加減離してくれ」

男「さて今日は」

1.褒める (誰を)

2.叱る (誰を)

3.お仕置き (誰を)

4.交流(誰とどうする)

5.外出

6.狩り

7.教育

8.探索

>>135

白鞘とレイティに1

白鞘「なんじゃ儂等を呼んでからに」

レイティ「私たちはいつでも召喚に応じますから、ご安心を。私たちはいつも我が主様と共に」

男「先日のことの礼を言いたくてな」

男「お前たちがいなければミーアを救い出せなかった。礼を言う」ペコッ

白鞘「礼をいうくらいなら小指でいいから食わせろ」

レイティ「我らが相手になるぞ?」

白鞘「はっ。ガキが偉そうに」

男「なぜ、礼を言うために呼び出して、一発触発の空気になるんだ」

白鞘「礼などいらん。儂は儂が気にくわんかったからやっただけ」

レイティ「僕たちは我が主様のものだから、当たり前のことをしたまでです」

白鞘「欲を言うならもっと暴れたかったがの、あの後街はもっと大変なことになったみたいじゃし」

男「俺の指、とは言えないが食事でもどうだ?」

白鞘「酒をつけてくれるんじゃろうな?」

レイティ「ごはん食べるのは、大好きだよ」

男「決まりだ」

ミーア「店の食料喰らいつくす気ですか」

男「大目に見てくれ」

ミーア「男さんが言うから仕方ないですけど、それでも他の人に迷惑がかかるのは………」

白鞘「酒! 酒をよこせっ!」

レイティ「お代わりくださいっ!」

ミーア「は、はーい。ただいまっ」

メイド「このぬるい酒、水で薄めてもっていきなさい。どうせあれはバカだからバレませんわ」

ミーア「え、えぇ!?」

メイド「デカいのには待ってもらいましょう。リオネシアが死にそうなので」

リオ「く~んっ」

男「本当に、すまない」

レイティ「美味しいこと大好きっ。やっぱり料理大好きっ」

リオ「ほ、褒めてくれるひとがいる限り、拙者は止まらぬでござるよーっ!」

メイド「美味しそうに食べてくれるから、美味しそうに食べてるのよね? あれの表情読みにくいったらないわ。普通の顔じゃないもの」

メイド「とりあえず私も手伝うわ。ミーアは頑張って」

白鞘「酒じゃ酒じゃーっ!」

ミーア「えっ! 私だけが白鞘童子さんの相手するんですか!?」

メイド「ファイト」ニヤニヤ

男「すまないな。足が動けば」

ミーア「う、うぇ~んっ!」

今日はここまで。

おやすみなさい。

~4年目 第27週 ~

お嬢「なにやらエルフの使者が来るとか」

男「エルフの使者?」

お嬢「そう連絡がきましたの。詳しいことは追って伝えるそうですわ」

お嬢「なんにしろ交友ができることはいいことですの」

男「エルフ………なにか覚えがあるような」

お嬢「森の麗人と名高いですもの、聞いたことぐらいは誰でもありますわよ」

男「いや、なにか最近…」

お嬢「ところで今週は」


【軍事力強化】 体×20

【村を発展させる】 技×20

【外交を行う】心×20

>>144

【軍事力強化】
ナーグル

男「服装変えたのか」

ナグ「………」コクッ

お嬢「ただのデニムとシャツでもスタイル良いとこうも………」

お嬢「………」ストーン

お嬢「………くっ」

男「とりあえず例の通り訓練をしてもらいたい」

ナグ「………あぁ」

―――

――



【成功】

男「なに、白鞘童子が乱入してきた? 被害は?」

ナグ「………私だけ……だ」

男「あいつには困ったものだな。しかしよく一人で食い止めたものだ」

ナグ「……手加減を…されたから」

男「そうか。もういっそのこと白鞘童子を相手にして訓練…は危険すぎるか。とにかくナーグルは休め。破れた服は後で支給する」

ナグ「……」コクッ


軍事Lv3【170/700】

~4年目 第27週 休日 ~

男「こんなところでどうしたんだ?」

道具娘「あ~ 男さんこそどうしたんですかぁ?」

男「俺は単純に散歩だ。と言っても人気が多い場所にこれでは行きにくいからな」

道具娘「森は危ないですよぉ?」

男「それこそ君に言いたいな。子供がこんなところで何をしているんだ」

道具娘「今日のお夕飯の材料を探してるんですよぉ」

男「材料? 市場があるだろう?」

道具娘「ここで採るとタダですから~えっへん」

男「お金がないのか?」

道具娘「皆さんのためにいっぱいいっぱい安くしてたら、お金がぁ」

男「子供がそこまでする必要ないだろう」

道具娘「子供とか、大人とかじゃなくて、私は私にできることをしたいんですよぉ。それにまだ子供だからこれくらいしかできなくて」

男「………今日は一緒に食事にいかないか? 車椅子を押してくれる人を探している」

道具娘「え、いいんですかぁ?」

男「それに、ちょっと話があってな。今後もそのような生活だと困るから」

道具娘「でも私は男さんのためになるように」

男「いいんだ。ほら、早く押してくれ」

道具娘「は、はいぃ」

男「さて、今日は」

1.褒める (誰を)

2.叱る (誰を)

3.お仕置き (誰を)

4.交流(誰とどうする)

5.外出

6.狩り

7.教育

8.探索

>>148

8

メリー「狩人さんディスか?」

男「あぁ。以前人間が矢で撃たれてたことがあってな。そこで思い出したんだが、狩人がいたよな」

メリー「メリーさんはあまり関わりないディスけどいたはずです。でもいつも一人でいたディスよ?」

男「探してきてくれないか?」

メリー「メリーさんがディスか?」

男「グラスランナーは走るのが得意なんだろ?」

メリー「走るのは好きですけど、探すのまで得意とは言っていないディス!!」

男「なんだ、期待外れだな」

メリー「むかっ。見え見えの挑発ディスがのってあげるディスよ!! 見てるがいいディス!!」

>>179【コンマ20以下で発見】

男「で、見つけたのか?」

メリー「ぐぬぬぬぬぬ! 見つかりっこないディスよあんなの!! 森がどれだけ広いと思ってるディスか!!」

メリー「山あり谷ありメリーさんは走り回ったですよ! でも見つからなかったんディスよ! 精一杯走ったのに、男は褒めてくれない悪鬼羅刹餓鬼畜生ディス! バーカ! バーカ!!」ダダダダッ

男「まぁ、そう簡単に見つかるとは思ってなかったが」

男「また今度メリアドゥクを行かせるか」

今日はここまで

気が付けば獣系人外が増えましたね

~4年目 第28週 ~

男「遠きところから足労頂き………ん?」

エルフ「おぉ! あの仮面の御仁ではないか! 再び相まみえることになろうとは!」

男(まさかと思ったがまさかこいつだとはな。どこかバカっぽいのだよな)

お嬢「その様子だと、お知り合いですの?」

エルフ「以前助けてもらった恩がある!」

男「恩を売った側だ。あの後は無事に宝石を持ち帰れたのか?」

エルフ「この私に二度の隙はないっ!」シュババッ

男「ならよかった」

エルフ「しかし仮面の人よ。ただ者ではないと思ってはいたが、まさかこの国を率いる身だとは」

男「そんな偉い身分じゃない。代表はこっちだ」

お嬢「以後お見知りおきを」

エルフ「人間が亜人の代表とは。いや重要なのは中身であるな。気分を害してすまない」

お嬢「よく言われますわ。わたくし人間であれど、亜人と亜人の味方をする人間の味方ですの」

エルフ「一枚岩ではない。そういうことだな?」キリッ

お嬢「ご理解いただき助かりますの」

エルフ「ふっ。都会派のエルフだからな。私は」

エルフ「だからこの度、エルフを代表する外交官に選ばれたのだ」フンス

お嬢「亜人の中でも大種族のエルフが協力してくれるなんて、頼もしい限りですわ。うふふ」

男(作ったような笑顔だな)

お嬢「うふふふふ」

エルフ「はははははっ」

お嬢「これで、わたくし達の名は方々へ届きますわね」

知名度【340】

お嬢「良い調子ですわ。この調子でいけば、人間を倒すことも………」

お嬢「そのためにも今は地道に参りましょう。今日のお仕事はいかがされますの?」

男「今日は」

【軍事力強化】 体×20

【村を発展させる】 技×20

【外交を行う】心×20

>>158

【村を発展させる】 リオ

リオ「外交官のための屋敷をつくるでござるか?」

男「あぁ。外部から来た者を長期滞在させる場所が必要だからな」

リオ「外交………まさかここまで大きくなるとは」

男「信じてなかったのか?」

リオ「信じてはいたでござるが、しっかりというよりは夢を追うような………」

リオ「! こんな気持ちではだめでござるな! 拙者今日も気合を入れて参る! でござるよ!!」

―――

――



リオ「できたでござる!!」ババーン

男「はやいな―――おい」

リオ「立派でござろう」フンス

男「コボルトサイズじゃないか。これでは大きい犬小屋だ」

リオ「はっ!」

男「作り直せ」

リオ「た、ただいま!!」

村Lv3【110/700】

~4年目 第28週 休日 ~

ジョゼ「あら~ 貴方様~」

男「ジョゼットか。今日も大きいな」

ジョゼ「あら~ やだ~ エッチです~」

男「それは、新しい服か?」

ジョゼ「仕立て屋さんと一緒に服の見せあいっこするの~」

ジョゼ「種族が増えてきたからいろいろな服作らないと~」

男「盛況そうでなによりだ」

ジョゼ「あ、でもでも~ なんだか最近仕立て屋さんに彼氏さんができたみたいだったり~?」

男「めでたいことだな」

ジョゼ「ジョゼットも素敵な恋がしてみたいです~」

男「そういえばアルケニーに男っているのか?」

ジョゼ「いないですよ~」

男「どうやって増えるんだ?」

ジョゼ「ま~ やっぱりエッチです~」プンスコ

男「いや、本当に単純に気になって」

ジョゼ「気になったからって、女の子にそういうこと言うのは~ め~ですよ~」

ジョゼ「それではジョゼットは急いでいるので~」

男「本当に、どうやって………」

男「さて、今日は」

1.褒める (誰を)

2.叱る (誰を)

3.お仕置き (誰を)

4.交流(誰とどうする)

5.外出

6.狩り

7.教育

8.探索

>>162

外交官エルフと交流できるならお願いします

コンコン

エルフ「私はいるぞ」

男「入ってもいいのか?」

エルフ「私は都会派だからな」

男「どういう意味だ」ガチャ

エルフ「仮面の人か。不自由な足で良くここまで参られた」

男「車椅子でも不便はしていないさ」

エルフ「ところでどうされた?」

男「>>164

普通のエルフと都会派のエルフの違いはなんだ?

エルフ「よくぞ聞いてくれた! 普通エルフというものは古きを重んじて、新しきを受け入れることはない」

エルフ「森の奥に結界を張り、ひっそりと暮らしているからこそ、今の繁栄があるということもわかる」

エルフ「だが都会派のエルフである私は、その結界から出て、この世界を見て回っているのだ」

エルフ「過去を知らぬものに今はないが、新しきを知らぬ種族に未来はない。だから私は都会派のエルフとして」

エルフ「新しい風を吹かせるのだ!」

男「つまり、都会派のエルフは、革新派ということか」

エルフ「端的に言うとそうだ」

エルフ「しかし都会派のエルフの私だが、知らぬこともまだまだ多い」

エルフ「いろいろ教授願うぞ、仮面の人よ!」

男「というので来た」

道具娘「な、なぜうちに?」

エルフ「珍妙な道具がいっぱいだな」

男「道具娘が一番いろいろなところを廻っているだろう?」

道具娘「私自身はそんなに………いろいろなものは扱ってますけどぉ」

男「それともう一人」

メリー「あーいいディスねぇっ! あーいいディスよぉ! いいディスこれいいディスよ~ たまらないディス」パシャパシャ

エルフ「ふむ。写真機という奴か」

道具娘「眩しいですよぉ」

男「おそらくこの二人が一番いろいろなことに詳しいと思う。ということであとは頼んだ」

エルフ「ではよろしく頼むぞ! 少女よ!」ズイッ

道具娘「ふ、ふぇ~!?」

メリー「あーっ たまらねぇディスぜぇっ!」ハァハァ

今日はここまで

おやすみなさい

~4年目 第29週~

お嬢「闘志の種火は各地に巻きました。もうすぐそれは大きな炎になるはずですの」

お嬢「来年にはきっと、各地で狼煙が上がることでしょう。悠長に準備していられるのは今年までですの」

お嬢「準備はよろしいですの?」

男「どうだろうな。やり残したことをすべてしようと思えば時間がいくらあってもたりない」

お嬢「取捨選択はするべきですわ。貴方が守りたいものは誰かしら?」

男「俺が守りたいのは………」

男「さて今週は」

【軍事力強化】 体×20

【村を発展させる】 技×20

【外交を行う】心×20

>>174

最近出番少ないからジョゼで村を発展

ジョゼ「及びでしょうか~ 貴方様~」

男「少し手伝ってほしくてな。ジョゼットならおそらく建築作業を手伝えるだろう?」

ジョゼ「可能か~ 不可能かでいうとぉ~ 可能ですわ~」

男「なら問題ないな」

ジョゼ「報酬を期待しています~」

男「………何が欲しい」

ジョゼ「恥ずかしいですけど~ 牛一頭ほど~ いやん~」

―――

――



【大失敗】

ジョゼ「ジョゼットは足元があまり見えないのよ~」

男「………やらかす前に言ってくれ」

ジョゼ「できると思ったのよ~」

男「被害は家一軒に怪我人数人………」

男「牛はなしだ」

ジョゼ「うぇ~んですわ~」

~4年目 第29週 休日 ~

メル「あ、男なのね~」パタパタ

ジョゼ「あら、本当ですわね~」

男「蟲コンビか」

ジョゼ「蟲ですよ~ がお~」

男「蟲の鳴き声はそれなのか?」

メル「蟲は鳴かないの」

男「そういえば二人がそろっているところはあまり見たことがなかったな。どうしたんだ?」

メル「メルメルの服を作ってもらってるの~」

ジョゼ「メルメルさんは特別サイズだから、合わせて作らないとね~」

男「休みの日も服作りか。大変そうだな」

ジョゼ「休みの日だからするのよ~ それに終わったら一緒に甘いもの食べるのよ~ ね~」

メル「ね~」

男「仲がよさそうで何よりだ」

メル「メルメルはみんなが大好きだから、仲良しなの~」

ジョゼ「そんなメルメルちゃんが好きよ~」ギュッ

男(ジョゼットがメルメルを襲っているようにしか見えない)

男「さて今日は」

1.褒める (誰を)

2.叱る (誰を)

3.お仕置き (誰を)

4.交流(誰とどうする)

5.外出

6.狩り

7.教育

8.探索

>>178

4
ミーアとの関係が進んだ事をベルに察される

ミーア「こないだメイドさんが作ってくれたおやつがとってもとっても美味しくて、男さんにも今度食べて貰いたいからレシピを教えてもらいました!」

男「それは楽しみだな。いつ作ってくれるんだ?」

ベル(なんだか最近二人の距離が近い)

ベル(僕にはまったく関係ないことだけど、あいつが幸せそうにしているのが単純にムカつくね)

ベル「ねぇ、二人とも」

ミーア「あ、ベルグレインさん。どうしましたか?」

ベル「もうキスは済ませたのかい?」

ミーア「え? えっと、もう一度お願いします」

ベル「エッチなことはしたのかい?」

男「さっき言っていたことと違うだろう」

ミーア「なにを、何を言ってるんですか!?」

ベル「いやなに、この無駄な肉を男が楽しんだのかなと思ってさ」ムギュムギュ

ミーア「ひやぁっ!?」

男「やめろ。ベルグレイン」

ベル「やっぱり男っていうのは大きいのが好きなのかい?」モミモミ

ミーア「や、やめてっ、ベルグレインしゃんっ!」

ミーア「はぁ、はぁ。うぅ、男さんにもそんなことされてないのにぃ」グスン

ベル「すまないね。ミーアの初めては僕がもらってしまったみたいだ」

男「どうしたベルグレイン。なぜこんなことを?」

ベル「………君が楽しそうに笑ってる姿が無性にムカつくからさ」

ミーア「ど、どうしたんですか。ベルグレインさん」

ベル「君は知らないだろうけど、僕はこの男がだいっきらいでね。だから幸せになるのが許せない」

ミーア「そんなっ。今まで一緒にやってきたじゃないですかっ」

ベル「一緒に? ただ利用してるだけだよ」

ミーア「そんなのって、そんなのってないですよ! ねぇ、男さん!」

男「………」

ベル「男は何も言わないよ。いや、言えないよね」

ミーア「何を、何をしたんですか。男さん」

男「それは……」

ベル「秘密さ。君は知るべきでないし、知ってもどうしようもないことさ」

ベル「もし僕を憎みたければ憎むといいよ。僕は………僕が幸せになるためには手段を選ばない」

ベル「君の周りの恋愛感情の火種を利用してでもね」

ミーア「ベルグレイン…さん」

ベル「それじゃあさよならミーア、男。どうぞ、お幸せに」

男「すまないミーア。俺のせいで」

ミーア「何があったか。ベルグレインさんが知られたくなさそうだったので、詳しくは聞きません」

ミーア「でも、ベルグレインさんは、悲しそうでした………」

ミーア「だから私はベルグレインさんに、何かしてあげたいです。余計なことかもしれませんけど」

男「優しいな。ミーアは」

ミーア「優しくなんて、ないですよ。私のためですから」

ミーア「私が男さんと、なんの遠慮もなく結婚するためですから」ニコ

ランハオ「やぁ。この匂いは君だね。王子様」

男「さすが狼。鼻が利くな」

ランハオ「私に残された最後のものだから。人一倍利くんだよ」

ランハオ「ところで今日はどうしたのかな?」

男「ミーアが来れないから俺が朝食を届けにきた」

ランハオ「それは助かるよ。ふぅ、くぅっ。ちょっと待っててくれ。今そっちにいく」ズリズリ

男「俺がそっちに行くから大人しくしてろ」

ランハオ「不甲斐ないね…。不甲斐ない次いでに一つ頼まれてくれないかい?」

男「どうした? できることならいいんだが」

ランハオ「食べさせてほしい。腕も不自由でね」

ランハオ「もちろん口移しでもいいんだよ。ふふっ」

男「そこまではさすがに無理だ」

ランハオ「知っているさ。冗談だよ」

男「ほら、口を開けろ」

ランハオ「あーん。もぐもぐ。美味しいね」

男「メイドが作ったからな。味は保証する」

ランハオ「あぁ。ミーアが話していたよ。尊敬しているらしいね」

男「そうだったのか」

ランハオ「もっと頂戴。ふふっ、こうしているとなんだか」

男「ひな鳥みたいだな」

ランハオ「おや。酷い良いようだ」モグモグ

ランハオ「それならしっかり面倒を見ておくれよ」

ランハオ「私の親鳥さん」

男「さて、今週は」

【軍事力強化】 体×20

【村を発展させる】 技×20

【外交を行う】心×20

>>184

リオで村発展

リオ「いやー、拙者ばっかり呼ばれるでござるなー いやー、困ったものでござるなー」

男「帰っても別にいいぞ?」

リオ「目立たせてほしいでござる!!」クワッ

リオ「もっと、もっと人気が欲しいでござるよ! 愛されたいでござるよ!!」

男「忍者の恰好した犬は際物だからな」

リオ「ありのままの拙者を好きになってほしいでござる!!」

―――

――



【成功】

リオ「すべてのことは小さいことの積み重ねから! 拙者は今日も努力したでござる」

リオ「つまりこれを続けていれば、拙者もきっと愛されキャラに」

男「街の人気者はメルメルだぞ」

リオ「がーんっ」

男(リオネシアも上位ということは黙っておこう)

男(こいつの人気のほとんどが料理の腕だと知ったら、なんだかへこみそうだし)

村Lv3【170/700】

~4年目 第30週 休日 ~

メイド「今年も半分を切りましたわね」

男「そうだな。色々なことがあって、早く感じたが」

メイド「お嬢様から伺ったのですが、来年には人間達と戦う気だとか」

メイド「すべてが終わるのですね。もうすぐ」

男「あぁ。そして新しい時代が始まる」

男「きっとそこでは亜人たちが笑っているのだろうな」

メイド「そこに、貴方はいますか?」

男「………さぁな」

メイド「………お父様。黙って私の前から消えないでくださいね」

メイド「絶対に」

男「さて今日は」

1.褒める (誰を)

2.叱る (誰を)

3.お仕置き (誰を)

4.交流(誰とどうする)

5.外出

6.狩り

7.教育

8.探索

>>188

ハーレムエンドは限られたキャラ以外難しいです。

ドラコ「次の戦争がどうなるか、か」

男「次の戦いこそが、戦争だ。今までとはなにもかもが違う。議論しておいて損はないだろう」

エルフ「なに、我々の前では人間など無力である!」

お嬢「もし、そうなら亜人は虐げられてませんわ」

ナーグル「……勝算は?」

男「なければ今まで努力してきたわけがない」

男「エルフ、コボルト、鬼。亜人には多くの種族がいるが今まで協力した例は少ない。先の大戦で多数派の種族が人間と戦ったぐらいだ」

男「亜人自体の数は多いが纏まりは一切なかった。全体の数こそ多いが、纏まりの無い集団では意味がない。今までは人間という一つの群れより大きく見えるがその実、小さな群れの塊でしかなかった」

男「だからこそ、我々は、亜人という一纏まりの存在となるべく今まで各地を奔走していた」

ドラコ「つまり俺たちが協力し合えば勝てるっつーことか」

お嬢「その通りですわ。少なくとも人間社会を崩すことは可能」

お嬢「ただ、楽勝。とは言えませんわね」

エルフ「我らエルフのみでは足らぬか………」

お嬢「ドラゴニュート、フェアリー、エルフ、コボルト、オーク、獣人。それだけではまだ足りませんの」

お嬢「しかし、先んじて私達が立てば、希望を見せつければ他の人たちも必ず」

ドラコ「結局今必要なのは根回しっつーことか」

お嬢「わたくし達だけがいくら強くても勝てる戦いではありませんの」

お嬢「とにかく今は外交あるのみ」

お嬢「まずは【知名度】を500以上にすることから考えましょう」

~4年目 第31週~

レイティ「我が主様」

男「どうした、レイティア」

レイティ「こんなものを見つけましたわ」

男「なんだこれは………レイティアの実験書か」

男「すべて廃棄したと思っていたのだが」

レイティ「これを見ると、私達はもっともっと強くなれるみたいですわ」

男「これ以上レイティアに実験を行うことは許さない」

レイティ「なぜですの? 私達が強くなることは我が主様のためになるはずですわ」

男「何が起きるかわからん。それにこんなことをしなければ勝てないのなら、今まで頑張ってきた意味がない」

男「本音を言うと、これ以上レイティアを傷つけたくはない」

レイティ「………我が主様」

レイティ「じゃあ僕たちは我が主様になにをしてあげれるんだろう」

男「もう十分にしてもらっているさ」

レイティ「………わかんないよ」

男「さて今日は」

【軍事力強化】 体×20

【村を発展させる】 技×20

【外交を行う】心×20

>>198

外交
メルメル

お嬢「あら、今回もメルメルですのね」

男「一番向いてるだろう?」

お嬢「看板娘、という奴ですわね」

男「それは違うんじゃないか?」

メル「看板娘がんばるよ~」

―――

――



【成功】

お嬢「今回も無事成功。共通の敵がいるというのは議論が捗りますわね」

男「不安なのは戦争が終わったあとだな」

お嬢「新しい人間のような種族がでることが心配ですわね」

男「考えたくはないな」

知名度【400】

~4年目 第31週 休日~

クロ「こんにちは。足の調子はどうかな」

男「相変わらずだ」

クロ「やはりこの呪いは何かを奪っていくみたいだ」

クロ「魔女ちゃんからは味覚を、私からはぬくもりを、貴方からは足を」

男「だが、このおかげで俺は戦える」

クロ「呪いと祝いは表裏一体。ということかな」

男「魔女が呪いを受けた経緯は知っているが。お前はどうなんだ?」

クロ「………秘密だよ」

クロ「恥ずべきことでしかないんだ。私のこれは」

男「聞いてしまってすまない」

クロ「いや、こんな怪しい女を不信がらないわけがない。知りたくなるのは当然のことだよ」

クロ「さて、私みたいなのがいたら迷惑だね。もうそろそろ行くよ」

男「ここにいても構わないぞ。変な奴なら山ほどいる」

クロ「優しいね。だけど悪魔を部屋に招いてはいけない。必ず不幸になるから」

男「悪魔じゃないだろう?」

クロ「そうだね。疫病神の間違いだ」

クロ「私になんて構わずに、他の人に構ってあげてくれ」

クロ「ぬくもりはすでに捨てたんだ」

男「さて今日は」

1.褒める (誰を)

2.叱る (誰を)

3.お仕置き (誰を)

4.交流(誰とどうする)

5.外出

6.狩り

7.教育

8.探索

>>202

4ミーアとデート

ミーア「で、デートのお誘いですか!?」

男「あぁ、暇があればでいいんだが」

ミーア「ありますあります! なくても作ります!!」

男「そうか。でもあまり無理しなくても」

ミーア「無理なんてしてません! 男さんとのデートを我慢するほうが無理です!」

男「そこまで喜んでくれるのなら誘ったかいがあるというものだが」

ミーア「えへ、えへへぇ。嬉しいなぁ」

男「この街にはデートができるような場所はないから、適当に歩く程度になるが」

ミーア「いいんですそれで。デートって名目で好きな人と一緒にいれる。それだけで女の子は幸せなんです」

男「そうなのか?」

ミーア「少なくとも私は幸せです」

~泉への小道~

ミーア「今日はとっても暑いですね。私は獣人の中でも人間に近いほうなのでまだましですけど」

ミーア「ライカさんなんかたぶん今日はぐてーってしてますよ」クスッ

男「あいつは日頃からグータラしてると思うが」

ミーア「でも暑いところから冷たいところに行くと眼鏡が曇って大変です…」

男「大変だろうな。そういえば眼鏡を変えたりしないのか? その眼鏡はなんというか、可愛くはないだろう?」

ミーア「へ? あぁ、いいんですよぉ。だってこれ、男さんからもらった初めてのものですから」

男(無骨な銀の丸眼鏡。似合わないというほどではないが、それでも少女の顔に似合うものじゃない)

男「新しく買ってやろうか?」

ミーア「え、大丈夫ですよっ。私はこれでいいんです。初めてを大切にしたいので」

ミーア「私が今まで手にして全部の初めてを大切にしたいので」

男「なんというかミーアは普通だな」

ミーア「がーん! いきなりなんですか!?」

男「なんというか、普通に女の子らしい女の子だ」

ミーア「嬉しいような悲しいような………」

男「ナージャはお世辞にも女の子らしいとは言えなかったからな…。あれはあれで可愛いところは、あった…と思うが」

男「っと、今話すような話じゃなかったな」

ミーア「いいんですよ。男さんのことはなんだって聞きたいです。男さんの好きなナージャさんの話も」

男「泉についたら話そう。長くなるからな」

ミーア「あ、私お弁当作ってきたんですよ!」

男「ちょうどいいな、美味しくいただこう」

ミーア「えへへぇ」

―――

――



ミーア「今日はとっても楽しかったです」

男「大したことはできなかったが」

ミーア「いえ、充実した一日でした」

ミーア「あ、私はあっくんのごはん買って帰らないといけないので、ここで」

男「あぁ、それじゃあまた」

ミーア「はいっ。次も楽しみにしています!」

ナグ「……あ」

男「おぉ、ナーグルか」

ナグ「………今……ミーアと…」

男「あぁ、ミーアと出かけていた。ナーグルは今から夕食か?」

ナグ「……そうか………ミーアと出かけたのか」

男「どうした?」

ナグ「……なんでもない………酒場で飯を食べてくる………」

男「では俺もついて行こうか」

ナグ「…………先約がある」

男「そうか。なら仕方ないな」

ナグ「………」コクッ

~4年目 第32週~

ジョゼ「おはようございます~」

男「朝食帰りか?」

ジョゼ「恥ずかしいこと言わないでください~」

男(まぁ、あの食事の仕方は一般的に見て恥ずかしいか)

ジョゼ「失礼なこと考えてます~?」

男「いや、なにも」

ジョゼ「あんまりおいたしてると、糸で捕まえちゃいますからね~」

男「気を付けておこう」

ジョゼ「むう、デリカシ~が足りませんわ~」

男「さて今週は」

【軍事力強化】 体×20

【村を発展させる】 技×20

【外交を行う】心×20

>>211

リオで村の発展

リオ「最近思うことがあるのでござるよ」

男「さっさと仕事にいけ」

リオ「拙者ってもしかして女の魅力がないのではござらんか?」

男「さっさと仕事にいけ」

リオ「ミーアは隠れファンがいるでござるし、ナーグルは最近人気が出てきたでござるし、ドラコもああ見えて案外………」

リオ「くっ………こうなれば腹を切って!」

男「はやく仕事にいけ!」

リオ「酷いでござる!!」

―――

――



【大失敗】

リオ「仕事が手につかなかったでござるよ」

男「ネイドさんところに送りつけるか」

リオ「冷血漢でござる!」

~4年目 第32週 休日~

古書娘「調子はいかがですか」

ランハオ「あの頃に比べたら、いつだって調子はいいさ」

古書娘「怪我は治りきっていないでしょう?」

ランハオ「まだ痛むよ。でも痛まなかったときが昔過ぎて、普通を思い出せない」

古書娘「それは困りましたね」

ランハオ「迷惑をかけていることは分かっているけれど、私はこれが治る気がしないんだ」

古書娘「治しますよ。治療に関しては絶対の自信と自尊を持っている阿呆がいるので」

ランハオ「戻らないよ。もとの私にはもう…」ボソッ

男「さて今日は」

1.褒める (誰を)

2.叱る (誰を)

3.お仕置き (誰を)

4.交流(誰とどうする)

5.外出

6.狩り

7.教育

8.探索

>>216

ランハオとニケとベルの会話パート

コンコン

ランハオ「? 今誰かノックしたかな」

ニケ「ノックしたよー!!!」

ランハオ「! 君の声は良く聞こえるね」

ベル「うるさいよ。ほんと」

ランハオ「んーと。二人、かな?」

ニケ「ニケライトとベルグレインだよーっ!!」

ランハオ「ニケライトと、ベルグレイン」

ランハオ「ミーアから聞いているよ。ところでどうしたんだい?」

ニケ「ランハオさんとお話しにきたよっ!!」

ベル「今そっちに行くよ。ニケライトの調子で喋られては耳が潰れる」

ニケ「ベルさんって耳あるの!?」

ベル「ないよ、うるさいなぁっ!」

ランハオ「くすくす。面白い人たちだね」

ベル「くすくすって笑う君ほどじゃないよ」

ニケ「やった! 褒められたよ!!」

ランハオ「しかし私と話がしたいだなんて珍しいね。こんな私を見ても楽しくないだろう?」

ベル「僕は人の外見を見て楽しい楽しくないと思ったことはないね」

ニケ「私はランハオさんとお話しできたら楽しいのです!」

ランハオ「いやはや。これは困ったね」

ニケ「え!? 私達迷惑だった!?」

ランハオ「違うよ。ただ私は楽しくない人間でね。君たちのご期待に添えるかわからないんだ」

ベル「そんなことで来たわけじゃないよ僕は。人間に虐げられた君に聞きたいことがあるんだ」

ベル「君をそんな風にしたのは人間だ。なのになぜ君は窓から人間達を楽しそうに見ているんだい?」

ランハオ「人間だけを楽しそうに見ているわけじゃないよ。私は今が楽しいんだ」

ベル「でも人間も楽しそうに見ているよ」

ニケ「楽しいことはいいことだよ!!」

ベル「君をここに連れてきたのは僕だけど、お願いだから今は黙っててくれ」

ニケ「お口にチャック!!」

ランハオ「そうだね。私は人間に、悪意を持った人間に虐げられてきた」

ランハオ「でも私を助けたのは男だ。彼だって見た目はああだけど人間だ」

ベル「人間にも良い人悪い人はいるって? だけど」

ランハオ「いや、違うね。本当につまらない回答かもしれないけど」

ランハオ「人間すべてを憎むには私の心は小さすぎたんだ」

ベル「………」

ランハオ「この答えで満足してもらえるかな?」

ベル「ふん………まぁ、不躾な質問だったってことは理解しているし、期待する答えなんてはじめからなかったのさ」

ランハオ「君も……素直になれない人なのかな?」

ベル「むっ」

ニケ「ベルさんはすっごいツンデレ? なんだよ!!」

ベル「お口チャック!!」

ニケ「もごもごもご!!」

ランハオ「くすくす」

ランハオ「でもね。嫌なことは今でも残ってる」

ベル「その傷かい?」

ランハオ「それよりもっと酷いものが残ってる。困ったことに私はその嫌なものが好きになってしまったらしい」

ランハオ「だからこそ酷いんだそれは」

ベル「どういうこと、かな」

ランハオ「乙女の秘密さ。誰かに知ってもらわないといけないものだけどね。もう我慢ができない」

ベル「よくわからないね。嫌なものは嫌だろう?」

ランハオ「君がその子の事を好きみたいなものかな?」クスクス

ベル「好きじゃない!」

ニケ「私はベルさんのこと大好きです!」

ベル「ぐぅっ」

ランハオ「楽しいね」

ベル「僕をイジめるんじゃあないっ」

ランハオ「こんな私でも話し相手にはなれたかな?」

ニケ「楽しいのです!」

ベル「そう卑下することはないよ。十分さ」

ランハオ「私に人を楽しませる術は一つしかないから不安になるのさ」

ニケ「ランハオさんはとっても楽しい人だから大丈夫だよ! 怪我が治ったら一緒にお散歩しようね!」

ランハオ「それは楽しみだ。久しぶりに太陽を浴びれるよ」

ニケ「ランハオさんはすっごい美人さんだからニケライト目立っちゃうかも!?」

ランハオ「そんなお世辞は………照れちゃうね」

ベル「ニケライトはお世辞が言えるほど賢くないよ。困ったことにこいつが言うことは全部本当なんだ」

ニケ「ランハオさんの友達だってみんなに自慢してやるもんねっ!」ペカー

ランハオ「ふふふっ。その時はニケライトが私の友達だってみんなに自慢して回るよ」

ベル「いやいや、困った奴に目をつけられてしまったね。目をつけられたが最後、うるさいし勝手だし、強引だし」

ランハオ「でも好きだろう?」

ベル「嫌いじゃないだけさ。ふんっ」

ランハオ「君は素直だね」

ベル「好きとは言ってない!!」

ランハオ「ふふふっ」

今日はここまで。

メイドはまだ範囲内ですね。

展開次第では。

おやすみなさい

~4年目 第33週~

ドラコ「おいっすー」

道具娘「あっ。ドラコさんだぁ」

ドラコ「朝からせいが出るな」

道具娘「えへへぇ。仕入れがありますからぁ」

ドラコ「お嬢だってまだ寝てるっつーのに」

道具娘「ドラコさんも早いですね。トレーニングですか?」

ドラコ「おうっ。いつだって万全の状態をキープするのがプロってもんだからな」

道具娘「あ、それじゃあこれ差し上げます!」

ドラコ「おにぎりか。朝飯にちょうどいいや」

道具娘「えへへぇ。一生懸命握りました!」

ドラコ「しかしこんなに大量のおにぎり。どうしたんだ?」

道具娘「お客さんがおにぎり食べたいって、要望がありましてぇ」

ドラコ「おにぎりくらいそこら辺で売ってるだろ?」

道具娘「ですよねぇ?」

ドラコ「なんか裏を感じるけど、まぁいいや。ありがたく貰っておくぜ!」

道具娘「頑張ってくださいねぇ~」

ドラコ(………一応道具娘に近づく変な奴がいるかどうか探っとくか)

男「さて今週は」

【軍事力強化】 体×20

【村を発展させる】 技×20

【外交を行う】心×20

>>230

外交 ミーア

ミーア「えへっ。お呼びでしょうか男さん!」

お嬢「あら、今回はミーアですの?」

ミーア「はいっ。お嬢さん。あの、男さんは?」

お嬢「仕事が多くて今は缶詰ですわ。ほら、行きますわよ」

ミーア「お仕事行く前に会いたかったなぁ」

お嬢「今日はやけに積極的ですわね?」

ミーア「はぁ……」ショボン

―――

――



【成功】

お嬢「普通にそつなくこなしますわね」

ミーア「がーんっ。また普通って言われました…」

お嬢「普通は褒め言葉ですのよ。おほほ」

ミーア「私だって、お嬢さんみたいに、キラキラしてみたいです」

お嬢「地味眼鏡やめたらいかがですの?」

ミーア「この眼鏡は、好きなので」

お嬢「それ外したら案外貴方も可愛らしいのではなくて?」

ミーア「ふぇ!? わ、私可愛いですか?」

お嬢「貴方図々しいのか、謙虚なのかわかりませんわね」

知名度【460】

~4年目 第33週 休日~

くノ一「うちは今回何もしてないばい!!」

ドラコ「あんな顔でおにぎり食ってりゃ不審者でしかないぜ」

くノ一「冤罪ばい!」

ドラコ「それ、道具娘んとこのおにぎりだろ?」

くノ一「幼女が小さなお手手で握ったおにぎり。じゅるり」

ドラコ「自白だな。よし逮捕だ」

くノ一「表現の自由! 表現の自由はないとね!?」

ドラコ「うるせー! ここにドラゴニュートに民主主義はねぇーんだよ! 俺んところはな!」

くノ一「きゃーっ! 助けてー! 犯されるばいーっ!!」ウネウネ

ドラコ「うわっ。動きが気持ち悪いっ」

パシュンッ

くノ一「あう」バタンッ

発明家「協力感謝する」ズルズルズル

ドラコ「お、おう」

男「さて今日は」

1.褒める (誰を)

2.叱る (誰を)

3.お仕置き (誰を)

4.交流(誰とどうする)

5.外出

6.狩り

7.教育

8.探索

>>234

ナーグルとスキンシップ

ナグ「ふぅ………疲れ…………あ?」

男「よう」

ナグ「……なんだ………お前か」

男「お前とはなんだ。せっかく会いに来てやったというのに」

ナグ「会いに……きた?」

男「こないだ夕食に誘ったとき、だめだっただろう?」

男「だから今日きた」

ナグ「………お前は…………」

男「もしかして今日も忙しいか?」

ナグ「あぁ、今日は……………」

ナグ「いや……なにもない」

男「そうか。ならよかった」

ナグ「……どういう風の吹き回しだ?」

男「あまり誘わなそうに見えるか」

ナグ「お前は……ミーアを………誘うだろう?」

男「あぁ」

ナグ「あ……私より………ミーア……………いや……その」

ナグ「……………なんでもない」

男「外見は変わったが、中身は相変わらずだな」

ナグ「………ダメ………だろうか?」

男「たまにはナーグルの笑った顔が見てみたい」

ナグ「!………それは………無理だ」

男「無理なのか?」

ナグ「………戦士だから」

男「最近服装に気を付けるようになったし、髪型もさっぱりしたし、戦士というよりは女の子に見えるがな」

ナグ「わ……わたしは………戦士だ……っ!」

男「別にいいじゃなか。女の子で」

途中ですが今日はここまでで

おやすみなさい

ナグ「貴様は……いつも………どうして」ブンブンッ

男「何がだ。暴れるな危な、げぷっ」ズザァッ

ナグ「……ふんっ」

男「いてて……。だけど戦士という割に、趣味が女の子らしいじゃないか。あと車椅子起こしてくれ」

ナグ「………!? 私の趣味は………鍛錬…だ!」

男「メイドから趣味は家事と可愛い服と聞いているが。すまん、車いすを」

ナグ「!?」ズダンッ

男「車いすがっ!?」

ナグ「…なぜ………なぜ…それをっ」

男「メイドが言っていたんだ。なぜ知ってるかは知らん。それより、あぁ、車輪が………」

ナグ「……それ…それは……嘘だっ」

男「別にいいじゃないか。可愛い服が好きでも。前のベルトみたいな服も良かったが。そういえばメイド服もやけに着ていたな」

ナグ「違う……違うん…だっ」

男「好きなものは好きでいいんだよ。恥ずかしがることはないだろうに」

男「少なくともナーグルの好きなものは誰にも迷惑をかけてないだろう?」

ナグ「……こんな……私が………着て良い訳がないだろう……!」

男「服を着るのに必要な資格は聞いたことがないがな。そんなに拒むのなら今から仕立て屋のところに行く。あいつは服に対しては真剣で嘘はつかん」

男「ナーグルに似合う可愛い服だってあるだろう。それでいいな?」

ナグ「………私は…………」

ナグ「………」コクリ

男「よし、それじゃあ行く、が。車椅子が壊れているから俺を運んでくれ」

ナグ「………!」

ナグ「………す……すまないっ」

カランコロン

仕立て屋「いらっしゃいませ―――まっ、お姫様だっこでございますか!?」

男「逆じゃないか。車椅子が壊れてしまってな」

仕立て屋「男様とナーグル様。今日は如何様な服をお探しで?」

男「ナーグルに似合う可愛い服を」

仕立て屋「それは……真でございますか?」

ナグ「……やっぱり……私に可愛い………服は」

仕立て屋「もちろんお似合いでございますよ!」

仕立て屋「以前からナーグル様にいろいろな服を着せて差し上げたいと思っていたのでございます。この前、ナーグル様が髪を切ったときからその思いはますます強く」

仕立て屋「高身長に抜群のプロポーション!」

ナグ「……でも………女の子らしい………体型じゃない」

仕立て屋「筋肉に可愛い服が似合わないなんて誰が仰いましたか。ファッションはガッツ。筋肉はザ・ガッツ! つまり同じものでございますから」

男(いくらなんでも暴論では?)

仕立て屋「それに、男様はナーグル様に可愛い服が似合うと思ってここに来てくださったのですよね?」

男「あぁ。そうだが」

仕立て屋「それでは男様はナーグル様にどのような服を?」

男「そうだな。ナーグルに似合いそうな服は」

>>245

ハイレグビキニ

男「筋肉は魅せるものだからこのハイレグビキニはどうだろうか」

仕立て屋「なるほど。男様は筋肉は魅せるものと思っているのでございますね?」

ナグ「………可愛く………ない」

仕立て屋「そうでございますね。可愛いというよりは美しい方でございますね」

仕立て屋「ではわたくしはこちらを」スッ

男「これは、着物?」

仕立て屋「巫女服でございます。露出は少ないからこそ、ちらりと見える肌に魅せられるものでございます」

仕立て屋「肩だしスリッド入りの黒ドレスとも思ったのですが、可愛い服とのことでしたので」

男「どうだ、ナーグル?」

ナグ「……かわいい………かわいいな」

仕立て屋「それではそちらをお買い上げということで」

ナグ「………! 無理だ……私には…………着れない」

男「うわ、なかなかいい値段するな」

仕立て屋「オーダーメイドでございます。お買い上げありがとうございました」

ナグ「!?」

男「それじゃあ着てきてくれ。ナーグル」

仕立て屋「更衣室はこちらでございますよ。ささ、どうぞ」

ナグ「………これは……買ってもらった義理…だ」

ナグ「貴様の前でしか……着ない……っ」

男「ほう」

仕立て屋「!」グッ グッ

男「こっちのハイレグビキニは」

ナグ「……それは水着……だろう」

男「着てくれないのか」

ナグ「………………無理だ………そのだ……………角度…が」

男「それではその恰好で食事でもどうだ」

ナグ「!? 無理だ! む、無理だ!! お前の前だけなんだ!」

男「おぉ、そこまで嫌か」

仕立て屋「わたくしの選んだ服はだめでございましたか」ショボン

ナグ「…ち、違う………そういうわけでは」

ナグ「………わかった………これで…いい」

仕立て屋「ありがとうでございますっ」ルンッ

ナグ「……………」ソワソワ

男「どうした?」

ナグ「………変だ………絶対……変なんだろう……?」

ナグ「……私に………似合わない恰好させて…………からかってるんだろう?」

男「それはない。あと、仕立て屋をいくら言いくるめてもそんなことに協力してくれるはずがない」

ナグ「……でも………目立って………多分」

男「そりゃあ目立つだろう。もちろん良い意味でだ」

男「今のナーグルはかわいいってことだ」

ナグ「! ……そんなこと…………よく………歯が浮くような……………くっ」

ナグ「………恥だ………………殺せ……っ」

男「服着替えたぐらいで大事だな」

メイド「いらっしゃいませ。あら」

男「今日はメイドがいるのか」

メイド「休日は人が多いもので。そんな中貴方は女性を侍らせて………」ジトー

男「そんな目で見るな」

メイド「しかも抱きかかえられて………え、そういう趣味でした?」

男「席に案内してくれないか」

メイド「ところでナーグル」

ナーグル「………?」

メイド「服が可愛らしくなってるけど、ご主人様に買ってもらったのかしら?」

ナーグル「………男が…………無理やり」

男「その言い方は誤解を生むからやめてくれないか? 俺はただナーグルに似合うだろうと思って」

メイド「無理やり」

男「無理やりでは。いや、無理やりなのか?」

メイド「いいなぁ。新しい服を買ってもらって。私が最後になにかしてもらったのっていつかしら」ジトー

男「また今度。また今度好きなものを買ってやるから」

メイド「ふふっ。しかと聞きとめました。それでは2名様ご案内」

ナグ「………可愛らしい………可愛らしい服………」

メイド「貴方も可愛いわよ」ニヤリ

ナグ「!?」

また途中ですが今日はここまでで

おやすみなさい

ナグ「………美味しい」

男「だろうな。今日もリオネシアが厨房で悲鳴を上げていた」

ナグ「……私でも手伝え…………いや…なんでもない」

男「久しぶりにナーグルの料理が食べたいものだ」

ナグ「………リオネシアや…メイドと比べると………美味しくない」

男「あの二人と比べるのが悪い。十分だと思うぞ、俺は」

ナグ「………その…………男は」

男「なんだ?」

ナグ「………私のことを…………どう……思っているんだ」

ナグ「……わからなくて……………恐ろしいんだ……………」

ナグ「……一体…………お前は…」

男「俺はナーグルのことを」

>>255

大事な存在だと思ってる

男「ずっと一緒にやってきた仲間だ。大事な存在だと思っている」

ナグ「………そうか、私は………」

ナグ「……そんなこと言われたら………踏み込めない……じゃないか」ボソッ

男「だからこれからもよろしく頼む。乾杯」

ナグ「……乾杯」

男「ふぅ、さすがオーク。良い食いっぷりだった。まさかあれだけの量を食うとは」

ナグ「………? そんなに……食べてない」

男「………大きいもんな」

男「今日は久々にナーグルと過ごせてよかったよ」

ナグ「………あ」

男「どうした?」

ナグ「男は…………ミーア……」

ナグ「…いや……なんでもない」

ナグ「…おやすみ」

男「おやすみ。といいたいが、家まで運んでくれ」

ナグ「…あ」

ナグ「………わかった」

男「最後まで迷惑かけるな」

ナグ「…………いい」

ナグ「迷惑じゃ……ない…から」

ナーグルの愛情度【220/300】

~4年目 第34週~

ドッペル「あーくそ。暑いわね」ドロォ

男「溶けてるな。本当に」

ドッペル「これだけ暑けりゃ溶けるわよ。ドッペルゲンガーだもの」

男「ドッペルゲンガーがよくわからん」

ドッペル「あたしだってあたしがわかんないわよ。そういうもんなの」

ドッペル「あ、そうだ。暑いついでにお布施していかない?」

男「持ち合わせがない」

ドッペル「アイスでもいいわよ?」

男「神にアイスは必要なのか?」

ドッペル「神の使徒であるあたしに必要なのよ」

男「さて今週は」

【軍事力強化】 体×20

【村を発展させる】 技×20

【外交を行う】心×20

>>260

【外交を行う】 メルメル

お嬢「メルメルさん。大丈夫ですの?」

メル「メルメルはぁ~ だいじょ~ぶだおぉ~」

お嬢「暑さにやられているようにしか思えませんけど」

メル「頑張れる子だもんね~」

お嬢「貴方がそういうなら別にいいですけど」

メル「頑張っちゃうよ~」

―――

――



【成功】

メル「涼しかったの~」

お嬢「まさか鍾乳洞の中に村があるとは思いませんでしたわ。さすが両生類」

メル「ケロケロケ~♪」

お嬢「あれはトカゲじゃなくてシロイモリですわよ?」

メル「ケロロ?」

知名度【520】

~4年目 第34週 休日~

発明家「はい、車椅子修理できたで」

男「助かった。移動できないのはつらくてな」

発明家「まるで巨人に踏まれたみたいにべっこべこになってたけど、なにがあったん?」

男「まさしくその通りだよ」

発明家「へ?」

男「今度壊れたら象に踏まれても大丈夫なやつにしてくれ」

発明家「ようわからんけど、それ以上にすごいやつにしとくわ」

男「武器はいらないぞ?」

発明家「象を倒せるようなナパーム弾つけてもええやろ?」

男「東洋の技術は凄まじいな…」

男「さて今日は」

1.褒める (誰を)

2.叱る (誰を)

3.お仕置き (誰を)

4.交流(誰とどうする)

5.外出

6.狩り

7.教育

8.探索

>>264

1メルメル

メル「はいはい~ お呼びなの~?」

男「あぁ、メルメルのおかげで外交が上手くいっていてな」

男「お嬢は能力はあるんだが、人間的な面でいうと、張り詰めすぎていてな。そこを助ける人が必要だったんだ」

メル「それがメルなの~?」

男「メルメルは人の懐に潜り込むことのできる何かがあるからな」

メル「えへへなの~」ピト

男「そういうことではなくてだな。誰とでも仲良くなれると言うことだ」

メル「メルは皆のお世話をするのが大好きなの」

メル「幸せいっぱい、良いことなの」

メル「だからメルはいっぱいいっぱい頑張れるの。そうしたらメルが幸せだからなの~」

メル「それで皆仲良し、良いこと良いことなの」

男「メルメルは凄いな。簡単に実行できることじゃない。やったとしてもいずれ歪んでいくものなのに」

男「今後も、その歪まない優しさを持っていてくれ」

メル「うへへ~ 褒められたの~♪」パタパタ

メルメルの愛情度【110/300】

メルメルの忠誠心【100/100】

~4年目 第35週~

お嬢「まさかこちらへ来てくださるとは思いもよりませんでしたの」

ドワーフ「ふむ、良い土地じゃのう」

ドワーフ「活気溢れ、良き魔力に満ちておる。様々なものが混ざり合っておるのに調和が取れておる」

お嬢「それで、本日はどのような用件で来られましたの?」

ドワーフ「用がなければ来てはならぬ場所か?」

お嬢「いえ、わたくし達は敵対しない限りは誰でも受け入れる方針ですわ」

ドワーフ「なら問題なかろう」

お嬢「ですが長が動くということは、それだけで意味を持つでしょう?」

ドワーフ「なに、ただの老いぼれよ。そういうことにしておくれ」

ドワーフ「ただのう。協力してくれと言われ、答えはしたがそれはお嬢ちゃん、貴方を信じただけじゃ」

ドワーフ「この国は信じておらんかったのよ」

お嬢「だから見に来たということですの?」

ドワーフ「噂に聞こえるこの場所が噂通りか知りたいだけよ。夢物語のような場所が本当にあるのか」

ドワーフ「歳を取ると今までの経験が世界のすべてに思える。凝り固まった考えをほぐすには新しい現実を見るしかなかろ」

お嬢「ではどうぞ隅々まで見てくださいまし。わたくしの、新しい世代の国を」

ドワーフ「ほっほっほ」

男「今週は」

1.褒める (誰を)

2.叱る (誰を)

3.お仕置き (誰を)

4.交流(誰とどうする)

5.外出

6.狩り

7.教育

8.探索

>>268

ミスです

男「今週は」

【軍事力強化】 体×20

【村を発展させる】 技×20

【外交を行う】心×20

>>269

【軍事力強化】 ドラコ

ドラコ「さっき変な爺さんいたけど、なんだありゃ」

お嬢「気にしなくていいですわ」

ドラコ「すげぇ、髭もっさもっさしててさ、触らせてもらったぜ。ごわごわしてた」

お嬢「………わたくしの髪はつやつやですべすべですわよ?」

ドラコ「へー」

お嬢「触りませんの?」

ドラコ「いや、お嬢の髪はいいや」

お嬢「………」ピキッ

―――

――



【成功】

ドラコ「ふいー。疲れた疲れた」

お嬢「お食事もお風呂もできてますの」

ドラコ「お、じゃあ風呂にするわ」

お嬢「ではわたくしも」

ドラコ「お嬢も入るのか」

お嬢「えぇ。いけませんの?」

ドラコ「俺が入る風呂はあっついぜ?」

お嬢「レディーですもの、我慢できますわ」

ドラコ「あっついお湯とレディーは関係ねぇんじゃねぇかな」

軍事Lv3【230/700】

~4年目 第35週 休日~

レイティ「あ、やはり僕たちには向いてないみたいだね」パキャッ

メイド「卵も割れないの?」

レイティ「もろすぎるよ、これ」

メイド「力の調整ぐらいしてくださいまし」

レイティ「無理ですわ。この程度の硬さでは私達にとっては水と大差ありませんわ。あなたは水の形を崩すことなく扱えまして?」

メイド「水は液体。卵は固体」

レイティ「やっぱ俺たちに料理はできねぇみてぇだ」

メイド「力使った料理………パンの生地でも捏ねさせましょうか」

レイティ「私達でもできる料理がありますの?」

メイド「料理………まぁ、料理か。それじゃあ今度はパンでも作りましょうか」

レイティ「わーいっ!」ガシャンッ

リオ「ひっ」ビクッ

リオ(その巨体で厨房を使うこと自体無理だと思うのでござるが…)

リオ(というかどうやって厨房に入ってきたのでござるか?)

1.褒める (誰を)

2.叱る (誰を)

3.お仕置き (誰を)

4.交流(誰とどうする)

5.外出

6.狩り

7.教育

8.探索

>>276

メリー「もうっ、男はメリーさんがいないとダメですねぇっ」クネクネ

男「おう、だからひとっ走り行ってくれ」

メリー「俺にはメリアドゥクしかいないって言ってくれたら良いディスよ?」キラキラ

男「………」ハァ

メリー「わくわく」

男「俺にはメリアドゥクしかいない。行ってくれるな?」

メリー「ふひ」

パリンッ

男「!?」

ミーア「そ、そんな、男さ、う、ぐすっ」

男「違うんだ! 誤解だ!! なぁ、メリー!?」

メリー「ゴカイだかミミズだか分からないディスけど、メリーさんはすたこらさっさと行ってくるの、ディス!!」ダダダダッ

男「おいこら、メリーっ!!」

>>278【コンマ40以下か80以上で発見】

メリー「なんか見つかったディス、いたたたたたた」

男「おぉ、おかえり」グリグリグリ

メリー「いだいディス! いだいディス!!」

男「あの後大変だったんだからな」

「久しぶりだねゃ、あんじょうしとるけー?」

男「………えっと、誰だったか」

「おまはんの武器手入れしちゃるの誰と思ってまいな?」

男「………あぁ! イッポンダタラか!」

メリー「ふぅ。一仕事したディスよ」フィー

男「探してこいといった奴と違うんだが」グリグリ

メリー「最善は尽くした! 最善は尽くした!!」

ダタラ「男は変わらんじょ」

【イッポンダタラが居着いた】

~4年目 第36週~

お嬢「新しく呼んできた、えっとあの一つ目の」

男「イッポンダタラか」

お嬢「あぁ、そうそう。あの何言ってるか全くわからない人」

お嬢「鍛冶師ですのね」

男「イッポンダタラは火に触れても火傷しないらしい。一度素手を炉に突っ込んで温度をみてた」

お嬢「普通焼けただれて悲惨なことになりますわね。不思議ですわ」

お嬢「と、話を戻して。戦争が近い今鍛冶師が来てくれたのは非常にありがたいですわね。こちらには人間の鍛冶師しかいないですもの」

男「武器が使い捨てできるほど資材はないから確かに助かるな」

お嬢「でも、目がぎょろぎょろしてて怖いですわ」

男「あー。人間目線で見ると怖いだろうな。俺たちのより数倍は大きいし」

お嬢「男は平気ですの?」

男「始めはびっくりしたが、それよりも何言ってるかわからなくてそんなことどうでもよくなった」

男「さて今週は」

【軍事力強化】 体×20

【村を発展させる】 技×20

【外交を行う】心×20

>>282

【村を発展させる】 リオネシア

リオ「この前街を歩いていたら、人間のおばあちゃんがいたんでござる」

リオ「そのおばあちゃんが、拙者にお菓子を差し出して、可愛いお嬢ちゃんだねぇって撫でるんでござるよ」

リオ「拙者、すでに大人でござる!! 人狼じゃなくてコボルトでござるよ!!」

リオ「拙者だって好きで小さいわけじゃないでござるよぉ!」ジタバタ

リオ「でも、おばあちゃんにそんなこと言えなかったでござる」

リオ「お菓子美味しかったでござるし」

男「趣味はどちらかと言うと婆さんなのにな」

リオ「むかっ」

―――

――



【成功】

リオ「舞台小屋ができたでござるよ」

男「舞台小屋?」

リオ「娯楽も必要でござる。路上で芸を披露するよりもやはり舞台でござろう」

男「時代劇目当てじゃないのか?」

リオ「半分は」

男「まぁ、娯楽も必要ではあるか」

リオ「おばあちゃんも喜んでいて、お菓子くれたでござる」

男「餌付けされているじゃあないか」

村Lv3【230/700】

~4年目 第36週 休日~

男「ランハオの様子がおかしい?」

ミーア「はい、顔が真っ赤で息が荒くて苦しそうなんです」

ミーア「聞いても大丈夫としか言わないですし…」

男「それは心配だな。暇ができたときにでも行ってみよう」

ミーア「はい、よろしくお願いします」ペコッ

男「ミーアは風邪とかひいてないか?」

ミーア「私は大丈夫ですっ。日頃から体調には気を付けてますから」

男「その習慣をベルグレインに教えてやってくれ。あいつはよく体調を崩すからな」

ミーア「あはは、良くどろどろになってますもんね」

男「体調が悪いことが一目でわかって良い。自分の意思でどろどろにも慣れるらしいが」

ミーア「泡立ってたら風邪だってニケライトちゃんが言ってましたよ」

男「スライムって風邪ひいたら泡立つのか…」

男「さて今日は」

1.褒める (誰を)

2.叱る (誰を)

3.お仕置き (誰を)

4.交流(誰とどうする)

5.外出

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8.探索

>>286

4ランハオの様子を見に行く

男「入るぞ」

ランハオ「はぁっ……はぁっ」グテッ

男「! 大丈夫か!?」

ランハオ「や、やぁ。その匂いは、ぐるる」ダラダラ

男「涎が凄いが風邪か? いや風邪で涎ってでたか………?」

ランハオ「駄目だ、今の私に近づいては」

男「大丈夫だ。病気にかかりにくい性質でな」

ランハオ「駄目っ! 私に――――っ!」ビクンッ

ランハオ「はぁ…はぁ……」

男「大丈夫か!?」

ランハオ「だから、駄目って、ぐるる」

男「今六瓢連を呼んで―――」

ガシッ

ランハオ「駄目だ。誰も呼ばないで」

ランハオ「それよりも―――」

ランハオ「私を、痛めつけて、抱いてくれないかい」

男「!?」

ランハオ「はぁ、はぁ。我慢して、いたのに。君が、来ちゃったから」

ランハオ「疼くんだよ。たまらないんだよ。苦しいんだよ」

ランハオ「淫乱な女だと思ってくれていい。事実こんなお願いしたのだからその通りでしかない」

ランハオ「はやく………はやく…ぅ」

男「痛めつけることなんて」

ランハオ「嫌いだった。殴られるのも、蹴られるのも。それよりもっと酷いことだって」

ランハオ「でも、それが、私の日常だったんだ」

ランハオ「乱暴に犯されるのが、当り前だったんだ。それは、はぁ、はぁ」

ランハオ「深く、深く、私に根付いて。変えるんだ、私を変えてしまうんだ」

ランハオ「だって、そうしなくちゃ………耐えられないじゃ、くぅんっ。ないか」

ランハオ「大丈夫。殴っても、蹴っても、何やっても、いいから」

ランハオ「君なら……それが愛、はぁ、はぁ、だって、思えるから」

男(車椅子に縋り付きながら懇願するランハオの姿は痛々しい。これが怪我よりも酷い後遺症)

男「………」ギリッ

ランハオ「助けて、王子、様」

>>289

暴力は振るわないが激しく抱いてやる

…これ他のキャラの好感度に悪影響あったりすんのかな

ランハオ「――――っ!!」ビクンッ

ランハオ「はぁ、はぁ――いい―――とっても―――いいよっ」

ランハオ「私の取り柄は、気持ちよくさせるだけだから―――いっぱい」

ランハオ「気持ちよくなって。私のことは――気にしなくて―――きゃんっ!」

ランハオ「かはっ―! 傷に、傷に響くよっ! 全身が、全身が痛んで」

ランハオ「―――気持ちが、いいっ」

ガチャッ

ミーア「ランハオさん、お見舞いに」

ランハオ「んくっ!」ビクンビクンッ

ミーア「え………?」

ミーア「なに、何してるんですか。男さん」

ミーア「ランハオさんに、何やってるんですか?」

男「ミーア。これは」

ランハオ「………ごめん、ミーア」

ミーア「ランハオさん。怪我してるんですよ、なのに」

ランハオ「違うんだよ、ミーア。こっちに来てくれないかい」

ミーア「嫌っ。だって、今二人は」

ランハオ「いいから、こっちへ」ズリズリ

ミーア「嫌ですっ! 二人とも、大好きだから。二人の事、嫌いになりたくないっ」

ミーア「なんだか頭がじんじんして、ふらふらして、くらくらして。喉が渇いて、胸の奥が痛くて熱いんです!」

ミーア「なんなんですかこれ! これ、なんですか!? どうすれば―――」

ランハオ「捕まえた」

ミーア「ひっ」

ランハオ「私も、大好きだよミーア」

ランハオ「だから嫌いになるより、三人で」

ランハオ「ね?」

―――

――



ミーア「事情は分かりましたけど///」

ランハオ「事情というか………情事かな?」

ミーア「何さらっと言ってるんですか!? 私初めてだったんですよ!?」

男「なんというか、すまない」

ミーア「………ランハオさんで、よかったですけど。他の人よりは」

ミーア「最初はもっとロマンティックっていうか、なんというかもっと………」モジモジ

ミーア「でも男さんの相手がランハオさんで良かったというか」

ミーア「ランハオさんの相手が男さんで良かったというか」

ミーア「複雑な気持ちです…」プシュー

ランハオ「病気の発作みたいなものだから、通り魔にでもあったと思って。ほらぶすりとされただろう?」

ミーア「ランハオさんはさっきからなんでそんなこと言うんですかぁ!?」

ランハオ「娼婦だからねぇ」

男「あの、ミーア?」

ミーア「仕方ないのは分かってます! だから許してあげますけど」

ミーア「今度は、ちゃんとしてくださいね?」ウルッ

男「はい。肝に銘じておきます」

今日はここまで

おやすみなさい

~4年目 第37週~

白鞘「組手でもせぬか」

男「こっちは足が不自由なんだ。組手なんかできん」

白鞘「暇ぞ」

男「こっちは忙しいんだ。見てわかるだろう」

白鞘「お主は足をはやせるじゃろ?」

男「痛いんだよ、あれ。お前の組手のためにしたくはない」

白鞘「では、訓練してる連中を襲ってくるかの」

男「おい!!」

男「さて今週は」

【軍事力強化】 体×20

【村を発展させる】 技×20

【外交を行う】心×20

>>303

【外交を行う】ミーア

ミーア「ふふっ、ふふふ」

お嬢「気持ち悪いくらいご機嫌ですわね」

ミーア「ちょっと嬉しいことがありまして」

お嬢「男に抱いてもらった…とかですの?」

ミーア「げふっ。いや違いますよ。そうじゃないです」

ミーア「私の好きな小説の新刊が手に入ったんです! こっちじゃ手に入りにくくて…」

ミーア「道具娘さんが手に入れてくれたんです!」ジャーン

お嬢「あら、その本は図書館にありましたわよ?」

ミーア「え?」

お嬢「古書娘さんが色々と本を揃えてますの」

ミーア「………いいですもん。集めてるんですから」

お嬢「というかその小説書いてる人間って、ここの住民ですのに」

ミーア「えぇ!?」

―――

――



【成功】

お嬢「遠くまで来てしまいましたの」

ミーア「帰るのが遠いですね。寒いですぅ」

お嬢「これはちょっと、笑えないくらい、寒くて………」

ゴゴゴ

お嬢「? あれは、一体」

ミーア「じ、地鳴りがしますっ!」

知名度【580】

~4年目 第37週 休日~

男「! 遅かったな」

お嬢「え、えぇ」

ミーア「はいぃ」

男「長旅ご苦労だった、疲れてるだろう?」

お嬢「疲れてる………疲れてますの? ミーア」

ミーア「疲れて、ますね。たぶん」

男「? なにかあったのか」

お嬢「………龍に乗せてもらって帰ってきたと言ったら信じますの?」

男「………龍」

ミーア「やっぱり夢だったんですよ、あれは」

お嬢「疲れてるみたいですわ………すっごく」

ミーア「夢ですよ。へくちゅんっ!」

男「さて、今日は」

1.褒める (誰を)

2.叱る (誰を)

3.お仕置き (誰を)

4.交流(誰とどうする)

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>>307

5舞台小屋でも見に行ってみるか

男「龍と言えば物語。物語と言えば最近芝居小屋が出来たんだったな」

男「一人で行ってもいいが、車椅子が少し不便だな」

男「誰かを誘おうか」

>>310

そりゃあ正妻ミーアちゃんですよ。

ミーア「えっ。デートですか!?」

男「疲れているのならまた今度にするが」

ミーア「いいえ、いいえ! 今すぐ行きましょう。善は急げですからっ」ギュッ

男「では、舞台を見に行くか。確か今は………時代劇がやっているみたいだ」

ミーア「東洋の活劇、でしたね。たしか」

男「あまり興味はないが、リオネシアが良いというものでな」

ミーア「リオネシアさん、時代劇大好きですもんね」

男「一度発明家の故郷に連れて行けばいいと思うんだが、亜人だからなぁ」

ミーア「いつか行ける時が来ますよ!」

男「そうだな。その時はみんなで行こう」

ミーア「はいっ」

ミーア「結構人がいますね、はぐれないようにしっかり車椅子持ってますね」

男「車いすで人ごみに来るのはやはり間違いだったか…」

ミーア「車椅子くらい簡単に移動できないと、ジョゼットさんとかナーグルさんたちは困りそうですね」

男「大きくすればコボルトや妖精が困るしな。別々にするのが一番なんだろうが体格差のある友人が離れた席になるなんてことがおきそうだ」

ミーア「あ、始まるみたいですよ」

ミーア「分かりやすくて面白かったです」

男「シンプルな勧善懲悪ものだったな。武器を振るう場面は派手で圧巻された」

ミーア「今日は楽しかったです。またデートに誘ってくださいねっ!」

男「あぁ、必ず誘おう」

ミーア「家まで一緒に帰りましょう。男さん」

男「あぁ、少しくらい遠回りをしていこうか」

~4年目 第38週~

お嬢「今年も残すところあと少し」

メイド「このお話も残すところあと少しですね」

お嬢「?」

メイド「いえ、こちらの話です」

お嬢「メイドはなにかやり残したことはありますの?」

メイド「いっぱいありますよ。いくら完璧淑女の私でもどうにもならないことの一つや二つや六つや七つあります」

メイド「あの人と海に行くって、一緒に劇を見に行くって、約束して………強く抱きしめてほしかったです」

お嬢「貴方も案外乙女ですのね」

メイド「まだ、まだいけるはずです。諦めてませんからね、私は」

お嬢「どこ見てますの?」

男「さて、今週は」

【軍事力強化】 体×20

【村を発展させる】 技×20

【外交を行う】心×20

>>316

外交
メルメル
知名度600になったら何かあるかな

メル「メルも龍に乗りたかったの~」

お嬢「あれは寒さが見せた夢ですわ」

メル「ドラゴンさんはいるよ~?」

お嬢「いませんわ」

メル「ドラコちゃんはドラゴンなの~」

お嬢「あれはドラゴニュート。龍風のトカゲですわ」

メル「口から火を出せるかなぁ~」ワクワク

お嬢「だからあれは夢ですのよ。夢」

―――

――



【成功】

メル「お昼ごはんをうきうきウォッチなの~♪ ん~美味しそうなの~」

お嬢「果実がメインの料理は珍しいですわね。美味しいけど違和感が凄いですわ」

メル「メルは大好きだけどな~」

お嬢「虫ですものね、貴方」

お嬢「肉食、草食、雑食。食事の偏向はのちのち深刻になりそうですの。あら、そういえばメルメルはお肉も食べてましたわよね」

メル「食べれるよ~」

お嬢「偏ってるだけで食べれないわけではないのかしら」

メル「ん~ 食べないならメルがもらってもいいかな~ これ~」

お嬢「えぇ、いいですわよ。とりあえず食事の問題に気付けただけでも収穫ですわね」

メル「ぶすっ じゅるるる~♪」

知名度【640】

~4年目 第38週 休日~

メル「はいあ~んなの♪」

男「もぐもぐ」シャリシャリ

男「この林檎は美味いな」

メル「お土産なの~」

男「今回は楽しかったか?」

メル「妖精さんがパタパタしてて可愛いの! 小さい子はメルより小さいのに、大人だったの! びっくり~」

男「そうかそうか」ナデナデ

メル「ん~ 最近の男ちゃんは優しくてまたまた好きになったの~」スリスリ

男「最近は緩やかだからな」

メル「♪」ギュギュッ

ミーア「うふふ」ニコニコ

ミーア「メルメルさん。あ~ん」

メル「あ~んなの~」

男「! いたのか」

ミーア「メルメルちゃんはいいですよ」

男「メルメルはいいのか」

ミーア「はい。セーフです」

ミーア「今は」

男「さて今日は」

1.褒める (誰を)

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>>321

4?ミーアとランハオ救出に協力してくれた店主に手紙でも書いてみるか
あのときのモブ亜人はどうなったんだろう

男(ミーアとランハオを助けに行ったあの後、店主たちは元の店に帰した)

男(良ければ街に来てもらおうと思ったのだが、断られてしまった)

男(理由ははっきりしている。亜人を救わなかったからだ)

男(俺の選択は間違ってはいない、が正しくもない)

男「巻き込んでしまったしな。無事かどうか、手紙でも送ってみよう」

男「―――」サラサラ

男「こんなものか。返事が返ってくることは期待できないが」

~4年目 第39週~

妖精「こんにちは」

男「………君は?」

妖精「妖精族の一応の長。そういうことになってます」

男「妖精にしては大きいな」

妖精「大妖精ですから」クスッ

男「しかし、妖精というものはもっと自由で奔放なものと思っていたが。君はずいぶんと大人びて見える」

妖精「えぇ。確かに風と自然を愛し、自由と平和を望むのが私たちです」

妖精「だから、長といってもそれほど偉いものではありません」

妖精「私が大人びて見えるのは長だからではなくただ、一番私が大人しかったから。長という退屈な役を引き受けるために選ばれた置物です」ニコッ

男「……ここに来てくれたということは協力してくれるものと考えたが、それで妖精は協力してもらえるのか?」

妖精「確かに今の話を聞けば不安になるでしょう。名ばかりの協力になってしまうと」

妖精「ですが私達は平和を望む種族であることをあることをお忘れなく」

妖精「望みを叶えるのは祈るだけではなく、自らが動くことだということも理解していますから」

男「本当に妖精らしくないな」

妖精「ふふふ。長ですもの」

男「さて、今週は」

【軍事力強化】 体×20

【村を発展させる】 技×20

【外交を行う】心×20

>>325

外交
メル

メル「メルメルメルメル~♪」パタパタ

お嬢「………迷いましたわね」

メル「海風が気持ちいいの~」

お嬢「そもそも海底都市ってどう行けばいいんですの。人魚って本当にいますの?」

お嬢「貴族であるわたくしがこうも額に汗かいてまで船を漕いでるんですのよ! 出てきてくださいまし!!」

メル「ゆらゆらしてると眠くなっちゃうの~」

お嬢「貴方も手伝ってくれませんの?」

メル「ドラコちゃん連れて来たらよかったね~」

お嬢「そうすれば二人で海上旅行。いいですわね~」

メル「じゃあメルは釣りでもするの」

お嬢「あぁ、漕いでるのが馬鹿らしくなってきましたわ…」

―――

――



【成功】

お嬢「まさか釣れるとは思いもよりませんでしたの」

メル「許してもらってよかったの~」

お嬢「釣り餌に引っかかるようなお姫様はそりゃあ隠したくなりますわ」

メル「でも綺麗だったの。鱗が虹色に光ってたの~」

お嬢「結果オーライ、ってことかしら。上手く交渉が進みましたし」

お嬢「交渉というか、口止めというか」

知名度【700】

~4年目 第39週 休日~

コンコン

男「誰だ?」ガチャ

店主「久しぶりだな。元気そうだ」

男「! わざわざ来てくれたのか」

店主「頼みがあってな」

男「頼み?」

店主「亜人と人間の間に立って商売をしてきたわけだが、亜人に肩入れしすぎてな。真ん中に立ってるつもりでも押されて突き飛ばされてどちらかに偏らされる」

男「で、こっちに店を構えたいと?」

店主「いや、そうじゃない。あの後あの4人がいただろ。あの中の鱗が生えた奴がな、うちで働くことになって」

店主「なし崩しで他の奴も受け入れたんだが、このままじゃどうも危ない」

店主「ここで受け入れてくれねぇか」

男「構わないが。お前はどうする」

店主「一人で生きていくだけならどうとでもできるさ」

男「そうか」

店主「つーことで、来週にはあいつらをこっちに行かせるから」

男「分かった。無事であることを祈る」

店主「迷惑かけるな」

男「もとからそのための国だ」

店主「ありがたいね。噂通りの便利な国で」

男「さて今週は」

1.褒める (誰を)

2.叱る (誰を)

3.お仕置き (誰を)

4.交流(誰とどうする)

5.外出

6.狩り

7.教育

8.探索

>>330

今日はここまでで

おやすみなさい

リオちゃんもっふもふする

おつ

>ミーア「はい。セーフです」

>ミーア「今は」

ここなんか思い出してゾクった

男「………ふぅ。最近疲れたな」

男「リオネシアを呼ぶか」

―――

――



リオ「呼ばれたのなら即参上。これ大人の常識でござるな」

男「お、早かったな」

リオ「メイド殿に呼ばれたでござるが、一体拙者に何の用でござるか?」

男「ちょっと、こっちに来てくれるか」

リオ「?」トテトテ

ガシッ

リオ「!?」

男「あぁ、落ち着くなこれは」ワシャワシャワシャ

リオ「ななな、なんでござるかぁ!?」

男「疲れたんだ。だからリオネシアを撫でている」ワシャワシャ

リオ「だからの前と後がつながっていないでござるよ!? これはセクハラ、セクハラでござるよ主君殿!!」

男「リオネシアならセクハラにならないだろう」ワシャシャ

リオ「け、汚されるでござるー!!」

男「よし、満足した」

リオ「純潔が汚されたでござるよ。よよよ」

男「人聞き悪いことをいうな。首から下には触れてないだろう」

リオ「触れてたらメイド殿に言いつけていたところでござる」

男「最近したたかになったな」

リオ「拙者、大人でござるから」

男「見た目は子供なのに」

リオ「拙者大人でござる!! なんなら見てみるでござるか!? 見るでござるか!?」

男「コボルトは脱いでも毛で何がなんだかわからん」

リオ「トサカにきたでござる!! 獣人も似たようなものでござろう!! 拙者だって脱げば主君殿を悩殺することも可能でござる!!」

男「セクハラじゃなかったのか?」

リオ「ここまで来て引き下がれる拙者ではござらん! ではいざっ」

メイド「………外まで聞こえてますよ。二人とも」ニコリ

男「」

リオ「」

メイド「リオネシア。少し外でお話しましょうか」ズルズル

リオ「せ、拙者は悪くな―――」バタン

男「メイド………いたのか」

ガチャ

メイド「お父様も後でお話がありますからね?」

男「…はい」

リオネシアの愛情度【150/300】

~4年目 第40週~

ガラガラガラ

男「………なんだ、この箱」

お嬢「さぁ、運ばれてきたので受け取りましたけれど。もしかして間違えですの?」

男「ここに持ってきて間違えはないと思うが」

ガタガタガタ

お嬢「ひぃ! 動きましたわ!?」

男「開けてみるか?」

お嬢「危険なものかもしれませんのよ!?」

バンバンバン

男「じゃあお嬢は離れていてくれ。俺が開ける」

お嬢「頑張ってくださいましー!」フレフレー

男「逃げるのが早いな。では」

バァンッ

男「うごっ」

人魚「やっと開きましたわ!! この私を暗闇に閉じ込めるなんてお父様はなんてお酷い方、ってここはどこかしら?」

お嬢「あ、こないだの人魚ですわ」

人魚「げっ。こないだのクソガキ………ってことはここは地上!? ふざけんじゃありませんわー!!」

男「いてて、ん。手紙が入っているな、どれどれ」

男「国の恥をそっちに送る。面目上は大使だが煮るなり焼くなりしてくれ」

人魚「あのクソ親父!! 三枚に卸してそれぞれ一夜干し、みりん干しにして、残りでだしを取って潮汁にしてさしあげますわーっ!!」

お嬢「返品手続きって、どうすればよろしくて?」

男「このまま再包装して、送り返せばいいだろう」

人魚「まっ! 国の宝、真珠姫と呼ばれているこの私を送り返そうなんて、眼球がお腐りあそばせですの?」

お嬢「薪持ってきたから火をつけましょう」

男「塩と昆布はどこだ」

お嬢「メイドに持ってこさせますわ」

人魚「温度は44度が適温でございますわーっ!」

男「人魚のくせに熱めが好きなのか…」

男「さて今週は」

【軍事力強化】 体×20

【村を発展させる】 技×20

【外交を行う】心×20

>>336

【軍事力強化】 ナーグル

男「さて、今日の訓練だがナーグル。お前に頼みたい」

ナグ「………わかった」

男「注意事項として今日の白鞘童子が乱入する確率が4割を越えている。こちらでも対処できるように注意するが、そっちでも細心の注意を払って、怪我人を出さないように「」

ナグ「あぁ」

男「以上だ。とにかく白鞘童子にだけは気をつけろ」

―――

――



【成功】

男「やはり酒を飲ませるのが正解だったか」

ナグ「………宴会を開いた分……………兵の練度の習熟に…支障がでる」

男「それでも怪我人がでるよりはマシだ。ドラコなら嬉々として白鞘童子に挑みに行くからな」

ナグ「なぜ……白鞘を置いて…おく………強いから…か?」

男「あいつを置いた覚えはない。ただあいつが居座っているだけだ」

男「種族関係なく受け入れると言った俺たちが追い出すわけにもいかんからな。目に余るほどの問題を起こしているわけではないし」

ナグ「…………私が……もっと強くなって…止められれば」

男「ナーグルにそんなことは期待していない。それに抑え込まれたあいつがどう爆発するかわからないしな」

ナグ「……期待…できないか」ショボン

軍事Lv3【290/700】

~4年目 第40週 休日~

コンコン

男「誰だ?」

兎亜人「あの~」

男「お前は、あの時の」

犬亜人「どうもっ!」

鳥亜人「お腹がすいたわ…」

鱗亜人「失礼します」

男「今こっちに来たのか?」

鱗「はい。こちらへ行けと言われまして。手続きをしに来ました」

男「移住手続はこっちではないな。お嬢の管轄だからお嬢に会いに行くといい」

鱗「お嬢、とは」

男「ここを仕切っている者だ。人間だが心配することはない。場所がわからないのならそうだな。ここから先に酒場がある」

男「そこのメイドを頼ればいいだろう」

鳥「ご飯、食べたいわ…」

兎「手続きが終わった後だよぅ」

犬「手続き、どれくらいかかるかなぁー」

鱗「どうも御丁寧にありがとうございます。私達は今から酒場に行ってみます。それではまた後日お礼に参りますので」ペコッ

鱗「あ、店主さんもこっちに来ると伺ったのですが、どこにいるかわかりますか?」

男「………知らないな。聞いてない」

鱗「そうですか。それでは失礼します」

兎「失礼しましたぁ」

犬「またねっ」

鳥「…ごはん」



男「さて今日は」

1.褒める (誰を)

2.叱る (誰を)

3.お仕置き (誰を)

4.交流(誰とどうする)

5.外出

6.狩り

7.教育

8.探索

>>340

4
メイドにミーアとのことなど話す

メイド「お呼びでしょうか。ご主人様」

男「あぁ、ちょっと話があってな」

メイド「ご主人様から私にお話とは、なんでしょうか」

男「ミーアと恋人同士になった」

メイド「―――っ」

メイド「そう、ですか」

メイド「おめでとうございます」ニコッ

メイド「それでは、すいませんが、私はお店があるので。失礼しますわ」

男「メイド」

メイド「あぁ、忙しい、忙しいです」パタパタ

男「………メイド」

~4年目 第41週~

ドラコ「お嬢連れてきたぜー」

男「どうした?」

ドラコ「ぎっくり腰らしい」

お嬢「い、いたたた。ぎっくり腰って、こんなに、痛いんですの?」

ドラコ「子供なのにぎっくり腰ってなぁ」

お嬢「子供で、貴族で、レディー、ですのに」プルプル

お嬢「こんな、ことって」ガクッ

男「お嬢は書類仕事が多いからな。腰にくるんだろう」

ドラコ「大丈夫か、お嬢」

お嬢「ありがとう、ドラコ。貴方のおかげでちょっとは楽に、くっ」

男「家で休んでいるといい。後は俺がなんとかする」

お嬢「大丈夫ですわ。民が昼夜を惜しまず働いている中、わたくしだって、くぁっ」

男「連れてけドラコ」

ドラコ「あいよー」

お嬢「降ろして、降ろしてくださいましー」

男「さて今週は」

【軍事力強化】 体×20

【村を発展させる】 技×20

【外交を行う】心×20

>>345

外交
メルメル

メル「大丈夫? お嬢ちゃ~ん」

お嬢「だ、大丈夫ですわ。無理をしなければもう歩けますの」

メル「瞬間移動でもできればいいのね~」

お嬢「さすがに無理ですの」

メル「魔法でぴゅ~んと、できないかなぁ」

お嬢「わたくし達ではおそらく無理だと思いますわ。それに腰に負担がかかりそうですの」

メル「むにゃむにゃむにゃむにゃ~ えぇ~い!」ブオォオオッ

お嬢「きゃああっ!?」

メル「ん~ 飛ばなかったね~」

お嬢「わたくしのスカートがめくれただけですわ!!」

メル「えへへ~ 失敗失敗~」

―――

――



【大失敗】

お嬢「あ、今ので腰が」

メル「た、大変なの~!!」

お嬢「こんなことになるのなら、無理せず、寝てればよか………」ガクリ

~4年目 第41週 休日~

ミーア「メイドさんがなんだか最近優しいんです」

ジョゼ「優しいならいいんじゃないかしら~?」

ミーア「でもなんだかよそよそしいんです」

ジョゼ「優しいけどよそよそしい~? ん~変ですね~」

ミーア「前のメイドさんの方がいいです」

ミーア「優しいけど、それじゃあなんだか嫌で」

ミーア「厳しいけど、ちゃんと見てくれる前のメイドさんの方が………」

ジョゼ「理由は聞いたの~?」

ミーア「ごまかされました……理由なんかないのに、メイドさんがああなるわけないです」

ミーア「メイドさんはときたま理不尽になるくらいでいいんですよぉ」

ジョゼ「なにかあったのかしら。心配だわ~」

男「さて今週は」

1.褒める (誰を)

2.叱る (誰を)

3.お仕置き (誰を)

4.交流(誰とどうする)

5.外出

6.狩り

7.教育

8.探索

>>350


+ そのことをメイドと男2人で話す。メイドの言いたいことを聞く。

男「何、メイドがおかしい?」

ベル「僕はどうでもいいけど、他のみんながメイドの対応がおかしいってさ」

ベル「やたらと優しいとか、対応が上の空だったりしてて」

ベル「なにか悩み事があるんじゃないかって噂」

男「そうか…。少しメイドと話してみるかな」

ベル「ま、どうせ君が何かやったんだろう?」

男「……さぁな」

メイド「…はい、呼びましたか?」

男「あぁ。呼び出してしまってすまないな」

メイド「いえ、ご主人様は足が不自由ですから仕方ありません」

男「用というほどではないのだが、少し話をしないか?」

メイド「………すいません。私も暇ではないので」

男「他の亜人たちがメイドの様子が変だと言っている。何か悩み事か?」

男「皆が不安がっていてな。できれば前のメイドに」

メイド「それは意地悪ですか?」

男「え?」

メイド「分かっているのでしょう。私がこうなった理由」

メイド「気付いていないほど貴方が抜けているとは思っていません。だからなんで貴方が私にそう言うんですか?」

メイド「なんで私の逃げ道を塞ごうとするんですか?」

男「いや、そういうつもりでは」

メイド「ならそっとしておいてくださいよっ。私だって、私だって」

メイド「女の子なんですっ」タッタッタ

バァン

男「メイドッ!」

メイドの愛情度【70/300】

~4年目 第42週~

リオ「これ、あそこのお客さんのでござる」

メイド「あ、はい」

リオ「それが終わったら、このスープを向こうへ」

リオ「まだまだ、昼時は終わらないでござるから、頑張るでござるよー」

メイド「………えぇ、頑張ります」

リオ「あー、忙しいでござる、忙しいでござるー」ワチャワチャ

メイド「あの、リオネシア?」

リオ「忙しい今、話している時間はないでござる。どうせ、拙者には関係ない話でござろう」

リオ「だから、何も心配せずに、メイド殿は料理だけ運んでくれればいいのでござるよ」

リオ「むしろそうしてくれないとこの店は回らないのでござる。拙者がメイド殿の求めるものはそれだけでござる」

メイド「………えぇ。それでは本気で働きますから」

リオ「拙者はとうの昔に本気でござる。本気でなければこの小さな体じゃやっていけないのでござるよ」

男「さて今週は」

【軍事力強化】 体×20

【村を発展させる】 技×20

【外交を行う】心×20

>>356

【軍事力強化】 ドラコ

ドラコ「今日の乱入確率は?」

男「30%ってとこだ」

ドラコ「ちっ。つまんねぇなぁ」

男「楽しいことがしたいなら、白鞘童子に一人で挑んだらどうだ」

ドラコ「勝てねぇんだよ。俺はまだ姉貴も越えれちゃいねぇ」

ドラコ「俺が勝てる可能性っつったら大勢で挑んで押しつぶすことだけ」

ドラコ「どう戦うかじゃねぇ。どう勝つかなんだよ」

男「ナージャとは大違いだな」

ドラコ「姉貴は戦いたいだけだろ。俺は守りてぇんだ」

―――

――



【大失敗】

ドラコ「ててて、完全に油断してたぜ」

白鞘「儂が、鬼が卑怯な手段を使ってくると思わなかったのか?」

白鞘「言っておくがこれが儂の本気ではない」

ドラコ「わーってる。この程度じゃ姉貴と同じくらいだ」

白鞘「お主らは弱すぎてつまらんからもっと強くなれ」

白鞘「もし、儂が地面に尻をついたら。その時は儂の本気を見せてやろうかの」カカカ

~4年目 第42週 休日~

トーラ「年末が近いので来ちゃいました」

ニケ「わーっ。トーラさんだー」

トーラ「久しぶりだねぇ」

ニケ「久しぶりだよーっ」

トーラ「ニケライトちゃんは今年を振り返ってどうだった?」

ニケ「楽しかった!!」

トーラ「なら良い一年だったねぇ」

トーラ「剣士さんは今年はどうだったのかなぁ」

ニケ「んーっ! あんまりいい顔してなかった!!」

トーラ「なにかあったのかなぁ」

ニケ「今年が最後だからねぇっ! 私はベルさんと一緒にいれたから大満足だけど!!」

トーラ「今年が最後?」

ニケ「よくわかんない!!」

トーラ「そっかぁ」

男「さて今日は」

1.褒める (誰を)

2.叱る (誰を)

3.お仕置き (誰を)

4.交流(誰とどうする)

5.外出

6.狩り

7.教育

8.探索

>>360

4トーラにメイドについて相談

トーラ「そりゃそうですよ!!」ズビシッ

男「反省はしているんだ」

トーラ「剣士さんの反省なんか何の役にも立ちませんよ!」

トーラ「剣士さんが反省したところで、メイドさんの痛みは消えませんよ!」

トーラ「この、鬼! 悪魔! 女の敵!!」

男「そ、そこまでいうか」

トーラ「言いますよ!」

トーラ「失恋した女の子にかける仕打ちとしては下の下! 最低です!!」

男「ぐぅ。俺はどうすればいい…?」

トーラ「できることなんてありませんよ」

トーラ「こうなったら解決してくれるのは時間だけ。剣士さんがいくらメイドさんを慰めようとかえって傷つけるだけです」

トーラ「それまで剣士さんは穴を掘って埋まっててください」

男「どうしようもない、ということか」

トーラ「というか、なんでミーアちゃんと付き合ってることを大々的に言わなかったんですか?」

トーラ「もしかしてまた別に付き合いたい相手とか」ジトー

男「それはないっ!―――と言いたいが」

トーラ「うわ、最低です。下半身での行動は禁止! ですからね」

男「下半身での行動って………」

トーラ「割と当たってませんか? 今までを振り返って。ほら、こないだだって」

男「!? 見てたのか!?」

トーラ「あ、やっぱり何かあるんですね?」

男「カマをかけたのか…」

トーラ「うわ、さいてー」ジトー

トーラ「とにかくいえることは彼女がいるなら、その人以外に優しくしてはいけません」

トーラ「余計に傷つけるだけです」

トーラ「あ、勘違いしてはいけませんよ。好きな人意外には厳しくしろというわけではないですよ?」

トーラ「好きな人だけは特別扱いしろということです」

男「……難しいな。女心というものは」

トーラ「女心というものは難しいわけじゃないんですよ」

トーラ「男心と違うだけで。それに私から言わせてみれば男心が雑なだけだと思います」

トーラ「とにかく、それしかありませんから。分かりましたか?」

男「………はい」

トーラ「よかったですね私で。ナージャさんだったら今頃男さんは死んでますよ?」

男「あー…だろうな」

トーラ「一度きりしかない人生を一人に捧げることを誓うから素敵なんです」

トーラ「少なくとも私はそれを愛だと思っています」

男「愛か………」

男「よく、わからないな」

トーラ「それ、私以外の前で口に出さないほうがいいですよ」ジト

男「あ、はい」

~4年目 第43週~

メリー「最近寒くなってきたせいで、筆を執る指が震えるのでぃす」

カグヤ「あー。分かるわぁ。それ」

メリー「カグヤさんのおっぱいの間に手を突っ込んだら暖かそうディスねぇ。ぐふぃぐふふぃ」ワキワキ

カグヤ「きゃーっ。襲われるぅー。エッチなのはダメなのよぉー」

メリー「よいではないか、よいではないか、でぃす~」ワキワキ

カグヤ「あ、記事かけたわよぉ」

メリー「あ、はい。いきなり素にならないでくださいでぃす」

カグヤ「一応いっておくけど。私って下ネタとか駄目だからねぇー」

メリー「そんな体しておいて、えっちぃの苦手ってどうかと思うでぃすよ」

カグヤ「そんな体しておいて、えっちぃのが好きってどうかと思うわよぉ?」

メリー「好きなわけじゃないでぃすよぉ!」プンスコ

カグヤ「メリーさんがたまに中年男性に見えるときがあるわぁ」

メリー「失礼の極みディス!?」

男「さて今週は」

【軍事力強化】 体×20

【村を発展させる】 技×20

【外交を行う】心×20

>>365

【軍事力強化】ドラコ

ドラコ「今度は油断しねぇぜ!」

男「白鞘童子に対抗心を燃やしているな」

ドラコ「そりゃそうだぜ。今ここにいる最強はあいつだからな」

ドラコ「あんだけ強いってのに世界最強じゃないってのはちょっと背筋が冷えるな」

男「今の白鞘童子より、おそらく後輩の方が強いぞ」

ドラコ「嘘だろ?」

男「戦った感じ、後輩の方が強いな」

ドラコ「つーことは、やっぱり白鞘童子には勝てなきゃだめってことか」

―――

――



【成功】

ドラコ「来てほしいって時にこねぇんだな」

男「今日は酒場で飲んでたぞ」

ドラコ「くそう、訓練なんてしてねぇのになんであいつはあんなに強いんだ?」

男「鬼だから、だろうな」

軍事Lv3【350/700】

~4年目 第43週 休日~

お嬢「例の計画は順調ですの?」

古書娘「えぇ、気付かれてませんよ」

お嬢「なら結構。でも後ろめたさが少しありますわね」

古書娘「私はありません」

お嬢「貴方はそうでしょうね」

お嬢「でもこれはしなければならないこと。のちの世のために」

古書娘「知ってます。のちの世の歴史を纏めるの私なのですから」

男「さて、今日は」

1.褒める (誰を)

2.叱る (誰を)

3.お仕置き (誰を)

4.交流(誰とどうする)

5.外出

6.狩り

7.教育

8.探索

>>369

でもやっぱりメイドと話をしたいかな
安価下

バァンッ

白鞘「飲もうぞ男!」

男「いきなりなんだ」

白鞘「一人で飲むのは飽きた。といっても儂と飲もうとする奴はお前以外おらぬ!」

男「俺だってお前とは飲みたくはない」

白鞘「なんでじゃ」

男「飲む量を考えろ。他の奴はお前ほどは飲めん」

白鞘「手加減はしてるつもりなんじゃが」

男「手加減とはそいつが無事であるようにとどめることだ」

男「命を奪う手前ではない」

白鞘「だって儂鬼じゃもーん」

男「それは関係ないだろう」

白鞘「ところで男よ」

男「なんだ?」

白鞘「ここを見捨ててどこか遠くへ行かぬか? なぁにとって食いはせんよ」

男「逃げるわけにはいかん」

白鞘「もう一度聞くぞい」

白鞘「儂と遠くへ行かぬか?」

男「>>374

その誘いに乗るのは俺が全てを諦めた時だ

男「それもいいかもな」

白鞘「ではさっそく」

男「だが、その誘いに乗るのは俺が全てを諦めた時だ」

白鞘「………それが答えか」

男「あぁ」

白鞘「それは、残念じゃ」

白鞘「だが、貴様はすぐに諦めざるをえない時が来る」

男「何かあるのか?」

白鞘「さぁな。とにかく今日は飲みに来ただけよ。ほらまずは一杯」トクトクトク

白鞘「乾杯」

白鞘「乾杯」

男「………一杯だけだ」

白鞘「つれぬことを言うな」

白鞘「せめてこの杯に月が浮かぶまでは飲もうじゃないか」

男「まだ昼だぞ」

白鞘「女が誘っているんじゃ。それに乗るのが男じゃろう?」

男「仕方ないな。今日だけだ」

男「前の礼としてな」

白鞘「ひっひっひ。ほら飲め飲め」

男「乾杯」

~4年目 第44週~

お嬢「ねぇ、男」

男「なんだ」

お嬢「もし、あなたが人生をやり直せるならどうしたかしら」

男「藪から棒になんだ」

お嬢「ただの戯言ですわ。やり直したいことはいっぱいあるでしょう?」

男「あぁ、たしかにな。ナージャ達が生きていたらと思うことはある」

男「だが、その反面、今の生活に幸せを覚えている俺もいるんだ」

男「だからやりなおせたらどうしたいだなんて思わない」

お嬢「今が幸せですの?」

男「あぁ。皆がいて、豊かで、平和で」

男「こうしてお前と仕事ができるのも悪くはない」

お嬢「………そう」

男「さて今週は」

【軍事力強化】 体×20

【村を発展させる】 技×20

【外交を行う】心×20

>>380

【外交を行う】
ミーア

お嬢「それでは行きましょうか」

ミーア「はいっ。今回はどこへ行くんですか?」

お嬢「山の上ですわ。ハーピィとお話ですの」

ミーア「ハーピィ! ハーピィさんって綺麗な方多いですよね」

お嬢「噂ではおっぱいで卵暖めるとか」

ミーア「えぇ… さすがに噂でしょう?」

お嬢「だからおっぱいが大きい方がモテるみたいですの」

ミーア「あのー。なんで私見てるんですか?」

お嬢「ご自慢のおっぱいがあるからさぞモテそうと思いまして」

―――

――



【成功】

ミーア「大きかったですねぇ」

お嬢「大きかったですの」

ミーア「私もそこそこ大きいと思ったんですけどね」

お嬢「鳥のくせに牛でしたわ」

ミーア「牛ですねぇ」

知名度【760】

~4年目 第44週 休日~

男「珍しいな。今日はやけに静かだ」

男「年末だからな。皆忙しいんだろうか」

男「……どうするかな。今日は」

1.褒める (誰を)

2.叱る (誰を)

3.お仕置き (誰を)

4.交流(誰とどうする)

5.外出

6.狩り

7.教育

8.探索

>>383

たそがれてるミーアを見かける

ミーア「~♪」

男「何黄昏ているんだ?」

ミーア「あっ、男さん」

ミーア「いえ、良い一日だったので、こんな日がずうっと続けばいいなって」

ミーア「皆が楽しそうで、人と亜人の区別なんかなく騒いでて」

ミーア「ふと帰りに見た夕焼けが綺麗で、心に焼き付いて」

ミーア「そして、好きな人とばったり会える。こんな日が」

男「そうだな。こんな日が、ずっと続けばいいのにな」

ミーア「男さん」

男「なん――」

チュッ

ミーア「どうか、いまわの際まで」

ミーア「最後まで愛してください」

~4年目 第45週~

ドラコ「最近なーんか変なんだよ」

男「どうした?」

ドラコ「いや、よくわかんねぇけど」

男「なら気のせいだろう」

ドラコ「俺の勘がなんか変だって言ってるんだよ」

男「お前の勘があてになるか」

ドラコ「ひっでぇ」ケラケラ

ドラコ「何もないならないでいいさ」

ドラコ「それが一番だからな」

男「さて今週は」

【軍事力強化】 体×20

【村を発展させる】 技×20

【外交を行う】心×20

>>388

今日はここまで

もうすぐ最後ですので

どうかお付き合いください。

村発展
リオ

棟梁娘「一度お嬢と話し合って住居割り当てを考えた方がいいかもしれないねぇ」

リオ「家の大きさや形が違うからまるでつぎはぎのように見えるでござる」

棟梁娘「それに資材の問題もあるから、家も足りない今も大わらわさ」

棟梁娘「すべてをこちらで負担するなんて、さすがに無理がでてきたかね」

リオ「無理でもやらねば理解されないのでござるよ」

リオ「辛いところでござるが」

棟梁娘「皆が文句言わずに頑張ってるってことは分かってるさ」

棟梁娘「ただ、終わりはあるのかね」

―――

――



【成功】

リオ「終わりはいつか来るでござるよ。協力してくれる誰かが増えればその分だけ早く」

リオ「未来を見たい者が増えればその分だけ速く」

リオ「拙者はそれを夢見ているからこそ、頑張っていられるのでござる」

棟梁娘「あたいも乗りかかった船だ。今さら降りるつもりはないね」

棟梁娘「人間や亜人なんてあたいにはよくわからないけど、今困っている誰かがいるのは確かさ」

棟梁娘「こんなちびすけが頑張ってるんだ。あたいはもっと頑張れるだろうね」カラカラ

リオ「ちびすけって言うなでござるっ」

村Lv3【290/700】

~4年目 第45週 休日~

古書娘「寒いですね」

魔女「……うん」

春告「うぅう、がくぶるがくぶる」

魔女「……大丈夫?」

春告「寒くて春告の花が枯れてしまいそうよー」

古書娘「死んでくださるのですか?」

魔女「………そんなこといっちゃ」

魔女「………ダメ、だよ」

春告「魔女ちゃんの優しさが身に染みるーね。んちゅー」

魔女「………わ」

魔女「………やめて」

春告「よいではないか、よいではないーかー」

魔女「………やめて」ウルウル

春告「あ、ごめんなのねー。冗談なのーね」

古書娘「本当にやってたら、私は冗談にする気はなかったですよ」

春告「なんでそう、春告の命を奪いたがるのね?」

男「さて、今日は」

1.褒める (誰を)

2.叱る (誰を)

3.お仕置き (誰を)

4.交流(誰とどうする)

5.外出

6.狩り

7.教育

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>>398

4
お嬢と今後の話をする

お嬢「今後の話ですの?」

男「あぁ、もうすぐ始まるだろう。戦争が」

お嬢「えぇ。その戦いで勝利し、亜人は自由を得る。当初からの決まりでしょう?」

お嬢「いまさら話すことがありまして?」

男「他の亜人と会議などがあるだろう? 俺たちの独断で動くわけにはいかないだろうし」

男「それに俺たちが独断で動けるほど、権限はないだろう」

男「だから他の亜人と話合いをしてだ」

お嬢「問題はありませんわ。なに一つ」

お嬢「すべては私が管理し、決めること」

お嬢「信頼してくださいまし。亜人たちの自由を勝ち取るために私が戦うことを」

お嬢「信用してくださいまし。私の行動はすべて亜人のためにあるということを」

男「あぁ、信用はしているし、信頼もしている。もう長いこと一緒にやってきて、ここまで順調にやってこれたのだから」

お嬢「でしたら、話は終わりですわ。わたくしもいろいろと忙しいので」

男「あぁ、ちょっと待ってくれ」

お嬢「なんですの?」

男「>>402

何を隠している

男「何を隠しているんだ?」

お嬢「………」

お嬢「何を隠している、というのは範囲が広すぎて曖昧ですわね」

お嬢「貴方だって隠していることはあるでしょう? 隠し事の無い人なんていませんもの」

お嬢「だから一体その隠し事、というものが何を指すのか」

お嬢「わたくしの過去? わたくしの夢? それとも」

お嬢「わたくしの恋心の話かしら?」

お嬢「な、に、を。知りたいのか、はっきりと仰ってくださいまし」

男「………」

男「>>404

この村に危機が迫っていると白鞘に聞いたが?

男「この街に危機が迫っていると白鞘童子に聞いたんだが」

お嬢「その危機がわたくしの策略だと?」

お嬢「………それは流石にバカにしすぎですわよ」

お嬢「わたくしは全て全員のために行動をしてますの! 裏切って人間につくことなどありえませんわ!」

お嬢「わたくしは貴族。民を幸せに導くことが使命。その私が民を危険に晒すなど…」

お嬢「冗談でも軽口でも、わたくしがそうしそうだと思われていることが不愉快でたまりませんの」

男「………気分を害してしまってすまない」

お嬢「………今すぐ消えてくださいまし」

お嬢「一秒でも早く……すぐに」

~4年目 第46週~

男「………なぁ」

お嬢「………」

男「………」

お嬢「………」

男「お嬢」

お嬢「………まだわたくしが疑わしいと?」

お嬢「白鞘童子を信じるならぜひどうぞ。二人でどこかへ消えようとわたくしは止めませんわ」

男「その、すまなかった」

お嬢「………言っていいことと悪いことはありますの」

お嬢「人の信念をいたずらに汚すような人だとは思いませんでしたわ」

男「………」

お嬢「これ以上かわす言葉はありませんわ。わたくしが貴方に望むのは仕事だけ」

お嬢「さっさと手を動かしてくださいまし」

男「さて、今週は」

【軍事力強化】 体×20

【村を発展させる】 技×20

【外交を行う】心×20

>>409

【軍事力強化】 ドラコ

ドラコ「なんで今日はあんなに空気が重いんだよ」

男「ちょっといろいろあってな」

ドラコ「ああいう空気苦手でよぉ。すまねぇがさっさとあいつら鍛えに行ってくるぜ!!」

男「あ、ちょっと待て」

男「………おい」

―――

――



【成功】

ドラコ「ふいー。良い風呂だったー。ん? ありゃ男か。おーい」

男「ん? あぁ、ドラコか。訓練終わりか」

ドラコ「汗かいたからひとっ風呂浴びてきたところだ。何やってんだ一人で」

男「さぁな。なんだか一人で散歩がしたくなったんだ」

ドラコ「一人はあぶねぇぜ。送って帰ってやるよ」

男「そうか? 助かる。車椅子は何かと不便でな」

ドラコ「へへっ。しっかり捕まってろよーっ」ダダダ

男「おいっ、あまりにも速い―――」

ドラコ「へへへっ」

軍事Lv3【410/700】

~4年目 第46週 休日~

レイティ「久しぶりだね。我が主様」

男「レイティアか。最近見なかったがどうしたんだ?」

レイティ「僕、僕頑張ったんだよ我が主様」

男「頑張った? 今まで何をしてたんだ?」

レイティ「えっとね。僕はその………言えないよ」

レイティ「だけど、褒めてほしいな」

レイティ「僕はいっぱい頑張って、我が主様のために、我が主様のお役に立てるようにいっぱいいっぱい我慢したんだ」

レイティ「他のみんなもいっぱい頑張って、我慢したから」

男「そうか。なんだかよくわからないが俺のために何かしてくれたようだな。ありがとう」

レイティ「えへへ。我が主様のためなら僕と皆はいっぱい頑張れるんだから。ね」

男「さて今日は」

1.褒める (誰を)

2.叱る (誰を)

3.お仕置き (誰を)

4.交流(誰とどうする)

5.外出

6.狩り

7.教育

8.探索

>>424

男「メリーさんやーい」

メリー「はいはい、なんのようでぃすか? 大体察しはついてるんでぃすけど」ハァ

メリー「さすがにメリーさんも僧侶も走りまわるほど忙しい今、貴方の相手をしている暇はないのでぃす」

男「そんなこと言わず。頼むから」

メリー「………今度一日専属取材させてもらうのならいいでぃすけど」

男「わかった。とりあえず村の生き残りを探してきてくれ」

メリー「イッポンダタラさん見つかったのにまだ探すでぃすか?」

男「狩人がまだいるはずだからな」

メリー「隠密のプロを探せだなんて、マジ気が重いデスよぅ」

メリー「まぁ、取材のプロ、メリーさんの本気で魅せちゃいますか☆」キラッ

【コンマ30以下で発見】

>>416

はい

男「………」

メリー「………」

男「………」

メリー「………ね♪」

男「ね。ではない」

メリー「失敗して当り前の仕事を押し付けておいて! 成功して当り前じゃないんディスよ!!」

メリー「ずーっとずーっと走り回って、頑張って頑張って探したのにあの陰気根暗むっつり野郎の抜け毛一本みっからない!」

メリー「ストレスばりばりディスよ!!」

メリー「これ以上メリーさんを責めるようなら出るとこ出てやるディス!」

メリー「そもそもなんでそんなにメリーさんを責めるんですか!?」

男「そりゃあまぁ。この仕事はお前に対しての罰みたいなものだからな」

メリー「!?」

男「強引な取材と記事の誇張で苦情が来てるんだよ」

メリー「………」

メリー「すたこらさっさディス♪」

男「おい」

~4年目 第47週~

ドッペル「はいはい。分かってるわよ。また仕事でしょ?」

お嬢「助かりますの。これは貴方にしか頼めない仕事ですし」

お嬢「それに一番確実なうえに被害はありませんし、頼ってますのよ?」

ドッペル「この仕事が終わったら教会にお布施よろしく頼むわよ。結構ボロボロになって、修繕したいところがあんのよ」

ドッペル「それに暖炉も欲しいし、布団の綿を入れなおさなきゃいけないし」

お嬢「えぇ、わかっていますわ」

ドッペル「そんじゃー、今日も世のため亜人のために頑張りますかね」

ドッペル「神様はお願いだから目をつぶっててよね」

お嬢「貴方ばかりこんな仕事をさせて、本当に申し訳ありませんの」

ドッペル「いいのよいいのよ。あたしがやらなきゃいけないんでしょ?」

ドッペル「神様には逆らってるけど、神様に従ってるの。言いにくいけどそういうこと」

ドッペル「ね?」

お嬢「貴方には頭が上がりませんわね」

ドッペル「今後ともうちの教会をよろしく。宣伝もね」

男「さて今週は」


【軍事力強化】 体×20

【村を発展させる】 技×20

【外交を行う】心×20

>>420

軍事力強化ドラコ

ドラコ「うひぃ。さみぃ」ガクブル

男「ドラゴニュートは大変だな。体温の管理が難しいんだろう?」

ドラコ「こればっかりはどうしようもねぇよ。ほら」ピタッ

男「まるで氷だな」

ドラコ「おぉー。お前あったけぇなぁー、ぬくぬく」

男「っ! 服の中まで手を入れるな」

ドラコ「だってよー。さみいんだよー」

男「早く仕事にいけ」

ドラコ「へいへい。暖まったら行くわ。動けねぇし」

―――

――



【成功】

ドラコ「ふいー。暖まったぜ。体温もばっちし。全力のドラコをお届けできるぜ」

男「体温の問題はいずれどうにかしなくちゃいけないな。そういえば普段はどうしているんだ?」

ドラコ「普段はお嬢ん家で暖めさせてもらってるぜ。でっかい暖炉あって暖かいんだよあそこ」

ドラコ「それにお嬢の髪に手をつっこんでたら温かいしな」

男「お嬢の嬉しそうな顔が想像できるな…」

軍事LV3【470/700】

~4年目 第47週 休日~

「はぁ~ 疲れた疲れた。帰ってきたわよー」

お嬢「………えぇっと」

「どうしたのよ。変な目であたしを見て」

お嬢「忘れていたら申し訳ないのですが」

「忘れるってなによ。報酬は忘れないでよ?」

お嬢「貴方、どなたですの?」

「は?」

「あたしはあたし。ドッペルゲンガーよ。変な冗談やめてよ。顔だって変えてないのに」

「それとも報酬をしらばっくれるつもり? それは許さないわよ?」

お嬢「ドッペルゲンガー………えぇっと、知ってますわよ。ですが」

お嬢「ドッペルゲンガーって貴方じゃないような」

「は? え? ちょっと何言って」

お嬢「そもそもドッペルゲンガーってどんな顔してたかしら。覚えがまったくなくて」

「! もういいわよ! 疲れたから帰るわ。この話はまた後で!!」バタンッ

お嬢「あ! あなた―――」

「はぁ、いきなりなんなのよあの態度って、わっ」

男「! すまない。車椅子だからとっさに回避できなくてな」

「こっちも前見てなかったからお相子よ。あぁ、そうだ、教会で――」

男「教会? 教会に行きたいのなら案内するぞ」

「いやいや、教会の場所を忘れるほどボケてないわよ」

男「そうか。知っていたか。なら他の場所がわからなければ俺かお嬢か、そこの酒場に行くといい。教えてもらえるだろう」

「………は?」

男「ようこそ。ここはどんな亜人でも受け入れてくれる場所だ。ゆっくりしていくといい」

「……………………え?」

男「さて今日は」

1.褒める (誰を)

2.叱る (誰を)

3.お仕置き (誰を)

4.交流(誰とどうする)

5.外出

6.狩り

7.教育

8.探索

>>427

今日はここまで

おやすみなさい

レイティアの一人称から達がなくなってる………

男「最近街の様子がおかしい」

男「お前、何かしたな?」

白鞘「なんじゃいきなり来て藪から棒に」

男「何を企んでいるんだ。何をやったって俺はお前にはついて行かないぞ」

白鞘「ほー。なるほど、貴様は今村で起きていることの主犯が儂じゃというのじゃな?」

白鞘「なるほどなるほど、そういった結論に至ったか」

男「何を考えているかは知らないが、俺を連れて行きたくて何か仕組んだんだろう?」

男「そんなに俺が食いたいのか」

白鞘「そうか、儂を………」

男「俺は最後まで………白鞘童子?」

白鞘「………」

白鞘「かっかっか。そうかそうか。儂が謀をして誑かそうとしておると」

白鞘「誇りある鬼の儂がそんなことをすると思っておるのか!!」ゴォッ

白鞘「貴様を思うて忠告した事をそう捉え、儂を馬鹿にして」

白鞘「貴様などもう食わんわ! 胃が腐り落ちるわ愚か者が!!」

白鞘「貴様などどこかでおっ死ね!!」バァン

タッタッタ

男「………白鞘童子では、なかったのか?」

~4年目 第48週~

お嬢「今週が最後ですわね」

男「そうだな。すぐに年が明ける。さすがに新年を祝う余裕はなさそうだ」

お嬢「来年、何か抱負はありますの?」

男「あぁ。変わらず亜人たちと人間の融和だな」

お嬢「トーラさんの夢でしたわね。人間に殺されたのに、その夢を変えないなんてトーラさんは立派ですわね」

男「お嬢は、なにかあるのか?」

お嬢「そうですわね………」

お嬢「わが民のためにこの身を捧げる。我が行動は全て民のために。ですの」

男「お互い変わらずか」

お嬢「えぇ。信念はなにがあれど変わりませんわ」

男「来年もよろしく頼む。お嬢がいなければここまでこれなかっただろう」

お嬢「………えぇ。そうですわね」

お嬢「わたくしも貴方を頼りにしてますわ」ニコッ

男「さて今週は」

【軍事力強化】 体×20

【村を発展させる】 技×20

【外交を行う】心×20

>>432

【外交を行う】 ミーア

ミーア「えへへ、今年最後の仕事はお嬢さんと一緒にです!」

お嬢「ドラコと一緒が良かったですわ―」

ミーア「えぇ!? 酷いですっ」

お嬢「冗談ですわよ。ドラコは愛してますけどこういうことには向きませんの」

ミーア「ですよねー。ドラコさんはちょっとがさつな、あ、愛してる!?」

お嬢「おしゃべりは置いといて早く行きますわよ。雪が積もってて予想以上に体力持ってかれてますの」

ミーア「こんな雪山にどんな人たちがいるんですかねぇ」

―――

――



【大失敗】

ドドドドドド

お嬢「なんですのこの音は」

ミーア「まるで雪崩みたいな………って、雪崩ですよっ!」

お嬢「………良い一生でしたわ」

ミーア「そんな悟った顔しないで! 走ってください本気で!!」

ミーア「わ、わぁああああっ!!」

~4年目 第48週 休日~

男「今年、最後の日か」

男「………何をしようか」

1.褒める (誰を)

2.叱る (誰を)

3.お仕置き (誰を)

4.交流(誰とどうする)

5.外出

6.狩り

7.教育

8.探索

>>435

5
教会

シスター「年末の礼拝ですか。結構なことですね」

男「今日はシスターなんだな。ドッペルゲンガーはどこへ?」

シスター「それは………」

シスター「ちょっとした病気でして、表に出てこれないのです」

男「そうなのか。大事にしてくれと伝えてくれ」

シスター「………男」

男「なんだ?」

シスター「全てが終わったとき………ドッペルゲンガーを褒めてあげてください」

シスター「あの子は貴方たちのために頑張ったのですから、報いがなければ可哀想でしょう」

男「それは当然のことだ。その時は記念碑でも建てようか」ハハハ

シスター「………えぇ、記念碑でも建ててあげてください」

シスター「ただ、他者の命を奪うのは、正義かどうか。どうなのでしょうね」

シスター「少なくとも神は認めず、いつか報いを受けることになるのでしょう。皆…」

男「シスター?」

シスター「えぇ、冗談です。我々は正義の戦いをしているのですから。我々が正義です。悪人には裁きを、それが我々の仕事です」

男「真面目な顔で冗談を言わないでくれ。少し怖くなる」

シスター「それはすみませんでした。こういう性分なので」

男「そうだな。それじゃあドッペルによろしく伝えてくれよ」

シスター「えぇ………」

シスター「………神様があの子に罰を与えるなんて」

シスター「悪い冗談………ですわ」

男「最後くらいは誰かと過ごすか」

男「最後に過ごすといえば…」

>>438

そりゃあミーアよ。

ミーア「もうすぐ年が明けますねぇ」ノンビリ

ミーア「こんな日に男さんと一緒にいれるなんて、私嬉しいです」

ミーア「と、特別な関係ですもんね」エヘヘ

男「あぁ。こういう日ぐらいは恋人と過ごすべきだと思ってな」

ミーア「恋人///」

男「違うのか?」

ミーア「そうですけどぉ。恥ずかしいですよぉ///」

男「恋人の言葉自体が恥ずかしいのか? 以前のミーアはもっと恥ずかしいことしてた気がするんだが」

ミーア「それは、暴走というか迷走というか…」

ミーア「思い出さないでくださいっ!」

男「あれを忘れるのは無理だろう。水浴びの時の小さい水――」

ミーア「口に出さないでぇええっ!!」

ミーア「男さんが私を選んでくれた時、本当は冗談だって思ったんです」

ミーア「こんな地味で、面白みのない私がナージャさんや他の人に勝てるわけがないって」

ミーア「ランハオさんとの時に、あぁやっぱり嘘だったんだって思ってしまって…」

男「そんな嘘がつけるほど器用じゃないさ」

ミーア「わかってるんです。だけど怖いんです」

ミーア「朝起きたら、すべてが幻で」

ミーア「この関係がただの夢になるかもしれないって」

ミーア「だから、ずっと男さんとずっと一緒に、最後まで一緒にいてほしいんです」

ミーア「これが現実なんだって、目が覚めるくらいに私を愛してくれませんか?」

男「ミーア………」

男「おいで。ミーア」

ミーア「はいっ」















チュンチュンチュンチュン

ミーア「ふにゃぁ~。新年ですね~」

ミーア「さて、朝ごはん、作って。おいしい朝ごはんを男さんに―――」

ミーア「あれ、男さん」

ミーア「どこいったんだろう」

~5年目~

男「………寒い」ブルル

男「ベッドが……硬い?」

男「ここは、どこだ?」

男「牢屋?」

~5年目 ?日目~

男「鉄の扉はあるが、壊せそうにない」

男「扉についた小窓から食事は貰えるが、そこから逃げれそうにない」

男「一体誰が…なんのために?」

男「くそっ。こんな時に!」

男「とにかく出口。出口を探さなければ」

~5年目 ?週目~

男「駄目だ………出口なんてものはない。脱走も無理そうだ」

男「食事も水も十分な量出るが、一体俺を捕えてなにがしたいんだ?」

男「………いずれ誰かが助けに来てくれるだろう。お嬢がいるんだ。信じよう」

男「ドラコやナーグルだってもう俺以上に強いはずだ」

男「………役立たずにならないように鍛えよう。助け出されたときに動けないなんてことにならないよう」

~5年目 第?月目~

男「はぁ…はぁ………」

男「どれくらいたった…?」

男「戦いはどうなった………?」

男「ミーアは……ミーアは無事だろうか?」

男「………皆」

コンコン

男「!」

「やぁ。久しぶりだね」

男「この声は………ベルグレインか? 助けに来てくれたのか?」

「ふふふ。よっと」ウネウネ

「スライムは姿を変えれるからこんなところからでも入れる。君はそうはいかないけどね」

男「ベル……グレイン?」

「あ、そうだったね。この姿は君は知らないんだった」

男「小さくなったか?」

ベル「とある人に僕の体をあげてね。小さくなってしまったよ」

男「他の皆はどうしてる? 助けにきてくれているのか?」

ベル「助けに?」

ベル「ふふ、くふふふふっ」

ベル「あーっはっはっはっ。馬鹿だなぁ君は」

ベル「嫌いな君を助けるわけがないだろう?」

男「嫌いだから俺の事を利用してやるって」

ベル「あぁ、それ? うん。だから利用してるじゃないか」

ベル「君をここに閉じ込めているのはね。お嬢なんだ」

ベル「僕はその計画に協力して、今は悠々自適な生活を送ってるよ」

ベル「君がいなくなったときは他のみんなは大騒ぎしてたけど、僕はそれを見てお腹が痛くなるほど笑っちゃってさぁ」

ベル「あ、もちろん表面にはだしてないよ?」

ベル「ミーアなんか見てて可哀想になるほど落ち込んじゃってさ。今でも君を探してるんだよ?」

ベル「男さぁん。男さぁん。って君も罪な男だなぁ」

ベル「意外だったのはナーグルも君の事を好きだったことかな。だめだよう? 変に期待させちゃあ」

ベル「愛するつもりも抱くつもりもないのに優しくしたからこうやって被害者が増えたんだ」

ベル「あはっ。あはははは」

男「ベルグレイン……ッ!」

ベル「なに怒ってるんだい。君も僕に酷いことしたじゃないか」

ベル「当然の報いだ! 心に刻み込まれた痛みは今も消えないのに!」

男「なぜ、なぜお嬢は俺を見捨てた」

男「お嬢も俺を恨んでいるのか!?」

ベル「あぁ。それに関してはお嬢だけじゃないよ」

ベル「古書娘さんもさ」

男「………!」

ベル「戦争に勝つためにはね綺麗じゃなくてはいけない。大きくなれば大きくなるほど美しくなければならない」

ベル「君は汚すぎたのさ。仮面をつけた黒影の人外染みた人間。人間と亜人の連合に、人でなしがいてはいけない」

ベル「もちろんお嬢は君を恨んでも嫌ってもいない。だけどみんなのために君を見捨てなければならなかったんだ。お嬢の辛さもわかってくれたまえ」

ベル「そういう意味ではレイティアも困ってたんだよねぇ」

男「レイティアも閉じ込めたのか!?」

ベル「んなわけないじゃないか。彼女は可哀想な可哀想な人間の被害者だよ? そんな酷いことできないよ」

ベル「彼女の体に僕の一部をあげた。スライムの特性が混じったというとわかるよね?」

ベル「一部の想定外は彼女の中にいた彼女たちが全員分裂して個々に分かれたことだけど、結果オーライさ」

ベル「戦力が増えて喜ばしいことだ」

男「ベルグレインッ!!」グイッ

グググ

ベル「あは、あははは。スライムの首を絞めても意味はないよ? 前に僕にしたみたいに火を押し付けないと。じゅじゅじゅって」

ベル「ここにはそんなものはないけどねっ。あはぁっ」

男「俺が、俺が今まで頑張ってきたのは―――」

ベル「それは安心していいよ。ちゃんと報われてる」

ベル「数と能力で人間に勝った亜人をお嬢達はちゃんと纏め上げた。戦力は拮抗…いやむしろ亜人が有利」

ベル「小さな国は降伏してるし、順調すぎて怖いくらいだ」

ベル「それも全部君のおかげだ。この革命が成功すれば君を知っている人は皆君に感謝するだろう」

ベル「だが、君は英雄にはなれない」

男「………殺せ」

ベル「え?」

ベル「やだなぁ。君にそんなことするわけないじゃないか」

男「もう俺はいらないだろう! 生きてても意味がないじゃないか!!」

ベル「あるよ」

男「は?」

ベル「君は今のところの不安。後輩にささげる生贄なのさ」

ベル「君ひとりであれを止めれるならそれに越したことはない」

男「………」

男「………殺せ、殺してくれ」

ベル「やだよ」

ベル「君にそんなこと、してやるわけないじゃないか」ニュルル

ベル「それじゃあさようなら。またいつか」

~?年目~

男「………」

男「………俺は」

男「……どこで、間違ったんだろうな」

キィイ

男「!」

お嬢「お久しぶりですわね。男」

男「大きくなったな。お嬢」

お嬢「えぇ。そちらは老けたかしら」

男「………」

お嬢「そんな怖い目で見ないでくださいまし。貴方をこんな目に合わせたことは心苦しく思っていますわ」

お嬢「ただ貴方はわたくしの輝きを曇らせる」

男「ここを開けたということは」

お嬢「えぇ。貴方の出番ですわ」

男「従うと思うのか? 俺が」

お嬢「えぇ。貴方は亜人のためにやってくれるでしょう?」

お嬢「もし不満があるならわたくしの首を絞めてくださいまし。わたくしが消えたところでわたくし達の勝利は揺るぎませんし、皆は止まりません」

男「………殺さないさ」

お嬢「あら、いいんですの? あなたをこんな目に合わせた張本人ですのよ?」

男「殺してなんかやるもんか。お前が望むことをしてなんかやるもんか」

お嬢「………あなたも十分、酷いお人」

男「ミーアや他の奴のために、捨石になってやるよ」

男「俺ができる最後のことだ」

後輩「………久しぶりでありますな」

男「あぁ……何年振りだろうな」

後輩「私は、私は先輩を手に入れるために、今までの全てを裏切ったのであります」

後輩「唾棄すべき亜人に魂を売って、貴方を手に入れたのであります」

後輩「愛してくれなんて言えないでありますけど」

後輩「私は貴方をずっと思ってたのであります」

男「俺は、お前を捨てたんだぞ?」

後輩「だから私は貴方を追いかけたのであります」

後輩「貴方が望むから亜人を打倒し、その願いだけを追ってここまで来て」

後輩「やっと貴方に追いついたのであります」

男「俺は………俺は」

男「>>452

お前を殺さなければならない。帰るために

男「お前を殺さなければならない。帰るために」

後輩「………」

後輩「そう、でありますか」

男「剣を構えろ。俺だって、ぐぅぅ……」グググ

男「戦えるんだ――っ」

後輩「素手で、戦うつもりでありますか」

男「あぁ。そうだ」

後輩「では、さようなら男先輩殿」ザシュッ

男「―――」

後輩「愛し、て」

後輩「おりま………す」バタンッ

男「―――後輩!」

男「なんでだ、なんで………」

ベル「やぁやぁ。最後まで君はなんて酷いんだ」

ベル「自分の事を心から好いている女性に自分を殺せと言うだなんて」

ベル「無理に決まってるじゃないか」

ベル「この子を殺したのはほかでもない君の無神経ささ」

男「………ベル、グレイン」

ベル「君は後輩ちゃんに連れられどこか遠くへ消えてくれると思った」

ベル「なのに、後輩ちゃんは死んじゃって、君は生きてて。どうしようかってお嬢と話してたんだ」

男「俺も殺すのか? もう用はないだろう」

ベル「うん。ないよ」

ベル「だけどお嬢は殺さないってさ。君をどこか遠くへ追放する。命は取らないし、こっちに関わってこない限りそちらへもう危害を加えることはない」

ベル「破格の条件さ」

ベル「どうする命あっての物種だと思うけど」

ベル「お嬢の好意に甘えるかい」

ベル「それとも、僕とお嬢を殺してミーアのところへ行くか」

ベル「選択肢は二つ、君はどっちを選ぶ」

男「………」

1.お嬢に従って遠くへと消える

2.ベルグレイン達を殺してミーアのところへ行く

ベル「よく考えたまえ。きっと君はより良い方へ行くための答えを聞いているはずだ」

>>456

どっかにヒント提示されてたはず……
安価下

では↓1~3までの多数決にします。

男「わかった。………従おう」

ベル「うん。それがいいよ」

男「………」ギュッ

ベル「君をこっそり遠くまで連れて行ってあげる」

ベル「これで、さよならさ」

男「あぁ………さよならだ」

お嬢「準備をさせる暇なんてありませんので、このまま連れて行きますわよ」

男「持っていくものなんてないだろう」

お嬢「相応の金銭はお渡ししますわ。一生困らないほどの」

男「いいのか?」

お嬢「えぇ。それくらいしかできませんもの。償いにはならないでしょうが」

男「………償い、か」

お嬢「どうしましたの?」

男「俺は誰に償えばいいんだろうな」

お嬢「貴方は今まで十分に立派にやってましたわ。償う必要なんて」

男「ここまで来たのは俺が原因だ。命を奪うことが罪なら、俺はどれだけ償えばいいんだろうな」

男「これが報いか? ………いいや、いずれ受けるんだろうな」

お嬢「その時は私も酷い報いを受けていることでしょう。だが後悔はしてませんわ。こうして世界は本当の平和を迎える」

お嬢「………私は、貴族になれたかしら?」

男「さぁな。その答えを俺は知らない」

お嬢「………貴方を隠したわたくしが……貴族だなんて、名乗れませんわね」

男「……民のために全てを捧げることこそ貴族の責務であり、誇り…か」

男「俺はお前の事は友と思っていたのだがな」

お嬢「………男」

男「長話をしていて、二人でいるところを見つかるといけないだろう。俺はもう行くよ」

お嬢「ごめんなさい………男」

男「ありがとう………お嬢」

~6年後~

男「………亜人党と人間党の崩壊か。お嬢がやったのかな?」

男「これから混ざり合って混ざり合ってどうなるんだろうな。人間は消える?」

男「………まぁ、俺には関係ないか。遠い世界の話だ」

コンコン

男「誰だ?」

「へい、旦那。今週の食糧と先週言われた消耗品を持ってまいりました」

男「いつも済まないな。こんな足では里まで下りて買い物をするもの一苦労でな」

「あぁ、それと」

男「何か新しい商品でも?」ガチャッ

「いえ、客人が」

「男さんっ!!」

男「!!」

ミーア「ずっと、ずっと探したんですからねっ!」

ミーア「やっと見つけた。見つけました! あなたはやっぱり夢じゃなかったっ」グスッ

ミーア「ずっと一緒にいるって。約束したから、私はいっぱい、頑張って」ウルウル

ミーア「う、うえぇぇぇんっ。頑張ったんですよぉぉぉぉ」ポロポロ

男「ミーア………っ」ギュッ

「あ、お邪魔みたいで。それではあっしはこのへんで」

ミーア「何度も季節が巡って、あの時よりずっと大人になって」

ミーア「でも、あなたが全然見つからなくて」

男「すまなかった。ミーア」

ミーア「男さんの嘘つき…っ」

ミーア「男さんの裏切り者………っ」

ミーア「男さんの………」

ミーア「大好きっ」

男「愛していたよ。ミーア。会えないときもずっと」

ミーア「もう一度約束です。私を愛してください。これからずっと」

ミーア「いまわの際まで」

ミーア「最後まで愛してください」

男「あぁ。もう二度と消えない。愛しているよ。ミーア」

ミーア「―――はいっ!」ニコッ

ここまでお付き合いいただきありがとうございました。

他の皆ですが

お嬢→政治家になり、亜人と人間の融和に尽力する

メイド→お嬢の手伝いをしながら傍らで戦災孤児を育てる孤児院を作る

ドラコ→お嬢の護衛となって、反対派や過激派から守り通す

リオネシア→酒場に鱗娘たち4人を加えて穏やかに過ごす

メルメル→戦後、旅に出て各地を放浪する。

ナーグル→子供達を教育する学校を作り、校長となる

ベルグレイン→稼いだ財産で死ぬまで悠々自適に過ごす

ニケライト→ベルグレインを困らせる毎日を過ごす。

ジョゼット→仕立て屋と共に亜人に合わせた服装を生涯にわたって研究する。

古書娘→戦争の歴史を編纂する傍ら、黒い衣を着た勇者の話を執筆し、ファンタジーとして評価を得る。

魔女→黒い女を探すため六瓢連とクロと共に旅に出る。

道具屋→道具屋を廃業し、ナーグルの学校へ通いそのまま就職する

棟梁娘→戦災復興と共に亜人と人間が共通して過ごせる街づくりをお嬢と共に行う。

ドッペルゲンガー→人に認識されなくなり、山奥の教会でひっそりと暮らす

発明家→故郷へと帰り、魔導技術を発達させ、魔術教会と敵対する。

忍者→故郷へと帰り、行方を眩ます。

白鞘童子→行方不明

カグヤ&メリー→新聞社を立ち上げ、世界各地へ新聞を届ける。

六瓢連→世界の怪我人や病人を助けるために魔女とクロと旅をする。

ネイド→ナーグルの学園で教師になる

コバン→誰とも会わなくていいように、ナーグルの学園でひっそりと図書館の管理者をしている。

レイティア→個々人に分裂し、世界の美食を制覇するべく努力している。


それでは次のSSでお会いできればうれしいです。

大まかなフラグですが

後輩の有無
ベルグレインの怨恨
ベルグレインの好感度
戦力と実績
知名度
黒い女
白鞘童子の提案
お嬢の計画
最後の選択肢

でした。

ミーアルートの場合はランハオとの親交も必要となってました。

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2017年11月12日 (日) 21:27:25   ID: RAbBH7JV

やっと追いついた 楽しみに待ってます

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