喜多見柚といちごパスタ ストロベリータチバナの惨劇 (31)

タッタッタッ

柚「はあっ、はあっ、はあっ…」タッタッタッタッ

ピッ

柚「行き止まり!?ど、どうしよう……」



キシャァァァァァ



柚「え!?……も、もう追いついてきた……の?」ガクガク

柚「だ、誰かぁ……プロデューサー…穂乃香ちゃん…あずきちゃん…忍ちゃん……助けt」グスッ



?「キシャァァァァァ!」ウネウネ



柚「や、やだ……やだよぉ…柚、まだやりたいことが…………」ブルブルブル

?「ゴバァァァァァ」シュルシュルシュルシュル



柚「な、何?触手?!…手に絡み付いて……う、動け……ない」ガクガクガク



?「キシャァァァァァ!」





柚「い……いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1507505893

柚がいちごパスタを食べる話です



こちら、独自の設定がありますので、よろしくお願いいたします

――時は遡る

巴「頼めば作ってくれるけぇ。じゃったら今度一緒に食うてみるか?」

柚「ものすごく罠な予感しかしないけど、好奇心に勝てない!再挑戦しよう!」



忍「……え、終わり?結局どうだったの?」

柚「いやーこれは話じゃ伝わらないかなー♪実際に試してみない?気になるでしょ」

あずき(あ……これきっと道連れ大作戦だ……)



巴「というわけ何じゃか、そっちはどうじゃ?」

ありす「問題ありません。先日、スイーツファイブの皆さんに新しいレシピを教えてもらいました。皆さんを、気絶できるぐらいおいしいって言ってもらえるものを用意します」フンヌッ

巴「おおっ、そいつは楽しみじゃ。期待しておるからのぅ」

ありす「はいっ!お任せ下さい」

――約束の日

ありす「はい、お待たせしました。橘流いちごスパゲティパンケーキになります」

あずき「」(あ、やっぱり)

穂乃香「」

忍「」

柚「」チーン

ありす「どうかしましたか?せっかく栃木からイチゴパスタの麺を入手できましたから、まずは皆さんにと」

巴「ウマい!ウマいのぅ!ありす、これはまた格別じゃ!」パクパク

ありす「ありがとうございます。上の生クリームはリコッタチーズを交ぜてより爽やかさを求めました」

巴「それにこのハチミツ。純正か何か知らんが、くせになる味じゃのぅ!」パクパク

ありす「ネネさんが言うには、純正に近いとえぐみがあって大人の味になると聞きますが、さすがは巴さん。もう大人の味がわかりますか」

巴「大人かどうかわからんが……おかわりじゃ!」

ありす「はいっ!」マンメンノエガオ



忍(ど、どーすんのよコレ!)

穂乃香(ぴにゃこら太……私を助けて)

あずき(現実逃避大作戦!?何とかやり過ごす……柚ちゃん?)

柚「イチゴコワイ……ナンデパスタニパンケーキ?」

忍(まずい……何とかしないと)

あずき(……忍ちゃん。柚ちゃんだけ逃がすのを手伝って)

忍(どうするの?)

あずき(待ってて)ピピッ

♪~ヨロコビーアフレルーウターゴーエーニー

あずき「で、電話だよ!もしもしっ?プロデューサー?あ、柚ちゃんですか?じゃあそっちへ向かわせますねっ(棒)」ピッ

ありす「柚さんにお仕事ですか?」

あずき「そうみたいなの。だから柚ちゃんだけ抜けるけど、いいよね?」

巴「こんなにウマイもんを目にしながらか……じゃが、仕事なら仕方がないのぅ」

柚(あずきちゃん…みんな……)

忍(ここは食い止めるからさ)

柚「い、いやー。仕事だから仕方がないなぁ。せっかくパワーアップした橘流を試すいい機会だったのにねー(棒)」

ありす「それでしたら、また作ってあげますよ。柚さんの今度の休みは……」

加奈「次の金曜日ですね。ありすちゃんも偶然休みです」ニュッ

巴「なら大丈夫じゃな。ほれ、何をモタモタしとっか。プロデューサーに呼ばれとるんじゃろ?」

柚「あー、あはは。じゃ、じゃあねー」タッタッタッ

加奈「それでは私はこの辺で」イソイソ

ありす「加奈さんはどうぞ座ってください。柚さん用でしたが、せっかく作ったのは勿体ないですから」グイッ

あずき「そうだよ。道連れは沢山の方が割当が少なくなるんだよ」グイッ

忍「ごめん。でも今は逃がさないよ」グイッ

穂乃香「ぴにゃこら太よ。我に力を」グイッ

加奈「えっ、えっ、えーっ!」



あずき「」チーン

穂乃香「」チーン

忍「」チーン

加奈「」チーン



巴「おおぅ、皆気絶するまで食わんでも……」

ありす「でも本当に気絶するまで食べてくれて嬉しいです」カンドウ

あずき(イチゴコワイ、パンケーキコワイ、パスタコワイ)

穂乃香(し、しばらくスパゲティは食べられません……)

忍(やっぱり道連れだったか……)

加奈(なんで私まで……ガクリ)



さくら「こんにちはー!……うわー!」

泉「どうしたのさくら!……こ、これは」

亜子「いちごパスタの被害が拡大したっちゅうんか……」

さくら「と、とりあえず医務室へ」

泉「三人じゃ無理……誰か応援を」

亜子「今時間なら……あ、あきえもん?ウサちゃんロボ貸してや」



晶葉「まったく、人騒がせな」

亜子「勘忍やで」

――事務所

穂乃香「というわけで、柚ちゃんにマトモなイチゴパスタのを食べさせるためにご協力をお願いします」フカブカ

かな子「まともって……うーん」

まゆ「それに、あれはスイーツなんですか?それともパスタ料理?」

忍「やっぱり皆さんでも難しいですか……」

愛梨「ありすちゃん、パンケーキはおいしくできていたんだけどなぁ」

響子「そうするとやはりパスタの方ですか……」

あずき「つまりデリシャスイチゴパスタ大作戦ですねっ」

志保「そもそもスパゲティじゃなきゃダメなのかな?ラビオリとかマカロニとか」

葵「昔、素麺にアイスクリームを乗せてアイスヌードルなるもんがあったのは知ってるっちゃ……でもそれとは違うっちゃ」

法子「あれはドーナツ乗せたぐらいしゃどうにもならないからね……」

加奈「……乗せた事があるんだ」メモメモ

瑞樹「甘いいちごシロップを絡めたスパゲティね……冷やせば食べられるってプロデューサからは聞いたけど」

光「だか、ありすのアツアツを食べてほしいという願いは叶えるべきだと思う!それがヒーローの」

麗奈「なら、アンタが責任もって全部片付けなさいよ」

光「ゴメンナサイ」

薫「ありすちゃんは基本がしっかりできないうちに、応用を始めた性質だからねー」

舞「まず、スパゲティの茹で方からキチンと学んで欲しいのですが……」



あずき「あれ?いつの間に人数増加大作戦?」

加奈「むしろいちごスパゲティ被害者の会ですか?」

穂乃香「とりあえず要点をあげるなら」

忍「いちごスパゲティをどうにかする……かな?」

まゆ「まとめ過ぎて、一番の問題点だけが浮き出てません?」

響子「といってありすちゃんに作るなと言うのも憚れますし……」

ウィーンガタガタ

薫「そーいえば、もーそろそろだねー」

瑞樹「あら?そんな時間?」

舞「そうですね。ビデオはたった今さっきですが、起動していますし」

加奈「そういえば御三人が出演したテレビの時間ですね」

薫「千枝ちゃんと唯ちゃんもいるよー」

瑞樹「今回はハリネズミ風ミートローフよ。いわえるミートローフにパスタの細かいのを入れて膨れ上がったのがハリネズミみたいって感じなのよ」

舞「焼いていくと、パスタがハリネズミみたいに浮き上がってくるんですよ」



かな子「細かく切ったパスタ……」

愛梨「中に入れる……」

まゆ「いいですねぇ~」

響子「少し、重そうですが……」

法子「ならドーナツに」



瑞樹「どうやら決まったみたいね」

『千枝「唯と」』

舞「楽しみですね」

『唯「千枝の」』

薫「あーっ、もう始まってるよー」

『二人「ぽてとまっしゃー料理帖!」




志保「とりあえずラビオリを使ったフルーツグラタンがお昼ですよー」

瑞樹「へぇ、チーズの代わりに程よく蜜が焦げたクレープが乗っているのね」

かな子「クレープやワッフルはパンケーキの系譜ですし」

薫「いただきまー!熱っ、熱っ」

舞「ほら、慌てて食べないで。もう少しふーふーして食べようね」

さくら「へーっ、ホワイトソースの代わりにプリンなんだ」

泉「それにラビオリに重ねて、さらにイチゴジャムでアクセントをつける」

亜子「ドライフルーツもフルーツグラタンに合うんやな。これなら」

愛梨「いえ、これは私達の趣味で作ったものですのでありすちゃんには難しいですよ」

亜子「そうなんや。でもこれなら、アイドルが作ったと入れればナンボでも」

ちひろ「土屋?」

亜子「ひいぃぃぃ!」

今から仕事なんで一旦切ります

あ、さっきのフルーツグラタンですが、ラビオリの中にドライフルーツが入っているのをイメージしてください

――数日後

専務「以上だ。次のフェスタはいつもよりレッスン期間が短くなり申し訳なく思う。だが、諸君なら決して」

奏「いいわ、任せてもらえるかしら」

周子「それぐらいの逆境で、アゴを上げる人なんていると思われたら困るからね」コンコーン

フレデリカ「フレちゃん、飛魚の出汁より鰹出汁がいいなー」

唯「そっちのアゴじゃないよー☆」

文香「ちなみにアゴを上げるとは、根を上げるという意味になります」

アーニャ「ニェット……決して諦めません」

専務「うむ、期待している。では解散!」



オツカレー オナカスイターン フレチャンマワラナイオスシガイイナー ジャアミヤモトサンノオゴリデ エー



ありす「ふぅ……」

凛「お疲れ、ありす。どう?次回のフェスタは?」

ありす「問題ありません。大丈夫です。でもそうすると」

奈緒「ん?どうした?何か悩み事か?」

加蓮「何かあるなら相談に乗るよ」

ありす「はい。実は……」

フレチャンマグロー ソノマグロユイガイタダキー アーニャハナニガイイ? ダーイクラヲ

奈緒「結局回る寿司なんだ」パクパク

加蓮「まぁ、最近は寿司以外のメニューが豊富だもんね」ポテトパクパク

凛「で、ありすだけど、金曜日までにいちごパスタを練習できる余裕がないって?」パクパク

ありす「はい……柚さんに今度こそあっと言わせるいちごスパゲティを食べてもらいたくて」イチゴムシャムシャ

加蓮「あれ?前はいちごパスタだったよね?いつの間にスパゲティになったの?」

ありす「はい、せっかく栃木からいちご果汁が入ったスパゲティの麺を入手できましたから、本物のいちごパスタを名乗るなら……と思いまして」

凛「そっか……ありすなりのこだわりなんだね」

奈緒(……どーすんだ?みんなが考案したいちごパスタを教えてるなら、期間が短すぎるぞ)

加蓮(最悪なのは、時間がないからとそのままで出して……また柚のトラウマになるだけだもんね……)

凛(かといって、あちこちと練習していたらありすの体力が)

文香(心配はいりませんよ)

奈緒(こいつ……頭に直接…)

奏(何を今更。時間ならあるじゃない、うちのパッションさんに頼めば)

凛(パッション?)

奈緒(ゆるふわさんか)

藍子「くしゅん!くしゅん!」

モバP(今回は藍子P)「だ、大丈夫か、藍子!?」

藍子「大丈夫ですよ。ただのくしゃみです」

藍子P「ほっ……俺はてっきり夜遅くまで」



未央「夜遅くまで何かな?」

茜「担当アイドルと営んでいたのですね!?」

チガウチガウキノウハヤッテナイ! キノウハ?キキマシタカアカネサン ハイッ!コレハトリシラベガヒツヨウデス!

藍子「でもどうしたんだろう?智絵里ちゃんでも噂したのかな?」

智絵里(違うよー)

藍子「じゃあ、誰なんだろう?」

ワーワー

――次の日

藍子「おはようございます」ガチャ

加奈「目標確認!」

晶葉「いけっ、ウサちゃんロボ達!ゆるふわ度が一番高いパッションだ。捕らえろ!」ゴー

ロボ「ウサー!」ガシッ

藍子「えっ、ちょ、ちょっと―――どこへ連れて」





藍子「で、連れて来られた訳なんですね」プンプン

凛「怒ってる藍子かわいい」(ごめん)

加蓮「ぷんぷん怒ってるのがかわいい」(ごめんなさい)

奈緒「本音」

奏「まぁそれはともかくとして、うちのありすの犠牲……被害……食べ物は粗末にしてはいけないの。だから」

藍子「ありすちゃんって一体……」

文香「ありすちゃんと、この事務所の為にお願いします」

藍子「はぁ……わかりました。で、何をすればいいのですか?料理なら他の人にも……」

一同「ゆるふわあーちゃんの力で時間をなんとかして下さい」

藍子「」

光「説明しよう。ゆるふわあーちゃんとは、藍子さんが時の管理人となり、時間が流れる速度を自由自在に操ることができるすごいヒロインなんだ!」

麗奈「説明乙。さぁ続けるわよ」



藍子「えーっ、あんなことするのはもう嫌です!」
(だから昨日、くしゃみが止まらなかったんだ……)

周子「別に裸になるわけじゃないし……対価に私の尻尾でも見せようか?」コーン

フレデリカ「ならフレちゃんはフランス名物ヴェキラプトルの焼酎漬けをしんてー!」

アーニャ「シトー……フランスはまだ中生代白亜紀なのですか?」

藍子「見ませんし、いりません!……もう仕方がないですね。でもこれはありすちゃんの為ですからね。決して説得に応じたわけじゃありませんからね!」

奈緒「デレた」

凛「デレたね」

加蓮「デレました」

藍子「んもぅ……いきます」

藍子「時の流れは変わらないけど、ゆっくりしたりセカセカするのは自由自在」

「時の配給員、ゆるふわあーちゃん参上ですっ!【衣裳名:戦乙女制服】」バーン

「ゆるふわあーちゃんの、ゆるふわたーいむだよっ!お願いっ♪時間よ、オルゴールの音色の様にゆっくり流れてぇぇ!えーいっ☆☆☆(魔法少女風に)」キラキラリーン



藍子P「」●REC

藍子「ちょっとぉー!!」



凛「これで、ここの空間は時間がゆっくりしか動かないね」

プロデューサー!ナニヲトッテイルンデスカ!

奈緒「たしか、この空間での一時間が元の5分ぐらいしか進まないはず……」

イヤー、ウワサノユルフワアーチャンヲ

文香「ではありすちゃんと料理人の皆さんを呼びますか」

モー、ダカラヒトマエデヤリタクナカッタノニー

唯「ところで、藍子ちゃんとプロデューサーちゃんって、どんな関係かな☆」

奏「何を今更?」

唯「だって気になるじゃん♪本人の口から聞きたいしー☆」

藍子「えっと……関係ですか…」





「まだ二回だけです(///)」

唯「」

奏「」

フレデリカ「」

周子「」

文香「」

凛「」

加蓮「」

奈緒「……お熱いことで」

藍子「えっ?えっ!?……えーっ!!」(勘違いに気がつきました)

――数刻後

ありす「文香さんに呼ばれたのはここでしたか?」ギイィ

かな子「あ、ありすちゃん。待ってたよ」

愛梨「今日は、イチゴパスタパンケーキについてアドバイスしてあげるね」

ありす「えっ?えっ!」コンワク

響子「レッスンに時間が取られて、今まで練習出来なかったんだよね」

まゆ「だから、藍子ちゃんに時間は流れないようにしてもらいましたし、あとはゆっくりいきましょうねぇ。ぜーんぶ、まゆたちにお任せですよぉ」

ありす「皆さん……ありがとうございます。ふつつか者ですがよろしくお願いしますっ!」フカブカ



文香「どうやらいい方向に進みそうですね」

奈緒「とりあえず藍子の復活を待たないと、永遠に時間がゆるふわ状態だけどな」

藍子「」チーン

周子「まぁ、多分だけど終わるまでには戻っている……といいね」コーン

唯「ところで夕美ちゃんは、プロデューサーちゃんとはどんな関係なのかな?」オソルオソル

夕美「Pさんと?……えっと」



「前とお口は、中や外にたくさんしたけど、後ろはまだ」

唯「ごめんなさい。唯が悪かったです」

…………
……

愛梨「で、ゆっくりひっくり返せば」

ありす「で、できました。皆さんとの合作のイチゴパスタ入りパンケーキアラモードですっ!」

かな子「おめでとうありすちゃん」

ありす「ありがとうございますっ!これで柚さんに」



穂乃香「そういえば最近会っていませんね」

あずき「脱走大作戦?」

忍「どうしよう……これじゃあありすちゃんの努力が無意味になっちゃうよ」

晶葉「よし、ロボ達。総出で柚をサーチするんだ!」

ロボ「ウサーっ!」キュイィィィィィン

夕美「じゃあ私も手伝うね。召喚呪文で」リクラクララックライラック

ボンッ

ビオラン○「キシャァァァ」

夕美「」

奈緒「何をどうすればビオラ○テが出てくるんだ!」

ビ○ランテ「キシャァァァ」シュルルルル



加蓮「あー、柚を捜しにいっちゃったよ」

ありす「さすがにあれは……」

夕美「ま、まぁ、待っていれば捕まえてくるよっ」コンラン

忍「元‘柚’だったモノとかだけはやめてね」

泉「どうやら……二階にいるみたい。今、智絵里さんから連絡があったよ。あと桃華が泡を吹いて倒れたとか」

亜子「一応、薔薇の怪獣だからやで……」

さくら「桃華ちゃんは尊い犠牲に」

夕美「やめて」

――冒頭の続きです

あずき「うわぁ……柚ちゃんがぐるぐる巻きにされてるよ」

晶葉「……ロボ、なんとかしてやれ」

ロボ「ウサー!」ジョキ

バサリ

ビオ○ンテ「キシャァァァ」キラキラ

さくら「○オランテが消えてく……」

柚「うぅぅぅ……」

穂乃香「よかった。柚ちゃんは生きてるよ」



柚「どうして怪獣を呼ぶの!?ぐるぐる巻きにされて、恐かったんだからぁ!!」ガクブル

夕美「ご、ごめんなさい。ハエトリソウやモウセンゴケの方がよかったよね」

ありす「いえ、論点がズレてますが」

柚「というか、約束の日って、まだだけど?」

かな子「まぁまぁ、パンケーキinいちごパスタどうぞ」

柚「」

愛梨「大丈夫ですよ。今回は私たちの監修付きですから」

柚「ホント?食べられなかったら、私アイドル辞め」

凛「喜多見?」ギロリ

柚「スミマセンデシタ」

柚「じゃ、じゃあいただきます」オソルオソル

サクッ パクッ

ありす(どきどき)

柚「へぇー、パンケーキの中にパスタを細かくしたのが入ってるんだ。それがいちご飴?何かコーティングされたのが味のアクセントになってるよ」

ありす「で、では……」

柚「おいしいよ、ありすちゃん」

ありす「……はいっ!」マンメンノエガオ



かな子「よかったね、ありすちゃん」グスッ

響子「頑張りましたからね」

さくら「これでいちごパスタの被害は抑えられるかな」

あずき「では私たちはお片付け大作戦といきましょうか」

加奈「……飴を作ったり、パスタを砕いたりいろいろやりましたし大変ですが頑張りましょう」

…………
……

「UEPに反応……低速移動中。距離フタマン、方位255度、方位変化は左」

「……やつだ、U-XⅢ号だ」

「よし、水中光Wi-Fiを使え……眠り姫を起こす。航走を確認後、甲標的を出す」

「了解!」



「ソナー音!おそらくソノブイです。探知されましたが、いかがされますか?」

「ソノブイということは航空機によるものですよね……なら全力で離脱します」

「お母様……」

「大丈夫よ……お父様も守って下さるわ」

「っ!魚雷航行音8!!近い!」

「機関最大全速前進。デコイ放出!大丈夫、航空機のなら短魚雷のはずよ……一発や二発」

ドォオオオオ

「きゃああああ!」

「お母様ぁぁ!」

「くっ、被弾!損害報告知らせ!」

「左舷ロケット発射口被弾浸水中!」

「機関室浸水!目下排水中!!」

「前部発射管室応答なしっ!!」

「電池室ガス発生!」

「どういうことですか……彼等の兵器はそんなに威力が」

「いえ、これはおそらく潜水艦によるものかと」

「潜水艦……まさか、あの人をやった……」



「サブマリン707号!」

「甲標的、目標を捕らえました」

「よし、沈まない程度に攻撃。……うまく降伏してくれればいいのだが」

「我々があゆみちゃん……いえ、敵討ちなんて思ってはいけません」

「その通りだ、南郷くん。彼にも娘はいたと」



「機関室浸水止まりません!」

「融合炉への電源止まります!」

「もはやここまでのようね……いえ、まだ」

「お母様……」

「この子達だけは脱出させます。艇の用意を」

「はっ!」

「……アイ、ケイ、レイ。お母様は少しだけやり残したことがあるの。先に帰っていてちょうだい」

「お母様っ!いやです!」

「わがままはダメです。お父様も見てます。きっと笑われますよ」

「でも……」

「そこのお前。この子達を連れて脱出しなさい」

「脱出の後私は」

「好きにしなさい」

「(ギラリ)はっ」

「最後の手段です。体当たりを持って彼等に一撃を」

「しかし、今だ探知できておりません……ん!爆雷!?来ます!」

「くっ……せめて娘の無事だけでも」

U結社、かつての総統レッド夫人ゆう。守るべき娘に危機が迫りつつあるのをまだ誰も知らない……

次回『アユマリン707R Mission:03 第11話「愚行の葬列」』



奈緒「なぁ……二期の最初でアーサーも『好きにしろ』って言ってあゆみちゃんを……」

杏「リスペクトじゃないといいんだけど……」

比奈「またまた憂鬱フラグっスね」

由里子「……最近、飛鳥機長と土門隊長が出てこないじぇ」

三人(またそれか!)


バタン



奈緒「ん?」

あずき「あああああ」

比奈「どうしたっス?」

さくら「ありすちゃんが!!」

杏「ありすがどうしたの!?」

バタン

奈緒「ありすっ!」

「あるときはクールタチバナ、またあるときはブラックアリス」

「されどその正体は!!」

「イチゴの妖精、ストロベリーアリスです!私、とっても甘いですよ」



みく「だからって、ハンバーグにイチゴを入れるにゃあ」ガクリ

輝子「マイフレンズはイチゴとは協力できない……フヒ」グタッ

加蓮「イチゴ味のフライドポテトなんて……」バタリコ

奈緒「かれーん!」

比奈「余計に被害拡大っス?」

杏「とりあえず撤退を……」

ありす「逃げられると思いましたか?」スッ

由里子「ひぃぃぃぃぃ!」



ありす「さぁ、いっつあしょーたいむです」

四人(あ、死んだ)

…………
……

比奈「もうイチゴは勘弁……ス、むにゃむにゃ」

奈緒「すーすー……あ、ありす。それだけはそれだけは」



藍子「みんな悪夢でも見てるのかな?」

藍子P「まぁ、ここの時間はゆるふわ中だから5時間ぐらい大丈夫さ」

藍子「なら……朝の続き…………大丈夫ですよ」

藍子P「朝の……いいのか?」

藍子「はい……みんな寝てますし、誰も」

藍子P「な、なら……」モミッ

藍子「あっ……Pさんっ」ブルッ



ちひろ「はいはーい、何もやるなとは言いません。でも、事務所ではしないで下さいね」

藍子P「」チーン

藍子「っ……ひちろさん!」

ちひろ「あらあら、混乱しすぎて名前をきちんと言えてませんね」

藍子「あわあわ……どこから」

ちひろ「んー、一回目のお腹を触られて『きゃん(///)』ってところからですね」

藍子「ーっ!!」

ちひろ「あ、そうそう。夕美ちゃんに会ったら、後ろでやる時は、事前に必ず洗浄するように伝えていただけますか?」

藍子「●¢◆§※!」



ちひろ「若いっていいわね~」



(o・▽・o)&(●・▽・●)おわりだよー

本来

「私、小学生だからまだすっぱいですよ。味見しますか?」

なんてセリフにしていたけど、さすがに……ね

では

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