京太郎「臨海高校!」智葉「麻雀部!」明華「その2!」 (656)



※咲-saki-のSS

※京太郎もの

※基本非安価

※のんびりまったり



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1506966819


前スレ!

京太郎「臨海高校!」智葉「麻雀部!」
京太郎「臨海高校!」智葉「麻雀部!」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1495641454/)



もうちょっとだけ続くんじゃ

そんじゃこっちでもよろしくっすー


新スレでの初投下ー

とりあえず阿知賀パート
みんな大好き阿知賀パート


―――【晴絵部屋】


京太郎「とりあえず、俺ってなにが目的で拉致られたんです?」

晴絵「人聞き悪いなぁ」

京太郎「事実だし」

晴絵「まぁ否定はしないけど……で、目的としては話した通り」

京太郎「え、マジでライバル校の成長手伝うの?」

晴絵「あんたの訓練にもなるでしょ?」

京太郎「いや、智葉さんたちの邪魔することになるし」

晴絵「しかし情報は得られるよ?」

京太郎「ぐ、ぐぬぬ」

晴絵「……できるなら、来てほしい、かな」

京太郎「ず、ずるいなぁ、わかったよ……その代わり情報は漏らすから」

晴絵「良いよ、臨海にだけなら」フッ

京太郎(すまんみんな! しかし、しっかり弱点とか見極めて帰るからな!)

はやり「疎外感」

晴絵「来ます?」

はやり「お仕事あるからなぁ~近いから来たけど」

晴絵「そっか~残念だな~京太郎と二人きりだな~」ニコニコ

はやり「むぅ! 京ちゃん、晴絵ちゃんに手を出したりしちゃだめだからね!」

京太郎「しませんよ!」ハハハ

晴絵(こいつ……)



―――【阿知賀学院:麻雀部部室】

ガラッ

晴絵「私たちの城にいらっしゃい!」

京太郎「へぇ~思ったより綺麗」

晴絵「思ったよりってなにさ」ジト

京太郎「晴絵さんの部室だから……」

晴絵「ちょ!」

京太郎「てか自動卓だ、やっぱいいなぁ」

晴絵「手積みも好きだけどね」

京太郎「嫌いとは言ってない」

晴絵「まぁ望たちとも手積みでやってたもんね」

京太郎「そうだよ」

晴絵「さて、足音が聞こえてきたしそろそろだね」

京太郎「?」

ガラッ

玄「おはようございます!」

宥「おはよーございまーす」

晴絵「よ! おはよ!」

京太郎「あ、どうも」ペコ

玄「え、あ、き、昨日の!」

宥「あ、えっと……ど、どうもこんにちは」ペコリ


玄(昨日のおにーさん、先生の……!?)

宥(先生の彼氏さん……大人だぁ)



京太郎「昨日ぶりです」ニコッ

宥「あ、はい」コクリ

晴絵「今日はこの京太郎があんたらの麻雀の練習台ってわけ」

京太郎「おいこら」

晴絵「間違ったことは言ってないでしょ?」

京太郎「そうだけどなぁ」

玄「なるほど! よろしくお願いしますです!」ビシッ タユン


京太郎(なんつーおっぱい姉妹)

晴絵(こいつ、おっぱいに興味津々!)


宥「えっと、よろしくお願いします」ペコリ タユン

京太郎(昨日もおもったが、さすがだ……)

ガラッ

灼「おはよ……っ!!?」ビクッ

晴絵「あ、おはよー」

京太郎「あの子は?」

晴絵「二年の灼、そして部長」

京太郎(あ、二年なんだ……うちにもロリ枠だとネリーがいるけど)

晴絵「灼にも紹介しとくね、須賀京太郎……今日の練習相手」

京太郎「グレードアップしてる」

晴絵「まぁこんなでも長い付き合いだしね」

京太郎「随分強気な発言をしてくれる……」フッ

晴絵「で、こっちの子は鷺森灼、第二のレジェンド!」

京太郎「やめとけその演技悪い異名」

晴絵「そういうこと言う!? 言っちゃう!?」

京太郎「はいはい、もう良いから」

晴絵「うぅ、京太郎がちめたい」イジイジ

京太郎「鬱陶しいな」

晴絵「ほんと冷たいな!?」


灼(仲良い、え、彼氏? え……例のイケメン?)


京太郎「さて、あと二人だったよな?」

晴絵「うん、そろそろ」

ドタドタ

晴絵「きた!」

京太郎「この感覚は!」ピキーン

灼(このノリ、間違いなくハルちゃんと旧知の仲……ハルちゃん、良かった、彼氏、いたんだね……)ジーン

ガラッ

穏乃「おはよーございまーっす!」ビシッ

憧「はぁっ、はぁっ……し、しず、こ、このさるぅっ……」

晴絵「おはよ、二人共」

宥「おはよー」

玄「相変わらずだねー」

京太郎「いつもこんな感じですか?」

灼「えっ、あ……概ね」

京太郎(さっきの感覚、気のせいか?)フム

晴絵「どしたの?」ボソボソ

京太郎「ああいや、てか晴絵さんも感じただろ」ボソボソ

晴絵「まぁシズはうちのエースだよ」ボソボソ

京太郎「なるほど」フム


憧「……だ、だれ?」

穏乃(でか)

晴絵「ん、須賀京太郎……あたしの」

憧「彼氏!?」

京太郎「違う」キッパリ

憧「あ、やっぱり」

晴絵「」



京太郎「で、この二人は?」

晴絵「高鴨穏乃と新子憧、うちの一年二人」

京太郎「……新子?」

晴絵「望の妹」

京太郎「望さんの……全然タイプ違うな」

晴絵「その通り」

憧「お姉ちゃんの知り合い、ですか?」

京太郎「ん、ああ……」

穏乃「てかガラ悪い男の人いてびっくりした!」

晴絵「……京太郎」ポン

京太郎「ガラ悪いって……」

穏乃「だってアロハって……」

京太郎「おい晴絵、お前の部屋にあった服だろこら」

晴絵「しょうがないじゃん、男物の服なんてうちにはあれぐらいしか」

京太郎「なんでアロハだけあるんだよ」

晴絵「……熊倉さんがそれだけ置いとけって」

京太郎「あのババアこれをみこして!」クッ

晴絵「とりあえず今日の練習相手だから、みんなよろしくしてあげてね! あと人間のクズだから惚れないように」

京太郎「おいこらお前のその前髪引っこ抜くぞ」

晴絵「うっさい」

憧「あれ、須賀京太郎?」

京太郎「ん?」

憧「……って、臨海の!?」

晴絵「そうそう」

憧「一年の!」

京太郎「そうそう」

穏乃「え、20代かと思った!」

京太郎「……良く言われる」

(眠りかけた!


玄「え、一年生?」

宥「見えなかった……」

京太郎「ぐふっ!」

晴絵「もうやめて! 京太郎のライフはとっくにゼロよ!」

灼「え、えっと……は、ハルちゃんとお似合いだったか」

晴絵「いいぞもっと言え!」

灼(ハルちゃん……その恋、実らなそう)カナシイメ

京太郎「もういい! もうたくさんだ! 麻雀する!」

穏乃「よっしゃ!」

憧「それじゃ、お手並み拝見と」

晴絵「憧……すっかり男好きして」

憧「男慣れって言いなさいよ!!?」クワッ

玄「それじゃ私も!」

晴絵「チーム阿知賀子供麻雀クラブが相手だ!」

京太郎「チーム臨海リーダー須賀京太郎……満足させてくれよ?」フッ

晴絵「よっし、三人であいつボコボコにしてやれ!」

穏乃「三体一はちょっと卑怯かなって」

晴絵「ごもっとも」

京太郎(さて、しかしまぁ……爽さんみたいな能力なきゃなんでも良いか)



タンッ……タンッ……


京太郎(なるほど、俺と相性最悪だな)

玄(あぅっ、なんで……)

穏乃(なんか、威圧感……)

憧(ふぅん、結構な強敵なのは確かだけど)

京太郎(いや、松実妹さんがいると……この能力が独り占め状態ってことか、ふむ)


晴絵「やっぱこうなるかぁ」

京太郎「わかっててやったのかよ、正確悪いなぁ」

晴絵「大事なんだよこういうの」

京太郎「わかってはいるけど、なぁ……」

玄「っ」タンッ

京太郎「ロン……三色タンヤオドラ1、12000で」

玄「あぅっ」

京太郎「相性の問題、ですね」

晴絵「まぁね」

玄「?」



……


京太郎「とまぁ、そういうわけで」

宥「……赤は、大丈夫なんだね」

京太郎「まぁそれは管轄外」

玄「あぅ……」

晴絵「でも逆に、場合によっては玄のみ能力を喰らわなくできるってわけ」

玄「え?」

京太郎「……ドラ捨てたら、ドラが来なくなるってことか」

晴絵「ご明察」

玄「あ……!」

穏乃「その手があった!」

憧「須賀にしか使えないけどね」

晴絵「とりあえずドラ集める奴が突然ドラ来なくなったら動揺させるぐらいはできそうだけどね」

玄「でもっ……」

晴絵(心の問題だもんなぁ)

京太郎「とりあえず、どんどん打つか」

穏乃「そうだね、せっかく練習に付き合ってくれてるんだから!」ニッ

晴絵(まぁ京太郎は普通に強いし、良い相手にはなるでしょ)

京太郎(臨海のみんなは今頃どうしてるだろうか……)



眠い、ここまでー

阿知賀編はあんま長くはしないつもり
臨海スレだからね!

そんじゃまたー


お前らが止まんねぇかぎり、その先に俺はいるぞ!(再開)

平和の皮をかぶったなにか



―――【臨海高校麻雀部部室】


タンッ タンッ


智葉「ん……ふむ」

ネリー「あれ、長考?」

智葉「ああ、些か厳しい……」

ネリー「まぁ運、向いてないね」

智葉「やはり」ハァ

明華「ん~私は良さげです。今日は良いことありそう♪」

ハオ「だと良いですけど」

ピロリン

明華「あ、京太郎くんからメール!」

ハオ「さっそく良いことあるじゃないですかうらやましい!」

ネリー(ハオ、隠す気がまるでない……)


……一方別卓


モブ子(修羅場になりませんように……)キリキリ

アレク「大丈夫?」

モブ子「大丈夫じゃない」

メグ「なんでまた?」

モブ子「……」

アレク「ああ、雑誌に京太郎とのツーショット載ってたから? うらやましい」


明華(うらやましい……)

ハオ「うらやましい!」

智葉「友達として私もツーショット写真を……」

ネリー(ネリーにはチュープリがあるからねっ)エヘヘ



明華「京太郎くんったらまた修行の旅ですって、今度は奈良」

智葉「奈良……」

アレク「熊倉さん繋がりかな」フム

モブ子「そういやツイッターではやりんが」ハッ

明華「ん?」

ハオ「なんと?」

モブ子「あ、いやなんでもない、なんでもないですから」メソラシ

智葉「なぁ」ガシッ

モブ子(ひぃっ! お嬢に肩組まれたぁっ!)

智葉「言って楽になれ」ニコッ

モブ子「……は、はやりんも、奈良だなぁとか……」メソラシ

智葉「瑞原はやり!」

明華「京くんを惑わす年増ですね!」

ハオ「絶対に許されないですね」グググッ

ネリー(まさかとは思うけど……京太郎、おっぱいに弱いからなぁ)ハァ ペタペタ

アレク「自分の胸触ってどうした」

メグ「自慰ならよそでどうぞ」

ネリー「違うよ!」クワッ



明華(まぁとりあえず……お気をつけてぐらいにしておきますか)

タタタンッ

ハオ「しかし、奈良ですか」

智葉「京太郎は存外熱い男だな……さすが親友!」パァッ

アレク「で、明華はなんて返したの?」

明華「えっ、た、ただ普通に……お気をつけてと」

モブ子「つまらん」

明華「なっ!?」ガーン

モブ子(やべっ、声に出しちゃった)

明華「す、好きな男の子からメールもらってどう返すのが正解なんですかぁっ!」

モブ子「あんたいつもあんな会話しさらしてんじゃん!?」

明華「そ、それとこれとは話が別ですっ!」カァッ

モブ子(しょ、処女ビッチ……だと!?)



―――【阿知賀学院麻雀部部室】


京太郎「おっし」

晴絵「やっぱレベル高いなぁ、臨海で日々打ってるだけあるわ」

京太郎「伊達に全国3位の女と打ってないですよ」

憧「辻垣内智葉、ね」

晴絵「大丈夫だよ憧、あんたは世界一位だ!」

憧「なんかわかんないけど殴るわよ? いいわよね?」グググッ

晴絵「待って待って! 助けて灼」

灼「自業自得だと」

晴絵「そんな! ファンサービスしてあげるから!」

灼「いや、どうでもいい」

晴絵「!?」ガーン

憧「ふんっ!」ブンッ

晴絵「ごはっ!?」

京太郎「晴絵さんはほんと、なんつーか……アレだなぁ」

晴絵「あれってなにさ!?」

京太郎「……」メソラシ

晴絵「え、そんな残念な評価?」

京太郎「まぁ……」

晴絵「えー」



―――その後【ファミレス】


京太郎(近所のファミレスにみんなで来たわけだが)

京太郎「七人だもんなぁ」

晴絵「大所帯だなぁ」

京太郎「だなぁ」

憧「シズ、あんたどんだけ食うのよ」

穏乃「せっかく先生が奢ってくれるって言うから!」

玄「私はどうしよっかなー」

宥「私はちょっとで良いかなぁ」

灼「ん、私も朝御飯結構食べたしそんなに」

京太郎「みんな小食ですね」

晴絵「あんたのとこだって女世帯っしょ?」

京太郎「まぁそうだけど……こっちよりは食うなぁ」

晴絵「みんなちっちゃいから?」

灼「関係あるのそれ?」

京太郎「ん~」チラッ

玄「?」

宥「どうか、したの?」

京太郎「ああいや」ハハハ

京太郎(小さいのにおっぱいがある……強い)



京太郎「……」

晴絵「あんたはまた」ハァ

京太郎「うっ、バレタ!?」


宥「?」

玄「どーしたの?」

穏乃「ん、麻雀の話? 山の話?」

京太郎「違う違う」

京太郎(セーフ!)

憧灼「」ジト

京太郎(アウト!)

スッ

京太郎「ん?」

?「お、おや~こんなところで会うとは奇遇だね!」

京太郎「……お、おお!!?」

晴絵「な、なぜあんたがここに!」

憧「なにやってんだお姉ちゃん!!」

望「い、いやぁ歩いてたらたまたま見つけたからさっ!」メソラシ



京太郎「久しぶり望さん!」パァッ

望「ん、久しぶり……い、いやぁ~ホントたまたまだなぁ~!」

晴絵(嘘つけ……!!)

憧(圧倒的、めかし込み……! ウィッグ、スカート、薄っすら化粧まで! しない……! 普段なら……! 絶対……!)

望「せっかくだしご一緒しよっかな!」

京太郎「ん、はい」ススッ

望「ありがと♪」

晴絵(くっ、嘘だろ……どうなってる!)

穏乃(いつもとなんか違うなぁ)


灼(どういう……ことだ……!)



晴絵(望! 戻した! 切った髪をウィックで、昔みたいに伸ばして……それでも、年齢は、覆らないぞ!)

京太郎「あ~変わらないなぁ望さん」アハハ

望「まぁね」クスッ

晴絵(だが京太郎! こいつは、そういうものは“見ていない”! 逆に本質を“見れていない”!)

憧(なによお姉ちゃんのあの顔はぁ! 知らない! 知りたくなかった!)


望「京太郎は、カッコよくなったね」フフッ

京太郎「そ、そうかな?」カァッ

晴絵「なんだこの扱いの差は!」

憧「それはしょうがない!」

晴絵「ぐはっ!?」


穏玄「?」

宥「えっと……」

灼「疎外感」



―――【長野:清澄高校麻雀部部室】


咲「言葉が走った!」キュピン

優希「また言ってるじぇ」

咲「まぁニュータイプのなりそこないにはわからないんだよ」フッ

和「そんなオカルトありえません」

久「ニュータイプを憎みながらニュータイプになるタイプね」

和「なんの話ですか」

咲「にしても、私の知らないところで京ちゃん……色々やってそうだ」フッ

まこ「なんじゃ、その幼馴染……男なのに特になんも思わんのか?」

咲「え、幸せになってくれる分にはなんにも」

まこ「異性の友達の鑑のような人間じゃのう」

咲「それほどでも」テレッ

和「照れてる咲さんかわいい」

咲「ちょっと黙って」

和「」

咲「あ、でも京ちゃんが修羅場に巻き込まれて刺されたりしても楽しい!」

まこ「悪友の鑑」



―――【阿知賀学院麻雀部部室】


京太郎「戻ってきたぜ」

望「だね」

晴絵「なんでついてきてんのよ!?」

望「せっかくだし付き合ってやろうと思ってね!」

京太郎「伝説の阿知賀のレジェンドとデスティニーの復活だ!」

望「 や め ろ 」

憧「ぐはぁっ! 私にもダメージ!」

晴絵「カッコいいのに、二つな」

望「え~」

灼「レジェンドはカッコいい! ハルちゃんはカッコいい!」

晴絵「さすが灼!」グッ

京太郎「とりあえず練習するか」

晴絵「ドラゴンスレイヤー!」ビシッ

京太郎「やめろぉ!」

穏乃「とりあえず麻雀しよ」

宥「うん、そうだねー」

晴絵「あ、そういえば助っ人を呼んでおいたよ」

灼「助っ人?」

玄「おもちだったらなんでも良いのです!」

京太郎「それで良いのか」

?(いいのですだ!)

京太郎(くっ、誰テメェ!)

晴絵「そうそう、そろそろ来ると」

ガラッ

??「待たせたな!」

穏乃「お、お前は!」



灼「まさか……」

玄「はっ!」

晴絵「そう、今回呼んださらなる協力者」


??「私は!」

??「王者! 奈良のトップオブトップ! まさにキング!」

憧(なにやってんの初瀬)

??「あ、うん」

初瀬「この人こそ、王者小走やえさんだぁぁぁっ!!」

京太郎(どなただ……!)

やえ「え、えっと、こほんっ……私が小走やえ……王者だ!」バッ

                      __
                    ´        ` 、 r―ァ
                     ' . : : : : : : : : : : : : : ヾ  /
                ′: /: : /:::::/i∧:::i:::: i::::::::く

                  |: : /: : : :/⌒ヽ:/}:::::ト::.. ハ::\
                V/:::i: ::f斧刈 / /⌒i:::::::::i }:::〉

     _rvヘ^ヽ         / ミ/|::::| " `    f斧/::::://::/
    比∧}く>'7     /::::::::/\:::ト  、 __ ` {::::イ-==く
.     人  _ノ     ヾ::::::/ ⌒ヾ 、      人⌒>:::::::}
   / __彡ヘ__ -==ニ¨¨ヽ\  `ー-y< ≧ニ=<
    ∨  _ 人   `ヽ       \:ヽ/^ヽ{ ∧ `≫
    ∨    /}          }:::r≠‐rァ=ミVi {{ r'^ヽ
      \         __,  /::八///⌒7/〈  { `ヽ ヘ
       \  _,. =-   Y^ヽ/::::::::::∨∧::{//>ハ f   /
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     \: : : :/: :::::::::::::::\_: :二ニ=-----へ:::::::|:::::::::::::|::::::::/::∧



京太郎「……す、すんません」ボソボソ

宥「ん?」

京太郎「どなたですか?」ボソボソ

宥「えっと、奈良の個人戦代表の人で王者って呼ばれてる……」

京太郎「ああ、なるほどあの人ね」

宥(全然わかってなさそう)


ここまで
奈良修行編もあんま長くてもだれそう

だけど修行編は続く!

そんじゃまたー


明日って今さ!(再開)

シノハユ早く高校生編やってくれよ~
ハルちゃんと望とか見たいんよ



―――【阿知賀学院麻雀部部室】


京太郎「勝ったけど」

やえ「」シロメ

初瀬「汚い真似をぉっ!」

憧「二位だやった」

晴絵「さすが私の京太郎」フッ

望「やっぱり私の京太郎だね」ニコッ

晴絵「あ?」

望「あ?」

灼(こわ)

やえ「ず、ずるい!」ビシッ

京太郎「ずるくない」

初瀬「なにをしたぁっ!」

京太郎「殺した」シレッ

やえ「ひえっ」ジワッ

京太郎「ああ違う! 牌を、ドラをねっ!?」

玄「須賀くんの必殺技、ドラ殺しなのです!」

やえ「ドラ集めの次はドラ殺し……」

初瀬「ドラが無い程度なんですかやえさん!」

玄「いや、ドラは大事だと」

宥「えっと……」

やえ「鬼畜!」ビシッ

京太郎「人聞き悪いんだよなぁっ!」クワッ

やえ「ひぇっ」ナミダメ

初瀬「お前怖いんだよぉ!」

京太郎「え、ええっ……」



京太郎「え、ええ~……」

初瀬「あ、あれそんなに落ち込む」

京太郎「ええ~……」ズーン

初瀬「え、えっと……」キョロキョロ

憧(……ちょっとはかわいいとこあるじゃないの須賀)


京太郎「ええ~……」

宥「す、須賀君っ」

京太郎「え、ええ」

宥「わ、私は怖くないよ! かっこいいと、思うよっ!」

憧(ナイスフォロー!)

玄「」

憧(こっちのフォローも誰かして!)

穏乃「……」フッ ヤレヤレ

憧(このおバカ!)

京太郎「松実、さん……」

宥「え、えっと宥で良いよ、玄ちゃんと間違えちゃ」

京太郎「!」ガシッ

宥「ふぇっ!?」


憧(手、握ったー! 大丈夫かあんたら!)バッ

晴望「!!?」

憧(ダメそう!)


京太郎「結婚しよ!」

憧「」

晴絵(あ、いつもの衝動的に言っちゃう奴だ)ホッ

望(なにぃ! むかし私に言った『結婚しよ』は!?)

憧「胃が、痛い……」


京太郎「……あ」

宥「ふえぇっ!?」カァッ



晴絵「またやったな! またやったな京太郎!」

京太郎「ごめんつい!」

晴絵「ついで死んだ人がいるんだよ!」

京太郎「なにそれ大事!」

晴絵「見てみろこの無残な姿を!」

憧「」シロメ

京太郎「……フェチズムが刺激され」

晴絵「知るか!」ブンッ

京太郎「脛ぇっ!!?」ゴロゴロゴロ


玄「お、お姉ちゃん大丈夫!?」

宥「……あ、ふぇっ!? な、なななな、なにがっ!?」マッカ

玄「お姉ちゃん、落ち着いておもちを数えるのです!」

灼「それで冷静になるのあんただけでしょ!」


やえ「……なんだこの部活は!」

穏乃「私もそう思う」ポン

やえ「高鴨ぉ!」パァッ

初瀬「高鴨ぉ!」クワッ

穏乃「うわこわ」



京太郎「ち、違うんだ……お、俺が悪いんだ……」

やえ「す、須賀……」

京太郎「俺が来たから今日は特別おかしいだけだ、きっと」

灼「それはいなめない」

京太郎「」グハッ

晴絵「灼、なんてことを……かわいそうな京太郎」ナデナデ

京太郎「ああ、天使がいる」

望「ちょ、私も!」

憧(ああお姉ちゃん、色ボケるとそこまでダメな子に)


京太郎「つ、続きだ……麻雀をやるぞ!」

初瀬「やえさんの弔い合戦だ!」

灼(死んでないと思)

やえ「わ、私もっ! 王者のうちしゅ……おうじゅっ……王者の打じ……王者の力を見せてやる!」

憧(妥協した)

晴絵(妥協した)

京太郎「よっしゃあと一人」

宥「そ、それじゃあ私が」

京太郎(やべ、さっき変なこと口走っちゃったしどうしよう)

宥「す、須賀君」

京太郎「は、はい!」

宥「お、お友達から、はじめようねっ」ニコッ

京太郎(結婚しよ)



―――【臨海高校麻雀部】


ピキーン

ネリー「ん、なんか嫌な予感」

メグ「なにがデスカ?」

ネリー「京太郎……」

ハオ「京太郎の身になにが!?」

智葉「それはマズイ、うちの者全員で」

アレク(やっぱり自由業じゃないか)


明華「はぁ……」

ネリー「どうしたの明華?」

明華「あ、い、いえ……」

ネリー「らしくないね」

明華「失礼な、私はこういうキャラです!」

ネリー「キャラとか言うあたり最近の明華だ!」

明華「最近のって……心当たりがありすぎます」


ネリー(でも、京太郎早く帰ってこないかなぁ……またデートしたいし♪)

明華(なんでしょう、思ったより……寂しぃ)シュン


メグ「それではラーメンでも食べにいきまショウ……ね!」ガシッ

モブ子「肩を組むなぁっ!」

アレク「そうだな!」ガシッ

モブ子「お前もか!」

アレク「うるさいわね、こんな乳ぶらさげてんだから付き合いなさいよ」グワシッ

モブ子「ヤメロォ!」

アレク「と、とんでもない感触……なんだ、これは、たまげた……あと二時間は揉んでたい」ツゥ

モブ子「人の乳揉みながら泣くのやめろ!」


―――【有珠山高校麻雀部部室】


由暉子「人の胸を揉むの、やめてください」

爽「ちくしょう! こいつか! こいつが足りないのか!」

誓子「はいはい、揉んでも増えないわよ」ガシッ ズルズル

爽「くっそぉ!」

成香「悲惨です……私も」ペタペタ

揺杏「ハハハ、まぁあってもなくていも、そーいやチカセンはあれからどうなの?」

誓子「どうって?」

揺杏「あれ、須賀とお近づきじゃないの?」

誓子「なっ! 別にメールだけで!」

揺杏「ほうほう、メールはしてんのね」ニヤリ

誓子「ちょっ、それだけだから!」

揺杏「結構良い男だよなぁ」

爽「かわいいよな!」

成香(こわいです)

由暉子「かわいい、タイプですか?」

爽「うん! パウチカムイかました時とか!」ニコッ

由暉子「」

成香「」

誓子「……」カァッ

揺杏「……」

爽「?」

揺杏「は、はぁっ!? ななな、なに言ってんだお前! ばば、ばっかじゃねーの!?」マッカ

成香(初心だ)

由暉子「初心ですね」

誓子「さ、爽、あんたねぇ」マッカ

爽「かわいいだろ!」クワッ

誓子「あ、はい」



―――【清澄高校麻雀部部室】


咲「……」

優希「お、珍しく長考?」

咲「……先輩!」

まこ「なんじゃ」

和(なんでしょう、染谷先輩……いま牌譜整理してたと思ったら一瞬で卓まで)

咲「……お茶買ってきてくださ」

まこ「おいこら」ポカッ

咲「あいたっ!」

まこ「雑用はわしがやるのが効率ええからやるが……パシリはいかんなぁ?」グリグリ

咲「痛い! 痛い痛い! ギブギブ!」

優希「相変わらずだじぇ」ヤレヤレ

和「まったくです」クスッ

咲「ちょっと和んでる場合じゃっ、お゛ぉ゛!」

久「まこその辺にしといてあげなさい」

まこ「たく、これに懲りたら」

咲「了解です先輩!」

久「っていうか咲、なんでそんなノリで友達できないの?」

咲「……今は良いですよ。この部活来た時、お世辞にも私コミュ力高かったですか?」

まこ「ド底辺じゃな」

咲「ひどっ!」

和「かわいかったです」

咲「……」ジト

和「……そういう趣味はないです」

優希「嘘……だじぇ……!?」

和「どういう人間だと!?」

優希「レズ」

和「私が? まさか!」ハッ

優希「殴りたい」



咲「まぁなんていうか、そろそろ東京に行くんですね」

久「そうよ……怖気づいた?」クスッ

咲「まさか、楽しみなんですよ……」

まこ「例の世話役だったダチか」

咲「世話役じゃなくてせめて召使と」

まこ「いや、お前の世話役じゃ」

咲「……」

優希「方向音痴だし」

咲「……ららら、ライバルと戦って決着をつけるのが楽しみだなー!」メソラシ

まこ「逸らした」

優希「逸らしたじぇ」

久「逸らしたわね」

咲「……京ちゃん早く来てくれー!」

和(須賀京太郎……危険な人物のようですね!)



そろそろ臨海に帰るんちゃうか?

PCの調子が悪くて怖い
早く新しいの買わなきゃ

臨海ではメグがラーメンを食べモブ子が乳を弄ばれ明華が正統派ヒロインにジョブチェンジ……たぶん

そんじゃまたー


光の力、お借りします!(再開!)

毎度の如く阿知賀編、そしてそれも終わる!



―――数日後【吉野】


ザッ

京太郎「……さて、帰るか!」

晴絵「お疲れさん」ポン

穏乃「ありがとね京太郎!」ニッ

京太郎「……すっかり強化してしまった」クッ

憧「ま、ご苦労さん」クスッ

玄「またね!」

京太郎「二人共、一昨日と昨日はお世話になりました」

宥「ううん、また泊まりにきてね」ニコッ

京太郎(ああ、天国かと思った……天国だった)

京太郎「まぁ来てもたぶん晴絵さんの家使うだろうけど」

晴絵「そんなにあたしと一緒が良いなんてっ♪」キャッ

京太郎「なんつーか、実家のような安心感」

晴絵「嫁さんだな!」

京太郎「母さんに近いんじゃね?」

晴絵「」ガーン

灼「ハルちゃん……」カナシイメ

京太郎(嘘です。わりと勃ちます)

灼「……京太郎」

京太郎「あ、はい」

灼「よろしくね、いろいろ」ゴゴゴゴ

京太郎「あ、いや、あ、はい」メソラシ



京太郎(なんだ、灼さんからのこの威圧感……)

灼(京太郎、ハルちゃんをたぶらかした罪は重い……人生で償ってもらう!)


玄(灼ちゃんがお義兄ちゃんを熱い視線で見ている!)

憧(灼がおにいちゃ、げふんげふん! 京太郎を熱い視線で見ている!)チラッ

望「……きょ、京太郎……」

憧(やっぱ怒ってる……?)

望「さすが、モテるなぁ」クスッ

憧(なん、だと……!?)

望(もう関係ない、既成事実を作るため……)


望「私は東京に行くぞ! 憧ぉぉぉ!」

憧「なんですってぇぇぇっ!?」

京太郎「おわっ、なにごと!?」

望「憧! 京太郎はお義兄ちゃんよ!」

京憧「ファッ!?」

玄「待った!」

望「!?」

玄「それはこの玄に対する挑戦ですのだ! ね、お姉ちゃん!」

宥「ふぇ?」

晴絵「ま、松実宥VS新子望……最強の姉決戦!」

憧(うちのお姉ちゃんがぼろ負けするビジョンしか見えない)


やえ「……蚊帳の外だな」

初瀬「あ、えっと、はい」



穏乃「良いじゃん、一回だけ呼んでみてよ!」ニッ

憧「……シズ、あんたねぇ」

玄「起訴なのです! お義兄ちゃんはお姉ちゃんの」

宥「も、もう恥ずかしいからっ!」マッカ

晴絵(私にも妹いた方が良かったのか!?)


やえ「また会おう京太郎!」ニコニコ

京太郎「ん、また御手合わせお願いしますねやえさん」ハハハ

やえ「私の負け越しだったが、次は負けないからな!」ムゥ

京太郎「楽しみにしてます」フッ

初瀬「まぁ……頑張れば?」フイッ

京太郎「……え、なにそのツンデレは」

初瀬「ツンデレとかじゃないから、ていうかその……やえさんが応援してるから一応ね。別に嫌いでは、ないし」カァッ

京太郎「え、なにこれは」

憧「……」クイクイ

京太郎「え、憧どうした?」


憧「……お、お義兄ちゃん」カァッ

京太郎「」



京太郎(玄さんもだっけど、股間に悪い……)グッ

憧「え、ど、どうしたの!? 膝なんかついて!?」

京太郎「ぐっ、なんでもない……!」


望(しまった、私のイベントのはずが憧のイベントに!)

晴絵(やってくれる望!)


京太郎(玄さんのお義兄ちゃんは慣れた……わりとすぐに、だが憧はヤバい!)

憧「?」

京太郎(憧のお義兄ちゃん発言は……股間に、悪すぎる!)

憧「ど、どうしっ」

京太郎「も、もう一回言ってくれ……」

京太郎(俺は、なにを……)

憧「っ……ぉ、お義兄、ちゃん」フイッ カァッ

京太郎「ぐはっ!」

玄「お義兄ちゃぁん!」

京太郎(ダブルお義兄ちゃん!? こんなことがっ、ええい! 当たり所が悪ければこんなものか!)



やえ「きょ、京太郎大丈夫!?」

京太郎「え、ええ……」

京太郎(落ち着け俺、落ち着いて……)

やえ「大丈夫? か、帰るの延期しても」

京太郎「大丈夫、です」フゥ

宥「松実館、一泊してく?」

京太郎(魅力的だが、臨海のみんなが俺を待ってる……はず、おそらく、きっと)

スッ

京太郎(おし、おさまった……)フゥ


京太郎「では、そろそろ」フッ

晴絵「そんじゃ、また東京でね」

望「私も行くからね!」

京太郎「ん、二人共またな」フッ

宥「またねっ」

京太郎「はい」ニッ

穏乃「負けないからね!」

京太郎「こちらこそだ」ニッ

初瀬「ま、私も行くからその……またね」

やえ「また……しっかりメールは返すんだぞ!」

京太郎「はい、初瀬もまたな」

玄「お義兄ちゃん! 松実館はいつでもウェルカムだよ!」

京太郎「お、おっす」

憧「気を付けなさいよ、おにコホン……京太郎」

京太郎「お、おう」

宥「……また、東京で会えたら、かな?」

京太郎「はい、会いに行きます」キリッ

宥「あ、うんっ……」ウツムキ

京太郎(なにやってんだぁ……俺ぇ……)



???「それじゃ東京に帰ろうか♪」ガシッ

京太郎(腕を組まれた! ぐあぁっおっぱいがぁっ!)

???「お義兄ちゃん☆」


京太郎「あ、はい、帰りましょうはやりさん」

はやり「突然冷めてない?」

京太郎「……なんか、ない」

はやり「!!?」



晴望「負ける気がしない!」グッ

憧「二人が勝てる気もしないけど」

玄「お姉ちゃん、一強だね! これでお義兄ちゃんはいただいたも同然だよ!」

宥「あぅっ、そ、そういうのじゃないってばぁっ」マッカ


今回はここまで
臨海に帰ると言ったな、あれは嘘だ

次こそ! 次こそは帰るぞぉ!

そんじゃまたー


やったね京ちゃん! 妹が増えるよ!(再開!)

さぁ、臨海の時間だ!(たぶん)



―――【新子家】


京太郎「あ、憧……」

憧「だ、だめだってお義兄ちゃん……」

京太郎「でも俺……お前のこと!」

憧「だ、だめっ、私、妹だからっ」

京太郎「それでも俺は!」

憧「っ……」

京太郎「俺のこと、嫌いか?」

憧「お、お義兄ちゃんのこと、嫌いなわけっ」

京太郎「なら……」

憧「ごめん、お姉ちゃん……」

京太郎「憧……」

憧「いいよ、お義兄ちゃんっ」

京太郎「あこぉ!」ガバッ

憧「お義兄ちゃぁんっ」



バッ


京太郎「なんつー夢か!?」ハッ



―――【新幹線・車内】


京太郎(け、結構大きな声を出してしまった……)

京太郎「し、しかしここまで強烈だったとは、奴のお義兄ちゃん呼び」ハァハァ

京太郎(しかし、これは……)チラッ

はやり「んぁ~」

京太郎(アイマスクしてるとはいえ、アイドルがこんな大口開けて寝てるとは、しかも俺の腕に涎たれてるし……)

はやり「んふふっ……兄妹プレイなんてぇ、すけべぇ……」デレッ

京太郎(……俺じゃあ、ないよな)

はやり「もぉ、おっぱいばっかりなんだからぁ、いっつもみてぇ」

京太郎(たぶん俺だこれ!)



京太郎(しかしまぁ、はやりんの涎って一部マニア大興奮だよなぁ)

京太郎「……」チラッ

はやり「えへへぇ……」タラー

京太郎(俺にそういう趣味はないし、そっちよりも……腕に乗っかってるおっぱいの方が気になる)

はやり「んぅ……」

京太郎「はやりさん、そろそろおりますよ」

はやり「んぇ?」

京太郎「涎」

はやり「はやっ……はっ!?」バッ

京太郎「はい、ティッシュ」

はやり「あ、ありがとぉ……」カァッ

京太郎(恥じらいはあるんだ……いやそりゃあるか)



―――【東京駅】


京太郎「あ~帰ってきた!」

はやり「やっぱり匂いが違うね」

京太郎「わかります」フム

はやり「ん~それじゃはやりはこのまま仕事いくね」

京太郎「そうなんですか?」

はやり「ん、デートでも誘おうと思ってた?」クスッ

京太郎「まぁ食事ぐらいは」

はやり「……お仕事休みたい」

京太郎「我慢してください」

はやり「はやぁ」

京太郎「てかここ数日一緒にいたじゃないですか」

はやり「まぁそうなんだけど二人きりで御飯ってなかったから」

京太郎「……まぁその、今度誘ってください」フッ

はやり「……うんっ♪」
                 .. ------- ....     __
          _   /.:.::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.\_/ )、
          ( .fヽ/.:.:..:.:.:..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ) く.:.:.:.:\
        ≦.:ゝ( /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヾ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ.:.:.:.:.:.∧ ):.:.:.:.ヾ\
       /.:.:.:.:ゝ/.:.:.:.:.:.:.:.:iヾ.:.:.:\.:.:.:.:.:.:.:.:.ヾ.:.:.:.:.:.:Yヾ,:.:.:.:ハ\ヽ
     /イ.:.:.:.:.:/.:.:.:.:.:.:.:.:.:{ ∨.:.:.:.\.:.:.:.:.:.:.::}ト、.:.:.:.:i.∧∨:.:∧ \

    ///.:.:.:.:.:.i.:.:.::.:.:.:./|:.:i_二\.:{\:ヾr苧斥ミリ.:.:..:|.:.:.} ∨:.:∧  )
   /:.:/ /.:.:.:.:.:,i.:.:.:.:..:.:.:i .≠芹ハ `ヾ   {し;;:::ハ|.:.:.:.:.|.:.:.| ∨.:.:.ヘ.
.  /:.:/  {.:.:.:.:./ |.:.:∨:.:.:|メ.ん;;;::::}     弋_ツi:.:.:.:.:|:.:.:.!  ∨:.:...}
  {.:.:{   !.:.::..{ |.:.:.:.∨:.| 込_ツ  ,    xxx |.:.:..:.}.:.:::{  |:..:.:.:{
  ヾ!  i.:.:.:.:! |.:.:.:.:.:Y人xxx      _    !:.:..:/.:.::..{  !:.:.:.::i

    :}  |.:.:.:.| |.:.:.:.:.:.∨∧     マ  ノ   /|:./.:.:.:.::.:!  }.:.:.::/
   {  ヾ.:.::| |.:.:.:.:.:.:.:∨:.>;.,,,       /:.:.:ノ/.:.:.:.:.:.∧ }:.:./
.      }.:.:| i:...:.:.:.:.:.:.:ヾミ/⌒ヾ≧=一=≦{:.:彡゙:.:.:.:.:.:.:.:.:∧|.:./

      ハ.::.! !:..:.:.:.:.:.:.:.:../ ヘ;;;;;;\   /;王トミ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:{
.       }.:.! /.:.:.>-ryr| { ヽ\;;;;ヽ Y;;/;;;;;;;;;ヾ;;}乙)-、.:.:.:.:.:.ヽ
.       |.:i/.:./   }冫ヽ  i |;;;;;;| .|;;i;;;;;;;;;;;;;i;;jてヽ ヽ.:.:.::.:.:\
.      ノ.:..:./    ヾミヽ∨´ .|;;;丿 ヾミ;王;彡"いソ  ハ.:.:.:.::.:.:ヽ

      /.:.:.:.:}      (ソi i`ー´<        ≧    |.:.::.:.:.:..:..\
    /.:.:.:.:.:.|     i y夕只、7ry=v=r- ,ィ^ \rv¨ゞ   !..ヾ..:..::..:..:.:.\
   /,1.:.:.:.:.:.ソ    /    ヾ    ,=-二≧, Y/ \ |.:..:.\\.:.:.:.:.:.:\
=彡:' /.:..:.:.:../    /      \  ゞ 、二 , }    ヽ|.:.:.:.:.:.:\\.:..:.:.:.:}
.    {.:.:.:.:.:/    /          \,;;`ゝ、ー ; {       Y:.:.::.:.:.::.:.\}.:.:.:..:i



京太郎(あ~ようやく戻ってきた、東京駅からさらに乗り換えて)

テクテク

京太郎「ん、この道……」

ブオッ

京太郎「風か、そして見覚えのある傘が……っと」パシッ

??「す、すみません! 日傘が風で飛んで……」

京太郎「どうも、明華さn」フッ

明華「きょ、京太郎くんっ!」ダキッ

京太郎「おわっ……きゅ、急に抱き着くなよっ」

明華「……」ギュゥ

京太郎(おっぱい)

明華「……会いたかった」ウワメヅカイ

京太郎(あ~)

明華「……ご、ごめんなさい、こんなとこでっ」カァッ バッ

京太郎(ここは恥らうのか、もうなにがなんだか……)

明華「その、帰ってきたばかりですけど、暇、ですか?」

京太郎(なにを言いたいのかわかる。だがこう言わせてもらうぜ!)


京太郎「暇なんでこの後、付き合ってもらっても良いですか?」フッ

明華「あっ……は、はいっ♪」ニコッ

京太郎(守りたい、この笑顔)


京太郎「とりあえず飯食いたい。ゆっくり」

明華「……ホテルですね♪」

京太郎(はたきたい、この頭)



京太郎「あ~昼間からやってる居酒屋……」

明華「入れませんよ?」

京太郎(俺は入れる気がする)

明華「京太郎くんなら行けるでしょうけど」クスッ

京太郎「俺もそう思う」

明華「にしても、避けられてますね……周囲の人がチラチラ視線を送ってきます」

京太郎「明華は美人だからなぁ」

明華「もぉ、そんなこと言って……」カァッ

京太郎「ははは!」

明華「……でもこの視線の正体は、京太郎くんだと思います」

京太郎「……」メソラシ

明華「さすがにアロハにグラサンは……よくないと思います」

京太郎「まぶしいし」

明華「サングラスは外しましょう?」

京太郎「おう……」スッ

明華「胸ポケットに入れたら余計にそれっぽく!」

京太郎「どうしろと」

明華「と、とりあえずファミレスでも行きましょう!」

京太郎「おう……俺、そんなガラ悪い?」

明華「はい、割と……」

京太郎「……」ズーン

明華「わ、私はどんな格好してても京太郎くんが大好きですよっ!」

京太郎「なに? 結婚する?」

明華「けっ……~~!?」マッカ

京太郎「あ、そこは赤くなるんだ」



短いけどここまで!

臨海の一点攻勢が始ま……れば良いなぁ

そんじゃまたー


デコードエンド!(再開)

明華がまともになったらエンディング直行しちゃうからね
智葉とハオにも言えるけど



―――【ファミレス】


京太郎「やっぱミラノ風ドリアだな……おんたま乗せ」

京太郎(やっぱりこれだな、お……黄身が光っている。いかんせん腹が減っているもんだから食欲がそそら)

明華「そういえば」

京太郎「ん?」

明華「フランス料理のお店って少ないですよね、日本」

京太郎「……かたつむりはちょっと」

明華「な、なんでですかおいしいのに……」

京太郎「どうにもな、文化故に食べるということを否定しがちだ。生魚にドンビキされるのと同じ原理」

明華「ん~」

京太郎「あれ好きだぞ、ガレット」

明華「あ、そういえば最近は日本でも専門店とかありますね」

京太郎「だろ、ガレットだよガレット……あとあれも好きだな」

明華「なんです?」

京太郎「パレ」

明華「わりとマイナーですよね」

京太郎「そうか?」

明華「そうですよ」

京太郎「ところで明華さん」

明華「はい?」

京太郎「なんで隣に座ってんの?」

明華「少しでも京太郎くんのそばにいたいから、ですかねっ」クスッ

京太郎「……」カァッ


明華「……興奮します」カァッ

京太郎「あ、はい」マガオ



明華「ふふっ、出会ってから今まで……色々ありましたね」

京太郎「ああ、色々あったな……」トオイメ

明華「京太郎くんは、私のこと、好き……ですか?」

京太郎「そういう聞き方は、よくないな」

明華「ふふっ」クスッ

京太郎「……好きだ」

明華「っ……な、なら」

京太郎「しかし、これはそれとは違うと思い、ます」

明華「……ですよね、知ってました」ハァ

京太郎(ファミレスで話す内容じゃあないな、まぁ周りに客いないけど)


明華「でも、それでも……必ず、好きになってもらいますからっ♪」

京太郎「ッ」ドキッ

京太郎(や、やばい、このまま明華がおかしなことを言いださなきゃっ……)

明華(あれ、なんだかいつもより良い感じ、ですか? なぜだかわからないけど、このまま!)


明華「京太郎、くん……」スッ

京太郎(手を、重ねてきたっ……く、やばい……おっぱいの感触とか再三味わっているはずなのに!)

明華「……キス、しても」

京太郎「ちょ、ちょっと待て明華っ」

明華「無理、です。だって……こんなに、好きで、ドキドキ、してて……」

京太郎「っ」


「あ、京ちゃん?」

京太郎「!」バッ

明華「!!?」



京太郎「て、照さん……?」


照「ん」ピース

         /:. : : : : :/: : : : |: : :||i: : : : : : ::.:.:|: : { : {: : : {:. : : : : : :.:.:.i|: : : : : : : : :|
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.      /: :  ⌒y: : - 、: :.:.|―/-、V.: : : : : :|-―ゞ―\}‐∨: : : : :.i|⌒ヽ: : : : : |
     /: :/  |: : {   ∨:.:.:.:.:.{   /⌒'.:.:.:.|   ,ィ竓芋圷㍉:.:.:.:.:./ ⌒ ∨.: : : :|
.   //    .i: : {   ∨:.:.八}芋′  } : :|    _)乂 ノ| |:.:.:.:./|. __ノ }.:.:.:. : |
.    ´      .| : :. __, ;.:.:.:{ _)::::′__ j \|   乂::::::ソ |:.:.:/ .i ′.イ:.: : : : |
            |: :ハ.   ’\} 弋::;   !           |:./   /.: : : : : : :|
           |/ i:   :,:.:ハ   ;    | ,           :/   イ.:.: : : : : : : :|
            | :, __, :,:.:ハ  ! ___ l               {.: : : : : : : : :|
            |:.,     :,:.:.ト、j   ; ‐ --       /   人: : : : : : : : |
            |: : :'   :,:.:j ,′   ′        /   /  ヽ: : : : : : |
             --ヘ   Vノ ____ {`  .,_____  イ    /     \.:.: : :|
          〈    '.  '"       :,   //       /        ヽ.: :|
            ‘,    '. ____      :,./ /     /         / .へ|
         /⌒ヽ   / /ヽ\__,ノ  }ィ:γ⌒ヾ;/         //  ヘ



京太郎「あ、こんにちは」

明華(な、なななっ、なんでかわからないけど良いとこまで行ったのにぃ!)

照「この前とは、違う女の子だね」

京太郎「ああ、はい」

明華(どどど、どういうことですか!?)

京太郎「ところで、照さんはなにを?」

照「ん、御飯」

京太郎「あ、はい」

?「テルー! おまたせ……って席まだついてないの?」

照「ん、友達がいたから」

?「友達? ……この不良!?」

京太郎「誰が不良だ!」

明華(ああ、私のターンが……)



?「ひっ、て、テルーこれ不良ってレベルじゃぁ」

京太郎「ちょっと照さん、友達ですか?」

照「ん、大星淡……一年」

京太郎「一年、タメか」

淡「淡ちゃんは高校百年生だよ!」エッヘン タユン

     /                  \
 _人_ '                      ` 、  \
  Υ'/ /  /              ト、        丶
   / /  /         |    | | Χ     }
  .′   il  /   |  | \ | / `、  リ   |
  i | _|l__∧ト、八  |   メ´  ニニ  /   } |
  | |   ||  `>x、\|   斗チ芋ミ、∨   ,′j
  | |l   l|斗示芋ミ、    ''h!::::::::}  ,′    ,
  |l 八  И'h!::::::}      乂___ノ /     /

  ||  \| 乂__ノ       /i/i/ /     /l|

  .八   ゝ /i/i/i    i       / /  / / |
   ‘,\ ハ      r    ア  /l/ /  /:: |
     ト、  込、         _ノ   //  ,イ::: l|
     |l l\ \> .,_       /∨  /l|:  八_
 |ヽ.  八l_\ \-─=ー ァ--<  /   / 八 {  \ `ヽ
 | | ./ /´  ハ 〕     { 〉     ,′ /   ` ヽ  \∧
 | |/─、_ / |∨  __ Ⅴ__=|   /     〕\  \
 | | Y´ \\.ノ (`ヽ \\)     |  ,′         \ 丶



明華(いわゆる……アホ子)

京太郎(おっぱい)



―――【ファミレス:前】


京太郎「そんじゃまたー」

照「ん、またね」フリフリ

淡「今度麻雀しよーねー!」

京太郎「おーう」

明華「で、ではまた~」フリフリ


明華(ぐぬぬ、結局全然、京太郎くんにアタックできませんでした!)プンスコ


京太郎「……さてと」

明華「私の家に行きましょう!」

京太郎「え、あ、お、おう?」

明華「……良いんですか?」

京太郎「まぁ、別に……ホテルって言ったらチョップだけど」

明華(こ、これは……流れが来ています。風が確実にこちらに!)



―――【明華宅】


京太郎「ふむ……」

明華「はい♪」

京太郎「……カレーだな」

明華「カレーです♪」

京太郎(普通の、カレーだ)

明華(3日は食べれると思って買ったカレー……初日でふるまえたのは良しとしましょう!)グッ

京太郎「カレー」

明華「え、き、嫌いでしたか?」

京太郎「いや、なんかこう……明華さんにカレーってのがこう、違和感っていうか」

明華「純日本なこのカレーがですか?」

京太郎「はい、もはや和食とも言えようこの日本の家カレーを、明華さんが作ったってのが」

明華「……呼び捨てタメ口で良いですよ?」

京太郎「まぁたまに……」

明華「はい、それでは……めしあがれ」

京太郎「いただきます」スッ


京太郎(普通のカレーだ。目玉焼きを乗せたりするという食べ方もあるがこういう家カレーが一番食欲をそそる)

クンクン

京太郎(この匂いからして懐かしくなる感じ、実家に帰って母親の手料理を食べたくなる感覚……)

パク

京太郎(口一杯に広がる味、ルーは2種類ぐらいを使ってるのか? うん、おいしい!)

パク

京太郎(らっきょや福神漬けがあるわけじゃなく、本当にただのカレー、ちょっと辛いぐらいがちょうどいい)

パクパク

京太郎(ダムを崩さないように逆側から米をすくって、つけてから……食べる!)

パクパクパク

京太郎(明日の朝とかも食べたくなるようなこれ、やっぱり家カレーのおいしさっていうのはこういう―――)


明華(無言で食べてる……けど、きっとおいしいから沢山食べてくれるんですよね?)

京太郎「……」パクパク

明華(ふふっ、作り甲斐があるってものです)クスッ

京太郎「おいしい」モグモグ

明華「……おかわり、いりますか?」フフッ

京太郎「ん」コクリ



京太郎「うまっうまっ」

明華「もう、そんなに勢いよく食べなくても」クスッ


明華(ああ、こんななんでもないようなことが!)

京太郎(幸せ……!)


京太郎「ふぅ」プハァ

明華「……京太郎、くん」スッ

京太郎「え」

明華「……」ススッ

京太郎(な、なんだ、密着……横から、密着ッ……!!)

明華「京太郎、くん」コテン

京太郎(腕に、頭を、なんだ……すごく、ドキドキしてますよ明華さん!)


明華「……」

京太郎「……」

京太郎(あ、これ、やばい……今日、何度目かわかんないけど)

明華「私、その……やっぱり、一目ぼれだって、そう、思うんです」スッ

京太郎「っ」カァッ

明華「気づいたのは泊めてもらったあの日でも、きっと初めて会ったあの日から私は、きっと京太郎くんの、こと……」フフッ

京太郎「お、俺だってあの時、スゴイ可愛い人だって……思った」

明華「……嬉しいっ」ニコッ

京太郎「ッ!」



明華「……ダメ、ですか?」

京太郎「そ、それはっ」

明華「私じゃ、ダメ、ですか?」

京太郎「だ、ダメとかじゃっ俺には勿体ないぐらい良い人で」

明華「そんな応えじゃなくて、私は……私は、勿体ないとかじゃ、なくてっ」

京太郎「みょ、明華……」


ギュッ


京太郎「ッ!!?」

明華「京太郎、くん……」

京太郎「っ……」

明華「……ドロドロ中〇しセッ〇スで明華を孕ませてっ♪」


京太郎「ハイやっぱりなー!」デコピン

明華「あいたー!!」



京太郎「やっぱりやるよな! 何回目だいいかげんにしろ!」

明華「な、なんでっ……男心を掴む良い台詞だって!」

京太郎「流れがあるんだよ流れが! 雀士ならおぼえとけ!」

明華「私は風を呼びます」ドヤッ

京太郎「殴って良いな? いいよな?」

明華「ひっ、さ、さっそくDVですか?」

京太郎「ちゃうわぁ!」

明華「……」

京太郎「……」

明華「…………」

京太郎「…………?」


明華「じゃ」

京太郎「じゃ?」


明華「じゃあどうしたら満足なんですかぁっ!?」ナミダメ

京太郎(ええー)トオイメ



明華「京太郎くんは散々エッチな眼でこっちを見るくせに!」

京太郎「ご、ごめんなさい」

明華「ネットで見たエロカワ的なことを言うと怒る!」プンスコ

京太郎「い、いやそのね? 流れが」

明華「流れなんていりません!」

京太郎「いるわ!」

明華「むぅ……」

京太郎「……正直さっきの台詞が『抱いて』だったら落ちてた」

明華「―――!!?」

京太郎「そんなびっくりした顔しないでも……」



明華「私は、どこで間違ったんでしょうか……」

京太郎「最後かな、いつも最後だけ」

明華「……過程は?」

京太郎「正直かなりぐらつくほど可愛い」

明華「っ」

京太郎「かわいいし美人だしおっぱい大きいし、完璧だよ明華は」

明華「京太郎くんっ!」

京太郎「でもな、最後なんだ」

明華「……間に合い、ますか?」

京太郎「もう、無理だ」フルフル

明華「……カレー、持って帰ります?」

京太郎「もらってって良い?」

明華「どうぞ、家で私を思いだしながら」

京太郎「またデコピンだぞ?」

明華「なんでもないです」

京太郎「良い子だ」ポンポン


という明華のターンだったのさ

そろそろメインの話進めなきゃ(使命感)
色々とあるけど、ハオたちの出番も久々に

そんじゃまたー


おっし開始!

明華、ハオ、智葉は自滅しなきゃED直行
ネリーは邪魔が入らない限りED直行

この差は大きい



―――翌日【臨海高校麻雀部部室】


ガラッ

京太郎「おっす―――どわっ」

???「おわっ」ドスッ

京太郎「……えっと」

モブ子「……ど、どうも」

京太郎「あ、はい」

モブ子(やっべぇ……扉あけてきた須賀とぶつかるとは)

京太郎(やっべぇ、おっぱい大きいやらかい……こんなおっぱいを支える胸筋すげぇ)

モブ子「……」ススッ

京太郎「……」

モブ子「トイレ行くんで」

京太郎「あ、はい」

タタタ

京太郎(おっぱい……)

アレク「ほう」ギロッ

京太郎「!?」ビクッ

アレク「久々に来たと思ったらさっそく胸か、ふぅんそういうことね」

京太郎「え、あ、はい」メソラシ



京太郎(とりあえず、あ~学校の雀卓の前に座ると帰ってきた感じする)フゥ

アレク「にしても早いわね」

京太郎「まぁ久々だったから張り切ってみたり」

アレク「ま、数人はもう来てるけどね」

京太郎「みたいですね。麻雀します?」

アレク「あの子らはモブ子待ち」

京太郎「なるほど、じゃあこっちも役者待ちですか」フム

アレク「そういうこと」

ガチャッ

アレク「とか言ってたら一人」

ハオ「……京太郎!」パァッ

.     ///.:.:.:.:.:r'/.:.:.:.:.:.:.:.:.≧s。\.:\
     /.:,:'.:./.:.:.:.:.:.:./!:/!.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ih、.:.:ih、
    i{:/.:.:.′.:.:.:.:./ :{ i.:.:从.:.:.:.:.:.:.:.:...:.:.;.:’,.:ハ:.’,
    /.:.:.:i.:.:.:.:.:.:.:′´ ̄ 、{`‘,:.:.:.:.:.:.:.j.:/}/.:l.:.:.i i:i
  // {.:.:.:.!.:.:.:.:.:.:i、  _ 、  }!.:.:.:./'’ヽ}.:j.:.:.:! }!
  .'/  !.:.:.从.:.:.:.:.lζ灯示ト、 ’}/‐_ /イ.:.:.:.l ′
  i{   V.:.:._∨.:.:.! 乂_ソ      灯示K:.:.:.:.:.リ
       Y  ih从  ,,     ,  乂ソ ′.:.:/
      沁,         _    ,, /、.://
       〕iト,s、    (  >     .′ `′
         V}ih、       . イ

       r''_¨リ!  〕iト._ .。s≦
      r''ヽ ≧s。. __j_‐ 、
     __r'ヽ  )iト.  ≧s─-i{_
≫x'/´ヾ/¨¨`ih、  〕iト.ー<ノ{_

          〕iト.  )}ー‐ /xr‐x_、_
             〕iー=≦     ヾ゚ヽ
                         ∨
 i   /                   i   ゚,
 { /                    }   } i



京太郎「おう、久しぶり」ニッ

ハオ「お久しぶりですっ!」ギュッ

京太郎(おっぱい……あれ、てかハオってこんな積極的な感じだった? だったね)フム

ハオ「寂しかったん、ですよ?」ウワメヅカイ

京太郎「わ、悪い」フイッ

アレク(やはり胸なのか……)




ハオ「ん、許してあげます」クスッ

京太郎(あ~死ぬ、おっぱいで幸せすぎて死ぬ!)

ガチャッ

智葉「おはよ……う」

京太郎「あ、おはようございます智葉さん」

ハオ「おはようございます♪」

智葉「……」ジト

京太郎「うっ……」

智葉「帰ってきたとはメールで聞いてたが、さっそくか」ムスッ

京太郎「す、すみません……?」

智葉「……」テクテクテク

京太郎(な、なんだ?)

智葉「女の子は良いが……と、友達をたまには構っても……」モジモジ

京太郎(かわいい……どうしよう、てか友達で良かったんだ。ホッとしたようなそうでもないような)

智葉「聞いてる、のか?」

京太郎「も、もちろんです!」

アレク「ハイハイ、とりあえず麻雀しよ麻雀!」



京太郎(とりあえずハオと智葉さんが離れてくれた、あのままでは俺の理性のピンチ!)

アレク(どいつもこいつも乳ばかり!)

ガチャッ

ネリー「おはよー!」

アレク(チチナシぃ!)パァッ

京太郎「よ、ネリー」ニッ

ネリー「あっ、キョータロー!」ニコッ

テクテクテク

京太郎「……?」

ネリー「えへへっ」ギュッ

京太郎「……ぉぅ」ナデナデ

ネリー「キョータローだ~数日振りの京太郎分補給~」ギュゥ

京太郎「なんだそれは」

ネリー「水分的な」

京太郎「必須なのか」

ネリー「必須だよ!」

京太郎「お、おう」


ハオ(なぜ、なぜここまでの差が……)ガクッ

智葉(友達なのに、私友達なのに……扱いが……)ガクッ

アレク(ナイチチなのに……ハッ、頑張れば私もあのポジションに収まれるのか!?)



京太郎「と、とりあえず麻雀するか!」

ネリー「うん!」

京太郎「……降りろよネリー」

ネリー「ここじゃ、ダメ?」

京太郎「……ダメです」シレッ

ネリー「え~」

京太郎「いいから」

ネリー「もぉ、しょうがないなぁ」エヘヘ

ハオ「さて、やりましょうか」

智葉「そうだな……」


ネリー(威圧感凄い、まぁしょうがないけど……ふふん、優位をアピールできたしよし!)ニコニコ

智葉(い、いい加減ハッキリさせなければ……友達も超え、親友も超え、私は今日……ッ!!)クワッ

ハオ(しっかりしなさいハオ……正義は勝つ!)ギンッ

京太郎(凄いなみんな……でもまぁ、修行の成果を見せて勝つ!)ゴッ

アレク(ん、京太郎少しばかり雰囲気が変わった?)



京太郎「ふぃ~」ハァ

智葉「なっ……」

ハオ「こ、こんなの聞いてませんよ!?」

京太郎「ま、これもおっ……修行の成果よ」

ネリー(おっぱいって言おうとした……)ムゥ

アレク(おっぱいの成果って……ああ、なるほど、修行相手が巨乳だったか)ギリギリ


智葉「驚いたな」フッ

ハオ「ええ、でもまぁ……良いことです」クスッ

京太郎「どうも」フゥ

ガチャッ

メグ「おはよーございマース」

明華「おはよ、ございま……うっ」

京太郎「おはようございますメグさん」

メグ「ん、京太郎は戻ってきてたんデスカ」

京太郎「はい昨日」フッ

メグ「教えてくれたら美味しいラーメン屋ぐらい連れて行って」

京太郎「あ、お土産のご当地カップ麺」スッ

メグ「ナイスです! 愛してマスヨ!」ニカッ

京太郎「そりゃどうも」ハハッ

メグ「カップ麺カップ麺♪」



京太郎「明華は、なんでそんなことに……」

明華「さっきメグちゃんに付き合ってラーメン屋に、うぷっ」

京太郎「……あっ(察し)」

ハオ「哀れ」

京太郎「ほら無理しないで、ソファで横になって」スクッ

明華「ぶ、部室でそんなっ」

京太郎「余裕あるの?」

明華「ないです……」

京太郎「じゃあほら」

明華「うぅ、せっかくの京太郎くんなのにっ……こ、これでは全然堪能でき」

京太郎「昨日デートしただろ」

明華「え、あれデートで良いんですか?」

京太郎「デート以外のなにものでもないでしょうよ。ファミレス行ってちょっとぶらついて家まで行って」

明華「……えへへ、良かったぁ、私一人だけだったら寂しいですからっ」

京太郎「……いつもそうやってりゃかわいいのに」フッ

明華「かわっ……!?」

京太郎「ん?」

明華「あ、いや」アタフタ

京太郎「なにその可愛い反応」

明華「かわぁっ!?」

明華(またかわいいって言ったぁっ!)

京太郎「?」

明華「そ、そのっ、え、えとっ……こ、子供ほしくなっちゃいますよ!?」

京太郎「……」

メグ「その照れ隠し、なんとかなりマセン?」

明華「あ、うっ……」メソラシ

京太郎「……慣れてくると照れ隠しだって思ってるからこれはこれでかわいいな」

明華「あぅっ……ちょ、ちょっとお外行ってきますぅ!」ダダダダ


京太郎「……これが新しい攻略法か」

メグ「顔真っ赤にしてなに言ってんですか」

京太郎「冷静になにいってんだ俺と思って」

メグ「……ラーメン食べます?」

京太郎「大丈夫です」



ハオ「もぉ、明華ばかりズルイです」ギュッ

京太郎「ファッ!?」

ハオ「……私は、かわいくないですか?」ウワメヅカイ ムニムニ

アレク(サークルクラッシャーはヤメロォ!)

京太郎「だ、大体にしてこの部活の子、全員可愛いだろ! レベル高い!」

ハオ「……」

アレク「それって私も入ってる?」

京太郎「もちろん」

アレク「っしゃぁ!」

ネリー「ネリーも?」

京太郎「だからみんな可愛いって」

ネリー「えへへっ」ニコニコ

ガチャッ

モブ子「ただいまっと」

ネリー「あれは?」

京太郎「おっぱい」

モブ子「よくわかんないけど喧嘩売ってんのか!?」

ネリー「……この特別枠!」ベシッ

モブ子「だから叩くなって!」

ネリー「じゃあ揉めばいいのかー!」ウワーン

モブ子「な、なにをっ!? ひぇっ」



京太郎(眼福眼福)ナムナム

メグ(重傷ですね……しかしまぁ)

智葉「むぅ、友としてこんなところで置いて行かれるわけには……」コクリ

ハオ「頑張ってアタックです!」グッ

メグ「……ラーメン食べマショ」



―――【臨海高校:廊下】


京太郎「飲み物適当に買ってくか」ピッ

智葉「あ、京太郎」

京太郎「智葉さん?」

智葉「一人では大変だろうと思ってな」フフッ

京太郎「ん、そりゃありがとうございます」フッ

智葉「なに、友として当然のことだ!」エッヘン

京太郎(おっぱい)

智葉「……あ、相変わらず、だな」カァッ

京太郎「すんません」

京太郎(ぐおお! 奈良でおっぱいは目に焼き付けたつもりだったのにぃ!)


智葉「……何度も言ってるが、お前が望むなら……触るぐらい、良い、よ?」カァッ

京太郎「そ、そうやって誘惑しないでください」

智葉「そ、そういうつもりじゃ……と、友達として」

京太郎「異性の友達そういうことしない」

智葉「……でもネットに」

京太郎「それ違う奴ぅ!」

智葉「……なんで我慢するんだ?」

京太郎「……大事だからですよ。その、さ、智葉さん(たち)のこと、が……」マッカ

智葉「っ」キューン

京太郎「だ、だから……」

智葉「……そうか、やっぱり京太郎は優しいな。私の自慢の友達だ!」ニコッ

京太郎「そ、そうですか……?」

智葉「だからこそ力になってやりたくて……なんだが」

京太郎「う、うぅむ……」

智葉「なんだか……京太郎が、みんなに取られるかもって焦ってたようだ」クスッ

京太郎(……智葉さんが一番やばい部分に踏み込んできてますけどね。おもに泊まった日のあの……ぐっ、いかん静まれ内なる俺よ!)

智葉「前屈みになってどうした?」

京太郎「ちょ、ちょっとそこのベンチで座ってきません?」

智葉「う、うん……」コクリ


ああ、臨海スレやれてるぞ!
そんじゃ今回はここまでー

次回も学園パート
恋人になりたい人たちと友達になりたい人
なんで友達の方が関係進んじゃってるんですかねぇ……

そんじゃまたー


投下開始の宣言をしろ、磯野ォ!

デジモン出る前にデジモンスレでも建てるか()



―――【臨海高校麻雀部部室】


ガチャッ


京太郎「ただいまっすー」

智葉「待たせたな」

ハオ「ん、ずいぶん遅かったですね」

京太郎「いやぁ、ちょっと……あ、明華さん戻って」

明華「……」カァッ フイッ

京太郎(ええ~)

智葉「ほら、みんなの分も買ってきたぞ」

ネリー「ありがと!」

メグ「助かりマス」

アレク「ん、それじゃお金渡すよ」

京太郎「良いですよ別に」

アレク「そういうわけには」

京太郎「今度奢ってください」ニッ

アレク「わかった」

アレク(よっしゃデートの口実ゲットォ!)

京太郎(みんなとまたラーメン食いに行く時とかなぁ)

ネリー「はい」

モブ子「あ、どうも」

京太郎「……仲直りした?」

ネリー「してない。コイツは敵だよ!」グワシッ

モブ子「なぜに!? てか掴むのやめて!」

ネリー「このクーパー靭帯の化け物!」

モブ子「変なあだ名つけんのやめて!?」


京太郎「……なぁ明華さ」

明華「え、あ……ど、どうしたんです、か?」カァッ

京太郎(え、なにこの雰囲気は……)

京太郎「……」チラッ

智葉「……?」

京太郎(た、助けて)

智葉「……!」コクリ

京太郎(よっしゃ助けがくる!)

京太郎またスガモンになってしまうん?



ススッ

京太郎(ん、近いぞ?)

智葉「が、我慢しろっ……ぶ、部活が終わったら、な?」カァッ

京太郎「なに言ってんのテメェ」

智葉「?」

京太郎「ハッ、俺らしくない暴言を」

ハオ(最近はらしい気がします)

京太郎「と、ともかく! 明華ァ!」

明華「ひゃっ、はいっ!」ビクッ

京太郎「……」ジー

明華「……」カァッ

京太郎「……」

明華「……あ、あの」

京太郎「……」

明華「あぅっ」


モブ子(あ、手で顔隠した)


京太郎「なにその可愛い反応」

明華「かわっ、ま、ままま、またっ」マッカ

京太郎(今更どうしたっていうんだ)

明華「っ……ま、麻雀しますっ」バッ

京太郎「あっ……」

タタタ

京太郎「……俺が、なにをした?」

智葉「かわいそうに、慰めてあげ」

ハオ「友達の出番ではないと思いますよ!?」

智葉「むしろ友達の出番だろう!」

ハオ「いえ、ここは私の出番です! ヒロインたる!」

智葉「親友ポジションの出番だ!」

メグ(不毛……)



―――夜【じゃん荘:京太郎の部屋】


京太郎「うむぅ……なんでだ、突然」

京太郎(いやぁ、攻めに弱いってことは知ってたがあそこまでとは……正直、面倒なことになった。俺のせいだけど)

京太郎「ああ~困ったなぁ」ハァ

智葉「ん、どうした?」

京太郎「ああいや」

智葉「そうか……すぐにできるからなっ♪」

京太郎「あ、はい」

京太郎(やはりこう、俺の部屋に女の子があがっているというのもそうだが……料理してるってのは良い。ああ~スカートが揺れてる)


京太郎「……」ゴロン

智葉「~♪」トントントン

京太郎(見えない……ってなにやってんだ俺はァ!)

京太郎「明華さんのことを考えろ明華さんのことを……」ムム

智葉「~♪」トントントン

京太郎(尻も……良いなぁ)



智葉「ん、眠くなったか?」クスッ

京太郎「あ、いや……」

智葉「寝転がってどうした?」

京太郎(スカートの中見ようとしたとは口が裂けても言えない)

智葉「もうすぐできるから待ってろ」フフッ タユン

京太郎(やっぱおっぱいだな! 「パインとズリン」って絵本を探しに出かけたい!)

智葉「ん? ……ってどこを見てる」チョップ

京太郎「いてっ……あ~なんつーかこれはしょうがないっていうか」

智葉「何考えてるんだ友達相手に」ムゥ

京太郎(パインとズリンはいつも仲良し……)


京太郎「ってどうした俺ェ!?」

智葉「えぇっ!?」

京太郎「こんなんでインハイ大丈夫かぁっ!?」

智葉「だだだ、大丈夫か!?」

京太郎「うわぁー!」

智葉「京太郎!?」



―――そして、インターハイ当日【インターハイ会場】


京太郎「……なんかあれだ」

ネリー「どうしたの?」

京太郎「全然テンションあがらない」

ネリー「……明華と仲直りしてないの?」

京太郎「いや、仲直りとかじゃなくててか喧嘩してるわけでも」

ネリー「むぅ、あの日だよね?」

京太郎「おう」ハァ

ネリー「……」

京太郎「……」チラッ

明華「っ!」

京太郎(あ、眼があった)

明華「っ!」バッ


京太郎「おぉう、嫌われたもんだな……」トオイメ

ネリー「そういうことじゃない、と思うけど」

ハオ「……はぁ、まったく京太郎は」

京太郎「うっ、臨海の絆にヒビを入れてしまった……いや、俺が嫌われたところで対して問題ないんじゃ」

ハオ「こら」

京太郎「?」

ハオ「……もう、しっかりしてください」ムゥ

京太郎「お、おう?」

ハオ「……ね?」

京太郎「……」

メグ「元気になったらおっぱい触らせてあげマスヨ」ポン

京太郎「……」

メグ「モブ子が」

モブ子「!?」ビクッ タユン

京太郎「お゛ぉ゛!!?」


ネリー「こらこのおっぱいぃ!」

モブ子「ひぇっ!」ダッ



京太郎「おっぱいか!」

モブ子「なんの話!?」

京太郎「パインとズリン!?」

モブ子「あんた私相手だと容赦ないよねその手の話!」

京太郎「いやぁ、おっぱいしか見えてねぇから」

モブ子「お前それでも人間か!」

京太郎「俺は人間だ! 人間で十分だ!」

モブ子「ふざけたことを!」

ネリー「仲良さそうだねおっぱい」

モブ子「またっ!?」


明華「……」

メグ「……どーしたんデス明華?」

明華「ひゃわっ!?」

メグ「あんなに猛ATTACKしていたあなたが」

明華「えっと、その……前よりずっと、前よりもっと、意識して、しまって」カァッ

メグ「顔も合わせられないほどデスカ?」

明華「そ、そのっ……」

メグ「タイミングを逃したと言う感じデスカ」ハァ

明華「うぅ……」

メグ「まったく」ハァ

明華「……そ、その」

メグ(思ったよりも面倒な展開デスネ……こんなラブコメのシリアスパートみたいなことになるとは)



京太郎「ま、開会式なんざパパッと終わらせましょうパパッと」

アレク「パパッと終わるようなもんじゃないけどね」

京太郎「え、そうなんっすか?」

アレク「抽選とかあるし……よろしく部長」

智葉「緊張するわけでもなし、大したものじゃない」フッ

京太郎「おおーさすがに肝が据わってますね!」

智葉「ふふん、見直したか?」

京太郎「むしろ惚れ直した!」

智葉「……」

京太郎「……?」

智葉「……ふぇあっ!!?」カァッ

京太郎「あれ、間違った?」

ネリー「大間違いだよ!」

京太郎「おう、すまんすまん」ハハハ


ここまで! 寝る!

明華と京ちゃんがおかしな感じ
その分他の人たちがわりと暴走したりしなかったり

そんじゃまたー


>>145
今回はちょいと新しいこと挑戦してみるからそうはならないはず!


始めちゃうんだなぁ、これが!

とりあえず開会式の日……こっからが長い! 地味に長い!



―――その後【インターハイ会場】


京太郎「お疲れさんです!」

智葉「疲れるようなことはなかったけどな」クスッ

京太郎「んー俺なら絶対緊張で無理ですわ」ハァ

智葉「個人戦、優勝したらもっと派手なことになるぞ?」

京太郎「うっ……が、頑張ります!」

メグ「そうそう、ガンバでスヨ!」

京太郎「うおぉ、妙なプレッシャーが」

ハオ「見てますから頑張ってください」クスッ

京太郎「お、おう!」グッ

ネリー「ネリーもついてるからね!」

京太郎「おう」ナデナデ

ハオ「でもネリーは個人戦があるんじゃ」

ネリー「……!」ハッ

京太郎「き、気持ちだけもらっとくから、な?」

ネリー「……うん」コクリ


京太郎「晴絵か!」キュピーン

晴絵「それでこそ私のライバルだ!」

京太郎「ええい、なぜこんな時に!」チィッ

晴絵「運命、かな?」フッ


ネリー(誰?)

ハオ(この後におよんでまた女……!?)

明華(うぅ、このままじゃ出遅れていきますっ)



京太郎「てかそりゃ来てるか」

晴絵「まぁね、京太郎に会いに来てあげたよ♪」

京太郎「わーい嬉しいなー」

晴絵「……棒読みだな」

京太郎「そうだよ」

晴絵「……私のこと嫌いか!?」

京太郎「好きだよ!」

晴絵「あっ……うん」カァッ フイッ


灼「ハルちゃんが乙女だ……」ガクゼン

穏乃「あ、そんなになんだ」

京太郎「お、シズたちも」

穏乃「ん、久しぶり京太郎ー」

憧「……」

京太郎「……憧」

憧「……」ナミダメ

京太郎「……そんな顔、するなよ」

憧「だって……っ」


ハオ(な、なにごとぉぉぉぉ!!?)

明華(京太郎くんがぁぁぁっ!?)

ネリー「……へ?」

智葉(か、彼女、じゃない、よね……?)



京太郎「憧……俺だって、こんなことに、なるとは……」

憧「っ」

ガバッ

京太郎「うおっ」

望「京太郎はっけ~ん♪」

京太郎「ど、どうもっす」カァッ

京太郎(やらかいじゃねぇか、20代)

憧(お姉ちゃんのこんな姿、見たくなかった……っ)

望「ん、憧と仲良しなようでなによりだよ~」ツンツン

京太郎「う、うっす」

望「まぁ憧も京太郎のこと嫌いじゃないみたいだし」クスッ

憧「べ、別にあたしは!」

京太郎「望さん、あんまからかったら」

玄「お義兄ちゃん~」ガシッ ムニュっ

京太郎(うおぉ! 後ろに望さん、腕に玄ぉ!)

玄「えへへっ、お義兄ちゃん、お姉ちゃんもいるよっ!」

京太郎「宥さんだって!」バッ

宥「……えっと、お邪魔、かな?」

京太郎「めっそうもございません!」クワッ

宥「あ、うん……」

京太郎「須賀の片腕、空いてますよ!」

ネリー「だめ! ネリーの!」

京太郎「下から引っ張るな!」

宥「……」

京太郎「えっと……ま、前どうぞ」

宥「……えっち」カァッ

京太郎「すんません!」

玄「お義兄ちゃん~♪」

京太郎「ややこしいことになる! ややこしいことに!」

クイクイ

京太郎(服引っ張られてるって、憧……)

憧「お、お義兄ちゃん……」カァッ

京太郎「」シロメ



京太郎「……はっ、一瞬気絶してた」

ハオ「……京太郎、どういうことですか?」ジト

京太郎「ああいや、友達ができたっていうか」

智葉「とも、だち……!?」

京太郎「え、あ……あ」

明華(地雷、踏み抜きましたね)

モブ子「友達ねぇ」ジト

京太郎「ぐっ、と、友達だ、友達なんだ!」

智葉「私が一番の友達、ではないか」フッ

京太郎「智葉さんが一番の友達ですよ!」

智葉「!」パァッ

京太郎(なんだろう、この独特のせつなさは)

モブ子(愛しさと切なさと心強さで生きてけ)


晴絵「別に私はその、友達、じゃなくてもっ……」チラッチラッ

望「まぁ私も」

憧「……わ、私はその、い、妹的な、それ、なのかしら?」

玄「妹ポジションは私だよねお義兄ちゃん!」

京太郎「え、あ……そ、その……」

モブ子「ああ、ラノベ主人公的な?」

咲「もっとおぞましいなにかな気がするな私は」

モブ子「なるほど……ってうぇっ!?」


京太郎「お、咲」

咲「きたよ、京ちゃん」



ハオ(新たな女!?)

穏乃(あれは、さっき会った。宮永咲!?)

玄(おもち力0……クズですのだ)

晴絵(いまさら誰が現れようと……私の優位は変わらない!)

望(いまさら誰が現れようと……私が有利だということに変わりない!)

憧(てかなによ、なんであたし京太郎がお義兄ちゃんだって受け入れてんのよ、一体なぜ……)

明華(うぅっ、話せない間にどんどんと新しい女の子がぁっ!)

モブ子(一部は子じゃないと思う……とは口がさけても)

ポン

モブ子「ん?」

アレク「……なにか良くないこと考えなかったか?」

モブ子「い、いえなにも」メソラシ


京太郎「久々だな~変わらないな」ケラケラ

咲「京ちゃんは、変わったね……」ウツムキ

京太郎「そう、か?」

咲「うん、だって……だって……」フルフル


ハオ(やはり修羅場!?)

ネリー(うぅ、ライバル多い……この雰囲気、あのミヤナガが一番京太郎と近いのかな?)

宥(みんなかわいいし、京太郎くん……この中に彼女さん、いるのかな?)



咲「だって……そんなっ……」

京太郎「……」

咲「おもしろそうなことになってるなんて……~~~っ!!!」ゲラゲラゲラ


京太郎「おいこら」

咲「はぁっ……はぁっ……」ゼェハァ

京太郎「こいつ……ぶっ殺してやらぁっ!」

咲「そんな女の子に拘束されてる京ちゃんになにができるのかな!」

京太郎「ハッ!」

玄「?」右

ネリー「むぅ」左

望(このさい憧と一緒に京太郎を丸め込むって手も……)後


京太郎「くっ」

咲「いやぁ、でもさすが京ちゃん。見込み通りだよ」
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           /  |..V、.................|     /...............///   ∧}


京太郎「この悪魔め!」



モブ子(しかし、まぁ……)


咲「いやぁ、ほんと電話で聞いてた数十倍おもしろいよ」

京太郎「笑いすぎでくたばれば良いのに」

咲「雑誌で見た5倍はおもしろい」

京太郎「お前雑誌見た時笑い転げただろ!」

咲「さすが」

京太郎「正解か!」

咲「まぁ伊達に数年も付き合ってないよ」ケラケラ

京太郎「その数年間世話してやった恩を忘れて!」

咲「ほう、こっちがなにも助けてないと?」

京太郎「ああいや、もちつもたれつだったけど」

咲「……でしょ?」ドヤッ

京太郎「ひっぱたきたい」

咲「にしてもコンビニで大笑いする羽目になるとは……恨むよ京ちゃん」ププッ

京太郎「思いだし笑いしてんじゃねぇよ!?」


モブ子「……」チラッ

智葉「わ、私の友達枠……」ガクッ

望「と、友達っぽいしまだワンチャン」

晴絵「負ける気がしない……!」

ハオ(わ、私には私のアドバンテージが!)

明華(うぅっ、こ、このままは良くないですっ……でも、京太郎くんと話そうとすると動悸が激しくなったりとかっ)

アレク(この状況で私が勝つ方法は……ない!)

宥(なんだか……むぅ)

憧(義妹ほっといてなにやって……って義妹ってなによあたし!?)

玄(お義兄ちゃん、お姉ちゃんを放っておいておもち力0とイチャイチャと)

ネリー(……い、今だけだからねっ、学校戻ったらネリーのターンだからっ!)


モブ子「わりと地獄絵図だよね」

メグ「ま、一歩間違えたらただのモブで終わってそうですケドネ」

モブ子「わかる!」

メグ「……あなたも一歩間違えてたらモブで終われまシタネ」

モブ子「わかる……」

穏乃「どうする灼さん?」

灼「……ハルちゃん、ガンバ!」グッ

穏乃(あ、これ私以外ダメだな)



―――【インターハイ会場:廊下】


京太郎「……なんつーか、よろしくないんだろうなこういうの」ハァ

咲「なにが?」

京太郎「あれ、解散したんじゃないんですかね?」

咲「そうだね、ここはみんな解散しようって話で」

京太郎「うん、記者さんたちが集まって来たからな」

咲「そうだよ。京ちゃんはトイレに行くって言ってトイレにいってみんなは意外にもあっさり解散したよ」

京太郎「……なんでお前いるの?」

咲「……ハァ」ヤレヤレ

京太郎「……」イラッ

咲「私があの場に現れた時、何人に見えた?」

京太郎「一人」

咲「それじゃあ帰る時は?」

京太郎「一人」

咲「……私が一人で帰れると思ってるの?」
           ,. : : : ¨¨¨: : : .、

          /: : : : : : : : : : : : `: 、
         ,:': : : : : : : : : :,: : : : : : : : .、
          /: : : : : : : : :/: : : : : : : : : `:、
         ': : : : : : : : :/: : : : : : : : : : : : : :.
       /イ: : : : : : :./: : : : : : : :/: /: : }: : .
       | |: : : : :_:_:/:,: : :/: -/-、'}: :/: : :.|
       { {: : : :/-、{イ : / ,ィ斧ミ' /: ,' :/ : |
       八 : : 、  |: /{ 〈ソ /: イ: / \{

           }: :イ八 }/  :.:.   ( {:/イ   `
      r―く_/    、   、_ ノ `
     _/ --- 、`ヽ、 /_>--  ´
   「  / ̄::`ヽ Ⅵ、ヽ-、
   | /l::::::::::::::::::∨ヽ}` { ∧

   | イ::|::::::::::::::::::::∨ \〉' }
   | ハ::Ⅵ::::::::::::::::::∨、_{  ∧
   Ⅵ|::::::、::::::____〉::|!:l「:::::::.

    `'|:::::::{:∧    ' :::|!:∧_:〉
     |::::::::: ̄:.    Ⅵ!:{:::} |'
     |::::::::::::::::::.    マ::::::| |


京太郎「……無理だな!」

咲「そういうこと♪」





―――【街中】


テクテクテク

京太郎「ていうかなんでお前、誰かしらと一緒にこなかったんだよ」

咲「え、そりゃ……京ちゃんが送ってくれると思ってたし」

京太郎「お前の中の俺ってなんなんだ」

咲「送ってくれる人」

京太郎「マネージャーか」

咲「あ、プロになった暁にはやってくれて良いよ?」

京太郎「俺もプロ志望だ。むしろお前がやれ……いやごめん無理」

咲「そうだよ」

京太郎「一人の方が効率良いまである」

咲「そ……それはどうかな?」ドヤッ

京太郎「なに!?」

咲「……いや、道行く分には話は別だけどね? ほらもっと色々あるじゃん」

京太郎「たとえば?」

咲「……ご、御飯作ってあげるとか?」

京太郎「お前の飯、美味いんだよなぁ」

咲「ふっ、その程度造作もないよ」

京太郎「でも、マネージャーではないな」

咲「……」

京太郎「……」

咲「……良いマネージャー探そ」

京太郎「早い」

咲「私もそう思う」

京太郎「で、なんの話だっけ?」

咲「えっと、京ちゃんが名前を呼んではいけないあの人って話」

京太郎「呼んでるし、誰があの人だ」

咲「あ、そういえば」

京太郎「はいはい」

咲「……誰が本命なの?」

京太郎「お前」

咲「……鳥肌が」

京太郎「傷つくわ!」

咲「はいはい、で本当は?」

京太郎「え~……は、恥ずかしいし」

咲「うざ」

京太郎「……誰にも言うなよ?」

咲「そういうの良いから」

京太郎「なっ!?」



咲「なぁるほどね~」クスクス

京太郎「……なんだよ」カァッ

咲「うん、良いんじゃない?」

京太郎「なんだそれは」

咲「いやいや、京ちゃんの周りの子たちを見てる限り騙すような子はいないから……」

京太郎「?」

咲「安心した♪」

京太郎「……親かお前は」

咲「せめて姉と言ってよ」

京太郎「そもそも同じ歳だし」

咲「え~年上とタメの義妹がいる京ちゃんには言われたくないなー」

京太郎「う゛っ」メソラシ

咲「……新子さんも松実さんも可愛いし、妹には良いんじゃない?」

京太郎「なんで妹押しでいくのお前?」

咲「いやぁ私も妹キャラだからここは妹キャラ応援しとこうかなって」

京太郎「キャラってなんだキャラって」

咲「ん~……あ、あそこだ私のホテル」

京太郎「おう、名前だけ聞いてマップ見てきたからな」

咲「いやぁ、助かるよ」

京太郎「二度とごめんだ」

咲「何回目だろその台詞」

京太郎「20回から数えるのやめた」


今回はここまでー
初日終了……濃い初日

今回こそは何ルートか書こうかなとか思ったり思わんかったり

そんじゃまたー


融合! アイゴー!(再開!)

まぁ言われたから久々にカプ総合スレ見に行ったけど
癖が強いのは事実だし特に不快感はないし、気にするほどではないかなーとか
でも話題に上がったのは嬉しいゾ



―――【ホテル前】


京太郎「ふぃ~着いた」

咲「ただいま~」

?「おかえりなさい」タユン

京太郎(おっぱい、だと……!?)

咲「ただいま、和ちゃん」

京太郎「例の原村和か! 晴絵の教え子の!」

和「例の須賀京太郎ですか! 赤土先生のコレの!」コユビ

咲「古いよ」

和「!?」

京太郎「あ、須賀京太郎です。以後お見知りおきを」キリッ

和「いえ、今は男に興味ありませんので」キリッ

京太郎「」

和「あ、いえそういうことではなく……安い男に興味はないです」シッシッ

京太郎「やっぱりレズじゃないか」

和「誰がレズですか!?」クワッ

咲「とりあえず疲れた」ハァ

和「こんな男に会いに行くからですよ咲さん!」

京太郎「幼馴染レズNTRか……」

咲「興奮するね!」

京太郎「いやしない」

咲「私は幼馴染ホモ寝取りは興奮するなぁ!」

京太郎「いやしない」

咲「!!?」

京太郎「なにその衝撃の受け方」



咲「京ちゃんにはがっかりだよ!」

京太郎「俺もお前にはガッカリだよ」

咲「……もう」プンスコ

京太郎「俺がプンスコしたいわ」

咲「……ま、お幸せに」

京太郎「こちらこそ」

咲「……私の周りに男がいないことをわかって言ってるのかな?」ニコニコ

京太郎「いや、そこの原村さんと」

和「私はノーマルです!」

咲「京ちゃん……そりゃねぇわ」

京太郎「正直すまん」



―――【臨海高校前】


京太郎「長かったがようやく帰ってきたぞ!」

……

京太郎「もう真っ暗……みんな帰ってるよなぁ、遠回りしてきたけど帰るか」シレッ


京太郎(無意味に学校の前を通って帰ることになってしまった)

京太郎「……さて、帰るか」

女A「あ~あれって須賀京太郎じゃない?」

女B「え、臨海の有名な?」

女A「そうそう」

京太郎(知名度、上がったなぁ……これで英霊になっても平気だな! とか考えるあたり卒業できてないです。はい)

女A「須賀京太郎くん、ですよね?」

京太郎「え、あ、はい」コクリ

女A「キャーヤッパリ!」

京太郎(やべ、普通に返事しちゃったけど……いやまぁサインぐらいか)

女B「すごーい!」

京太郎「あ、どうも」ペコリ

女A「私たちも麻雀やるんだー!」

京太郎「お、そうなんですか?」

女B「うんうん!」

京太郎(な、なんだか良い感じ……いやしかし、俺には臨海のみんなが……ん、貞操立ててるとは言えんなこれでは)



女A「え~でも意外、いつも女の子と一緒ってイメージだった」

女B「それあるー!」

京太郎「私はいつも一人の男だ」フッ

女A「へ~そじゃこれから暇かな?」

京太郎「へ?」

女A「これから飲みにいくんだけど一緒に来ない?」

京太郎「あ、いや俺はインターハイもあるから」

女B「でも男子個人戦だけならまだ先じゃない?」

京太郎(チィ! そこまで知っているか!)

女A「だから良いんじゃない? ちょっとだけ!」

京太郎「……ほ、ほんとにちょっとだけ?」

女B「うん!」

京太郎「いや、それでも」

女A「ええ~良いじゃん!」

京太郎「い、いやそれは」

女B「なんでそんなに」

??「うちのキョータローなにしてんデスカ?」

女A「へ?」

京太郎(め、メグさん?)

メグ「……」ゴゴゴゴ

女B「え、あ、いや……ちょ、ちょっと誘っただけで」

メグ「今からミーティングなんで、邪魔しないでもらえマスカ?」ギロッ

女A「う、うん……そ、それじゃあね須賀君!」

タタタ

京太郎「え、あ~助かり、ましたメグさん」



京太郎「その、断りにくくて」

ダンッ

京太郎「っ」ビクッ

京太郎(か、壁ドン?)

メグ「……キョータロー、あなた、まったくわかってマセンネ」

京太郎「……へ?」

メグ「あなたはもうちょっと自分の魅力を理解した方がイイ」

京太郎「え、えっと……」メソラシ

メグ「……」

京太郎「そ、そのっ……」

メグ「……こっち、ミテ」

京太郎「っ……え、えっと」

メグ「……」ポンポン

京太郎「へ……は、ハァッ!?」

メグ「どうしたんデスカ?」ハァッ スッ

京太郎「い、いやそのっ……なんで俺がこんな立場で!?」

メグ「キョータローが悪いデス」フムフム

京太郎「くっ、な、なんか悔しい」

メグ「とりあえず帰りマショウ……送っていきマスヨ?」クスッ

京太郎「一人で帰れますから!」クワッ

メグ「フフッ……」

メグ(そういうとこが、かわいいんデスよね)



―――【じゃん荘:京太郎の部屋】


京太郎「たくもう、子ども扱いして……」

……

京太郎「……でも、ああいうことしてみたいなぁ」


京太郎(しかしまぁ、友達がナンパされてる現場なんてそうそうぶち当たることないしなぁ)


京太郎「まぁいいか、深く考えずに寝るか」

京太郎(とりあえず、明日は阿知賀のみんなの所詮かぁ、明後日はこっち)

京太郎「なんか緊張してきた。個人戦はまだまだなのにな……」


京太郎(明華さんと早めになんとか普通に話せるようにならないとなぁ)

京太郎「……よし、頑張ろう!」

カピー「カピ」ナニガダ?

京太郎「色々だよ、色々」

カピー「カピ」ミョンファカ

京太郎「バレてるし」

カピー「カピ」ガンバレ

京太郎「……わかってるよ」

カピー「カピ」ナライイ

京太郎「インハイ終わったら、しっかり答えみんなに言わないと、な」

カピー「カピ」ワタシハ、ミカタダゾ

京太郎「……ありがとな」ナデナデ

カピー「カピ」ンッ…

京太郎「……ペット相手に色っぽい声とか思ってしまったぁ」ガーン

カピー「カ、カピ」シ、シツレイナヤツメ

おらっピョンピョンするんだよ(スレチ)


寝落ちとは……

正直すまんかった

>>191
イッチ悪いイッチじゃないよぉ(ピョンピョン


とりあえず今日も寝落ちしそうだから大人しく寝る

そんじゃまたー


レッツゲーム!(再開!)

あんまできるかわからんけど頑張るゾイ



―――朝

バッ

京太郎「っべぇ寝過ごした!!?」

カピー「カピ」オコシタゾ

京太郎「ちゃんと起こせよぉ! あと阿知賀の試合だって言って!」

カピー「カピ」コドモカ

京太郎「子供だよ!」


ドタバタドタバタ


京太郎「だぁ~もうAブロックの試合がぁ!」

カピー「カピ」イソゲ

京太郎「わかってるっての!」

京太郎(ケータイ持った! ティッシュとハンカチは持った、財布持った! OK!)


京太郎「行ってきます!」ダッ

カピー「カピ」イッテラッシャイ



ダダダダッ


京太郎「っと!」

明華「あ、京太郎くん」

京太郎「よう明華さん! どうした!?」

明華「あ、いえ特に」

京太郎「すまん! いまから会場に行かなきゃならないんだ!」

明華「え、あ」

京太郎「一緒に来る!?」

明華「あ、はい……」コクリ

京太郎「っし、ならいくぞ!」ガシッ

明華「あっ……」カァッ

京太郎「OK!?」

明華「お、おっけーです」コクリ

京太郎「ダッシュ!」



―――【インターハイ会場】


京太郎「つ、着いたぁっ!」

明華「も、もぉ、間に合わなっ」ゼェハァ

京太郎「す、すみません明華さんっ」

明華「い、いえ……しかし、ど、どうします?」

京太郎「一応、中に入ってみる」

明華「は、はぃ、それじゃ私はロビーの……ベンチで休んでますっ、から」

京太郎「お、おう!」グッ


京太郎(にしてもさすがに人が多いな)

明華(い、いつまで、手、握ってるんでしょう……)カァ

京太郎「ふぃ~涼しい」パッ

明華「あ……いえ、それでは私はあっちに」

京太郎「おう、ありがとな」

明華「い、いいえ」ニコッ


明華(久しぶりにしっかり話せましたし!)グッ

京太郎(にしても俺、明華さんに対する口調が安定しないなぁ)



京太郎(あれ、あそこにいるのは……)


ネリー「……」

玄「……」


京太郎(まさかの組み合わせ……てかネリーなんでいるんだ?)

京太郎「……しかも向き合ってる」

アレク「あれ京太郎」

京太郎「うおっ、どうしたんっすか?」

アレク「いや、偵察……ネリーも行くって言うから一緒に」

京太郎「ネリーも頑張ってるんだなぁ」フフフ

アレク(まぁ色恋沙汰関係でも、それで頑張れるならなによりってもんよね……)

京太郎「なんか話してるけど、今は行かない方がイイっすかね?」

アレク「ライバル宣言かもよ?」フッ

京太郎「良い話だなぁ! 熱くなりますね!」

アレク「ん、確かにそういうの……好き」フッ



玄「ヴィルサラーゼさん、あなたは素晴らしい妹キャラなのですだ!」エッヘン タユン

ネリー(なにこのおっぱい……てか妹キャラってネリーが? きょーたろーの!? キョータロー妹がいいの!?)

憧(い、妹キャラなら私だって負けて)


玄「どうかな、この私にたった一言。『お義兄ちゃんをあなたにあげましょう』と言ってくれないかな!」

ネリー「ヤダ!」

宥(玄ちゃん、なに言ってるんだろぉ)

玄「それじゃあ『京太郎くんを松実宥さんにあげましょう』と」

ネリー「絶対やだ!」

玄「そうだろうねぇ」


宥「あぅっ」カァッ

晴絵「なぜ、なぜ私じゃない……」

憧「私はお姉ちゃんの味方だから」

望「憧ぉ!!」パァッ

憧「京太郎、お義兄ちゃんに、するんで、しょ……?」カァッ

望「憧ォ!?」


玄「しかし、お義兄ちゃんはすでにお姉ちゃんのおもちに心奪われてるのです!」

ネリー「……」チラッ

宥「あぅっ……お、おっぱいだけあっても、しょうがないし、ね?」

ネリー「ほざくな!」クワッ

宥「え、えぇ~……」



?「ちょっと待った!」

玄「むっ、何奴!」


?「悪いけど、京太郎は、あたしたちがもらう!」

??「そーいうこと、この!」

???「……有珠山が」ファサッ タユン


ネリー(また巨乳……)

玄「有珠山高校……なんていうおもち」クワッ

爽「ってことで……」

誓子「私たちも混ぜてもらうわよ!」ビシッ


晴絵「京太郎争奪戦!?」

望「きちゃったんじゃない? あたしらの時代が?」

灼(来ない)


誓子「ってなんでこんなこと、私別に興味ないしっ」カァッ

爽「とりあえず、もらえるように頼んだ」

誓子「……」スッ

ネリー「な、なに……?」

誓子「どうかね、この私にたった一言『京太郎をあなたにあげましょう』と言ってくれないかな?」

ネリー(マタコレ!? ってかいずれにしても!)

ネリー「やだ!」

誓子「そうだろうねぇ」

ネリー「マタコレ!?」

モブ子(なにやってんだあれ……こわいから近づかないでおこう)

ネリー「ハッ! モブコォ!」

モブ子「ひゅぇっ!?」ビクッ




京太郎「なに喋ってるかまでは聞こえませんね」

アレク「だね」

京太郎「阿知賀勝ったんですか?」

アレク「うん」

京太郎「そりゃ良かった」ホッ

アレク「それを見に来たけど寝過ごしたってとこ?」

京太郎「ご察しの通り」メソラシ

アレク「なるほどね」クスッ

京太郎「そういやネリーはわかるけど、なんでモブ子さんも?」

アレク「学校出てから車で走ってたら暇そうに歩いていたの見て連れてきた」

京太郎「……」

アレク「……なんだかんだで巻き込まれてくれるよね」

京太郎「現在進行形で巻き込まれてますね」

京太郎(あ、ネリーにおっぱい揉まれてる……にしてもほんと良いなぁあの人のおっぱい)

アレク「……おっぱいだけがすべてじゃ、ないよね」ツゥ

京太郎「あ、はい」

京太郎(泣いてる……)



アレク「……で、これからどうするの?」

京太郎「見なかったことにして帰ります」

アレク「正解」

京太郎「……そうっすか?」

アレク「うん、正解」

京太郎「ああ、そう……」

アレク「……そんじゃまたね」

京太郎「はい、また明日」コクリ


アレク(おっぱい、良いなぁ……)トオイメ



玄「お、お義兄ちゃんは……」ゼェハァ

ネリー「きょ、キョータローは、渡さなっ……」ゼェハァ

誓子「す、須賀君は……」ゼェハァ


晴絵「……よそう」

「!?」

晴絵「……私ら同士、戦ってもしようがない」


灼(驚くほどの正論!!?)

穏乃(どうしちゃったの先生……こんなの絶対おかしいよ!)


晴絵「しかし、私は諦めたわけではない」

ネリー「え?」

晴絵「いつか私に京太郎を売り渡す人間が必ずいるはずだ」

穏乃「そこは諦めないんだ……」


晴絵「そう、だから今は共闘だ!」

望「そうだね……」

灼「凄い! 伝説の阿知賀のレジェンドとデスティニーの復活だ!」パァッ

晴望「 や め ろ 」


穏乃(あ~灼さんまでそっちに……憧)チラッ

憧「お義兄ちゃん……」ポケー

穏乃(玄さん、宥さん)チラッ

玄「お義兄ちゃんっ! 絶対お義兄ちゃんにするからね!」グッ

宥「京太郎くん……あ、弟っていうのも」

穏乃(地獄かっ……! こんなもん……!!)



揺杏「なんだか大変なことになってきたぞう」

由暉子「これもまた運命……さぁ、運命の盤を回しましょう」ファサッ

揺杏(やっべー、わっかんねー)チラッ


誓子(須賀君……あなたのイキ顔、また見せてね……)ジュルリ

爽(京太郎……かわいい、京太郎、かわいい)レイプメ


成香「……こわいです」

揺杏「全面同意するわ」

由暉子「さぁいきましょう……その欲のままに戦うも良し、すべて泡沫の夢の如し」

揺杏(なに言ってんだこいつ)

由暉子「故に、今を本能の思うがままに……駆ける」

誓子「そうね」フッ

爽「やろうぜ」ニッ


揺杏「……こわいです」

成香「!?」



ネリー「モブ子ぉ! このさいあんたで良いからなんとかしてー!」モミモミ

モブ子(どうしろと……! 私に……!)ピク

ネリー「おっぱいだけが取り柄なんだからぁー!」ギュウギュウ

モブ子(罵倒……! しかも抉る……! 悪魔的……!)フルフル

ネリー「……」スッ

モブ子(乳を、離された……!?)


ネリー「……やっぱ、いい」

モブ子「勝手な……」

ネリー「ごめん」

モブ子「あ、いえ」

ネリー「でも良い……」

モブ子(なんの心境の変化? てか私が解放されるならなんでも良いけど)


ネリー「……ネリーがなんとかする。キョータローをひきとめる」

モブ子(別に須賀、転校するともなんとも言ってない気が……)

ネリー「うんっ、ネリーに夢中にしちゃえばいいんだもん! やるよ!」グッ

モブ子(頑張ってください……私は関係ないんで)

ネリー「だからサポートしてねモブ子!」

モブ子「ネリーがなんとかするって言ったじゃないですかぁ!」ドンデンドンデン

ネリー「それとこれとは話が別なんだよ! キョータローのおっぱいのことしか考えてない頭ネリーで一杯にしてやるんだからっ!」

モブ子「ガンバ!」

モブ子(一人でな!)

ネリー「ありがとうモブ子! 一緒に頑張ろうね!」ニコッ

モブ子「あ、はい」コクリ

モブ子(子供の笑顔に弱いんですぅ!)



明華「さて……京太郎くんは」

京太郎「ん、戻ったか」

明華「あれ……試合は?」

京太郎「終わってた、阿知賀勝ってたから良いけど」ハハッ

明華(そんなに阿知賀が大事なんですね……)


京太郎「……さて、帰るか」

明華「えっ、あ、阿知賀のみなさんとお話しとかは?」

京太郎「まぁまた後日で十分よ。昼飯でもおごるよ」フッ

明華「あ、はい……ありがとう、ございます」ニコッ

京太郎「……お、おう」フイッ


明華(あれ、なんだか普通に話せてますねやっぱり!)

京太郎(くそっ、最近ネジの緩み具合を感じてないせいで普通の美少女だ!)

明華(にしても二人きりでランチ、楽しみですね……♪)

京太郎(まずい、エロボケしなくなった明華さんなんて……巨乳ブロンドおっとり……ストライクゾーンじゃねぇか!)


明華「……どこにします?」

京太郎「とりあえず歩きながら決めますか」フッ



ここまで! 寝るよ!

良い感じになってきたよ!
フラグ立ってる気がするけど立ってない人も沢山いるよ!

そんじゃまた!


これでエンドマークだ(再開!)

特撮っていいよね!
と言いつつアニメゴジラも楽しみ



京太郎「どこで飯食うかぁ……」

明華「どこでも良いですよ?」

京太郎「どこでも……」キョロキョロ

明華「あはは、一番困りますね」

京太郎「ん~」ムム

明華「……」ススッ ギュッ

京太郎「!!?」


京太郎(う、腕を組んできたぁっ!?)

明華「ダメ、ですか?」カァッ

京太郎「ダメ……じゃないです」カァッ


明華(な、なんだか久々に京太郎くんとくっついたからか……ど、ドキドキします)

京太郎(前なら露骨にやらしい顔してたからツッコミ入れられたのにそんな表情じゃ無理だぁ!)



明華「あっ、あんなところでハンバーグのお店」

京太郎「……」チラッ


洋食屋「」ズェーン


京太郎「あんな人肉ハンバーグ出しそうな店やめましょう」

明華「えっ、た、確かにあそこ周辺やけに暗くて雰囲気悪いですけどそんな」

京太郎「どっちがハンバーグにされるかわかったもんじゃない」

明華「あ、はい……」

京太郎「さて、他には……」

明華(見れば見るほど不気味な洋食店……京太郎くんと入るなら、もーちょっと質素な感じでも)チラッ

京太郎(おお、ここから先……結構な数の飯屋が乱立してるぞ)

明華(こうやってお店探してる時も、なんだか楽しいですし)クスッ



京太郎(おっ、あんなところに小汚い中華料理屋!)


京太郎(こういうところが逆においしいんだよな)


テクテクテク


京太郎(そして迷わずその隣の小汚い和食屋に入った)


「いらっしゃいませー」


京太郎(ん、店員が思ったより若いぞ……しかもおっぱいが大きい)


京太郎(―――これは良い店を引き当てたかも)


「こちらへどうぞ」


京太郎(促されるまま席について、店内を確認……やっぱり手書きでいくつか定食が書かれてる。ホッケ、焼き魚も良いな)

「お冷になります」スッ

明華「京太郎くんは、どうします?」

京太郎(うーん、お……生姜焼き定食! これだな!)

明華「私は……あ、いくら丼にします」

京太郎(海鮮、そういうのもあるのか!)




「はい、こちらいくら丼とお味噌汁になります!」

明華「わぁ、綺麗……新鮮そうです!」ニコニコ

「こちら生姜焼き定食です!」

京太郎(思った通り! この脂身と肉と絡められたタレ)


京明華「いただきます」


明華「ん~やっぱりぷちぷちですね♪」

京太郎(ん、しつこすぎるぐらいに強い味付け! ごはんが進む!)

明華「♪」ズズッ

京太郎(ん、この味噌汁……なめこ味噌汁だ。うん、おいしい!)



「ありがとうございましたー!」

ガラガラ


京太郎「ぷはぁ」ニッコリ

明華「なんだか雰囲気変わってましたね」

京太郎「え、そう?」

明華「はい」コクリ

京太郎「……美味かった」ニコニコ

明華「また来ましょう♪」

京太郎「おう」コクリ

明華(これで、またデートの口実ゲットです!)グッ

京太郎(さて、このあとどうすっかな……帰るか?)


京太郎「んー駅行きますか」

明華(場所移動ですね!)

京太郎(帰るし)

明華「はい♪」



―――【駅】


明華「これからどうします?」

京太郎「ん、帰らないのか?」

明華「え」

京太郎「え」


京明華「……え?」


京太郎(帰らないつもりだったのか)

明華(帰るつもりだったんですか)


京太郎「……その、どっか行くか」

明華「い、いえ別に!」

京太郎「いや、行こう!」

明華「でも……」

京太郎「らしくないぞ、そんなおしとやかな」

明華「ら、らしくない!?」

京太郎「ああいや、前はそんな感じだったような」

明華「そ、そうですよ!」

京太郎「……くっ……くくくっ」フルフル

明華「あ、わ、笑うことないじゃないですかぁ!」

京太郎「い、いやっ、わ、笑うとこ、だ……くくっ」プルプル

明華「もー!」ポカポカ

京太郎「ははは!」


?「なんだあのバカップルは、消え去れ消え去れ……」

照「あ、京ちゃん」

?「知り合い!?」



―――【新宿】


明華「なんでまた新宿?」

京太郎「あれがある、洋服と家電、双方見れる完璧な布陣」

明華「……ああ、ビックロ」

京太郎「そーいうこと」

明華「退屈しませんね」クスッ

京太郎「おう、ついでにホットプレートでも買うかな」

明華「私はたこ焼き機でも」

京太郎「やるのか?」

明華「タコパに憧れてます!」キラキラ

京太郎「ん、今度やるか」

明華「はいっ♪」


京太郎(みんな呼んで)

明華(二人でタコパ……カレカノって奴ですね!)パァッ


京太郎「扇風機も新調したいしなぁ」

明華「大丈夫なんですか?」

京太郎「え、ああ、わりとお金持」

明華「そっちじゃなくて……持って帰るのが」

京太郎「……いや、そこは郵送してもらうさ」

明華「ですよね」

京太郎「多少なら持って帰っても良いんだけどなぁ」

明華「タコパタコパ♪」

京太郎「……たぶん近場の家電店でも売ってるけどなその程度なら」

明華「!?」

京太郎「そんな驚かなくても」



明華「服を見るのも良いですねー」

京太郎「あ~新しい服欲しいなぁ」

明華「例のグラサンアロハは?」

京太郎「……あれ怖いから」

明華「ですよね」

京太郎(全面肯定)


明華「でもああいう京太郎くんも好きですよ?」ニコッ

京太郎「へ」

明華「……っ!?」カァッ

京太郎「い、いや知ってますよ」カァッ

明華「両想い!?」

京太郎「いや、それは違う」

明華「!?」ガーン

京太郎「も、申し訳ない」

明華「……悲しいですねぇ」トオイメ

京太郎(申し訳ない)



―――服屋


京太郎(女の子の着替えって時間かかるよなぁ……)


シャッ


明華「どうですか♪」

京太郎(み、ミニスカ……め、珍しい!)

明華「……あ、見惚れてます?」ニヤッ

京太郎「うっ」

明華「ふふふ、谷間ですよ~」

京太郎「くっ、痴女……」

京太郎(こいつ、戻って来てやがる! 確実に!)

明華「ふふふ……たちましたね」ドヤッ

京太郎「ドヤ顔すんな! 事実だけど!」

明華「あ、はい」カァッ

京太郎「自分でふっといてこれか!?」

明華「き、着替えますっ」フイッ

京太郎「そうしてください、俺に悪い」

明華「……」

京太郎「……」

明華「……いえ、前屈みやめないのかと」

京太郎「とりあえずその谷間見せるプラスミニスカの痴女ルックから着替えて」

明華「こういうのが好きなんですね~」クスッ

京太郎「うっさい」カァッ

京太郎(決して露出が多いのが好きってわけでもないんだけどなぁ……ギャップと言う奴か)



明華「ん~結局買いませんでした」

京太郎「似合ってましたけどね。ミニスカとかも」

明華「……あーやって足を出すのはあまり得意じゃないかもです」クスッ

京太郎「……そうなんっすか?」

明華「はい、私が肌を晒すのは京太郎くんの前だけと決まってますから!」エッヘン

京太郎「調子戻ってきたなお前!」

明華「えへへ、やっぱりこうじゃなければですね!」ニコッ

京太郎「前の方も好きですけどね!」

明華「その言い方だと今の私も良いと?」クスッ

京太郎「否定はしませんけど」

明華「……あ、はいっ」カァッ

京太郎(墓穴掘った)


明華「でも、そうですね……」

京太郎「ん?」

明華「京太郎くんとのデートの時でぐらいなら、言えばミニスカートでもきますよ?」クスッ

京太郎「……それもありか」フム

明華「あ、真面目に考えるんですね」

京太郎「まぁ……」



京太郎「あ、そういえば」

明華「ん、どうしたんですか?」

京太郎「ああ、いや……男子個人戦の警戒する相手、もうちょっと調べとかないとなって」

明華「レベルが落ちてきたっていう男子で京太郎くんに勝てる相手がいるかどうか」

京太郎「最近はむしろ上昇傾向らしいですからね、危険っす」

明華「……麻雀に対して、かなり真面目ですよね」

京太郎「明華さんたちだって真面目でしょうに」

明華「私たちは生活がかかってますから」クスッ

京太郎「俺だって将来はこれで食っていきたいんですから」

明華「夫婦雀士目指しちゃいます!?」

京太郎「はいはい」ポンポン

明華「むぅ~」

京太郎「適当に見て帰りますよ~」

明華「ほ、本気ですからね!」

京太郎「はいはい」ニコニコ

明華「もぉ」



―――【電車内】


ギュウギュウ

京太郎(ま、まさか、こんなことに……)

明華(ま、まるで考えなしに帰宅ラッシュの時間に……)

ギュウギュウ

京太郎(てか、距離が……)

明華(ち、近いというか密着状態……っ)

京太郎「わ、わりぃ……」メソラシ

明華「い、いぇ……」マッカ

京太郎(や、やばぃ)

明華(ま、まずいですね……)


京明華(トラブルの予感!)



まさか、トラブルなんて起こるはずがないよ

ってとこでここまで
特撮ネタが全然はさめなかったぜ

そんじゃまたー


光の力、お借りします!(開始!)

よっし、満員電車イベント、どーなるの!




京太郎(この密着状態……!)

明華(ち、近いというかみ、密着しすぎじゃっ……)マッカ

京太郎(お、おっさんどもの背中が俺を押す……!)

明華(んっ……きょ、京太郎くんの足、私の足の間にっ……)

京太郎(ぐおぉ、明華さんの胸が俺の身体に!)


明華「……そ、そのっ、し、仕方ない、ですからっ」カァッ

京太郎「し、仕方ないよな!」



京太郎「……」

明華「……」


京太郎(なんか知らんが……見つめ合ってしまっている)

明華(眼が、そらせない……)


キキィ


京太郎「うおっ!」グイッ

グッ

明華「んひっ」ビクンッ


京太郎(あ)

明華「っ!」バッ

京太郎(……い、いかんぞ京ちゃん!)

京ちゃん(やぁ)ゴッ

京太郎(このおばかっ!)

明華「……っ!!?」ボンッ

京太郎(ああもう……)


「信号トラブルにより―――」


京太郎(お前このやろう! 信号バカ野郎!)



京太郎「……」チラッ

明華「んっ」ギュッ

京太郎(うおぉ、だき、抱き着くなぁっ! 俺に近寄るなぁぁ!)

明華「……んぅっ」ギュッ スリスリ


京太郎「」

明華「っ……」ギュゥッ

京太郎「おいこら」ボソ

明華「ひゃっ」ビクッ

京太郎「可愛い反応すんな……てかなにやってんだ」

明華「……そ、そのっ」

京太郎「こ、ここじゃあれだろ、あまりにあれだろ」ボソボソ

明華「あぅっ……こ、ここじゃなければ?」

京太郎「お前、そういう意味じゃ」

明華「……ご、ごめんなさぃ、わ、私っ」

京太郎「いや、良いけど……」ナデナデ

明華「あぅっ」

京太郎「てか早く電車動けっての」ハァ

明華「わ、私はこうしてくっついてるの、好き、ですよ?」カァッ

京太郎「お、俺だって悪い気分じゃ……」フイッ


明華「……あうっ」

京太郎「照れるぐらいな言わせんなよ……」

明華「えへへっ……ごめんなさぃ」ニコニコ

京太郎(くっそぉ……調子狂うぜ)



京太郎(もう10分以上経ったか?)

ガヤガヤ

京太郎(騒がしくなってきたな、まぁさすがに缶詰じゃな)

明華「……」

京太郎(にしても……)チラッ

明華「……?」

京太郎(やっぱストライクゾーンだよなぁ、てか臨海ってみんな可愛いよなぁ)

明華「~♪」

京太郎(まぁ周りには聞こえない程度だけど、歌声……)

京太郎「綺麗だ」

明華「……ッ~~!!?」カァッ

京太郎「あ」メソラシ

明華「……ほんともぉ、そういうとこっ」

京太郎「なんだよ」

明華「なんでも、ないですっ」クスッ


京太郎(あ、胸元に小さい蜘蛛……)

明華「また胸見てぇ」ジト

京太郎(そ、そうじゃなくて……いやぁ、苦手そう。教えて叫び声を上げさせるわけにはいかん!)

京太郎「俺の社会的名誉のためにも」キリッ

明華「?」

京太郎(と、とりあえず取ってポイしよう……)スッ

明華「へ?」








京太郎「動くなよ……」ボソッ

明華「ど、どうしたんで……すか?」


明華(なんだか、顔が……こ、こわい気が……)

京太郎「……!」

ドンッ

京太郎「あっ」

京太郎(押されたぁっ!?)

ムニュッ

京太郎(おっぱいを、鷲掴みにする、もろ手かな)


明華「ひぅっ!」グッ

京太郎(沈む……口押さえて声我慢する明華、かわいい……かわいい)グルグル

?(さすがお義兄ちゃん! おっぱいの道を究めるのですだ!)

?(さすが京ちゃん! 虚無ってるぅ!)

明華「ふっ……」


「信号トラブルの方―――」


明華(で、電車、復旧)

ガタンッ

京太郎(あ、身体のバランス……てか膝)グリッ

ムニュッ

明華「~~~っ」ビクンッ


京太郎(……あ)

明華「……」フルフル

京太郎(……これは社会的に死ぬゾウ)トオイメ



―――【駅前】


京太郎「……」

明華「……」ソワソワ

京太郎「……」チラッ

明華「っ……」メソラシ


京太郎(とうとう嫌われた……いや、でもあれは蜘蛛を取るため、逃げちゃったけど)

明華「……ぅっ」

京太郎「……すまない」

明華「へ、べ、別に謝るようなこと……」

京太郎「いや、それでも……すまない」

??(すまないさん……おっぱいに現を抜かすような京太郎はもうわたハルチャンルートしかないよ)

京太郎(ハルちゃんルートは……すまない)

??(謝罪!?)


明華「そ、その……」

京太郎「どうした、明華さん」

明華「き、気持ちよかったので、ここはその……て、手打ちという、ことで?」

京太郎(それは智葉さんの台詞でしょ)


京太郎「てか、気持ちよかったのか……」

明華「……う」

京太郎「う?」

明華「うわぁぁぁぁぁん!」ダッ

京太郎「なんだなんだ!? 俺がなにをしたぁっ!」

明華「あああああああ~!!」ダダダダ


京太郎「お、恐ろしい速度で駆け抜けて行った」



京太郎「俺が……なにした?」

京太郎(ナニしたね、うん)


モブ子「駆け抜ける嵐~今すべてを~♪」

ネリー「上機嫌だね」

モブ子「そりゃほら、晩御飯まで奢ってもらったし」

ネリー「時間帯早くない?」

モブ子「そーだけど、夜中また食べるんだよなぁ」ハァ タユン


京太郎「あ、おっぱい」

モブ子(oh……おっぱいが最優先ですか)チラッ

ネリー「……」ゴゴゴゴ

モブ子(また虐待される)


京太郎「お、ネリーだ……おいでー」テマネキ

ネリー「……」スゥハァ

京太郎「?」

ネリー「お、おにいちゃーん」タタタッ ダキッ

モブ子「!!?」

京太郎「」

ネリー「あ、あれ? これが良いんじゃないのキョータロー?」

京太郎「」

ネリー「キョータロー?」

モブ子「ショックで固まってるだけだから!」



今回はここまでー
進まねぇ!

とりあえずトラブルっていうかToLOVEっていうか

そんじゃまたー


相当EXCITE!(開始ィ!)

実際、明華がまともだったら明華ルート直行よ




京太郎「うっ、ここは……」

明華「どうしたんですか?」

京太郎「みょ、明華、さん……?」

明華「朝ですよ、お兄さん♪」

京太郎「ファッ!?」



京太郎「うわぁぁぁぁぁっ!!!」

モブ子「どぉわっ!?」

ネリー「ひゃっ!?」ビクッ

京太郎「は……あ、ああ……」

モブ子「ど、どしたの? ヴィルサラーゼさんに手をひかれるままにファミレスに来たと思ったら突然」

京太郎「い、いやその……お、おれは」

ネリー「?」

京太郎(最近、妹好きに……いや、気の性だ。きっと気のせいだ)ウム


京太郎「憧、玄、教えてくれ……俺はどうすれば良い」グヌヌ

ネリー「……なんの話?」

京太郎「い、いや、なんでもない」

モブ子(なんかあるでしょこれ)





京太郎「なんでも……ないんだ……」クッ

ネリー「なにか、悩みあるなら聞くよ?」

京太郎「……ありがとな、ネリー」ナデナデ

ネリー「えへへっ」

京太郎「……なんか落ち着く」

ネリー「そう?」

京太郎「おう……てか明日にそなえて帰って寝ないとな」

ネリー「うん♪」

京太郎「……と言いつつせっかくファミレス来たのになにも頼まないのはもったいないしなんか食べるか、奢るぞ」

ネリー「良いの!?」

京太郎「おう!」

ネリー「やったー!」

京太郎「ははは」


モブ子(この隙に帰るか……?)


京太郎「あ、モブ子さんもどうぞ」

モブ子「奢り!?」

京太郎「あ、はい」

モブ子「やったぜ。」

良子「それじゃ私も」

モブ子「戒能プロはどうし……」

ネリー「……」

京太郎「……」


京モブ「ウワァァァァァッ!!!?」



モブ子(プロだぁぁぁぁぁっ!)

京太郎「へ、変態だぁぁぁぁぁっ!?」

モブ子(胃痛の予感!!)

ネリー(きょ、キョータローの隣はネリーが座ってるから平気だもん!)ムゥ

良子「交換してください」

モブ子「へ、わ、私ですか?」

良子「ええ」

モブ子「あ、はい」

ネリー(ふ、ふぅん……せめてキョータローの正面に座ろうとするってわけだ!)

モブ子(案外可愛げあるんだなぁ……でも20歳だし不思議じゃないかぁ)


良子「……もぉ、変態なんて……濡れたらどうするんですかっ」カァッ

ネリー「」

モブ子(変態だぁぁぁぁっ!)キリキリ

京太郎「精一杯優しくします」

良子「それはそれでっ」ピクンッ

京太郎「どーせいと」



京太郎「とりあえず良子さんもどーぞ」

良子「年下にごちそうになるのもそれはそれで罪悪感ですね」

京太郎「まともなこと、言ってる……!?」キョウガク

良子「私をなんだと思ってるんですか」

京ネリ「変態」

モブ子(変態)

良子「んっ、そ、そういうことを言うからっ」カァッ

京太郎(どうにもならんぞ!)


モブ子「さっさと頼もう」ピッ

ピンポーン

京太郎「とりあえずふぁっ」

ネリー「ど、どうしたの変な声だして?」

京太郎「な、なんでも……」チラッ

良子「……♪」ニコニコ

京太郎「くっ……」

ネリー「?」

モブ子(あ~胃が痛い)



―――その後【須賀家】


京太郎「……」

カピー「カピ」ドシタ?

京太郎「……変な扉を開けそうになった話」

カピー「カピ」カイノウカ

京太郎「なぜわかるし」

カピー「カピ」カピバラダカラダナ

京太郎「なるほど」


京太郎(まぁなんつーか、色々あるわな、色々……あのあと無言で帰ってしまったぜ)


ネリー『大丈夫だった? 元気なさそうになっちゃったけど』

京太郎(メール来てるし)

モブ子『よく耐えたと思います』

京太郎(うるせぇ)

良子『私なしでは生きていけない体にしてあげますね!』

京太郎(くっ、この変態強い!)


カピー「カピ」ネレバ?

京太郎「そうする」トオイメ

ピロリン

京太郎「誰からメールだ……咲?」

咲『楽しそうな予感!』

京太郎「楽しくねぇ!」



―――翌日【インターハイ会場】


京太郎「シードだった!」

ネリー「知ってたよ?」

京太郎「明日に備えてとか言ってたでしょ俺!」

ネリー「えっと、見に来るからかなとか」

京太郎「oh……」

アレク「なんだかんだみんな来たのね」

智葉「レギュラーメンバーだけですけどね」

アレク「それと……」チラッ

モブ子「せんせーみんな来るって言うから来たのに……」ガク

アレク「あんたが必要だから」

モブ子「……なにに?」

アレク「ツッコミ」

モブ子「やっぱな!」


京太郎「……まぁ、偵察するから良いけど」

ハオ「ですね、観戦席いきましょう」クスッ ギュッ

京太郎「お、おう」カァッ

メグ(ナチュラルに腕組みとはさすがですね)

ネリー「むぅ!」ギュッ

京太郎「お、おう」

モブ子(もう片手が空いてるからすかさず手をつなぐ、か……ネリーちゃんガンバ!)


智葉「……」ゴゴゴゴ

明華「……」カァッ チラチラ


モブ子(こ、これはまずいですし須賀のお兄ちゃん!)

メグ「……戦争デスネ」ヤレヤレ

モブ子(くっ、いまだにこの人の立ち位置がつかめない!)

メグ「あ~ラーメン食べタイ」

モブ子(いつも食べてんじゃん)



京太郎「とりあえずあれだ……」

ハオ「どうしました?」

ネリー「ん?」

京太郎「……このままいくの?」

ハオ「私はかまいませんよ?」

京太郎「……ほ、ほら人の目とかあるから」

モブ子(もう手遅れな気が)


ネリー「むぅ、キョータローがそう言うなら、やめるけど……」パッ

京太郎「おう、ありがとな」フッ

ハオ(ぐぬぬ、名残惜しい)

ネリー「今度デートするときは手、つないでもらうけどねっ!」ビシッ

京太郎「もちろんですともお嬢様」フッ

ハオ(す、素直に言うことを聞くのが正解でしたか!)パッ

京太郎「ん、ハオもその……ありがとな」

ハオ「いえ、今度はお家で寝るときにでも!」

モブ子「変態」

京太郎「……」カァッ

モブ子(満更でもないんかーい!)


次回、咲さん現る……たぶん

色々あったけどみんないいとこ出していきたい
ヒロイン全員スポット当てつつ

そんじゃまたー


これはナンセンスだ!(再開!)

わりと細かいとこはノリと勢いでいくとこあるせいか京ちゃん突然シャア離れしてることに気づいた



―――【インターハイ会場:観戦室】


京太郎「ふむ、さすがだ……」

智葉「……清澄高校、か」

メグ「リュウモンブチトーカを倒した者、原村和でスカ」

京太郎「……咲まで行かないか」ボソッ

智葉「ん?」

京太郎「ああ、いや……お目当ての対象が見れそうもないので、行きます」スクッ

智葉「お目当ての、大将……」

アレク「ん、宮永咲とかいうの胸はないわよ?」

京太郎「俺がお目当てって言うとそうなります?」

アレク「なる」

京太郎「ですよね……」

ハオ「どこか行くんですか?」

京太郎「別の方見に行ってきます」

ネリー「別の方……」


京太郎(トシさんのとこ、宮守……ね)フッ

テクテクテク


明華「はぁ……」

ハオ「全然話しませんね」

明華「うぅっ……」



―――【観戦室】


京太郎(さてと、こっちはどうかね……)

ガチャッ

京太郎(ほう……圧倒的じゃないか)

??「やっぱ見に来たね」

京太郎「……トシさん」

トシ「どうだい?」

京太郎「……先方の子のおっぱいが」

トシ「そっちじゃないよ」ジト

京太郎「……あ~全員能力持ち?」

トシ「……まぁそうだね」

京太郎「うわぁ、厄介」

トシ「臨海だって似たようなもんだろうに」

京太郎「否定はしませんけど、厄介な」ハァ

トシ「こっちの台詞だよ。まぁ臨海にぶつかる前に問題があるけどね」


京太郎「……咲ですか?」

トシ「ん、まぁ私もとんでもないの育てちまったね」

京太郎「宮守の首しめてどうすんっすか」

トシ「……ま、そんなもんで負けるとは思わないけど、ね」ハッ

京太郎「大した自信だことで、まぁ咲以外の実力を見ても……結構やばそうですよ」

トシ「ん~困ったもんだね」ケラケラ

京太郎(楽しそうに……)



京太郎「さて、どうなるか……」

トシ「さてね、準決勝で会えたらなによりなんだけどねぇ」

京太郎「お近づきになりたいもんですね」

トシ「……良いんじゃない?」

京太郎「へ?」

トシ「修行、付き合ってもらうよ」

京太郎「ちょ、マジで言ってんですか?」

トシ「もちろんさね、情報を持って行っても良いし」

京太郎「くっ、悩む……」

トシ「……どーする?」

京太郎「……」

トシ「ま、あたしはどっちでもかまわないけどね」

京太郎「そういうのが一番困るんだよなぁ」

トシ「そういうもんだろうね、おっ……終わりだね」

京太郎「圧倒的じゃないか」

トシ「まぁね……」


??「伊達にユーの教え子ではないということですね」フム

京太郎「……」ギギギギ

トシ「おや、戒能じゃないか」

良子「昨日ぶりですね京太郎♪」

京太郎(変態だぁぁぁぁぁぁ!!!)



京太郎「……お、おっす」メソラシ

良子「なんですか、その嫌そうな顔」ムゥ

京太郎「嫌なわけじゃないんですけどね、その……昨日の今日なんで、恥ずかしいっていうか」

良子「……キュートですね」フフッ

京太郎「……その」

トシ「これは治らないよ」

京太郎「……」

良子「私が京太郎を求めてやまないのは三千世界に共通す!」カッ

京太郎「きっと、きっともうちょっとおしとやかなパターンが!」

良子「ありません!」クワッ

京太郎「……」チラッ

トシ「ないことはないよ」

京太郎「この良子さんは?」

トシ「手遅れだ。そっと抱きしめてあげな」

良子「ノーウェイ! 強く! ハードに!」

京太郎「あ、はい、今度ね今度」

良子「っし! win-winですね!」



―――【インターハイ会場:ホール】


京太郎「……」ポキッポキッ

ハオ「指鳴らすの、良くないらしいですよ?」クスッ

京太郎「あ~癖でな」ハハッ

ハオ「そっちは見終わったんですか?」

京太郎「ああ、そっちは?」

ネリー「ミヤナガ、出てこなかったよ」

京太郎「その前に終わった、か」フム

ハオ「ガッカリしているように見えます」クスッ

京太郎「ま、あいつがどの程度成長してるか見ておきたいっていうか」

ネリー「ネリーの超えなきゃいけない相手かー」

京太郎「お前なら大丈夫さ」ポンポン

ネリー「そうかな?」

京太郎「おう、俺の信じるお前を信じろ!」

ネリー「……うんっ♪」ニコッ

ハオ「なんの台詞ですか?」

京太郎「俺の心からのって可能性はないんですかそうですか……まぁなんつーか、ハオも頑張れ」

ハオ「……普通に強そうでしたね、次鋒」

京太郎「なんか変なの隠しもってそうだ」

ハオ「そう、なんですか?」

京太郎「おう」

?「さすが、大した洞察力だね」


京太郎「……咲、か」キュピーン



京太郎「……咲」

咲「……京ちゃん」


ネリー(なんで、わざわざ階段の上と下で話してるんだろ?)


咲「勝てると思わないことだよ。私の仲間たちに」

京太郎「……ならばお前の仲間全員にその力を与えて見せろ!」

咲「京ちゃんをやってからそうさせてもらう!」


モブ子(ぐああああ! 私に8000のダメージ!)


??「なにやっとる」

咲「ふっ……シーウィード、良いタイミングで」

??「誰がわかめじゃ」ポカッ

咲「あいたっ!」

京太郎「新しい世話役か、情けない」フッ

咲「なにおう!」

京太郎「お前を笑いに来た、といえば満足か?」ハッ


咲「もぉ、先輩のせいで馬鹿にされた!」

まこ「わしのせいじゃなかろう……てかあれか、あの男が前の世話役か」

咲「世話役!?」

京太郎「どうも、前の世話役です現世話役の人」

まこ「お疲れさんです」

京太郎「いえいえそちらこそ」

咲「ちょ! ちょ!」


ネリー(むぅ、疎外感)

ハオ(世話役……ポンコツの方が京太郎は惹かれる?)

智葉(むしろ京太郎の世話をしたい)



まこ「というより、なんでおんしら久々にあったみたいな空気だしとるんじゃ」

京太郎「そりゃ……なぁ?」

咲「ねぇ?」

まこ「くっ、なんじゃこいつら」


京太郎「……こ、今度あったときはぶっ殺してやるからな!」ビシッ

咲「上等だよ! 血の海に沈めてやるからね!」ビシッ

明華(物騒……)

智葉(良いな、友達って感じ……)



―――【ロビー】


咲「そんじゃねー」

京太郎「またなー」


京太郎「しかしまぁ、あれだな……」

アレク「なに?」

京太郎「……知り合い、多いなぁ」

アレク「それはみんな思ってる」

京太郎「ですよねー」

明華(こ、このままでは取られかねません……し、しかし)

京太郎「ん?」

明華「っ~!」カァッ プイッ

京太郎「……嫌われてる?」

明華「そ、そうでなくてっ、その……」マッカ

京太郎「お、おう、わかってるよ。その、すまんな」

明華「い、いえっ」ウツムキ


ハオ(しかし、なんていうか私と京太郎……こう、同学年なんだしもっとこう、ないんですかね)


ネリー「キョータロー帰ろ!」ギュッ

京太郎「わかったから引っ張るな、子供かお前は」

ネリー「子供じゃないよ!」ムゥ

京太郎「わかってるわかってる」ナデナデ

ネリー「わかってない! しっかりレディだよ!」

京太郎「おうおう、いくぞー」

ネリー「もー!」

ハオ(このままでは死ぬ、存在が)


おや、なんだか、進ま、ないよ?

少し、話、飛ぶよ


とりあえずあれだ、頑張るゾイ

一個アイデア出たから次のは決まった
臨海終わるまでもーちょいかかりそうだけど



―――【臨海高校:麻雀部部室】


京太郎「まぁ予想通りというか」

アレク「ん?」

京太郎「いや、有珠山があがってきたんで」

ネリー「ふぅん、有珠山……」

京太郎「ど、どしたよ」

ネリー「ううん、シシハラ……」

メグ「キョータローはやりあったんですヨネ?」

京太郎「おう」

ハオ「私は、例の……京太郎のことをやらしい目で見ていた女ですね!」クワッ

京太郎「え、チカセンそんなことしないと思」

ハオ「いえ、私にはわかります!」

京太郎「そ、そうかなぁ?」

メグ「だからキョータローは少し警戒しろと」ハァ

京太郎「え、す、すみま、せん?」

メグ「……ん、まぁわからないならしょうがないかもしれませんけど」ポンポン

京太郎「う、うん」コクリ

明華(私の相手は……岩舘揺杏さん、ですか)


京太郎「智葉さんは個人戦のこともあるから信頼感パナイっすね」

智葉「え、あ、そ、そうか?」

京太郎「はい!」ニコッ

智葉「そ、そうか……そうかそうか!」ニコニコ



アレク「とりあえず休養を取るって意味でも解散ね」

京太郎「あれ、練習じゃないんですか?」

アレク「ま、そこは好きにどーぞって感じで、休むなら休むで良いし、やるならやるで良いし」

京太郎「お任せと」

アレク「そーいうこと」


京太郎(帰るかなぁ……いやしかし、個人戦が)フムム

ハオ「個人戦とかありますし、やっていきます?」

京太郎「そう、だな……うん、やるか!」

アレク「っても2時間ぐらいで閉めるけどね」

京太郎「まぁ上等!」

智葉「残念、だが今日は帰るか……」ムゥ

メグ「それでは私も」

京太郎「お疲れさまっす!」

智葉「またな」クスッ

メグ「キョータローは人通りが少ないとこ避けて帰るように」

京太郎「彼氏か」

メグ「それも一興という奴デスネ」フッ

京太郎「ないっすよ!?」



ハオ「それでは私と」

ネリー「はい! キョータローがやるならやる!」バッ

京太郎「おう、ありがとな」フッ

ハオ「あと一人!」チラッ

明華(うぅ、しかし最近、こう……上手くできないというか、うぅ~)

ハオ「……明華、暇なら参加してください」クスッ

明華(は、ハオちゃん!)

ハオ(まぁ二人がギスギスというか、妙な感じが慣れないですからね)


京太郎「っし、やるか! 開幕本気でいく!」

ネリー「……いつも本気でしょ?」

京太郎「……」メソラシ

ハオ「京太郎、しかしまぁ来た時から大概強かったですけど、最近はさらに調子が良いように思いますね」

京太郎「そう、か?」

ネリー「う~ん、なんだろ……」

京太郎「新しい力が目覚めたか」フッ

アレク(痛い)


「ぐあああぁぁぁっ!」

「ちょ、モブ子大丈夫!?」

「古傷がぁっ!」


京太郎(悲しいな……まぁ良い。実力が伴った中二病は中二病に非ず!)クックッ

明華(うぅ、いつもの調子が……)

ハオ(さて、ネリーの調子次第でまた戦略が変わってきますが)チラッ

ネリー「よーっし」ニコニコ

ハオ(調子良さそうですね、明華は……微妙ですが)フム



―――その後


アレク「さて、そろそろ閉めるわよ」

京太郎「うっす! そんじゃお疲れ!」

ハオ「ふぅ、結構やれましたね」

ネリー「ね!」

京太郎「……明華さん、調子悪そうですけど大丈夫か?」

明華「へっ!? あ、いやその……」

京太郎(やっぱ前ので嫌われたのかなぁ……)ハァ

明華(うぅ、は、恥ずかしくて顔が見れない……さ、散々なことしてきた自覚は、あるんですけど……)カァッ


ハオ「それじゃあ帰りますか」

ネリー「だね!」

京太郎「よし、ファミレスとか寄る?」

ハオ「良いですね」

ネリー「奢り!?」

京太郎「奢らない」

ネリー「えー!」



―――【ファミレス】


京太郎「明華さん、来なかったなぁ」

ネリー「ん、最近明華の方みること多いね」ジトー

京太郎「そ、そりゃ仕方ないだろうに」

ネリー「……まぁそうだけど、どしたのほんと?」

京太郎「えっと……や、やらしいことがあった」

ハオ「ほう」

京太郎「ち、違う違う! 事故だよ事故!」

ハオ「……明華って散々やってたのに?」

京太郎「あ~まぁそういうことになったら顔合わせづらくなっちゃったっていうか、明華さんは意識してるっていうか」

ハオ「まぁその、あれで初心ですから」

京太郎「あれでって……」

京太郎(まぁ痴女キャラが板についてきたとこあったけど)

ハオ「まぁなんというか、明華に関しては京太郎になんとかしてもらうことになりますけど」

京太郎「その、悪いな俺のせいで」

ネリー「誰のせいでもないんでしょ?」

京太郎「……しいて言うなら俺のせいかなって」

ハオ「もぉ、誰のせいとかは良いですから……明華、悩んでるでしょうしお願いしますね?」

京太郎「……思いのほか優しいな」

ハオ「思いのほかってなんですか」ジト

京太郎「ハハハ、悪い悪い……しかし、これはナンセンスだ」ハァ

ネリー「ガンバ!」

京太郎「おう!」

ネリー「……あ、でも明華とくっつかれるのは困るからね!」

京太郎「なんでだよ」

ネリー「そりゃネリーが……あぅっ」カァッ

京太郎「お、おう」カァッ

ハオ「はい疎外感!」


ここまで!
次回はまた阿知賀勢の話をチラッと

ちょっと感覚つかめなくなってきたぞう
とりあえず今回こそは5ルートぐらい書きたい

そんじゃまたー


ダメだ、最近なにも書いてないし

とりあえず短編みたいなの投下してみよう!

(この本編とはまったく関係ないからね!



―――原作から数年前【長野】



京太郎「はぁ~テストの点数悪いなぁ」

京太郎(六年生ともなると勉強が難しいなぁ……怒られるだろうなぁ)


京太郎「ちぇっ……体育のテストがありゃ俺だって」トボトボ


カツカツカツ


京太郎「え?」

コンコン

???「あ、あれ……そ、外に出るもんじゃないなぁ、ああもう道が」カツカツ

京太郎(杖、ついてる……見えないの、かな?)


京太郎「……よしっ!」



―――【長野:外】


はやり(私は瑞原はやり24歳、これでもアイドルなんてものをやってる……いや、やってた)

カツカツカツ

はやり(なんだかある日、突然視界が真っ暗で……)

カツカツカツ

はやり(精神的なものが原因で一時的なものとか言われたけど、やっぱ芸能的な仕事は一旦お休みすることにした)

はやり「ん~にしても都会と違って静かだし物は少ないしで良いけど、これこわいなぁ」

はやり(気分転換ってことでお母さんに連れられて長野に来て、アパートの部屋借りてとかしてみたけど)

カツカツカツ

はやり(早く慣れようってお母さんが出かけてる間に出てきちゃった……)

はやり「にしても……普通に迷子になっちゃったなぁ」

カツカツカツ

はやり(はやぁ~……一人で出歩くんじゃなかった、早く一人で動かなきゃって焦りすぎ、だったかなぁ)

カツカツカツ、カッ

はやり「あ、あれ……そ、外に出るもんじゃないなぁ、ああもう道が」


???「……あ、あの!」

はやり「はやぁっ!?」ビクッ

カラン

はやり「あっ」

はやり(杖、落としちゃった)

???「だ、大丈夫!?」バッ

スッ

はやり「あ、え……ひ、拾ってくれて、ありがとう」

???「お姉さん、ここら辺の人じゃないよね」

はやり「ああ、うん……少しの間こっちで、暮らすことになるのか、な」

???「道、迷ってる?」

はやり「にゃはは、恥ずかしながら……」

???「よし、それじゃ俺が連れてってやるよ、どこらへんに行くかわかる?」

はやり「うん、家なんだけど確か住所は……」



はやり(そして私は……出会った子に手を引かれてるわけだけど)

???「あ……」

はやり(歩く速度、遅くしてくれたんだ……)

はやり「その、ありがとう……本当、えっと」


京太郎「須賀京太郎! 気にすんなって、困った時はお互い様!」



はやり「うんうん」

京太郎「ダチもどいつもこいつも、お前は本当に勉強できないなーとか」

はやり「あはは」

京太郎「でも俺、将来はスポーツ選手だから勉強ぐらい……あ、段差」

はやり「おっと、ありがと」

京太郎「でも、スポーツ選手になるにもとりあえず勉強はしろとか……わけわかんなくてもーお先真っ暗」

はやり「あはは、私もお先真っ暗、かな」

京太郎「あ、ご、ごめん……」

はやり「ううん……須賀君は良い子だね」

京太郎「へっ?」

はやり「将来は、こういうのも良いんじゃない?」

京太郎「確かにちょっと興味あるんだよ! かいごとかへるぱーとか!」

はやり「にゃはは、向いてそうだなぁ」

京太郎「あ、でも俺、あんま気が利かないからなぁ、バカだし」ハァ

はやり「大丈夫だよ。須賀君は自分自身で思ってるよりずっと、素敵だから」ニコッ

京太郎「……お、おう」カァッ














ガチャッ ガチャンッ

はやり「ありがとね、家まで送ってもらっちゃって」

京太郎「ううん……にしても、結構近いアパートだなぁ」

はやり「そうなの?」

京太郎「おう、って……」


部屋「」ゴッチャァ


京太郎「……」

はやり「ち、違うんだよ! ちょっと杖の場所がわからなかったからっ」

京太郎「えっと……」

はやり「それに」ぐぅ~


京太郎「……」

はやり「そういえば御飯、まだだった……」ハァ

京太郎「よ、よければさ」

はやり「ん?」

京太郎「飯とか掃除とか、やってやろうか?」

はやり(あ、いやお母さんと一緒だしなぁ……でもお母さん、帰ってくるのは夜なんだよねぇ)

京太郎「こ、これでも家事とかは得意なんだぜ!」

はやり(でもそれ以前に……)


はやり「でも須賀君、子供、でしょ?」

京太郎「……」

はやり「ダメだよそれは、両親も心配しちゃうし……」


京太郎(俺は―――)


京太郎「え、いや……失礼な、俺、こー見えても」

はやり(ん?)


京太郎「ハタチなんですけど!」

京太郎(―――嘘をついた)


京太郎「ふくし……の大学に通ってるんですけど!」


はやり「え……ええ~~!!? ほ、ほんと!?」

京太郎「悪かったな、子供っぽい声で!」

はやり「え、いや声っていうか!」


京太郎(ほんとは11歳だけど)



―――【数週間後】


美月「はやりちゃん」

はやり「ん~?」

美月「最近、私が帰って来ても部屋綺麗だし、出かけたりしてるみたいじゃない?」

はやり「あ~うん」

はやり(大体、須賀君のおかげだけどね)

美月「……なんだか早いなぁ」

はやり「ん、私はもうちょっと一人でも大丈夫だから、戻っても平気だよ?」

美月「でも……」

はやり「大丈夫だって、お店いつまでも放っておくわけにもいかないだろうし」

美月「……」

はやり「眼がもう一度視えるようになったらすぐ連絡するから」

美月「……うん、わかった」

はやり(……まぁ、須賀君が来れなくなったらおしまいなとこあるけど)

美月「それじゃあ、お言葉に、甘えちゃうわよ?」

はやり「うん!」



―――【さらに数週間後】


京太郎「やっほーはやりさん! きちゃった!」

はやり「須賀君♥」タタタッ ダキッ

京太郎(うおぉぉっ!!?)スッ スカッ


はやり「はや?」

京太郎(っと、ランドセルを触られたらさすがにまずい)スッ コトッ


京太郎「はい、はやりさん!」ダキッ

はやり「寂しかったよ~」ギュゥッ


京太郎(こんな関係になっちゃった……)


はやり「ねぇ、ちゅーして良い?」

京太郎「え、いやっ……そ、掃除とか洗濯とか、御飯も」

はやり「いいからっ」チュッ

京太郎「んうっ!?」


京太郎(で、き、キスとかしちゃったり……まぁ“大人同士”だし、当然)


はやり「んっ……」

京太郎「んんっ……」


京太郎(うっ、体格差で、押し倒されたら、無理っ……でも、これ)

はやり(がっつきすぎだけど、でもっ……)


京太郎「んぁ……」

はやり「はぁっ、はぁっ……もっと、いい?」

京太郎「……うん」コクリ

はやり(さすがにその、ちゅー以上は……ダメだから、これだけで)

京太郎「……もっと」

はやり「はやぁ~やっぱ須賀君かわいいなぁ~」エヘヘ

京太郎「お、男にかわいいとか言うな!」

はやり「えへへ、二十歳超えてこれだもんね~」

京太郎「ぐっ」

はやり「……でも、大好きだよっ♥」

京太郎「っ」カァッ



―――【それから少しして】


京太郎「それじゃあ、帰るな」

はやり「うん、気を付けて帰ってね。明るい内に」

京太郎「また子ども扱いする」

京太郎(大人まであと八年、いや俺の場合九年かぁ)ハァ


はやり「ん? どうしたの?」

京太郎「ああいや、なんでも……」

京太郎(長いなぁー)


京太郎「じゃーまた」

コンコン

京太郎「?」

「すみませーん、××署の者ですが」

京太郎「ッ!」ビクッ

はやり「……」

「少々、お聞きしたいことが」

はやり「……はい」

京太郎「っ」ススッ



ガチャッ


はやり「えっと、なにか?」

警官「ああいや、最近ここらへんで」

はやり「っ……」

警官「……空き巣被害がありまして」

はやり「はや?」

警官「生だ……」

はやり「え、あ、えっと……」

警官「ああいえ、すみません……ともかく付近の住民の皆様に注意喚起を」

はやり「あ、そ、それはご丁寧に……」

警官「では」

はやり「あ、はい」コクリ

警官「あ、それと」

はやり「っ! な、なんでしょう?」

警官「……頑張ってください。事情はわかりませんが応援しています!」グッ

はやり「あ、ありがとうございます」ペコ

警官「では!」ダッ


ガチャンッ


はやり「……はぁ~」ズルズル ドサッ

京太郎「……え、えっと……」

はやり「……」クイクイ

京太郎「え?」

はやり「おいで?」

京太郎「……」スッ

はやり「……」ギュッ

京太郎「わっ」



京太郎「え、ど、どうしたの?」

はやり「目、視えなくてもさすがにわかるよ……これでハタチって」クスッ

京太郎(え? え?)

はやり「でも、嬉しかったから……真っ暗な時に、差し伸べられた、誰かの手……」ギュゥッ

京太郎「ご、ごめっ……」

はやり「うれしかったぁ……」

京太郎「っ……」

はやり「ありがとうっ……」

京太郎(バカだ、俺……)

はやり「これからも、一緒にいてくれる?」

京太郎「っ……うんっ」


はやり(あはは、でも須賀君が大人になる頃にはおばさんかぁ……)

京太郎(あと八年、八年……もしかしたら、愛想つかされるかもしれないけどっ、でもっ)

はやり(須賀君、良い女の子見つけちゃうんだろうなぁ)


京太郎「は、はやりさん、俺っ」グッ

はやり「だめ……そーいうのはおっきくなってから、ね?」

京太郎「うっ……」

はやり「良い子だから、私だって、我慢、してるんだよ?」ナデナデ

京太郎「……うん」ギュッ


はやり(かわいいなぁ……できることなら、このまま、ずっと一緒に―――)



―――【十年後】


はやり「えっ、私と彼のなれ初め?」

良子「Yes、少々気になりまして……10歳差って大きいじゃないですか、二十歳と三十―――」

はやり「ん?」ニコッ

良子「……な、なんでもございません」メソラシ

はやり「……まぁ大声で言えるようなことじゃないしなぁ」

良子「?」

はやり「とりあえず、なんていうか……心、かな?」フッ

良子「……?」

はやり「良子ちゃんもその内わかるよ。その内さ」

良子「……まぁ、とりあえず愛しの彼が迎えに来たようですよ」

はやり「おっと、それじゃあね良子ちゃんまた!」

良子「ええ、それではまた来週」

はやり「うん、式でね!」フリフリ


タタタタッ


はやり「えへへ、京太郎くーん」ギュッ

京太郎「ちょ、こんなところで」

はやり「やっぱり大きくなったなー」

京太郎「そりゃそうでしょうよ」

はやり「えへへ、まぁなんていうかさ」

京太郎「?」

はやり「悪くなかったかなって、あれも」

京太郎「……あれ?」

はやり「ううん、なんでもない」

京太郎「そうですか」フッ

はやり「久しぶりに手、繋いで歩こうか」

京太郎「……いつぶりでしょうね」

はやり「どーだっただろ」アハハ

ギュッ

京太郎「ん……」

はやり「大きな手、だね」

京太郎「……まぁ、これから守ってく手ですからね」フッ

はやり「……そっか」クスッ








京太郎「……俺、眼が見えるようになったり歳が経ったらはやりさんに振られるのかなってびくびくしてました」

はやり「はや?」

京太郎「……っていう情けない話」

はやり「……バカだなぁ京太郎くんは」クスッ

京太郎「初めて会った時からバカだって話はしてるでしょ」ムゥ

はやり「あはは、そうだった」

はやり(まー私も同じようなこと考えてたからなぁ)フフッ


はやり「バカだねー」

京太郎「なんですか改まって」ジト

はやり「……私も」

京太郎「?」

はやり「超バカ同士……私たち、ずっと一緒だから、ね」ギュッ

京太郎「……はい」ニッ


―――ずっと、一緒に

                 .. ------- ....     __
          _   /.:.::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.\_/ )、
          ( .fヽ/.:.:..:.:.:..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ) く.:.:.:.:\
        ≦.:ゝ( /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヾ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ.:.:.:.:.:.∧ ):.:.:.:.ヾ\
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     /イ.:.:.:.:.:/.:.:.:.:.:.:.:.:.:{ ∨.:.:.:.\.:.:.:.:.:.:.::}ト、.:.:.:.:i.∧∨:.:∧ \

    ///.:.:.:.:.:.i.:.:.::.:.:.:./|:.:i_二\.:{\:ヾr苧斥ミリ.:.:..:|.:.:.} ∨:.:∧  )
   /:.:/ /.:.:.:.:.:,i.:.:.:.:..:.:.:i .≠芹ハ `ヾ   {し;;:::ハ|.:.:.:.:.|.:.:.| ∨.:.:.ヘ.
.  /:.:/  {.:.:.:.:./ |.:.:∨:.:.:|メ.ん;;;::::}     弋_ツi:.:.:.:.:|:.:.:.!  ∨:.:...}
  {.:.:{   !.:.::..{ |.:.:.:.∨:.| 込_ツ  ,    xxx |.:.:..:.}.:.:::{  |:..:.:.:{
  ヾ!  i.:.:.:.:! |.:.:.:.:.:Y人xxx      _    !:.:..:/.:.::..{  !:.:.:.::i

    :}  |.:.:.:.| |.:.:.:.:.:.∨∧     マ  ノ   /|:./.:.:.:.::.:!  }.:.:.::/
   {  ヾ.:.::| |.:.:.:.:.:.:.:∨:.>;.,,,       /:.:.:ノ/.:.:.:.:.:.∧ }:.:./
.      }.:.:| i:...:.:.:.:.:.:.:ヾミ/⌒ヾ≧=一=≦{:.:彡゙:.:.:.:.:.:.:.:.:∧|.:./

      ハ.::.! !:..:.:.:.:.:.:.:.:../ ヘ;;;;;;\   /;王トミ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:{
.       }.:.! /.:.:.>-ryr| { ヽ\;;;;ヽ Y;;/;;;;;;;;;ヾ;;}乙)-、.:.:.:.:.:.ヽ
.       |.:i/.:./   }冫ヽ  i |;;;;;;| .|;;i;;;;;;;;;;;;;i;;jてヽ ヽ.:.:.::.:.:\
.      ノ.:..:./    ヾミヽ∨´ .|;;;丿 ヾミ;王;彡"いソ  ハ.:.:.:.::.:.:ヽ

      /.:.:.:.:}      (ソi i`ー´<        ≧    |.:.::.:.:.:..:..\
    /.:.:.:.:.:.|     i y夕只、7ry=v=r- ,ィ^ \rv¨ゞ   !..ヾ..:..::..:..:.:.\
   /,1.:.:.:.:.:.ソ    /    ヾ    ,=-二≧, Y/ \ |.:..:.\\.:.:.:.:.:.:\
=彡:' /.:..:.:.:../    /      \  ゞ 、二 , }    ヽ|.:.:.:.:.:.:\\.:..:.:.:.:}
.    {.:.:.:.:.:/    /          \,;;`ゝ、ー ; {       Y:.:.::.:.:.::.:.\}.:.:.:..:i



-カン!-


なぜガッツリ普通の話を書いてしまったんだろう

一応、途中のとこで逮捕ENDも考えたけどそっちはそっちでシリアスだしなぁ
イッチ的には目が治ってショタ京ちゃんへの欲求を押さえきれずショタレ〇プするギャグルートにするかも悩んだ

まぁとりあえずこっちもあっちも頑張るゾイ

帰ってまいりました!
三年近く音沙汰なし、申し訳ないです
色々あってプロットとか全部死んでPC触るのも随分久しぶり
どういう流れにするかもすでに覚えてない始末なんだけどなにはともあれ落としどころ考えますー

とりあえず細かいことは少し書いてみてから考える
久々だからどうなるかわからんけど!


―――【翌朝・ファミレス】


京太郎「なぜ、こんなことに……」


爽「かんぱーい!!」

誓子「はい、乾杯」
由暉子「……」
揺杏「かんぱーい!」
成香「乾杯、です」



京太郎「か、乾杯?」

爽「どーした京太郎!元気ないなぁ!」

京太郎「これなんのイベントだっけ?」

爽「一回戦目勝利の喜びの祝勝会!」グッ

京太郎「グッ、じゃなくてなんで俺ここにいんの!?」

爽「仲間だろ!」

京太郎「ちげぇよ! 見ての通りの敵だよ! しかも明日やりあう!」

誓子(ぐぅの音も出ない程の正論……)

京太郎「てか、朝七時にファミレスに呼び出されてなにこれ!?なんで早朝!?」

爽「いやぁ~興奮しちゃってさぁ」

京太郎「徹夜かおのれら!?」

揺杏「徹夜の流れで呼んじゃえー的な?」

京太郎「的な?じゃないよ!チカセン止めなかったんっすか!?」

誓子「え、あ~」メソラシ

京太郎「まさか……」

成香「乗り気だったというか……」

京太郎「そっちの味方か!」

揺杏「そっちの、敵な?」

京太郎「やかましい!」


京太郎「くっそ~ねみぃ~」

爽「お、京太郎も轍マン?」

京太郎「してないっすよ~ちょっと夜更かししたけど」

揺杏「エロいことしてたのか」ケラケラ

成香「ッ」カァッ

誓子(え、えろいこと……)

京太郎「別にしてないっすよ!?」

爽「ど~だか、なぁ?」ニヤニヤ

揺杏「なぁ?」ニヤニヤ

京太郎「ナチュラルハイか!ナチュラルハイってか!」

店員「お待たせしましたモーニングセットでーす」

京太郎「あ、ありがとうございます」

京太郎(店員違ってよかったぁ~)

爽「で、あたしらにご褒美ないの?」

京太郎「初戦で!?」

誓子「なんて厚かましい……」

爽「いいじゃんか~かぁいい京太郎からご褒美ちょーだいよ」

京太郎「そのかわいいってやめて、なんか悪寒を感じる」

爽「へへへっ」

京太郎(イっちまってるときの明華と同じ目つきしてやがる……)

由暉子「……」

京太郎「てか由暉子……こいつ、寝てるじゃねぇか!」

由暉子「……」ZZZ

揺杏「最初からじゃね?」

京太郎「マジか……マジだ!」

爽「子供は寝てることだし、こっからは大人のアダルティな時間だ!」ニッ

京太郎「そんな時間は一生こねぇよ!」

誓子(きょ、京ちゃんとあだるてぃ……)モンモン

京太郎「お、おい揺杏さん、こいつをなんとかしてくれよ!」

揺杏「えーいいんじゃね?」

京太郎「くっ、ダメか!成香さん!」バッ

成香「そ、そういうことは、こ、ここじゃなくてホテルでっ」マッカ

京太郎「こりゃダメだ!」


京太郎「くっ、こんなときに誰かいてくれたら!」

???「私を呼んだかな☆」

京太郎「くそっ、微塵も期待できない!」

???「ふふっ、とか言っちゃってぇ♪」

爽「でたぁぁぁぁ!!」

揺杏「牌のお姉さんダ!」

はやり「ちょっ、大声!?」


「え、はやりん?」
「はやりんがなぜここに!逃げ出したのか!?自力で婚期を!?」
「はやりんが結婚!?」
「なんだってぇぇぇぇ!!?」
「け、けけけ、けっこ、けっこ」

はやり「くっ、大騒ぎ! これで勝ったと思わないことだよ!」ダッ

京太郎「なんだったんだあの人」

誓子「悲しいモンスターよ」

成香「怖いです」

京太郎(はやりん、哀れ……)

由暉子「……」zzz


―――【帰り道】


京太郎「眠くて解散って、呼びつけておいて許さんぞ獅子原……」

??「京太郎」

京太郎「さ、智葉っちゃん!」

智葉「なんだその呼び方」クスッ

京太郎(なんだろう、天使に見える。いや天使なんだけど……さっきのも黙ってれば天使なんだけど)

智葉「クマがすごいぞ」

京太郎「全然寝れてないんっすよ」ゲッソリ

智葉「大丈夫か!?健康!?健康が!?」

京太郎(心配の圧!心配という圧がすごい!)

智葉「うち、うちくるか!?」

京太郎「いや、帰って寝ればそれでおっけーですよ」

智葉「し、しかしだなぁ」

京太郎「それにほら、用事があったから外にいたんじゃ?」

智葉「あ、その……コンビニに買い物行ってただけで、別にそんな」

京太郎「それだけっすか?」ウツラウツラ

智葉「そのついでにこっちのほうで京太郎の気配がしたから」カァッ

京太郎(oh……)

智葉「だから、な?」ニコッ

京太郎(なんの『な?』なの?)

智葉「一緒に、かえろ?」ウワメヅカイ

京太郎「はい!」キリッ

京太郎(ああもう、俺ったらこーゆーとこ!)


智葉「ふふっ、それじゃ行こうか」ギュッ

京太郎「ちょ、手ぇ引っ張らないでくださいよぉ」

智葉「あっ、そ、それじゃあ……」グッ

京太郎「う、腕を組むとは……」カァッ

智葉「だ、ダメか?」

京太郎「いいです」ソクトウ

京太郎(ええい、おっぱいが強い! 認めたくない若さゆえの過ち!)


―――【自宅】


智葉「さぁ寝ろ! いや寝よう!」バサッ

京太郎「えっと……」

京太郎(智葉さんが俺のベッドで横になっている……)

智葉「京太郎?」

京太郎「どういう状況だ……」


京太郎(まずこの現状に至るまでの複雑な過程を整理しようか、まず帰ってきた、そして智葉さんがベッドにIN……)


京太郎「至ってシンプル! シンプルイズベスト! SIMPLE2000シリーズ!」

智葉「京太郎……?」

京太郎「あのですね智葉さん、ここは俺の家、そしてそこは俺のベッド」

智葉「しまった!」

京太郎(気づいたか!)

智葉「そ、外から帰ってきた服で横になるの、嫌だったか……」プチプチ

京太郎「脱がないでいいから!!」クワッ

智葉「ふぇ?」

京太郎「そ、そうじゃなくって……お、男の家のベッドに女性が横になるって、ねぇ?」

智葉「……友達の頃からしてたのに?」

京太郎( た し か に )


智葉「で、でも確かに……」スッ

京太郎(お、素直にカーペットにすわってくれた)

智葉「も、もう友達というわけでもないのに、こういうのはよくないか……」カァッ

京太郎(なんか引っかかるんだよなぁ~)

智葉「よ、よしそれなら……」

京太郎「待った、変な決意されたときに今までろくなことが起きてない」

智葉「ふぇ?」

京太郎「さっきからそれかわいいんでなしで」

智葉「かわっ!?」ボンッ

京太郎「ともかく……普通に寝かせてもらいます」

智葉「え、そ、それじゃあ私はなにをしに?」

京太郎(いやマジでそれ)

京太郎「……か、カピー!」

カピー「カピ」ナンダ?

智葉「カピバラ……」

京太郎「こういうとき、どうすればいい?」

カピー「カピ」シルカ、ヤレ

京太郎「そんな無茶な」ガクッ

智葉(カピバラに話しかけるなんて、よっぽど疲れている!!?)

智葉「わ、わかった。おとなしくしてるから早く眠れ京太郎!」

京太郎「へ?」

智葉「さぁ! さぁ!」

京太郎「あ、はい」

京太郎(智葉さんは、さすがにこういう展開でなにもしないよなぁ……まぁ古今例はないな)

京太郎「それじゃあ……お休み、なさい?」

智葉「あぁ、おやすみ」ニコリ

京太郎(なんか憐れむような眼で見られている……)

京太郎「まぁ部屋、好きに使ってください、暇なら帰っちゃったり誰か呼んだりしてもいいし」

智葉「え、ああ……」

京太郎「ん、すぐに寝れそう……ふぁ」

智葉「……」

京太郎「んぅ……」zzz

智葉「……よし、案外きれいな部屋だが、軽く掃除でもしてやるか、それとごはんだな」クスッ



―――【臨海高校麻雀部部室】


モブ子「ハッ!」キュピーン

明華「?」タンッ

アレク「どうした?」タンッ

メグ「キちゃいまシタ?」タンッ

アレク「おい……ポン」

モブ子「辻垣内さんが彼女面してる気配……!」

アレク「なにその具体的なビジョン、こわ」

明華「それはちょっと」

モブ子(あたしがひかれるってそんなことある……?)

メグ「マァなにはともあれ、って明華?」

明華「うぅ……そ、そんな、私が手をこまねいているうちにそんなっ……)ブツブツ

メグ「Oh……そんなことがありましたネ」

モブ子(しかしまぁ、あれだ。須賀が身を固めてくれたほうが私は植物のように平穏な……)

アレク「私もそろそろ本気を出すか」ボソッ

モブ子「麻雀だよね!? 麻雀の話だよね!?」

アレク「へっ!? あ、ああもちろん!」タンッ

モブ子「はいロン! 満貫! 8000! もっと本気で麻雀やって!」

メグ(監督にすげーこと言いますネ)

モブ子「私の胃のためにみんな麻雀やって麻雀、ネリーちゃん早く! 早くなんとかして!」

アレク「お前そんなに乳叩かれたかったのか」

モブ子「違うよ! 須賀関係の話だよ! 脳みそどこ行っちゃったの!」

アレク「お前は乳に脳みそいってるくせに!」ペチッ

モブ子「乳叩くな監督までぇ!」タユン

メグ(ロンしたい……)

モブ子「ひぇっ、目が怖い……」

明華(うぅ、京太郎くぅん……)

モブ子(今日はもう帰ろうかなぁ……嫌な予感がするしぃ)

ピリリリリ

メグ「ん、モブ子のケータイ鳴ってまスヨ」

モブ子「え?」チラッ

アレク「ん?」

モブ子「……ここにいたい」シロメ

明華「うぅ~」モンモン


よし、とりあえずここまで
今までの話と矛盾してなきゃいいけど
今後はなるべく頻度大目にやってきたいけども


短いけどやってく所存ー
まぁなるべく進めてきたいとこ
プロット死んだからライダーよろしくライブ感で



―――【じゃん荘:京太郎部屋】


パチッパチッ

ツモ


京太郎「んぅ……」ムクリ

京太郎(よく寝た……気がするスマホスマホ……おー五時間寝た)

京太郎「てか智葉さんまだい……」


智葉「あ、京太郎おはよう!」ニコッ

京太郎(結婚しよ)

ハオ「おはようございます」ニコリ

京太郎(結婚しよ)

ネリー「おはよっ!」ニパー

京太郎(結婚しよ)

モブ子「……」

京太郎(おっぱい)


モブ子「なんか不愉快な感覚したいま! すごい不愉快!」

ネリー「おっぱい揺らさないで不愉快」

モブ子「ネリーちゃん!?」

ハオ「くっ、さすが白糸台の宇野沢栞と呼ばれる女っ!」

モブ子(すっげー複雑なんだけど……)


京太郎(グラビアすげーよなぁ)

モブ子




モブ子(グラビアすげーよなぁ……とか思ってんなこいつ)

ネリー「あ、きょーたろー起きたし麻雀しよ!」

智葉「そうだな、備えて、明日に!」

モブ子(なぞのと倒置法)

智葉「あのドラ女……京太郎を、お、お、お兄ちゃんなどと呼ぶ不健全な女……」ゴゴゴゴ

モブ子(不健全さでは圧勝だよ姉御!)

京太郎「あ~玄さんね、なんかやばそうな予感もなぁ……てか照さんも」ウムム

モブ子(やつの人脈にはもう突っ込むまい……)


京太郎「でも妹、かぁ」

ネリー「やっぱ妹がいいの!? おにいちゃん!?」

京太郎「やっぱってなんだ!」

智葉「そ、そうなのか……お、おにい、ちゃんっ」

ハオ「に、にいさん?」

京太郎「これは高威力……」

モブ子「シスプリ!?」

「?」

モブ子「同世代でジェネギャ……死にたい、今ほどはやりんが欲しいと思ったことはない」

京太郎「はやりんって呼ぶ派なんだ」


智葉「な、なにはともあれ京太郎が起きたし、誰が退くか!」

ハオ「どうします?」

ネリー「うーん」

京太郎「続けてていいけどな」

モブ子「わたしかえる!」バッ

智葉「このゲームの勝敗で決めるか」

ネリー「ありだね!」

ハオ「望むところです!」フフン

モブ子「帰るって!!」

京太郎「がんばれみんなー」

モブ子「帰るってばぁっ」タユン

ネリー「おっぱい揺らさないでよ!」クワッ

モブ子「私は今、泣いていい……!!」


京太郎(この状況、あらためてすげーな)



―――【一時間後】


京太郎「疲れる……」グテー

ネリー「寝起きに本気ネリーだからね!」

ハオ「さすがに別格ですか」ハァ

智葉「間合いの取り方さえわかっていれば、どうにかしようはあるさ」フッ

京太郎「さすがっす」

ネリー「むぅ、てか京太郎しぶとくない?」

京太郎「そりゃぁ……まぁね?」

智葉「宮永照と打っていればそうもなるか」フゥ

京太郎「それうんぬん抜きにしても、らしいですけど……いろいろと集まってるとかなんとか?」

モブ子「どうせあれだ、熊倉さん」

京太郎「知ってるんですか?」

モブ子「ちょっち」


智葉「熊倉トシか……」フム

京太郎「晴絵さんの元監督だよなぁ」

ハオ「晴絵さん……?」

京太郎「阿知賀の監督、知り合いでさぁ」

モブ子「人脈えぐいよね!?」

ネリー「むぅ、大人の女……」

京太郎「べべ、別にお前はお前の可愛さがあるし!」

ネリー「あぅっ……あ、ありがとっ」フイッ

京太郎(好きになっちゃう)

ハオ「はいカット!」

ネリー「なっ!」


智葉「京太郎……」

京太郎「そろそろ飯食いに……ん、どうしました?」

智葉「ごはん、つくっておいたぞ♪」ニコッ

京太郎(結婚しよ)

モブ子「エロいこと考えてる顔してんじゃないよ!」

京太郎「まだしてねぇよ!」

智葉「あぅっ、そ、そういうのは……ふ、二人のとき、な?」カァッ

京太郎「おっふ智葉さん」ガクッ

モブ子(水から火に油を注いでしまった!)

めっちゃ短いけどここまで
次回は飛んで大会日、原作に追いつくので適当にオリジナル
まぁどうやって収集する気だったのかわからんけどなんとかやってみます
そなまた!


こっちもやってたのか、てかモブ子もヒロインでいいのでは?ってなるなった
あと白糸台宇野沢栞の部分臨海では?


今回もちょっとだけ投下!
モブ子あんま出張らせるわけにはいかんけど会話上いると便利でなぁ
大会編はちょっと雑になっちゃうけど勘弁な!

>>353
臨海の宇野沢栞の間違いだね、うん



―――【翌日:インターハイ会場:臨海控室】


京太郎「頑張って智葉さん!」

智葉「任せておけ」フッ

京太郎(あ~さらし……)

智葉「……」シュルッ

京太郎「!!?」

ネリー(サラシを外したぁ!!?)

智葉「封印を解く……片岡、本内、上重を斬る!」

京太郎「頑張ってください!」グッ

智葉「ん、京太郎……」

京太郎「はい!」

智葉「い、一位抜けしたら、ご褒美……くれる?」カァッ

京太郎「はい!」


ネリー「うわぁ」

明華「京太郎くん……」

ハオ(これは私ももらえるのでは?)

メグ「じゃあ私が一位抜けしたらラーメンおごってもらいマスよキョータロウ」ニッ

京太郎「え、お、おう! 任せてくださいよ!」

メグ「……冗談デス、一緒に行くだけでも良いデスヨ……ネ?」クスッ ナデナデ

京太郎「あぅっ……は、はぃっ」カァッ

アレク(なんだ! なんだあの感じ!!?)

ネリー(ずるい! なんかずるい!!)


智葉「えっと、行って、くる」

京太郎「あっ、さ、智葉さん!」

智葉「いい、言わなくても……ただ待っていろ。私が勝利を連れてきてやる」フッ

京太郎「……はい!」


ネリー(大丈夫かな?)



―――【インターハイ会場:控室】


京太郎「さて、展開は……智葉さんの圧勝だな」

アレク「姫松は無論、清澄もどうやら龍門渕の力を借りて……だけどまぁ、有珠山は素人が多いからね」

京太郎「それにしちゃ強いですけど」

アレク「それで生き残れてないってことが答えでしょ」

ネリー「確かに、獅子原は楽しみだけどそれ以外はね」

京太郎(ん~やっぱみんな目線が高いっていうか……そりゃそうか)

アレク「個人的にはマヤユキコ、彼女は気になりますガ」

京太郎「あ~」

アレク「そういや京太郎からの情報は信じていいの?」

京太郎「全部まともに信用しきらないほうがいいですけどね……」

ネリー「確か獅子原は」

京太郎「マジで気をつけろよ! あいつ野獣!」

ネリー「え、あ、うん」

明華「なにか、あったんですか?」

京太郎「あ、うん……」トオイメ

ネリー(聞かないほうがよさそう……)



智葉「ただいま」ファサッ

京太郎「うおー! さすが智葉さん!」

智葉「当然だ……お、お前の、と、友達以上のなにかだし」カァッ

京太郎「そこはもっと言い方あるんじゃないかと思いますが結果オーライです!」

智葉「え、エッチなことしたい友達、だものなっ」カァッ

京太郎「おい! 事情が変わった! 時を戻そう!」

ネリー「時は戻らないよ」ジトー

アレク「時が未来に進むと、だれが決めたの」

ネリー「え、なにそれ」

アレク「だろね、そうなるわよね」トオイメ

メグ(カオス……ラーメン食べたい)


京太郎「えっと……がんばれハオ!」

ハオ「ご褒美忘れないでくださいよ!」ビシィッ

京太郎「あ、うん」

ハオ「ふふふふふっ」

京太郎(どうしたんだあいつ?)


モブ子「ぐっ……黙っていたけど限界、胃が」

アレク「なんで黙ってんの?」

モブ子「こんなところに連れてこられてそれ以外の選択肢あります!?」

アレク「なんのためにお前を連れてきたと!?」

モブ子「なんのため!?」

ネリー「またおっぱい自慢?」

モブ子「だからそのいじり!」

京太郎「ご褒美、モブ子さんにはあげませんよ?」

モブ子「いらねぇよ! ほしがってるやついっぱいいるからね!」チラッ

明華「……っ」フイッ

モブ子「ちくしょう純情ぶりやがって!」



―――【インターハイ会場】


ザッ


ハオ(圧倒します!)

誓子(きたわね……)

由子(っ……くる!)


ザッ


まこ「待たせたのぉ」ニヤリ


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ


ハオ「なっ!」

ハオ(この圧力は一体……!!?)


まこ「麻雀とは勝利したつもりでも、石の下からミミズがはい出るように敗北がわいてくる」

ハオ(こ、これは一体……どうすればっ!)

まこ「本当に、運と能力に愛されたもんは厄介じゃけぇ、だから愛されなかったワシが真実を導く」


既にめくられている牌、南西北

ということはあと一つ

それはすでに“目の前の染谷まこ”の手のひら


まこ「終わりじゃ……すべてが気づかぬまま過ぎる。おんしらは気づかんまま……ワシの真実にたどり着く」

由子「また、このままじゃSUZUさんにSATSUGAIされっ!」

誓子(本気の爽や、須賀君以上の気迫っ!!?)


まこ「お疲れさん―――!!!」


―――【インターハイ会場:臨海控室】


ハオ「はぅあっ!!?」ビクッ

京太郎「うわっ!? ど、どうしたんっすか!?」

ネリー「やられたショック?」

明華「かわいそうに」

ハオ「え、いや私……え?!」

京太郎「ど、どした?」

ハオ「だ、だって私……あ、あの染谷まことっ!」

智葉「ハオ……?」

アレク「……残念ながら、ね」

ハオ「っ……馬鹿な、ま、負けていますよ!? 打った記憶すらっ」

京太郎「能力?」

智葉「そ、そんなものあるか? 相手の記憶を」

ハオ「ち、違う……も、もっと邪悪ななにかが!」

アレク「これは、対策だな」

京太郎「あとでチカセンにも聞いてみます」

アレク「……」コクリ


モブ子「私の知ってる麻雀じゃない」

メグ「安心してください。私もデス」

モブ子「メグの姐さぁん!」

メグ「ええ」フッ

モブ子「でもデュエルとか言い出すやつじゃん!」

メグ「え、デュエルはデュエルでスシ」

モブ子「くそがっ!」



アレク「次が明華なわだけど」

明華「はい」スッ

京太郎「頑張ってください!」グッ

明華「あ、は、はぃっ」カァッ タッ


ガチャッ バタンッ


京太郎「えーめっちゃ避けられてんじゃん」

アレク「っていうかそういうのと違う気が」

智葉「かわいそうに、ほら、おいで?」

モブ子(両手を広げて抱いてあげようとするまではいいけど、そのボタンをがばがばに開ける意味あるんですかねぇ?)

京太郎「え、えっと……ちょ、ちょっとえ、エロいんで、いきにくいっていうか」

智葉「えっ!」ガーン


ネリー「きょーたろ! おいで♪」

京太郎「ええい、しかしこれは!」ギュッ

ネリー「ふぁっ!?」カァッ

京太郎「お~」ギュゥッ

ハオ「ロリコン! 負けて落ち込む私を慰めるイベントじゃないんですか!!?」

京太郎「確かに!」ギュッ

モブ子「といいつつネリーちゃんの胸に頭当てっぱなしじゃん!」

京太郎「……なんつーか、ね?」

モブ子「わかんないでもないけど! 幼女の母性ね!」

ハオ「うわぁ」

ネリー「気持ち悪い」

アレク「爆乳レズロリコン……あれ、なんか珍しくもない気が」

モブ子「珍しいわ! てかちげぇから!」



京太郎「ん~明華さん、なんか調子悪い?」

アレク「誰かさんのせいでね」

京太郎「俺の、せい?」

モブ子「判断が遅い!」クワッ

京太郎「……どうしよう」

モブ子「え、そんな本気で落ち込まないで、てかそろそろネリーちゃんから離れろ

ネリー「え、なにモブ子」ヒキッ

モブ子「そういう意味でなくって絵面ね! 絵面の問題でね!」

ハオ「そ、そうですよ! ほら京太郎、こっちに!」パンパン

京太郎「ん、そうだな……それじゃ」ストン

メグ(今度はハオの隣……にしても、ハオくっつきすぎでは?)

モブ子(私はなにも突っ込まんぞー!!!!)


アレク「ん~結局、なにあったの?」

京太郎「……ぷ、プライベートなので」

アレク「そっか……私ともプライベートなことしちゃう?」クスッ

京太郎「ふぇあっ!?」

モブ子「おい監督ぅ! お前麻雀しろ麻雀!」

メグ「さて、銃の調整でもしておかねば」

モブ子「お前も麻雀しろよ! おい、麻雀しろよ!」

メグ「早く牌を捨てたほうの勝ちです」フッ

モブ子「なに一人で満足してんの!?」

アレク(やっぱこれいると楽ね)


京太郎(う~む、明華さん、俺がなんとかせねば……!)




明華「戻りました~」ハァ

アレク「まずいわね……このあとは有珠山のエース二人」

ネリー「私とメグが負けるとでも?」

アレク「そうじゃなくて、点差があるからね……そりゃ監督だもん、心配ぐらいするわよ」

メグ「お任せあれデス、相手がたとえ“京太郎好みの巨乳ろり”だったとしても負けまセン」

京太郎「ちょっ!?」


ハオ「うっ」

明華「私たちのせいで……」ウツムキ

京太郎(いや、明華さんに限っては俺のせいで)シュン


メグ「……」スッ

京太郎「へ?」

メグ「!」ナデナデ

京太郎「へっ!? わわっ」

メグ「大丈夫です。今回は私とネリーがどうにでもしてみせまスヨ」フッ

京太郎「め、メグさん……」

メグ「ってことで待っててくだサイ、私のカワイイ、キョータロウ」チュッ


京太郎「ふぇぁっ!!?」

ネリー「ふぇぁっ!!?」


アレク(あいつ! 高身長を生かしてのデコチュー!!?)

ハオ(どこまでかっこいいんですか!!)


メグ「アイルビーバッグ」グッ

モブ子(それあんま縁起よくないよ)


京太郎「あ、あぅっ……」マッカ

ネリー「なにそんな顔してんの!?」

京太郎「えっ、は!?」

智葉(か、かわいい……)


今回はここまでー
おや、よくわからなくなってきたよ
とりあえず次回!

そんじゃまたー


ご唱和ください!スレの名を!
ちっとだけ再開ー

どうやって収集つけるのかはいまだにわからん
まじどういう構想でやっとったんや



―――【対局室】


和「私のエトペンがぁ!」

絹恵「対局室にこんな人形もってきおって原村ぁっ! SUZUさんにSATSUGAIしてもらうぞぉ!」

和「ひぇっ!」

由暉子「地獄からの使者、麻雀がなければ大量殺戮者となっていたという上重SUZU……!」

絹恵「さんをつけろ雌牛ぃ!」


「おっと開幕から因縁のつけあいぃ!」

「そんなこと言ってる場合なの!?」

「大丈夫大丈夫、プロレスの入場前みたいなもんだって」

「フォローになってないよ!?


絹恵「はっ……」ピキーン

由暉子「この感覚はっ!」

和「え?」


~~~♪


「ハーモニカの音色が聞こえてきたー!」

「麻雀ってこんなんじゃ、私の信じる麻雀はみんなを笑顔に……」


~~~♪


絹恵「あれは?」

由暉子「まさかっ!」

和(え、え……助けて咲さん!)


~~~ピタッ


メグ「満足、させてくだサイヨ」フッ

和(あちゃ~!)



―――【臨海控室】


モブ子(あちゃ~)

ネリー「出た! メグの決闘コンボだ!」

モブ子(既存コンボ!?)

ハオ「敵はありませんね」

モブ子(知ってるやつ!?)

アレク「たく、とっておけと言ったのに」フッ

モブ子(なにこの感じ!?)


京太郎「かっこいいなぁ」ハゥ

モブ子「落とされてんじゃないでしょうね!?」

京太郎「ふぇっ!? ち、ちげぇし!」

モブ子「なにかわいい反応してんだ!?」


智葉「一緒に応援しよっ、京太郎?」ギュッ ムニュッ

京太郎「はい」キリッ

京太郎(おっぱい)


モブ子「さすが、おっぱいは偉大……ハッ!?」バッ

ネリー「……」

モブ子「……ゆ、許してつかぁさい」

ネリー「ばかぁっ!」ベシッ タユン



―――【その後】


メグ「戻りましたよ」フッ

京太郎「さすがっす!」

メグ「当然です。牌は信じれば答えてくれる……」

京太郎「かっこいぃ」


ネリー「次ネリー! ネリーの番!」

京太郎「わかってるって」

ネリー「むぅ、ほんと?」

京太郎「もちろん、すっかり二位浮上だし、頑張ってな!」

ネリー「ん、じゃあ……しっかり応援してね!」

京太郎「いつだって応援してるよ、ねぇ?」

モブ子「え、あ、もちろんだよ!」

ネリー「むぅ、ならいいけど……それじゃぁ」

京太郎「ん?」

ネリー「デコちゅーして」


京太郎「……なぁっ!?」カァッ

ネリー「メグとはしたでしょ!」

京太郎「い、いやあれは……したっていうか」

ネリー「……だめ?」ウワメヅカイ

京太郎「だめじゃない」キリッ

モブ子(こいつ……)

京太郎(しまった!)


ネリー「なら……はいっ」

京太郎「っ……が、頑張れよ」チュッ

ネリー「んっ……えへへっ」ニコッ

京太郎(くっ、まっとうにかわいいっ!)


ネリー「一位とってくるからね!」

京太郎「……ああ」フッ

ネリー「きょーたろうがくれた、パワーもあるしねっ♪」ニコッ

京太郎(かわいい)


京太郎「勝利の栄光を君に」ケイレイ

モブ子「縁起悪いよ?」


―――【その後】


ガチャッ


ネリー「ぶっちぎりの一位だったよ」フッ

京太郎「さすがだネリーぃ!」ガシィッ

ネリー「ふひゃっ!?」ビクンッ

京太郎「え、なに今の」

ネリー「ふぇっ!? べべべ、別にっ」

ネリー(く、くそぉ、獅子原ぁっ……体、敏感にっ)

京太郎「うぇ~!」ギュゥッ

ネリー「んうぅっ」ビクンッ

京太郎「えっと、その、ごめん」パッ

ネリー「ふぇ……ん、ぅんっ」コクリ


京太郎(なんかエロイな)

モブ子(ふ~ん、エッチじゃん)


アレク「よっし、なにはともあれこれで決勝進出決定なわけだ」

智葉(京太郎、祝勝会としょうして……あんなことやそんなことっ!?)

ハオ「つ、次こそは、染谷まこ……」グッ

明華「うぅっ」

メグ「まだまだ満足できませんね」フッ

ネリー(京太郎が抱き着いたせいで、まだっ)モジモジ

アレク「明日の決勝、勝利目指して戦おう!」グッ


モブ子(わかる、誰一人として想いが一致していない!)


京太郎(あ~、解散前にみんなに飲み物でも買ってくるか?)



―――【インターハイ会場:廊下】


京太郎「ん~七人分って持てるかな」

テクテク

京太郎「え、あ……」


憧「え?」

玄「あ」


京太郎「よっ」


憧玄「お義兄ちゃん?」


京太郎「え、あ、はい」コクリ

憧「……あっ」カァッ

玄「お義兄ちゃん!」ニパァッ

京太郎「うん、玄さんはもーちょっと自覚もって?」

玄「義妹として?」

京太郎「うーんすれ違い!」

玄「お義兄ちゃん……」

京太郎「え、なんすか?」

玄「……その、お話、聞いてくれる?」

京太郎「え?」チラッ

憧「……」コクリ

京太郎(なんの頷き!? 伝えたいこと伝わってる!?)



京太郎(それでベンチに座ってるわけだが……)


玄「私ねっ、みんなに迷惑かけてばかりでっ」

京太郎「そんなこと、ないだろ」

玄「だって、私みたいな」

京太郎「大丈夫だって」ナデナデ

玄「おにいちゃん?」

京太郎「玄なら大丈夫、ドラを捨てる捨てないなんてどうでもいい。ドラを相手に渡す能力、それだって」

玄「え、なんでおにいちゃんが知って……」

京太郎「へ、な、なんでだろ……と、ともかく!」

玄「?」

京太郎「俺はドラを確かに殺す……けどな、お前はドラの支配者。ドラゴンロードだろ?」

玄「でもっ」

京太郎「大丈夫。玄ならできるさ、な?」

玄「……なんかわからないけど、おにいちゃんにできるって言われたらできる気がしてきたっ」エヘヘ

京太郎「ん、大丈夫。俺のかわいい妹だからな、お前はさっ!」ニッ

玄「……うんっ」コクリ


憧「へぇ~」


京太郎「はっ!?」

京太郎(しまった! ついお兄さん面をしてしまった!)

憧「へぇ~」

京太郎「ち、違う! これは違う!)

憧「違くない」

京太郎「違うんだ! お前は妹! 玄も妹! そこになんの違いもありゃしねぇだろうが!」



憧「違うわよ!」

京太郎「……違うな、うん、違う」

憧「違うわよ」


晴絵「なにしてんのあんたら」


京太郎「はっ!?」

晴絵「……死にたい」ハァ

京太郎「なぜ!?」

望「京太郎ったら、憧のお義兄ちゃんになる気、満々なんだからっ♪」

京太郎「マテ! ストップ! これは違う!」

憧「違うんだ」

京太郎「なんでちょっと残念そうなん!?」

憧「べ、別に残念そうじゃないわよ!?」

京太郎(ということはまさかっ!?)バッ

宥「あぅ」カァッ

京太郎「ちちち、違いますって誤解ですって!」


ネリー「飲み物を買いに行くって言ってたのにこの始末かぁ」

京太郎「ネリー!? 見ているなら助けて!」

ネリー「へぇ~ふぅ~ん」

京太郎「待ってお待ちになってネリーちゃん!」



ネリー「ふんっ」スタスタスタ

京太郎「ご、ごめんみんな! ま、またな!」タタタッ


宥「あぅ」

灼「ん、意外と理性的」

穏乃「それ本気で言ってます?」

灼「確かにそうなるよね」


望「ふっ、勝機が見えてきたわね」

晴絵「どちらにしろ私たちの勝ちだ」


玄「おにいちゃぁん……」ボゥ

憧「お義兄ちゃん、かぁ……」


穏乃「これはダメですね」

灼「優勝、したいなぁ」トオイメ



京太郎「ネリーってば!」

ネリー「むぅ」

京太郎「ごめんごめん、飲み物はほら、買ってきたから!」

ネリー「そうじゃなくてっ」

京太郎「ん?」

ネリー「京太郎……どっかいっちゃったりしない、よね?」

京太郎「も、もちろんっ!」

ネリー「なら、いいの……んぅっ」ギュッ


京太郎(くそっ! ロリコンにっ! ロリコンにされるぅぅぅぅ!!)


ネリー「京太郎は、ネリーのだよっ」

京太郎「え、あっ……」

ネリー「うそ、智葉たちも、いるし……明華とかメグにハオだって」

京太郎「そ、そのだな」

ネリー「でも……まだ、誰のでもないなら、ネリーだって……」

京太郎「……お前は、ほんとかわいいな」フッ

ネリー「……かっ、かわいいって!!?」

京太郎「いや、それは前から言ってるだろ」

ネリー「そ、そうだけどっ」

京太郎「ん、戻るぞ」

ネリー「ねぇ京太郎」

京太郎「ん?」

ネリー「今日、お泊りしてもいい?」カァッ


京太郎「……ファッ!!?


今回はここまでやー

クライマックスに近づいてきた気がする
気のせいかもしれないけれど
新しいアイデアも思い浮かんでるしなんとか形にしてみたい

まぁとりあえず終わらせてからやけど
そんじゃまたー

よし、ちっとだけ投下を開始するぞい!
カプスレを除いてデジモンスレみたいにBFダイバーズスレを考えてみたが
データ管理とか大変そうよねーBF
とりあえずこれかあっち終わらせんと着手できんわな



―――【自宅】


京太郎(うわー解散してから帰ってきたわけだが! マジでくんのか!? くんのか!?)

ピロリン

京太郎「!」バッ

ネリー『もうすぐつくね』

京太郎「うわー! ほかの残念美人と違うやつ!」

ゴロンゴロン

京太郎「やつは自爆しない! どうやって戦えばいいんだ!」


天使京ちゃん『あきらめましょうよ』

悪魔京ちゃん『あきらめようぜぇ!』


京太郎「まるで役にたたねぇ!」

ピンポーン

京太郎「早すぎぃ! ってまさか妨害要員か!」

京太郎(さすがの運命力!」

ダダダッ バッ

京太郎「!!?」


ノゾキノゾキ


ネリー「」ソワソワ

京太郎(やっぱり早すぎぃ!)

ネリー「っ」ササッ

ネリー(か、髪とか変じゃないかなっ?)ススッ


京太郎(覚悟を決めろわれぇっ!)


ガチャッ


京太郎(で、居間なわけだが)

ネリー「お、お邪魔しますっ」ストンッ

京太郎(やはりまとも! まとも枠! くそ、前までなら落ちてたが!)

ネリー「えへへっ、キョータローの家かぁっ」カァッ ニコニコ

京太郎(サボテン! サボテンでごまかしたい!)キョロキョロ

ネリー「もぉ、今日はごまかし効かないからね?」エヘヘ

京太郎(ロリコンにされるぅぅぅぅぅぅ!!!!!!????)


ネリー「そのね、ごはん……作ってもいい?」ウワメヅカイ

京太郎「あ、はい」

ネリー「えへへっ、確認とったのに変なの」クスッ


京太郎(そう、帰り、別れる前にそう言っていたんだがまぁ……それでも緊張はすると思います!)

ネリー(ふぅ……なんか、変だけど、ガンバだよネリー!)



ネリー「~♪ ~~~♪」


京太郎(くそっ、俺が長男だから耐えれたが次男だったら絶対に耐えられなかった!)


ネリー「ん? もーすぐできるから待っててね♪」


京太郎(辛い! 俺は耐えられない!)


と、言いつつ耐えるのが現世の須賀京太郎である


京太郎(くそう! ネリー、なんて無慈悲で協力な幼女だ!)


世話好き(?)であり、お姉さんであろうとする

大人っぽくみられよう(重複)するし、エプロンして料理作ってくれるし(母性)


京太郎(いわゆるバブ! バブみがすごい!)

ネリー「~♪」

京太郎(ええい! このままではこちらがやられる!!)



ゴトッ


ネリー「はいお待たせ!」

京太郎「生姜焼き……」

ネリー「なにそのリアクション!」

京太郎「ああいや、別に薄くないだろ!?」

ネリー「薄いでしょ!」

京太郎「いや~安心感っていうの?」


ネリー(安心感→ずっと心穏やか→結婚しよう)


ネリー「ま、まぁいいけど」フイッ

京太郎(なんだ?)

ネリー「と、とりあえず頑張って作ったんだから!」

京太郎「……ありがと」ナデナデ

ネリー「ふぇぁっ!?」カァッ

京太郎「お、悪い……」

ネリー「う、ううん、いやじゃない……むしろきょーたろ―に撫でられるのは、好き、かな?」

京太郎(好きになっちゃう!)



―――【その後】


京太郎(ぐあー! ネリーがシャワー浴びてるぅ!)


しかしてこの時、脳裏に思い浮かばせるのはほかの誰か

ストレートに言えば明華であるのだが、彼女はそのあとやらかした!


京太郎(よし、冷静になれ京太郎! 冷静に!)

ガチャッ

ネリー「あ、その……い、いただきました?」カァッ ホカホカ

京太郎(落ち着け京ちゃぁぁぁんっ!!!)


―――【その後】


ネリー(うぁー! 京太郎がシャワー浴びてるぅ!)


悶々とする気持ちを押さえつける

二日後には決勝、その後には個人戦まで残っている

ここで京太郎に余計な憂いを与えさせるわけにもいかない


ネリー(よし、冷静に! 冷静に!)

ガチャッ

京太郎「あ、その……お、お待たせ……?」ソワソワ ホカホカ

ネリー(落ち着いてネリーぃぃぃぃ!!)バクバクバク

がっつり寝てたごめん!
ってことで短いけどここまでで
また明日か明後日やりらいとこよー
そんじゃまたー

おっし時間が取れた
ネリーと京ちゃんのノーガード試合開幕
大丈夫大丈夫、健全健全、ここは健全なスレ



京太郎(くっ、いやしかしネリー! 相手はネリー!)ドキドキ

ネリー(おおお、落ち着いてネリー! 今日はただ一緒に、添い寝! 添い寝だけ!)


京太郎「電気消すぞー」

ネリー「ふぇぁっ!? う、うん」コクリ

京太郎(平静を装うんだ俺! 平静! 平静! 平成! 平成が押し寄せてくるぅ!)

京太郎「エンジョイしなきゃもったいない……?」

ネリー「え、どうしたの?」

京太郎「え、いやなんでも!」


京太郎(大丈夫! 布団は敷いたし一緒に寝るわけでは!)

モゾモゾ

京太郎「……ネリーさん、なぜこちらに?」

ネリー「い、一緒じゃ、だめ?」

京太郎「どうぞ」

ネリー「えへへっ、うんっ♪」

京太郎(負ける! 負けりゅぅ!)


ネリー「……」ギュッ

京太郎(まぁ、あれかも……決勝、不安だよなぁ)ギュッ

ネリー(だだだ、抱きしめっ、抱きしめ返さっ!?)

京太郎(落ち着け京ちゃん、俺はあれだ。ただ、うん……)

ネリー(こここ、これは!?)

京太郎(無理だ! やらかい! かわいい!)

ネリー「……あのね、京太郎」

京太郎「……ん?」

ネリー「実はね、ネリーね」

京太郎「おう」フッ


ネリー「その、えっちなこと……期待して、きちゃったの」カァッ

京太郎「ふぁっ!!!!!????」



京太郎(ええい! このままではこちらがやられる!)

ネリー「で、でもねっ……ち、違くって、今はその……」

京太郎「お、おう」

京太郎(いかん、弾道が!)


ネリー「その……きょ、今日ね! 獅子原が」

京太郎「爽さん?」

ネリー「うん、あの……力いっぱいあるみたいなんだけど、その一つが」

京太郎「うん」

ネリー「京太郎の“あれ”みたいな」

京太郎「あ~そういうことね」

ネリー「そ、それで」

京太郎「お、お前その衝動だけでこんなとこに」

ネリー「ち、違うよっ! た、ただその……えっと、あ、あの時はそうだけど」

京太郎「お、おう」

ネリー「今は、ふつうに、ただネリーが今、京太郎と、そうしたいっていうか」モジモジ


京太郎(うわぁぁぁぁ! 誰か、俺を導いてくれ!)

悪魔京ちゃん(抱けぇ! 抱けぇ! 抱けぇ!!)

天使京ちゃん(このままネリールートにいけー!)

義妹1(お義兄ちゃん! 邪悪な力(無乳)に負けないでください!)


ネリー「で、でもっ……」

京太郎「?」

ネリー「きょ、今日は一緒に、寝るだけで平気……」

京太郎「へ?」

ネリー「きょ、京太郎に負担かけるわけには、いかないからっ」

京太郎「お、おぉう」

ネリー「えっと、が、頑張って京太郎が、個人戦優勝したら、そのあと……ね、ネリーのターンだからっ!」

京太郎(すでにずっとお前のターン!


京太郎(ええい、このままではこちらがやられる!)

ネリー「で、でもね違うの!」

京太郎「ん?」

ネリー「い、いまはその……京太郎と、こうしてるだけで、よくって……」

京太郎(やらかいしかあいい……まずい、弾道が!)


ネリー「きょ、今日の獅子原の力のせいだっ」

京太郎「爽さん?」

ネリー「京太郎の“あれ”と似たような、力だったかなぁ」

京太郎「理解したわ、完全に」メソライ

ネリー「で、でも……」

京太郎「どした?」

ネリー「きょ、京太郎とえっちなことしたいのも、じ、事実で」モジモジ


京太郎(ロリに! ロリに負けるぅ!)

義妹(お義兄ちゃん! 邪悪な力-無乳-に負けないでください!)

悪魔京ちゃん(いこうぜぇ!)


ネリー「で、でもね、まだ我慢する、から」

京太郎「へ?」

ネリー「全部終わってから、それからその……ネリーのターンだからっ!」

京太郎(さっきからずっとお前のターン!)

ネリー「だから今は、これだけっ」エヘヘ

京太郎(あ~ゴールしてしまう! ゴールしてしまうぅ!)モンモン

ネリー「んっ」ギュー

京太郎(眠れ俺ぇ!!)


―――【翌朝】


トントントン

京太郎「ん?」パチッ

京太郎(ね、寝れたのか俺……慣れてきてるな俺ぇ)

ムクリ

京太郎「やらしいことが何一つとしてない……すごい」


ネリー「あ、京太郎おきた?」

京太郎「ネリーさん、おっふ料理ですか」

ネリー「ん、って変なのきょーたろ」クスッ

京太郎(結婚しよ)

ネリー「もーすぐ朝ごはん、できるからね♪」

京太郎「ありがとな」

ネリー「へ、なにが?」

京太郎「いや、なにか手伝うよ」

ネリー「その前に着替えて顔洗っておいで?」

京太郎「結婚しよ」

ネリー「ふきゃっ!?」カァァッ

京太郎(しまった!)

ネリー「も、もう! からかわないの!)マッカ


京太郎(咲、俺はどうすればいい!)

咲(抱けー!)


―――【その後】


ネリー「よっし、朝ご飯も食べたし洗い物もおっけー!」

京太郎(こやつ完璧! 完璧な母性所持系幼女! 俺が赤い彗星だったら瞬殺だった!)

ネリー「それじゃ、いこっか」ギュッ

京太郎「……ん」フッ

ネリー「京太郎の手、大きいね♪」

京太郎「まぁこれだけ身長差あればなぁ」

ネリー「……頑張るから、ネリーのことしっかり見ててね」

京太郎「当然だろ」

ネリー「今日だけは他の子にも優しくするの、許してあげる」クスッ

京太郎「彼女みたいなこと言うな」カァッ フイッ

ネリー「あ、あはは、確かに……そうだね」フイッ


京太郎「……」

ネリー「……」


京太郎「よ、よしいくぞ」

ネリー「……うん!」ニコッ


京太郎(どう転んでもこれで団体戦は最後……)

ネリー(なんだか、勝てる気しかしない!)



―――【インターハイ会場:臨海控室】


アレク「全員……これが最後だ。もちろん個人戦もあるがこれが団体戦決勝」

京太郎「……俺、場違いじゃないっすか?」

アレク「なにを今更、お前は一軍のメンバーだよ」フッ


智葉「もちろん」コクリ

ハオ「当然です」フッ

明華「いて、くれないと」フフッ

メグ「……」グッ

ネリー「一緒に、がんばってきたでしょ?」

京太郎「……うっす」フッ


モブ子「で、なんで私はまた?」

アレク「ツッコミ」

モブ子「おぉい!」


京太郎「……」

智葉「お前が不安そうにしてどうする」

京太郎「いや、その」

智葉「友達を、信用しろ……いや、マブダチ、かな?」カァッ

京太郎「あ、はい」

モブ子(すごいさっきまでの雰囲気ぶっこわしたぁ!)


京太郎「……信じて、ます」ニッ

智葉「行ってくる」フッ

京太郎「行ってらっしゃい」ニッ

智葉(結婚しよ……って私はなにを!!?)

モブ子(一人で表情コロコロ変わるな、あんなんだっけ?)


―――【対局室】


智葉(今までの京太郎との日々が浮かんでくる)


智葉「友達、いやマブダチ、いやそれを超えたなにか……ふ、ふふっ」クスッ

照「……」

智葉「っ!? み、宮永っ!?」

照「ん、京ちゃんと一緒の麻雀部なんだよね、辻垣内さん」

智葉「あ、ああ」コクリ

照「そっか、私の数少ない友達がお世話になってます」

智葉(と、友達……こいつとも!? 京太郎!?)

玄「あ、辻垣内さん」

智葉「ま、松実玄……」

玄「お義兄ちゃんがお世話になってます!」ニコリ

智葉「え……きょ、京太郎?」

玄「はい!」ニコリ

智葉(どどど、どういうことだ! まるで意味がわからんぞ!)

玄「お義兄ちゃん、いつ松実館にきてくれるんだろぉ」エヘヘ

照「京ちゃんが?」

玄「はい! お姉ちゃんと一緒になって松実館を!」

智葉(な、奈良に、京太郎が……?)


玄「お義兄ちゃん……頑張るよ、わたし」ニコニコ

照(いやな予感してきた)


優希「心機一転ゆーきちゃんが降臨だじぇ!」バッ

照(なんか、落ち着く)

優希「?」

照「ん、はじめよ」

玄「はい!」ニコニコ

智葉(京太郎……)



―――【臨海控室】


京太郎「!」ソワソワ

アレク「落ち着きなよ京太郎」

京太郎「い、いや言ってることはわかるんですけどね」

ネリー「ほら、手、握っててあげようか?」

京太郎「だだだ、大丈夫だわ!」

ハオ「仕方ありませんね!」ギュッ

京太郎「大丈夫だって!」


明華「む、むぅ……」ソワソワ

モブ子「行けばいいのに」

明華「ななな、なんの話ですか!?」

モブ子(こいついつのまに正統派キャラに!)


メグ「智葉なら大丈夫ですよ」ナデナデ

京太郎「ふぇ……は、はい」カァッ

アレク(こいつ強ええぇぇぇ!!)



『はじまりました女子団体戦決勝先鋒戦!』

『これは先方戦から派手な戦いになりそうですね』

『開幕天和されても驚かないような試合だねすこやん!』

『いや驚くよ、ていうかそんなわけ』

『うわー天和だぁぁぁぁぁ!!!?』

『!!!!!????』

『おおお、落ち着いてすこやん!』

『こーこちゃんもだよ!』


『また天和だぁぁぁあぁぁっ!!?』

『おちついて!』


―――【対局室】


照(大丈夫、まだ大丈夫……とりあえず三回目なんてチートはないはず。ともなれば)

優希「ふぅ……次!」ゴッ

照(照魔境で確認、まず片岡さん)


優希(……すばらだじぇ!)

?『すばら! すばらパワー!!』

照(問題なし……次は松実さん)


玄(……ん……ちゃ……お)

照(ん?)

玄(お義兄ちゃんお義兄ちゃんお義兄ちゃんお義兄ちゃんお義兄ちゃん)

照(ひぇ)



照(おおお、落ち着かなきゃ)

玄(お義兄ちゃんお義兄ちゃんお義兄ちゃんお義兄ちゃんお義兄ちゃん)

照(つ、辻垣内さん……次は辻垣内さん!)

スゥッ

照(能力のパターンが変わってる場合もある。見極める)ギンッ

智葉(う……きょ……た……)

照(いや、まさか……)ツゥ


智葉(京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎)

照「ひぇ」ジワ

智葉「ん、どうした?」

照「な、なんでもないです」ガクガクブルブル

照(まともな顔してるのがさらにさいこぱす……)


とりあえずここまで!

なんか色々詰め込んで進んだ
まぁここらはまだ淡々と進めてく
また一週間以内には投下したい所存ー

そんじゃまたー

こっちもやってくよー
お酒の力、お借りします!
ところでこのスレ着地点見えないんだけどかつての自分はどうするつもりだったのだろうか


―――【臨海控室】


ガチャッ


京太郎「智葉さん!」

智葉「っ……」

アレク「宮永照……」

智葉「ごめんっ」


モブ子「よりも松実玄やべぇぇぇ! なんか黒いオーラ出して三人ぼこぼこっすよ!」

ネリー「モブ子うるさい」

モブ子「あれ見た!? びきびきぃっって!」

ネリー「……ああいう娘がタイプなんだね?」

モブ子「そーじゃないよ!」


京太郎「智葉さん」ギュッ

智葉「っ……京太郎、いかなぃで」

京太郎「……へ?」

智葉「松実館で、就職、するんだろぅ?」

京太郎「……ソースは?」

智葉「松実玄……」

京太郎(くそっ、あの愚妹なぜに)

明華「そ、そうなんですかっ!?」

ハオ「なぜ私たちに黙って!?」

京太郎「違うからっ! マジで!」


ネリー(どーせ勘違いが勘違いを生んだ結果なんだろうなぁ)

モブ子(そーなった場合どうなるの!? 地獄!? 天国!?)


京太郎「と、ともかく俺は三年間臨海で……そのっ」カァッ フイッ

メグ「なに赤くなってんデスカ」ポンポン

京太郎「な、なってませんよ!」


アレク(まさか、絞ったか!? とうとう!?)


―――【廊下】

ハオ(またしても染谷まこ、私は生き残ることができるか……)

京太郎「どした?」

ハオ「はひゃっ!?」ビクッ

京太郎「なんだよそれ」ハハッ

ハオ「ど、どうしたんですか!?」

京太郎「いや、憂鬱そうな顔してたからついな」

ハオ「心配、してくれたんですか?」

京太郎「そりゃな」

ハオ「気づかない間に負けてるんですよ?」

京太郎「……」

ハオ「そんなのどうやって」

京太郎「大丈夫」

ハオ「っ」

京太郎「なんて簡単には言えないけど、さ……」

ハオ「……」

京太郎「俺も一緒に戦うから、気持ちだけでも、さ」

ハオ「京太郎……」

京太郎「なんて、頼りないか」ハハッ

ハオ「いいえ」ギュッ

京太郎「ふぇあっっ!!?」

ハオ「これで、十分ですから」フフッ

京太郎(胸がっ、おっぱいがぁっ! 正面からのおっぱ!)

ハオ「私を、守ってくださいね!」ニコッ

京太郎「お、お任せあれっ!」



―――【対局室】


ハオ「負けません!」ゴッ

まこ(ほぉ、ちったぁやれるようになってきたっちゅうわけか)ハッ

ハオ(臨海高校たる私を……完全に向こうのほうが上手!?)

ザッ

宥「ん、よろしく、お願いします」ペコリ

菫「お見せしよう、シャープシュートを」キリッ

宥(当たらなかったやつ……)


まこ「さて……ついてこれるか? お疲れ―――」


ビキィッ


まこ「―――さっ!」バッ

ハオ「……無駄です!」フッ

まこ「飛ばなかった……じゃと?」


宥(えっと、なんとかって病気……先生みたいな、感じなのかなぁ?)

菫(ぐっ、すごい力を感じるが私はなんとか防いだぞ!)


まこ「その力は、なんじゃ?」

ハオ「無論―――愛です!」ニッ



―――【臨海控室】

智葉「なぜそこで愛!」


―――【実況室】

恒子「そう! そこで愛!」

健夜「愛ってなに!?」


―――【阿知賀控室】

玄「……お義兄ちゃん?」レイプメ

灼「こわ」

晴絵「ぐはっ!」

望「私に大ダメージ!」


―――【白糸台】

淡「愛ってなぁに?」

誠子「海、かな?」

淡「頭おかしい」

照「」ガクガクブルブル


―――【清澄控室】

咲「ッッッッ!!!???」ゲラゲラゲラ

優希「咲ちゃんが転がっている」

和「なにがなんだか」

久「腕が折れる気がしたけど金髪のイケメンが助けてくれてなんとかなったわ」


―――【対局室】


まこ「破壊力、スピード……共にA! この染谷まこ、打ち破れるもんならやってみぃ!」

菫「くっ、凄まじい能力のようだが、私の弓道でお前を倒す!」

ハオ「愛の力であなたを打ち破る!」

まこ「上等じゃ! お前らのタマとったらぁッ!!!」


宥「え、えっと、それじゃあ……わ、私も愛の力、でっ」カァッ

宥(し、姉妹愛とか家族愛とかでっ!)


ハオ「!!?」

ハオ(こ、この女……い、いいでしょうならば私のカンフーで倒す!)


まこ(なんか違う感じがするのう……)


ここまででー!
一体どうやって着地したらいいんだ!
そんじゃまたー

お待たせしました! スレの力、お借りします!
とりあえず再開するけども全然今後の展開どーするつもりだったのかわからん!
なんとかやってく所存ー



―――【次鋒戦ダイジェスト】


まこ「乗り越えるべき壁……ぶっ壊したらぁ!」ダンッ

ハオ「なんの!」ダンッ

菫「シャープシュートシャープシュート!」タンッ

宥「ふふっ、あったか~い」ジュウゥゥッ


健夜「どういうことだ! まるで意味がわからんぞ!」

恒子「いずれわかるさ、いずれな……」



―――【その後】


ハオ「くっ、つ、強い……」

まこ「お疲れさん……予想以上に食いついてきたな」

菫(私のしゃーぷしゅーと……)

まこ「十分やった、わしの“能力”を凌ぎ、真っ向勝負でもくらいついてきた……しかしまぁ」ガクッ

宥「えへへ、お疲れ様でしたぁ~」

まこ(とんだ化け物がいたもんじゃ)ハッ



―――【阿知賀控室】

晴絵「うそぉ!!?」

望「宥すげぇぇぇぇ!!!」

穏乃「すっごい!」

灼「なんで勝ったの?」

玄「愛だよ! もちろんお義兄ちゃんへの!」

晴望「!!?」

憧「も、もっと頑張りなさいよお姉ちゃんも!」

望「私を、応援してくれるの?」

憧「京太郎を、そのっ……お、お義兄ちゃんに、するんでしょ?」カァッ

望「NTRされる予感ゲフゥ!」バタッ

晴絵「望の脳が粉々に破壊された!」


―――【臨海控室】


ハオ「帰りました」フフッ

京太郎「つまりどういうことです?」

ハオ「愛、ですよ!」キリッ

モブ子「勝ててないけどね」

ハオ「げふぅっ!」バタッ

ネリー「この人でなし!」バシッ

モブ子「あうっ!」タユン

京太郎「おっぱい」

アレク「これ見よがしに!」パシッ

モブ子「振り回される!」タユン


明華「え~と、それじゃあ行ってきますよ?」

メグ「ん、頑張ってくだサイネ!」

智葉「楽しんで来い」フッ

明華「あ、はい!」ニコッ

京太郎「がんばれ明華!」

明華「は、はいっ」カァッ フイッ

ガチャッ バタンッ


京太郎「……俺、嫌われてるん?」

モブ子「いやむしろ」

京太郎「?」

モブ子「ああいえ、なんでもないです」

メグ「フッ……相変わらずデスネ」

モブ子(まじイケメン!)


―――【対局室】


明華(ほんともうっ、どうしたっていうんですかぁわたし)

久「あら、どうしたの?」

明華「あ、え……」

久「また貴女の綺麗な歌声をお聞かせ願えるのかしら?」フフッ

明華(こんな感じでしたっけ?)

久「今の私は気分が良いの」

明華「は、はぁ……」

尭深「はやく」

明華「ひゃっ!?」ビクッ

尭深「はやく……収穫、収穫っ……!!」

明華(ど、どういうことですか?)


憧「あ」

明華「あ、阿知賀の……」

憧「お義兄ちゃんの」

明華「へ?」

久「おにい?」

尭深「収穫?」


憧「ふぇぁっ!? ななな、なんでもないです!」マッカ

明華「京太郎くん……またですか」ハァ

憧「べ、別に京太郎なんて関係ないわよ!」

久「へぇ……須賀君ねぇ」

明華(まさかこっちも!!?)

尭深「早く……! 収穫……! 収穫祭り……! 窒息するほどに……!」

久「あ、はい」

明華(もー! 京太郎!)ウガー


―――【臨海控室】


京太郎「む、言葉が走った」キュピーン

メグ「?」

京太郎「……なんか嫌、ではないんですけど、変な感じが」

ハオ「愛ですかね」

京太郎「なにが?」

ハオ「私から京太郎への」フフッ


京太郎「……えっ!!!?」


モブ子「逆にこえーよ、気づかない須賀が」

アレク「そういえば最近、女教師ルートが推されてるらしいんだけど」

モブ子「インディーズ!」

アレク「」

ネリー「そういえば最近、私みたいな妹キャラが推されてるらしいんだけど」

モブ子「ネリーは正統派ヒロインでいいから!」

ネリー「え、そうかなぁっ」テレッ

モブ子「あんただけはそうであってくれ……!!」

ネリー「でもそれじゃ他の個性に」

モブ子「競うな! 持ち味をいかせ!」


―――【臨海控室】


アレク「ん、妙ね」

京太郎「確かに、明華さんのいつもの感じが……」

メグ「メンタルブレイクですね」

京太郎「メンタルブレイクデーモン!」

モブ子「レベル8シンクロがなぜここに!」

ネリー「なに言ってんの?」ジト

モブ子「いやいやいや」


京太郎「……もしかしなくても俺のせい?」

智葉「……京太郎」ポン

京太郎「ふぇあっ!?」ビクッ

智葉「次の休憩で行ってこい」

ハオ「いいんですか!?」

智葉「……まぁ、仲間の危機とあらば」

ハオ(どっち! 結局智葉って恋愛感情なのか友情なのかどっち!?)

ネリー「むぅ、特別だからね?」

京太郎「なんでお前はそんな物言いなんだよ」

ネリー「だって……キョータロー、あげたくないしっ」カァッ

京太郎「ぐふっ」

モブ子「さすがネリー!」


―――【廊下】


明華「はぁ……」

タタタッ

京太郎「明華さんっ」

明華「えっ、京太郎くん!?」

京太郎「そのっ……」

明華「ど、どうしたんですか?」

京太郎「お、俺のせいかなって」

明華「えっ」

京太郎「なんか最近、俺との時だけ変だし……その、あの、あれがあってからだし……」

明華(いや、明確には否定できないんですけど……京太郎くんのせいってわけでは……うぅっ)


京太郎「だ、だからなにかしたなら謝りたくてっ」

明華「あ、謝る必要なんてっ」

京太郎「ご、ごめん明華さんっ」バッ

京太郎(こんなことでなんとかなるのかなぁ、てかなんでみんな行かせたんだよぉ)


ポタポタ


京太郎「?」チラッ

明華「っ……」ポロポロ

京太郎「ふぇあっ!!?」

明華「ちがっ、ちがぅっ……ち、違うんですぅっ……わ、わたしがっ」ポロポロ

京太郎「え、ええっっ!!?」

明華「ごっ、ごめんねっ京太郎くぅんっ……」ダァ

京太郎「だだだ、大丈夫だから! 大丈夫だから俺はぁ!」ワタワタ


京太郎(ちょっとして、落ち着いたわけで……今は俺と明華さんでベンチに座っていて……)

京太郎「落着きました?」

明華「はいっ、ごめんなさい……」

京太郎「謝んなくても……」

明華「でも、そこまで追いつめてしまったのかなって」

京太郎(こっちのセリフだけど……)


京太郎「俺、嫌われてないんですよね?」

明華「なっ、逆ですよ! 大好きです!」バッ

京太郎「え、あ……は、はいっ」

明華「あ、うっ……」カァッ

京太郎(な、なんだ……あのアッパラパー痴女はどこにいった!)

明華(ここまで考えて、くれてるのに……あんなの気にして、勝手に気まずくなって……)


明華「っ……」グスッ

京太郎「へ?」

明華「うぅ~」ギュッ

京太郎「!!?」

京太郎(だだだ、抱き着かれた!? っていうかおっぱい! おっぱいがぁぁぁぁっ!!!)

明華「っ……だ、大好きですっ」

京太郎「え、あ……し、知ってました? そ、そうだと思ってたのが近いか、最近はわかんなかったから」

明華「ずっと、大好き、です……」

京太郎「え、あ~……あ、ありがとうございま、す?」ポリポリ

明華「……京太郎くんは、京太郎は、私のこと、どうですか?」

京太郎「い、いや魅力的で……その、ほんと好きですけど、その……同じじゃ」

明華「……知ってます」クスッ

京太郎「え、からかわれた?」

明華「京太郎」

京太郎「なん―――んっ!?」

明華「ん」


京太郎(やっこい唇……まつげ、髪、綺麗……って、え?)

スッ

明華「……行ってきます」ニコッ


―――【対局室】


久「来たわね、あら……表情が?」

憧「お義兄ちゃんの、匂い……?」

尭深「収穫、収穫……!!」

カツカツ

明華「……」ブワッ

久「っ」

憧「さっきと、違う……?」

尭深「強風は収穫の敵……!!!」


明華「愛のために戦う今の私は、負ける気がしません!」


恒子「そう! ここでも愛!」

健夜「もうわけわかんない!」

よくわからないが明華がヒロインな気がしてきたZE!
個人戦も残ってるって長くねぇかこれ
誰か説明してくれよぉ!(ロンリウェー

そんじゃまたー


酉あってるかな?

ワハハ死んで生き返ってまた死ぬという負の連鎖
再び帰ってこれたけどもどうしようか感
失踪する>>1あるあるのPCが不調なやつ

またプロットが消し飛んだけど単発だしまぁなんとかなると思いたいとこ
とりあえずまたやっていく所存ー


再開してみようと思ったけども……
ここから続きリハビリで書くのキツくない?

とりま頑張るゾイ


―――【臨海控室】


京太郎「た、ただいまー」

ネリー「なんか顔、赤くない?」ジトー

京太郎「え、ええっ!? ま、まさかぁ!」

智葉「怪しい」ジトー

京太郎「……」メソラシ

ハオ「きょーたろー?」ジトー

京太郎「な、なにもないですって!」

メグ「やれやれ、モテる男の子は困っちゃいまスネ」フッ

モブ子(こいつ最強かよ……)

京太郎「なんにもないよね! ねっ! 監督!」バッ

アレク「……」

京太郎「?」

アレク「うう、せっかく京太郎の声にカッコよくこたえてやろうとしたのに、一年近く同じ体勢をとり続けていたもんだから」

モブ子「誰がキン肉マンの休載ネタわかんだ!」

アレク「お前」

モブ子「くそがっ!」


京太郎「なんか楽しそうだしほっとこ」

ハオ「で、なにが?」

京太郎「え、な、なんもないですって!」

智葉「や、やらしいことしたのか!?」カァッ

京太郎「するか!? 休憩時間で!?」

ネリー「えー京太郎だからなー」ジトー

京太郎「信頼感がっ、信頼感がたりないっ!」ガクッ

メグ「マァマァ、とりあえず明華の応援……デショウ?」フッ

京太郎「で、ですよね!」

ハオ(最近メグ、強くないですか?)


―――【対局室】


~~~lalalala


憧(こ、これは……!?)

久(う、歌っていないわよね!? なのになに、この聞こえるメロディは……いえ、歌は!!?)

憧(女の、声……? いや、雀明華の?)

尭深(収穫……!!)


明華「ええ……聞こえますか? この歌が……この歌が聞こえた時が私が対局している合図です」フフッ


憧久(なんか発症してるーーーー!!!?)

尭深(収穫祭り―――! 窒息するほどに―――! ああ~! 早く!)


明華「……ツモ、2000-4000」フッ

ブオッ

久「くぅっ!」

憧「こ、これは!?」

尭深「収穫祭全面中止!!?」


明華「勝利の法則は聴こえました」フッ



明華(届いている―――私の歌が! 唄が! 詩が!)


久(くっ、サマ師ね!)チッ

憧(お義兄ちゃんっ……!)グッ

尭深(収穫祭……続行!!)


明華「少しでも、私の力で……今までの分も!」

明華(京太郎! 私を導いてください!)


恒子『あれが愛の力だよすこやん』

健夜『なんで私は別みたいな顔してんの!? ぶっとばすよ!?』


明華(ああ―――聞こえますか? 私の歌が!)


恒子『すこやん! 聴こえるよ私にも!』

健夜『ヤックデカルチャー!』

恒子『は?』

健夜『ジェネギャが辛い……ツラたん……』ガクリ


―――【臨海控室】


京太郎「聞こえるさ、明華……!」

智葉「……」フッ

ネリー「えーずるい! やっぱエッチなことしたでしょ!」

京太郎「してないって! キスぐらっ―――!!?」バッ

ハオ「マヌケは見つかったようですね」ギリギリギリ

京太郎「ちちち、ちがっ、あ、そのっ……」

メグ「どーせ勝手に奪われちゃったんでしょ?」クスッ

京太郎「そ、そういう言い方……」フイッ

メグ「先を越されまシタか」フフッ

モブ子(こいつツエー!!!??」


アレク「私のターンは?」

モブ子「えっと、あきらめよ?」ポン

アレク「この牛女!」ベシッ

モブ子「ひうっ!?」

ネリー「これみよがしに!」ベシッ

モブ子「チチぶつな!」


智葉「……見ていろ、私の友情パワーを見せてやる」ギリギリギリ

ハオ(こ、こわい……)


―――【対局室】


明華(救われようが―――!)

久「くっ!」


明華(兄と慕おうが―――!)

憧(助けてっ、お義兄ちゃんっ!!)


明華(ちょっとわかんないですけど)

尭深(―――収穫祭! なにがディスタンス! ソーシャル!)


明華「私が―――勝ちます。歌って、ステージで!」

タンッ

明華「3000・6000です―――!!」


~~~lalalala


久(歌が聞こえる―――!)

憧(しかもこの歌、あきらかな―――!)

久憧(ラブソング―――!!?)


明華「そう……これこそ!)

尭深「―――愛!!?」



―――【臨海控室】


智葉「そう! そこで愛!」



京太郎「……」カァッ


ハオ「ずるい……」

智葉「私たちは、だな」ハァ

ハオ「うぅ~個人戦、智葉ずるい」

智葉「ズルくない」ムゥ


メグ「さて、次は私……デスネ」

京太郎「メグさん……」

メグ「心配、デスカ?」

京太郎「まぁ……」


モブ子(ヒロインが入れ替わってるー!!?)

アレク(よっしゃちょっと古いー!)

モブ子(ちょっと……?)


アレク「」


モブ子「哀れ……」

ネリー「モブ子もうちょっとちゃんと応援しなよ、チチ揺らしてないで」

モブ子「揺れてくない!?」バッ タユン

ネリー「揺らすじゃん!」ベシッ

モブ子「ひゅぃっ!? ひ、ひでぇ!」


メグ「さて、行ってきマス」フッ

京太郎「その、がんばって!」

メグ「まったく……頑張りマス、もちろん」スッ

京太郎「ふぇ?」

メグ「んっ」チュッ


智葉ハオネリー「」

モブ子(で、デコチュー……)



京太郎「……ふぁっ!?」カァッ

メグ「アディオス!」スッ


ガチャッ バタンッ


京太郎「……っ」マッカ


モブ子「いいなぁ、ああいうの」

ネリー「え……身長的に無理じゃ?」

モブ子「するほうでしょ普通!!?」

ネリー「……狙ってんの!!?」

モブ子「そんな命知らずな真似せんわ!」クワッ


京太郎「っ……め、メグさんはもぉ」

智葉(かわいいな)ニヘラ

京太郎「っ、いまのは?」ゾクッ

ハオ(私はデコチューはおろかベロチューまでしますよ!)


モブ子「言葉が走った!」ピキーン

ネリー「なに言ってんの?」

モブ子「きびしーなこのロリ!」


ガチャッ


明華「戻り……ました」フッ

京太郎「あ、え……その、お、おかえり?」

明華「はい……ただいま」ニコッ

京太郎「……ん」ニッ


ハオ「くそ





ハオ「くそぉ……」

モブ子「あんな子とあんなことこんなことしたい人生だった」トオイメ


明華「その、見てくれました……か?」

京太郎「ん」コクリ

明華「伝わり、ました?」

京太郎「ああ」フッ

明華「……っ!」ダッ

ギュッ

京太郎「っと……はは、甘えん坊だな」ギュッ

明華「京太郎っ……」

京太郎「どうした? 明華……」


明華「……っ」

京太郎「ちゃんと聴いてるから、歌も、言葉も……」ギュッ


ネリー(っ……)

智葉(京太郎が嬉しそうで、私も鼻が高いよ)フッ

ハオ(これは……まったく)クス

モブ子(まさかこれは……!!?)


明華「京太郎っ!」

京太郎「ああ……」フッ



明華「今日は中〇しセッ〇ス確定ですね!」パァッ

京太郎「ほらでたー!」パカーン


明華「いたーーーい!!!」


ネリー「いつもの明華で安心したよ」

智葉「いつもの明華で私も鼻が高いよ」フッ

ハオ「まったく……」ハァ

モブ子「ですよね」


―――【対局室】

和(今回の敵は……)チラッ

灼(ハルちゃんの敵、敵がいる……!!)

和(悪寒が……なぜ?)チラッ


誠子「君ら、私に釣られてみる?」フッ

灼「は?」

和(痛い人だ~!!)


~~~♪


誠子「……?」

灼「これは?」

和「またですか」


~~~♪


恒子『このハーモニカの音!』

健夜『お馴染みみたいに言わないで!?』

恒子『キタ……キタ……』

健夜『一人でみんなが言ってるみたいにしない!』


~~~♪


メグ「お待たせ、しまシタネ」フッ

和(やっぱり~~!)アチャー

灼「こ、これは……」

誠子「ふぅん……」

メグ「さぁ、満足させてくだサイ」


リハビリにしちゃぁ書きにくいって!
とりあえずやってみたけども
また近々やってみるさ

そんじゃまたー


おっし、やってくヨー
今回は副将メグ、たぶん前とそこまで乖離してないはず……おそらく、きっと

とりあえず頑張るゾイ


―――【臨海控室】

ハオ「でた! メグの満足テーマです!」

モブ子「なにそれ!?」バッ タユン

アレク「しかもこの感覚、間違いない……年明け村長ぐらいの活躍は間違いない!」

モブ子「なんの話してんの!?」バッ タユン

京太郎「かっこいぃ……」

モブ子「おいお前が雌顔晒してどうすんだ!」バッ タユ

ネリー「チチ揺らさないでよ!」ベシッ タユン

モブ子「理不尽!!」



―――【清澄控室】

まこ「あいつ、強い……」

優希「関係ねーじぇ! あいつに勝てば今日からこの会場はのどちゃん武道館! この界隈はのどちゃん銀座だじぇ!」

久(優希やばいわね、頭が)

咲「和ちゃんのフィールならあんな相手ぶっちぎってくれる……はず」

優希「もっと早く和了ぇー!」

まこ(……和、なんとかせい)

久「かっとびんぐよ和!」

まこ(わしには、ツッコミきれん……)



―――【白糸台控室】

淡「やったー! さすが!」

菫「やれー! 必殺技だ遊佐!」

照「誰?」モグモグ

尭深「収穫がっ……私の、収穫がっ……」

照「……?」

淡「あ、そういえばテルーの妹」

照「!!!!????」

照(妹怖い妹怖い妹怖い)

淡「えっと……須賀京太郎のことなんだけど」

照(友達怖い友達怖い友達怖い)


照「」ガクガクブルブル ジワァ


菫「……淡、照はもうダメだ」

淡「えー!!?」



―――【阿知賀控室】

晴絵「よっしゃー! やれー灼ー!」

望「阿知賀が勝てば京太郎はこっちのもんよ!」

穏乃「そうなの?」

憧「ぜ、絶対違うと思う」ブンブン

玄「えへへ、お義兄ちゃんが阿知賀にくるんだぁ……」

宥「え、えぇ~……そ、そんなことないと思うけどぉ」

玄「お義兄ちゃんが阿知賀にくるんだよ! ひいては松実館に! 婿養子に!」

宥「ふぇっ!?」カァッ

穏乃「宥さん騙されないで! 憧もなんとか言って!」

憧「おおお、お義兄ちゃんが、あ、阿知賀に……新子家に……?」

穏乃(くぅ! この後に大将戦の私に大ダメージ! ここはもうダメだ!)


―――【対局室】


恒子『さぁ、闘牌が始まりましたが! 異様な雰囲気です!』

健夜『既にメガンダヴァンさんのフィールドだね……荒野に立つ、死人たちってとこかな?』

恒子『つまり……続・殺戮ジャンゴと』

健夜『よくわからないけど絶対違う気がする!』

恒子『じゃあ負けた奴から炭鉱送りのデスゲーム!』

健夜『こんなアナウンサー吹っ飛ばしてやりたい!』


メグ「さぁ……満足させてくださいヨ?」

和(これは、景色が……!!?)

誠子(ふぅん……やるね)

灼(なにこれ、荒野の風景? ビジョン? 非ぃ科学的な……)


メグ「さぁ、先に満足した奴が勝ちデス」



―――【荒野】


メグ「……」

和(え~私ったら天使じゃないですかー! しかも卑猥!)タユン


メグ「……」

灼(私、なにこれ……プロボーラ―? 地味くない?)


メグ「……なにそれ」

誠子「言葉の裏には針千本、千の偽り万の嘘」フッ


クルッ


誠子「それでも良いなら…僕に釣られて見る?」

メグ(くっ、恐ろしい力を感じマス!)


灼「なんかズルい! ライダーっぽい!」

和「カッコいい! 遊佐感! 私もあれを所望します!」

メグ「え~これは私じゃなくて自分自身の力の表現ですカラ」


和(これが私の? ていうか痴女!!?)ガーン

灼(ボーリング!!? ボーリング!!? いや、いいけど)


誠子「フッ、きめるよ?」フルチャージ

メグ(これはヤバい……デスネ)タラー



誠子「ロン!」

メグ「ぐはっ! フィッシャーつえぇデース!」ドムッ


誠子「ロン!」

灼「ライダーキック!!?」グフッ


誠子「ロンだよ」

和「ウラシマ!!?」ゲムガモフッ



―――【臨海控室】

モブ子「ライダーつえぇーーーー!!!」

智葉「どうしたこいつ?」

ハオ「壊れてますね」

モブ子「お前らに言われたかねーよ!」クワッ

明華「でも、あのメガンちゃんが……」

ネリー「強いね、流石白糸台……」

京太郎「メグさんっ……」グッ

モブ子(ヒロインムーヴすな!)



―――【廊下】


京太郎(なんだかんだ、ハーフタイムかぁ……)

タッタッ

メグ「……京太郎?」

京太郎「あ、メグさん」

メグ「カッコつけておいて情けないトコを、見せまシタね」ハッ

京太郎「そんなことっ」

メグ「決勝なんです。そこでこのザマ……カッコわりぃ、デス」ハッ


京太郎「お、俺にとっては……!」

メグ「?」

京太郎「メグさんは、いつもかっこよくて、憧れるほどさっぱりしてて……その」

メグ「京太郎……」

京太郎「カッコ悪いなんて、全然っ」


ギュッ


京太郎「ふぁっ!?」カァッ

メグ「アリガトウ……キュートなハニー」

京太郎「ちょ、ちょっと!!?」マッカ

スッ

メグ「見ていてください……私の決闘-デュエル-を」

京太郎「……はいっ」ニコッ

スッ

メグ(次はない……私が見せるのは私の様、私という流儀、人生……)


ガチャッ


和「……」

灼「……」

誠子「……」フッ


メグ「さぁ、満足させてください……!」ニッ



―――【それから】


メグ「ダイレクトアタック!」

和「うわー!」


メグ「インフェルニティデスブレス!」

灼「ぐぅ~!」


メグ「これで終わりです」

誠子「……さて、どうかな?」

メグ「もう山の中にいくら狙ってる牌がいくら残ってるかなんてわかりません」

和(それはわかるんじゃ?)

メグ「……これが私の運命をかけたドロー!」

灼(せめてツモと)


メグ「……」

誠子「ふっ……」

メグ「私が引いたのは―――ツモ! 6000-12000!!」

誠子「ぐっ」バタッ


メグ「これでようやく―――満足しました」フッ


恒子『ただのデュエルだこれ!』

健夜『もうどうにでもなーれ!』


とりあえずここまでー!
次回はとうとう大将戦になりもうす
ネリーのターンがようやくってことで
団体戦よーやく終わる感じっす

てかどっかでちゃんとリハビリせんとほんと勢いだけやぞこれ

そんじゃまたー


なんかよくわからんがなんとかなる、知らんけど
感覚掴んできた気もする、知らんけど
とりあえずゲッターと一つになれば色々わかるらしい

そんじゃ再開ー



―――その後【臨海控室】


京太郎「すげぇ……」

明華「そう! あれも愛!」

智葉「なぜそこで」

モブ子「いい加減しつこいよ」

智葉「……」ガシッ モニュ

モブ子「ふぇあ!?」

智葉「……」ギリギリ

モブ子「痛い痛い!」

アレク「ははっ、ざまぁないぜ!」

モブ子「あんたって人はー!」


ネリー「……せっかくの大将戦前を」

京太郎「ネリー、がんばれよ」

ネリー「ん、当然」フフッ

京太郎「その、きっと大丈夫だからさ……楽しんでこいよ」フッ

ネリー「うんっ!」ニコッ

京太郎「……」ナデナデ

ネリー「えへへっ」


ハオ(ず、ずるい、なんか色々と……!)

明華(今ですネリー! そこでエロカワ決め台詞です!)

智葉(私にだってもうちょっと……こう、色々……)ムゥ

モブ子(かかか、かわいいいいいいい!!!)


ネリー「行ってきます♪」

京太郎「行ってらっしゃい」フッ


ガチャッバタン


京太郎(めっちゃ緊張してきた……)



京太郎「うっ、気分が……」

明華「もぉ、さっきまでそんな感じじゃなかったでしょ?」

京太郎「そうなんっすけど、勝つか負けるかわかんないような状況じゃないっすか」

ハオ「大丈夫ですよ、ほら私が手を握っておいてあげますから」ニコニコ

京太郎「っ、ゆ、指絡める必要あるか?」

ハオ「もちろんです!」

京太郎「絶対ない奴の顔してる!」

ハオ「え!?」

京太郎「エロいたくらみしてる明華と同じ顔してる!」

ハオ「え!!?」ガーン

明華「……え!!?」ガーン


モブ子(美女二人を左右に侍らせやがって須賀の野郎……)ギリギリ

智葉「まったくあいつらは、決勝だというのに」ハァ

モブ子(なんでこいつはこいつでまともなんだ?)

アレク「くそ……くそぉ……」ギリギリ

モブ子(こいつやべー!!)



ガチャッ


メグ「ただいまデス」フッ

京太郎「あ! メグさんお疲れさまです!」グッ

メグ「ええ」フッ

京太郎「って離せ二人とも!」

明華「ヒロイン面してメグちゃんの方行くのはわかってます!」クワッ

京太郎「どゆこと!?

ハオ「逃がしませんよ!」

京太郎「逃げんわ!」



メグ「いいデスヨ……私は」スッ

京太郎「へ? 俺の後ろで見るんですか?」

メグ「そうデスね……」ギュッ

京太郎「ふぇぁっ!!?」カァッ

メグ「ここで、見せてもらいまショウカ?」クスッ



モブ子「ぬぅ、あれはあすなろ抱き!」

アレク「知っているのかモブ子!?」パァッ

モブ子「やべぇ! 知らないっす!」

アレク「またまたぁ! 知ってるんだろ?」

モブ子「元ネタ知らんから! 世代じゃないからぁ!」


明華「なッ! メグちゃん!?」

ハオ「なんつー近さですか!? 離れてください!」

メグ「え~私は良いですケド……京太郎は?」クスリ

京太郎「え、そそそ、そのっ」マッカ

智葉「め~ぐ」ジト

メグ「……ハイハイ」フッ スッ


京太郎「あぅっ」マッカ

明華「ああ、私の京太郎が」

ハオ「私のです!」

モブ子(誰のでもないでしょとか言ったら大変なことになるので言わないけども……)


モブ子「ほら、始まるよ?」

京太郎「あ、そうだよ! ネリーの試合!」

智葉「さて……頼んだぞネリー」



―――【対局室】


ネリー(とうとう大将戦……)

淡「はーっはっは! 宇宙を駆ける! スペースランナウェイ!」

ネリー(たぶんアホだ)

穏乃「……ふぅ」

ネリー(なんかわかんないけどまともそう、だけどちょっと疲れてない? 大丈夫?)


ザッ


ネリー「っ!!?」ゾクッ

淡「あわぁっ!?」ビクッ

穏乃「……」


咲「お待たせしました」ニコリ


ネリー(み、宮永……こんなだったっけ?)

穏乃(和の、京太郎の友達……)

淡「び、びっくりしたぁ、修羅かと思った」

咲「ん、なんて?」ニコッ

淡「ひぇっ……こ、こわくないよ! や、やったらぁ!」

穏乃「口調変わってるし」アハハ・・・


ネリー「……なにか、あった?」

咲「いえ、ただ本気で、勝ちたいと思ってるだけだよ?」フフッ

ネリー(さすが京太郎の幼馴染、とんだ化け物だったわけだ……)


咲「さ、麻雀を楽しもうよ!」



―――【臨海控室】


恒子『宮永咲! 三本場ー! 凄まじい連荘!』

健夜『強いね、いやはやこのレベルが出てくるとは想定外だったよ』

恒子『……ナチュラルに強いプロっぽいこと言わないでくれる?』

健夜『プロなの! それに自分で言うのもなんですが強いよ!』


京太郎「咲っ!」

智葉「凄まじいな」

明華「恐い風が吹いてます……」

メグ「いかさま御法度、デスか」クッ

ハオ「染谷まこを、松実宥を凌駕しているっ……」

アレク「……ネリー」グッ

モブ子(珍しくまともなこと言わないでくれる? とは言える雰囲気じゃない……)


京太郎「あいつ、本当に本気だ……人の心を背負って戦うあいつは怖いぞ」チッ

智葉「なに、私たちの想いも背負ってるんだろ?」

京太郎「……はいっ」コクリ


モブ子(普通だ……いや油断はできない! いつ来る! いつ!?



―――その後


京太郎「くっ! ネリー!」

ダッ ガチャッ

智葉「京太郎……」

ハオ「凄まじいですね、高鴨や大星も」

明華「まさかあそこからあげてくるとは」ムム

メグ「……」


モブ子(こねぇぇぇぇぇ!!? なんで!?)

アレク「お前もいつにもなくそんな真剣な顔で」ポン

モブ子(うわぁ!? なんか勘違いされてるぅ!?)



京太郎「ネリー!」

ネリー「ん、京太郎?」

京太郎「へ?」

ネリー「……?」

京太郎「あれ?」

ネリー「あ、心配してきてくれた?」

京太郎「まぁ……と思ったらお前普通にジュース飲んでるし」

ネリー「むぅ、落ち込んでた方が良かった? あ、良かったか」

京太郎「いや……隣座るぞ」

ネリー「ん」ニコッ

京太郎「……」

ネリー「……」


京太郎「安心、した」

ネリー「ん、楽しいよ」

京太郎「そっか……」

ネリー「楽しんでるし、それでもって……勝つよ」フフッ」

ナデナデ

京太郎「勝てるのか?」ハハッ

ネリー「むぅ、ネリーを誰だと思ってるの?」

京太郎「ネリーだろ。ネリー・ヴィルサラーゼ……俺のこと好きなクラスメイトの可愛い奴」フッ

ネリー「っ」カァッ

京太郎「……」マッカ

ネリー「て、照れるぐらいなら言わないでよっ」ムゥ

京太郎「いや、その、な?」ハハッ

ネリー「……ねぇ」

京太郎「ん?」

ネリー「好き。大好き」

京太郎「……知ってる」フッ



ネリー「……それじゃ、いくね!」

京太郎「お、おう」

ネリー「……チューしてくれてありがと」エヘヘ

京太郎「おまっ」カァッ


ネリー「勝つよ……京太郎に勝利、プレゼントしてあげる」フフッ

京太郎「いいよ、俺のためじゃなくて自分と……智葉さんたちのために戦え」

ネリー「やっぱ京太郎ってそういうとこだよね」

京太郎「?」

ネリー「良いんだよ。一緒に頑張ってきた仲間なんだからさ……別に一緒のチームで一緒に戦うだけじゃなくて」

京太郎「そんなこと言っても」

ネリー「バックアップの人たちは無視? モブ子や他のみんなは仲間じゃない?」

京太郎「いやそんなっ」

ネリー「そういうこと、みんな一緒なんだよ。京太郎に勝利をあげるってことはみんなにもあげるってこと、監督たちも」

京太郎「っ……」

ネリー「それに京太郎はいま、ネリーにパワーくれたでしょ?」エヘヘ


京太郎「……ネリー」

ネリー「……ん?」

京太郎「やっぱ楽しんでくれ、それが一番だから」

ネリー「……うん」コクリ

京太郎「それでもって……俺たちを、一緒に連れてってくれるか?」

ネリー「……もちろん!」ニコッ

京太郎「待ってる」ニッ

ネリー「待ってて♪」


―――【対局室】


咲「……ん?」

穏乃「この感じ?」

淡(またやばそうな感じ……)


ネリー「今度は私が最後かぁ」

咲「まぁ一年四人……無礼講で良いんじゃない?」アハハ

穏乃「凄い余裕だね宮永さん」

咲「そんなことないけどね、やっぱカッコいいとこ見せたくなっちゃうんだよね」

淡「だれだれ!? 彼氏!?」

咲「違うけど……友達、かな」フッ

穏乃「うっ、奴の気配」

淡「?」

ネリー「ご察しの通り」フフ


咲「そっか、背後に感じるねぇ……」

咲(京ちゃぁん……)ハハッ


ネリー「うん、なんかいける気がする……!」

咲「へぇ、それじゃ京ちゃんの力も使って私を笑顔にしてよ」ハハッ

ネリー「うん、勝つのは一人……私だよ!」


穏乃「……」ズオッ

淡「ふーん」ズズッ

咲「見せてもらおうか、これが団体戦最後だよ!」バァッ


ネリー(勝つよネリーは……京太郎とみんなとネリーの力で!)



―――【臨海控室】

ガチャッ

京太郎「ただいまです」

明華「おかえりなさい! お風呂にします? 私にします? それともわ・た」

京太郎「三択中の二択同じ……!!」

ハオ「おかえりなさい京太郎、一緒にお風呂にしましょう!」

京太郎「選択肢なし!」

メグ「おかえりデス、京太郎……どこでされたいですか?」フッ

京太郎「ふぇっ!?」カァッ

モブ子(なんじゃこいつつえぇぇぇぇ!!)


智葉「ほら京太郎! 一緒に見るぞ!」バシバシ

京太郎「あっ、ああはい! 隣失礼しますね」ストン

明華(したたかに京太郎を隣に!?)

ハオ(やりますね! 智葉!)

モブ子(もーどうにでもなれだ! ネリーちゃんがんばえ~!)


アレク「で、どうだった?」

京太郎「全然、いらぬ心配……ではないですけど、あいつは思ったり強かったです」

アレク「……そっか」フッ

智葉「勝てそう、か?」

京太郎「ええ……きっと」



―――【対局室】


穏乃(私の支配……いや“理解”とは別で動いている!)

淡(なにこれ、なんなの……?)

咲(へぇ、でも支配がなんだっていうのかな……私の嶺上開花の“因果律”を超えてこれる?)


ネリー「可能性なんかないよ。全ては運-ラック-だ……観測するまですべての牌と可能性は“動き続けてる”んだよ」

ゴゴゴゴゴ

ネリー「さぁ、ここからはただの麻雀を楽しもうか!」


咲「へぇ……そういうこと」

穏乃「どゆこと?」

淡「はて?」

咲(シュレディンガーのネリー……ってとこ?)


ネリー「笑顔にしてみせるよ」

咲「へぇ」ニヤリ

ネリー「もちろん、私の仲間をね!」



―――【臨海控室】


京太郎「これでも決定的ではないか」

智葉「むしろ、だな」

京太郎「能力無し、能力に慣れ過ぎた人間にやれるか?」


明華「やれなくては困ります」

ハオ「ええ、わざわざ“ここ”でやっている意味も理由もなくなってしまう」

メグ「……心構えの違いって奴、みせてやりまショウ」フッ


京太郎「……見せてもらおうか、麻雀留学生の力とやらを」フッ


アレク「なんかすごい空気だな」

モブ子「あんたどっちかってーとあっち側じゃなくてどーすんですか」

アレク「?」

モブ子「大丈夫ですか色々」


京太郎「……くるか」キュピーン

智葉「ああ」フッ



ネリー「ロン!」

咲「っ!」

ネリー「……7700!」


穏乃(空気が変わった……?)

淡(銀河が輝く……星々が瞬く、きたよ!)


ネリー「こっから勝負って言ったでしょ?」

穏乃「でも一位は清澄かぁ」

淡「えへへっ、綺麗に輝くよ」

咲「そっか、なら……私もここからは“いつも”の戦い方でいいかなぁ」ハッ


ネリー(……京太郎、ネリーを導いてよ!)



―――【会場内】


トシ「くるね」

はやり「なにが?」

トシ「運命変革因子の……故の、勝利」

良子「oh……御年ですから」

トシ「ボケてないよ」

はやり「ん~誰が勝つってわかるんですか?」

トシ「因子から導き出すんだよ。因果律を……しかしてまぁ、そうもいかんね。必ずしも確定されて未来ではないからね」


はやり「やっぱちょっと」

良子「やっぱりですか?」

トシ「ぶっとばすよ」



―――【臨海控室】

キュピーン

京太郎「この息遣い、ネリー……! くる……!」



―――【対局室】

ネリー「ツモ!」

咲「なにっ、このゾクリと背中を刺すような感覚っ!」

穏乃(なにがくるっ!)

淡(くっそぉぉっ!)


咲「さぁ、どんな役なの……?」

ネリー「タンヤオ」

咲「……」

ネリー「……ドラ4、8000!」

咲「はい」フッ


恒子『き、決まったぁぁぁぁっ!!?』

健夜『……ああ、スゴイいいね』フッ

恒子『なんか隣に怖い顔してる人いるー!!?』

健夜『打ちたいなぁ、恒子ちゃんでもいいかなぁ』フフッ

恒子『出してぇぇぇっ!! 誰かここから出してぇぇぇぇ!』


咲「……楽しかったよ」アハハ

ネリー「ん、笑顔にできたよ宮永」クスッ

穏乃「……ははっ」

淡「泣き笑い?」

穏乃「ん、大星さんは……楽しそうだね」フッ

淡「四位でも淡ちゃんは元気! ……げ、げんっ、げんっ……」ブワッ

穏乃(号泣……)


ネリー「やったよ! みんな、京太郎っ!」



―――【臨海控室】


京太郎「ネリー!」


明華「やった!」ガバッ

ハオ「やりました!」ギュッ


メグ「ん、満足……しまシタヨ」フッ

智葉「ああ、流石の切れ味だ」ニッ


アレク「っ……」

モブ子「泣いてます?」

アレク「ない!」ベシッ タユン

モブ子「チチ叩いて反論しないでくださいよ」ジト


智葉「……さぁ、いくぞ!」

京太郎「はいっ!」ニッ


とりあえずここまでー
日常とか書きたいよ日常とか

まぁ次回もたぶん日常回ではない
前のはやりん短編みたいなの入れてみるかなぁと思わないでもない
それもまた追々

そんじゃまたー


よっし少しだけどやってく所存ー

またPCが調子悪いんだけどなんやこれ
雷か、雷のせいなのか?
とりあえず一時間投下なかったらPC死んでると思って!


―――【対局室】


恒子「どーも、すこやんの魔の手からなんとか逃れたふくよかでない福与恒子です!」

健夜「やだなぁ、私がなんかするみたいじゃない」

恒子「されそうだった! ってそれはともかく、強豪ベスト4! この決勝を彩った選手たちがここに集まっています!」

健夜「うん、素晴らしい闘牌だったね」

恒子「そして今回の大会! 最強を証明したこの高校の大将を紹介しましょう。ネリー・ヴィルサラーゼさん!」

ネリー「!」ペコリ

恒子「ちっちゃくてかわいいねー!」

モブ子(ちっちゃくてかわいいなー!)


健夜「ロリコン」

京太郎「ロリコン」


恒子「ちがうよ!?」

モブ子(ちげーよ!)


ネリー(離れたところにモブ子と京太郎発見……むぅ)

恒子「そういえば話題の須賀京太郎くんもさっきいましたね」

ネリー「あ、はい! 私の京太郎の活躍も楽しみにしていてください!」

恒子「“私の?”」

明華「私のと?」

智葉「私のだと?」

ハオ「私のって?」

メグ「私のデスって?」

ネリー(しまった! “私たちの”って言うつもりが! ネリーのバカぁ!)


モブ子「だって」グイグイ

京太郎「やめれ!」カァッ



恒子「お、おぉう、最近のこーこーせいは進んでるねぇすこやん」

健夜「すこやんやめれ……でもそうだね。そういう感じなんだね」

恒子(血涙……そんなに……)


ネリー「ちちち、ちがっ! ま、まだネリーのじゃっ!」

玄「まだ!?」

ネリー「松実!!?」

玄「お姉ちゃん! これは私たちに対する挑戦!」

宥「く、玄ちゃぁんっ」マッカ

玄「お義兄ちゃんは渡さない!」

ネリー(こんなとこでそんなことを!? ネリーのせいだけどさぁ!)

憧「あ、あたしのお義兄ちゃんになるかも、だし……」カァッ

穏乃「ここじゃまずいよ!」

灼「……は、ハルちゃんのかも」

穏乃「こんなの絶対おかしいよ!」


モブ子(高鴨穏乃、その心境は察するに余りある……)

京太郎(こいつ穏乃になんか熱い視線をっ)

モブ子「お前失礼なこと考えたろ!」ベシッ

京太郎「おい肩パンすんな!」



ネリー「ちがうんだって!」

久「私をお姫様抱っこで受け止めてくれた彼ね」フフッ

穏乃「いつの間になにやってんの京太郎!?」

ネリー(良いなぁ高鴨ぉ)

久「ふふふ、夏の柑橘」

まこ「なに言っとんじゃおんし」

ネリー(絶対数があがるとネリーの負担も減る!)


咲「まったく、こまったもんだよ京ちゃん」フッ

智葉「後方友達面するんじゃない宮永妹ォ!」

照「待った、私に妹は」

咲「あ、お姉ちゃんやっほー」

ネリー「ちょっとは姉の顔たてなよ!」

照「……」

咲「お姉ちゃんったら……これはトシさん&京ちゃん案件」

照「ちょ! 待って咲!」」

菫「なんだこれは!」

ネリー「白糸台は任せた弘世!」

恒子「任せた!」

菫「決勝インタビューに足止めみたいなのあるのか!?」



恒子「それじゃあ改めて臨海高校のみなさんに!」


智葉「京太郎は私の家ですでに歓迎ムードだ」

ハオ「くっ、大人しくしていたと思ったら!」

明華「なに言ってるんですか私は京太郎とあんなプレイやこんなプレイまで!」

ネリー「公共の場でなに言ってんの!?」

ハオ「大丈夫ですこの場だけなら!」

恒子「電波乗っちゃってる!」

メグ「まったく京太郎は困ったチャンなんデスから」フッ

恒子「なにこのイケメン風!」


玄「私のお義兄ちゃん!」

憧「わ、私のだよ!」

灼「は、ハルちゃんのでここは」

宥「あぅ」カァッ


和「須賀君……なにやってんですか」ハァ

久「知り合い!? 知り合いなの!?」

まこ(めんどくさぁ~)

優希「タコス」


咲「やれやれ」

照「妹はやっぱり怖い」

咲「なんて?」

照「なんでも」メソラシ


淡「照のあんな顔初めてみた」

尭深「NTRっぽいね」

菫「収穫関連以外の台詞それで良いのか!?」

誠子「やれやれだね」

菫「CV遊佐感!!」


恒子「解散! また後日!」

健夜「まぁまぁそんな焦らなくても」


??「イッツノット! 京太郎は!」

???「私のだゾ☆」


健夜「解散ッッッ!!!」

恒子「そういうことで!」



京太郎「……」ズーン

モブ子「ぷぷぷっ、まぁまぁ可哀想に、ガンバ♪」ポンポン

京太郎「笑うなモブ子ォ!」ガシッ

モブ子「乳掴むなバカぁっ!?」


PC不調の極みなのでここまでー

とりあえずまた近々できたらいいなーとか
やるとしたら月曜かもかも
ごたごたしたけど公共の電波に乗ったけどファンタジーの世界なので深く考える必要はない!

そんじゃまたー

月曜投下が土曜になる不思議な現象
そして久々MJで調子よかった

一晩でエンディングまで? できらぁ!


―――その後【臨海控室】


アレク「さ、忘れ物ないように!」

ネリー「はーい!」

明華「ふふっ、このあとは臨海に戻って報告ですね」

ハオ「どうしたんですか京太郎?」

京太郎「チチが、チチがすごい」

ハオ「?」

モブ子「ブットバスゾお前!」

ハオ「まさか貴女!?」

モブ子「こいつやりました!」

明華「そのおっぱいで京太郎の手の感触感じたんですかぁっ!?」

モブ子「あるぇー!?」

ハオ「ビッチ!」

ネリー「牛!」

モブ子「こんな言われることある!? 乳掴まれて!?」

智葉「お前……」ジトー

モブ子「私ですか!? 私が悪いんですか姐さん!?」

メグ「やれやれ……乳搾って縮小させてあげまショウカ?」

モブ子「恐い人いる!」

アレク「でもモブ子の搾乳なら見たいかも」


智葉「帰ってこい京太郎!」ペシッ

京太郎「はっ!? あ、あぶなかった!」

モブ子「なんだこの展開! 優勝直後なんだからもっとあるだるォ!?」



京太郎「まぁリアルな話、早く帰りますか」

モブ子「生意気に主導権握りやがってよォ!? 本来は私だろ!?」

明華「京太郎相手に主導権!? このビッチ!」

モブ子「お前もうちょっとおしとやかターン頑張れ!」

明華「今の私はいわば覚醒明華」フフフ

モブ子(永遠に眠っとけ)


ネリー「きょーたろっ!」ギュッ

京太郎「おっ、どした?」

ネリー「帰ろ?」エヘヘ

京太郎「……だな」フッ


明華「無視された、私がっ……」

モブ子「ん、とりあえず雀さんや、私のおっぱいから手を離せ」

ハオ「なるほど」モミモミ

モブ子「美少女に、胸を揉まれて、胸弾む……なんちゃって♪」テヘペロ

アレク「……」

メグ「……」

智葉「……」

モブ子「全員無言で距離取るやんっ」ガクッ



―――【車内】


アレク「は~心身共に疲れたわぁ」

明華「身?」

ハオ「歳で……あ、いやなんでも」メソラシ


ネリー「ん~♪」ギュッ

京太郎「……」ポリポリ


智葉(むぅ……)

メグ「今日ぐらいは、デスヨ」フッ

智葉「お前は大人だな」

メグ「思ったより智葉が少女なんデスヨ」ハハハ


ネリー「ネリー頑張ったよね!」

京太郎「……ああ」ナデナデ

ネリー「えへへっ」

京太郎「最後やらかしたけどな」

ネリー「あっ、あれは松実たちが悪いし!」

京太郎「ん~」ムム

ネリー「それにあのプロ二人とか」

京太郎「それは忘れてくれ、俺は常に一人の男だ」フッ

ネリー「?」

モブ子「酸素欠乏症で……」

アレク「?」



―――【臨海高校:麻雀部部室】


ガチャッ

「全国一位おめでとーございまーす!」


京太郎「おー!」

ネリー「ありがとー!」

智葉「……」フッ

明華「みなさん……」フフッ

ハオ「……当然の結果です」グスッ

メグ「満足しましタヨ」


キャーワー


モブ子「盛り上がってるなぁ……てか取材陣とかいないもんっすね」

アレク「まぁ私が明日からにしてくれとは言ったし」

モブ子「ほえ~民度高い」


「ねぇ須賀君~今度から頑張ってね!」

京太郎「え、あ、はい!」

「私もモブ子とかほどじゃないけどおっぱい大きいよ!」

京太郎「なんの報告!?」

「須賀君、今度一緒に雀荘……いこ?」

京太郎「いいっすね!」


智葉「わ、私の京太郎がっ……」

アレク「貴様のではなかろう!」

智葉「ならば親友らしく、いただいていく!」

明華(親友らしくない)



京太郎「と、とりあえず個人戦! 俺は個人戦に集中しなくては!」

智葉「私もだな」フム

明華「世界ランカーの力、お見せしましょう」フフッ

ネリー「ふふふ、みんな敵同士だからね、容赦しないよ」エッヘン


モブ子「かわいいかよ」

アレク「ロリコン」ジト

モブ子「なんで!? 須賀もジャナイ!?」

ハオ「確かに、京太郎のロリコン」ジト

京太郎「飛び火!?」

ネリー「京太郎がネリーのこと好きになってくれるなら、ロリコンでもいいよ?」ウワメヅカイ

京太郎「ぐぅっ! 強力無比なロリっ!」


「くっ、私たちみたいなモブにロリがいるわけないっ!」

「だからこそのおっぱい、ね! モブ子!」

モブ子「おいやめろ」


京太郎「ま、まぁなにはともあれ……臨海の名、穢さないようにしないとな」キリッ

智葉(やだっ、かっこいい……)

ハオ「智葉がメス顔してます!」

明華「友達枠でしょ!」

智葉「と、友達にっ……えっと……」カァッ

メグ「やれやれデスネ」



―――【中庭】


京太郎「ふぃ~疲れた」ストッ

京太郎(にしても……団体戦一位かぁ、トシさんはどう思ってるかねぇ)

キュピン

京太郎「……智葉さんとみた」

智葉「っ、わかるか」フフッ

京太郎「まぁ濃ゅい数ヶ月でしたから」ハハハ

智葉「そうか」ストン

京太郎(隣、にしては近い気が……)


智葉「そ、その……父さんが、京太郎のこと気に入ってて」

京太郎(え~なんか色々と色々と色々なのよなぁ)

智葉「また、晩御飯でも、な?」

京太郎「あ、はい」コクリ

智葉「……よかった」ニコリ

京太郎(うわ~!? 落とされる!!?)

智葉「そのな……」

京太郎「え、なんっすか?」

智葉「……いや、個人戦が終わったらまたこうやって二人で話をしよう」フフッ

京太郎(なにが始まるんです?)


―――【茂み】

モブ子「なにが始まるんです?」

アレク「大惨事大戦だ」

モブ子「大惨事大戦?」

アレク「……しかも30」

モブ子(なに言ってんだこいつ)


―――【臨海高校:麻雀部部室】


ガチャ

京太郎「ただいまー」

ハオ「もう解散ですよ」

明華「む、智葉と一緒でした?」ジト

京太郎「なにもないですって」

明華「ん~?」クンクン

京太郎「な、なんだよ」カァッ

明華「……オスのにおいっ」カァッ

京太郎「てい」デコピン

明華「あいたっ」

京太郎「匂いははずいから」

明華「……かわいい」

京太郎「うっせ」フイッ


モブ子「」

アレク「」


京太郎「なんですか絶句した顔し……て……?」

明華「ええ~」

京太郎「……」チラッ

智葉「んっ……きょぉたろぉの、におい……んぅっ」クンクン

京太郎「……お前もか!」デコピンッ

智葉「あいたー!」



―――帰宅中【アパート雀荘】


京太郎(まったく智葉さん……てか、話ってヤバいのじゃないだろうなぁ)

京太郎「親父がイッちゃってるしなぁ、まぁ残念ながら当然だが」

タンタンタン

京太郎「ん、あれ?」

?「おかえり~」

京太郎「……咲?」

咲「えへへ~きちゃった♪」


京太郎「……かわいくな」

咲「イチイチ人を苛立たすのが上手いやろーだ!」

京太郎「フリーザ様!」



―――【京太郎家】


咲「よっこいしょういち」ストン

京太郎「おっさんくさ、てかなにしに来たんだよ?」

咲「え~宅飲み?」

京太郎「六年早いんだよ」

咲「京ちゃんは成人まで長いね~」

京太郎「それなぁ」ハァ

咲「まぁなにはともあれ普通に遊びに来ただけだけど」

京太郎「インハイ個人戦の優勝候補が男の家ってどうなんだよ」

咲「別に良いでしょ……てか、優勝候補?」

……

京太郎「ま、俺の中ではな」

咲「かわいいとこあるなぁ」

京太郎「お前はないよなぁ」

咲「殺す!」

京太郎「情緒がやべーな!」

咲「私をまな板と言った奴は殺す」

京太郎「まだ言ってない」

咲「言う前に殺す」

京太郎「司法国家に住むに向いてない性格してんなぁ」

咲「まぁなにはともあれ優勝おめでとう」

京太郎「俺の力じゃないさ、それより準優勝おめでとう……コップ出せ」プシッ

咲「はい、ありがとう」スッ

トポトポトポ


京太郎「ん……乾杯」

咲「乾杯~!」

カチンッ

咲「にしてもモテモテだねぇ」

京太郎「あ~……まぁ」メソラシ

咲「なにその反応、もぐよ?」

京太郎「なにそれこわい!」

咲「戦うしか脳の無い男のくせに!」

京太郎「認めたくないものだな」フッ

咲「あ、スゴイ不愉快」

京太郎「カッコつけただけでそんな言われることある?



咲「まぁなんでも良いんだけどさー」ゴクゴク

京太郎「良いのかよ」

咲「私は京ちゃんが騙されたりしてなきゃなんでも」

京太郎「……あんがと」


咲「どーいたしましてー……ところで、どのおっぱいが好きなの?」

京太郎「おっぱい基準じゃん! 騙される奴じゃん!」

咲「大丈夫大丈夫、とりあえずどのおっぱいなのか! ハッキリ! しろ!!」

京太郎「おっぱい限定ですかー!?」

咲「……え、おっぱいじゃないの?」

京太郎「こえーよ逆に、お前が」

咲「……ロリコンになったの?」ジッ

京太郎「真面目な顔して言わないでくれる?」

咲「え~だって~」

京太郎「俺は変わらんよ、須賀京太郎……それ以上でも以下でもない」

咲「……そんなおっぱい星人! 修正してやる!」バキッ

京太郎「これが若さか……!」バタッ


咲「……で、どなの?」

ムクリ

京太郎「いやー色々あんのよ色々さ」

咲「ま良いけど……おっぱいなら、はやりん?」

京太郎「やめろバカ」


えっ! 一晩でエンディングを!?

無理に決まってるそりゃそうだ
そんじゃ今回はここまでー
数日以内にやってきたいよー

それじゃまたー

再開してくよー
ちょっと酔ってるけども
なんか基本安価スレだった影響なんか、誰を書いて良いかわかんなくなる



―――そして翌朝【京太郎部屋】


京太郎「う~ん、誰が親方だぁ」zzz

咲「……」zzz


素晴らしい朝

栄光の朝

そして、京太郎にとっての本番-戦い-の前日


ピンポーン


京太郎「んぅ?」パチッ

咲「ん~もうちょっと寝かせてぇ~」

京太郎「おい咲ぃ、お前がベッド占領したせいで身体痛いんだけどぉ」

咲「知らなぁい」zzz

京太郎「たく」ハァ


ピンポーン


京太郎「はいはい、寝間着でしつれい~どなたですか~?」

??「京太郎、私です」

京太郎「ハオ?」

ガチャリ

京太郎「おはよ~」

ハオ「おはようございます」ニコリ

智葉「たまたま前で会った私もいるぞ」ニコニコ

京太郎「ん~どうぞ」


ハオ「……寝起きですね」

智葉「ん、かわいい」

ハオ「……まぁ、確かに」



ハオ「お邪魔します」

智葉「邪魔するぞ」


京太郎「ふぁ~い」

咲「邪魔するなら帰って~」


ハオ「……」

智葉「……」

咲「ツッコミなしぃ?」

京太郎「まぁ多少はなぁ」


ハオ智葉「……ふぁっ!?」


咲「んぅ、うるさぁい」

京太郎「同意……おやすみぃ」


ハオ智葉「ちょちょちょ!!」


咲「んぅ~?」

京太郎「ん?」


咲「……」

京太郎「……」


咲「……テヘ?」

京太郎「かわいくねぇぞ」

咲「ぶっころすよ」

京太郎「あらやだ物騒」


……


京太郎「あ~そのですね

咲「ん~辻垣内さんとホェイユーさん?」

ハオ「こ、こいつやけに通常通りですよ!」

智葉「強い、私が私の親友枠の奪略者」

咲「……巻き込まれた?」

京太郎「まぁ」

咲「……死にたい」ハァ


京太郎「 そ ん な に ! ? 」

咲「 そ ん な に ! ! 」


京太郎「え~」

咲「あなたの幼馴染ってだけで嫌なんだから!」

京太郎「ときメモ!」

咲「効果、京ちゃんは死ぬ」


ハオ「ぐっ、なんですかこのノリは!」

智葉「入れない……」


咲「あ、すみませんどうぞ京ちゃんを煮るなり焼くなり」

京太郎「酷い人いる!」

咲「やだなぁ京ちゃん相手の場合は私はなにを言っても許されるんだよぉ」

京太郎「誰!? 誰なのあなた!?」

咲「今の私は宮永咲」フッ


京咲「それ以上でも以下でもない」


智葉ハオ「……」


京咲「YHA!」パンッ


智葉ハオ(なにこれ)



京太郎「まぁまぁ、とりあえず咲が遊びにきたってだけの話だから」シャカシャカ

咲「そーいうわけです」シャカシャカ

ハオ「なに二人揃って歯磨きしてんですか」

智葉「ずるい」

ハオ「……」チラッ


モブ子(呼ばれたと思ったらこんなことに、絶対ツッコまないぞ! 絶対だ!)


京太郎「とりあえず……」ガラガラガラ

咲「まぁ……」ガラガラガラ

バシャッ


京太郎「麻雀する?」

咲「個人戦があるからダメでしょう」

京太郎「そりゃそうだった」

咲「まったくダメなんだからダメ男さん」

京太郎「そうだねダメ子さん」

咲「あ?」

京太郎「おおん?」

ハオ「イチャイチャしないでください!」

京咲「どこが!?」


モブ子「全部だよ!」



京太郎「え~」

咲「やだなぁ」

モブ子「くそがっ!」


智葉「ぐぐっ……きょ、京太郎っ」ギュッ

京太郎「ふぁっ!?」ビクッ

咲「ふぁっ!?」パァッ

ハオ「なっ!?」

智葉「わ、私の……と、ともっ、ともっ……と、ととっ」

京太郎「言い淀まないでくださる!!?」

モブ子(無理だろ……無理だろぉ)

智葉「っ……」カァッ

京太郎「え、これもしや」

ハオ「あー! 京太郎には私が! 私という者が!」

咲「え、そうなの?」

京太郎「え、なにが?」

ハオ「この鈍感系!」

京太郎「まぁわかってますが」

ハオ「ふぇあ!?」カァッ


京太郎「……え、なにそれかわいい」

咲「ふぅん」フフッ

モブ子「後方なに面それ?」

咲「……隼人?」

モブ子「ゲッター!? 色々解釈ややこしいからやめよそれ!」



京太郎「なにはともあれ、麻雀以外やることないな」

咲「えー貧しい青春」

京太郎「お前が言うな」

咲「じゃあ他になんかないの?」

京太郎「対戦ゲーム?」

咲「やっぱり戦うしか脳が無い男」

京太郎「戦うことしか知らんからな……おかげで未だに彼女もできん」


モブ子(いつでもできんだろ)

咲(いつでもできるでしょ)


ハオ「きょ、京太郎が望むのであればやぶさかでもっ」カァッ

智葉「ととと、友達だが……いやそれ以上のなにかだが、京太郎が、ほしいならっ」カァッ

京太郎「……そうだった俺は最近こうなんだった」

モブ子「喧嘩売ってんの?」

京太郎「すまんすまん」

モブ子「あーし先輩だかんな!?」


咲「どっかいこー」

京太郎「そうすっか」

智葉「そう言えば最近人気の店が」

ハオ「へぇ~それは気になりますね」


咲「ってことでゴチになります!」

京太郎「まぁす!」

モブ子「容赦ねぇな!?



―――【喫茶店】


モブ子(あたしのバイト先かい!)

京太郎「ここかい!」

咲「さすが都会っ子だね」

京太郎「田舎っぺだな」

咲「田舎の良さもわからんとはね!」

京太郎「知っているから言ってるのさ」フッ

咲「やだロリコンっぽい」


京太郎「……褒めてないな?」

咲「褒めてるわけないじゃん?」

京太郎「こいつめ~」ウリウリ

咲「やめてよ~」アハハ


智葉「ずるい……」

ハオ「明華とネリーとメグを呼びましょう!」

モブ子「やめろカオスになるから!



咲「でももしかしたら、辻垣内さんと明日にでも殺りあうことになるんだよねぇ」

京太郎「物騒な話?」

咲「麻雀だよ?」

京太郎「いや、雰囲気が」

智葉「切り刻むつもりでやらせてもらう」フッ


京咲「物騒!」


ハオ「え、えっと三千年パワーで」

咲「無理しないで!」

ハオ「え、あ、はい」

咲「私のベアクローでしっかりトドメを」

京太郎「ラーメンマンじゃない!」

モブ子「モンゴルになって帰ってくるよ!」

咲「ゲギョゲギョゲギョ、冗談だよ~」

京太郎「超人の笑い方……」


咲「あ~おいしい」モグモグ

京太郎「お前自由か」

咲「いやぁ、正直理解してるんだよね……タイミングミスったって」

京太郎「ご察しの通りだわ、全部終わった雰囲気あるし」

咲「だよね~」

京太郎「……送ってくわ、食い終ったら」

咲「サンキュー京ちゃん!」

京太郎「声デカ!」

咲(サンキュー京ちゃん)

京太郎「……心の中で言った?」

咲「うん」

京太郎「わかるか!」

咲「わかってるじゃん」


智葉「……疎外感」ナミダメ

ハオ「私もです」トオイメ

モブ子「帰って良い?」

なんかようわからんくなってきたぞ!
とりあえずここまで、もっとこう……ラブコメしたかったぜ
次回は場面が変わる……はず

そんじゃまた近々ー


宮守のときみたいに唐突に安価投げてくれてもええんやで

おっしやってくでー
モブは自由に動かしやすくて困る

>>530
唐突安価かぁ
久々に安価投げるとかやってみたい気もする


―――【ホテル前】


咲「京ちゃんったら、私をこんなとこに連れてきてっ♪」

京太郎「どーせそうくるだろうと思ったぜ」

咲「……え~つまんない」

京太郎「早く帰れよ」

咲「冷たぁ~」

京太郎「温めましょうか?」

咲「……」

京太郎「待って無言で引かないで!」

咲「え~いやぁ、だって……」

京太郎「お前のノリにノったんじゃない!!?」

咲「まったくこんな美少女掴まえてつまんなそうな顔するからそうなるんだよ?」

京太郎「美少女どこ?」

咲「もぐよ?」

京太郎「もぐなみ?」

咲「……この話は悲しくなるだけやから、やめようや」

京太郎(なぜに関西弁?)

咲「ちょっと帰りにくいなぁ」

京太郎「なんで?」

咲「まずロビーの方でブッチョが失恋したような顔をしている」

京太郎「ブッチョ? ……てかなんでそんな表情」

咲「そしてまこ先輩が最近冷たい」

京太郎「なんかしたか?」

咲「京ちゃんみたいになってきた」

京太郎「ああ……」

咲「しょうがないみたいな顔しないでくれる?」

京太郎「その二人だけだろ?」

咲「いや、優希ちゃんは……大丈夫」

京太郎「あとは、レ……原村さんだ」

咲「レズって言おうとした」

京太郎「気のせい気のせい」

咲「和ちゃんは……」

京太郎「?」

咲「昨日の深夜に一人でうまぴょい伝説してるのを見ちゃって」

京太郎「それは顔見れないなもう」



>>532 「深夜」→「夜」



京太郎「……え、昨日来た理由それ?」

咲「うん」

京太郎「帰れよもう」

咲「私の心休まる避難所じゃん!」

京太郎「あらやだこの子結婚して旦那と喧嘩したらきそう」

咲「へへっ」

京太郎「絶対来るじゃん!」


まこ「おう咲、おかえりさん」

咲「あ~先輩ただいまです」

まこ「ゆるいなぁ」

京太郎「ゆるゆるだなぁ」

咲「女の子にそんなこと言うなんて最低」

京まこ「なんの話!!?」

咲「まぁなにはともあれまこ先輩、和ちゃんどうでした?」

まこ「……死にたいって顔しとる」

咲「え~やっぱ『ちゅうする』のとこ見られたのがそんなやだったのかなぁ」

京太郎「……どっから見てた?」

咲「最初」

京太郎「どこまで見た?」

咲「最後」

京太郎「お前ってやつぁ」

咲「動画も撮った」

京太郎「土下座しろ土下座ァ!」

咲「絶対いやだ!」

京太郎「謝罪はしとけよ!」

咲「感謝はすれども謝罪はせず!」

京太郎「クソみてぇな信条!」



咲「まぁいいや帰るね」

京太郎「おう、明日頑張れよ」

咲「え、私応援していいの?」

京太郎「良いんだよ……俺の友達は全員応援すんの」

咲「……やっぱ京ちゃんだなぁ」ケラケラ

京太郎「なにが?」

咲「ん、普通にさ、私の相棒だよ」パンパン

京太郎「背中叩くなよぉ」

咲「……恨まないでよ?」

京太郎「恨まないよ」

咲「それじゃ、また明日だね」ニッ

京太郎「おう、また明日な」フッ

まこ(……なんかむず痒い)

京太郎「それじゃ染谷さんも!」

まこ「おう、またの」

京太郎「はい」フリフリ



まこ「咲」

咲「はい?」

まこ「……良い男じゃなぁアレ」

咲「優良物件! まだ空いてますよ!」クワッ

まこ「え~……まぁその気はないけど」

咲「まぁ確かに京ちゃんと結婚した相手は私の義理の妹と言っても過言でもないからなぁ」

まこ「過言じゃろ……あとお前絶対妹枠」

咲「!!?」

まこ「そんなビックリすることか?」


―――【渋谷駅】


京太郎(さて、せっかく電車乗ったのに咲を置いてとんぼ返りってのもな)

テクテクテク

京太郎(この迷路のような駅中も慣れてしまったなぁ)


「あれ、臨海の人っぽくない?」

「例の?」

「そんな良い男かなぁ?」


京太郎(メゲそう……)


「凄い! 阿知賀のレジェンドとデスティニーだ!」


京太郎(知ってる二人の気配がするのでさっさとどこか行くか……と思いつつ、見てみたい)フム

京太郎「ステルス京ちゃんの出番か」フッ ススッ


「サインください!」

「すごーい!」

晴絵「私たちの時代、来ちゃったわね!」

望「フフフ、特集してたわよ。テレビで!」

憧「ちょ、ちょっとお姉ちゃん!」

灼「ハルちゃん、こんなんじゃ落ち着いて観光も」

晴絵「チヤホヤされたい!」

望「これで京太郎も私に夢中ってわけ!」

穏乃「うわぁ」

望「憧! お義兄ちゃんのためよ!」

憧「どこがお義兄ちゃんのためになんの!?」


京太郎(ええ妹や……さて、バレる前に移動するか?)



京太郎(さて、撤退だな)ソソクサ

玄「あれ……お義兄ちゃん?」

宥「京太郎くん……?」


京太郎(目的もなく来るもんじゃないな……服でも買うか)ステルス


「あれは臨海の!?」


京太郎「っ!?」ビクッ


「間違いない! よく後ろにいる人じゃん!」

モブ子「服買いに来ただけでこのザマ!!?」

「お、お話いいですか!?」

「レギュラーメンバーのオフレコトークとか!」

モブ子「秘密だからオフレコなんだよ! こんなとこにいられるか私は帰る!」

「待ってくださーい!」

ダダダダ


京太郎(ふっ、さすがステルス京ちゃん……まるで存在が消されたかのような消失力!)



―――【渋谷:街中】


京太郎(ふぃ~駅を脱出できたぜ……スポーツ系の服にするかなぁ)


「あっ! あれは有珠山!」

「真屋さんかわいいー!」

「獅子原さんもかっこよくない!?」


京太郎(俺のステルス凄いとかいうよりも……みんな目立ってんなぁ~)


爽「どうよこの人気!」

由暉子「フッ……これもまた運命-さだめ-」

揺杏「ちょ、さすがに恥ずかしくね?」

誓子「どう思う?

成香「素敵です!」


京太郎(てか知り合い多くね? まぁみつからなきゃどうということはない……!)


「サインくださ~い!」

「ロリ巨乳最高だっぜ!」


京太郎(それには同意)


「あっちに白糸台のチーム虎姫がいるらしいよ!」

「えっ! いくいくー!」

「宮永照気になるー!」


京太郎(まったく個人戦前だというのに遊び歩いてる奴多いなぁ……)


??「京ちゃんなにやってんだい」

京太郎(熊倉のババァ!?)

トシ「ババアって思ったね」

京太郎「えっ!?」

トシ「……ま、良いけど」

京太郎「雑だなぁ」

トシ「御飯でも行くかい? おごるけど」

京太郎「いくいくー!」


―――【ファミレス】


京太郎「えー」

トシ「落ち着ける角席だし良いでしょ?」

京太郎「まぁ」

トシ「安上がりな方が京ちゃんもあんま遠慮しないしね」

京太郎「元々しないっすよ?」

トシ「ふーん、じゃあもうちょっと高いとこ行けば良かったね」

京太郎「うっ……」

トシ「悪ぶちゃって」ケラケラ

京太郎「そんなんじゃ……」

トシ「ま、なんでも良いけど……よくやるね、あんたも」

京太郎「へ? なんっすか突然? 死ぬんっすか?」

トシ「あんたの子供見るまで死なないよ」

京太郎「あらやだおばあちゃん、ボク頑張るね」

トシ「はいよろしく」

京太郎「無茶言いなさる」

トシ「いやめっちゃ現実的じゃないか?」

京太郎「……」メソラシ

トシ「まぁなにはともあれ麻雀に愛されてない……じゃないか」

京太郎「?」

トシ「愛されてないというより……周りが麻雀に愛されすぎてる、のか」

京太郎「俺、ディスられてる……わけではないかぁ」

トシ「うん、ゲッターで言えば隼人」

京太郎「絶妙にわかりそうでわかりにきぃ」

トシ「……まぁ愛されてるっちゃ愛されてるんだけど、ね?」

京太郎「……?」

トシ「まぁなんでもいいけどさ」ハッ

京太郎「え~俺がもやもやする」

トシ「御飯くるよ」

京太郎「やったー!」

トシ「子供か」



―――【渋谷:駅前】


トシ「そんじゃね」

京太郎「ごちそうさまです!」

トシ「別にいいよ、ゲッター線15倍の部屋には入るんじゃないよ」

京太郎「クソの役にもたたねぇアドバイス」

トシ「口の悪さが通常の3倍」

京太郎「認めたくないものだな」フッ

トシ「まぁいいや……そんじゃまた明日ね」

京太郎「うっす!」


テクテクテク


京太郎「さて、どうすっか……」

ジロジロ ヒソヒソ

京太郎(しまったステルス京ちゃんを忘れていた!)

京太郎「こうなれば……散ッ!」シュバッ



モブ子「一人で散って意味ねぇだろ!」

「なに言ってるんですか一人で突然」

モブ子「ハッ!? 突然私はなにを!? って私も散ッ!」モタモタモタ

絹恵「めっちゃ遅いしチチ揺らすやん」

洋榎「SUZUさんにSATSUGAIされろー!!」

モブ子(こんなとこになぜ姫松……てかぶっそうなこと言われてるし)モタモタ


トシ「……なんで平然とステルスモモを発動してんだろ京ちゃん」


ってことでここまでー
なんかよくわかるようなわからない話でしたとさ!
ロボアニメとか見てるとやっぱ創作意欲がそそられたりする

とりま次回は渋谷で誰かしらとなにかする

どうなるかわからんけど唐突に安価投げたろ!


◇安価1↓と2↓で好きなキャラ(今までに出てきたキャラにしてね)


おっし! やってったりするよい!
漫と憧ってことでいってみる

……モブ子好きだね! でもなんもないよ!


―――【渋谷】


京太郎「ん~人だかりが凄いなぁ」

京太郎(あ、麻雀の特集やってる店発見……てかグッズとか多いけどちゃんと許可取ってんのかな)

ドンッ

?「わわっ」フラッ

京太郎「っと、すみませ……」ガシッ

?「あ、す、すみませ……あ」

京太郎(この人知ってる)

?「えっと確か……す、須賀京太郎、さん?」

京太郎「上重漫さん、ですよ……ね?」


漫「あ、はい……」

漫(ってしまもうたー! 上重漫って名乗ったらSUZUにされてまう!!)


京太郎「うちの智葉さんと戦った方ですね」ニッ

漫(さ、されへん! よ、良かった!)

京太郎(おもち……おもちだ!)

漫(つい麻雀に迷走したりして永水の石戸さんの乳をテンパイしてしまったけどまだ噂になってない!?)


「おい、あれSUZUさんじゃ?」

「なんだって!?」

「私たちの雀力にSUZUさんが地獄の河から降臨なされたのかー!!?」


漫「え、あ、わわっ」

京太郎「ちょ、ちょっと場所、移動しましょ!」ガシッ ダッ

漫「わわっ!」

漫(ててて、手を!?)


―――【路地裏】


京太郎「ふぃ~……」

漫「はぁっ、はぁっ……」

京太郎「す、すみません」

漫「どど、どうして?」

漫(て、手汗とかかいてへんかな?)


京太郎「いやその、困った感じっていうか逃げたそうに見えちゃったってか」

京太郎(今の俺には良くわかる)

漫「っ……あ、ありがとう」

京太郎「いえいえ」ハハッ

漫「えっと……」

京太郎「上重さん、なんかあったんですか? 呼ぶ声結構聞こえましたけど」

漫「ななな、なんもないよ!!?」

漫(石戸さんが逃げるからイラッとして石戸さんの乳をブートキャンプしてしまったとか絶対に言えない!)

グゥー

京太郎「あ……た、食べたばっかなんだけどなぁ」カァッ

漫「……あはは、須賀君お腹減ってたのに体力使わせちゃってごめん」クスッ

京太郎「え~っと、その……」メソラシ

漫(同い年やけどかわいい子やなぁ)フフッ

京太郎「あ、そうだ……近くに良い店あった気がするんでちょっとお茶でもどうっすか?」

漫「ん、それじゃご一緒させてもらおうかな」

漫(青春しとる!? もしかしてSUZU関係なく青春できるんちゃう!!?)



―――【喫茶店】


漫「良い雰囲気の店やね」

京太郎「はい、結構好きで……」

漫「うちはお好み焼き屋やっとるけど……やっぱこういうのも憧れるなぁ」

京太郎「え、そうなんっすか?」

漫「ん、ありがたいことに繁盛してるし、インターハイ確定してからさらにドンや」ハハッ

京太郎「へ~俺の周りにはいなかったんで新鮮な話ですね」

漫「まぁそうそういないと……ああいや、辻垣内さんってその……どういう?」

京太郎「?」

漫「いやぁ、ドスが似合うっていうか……刺されたというか」メソラシ

京太郎「ああ~……なるほど、でも普通のい……」

漫「……」

京太郎「……ふ、普通ではないか」

漫「やっぱり」

京太郎「ち、違うんですって~」

漫「え~ほんとかな~」

京太郎「ホントですって!」

漫(あ~凄い! 凄い高校生っぽい! ロンもツモも物理でせんでええ!)


漫「明日から個人戦やろ?」

京太郎「そうなんですよねー」

漫「遊んでてええん?」

京太郎「まぁあとでやります……今はちょっと」

漫「そ、それなら私と」

ガチャン

漫「っ!」ビクッ


???「かくまって!」

「いらっしゃい……って姉貴のとこのバイトの」

京太郎「モブ子ぉ!」

モブ子「さんを付けろよデコす……スガァ!!?」

京太郎「お忍びなんだから大声出すな!」

モブ子「冷たくない!? ってか、デートか!」

漫「でっ!?」カァッ

京太郎「大声だすなって!」

モブ子「最初お前だろ須賀ァ!」

漫(この乳……須賀くんになんだ?)

京太郎「ああもぉ」ハァ

モブ子「溜息つきたいのはこっちなんですが」ゼェハァ

京太郎「……」ジー

モブ子「おっぱい見んな」

京太郎「ハッ! つい! 屈辱っ!」

モブ子「人のおっぱい見といてなんて言いぐさっ!」

京太郎「おもちだけは認めてる」

モブ子「嬉しくねェ!」

「やかましいからモブ子ちゃん」

モブ子「私だけ!?」


漫(この巨乳……渋谷道玄坂スクランブルフ〇ック決めてやがるな!)


京太郎「もぉ、行きましょう上重さん?」

漫「ハッ!? あ、うん」コクリ

モブ子「私が悪いみたいなぁ」

漫(い、いかんいかん……怒りっぽくなっとるな)

漫「い、行こ?」フフッ

京太郎「はい」フッ

京太郎(可憐だ……)


―――【駅前】


京太郎「さてと、そろそろ」

漫「あ、このあとどうする予定なん?」

京太郎「あーいや麻雀の練習を」

漫(こ、ここや! この出会いを失うわけには!)


漫「う、うちも練習せんとなんよ」

京太郎「そうなんっすか?」

漫「これから姫松のみんなと合流予定で」

漫(と見せかけつつまだ時間あるから麻雀よりも、デート!)

京太郎(早く戻らないとか?)

漫「だ、だから麻雀の」

?「お義兄ちゃんっ」クイッ

京太郎「ふぇ?」

漫「」


京太郎「……あ、憧?」

憧「え、あっ……つ、つい見かけたから声かけちゃってっ」カァッ

京太郎(そのちょこんと袖をつまむのをやめなさいかわいいな!)

憧「ま、迷っちゃって! ちょっと助けて!」

京太郎「え、大丈夫か?」

憧「そ、それにみんな見つけたら練習付き合ってくれるかもだしっ」

京太郎「お~それはいいな」

漫「ちょ、それは」

憧「あ、上重漫さん……おにっ、こほん! 京太郎、知り合い?」

京太郎「ああいや、これから姫松で練習だって……それじゃあ上重さん! また!」ニッ

漫「」

憧「ほら京太郎、みんな探すわよ!」クイッ

京太郎「ちょ、引っ張るなよ」

漫「」ゴゴゴゴ



―――【渋谷駅前】


「はっこの雰囲気は!?」

「すげぇ邪気を感じるぞ!?」

「この付近で目撃情報はあったし!」


漫「」ゴゴゴ


洋榎「この気配!?」

絹恵「感じるっ、地獄のブレスが!」


SUず「」ギギギッ


由子「うおーなのよー!」


SUZU「」ゴォゥッ!


「うおー! SUZUさんだー!」

浩子「キタキタキタキタキタキタキタキタっ……かっ!!?」

雅美「ばか浩子! 過キタ呼吸症候群になるで!」ガッ


SUZU「ウオォォォォ!」

ワァァァァッァア!!!


バッ


SUZU「そこかぁっ!」

霞「ひっ!!? なんで!?」

SUZU「石戸ぉ!」

「今宵も生贄はあのおっぱいお化けだぁ!」

「SUZUさんにとっては昼過ぎも今宵にすぎないんだー!」

SUZU「うちは麻雀のテロリスゥト!」

霞「ふぇえええんっ!」


小蒔「霞ちゃぁん!」

初美「逃げるのです!」


―――【街中】


京太郎「そんな引っ張んなくていいだろぉ」

憧「えっ、あ……ご、ごめんっ」フイッ

京太郎(こんなんだっけ?)


憧「ふぅ……ん、てか京太郎」

京太郎「ん?」

憧「ケータイ持ってる?」

京太郎「そりゃ」スッ

憧「うちの誰か入ってる?」

京太郎「誰でも」

憧(それはそれでどうなのよ)

京太郎「誰にする?」

憧(人畜無害っていうかなにもなさそうなのが……)

憧「シズか灼」

京太郎「じゃ上にある灼さんで」

憧「あ、うん」

リンロン リンロン

京太郎「あー、灼さん?」

憧(マジで京太郎、お姉ちゃんとくっついたら……う、うち住んだりするの?)

京太郎「今、憧と一緒にいて……いや、別にそういうんじゃなくて」

憧(お姉ちゃんが行っちゃったり、しないよね。せっかく、お義兄ちゃん……できるのに)モヤモヤ

京太郎「今は、青山通りの方に……」

憧(お、お義兄ちゃんならっ……い、色々ぉ)カァッ

京太郎「え、望さんが向かってる? 早くね?」

「京太郎ぉ! 憧ぉ!」

京太郎「はやくね?」

憧「」モンモン



望「はぁっ……ハァッ……」

京太郎「そ、そんな走らなくても」

望「いやっ! まずい! いまの憧はまずい!」

京太郎「え?」

望「なんでも!」チラッ

憧(お義兄ちゃん、かぁ……」


望「やっぱまずいじゃないですかぁー!」ドンデンドンデン

京太郎「なにが!?」

望「騒ぎになる前に行くわよ!」

京太郎「どこに?」

望「雀荘でしょ!」ニッ

京太郎「……まぁ目的通りっちゃそんな気がする」

望「でしょー?」フフン

京太郎「ほら、いくぞ憧」ギュッ

望(自然な流れで手を!?」

憧「あ、うんっ」ニコッ

望(脳が破壊されるっ!)


今回はここまでー
もうちょっと打つの早くなるようになろ
色々と案は思いつくんだけども今更臨海スレでやるのもなー的な
とりあえず次はアコチャー編完結、そろそろ個人戦

そんじゃまたー


宥ねぇ見たかったな
数少ない正統派ヒロインだし


ヨホホイやってくよー
てか漫二年だよね普通に考えて……
「一つしか変わらんのに」
とかってことで! なぜ……

>>561
そんな他のヒロインが正統派じゃないみたいな


―――【雀荘】


ガチャッ

京太郎「うっす!」

晴絵「おーっす!」

玄「お義兄ちゃんっ!」ダキッ

京太郎「うおっ!」

玄「憧ちゃんと望さ、ん、も……」ヒダリウデ

憧「……」ミギウデ


晴絵「よ、ヨスガハーレム……」シロメ

穏乃「吉野じゃなくて?」

灼「あ~気にしなくていいから」ポン


京太郎「と、とりあえず離れろな?」

玄「むぅ、だって憧ちゃんも」

憧「あっ! ななっ、なんでもない! なんでもないから!」バッ

京太郎「ほら?」

玄「……むぅ」スッ

宥「京太郎くんだぁ」エヘヘ

京太郎(結婚しよ)


望「……あれ、私は?」

晴絵「お前もこっちに!」

望「やだぁ!」



京太郎「ところで、みんな今日も麻雀はどうして?」

穏乃「いやーやっぱ打たないと落ち着かなくてさぁ」

望「数局だけやって観光のつもりだったんだけど」

灼「丁度、京太郎と一緒って連絡受けたからもうちょっとって」

京太郎「おーすみませんね、付き合ってもらって」

宥「ううん、京太郎くんのためになれるなら……うれしいなぁ」フフッ

京太郎(死ぬ! 幸せすぎて死ねるっ!)


晴絵「京太郎ちょっと表情違くない!? 私たちの時と!」

京太郎「え~そんなことないって~」デレッ

望「くっ! あんたって人は~!」

憧「で、デレデレしすぎだと思うわよ私も!」

京太郎「ふぁ!? 憧まで!?」

玄「私はいいと思うな~!」ダキッ

京太郎(おもちぃ!)


穏乃「逆に安心感出てきたなぁこの感じ」

灼「待っておいてかないで」


―――その後【雀荘】


京太郎「ふぃ~いったん休憩」

穏乃「それじゃ代わるー」

京太郎「おう」

スッ

穏乃「よっし、やるよー!」ゴゥッ

晴絵「それじゃ、かかっておいで」フッ

望「阿知賀のデスティニーの力、見せてやる」

玄「……負けないよ!」エイエイムン!


京太郎「ふぃ~」ガクッ

憧「つ、疲れてるわねおに……京太郎」

京太郎「……」

憧「な、なによ?」

京太郎「別に今更お義兄ちゃんでも気にしねぇけど」

憧「……は、はぁっ!?」カァッ

京太郎「え、今更なに?」

憧「ななな、なに言ってんの!?」

京太郎「んだよ~」

憧「うざいっ! お義兄ちゃんうざっ!」

京太郎「言ってるし」

憧「っ!」カァッ


灼(なにこれ)

宥「むぅ」



京太郎「なんだよ、お前が最初に言ったんだろー?」

憧「も、もうお義兄ちゃんなんて呼ばないからっ!」

京太郎「俺はいいけど……」

憧「……」ジワァ

京太郎「うそうそ! お義兄ちゃんです! そうです俺がお義兄ちゃんです!」


望(ふふふっ、私が毎晩耳元で【京太郎はお義兄ちゃん】と刷り込んだ甲斐があるというもの!)

晴絵(なにニヤニヤしてんだろう?)

望(これぞディスティニープラン!)

玄(むぅ、お義兄ちゃん……)タンッ

望「ロォン!」

玄「ひゃっ!?」


京太郎(そもそもなんでそんな呼びたいのん?)

憧「……しょ、しょうがないわね。お、お義兄ちゃんがそこまで言うならっ」エヘヘ

京太郎(ツンデレ妹とか時代遅れかと思ったけどつえー!)

灼(帰っていいかな?)



憧「お義兄ちゃんさぁ、明日応援行くから」ニコニコ

京太郎「おう、ありがと」ナデナデ

憧「んっ、うん」ニヘラ

京太郎(しまった! 咄嗟にお義兄ちゃんムーヴしてしまった!)

憧「……えへへっ」ニコ

京太郎(うわー! 妹つえー!!)


望「お姉ちゃん参上!」ズザッ

京憧「うわっ!」ビクッ

望「京太郎……」

京太郎「え、なに?」

望「……お義姉ちゃんでも、いいよ?」

京太郎「なんの話?」

宥「!!?」ピシャーン


穏乃(その時、宥さんに電撃走る!)

晴絵「嫌な予感しかしない」

灼「ハルちゃん……」カナシイメ

晴絵「……灼、私の妹になれ」

灼「!!?」

晴絵「ワタシ、レジェンド、ツヨイネ」

灼「自分を取り戻して!」



―――その後【雀荘前】


京太郎「ふぃ~もう夕方かぁ」

晴絵「明日に備えて早く帰りなね」

望「襲われちゃうゾ☆」

京太郎「確かに……」メソラシ

晴絵「え、覚えあるの?」

京太郎「ああいや、助けてもらったんで」

晴絵「あるんじゃん!!?」

京太郎「大丈夫大丈夫、それよりだ」

晴絵「ん?」

京太郎「……これは?」ユビサシ


灼「オニイチャン、ダイジョウブ」


京太郎(これほど心躍らぬお義兄ちゃんがあったろうか……ない)

晴絵「えっと、ごめんね灼」

灼「オニイチャん」

京太郎「なんてことするんだ!」

穏乃「一晩寝たら治るよきっと」

京太郎「大丈夫かなぁ?」

穏乃「阿知賀は強いから」

京太郎「……凄い哀愁」

穏乃「京太郎、とんだ台風だよね」

京太郎「正直すまん」


穏乃「……ま、楽しいんだけど、そこも含めてさ」ハハッ

京太郎「……そっか」フッ

クイクイ

京太郎「ん?」

憧「そ、そのさ……」

京太郎「どした?」

憧「ま、またねっ、お義兄ちゃんっ!」ニコッ

京太郎「お、おうっ」

憧「えへへっ」


玄(お義兄ちゃぁん……)ナミダメ

望(憧ルートでもいい! それで私の勝ちだぁっ!)


晴絵「……なんか、もう無理かなぁ」トオイメ

穏乃「次の世界線に期待しましょう?」

晴絵「はい」ツゥー

灼「オニイチャン、オニイチャン」



―――【自宅】


京太郎「ふぃ~帰ってきたぜ」

カピー「カピ」オカエリ

京太郎「おう」ハァ

カピー「カピ」ツカレテルナ

京太郎「まぁな……自分のせいな気もするけど」

カピー「カピ」ダイタイソウダナ

京太郎「慰めてくれないって……」

ピリリリ

京太郎「ん?」ピッ

??『もしもし?』

京太郎「ああ、トシさんどうかしました?」

トシ『いやぁ、ちょっと気になることがあってねぇ』

京太郎「なんっすか?」

トシ『……ドラ支配と、喰うだけだよね?』

京太郎「あ~……そうっすけど、なんでまた?」

トシ『いや、ちょっと気になって』

京太郎「それ以外の素質あります?」

トシ『可能性は無限大だろ、特にあんたは』

京太郎「え~そんな褒めたってなんも出ませんよ?」

トシ『ん~褒めてるわけでは、いやそれでいいか』

京太郎「投げやり……」

トシ『なにはともあれ、明日頑張りな』

京太郎「え、それを言いにわざわざ電話っすか?」

トシ『まぁね』フッ

京太郎「……ありがと」ハハッ

トシ『どういたしまして、そんじゃおやすみ』

京太郎「おやすみなさい」ピッ

カピー「カピ」アイツ…

京太郎「ん?」

カピー「カピ」ナンデモナイ、ネロ

京太郎「はいはい、寝ますよー」


今回はここまでー

次回ようやく個人戦開始ってことでなんやかんや
エンディングも近い! たぶん! きっと!

そんじゃまたー

投下開始ー
ゆうて考えて打って投下してるから時間かかるけども
個人戦、はほぼダイジェストだじぇ


―――個人戦開始日【会場】


京太郎「フハハハハハ!」


「あれは、須賀京太郎!」

「臨海のドラゴンスレイヤー!」

「キタ! ハーレム王!」

「京ちゃんペロペロ」


京太郎「……一人かっ」ガクッ

アレク「だから私いるって」

京太郎「ちゃんとした本戦でもいてくれるんっすか!」ナミダメ

アレク「まぁ私はお前の……」

京太郎「俺の?」

アレク「……」カァッ

京太郎「え、なにそれは」


「女教師?」

「女監督?」

「やっちまったなぁ!」


京太郎「くっ、こんな誤解ばかりが広がって! ええい、こちらが不利か!」

良子「ハァイ、キョータロー!」

京太郎「くっ! なんか出てきた!」

良子「安心してください京太郎、私はただ純粋に応援しにきただけ」

京太郎「騙されんぞ!」



京太郎「……騙されんぞ?」

良子「ニュータイプとでも言うんですか?」

京太郎「でなくてもわかる」

良子「ほわい!? なぜ!?」

京太郎「統計!」

良子「数字でなにがわかるっていうんですか!」

京太郎「ええい! つくづく雀士は御しがたい!」

アレク「いいからそういうの、ほら京太郎……もっとちゃんとやって」

京太郎「あ、はい」

良子「あら、ネクタイが曲がってましてよ貴女」

京太郎「キャラ死んでるぞ」

良子「オーライ、良いんです良いんです」ムギュッ ススッ

京太郎(おっぱい)

アレク(くそがっ!)

はやり「はやりもきたヨ☆」

アレク「クソが!」

はやり「はやぁっ!?」

京太郎「やばいのきたー!」

良子「……なにしたんですかはやりさん」ジト

はやり「そっちこそおっぱい押し付けてなにやってるのかな☆」

京太郎(修羅場……!!)


「ああはなりたくないな」

「同情するぜ須賀ァ」

「はやりんは任せたぜ須賀ァ」

「京ちゃんペロペロ」


―――【男子個人戦会場:対局室】


京太郎(ふぅ、落ち着いてきた……)

スゥー

「現れたな須賀京太郎」

「俺達の力でお前を倒す」

「絆の力で天下泰平!」

京太郎(なにその規模)


はやり『男子個人戦はじまったねー』

裕子『え、今日は瑞原さんですか? あの戒能さんの相方の?』

はやり『なに今更』

裕子『私、変態専門アナウンサーじゃないんですけど』

はやり『裸スーツが今更なにを』

裕子『クールビズです!』

はやり『ドワォ! ナチュラル変態!』


京太郎「実況しろはやりぃ!」

はやり『やぁん♪ 呼び捨てされちゃった!』

裕子『変態カップルですか、死んでください』

京太郎「ちげぇから! てか厳しいよ!」

「死ね!」

「お前を殺す!」

「無様に散れ!」

京太郎「そんなヘイト集まる!!?」



―――その後【男子個人戦会場:廊下】


京太郎「勝ったな、なんだかんだで圧倒的に」

トシ「そりゃそうだろ」

京太郎「ドワォッ!?」

トシ「石川賢やめな」

京太郎「え、でどしたんです? どうしてです?」

トシ「んー、あんたの能力プラスαで、麻雀歴かね」

京太郎「……そうなんっすか?」

トシ「ああ、接触が早すぎた故かもねぇ」

京太郎「なんの話?」

トシ「こっちの話」フッ

京太郎「よくわかんないけど、お大事に」

トシ「ボケてないよ」

京太郎「言ってない」

トシ「何年の付き合いだと思ってんの」

京太郎「確かに」ハハハ

トシ「なにはともあれ……このアンタはシンプルに強い」

京太郎「……“この”?」

トシ「喋りすぎた」コホン

京太郎「えー教えてくださいよー」

トシ「さてね」クスッ

京太郎「むぅ」

トシ「ほら、あんたの女がきたよ」フフッ

京太郎「えー、誰っすかー?」フイッ


はやり「京ちゃあぁぁぁん~♪」


京太郎「ぜってぇちげぇから!!!!!」



はやり「はやっ!」ダキッ

京太郎「ぐおっ! 背中から抱き着くなぁ!」

京太郎(おっぱいがぁ! 強大なおっぱいがぁ!)

京太郎「誰か! 誰か助けてくださぁい!」


??「待たせたね!」

はやり「この声は!!?」


晴絵「私だ!」

京はや「晴絵! お前だったのか!?」

穏乃「ブルーノ……」

灼「泣いたよね、最後」

京太郎「わかる」

京太郎(てか元に戻ってる灼さん! 良かった!)

宥「?」

望「京太郎! 邪悪な力に負けないでください!」

京太郎「誰がタロウだ!」

はやり「京太郎とタロウ……」ププッ

京太郎「え、なにがおもしろかった?」

はやり「」

晴絵「血か……」


玄「お義兄ちゃんおめでと!」ダキッ ミギッ

憧「や、やったじゃん、ぉ、ぉにぃちゃんっ」ボソボソ ヒダリッ


京太郎(右の玄! 左の憧! 後門のはやり!)


晴絵「妹ムーヴ私たちもする?」

望「私はお姉ちゃんムーヴがあるからね」

晴絵「灼ぁ!」

灼「ひぇ」

京太郎「ちょ、灼さんにやめてくださいよ」スッ

灼「っ……」フイッ


晴望「オオオオオオオオオオイイイイイイイイ!!!!!」


穏乃「そうきたかぁ」トオイメ



晴絵「灼ァ! 私の妹! 妹になれ!」

灼「そ、それは良いことだけどなんか嫌な予感もす」フイッ

京太郎「晴絵ぇ! もうちょっと上手くやれば良かったっぽいぞ!」

晴絵「くそぅっ!」


灼「……え、京太郎ってその、お、おに……その、呼ばれたかった?」

京太郎「待って、それはそれでヤバい」

灼「……」ジトー

望「なるほど、今までにないタイプの妹で攻めるというのね」

灼「ちが」

晴絵「さすが次代のレジェンド……!」

穏乃(縁起悪い)


玄「お、お義兄ちゃん! 妹はここにいるよ!」

憧「……っ」フルフル

京太郎「え、えっとですねぇ、これね……」チラッ

はやり「これが若さか」キラキラ

京太郎「俺の台詞だろ!」

はやり「私の台詞だよ!」クワッ

京太郎「え、あ、そうかも」メソラシ

はやり「そうだよ」ナミダメ


京太郎「……帰りたい」

アレク「頑張れ」

京太郎「助けろモブ子ォ!」

モブ子「やめろステルスモブ子だったろがコラァ!!」

はやり「はやっ!? はやりに迫る勢いのおっぱい!」

モブ子「やめろこら!」

順子「」パシャパシャ

モブ子「西田ァ! なにやってんのぉ!?」

順子「チャンスチャンス!」

モブ子「なにがぁ!?」


―――【男子個人戦会場:対局室】


京太郎「なんとか逃げ延びたぜ」

「お義兄ちゃんじゃないか」

「でたなお義兄ちゃん」

「ふっ、お前がお義兄ちゃんか」

京太郎(これが地獄か)


はやり『お義兄ちゃんの出番だね☆』

裕子『今更になって妹キャラとか万死に値します』

はやり『冷たぁい』

裕子『せめてお姉ちゃんキャラじゃないですか? 私みたいな』

はやり『はやぁ……これでも妹キャラには定評あったんだよ?』

裕子『昔は? はやく適正年齢にあったキャラしてください』

はやり『辛い……辛すぎる……』ガクリ

裕子『なにはともあれ、お姉さんにお任せです』フフッ

はやり『なんかキャラ付けしようとしてる! 京ちゃん! 説教してやって京ちゃぁん!』


京太郎「うるせぇ!」

「お義兄ちゃんだな」

「乱暴お義兄ちゃんか」

「エロゲで死ぬ枠だな」

京太郎「お前らもうるせぇ!」ツモ!


今回はここまででー
個人戦はいかんせん臨海勢以外になるね
まぁそれはそれで新鮮味ある……?

それじゃまたー

よっし、なんとか再開してくー
進行遅いなぁとも思う気ど、とりあえずまぁ
グランドエンディング的なのまで来月までには、と頑張りたいとこー



―――【男子個人戦会場:廊下】


京太郎「ふぃ~終わった」ドッ

穏乃「お疲れーほいお茶」

京太郎「おうシズ……サンキュ」

穏乃「疲れてるねー座りこんじゃって」

京太郎「精神的にな」トオイメ

穏乃「ああ」トオイメ


?「お義兄ちゃ~ん!」

京太郎「玄か!」キュピーン

玄「えへへ、あたり~」

京太郎「妹を間違えはしな……はっ!」バッ

穏乃「うわぁ」

京太郎「違う違う! 認めたわけでは!」

玄「え、ちがうの?」ウルッ

京太郎「ファッ!?」

憧「ふふふ、私の勝ちなようね」

京太郎「なんの勝負してんのお前も」

憧「……はっ!」カァッ

望「くっ、そんなメス顔見せてくるとはねぇ憧ォ!」

憧「なっ!」マッカ

晴絵「敵なの?」

望「最強の味方であり最恐の敵であるのよ」

晴絵「なっ、ちょっとカッコいい……そういうことだよ灼!」

灼「へぇ~全然興味ない」


京太郎「とりあえず今日はもう帰るぞー」

良子「Yes……私たちのホームへ! 愛の巣へ! ラヴをメイキンッ!」

京太郎「変態だー!!!」

アレク「くっ、離れろ変態!」

はやり「くっ! 既に変態が!」ザザッ

裕子「来てみれば変態がいますね」

良子「oh……こういうプレイですか?」

京太郎「俺の方見て言うんじゃねぇよ!」


裕子「これが変態女性専門ハーレムドラゴンスレイヤー」

京太郎「変態プロ専門実況が言うんじゃねぇよ!」

裕子「」

京太郎(し、しまった初対面なのに強めにいってしまった!)

裕子「……」

京太郎「す、すみませんつい勢いで」

裕子「わ、悪くありませんね」フフッ カァッ


京太郎「」


はやり「変態だー!」

晴絵「逃げるよ京太郎!」

アレク「変態同士は引かれあうんだコイツらー!」

良子「え、このメンツのどこからどこまでが“コイツら”なんです?」

望「お前は入ってるから安心しなさい!」

良子「やはり京太郎の罵倒が一番ですね」フフッ


モブ子「麻雀プロってこんなのばっかり?」

灼「え、ハルちゃんプロになるかもなんだけど」

モブ子「え、あ……う、う~ん、ギリ……せ、せ、……アウト?」

灼「」シロメ

憧「灼が死んだ!」

玄「このおもちお化け!」

モブ子「えー」



―――【臨海高校:麻雀部部室】


ガチャッ


京太郎「ただいまー」

アレク「あ~疲れた」

モブ子「私の乳、揉まれすぎじゃないっすか?」

アレク「黙れ」モミモミ

モブ子「人の乳を気安く……!」


京太郎(おっぱい)


明華「くっ、登場タイミングを逃しました!」

ハオ「恐ろしいコンボ!」

メグ「こういう時は大人しく待つのがジャスティス」フッ


ネリー「お帰りきょーたろー!」ダキッ

京太郎「おっと、ただいま」フッ

明華(そうきたかー!)

ハオ(失敗しました!)

メグ「まぁ、なんでも」ズルズル


智葉「京太郎、お茶かコーヒーか紅ち―――」

京太郎「コーヒーで」

智葉「だろうな」クスッ

京太郎「さすが智葉さん」

智葉「監督もコーヒーでおっ……モブ子は?」

モブ子「おぉい! おっぱいって呼ぼうとしたぁ!」

智葉「で、なににする?」

モブ子「紅茶!」

ネリー「おかえりモブ子」ニコリ

モブ子「……かわゆい。推せる」

京太郎「ロリコン」

メグ「セキュリティを呼びましょう」

モブ子「この始末」


京太郎「なにはともあれ、明日だなぁ」

ネリー「誰が勝っても団体戦個人戦優勝ってなる臨海だね!」

京太郎「ネリー、智葉さん、明華さん、がんばって」

智葉「任せろ」フッ

明華「ご褒美はるんですかぁ~?」ニヤニヤ

京太郎「……」チラッ

モブ子「……」


京太郎(ヘイモブ子! 選択肢だして!)

モブ子(すみません、よくわかりません)

京太郎(ヘイモブ子! 正解教えて!)

モブ子(マジレスするとできる範囲で)


京太郎「……できる限り善処する」

明華「!!?」

智葉「……ほ、ほう」カァッ

ネリー「ほんと!?」パァッ

京太郎「ま、まぁな」


メグ「うらやましい」

アレク「確かに」

ハオ「むぅ……」



京太郎(ハオとメグさんにも労いは必要だからなぁ、なんか考えとこ)


ネリー(えへへ、デートしてもらお! そ、それとお泊り、とか?)

智葉(私たちも次のステージに進むときか……)マッカ

明華(ふふふ、これで、これで……処女膜から声出なくなりますね!)

モブ子(凄い邪気を感じる!)


京太郎「それじゃあ明日に備えて解散ですか?」

アレク「そうだね」

ハオ「え、練習しないんですか?」

メグ「今更やっても、ってことでしょう?」

アレク「まぁ泣いても笑っても明日だからね……今更やらなきゃダメなら元々ダメさ」

京太郎「やれることはやってきましたからね」フッ

ネリー「へぇ、カッコいいこと言うねぇ」

京太郎「……たった一時間チョイで限界突破できるなら今日してるさ」

アレク「……コーチとか向いてそうだね」

京太郎「それも良いっすね。心がときめく」スチャッ

ネリー(なぜグラサン?)

モブ子(大尉……)



―――【雀荘】


京太郎「ただいまー」

バタン

京太郎「さてと、長考Timeだ!」

咲『ビヨンドザタイム?』

京太郎「君だけが望むすべてだからってか……小室ファミリー待ったなし」

咲『いやまぁなんでも良いんだけど』

京太郎「良くないぞ」

咲『ところで、私には労いの言葉は?』

京太郎「……ん~事故って負けてほしかったなぁ」

咲『おや正直』

京太郎「お前が強いことぐらいわかってるからなぁ、ネリーだってあの時、勝てたの……」

咲『偶然なんて言わないであげてよ?』

京太郎「麻雀なんて偶然の連続だろ」

咲『トシさんから牌という因子を連ねて因果をくみ上げる戦いだよ?』

京太郎「そういうもんかね……」

咲『信じてあげなよ?』

京太郎「信じてるよ、ネリーも明華も智葉さんも」

咲『……そっか』フフッ

京太郎「なんだよ?」

咲『まぁ私は勝つけどね』

京太郎「……それはそれで、恨むけど祝うよ」

咲『へぇ~それは嬉しいね』アハハ

京太郎「それはそれとしてお前と戦いたくもなるけどな」

咲『うーん楽しみだね、久々に真剣勝負』ハハ

京太郎「それでこそ俺のライバルだ」フッ



ストン

京太郎「ふぃ~」トクトク

咲『あ、ところで京ちゃん』

京太郎「ん~?」ゴクリ

咲『結局、誰にするの?』

京太郎「げほぁっ!?」

咲『飲み物噴いたでしょ』

京太郎「噴くわ!」

咲『まったく、ちょっとしたコイバナ程度で』

京太郎「そういうレベルじゃないの! 俺の場合!」

咲『選択肢が多いゲームって楽しいよね』

京太郎「現実だから! 激動でやり直しがきかない!」

咲『わかってるよぉ、だから聞いてるんでしょぉ?』

京太郎「むぅ」

咲『臨海の人たち?』

京太郎「……」

咲『阿知賀の人たち?』

京太郎「むぅ」

咲『有珠山?』

京太郎「ぐっ」

咲『あとはー……お姉ちゃん?』

京太郎「お前の姉だぞ!?」

咲『いやわかってるけど』

京太郎「恐い妹だなぁ」

咲『優しい妹で通ってるけど』

京太郎「嘘つけー」

咲『あとははやりんとか戒能プロとか』

京太郎「オイ!」

咲『現実的だと思うけどなー』

京太郎「む、むぅ」


京太郎「そんじゃなー」

咲『ん、また明日』

京太郎「……おう」フッ

咲『おやすみ、やらしいことしないで寝なよ』

京太郎「しねぇよ、おやすみ」

ピッ

京太郎「……なぁカピー?」

カピー「カピ」ナンダ

京太郎「どしよ」

カピー「カピ」ナンデモイイ

京太郎「え~」


京太郎(……ま、深く考えず、まずは明日……)


―――翌日【臨海高校麻雀部】


京太郎「おはよ~」

ネリー「おー大あくび」

京太郎「朝、早いしな」

アレク「そうでもないだろ、夜更かししたの?」

京太郎「え~いやまぁ」

智葉「本番、大丈夫か?」

明華「膝枕してあげましょうか?」

ハオ(したたかですね!)

京太郎「んー、車ン中で頼む」

明華「!!!?」

ハオ「ずるっ!」

メグ「ま、他で挽回しまショ」フフッ

ハオ「なぜにそんな余裕!!?」

メグ「どんと構えてればいいんデス」

モブ子「イケメンすぎんよぉ、キュンキュンしてきた」

明華「下ネタとは最低ですね」

モブ子「ちげぇだろ!? てか他の部員も来る言われて来たんだけど!?」

アレク「嘘に決まってるだろ」

モブ子「クソぁ!」


ネリー「さ、行こ京太郎!」

京太郎「ああ……この戦い、臨海が制す!」

智葉「ああ」フッ

明華「当然です♪」

ハオ「頑張ってくださいね、四人共」

メグ「応援してマスヨ」

アレク「戦いなさい、自由に、全力で楽しんでね」フフ


―――その頃【女子個人戦会場付近:公園】


トシ「……」

咲「あれ、トシさん?」

トシ「おや、早起きなんて今日は雨かい?」

咲「……なんだか、心配で」

トシ「良い友達だねぇ」

咲「あはは、こういう時、京ちゃんの場合は……夜、眠れなくなるんですよ」

トシ「良くわかるね」

咲「まぁ隣いましたからねぇ」

トシ「……安心しな」

咲「ん?」

トシ「あいつの選択は、どれもこれも間違ってないよ」

咲「どっちの意味ですか?」

トシ「全部」

咲「……なら、良いですけど」ハァ

トシ「“今回の京ちゃん”はどうあっても負けないさ……実力もあるしチカラもある」

咲「……よくわかんないけど、信じますよ?」

トシ「ん、だから全力でやりな」

咲「……ハッ!」

トシ「……」フフッ


咲「言われなくても! いつでも全力で楽しみますよ、私は!」ニコッ


ここまで!

とりあえずいい感じで進んでる進んでる
個別も書けるかなー、てか何個書けばいいんだこれ
とりあえずグランドエンディングというかなんというか、そこまで行ってから考える

そんじゃまたー

よーし、投下開始や
ダイジェスト個人戦や!

色々ルート考えてるけど意外にもプロとかモブ子も言われるとは
モブ子はないけどプロルートはありかもしれぬ

咲が攻略対象というか、少しでもどっちかが気になりだしたらその時点で終わる
うちの京咲は安心感あるようで危うさあるような関係性


―――【男子個人戦会場:廊下】


京太郎「さて……やるか」フゥ

トシ「ま、がんばりな」

京太郎「トシさん……」

トシ「うちの子たちと、プラス1と一緒に見てるからさ」フフッ

京太郎(プラス1?)


京太郎「……カッコ悪いとこ見せることになんなきゃ良いけど」ハハッ

トシ「さてね、そうなんないとは思ってるよ……私は」

京太郎「あざっす」ニッ


アレク(私より顧問ってかコーチってか監督してんのなんなのなの?)シロメ

はやり「あー我、哀れってね!」

良子「うわぁ……ブラッドですかぁ」

宥「さ、寒い……」ガクガクブルブル


宥「」ガクガク

玄「お姉ちゃ~ん」ギュゥッ

京太郎「宥さんどうしたんっすか!?」

京太郎(松実姉妹のおっぱいすっごいんだから)

良子「京太郎!」ギュッ

京太郎「ふぁぁああ!!?」

良子「ふふふ、胸ばかり見るんですから」クスッ

京太郎「え、あ、えっとですねぇ……」

はやり「なら私もー!」ギュッ

京太郎(このプロ二人ヤバい! ヤバすぎる! 俺の社会的なそれもやばい!)


京太郎「誰か助けてくださーい!」

ガシッ

晴絵「はい!」

望「離れろ!」

はやり「あうー!」

良子「oh」


京太郎「い、命拾いしたぁ」

クイクイ

京太郎「ん?」

憧「……」モジモジ

京太郎(あ、憧さんじゃないっすかぁ……)

京太郎「どした?」

憧「が、がんばって、ね?」ウワメヅカイ

穏乃(まぁ、頑張りなさいよ! とかでしょ憧は!)

憧「信じてる、から……お、お義兄ちゃんっ」フフッ

京太郎(妹力つえー!!)

望「」シロメ


京太郎「と、とりあえず行ってくるから!」

宥「が、がんばってねぇ」フルフル

京太郎「はい、宥さんはその……お、お大事に?」

宥「うんっ」ニコッ フルフル

京太郎「玄さん、お願いします」

玄「うん、がんばってねお義兄ちゃん!」

京太郎「おう」ニッ


京太郎(さて、いくか……臨海のみんなはいない。けど、それでも……!)

トシ「さて、行ってきな。此度の決闘、あんたは勝つよ」

京太郎「ネタバレやめてくれます?」

トシ「おや、そう思うかい?」

京太郎「当然、離れてても繋がってる。そう感じる」


京太郎(智葉、ハオ、明華、メグ、ネリー、監督……)


京太郎「今の俺は、負ける気がしねぇ!」ニッ


―――【男子個人戦会場:対局室】


京太郎「さて、まず一回戦目だ」


「お義兄ちゃんか」

「お義兄ちゃん来たか!」

「俺達の絆でお義兄ちゃんを倒す!」


京太郎「とりあえずそれやめろ!」


裕子『きましたおにげふん……須賀京太郎』

はやり『頑張れおにいちゃ~ん♪』

裕子『くたばってください』

はやり『言葉のナイフキレッキレだね』

裕子『興奮しないでください』

はやり『いやしないから』

裕子『……そうなんですね』

はやり『今の間なに?』



―――【女子個人戦会場】

キュピーン

咲「言葉が走った!」

竜華「どゆこと?」

咲「ああいえ、色々」

洋榎「わかるで、言葉にせずともな」フッ

もこ(イケメンオーラ、効果私は死ぬ!)

竜華「えー」

洋榎「さて、なにはともあれや……決闘の時間やな」フッ

咲「私に決闘? 牌はどうしたんです?」

洋榎「牌は拾ったった!」

咲「ならば!」


咲洋榎もこ「決闘-デュエル-!!」

竜華「え、どゆこと?」


―――【男子個人戦会場:廊下】


京太郎「疲れたぁ」ハァ

アレク「戻るか? あいつらも今から昼休憩だってよ」

京太郎「……いえ、今みんなの顔見たらたぶん、日和るから」ハハッ

アレク「……そ」フフッ

京太郎「二人で行って来ていいけど」

アレク「だってモブ子」

モブ子「え、このカオス確定空間から去っていいんですか!!?」

アレク「やっぱダメ」

モブ子「ならなんで言ったんですかやだー!」

はやり「おいそこのおっぱいお化け! 京ちゃんから離れるんだよー!」

モブ子「お前が言うな!」

はやり「……成長もうしてないよね?」

モブ子「え、あ……アー、ハイ」

はやり「嘘じゃないですかー!」

アレク「お前! まだか! まだ足りんのか! よこせ! よこせよぉ!」モミモミ

モブ子「揉みすぎだよ! ちょっ、ん」

アレク「え、なにそれは」

モブ子「なにこの扱い!!?」


京太郎「……お腹すいた」

宥「京太郎くん、お昼……食べにいく?」

京太郎「あ~ありっすね」

宥「近くにいいお店があってね……って、京太郎くん、東京に住んでるんだよねっ」アワワ

京太郎「いや、この辺来ないんですよ」

玄「それじゃあ一緒に行こ!」

京太郎「ん」ニコ

穏乃「……」チラッ


晴絵「はやりさんたちに負けてられない!」

望「私たちもあの戦場へ!」

憧「ちょ、お姉ちゃん!」


穏乃(京太郎たちと行った方が平和か?)

灼「行こう穏乃、静かに速やかに……!」

穏乃「はい」

穏乃(やっぱり灼さんはまともな人だ! よかった!)

灼(は、ハルちゃんのために京太郎に探り入れないと……!)


―――【洋食屋】


京太郎「ということで、阿知賀in俺」

灼「確かに」

宥「憧ちゃんは?」

玄「姉妹一緒、いいことだねー」

穏乃「にしては爛れてないですか?」

京太郎「シズ、お前……スれたな」

穏乃「誰のせいだと?」ジト

京太郎「うっ……お、俺ですか」

穏乃「もちろん」ニコッ

京太郎「う、良い笑顔で言う……」

灼「京太郎のせいでハルちゃんも変になった」

京太郎「あれは元々だと」

灼「……」

京太郎「え、ああいや、俺のせい俺のせい」

灼「そういうことにしておいて」

京太郎「……は、はい」

灼「ハルちゃんのことお願いね!」

京太郎「それは承諾しかねるというか」

玄「お義兄ちゃん! お姉ちゃんのこともよろしく!」

宥「ふぇっ!?」

京太郎「本人目の前にしてそういうこと言わない!」

玄「あぅ、ご、ごめんねお姉ちゃん……?」

宥「あ、ああうん!」マッカ

京太郎「まったく」

宥(あ、あつぃ……)


灼「ハルちゃんに勝ってもらうには、まず私が上手いこと」

穏乃(憧の二の舞になる予感)


―――【男子個人戦会場:廊下】


京太郎「ただいまー」

アレク「お帰り、いつの間にか消えてたわね」

京太郎「逃げた」

アレク「私を置いて行ったので減点」

京太郎「えーだってモブ子さんといちゃついてたし」

モブ子「イチャついてねぇよ!」

京太郎「お、元気そう」

モブ子「おかげさまで!」

京太郎「どういたしまして」

モブ子「皮肉だから!」

京太郎「わかってるさ」フッ

モブ子「なんだその感じ」グイ

京太郎「肘で押すなよ」フッ

アレク「……イチャつくな!」

モブ子「やめろ勘違いされたら死ぬ!」

アレク「死ね爆乳!」

モブ子「それが生徒に言うことか!」


京太郎「仲良さそうだなぁ」

穏乃「京太郎!」

京太郎「ん?」

穏乃「頑張ってね」バシッ

京太郎「……おう」フッ

穏乃「宮永さんと戦った私だからわかるけど……あの人、ほんと強いから」

京太郎「知ってるさ、ずっと前から……」フッ

穏乃「京太郎なら勝てるよ、たぶん」

京太郎「なんだよたぶんって」

穏乃「未知数だからね、わかんないよ」

京太郎「ハッキリ物を言う」フッ

穏乃「気休めかもだけどできるよ。ほら……まずは優勝、でしょ?」

京太郎「……ああ、須賀京太郎。行くぞ」グッ



―――【男子個人戦会場:対局室】


京太郎(連戦連勝、造作もないが……)


「調子に乗ってられるのもここまでだぜ! 革命だ!」

「麻雀を楽しみたいだけの邪悪な存在! ここで潰す!」

「少年よ、これが絶望だ」


京太郎「突然、お義兄ちゃんいじりなくなって……ついてけん」


裕子『はじまりましたね』

はやり『だねー』ゼェハァ

裕子『なんか疲れてませんか?』

はやり『ま、まぁ戦争が、あったから、ね』ゼェハァ

裕子『……歳ですもんね、お互い』

はやり『まだピッチピチの20代だよ!』

裕子『ピチピチって死語じゃないですか』

はやり『マジで?』

裕子『マ、です』


寝てた、ここまでー!
終わらないじゃん、なぜなら話が逸れがちだから

次こそ終わらす
そしてちょっとだけ続いてエンディングや

そんじゃまたー


よーし投下開始!

ってかなんかこう
PCも安定してるし色々書くのもありか
まともな戒能さんの奴も続き書かんとや



ピンッ タンッ

京太郎「ツモ―――四暗刻!」


「っ!」

「なんだとぉ!!」

「役満っ、こいつぁ!」


京太郎「今回は、運が良かったな」フッ


「さすが、臨海のドラゴンスレイヤー!」

「この京太郎凄いよー! さすが臨海のお義兄さん!」

京太郎「臨海のお義兄さんではねぇよ!」

「頑張れよ、アニキ」ポン

京太郎「やめろ、お前の兄貴になったつもりはない」

「またまた~」グリグリ

京太郎「懐くなぁ!」


―――【男子個人戦会場:観戦室】


トシ「やっぱ、シンプルに強いねぇ」

アレク「そりゃウチのエースですから」

トシ「“今回は”アレがあるからねぇ」

アレク「京太郎は気づいてないみたいですけど」フフッ

トシ「説明してないのかい?」

アレク「知らないならその方がおもしろそうかなって」

トシ「……ま、確かにね」フフッ


晴絵「へぇ~個人戦、出とけばよかった?」

望「まぁ、でもそっちに振ってたら団体戦はこうも行かなかった、でしょ?」フッ

晴絵「わかってるわよ。だから私はこうした」


灼「久々にまともなハルちゃん見た」

穏乃「……せ、先生だ」

憧「お、お姉ちゃんがちゃんとしてる」

玄「お義兄ちゃん凄いね! お姉ちゃん!」

宥「う、うん……でもドラゴンスレイヤーだよ? 玄ちゃんいいの?」

玄「ん、なんで?」

宥「えっと、う~ん……ま、まぁいいかぁ」



―――【男子個人戦会場:対局室】


京太郎「危なげなく、とはいかないが……ダメージも少ないし、行けそうか?」グッ

「余裕そうじゃないかお義兄ちゃん」

京太郎(確か、優勝候補とか聞いたが……覇気はやはり)

「まるで女子と戦ってるみたい、らしいな」

京太郎「は?」

「強さのレベルだよ。男子と女子で明らかに違うって言うだろ?」

「それは俺も聞いたことあるなぁ」

「うちの高校、共学だけど圧倒的に違うぜ」

京太郎「……どういう?」

「そういうもんらしい、悔しいがな」

「だけど、お前や一部の男たちなら……とは良く聞くけどな」

京太郎「一部の、ね」

「決勝で会うだろ?」

「ま、俺らも負ける気はないけど」

京太郎(俺は、特別? いや、まさかな……)

「スペシャル結構、しかしまぁ……ノーマルでもやれるとこまでは、な!」

京太郎「ハッ……上等!」



京太郎「……ロン! トイトイドラ3!」

「なっ!」

「くそぉっ!」

「だがまぁ、危なかったんじゃない?」

京太郎(やっぱ、ここまで来たから強かったのか? そういうもんかね)


京太郎「はい、でも……楽しかったっす」フッ

「決勝までとっとけよ、そういうの」

「まぁスペシャルまで届くってのは、非ィ現実的じゃないってわかっただけ、上々だな」

「お前らはいいよなぁ、一年だし伸び代あるし……」

京太郎「……高校で終わりじゃない、でしょ?」

「……確かにな、強くなって待ってるぜ。スペシャルお義兄ちゃん」ポン

京太郎「やめれ!」


―――【男子個人戦会場:廊下】


トシ「……決勝ねぇ」

アレク「京太郎が決勝か、女子は……明華、ね」

トシ「……ネリーと辻垣内智葉は負けた、か」

アレク「言いづらいことを飄々と」ハァ

トシ「決勝、咲はいるんだろう?」

アレク「……弟子だから、わかりますか」ジト

トシ「そうでなくてもわかるさ……今回はそういうもの、だからね」

アレク「相変わらずなにを言ってるんだか」

晴絵「ま、熊倉さんはそういう人だから」

望「どこまで見えてんです?」

トシ「あたしは目の前の“要素-因子-”から予測するだけだよ……“結果-因果-”を」


灼「つまり、どゆこと?」

宥「さ、さぁ?」

穏乃「まぁそっちは気にせず応援しましょ、お楽しみは……このあとだろうけど」


玄憧「頑張れお義兄ちゃんっ!」


穏乃「……こっちも気にせず応援しましょ」


―――【女子個人戦会場:対局室:決勝】


咲「楽しそう、ですね」

明華「ええ、楽しいです。同時に悔しくもありますが」

やえ「ん?」

明華「どうせなら、三人でとも思ったんですが」

憩「ああ、ヴィルサラーゼさん……苦労させられましたよーぉ」ハァ

咲「あぁ、辻垣内さん……強かったですよ?」ニコリ

明華「むぅ、宮永さん魔王の風格」


咲「……なんで私だけ!?」


やえ「姉とそのライバルを打ち倒して昇ってきた覇者の風格、だな」フフフ

咲「えーなんか私の風格ぅ」

やえ「だがそのような魔王、王者の前には塵芥、同然ッ!」バッ

憩「魔王倒すのは勇者じゃないですかーぁ?」

明華「私の出番ですねっ!」


咲やえ憩「絶対違う」

明華「ひどっ!」


咲「……ま、ここからは決勝ですよ」ゴッ

明華「……良いでしょう。遊びはここまでです」ブワッ

憩「血で血を洗う闘牌、ですねーぇ」フフフフ

やえ「王者は一人! この私だ!」レッドデーモン!


―――【男子個人戦会場:対局室:決勝】


裕子『とうとう、男子個人戦決勝の時間がやってきました』

はやり『はやりの京ちゃんは勝つかな☆』

裕子『ファンが荒れますよ』

はやり『早く結婚しろって言われ始めてるから大丈夫だゾ☆』

裕子『辛いですね』

はやり『その目やめてよ、死にたくなるから』


京太郎「イチャつくなよ決勝前に!」


はやり『はやっ!? 嫉妬!? ジェラシー!?』

裕子『違うと思いますよ』

はやり『男心がわかってないなぁ、裕子ちゃんは』

裕子『その台詞、ヤタノカガミでそっくりそのままお返しします』

はやり『やめてそれ、それやめて』


京太郎「緊張感の欠片もねぇな」ハァ

「おっと、お義兄ちゃんじゃないか」

「あれは阿知賀のお義兄ちゃん!」

「臨海だろ?」

「え、あ、そうだよな……なんで阿知賀って俺」

「とりあえず、決勝開幕だな……お互い頑張ろうぜ、スペシャル同士な!」ハッ

京太郎「見せてもらおうか、スペシャルの性能とやらを!」


―――【男子個人戦会場:観戦室】


トシ「なんていうかまぁ、特別かどうか……ねぇ」

アレク「でもまぁ噂にはなってるじゃないですか」

晴絵「昔からそうだけどねぇ、少なからず強い男もいるからね」

トシ「持って生まれた能力云々の話もあるけど、それ以外もあるからなんともね」

晴絵「そういうもんですか?」

トシ「関わり合いと、それ以外と……まぁ色々あるけど、考えてもしようの無いことだ」


玄「難しい話してる」

灼「お義兄ちゃんの応援してなよ玄は」

玄「うん!」

穏乃「びびったぁ、灼さんまで『お義兄ちゃん』呼びかと思った」

灼「絶対しないから」

憧「そ、そんなに?」

灼「そんなに!」


―――【男子個人戦会場:対局室】


「ロンだ、お義兄ちゃん……」

「どうしたお義兄ちゃん、噂と違うじゃないか」

京太郎「っ……いいようにやられて、これでは道化だよ」ハァ


はやり『京ちゃぁん』

裕子『そんな風に一人に思い入れしちゃって良いんですか? 解説の人』

はやり『実況の人は冷たいなぁ、私のフィアンセだよ?』

裕子『どこに根拠あるんですか? 私見ですよね?』

はやり『この人冷たい』


京太郎「この漫才で落ち着くとはな」フッ

「お義兄ちゃんの雰囲気が変わった?」

「恐い顔になったなお義兄ちゃん」

「人を殺す眼をしてはる」

京太郎「殺す。この闘牌で……!」


京太郎(御見せしようか、ドラの支配と―――場を喰い荒らす力!)


はやり『……雰囲気が変わった。おぞましいね、迷いが消えたせいか邪気が強い』

裕子『びっくりするんで突然それっぽいこと言わないでください』

はやり『私の真面目ターンぶっ壊のやめない!?』



(俺の能力であればなぁ!)

(スペシャルな俺の、力見せてくれる!)

(力とはパワーだ! 支配であればなぁ!)

京太郎(能力特化、スペシャルとかノーマルとかここにきて新しいの出してくんじゃねぇよ)


京太郎「いや、前から存在はしたのか、知らなかっただけで……)


スゥッ


京太郎「能力、支配……まぁ使ってる俺が言えたことじゃねぇけど」

「ん、なんだ?」

「立直っと」

「速ぇなぁ……!」

「そういう能力なもんで、なぁ」

京太郎「……力にかまけたな」

「ん?」

京太郎「ドラ支配だけじゃないさ、場を荒らすってのはこういうことだ」

「……っ」

「この感覚?」

京太郎「全部ゼロだ。プラマイゼロだよ……全部喰い荒らす!」

「お前こんな力を残してっ」

京太郎「スペシャルの力、見せてもらおうかと言った。ここからは競争だ、シンプルな!」

「想定外だろっ」

「ドラ支配すらも?」

京太郎「しかし、戦いとは常に二手三手先を読むもんだ。そうしてたぜ、アイツは」フッ



「こんな力っ、運が、スペシャルなのに俺は!」

「運がなかった、か」

「いや、違うな」

京太郎「……結局、遅かれ早かれこんなことになってたさ」

「スペシャルに怠慢してたということ!?」

京太郎「スペシャルが広がっても同じさ、こんな結末ばかりだったと思う」フッ

「そうでなかったぞ?」

京太郎「そうなるさ、いずれな。女子ではそういう例もあることだし」


はやり『まぁ、そうだよね。力を持つものだけが勝てるならとっくに廃れてるよ』

裕子『つまり?』

はやり『ニュータイプだけでは戦いは決しないんだよ』


京太郎「人類の革新、それも悪くはないが……戦士は常に負けない術を共にだ」


京太郎(目指すべき頂点、これで終わりだ。俺の此度の戦い―――この一撃で、すべてが変わる!)


はやり『スペシャルのなりそこないだね』

裕子『なかなか酷いこと言いますね』

はやり『褒めてるんだよ。オールドタイプの戦いをね』

裕子『いずれ痛い目みますよ。足元すくわれて』

はやり『はやや、それは楽しみだなぁ~☆』


京太郎「ツモ―――タンヤオのみ!」



裕子『決まりました! 今年度男子個人戦優勝、須賀京太郎くん!』

はやり『はやや~プロ手前だねぇ』

裕子『結局、褒めてるんですか?』

はやり『もちろんだよ。能力無しでは圧倒だし、それに―――』

裕子『それに?』

はやり『―――はやりのフィアンセだゾ☆』

裕子『ヘー』

はやり『微塵も興味無さそうだねぇ』

裕子『ありませんから』

はやり『京ちゃぁん! なぐさめてぇー!』


京太郎「優勝に浸らせてくれよ」

「さすがだったぜお義兄ちゃん」

「俺らはプロの方でお待ちしてるかな、お義兄ちゃん」

「俺は来年もだな、お義兄ちゃん?」

京太郎「やめろって!」


―――その後【男子個人戦会場:廊下】


憧玄「お義兄ちゃんおめでとう!」

京太郎「ああ」フッ

憧「え、あ……に、兄さん?」

京太郎「え、なに突然変えるパターン」

憧「だ、ダメ?」

京太郎「それはそれで……うーん」

望「悩むのは私との子供の人数だけにして!」クワッ

京太郎「色々ストレート!」

アレク「ほら、京太郎は忙しいんだから邪魔しないでくださいよぉ」

穏乃「まともな人いいなぁ!」

灼「私がいるけど」

穏乃「ちょっと恐さありますよ灼さん」

灼「え」


京太郎「このあとは表彰式かぁ」

アレク「……やっぱ、かぁ」

京太郎「咲っすか」

アレク「え、良くわかったわね」

京太郎「顔みればわかります」フッ

アレク(え、なんかドキっとするんですが)

京太郎「それに、感じたんで……」

アレク「そんな苦笑いしないでも」

京太郎「明華さんたちを下してって聞いたら、友達が優勝してもやはりねぇ、複雑ですよ」

宥「それに、このあと戦うんだもんね?」

京太郎「ええ、奴は強敵で―――え?」

宥「え?」

アレク「……」プルプル

京太郎「知ってたのかよぉ」


京太郎「そっか……」フッ

宥「嬉しそうだね」クスッ

京太郎「個人戦優勝の咲と戦う。心がときめく」ハッ

宥「……好きなんだねぇ」


晴絵(えっ!?)

望(初耳!!)

玄(おもちじゃないのお義兄ちゃん!!?)


京太郎「ダチですから―――アイツは俺が殺す」ハッ

アレク「やだ、ハードボイルド」カァッ

灼「やっぱまともじゃなかったね」

穏乃「ですね」


京太郎「さて、ならばまずは表彰式だな!」フッ


―――【男子個人戦会場:対局室】


はやり「個人戦優勝! はやりの京ちゃんだぞ☆」

裕子「黙っててくれます?」

はやり「えー」


京太郎「こんな誤解ばかりが広がって」ハァ

アレク「まったく、私たちの京太郎は人気者で困るなぁ」ハハハ

京太郎「なにはともあれ、俺はこれじゃ終わらんからな」

はやり「はやや、そうだねー……このあとは、私と大沼プロと女子優勝の咲ちゃんとだし」

京太郎「お前もか! どうやって勝てと!?」

はやり「手加減はするよー」アハハ

京太郎「手心を加えられるとは……」クッ

はやり「まぁ露骨な手加減はしないけどね、私と大沼プロでの殺りあいに混ざる感じかな」

京太郎「……ならば、見せてやりましょうかいつぶりかに、俺の戦いを」フッ

はやり「前みたいに遊ばせては、あげないよ?」クスッ


宥「いいなーあんな風に、京太郎くんとぉ、あつくなりたいなぁ」エヘヘ

玄「……お姉ちゃん、なんかえっち」カァッ

宥「ふぇっ!?」カァッ


アレク「おい、なんとかしろ! お前に言ってんの! さっきから黙って!」ガシッ

モブ子「ひゃわっ!? 人の乳を掴むんじゃねぇよ!」

アレク「ステルス極め込みやがって私の援護はどしたぁ!?」

モブ子「しねぇはそんなの!?」

今回はこんな感じでー

ちょっと真面目な感じな気がしないでもない
次回はまぁなんやかんや共通エンディング的な?
そのあと個別とかもあるし ちょっとだけ続くんじゃ だけど

そんじゃまたー


これでエンドマークだ!
ってことで、ベリアル融合獣は特に関係ないけどもやってく

個別ルートね、どうしようね!
臨海のルートと他にー
まぁちょっと間が空くかもだけど

とりあえず投下開始ー


―――【女子個人戦会場:廊下】


京太郎「よ!」

明華「きょうたろぉ~」ブワッ

京太郎「うおっ、号泣!」

智葉「……不覚だった」チッ

ネリー「むぅ~」

京太郎「智葉さんとネリーもお疲れ……」ナデナデ

ネリー「わっ、えへへっ」ニコッ

智葉「ん、悪くない」フフッ

明華「わ゛だじも゛~」

京太郎「はいはい」ナデナデ

明華「うぅ~」ギュゥッ

京太郎「ほら、大丈夫……これで終わりじゃないだろ、お前も」ポンポン

明華「っ……はぃ」コクリ

スッ

京太郎「よし」フッ

メグ「京太郎、おめでとうございマス」ニッ

ハオ「ホントに見に行ってあげなくても大丈夫でしたね」

京太郎「ああ、みんなとは……離れてても繋がってるって思ってるから」

ハオ「……来年は、私が優勝して京太郎と夫婦優勝ですね」フフッ

京太郎「め、夫婦って……」

アレク「みんなお疲れ」

智葉「監督……」

ネリー「負けちゃったけどねー」

アレク「そこそこまで行ったんだから……スポンサーも文句は言うまいよ」

モブ子「ネリーちゃんの文句言う奴いたら私がぶっとばしてやるからね!」

ネリー「モブ子……ごめん、そっちの気はないから」

モブ子「私もねぇよ!? ちょっといいこと言うたじゃないですか!」



モブ子「おっぱい揉まれるし、この扱いだしぃ!」

明華「揉まれたんですか京太郎に!?」

モブ子「そんなことになったら私の首が飛ぶわ!」

ネリー「この駄乳!」ベシッ

モブ子「叩くな乳を!」


京太郎「たく」ハハッ

智葉「大事な試合前なのに、まったく」ハァ

京太郎「いや、こんぐらいの方が俺も落ち着くっていうか……」

メグ「そういうもんデスカ」フッ

京太郎「そういうもんです」ハハッ

ダダダダッ

京太郎「ん?」

やえ「う゛え゛え゛え゛ぇ゛~」ダキッ

京太郎「うおっ!? やえさん!?」

やえ「ま゛げだぁぁぁ」ウエーン

京太郎(デジャヴ?)

やえ「うぅ~あいつこわい~」

京太郎「あいつ……あぁ、アイツ」

やえ「さいごなのにぃ~」

京太郎「まだあるでしょ、やえさんは」ナデナデ

やえ「まだぁ?」

京太郎「……3年、待っててくださいよ、ね?」

やえ「っ! ……うんっ」コクリ

京太郎「ほら、そしたら涙拭いて、ね?」

やえ「んっ」コクリ

京太郎(父性か、これが父性か)


初瀬「須賀ァァ!!」


京太郎「やべっ! レズがきた!」

モブ子「大変! レズがきた!」

ネリー「仲間だね」


モブ子初瀬「違う!!」


爽「お、人だかりってことは……やっぱ京太郎!」

京太郎「人だかりの中心は俺っすか?」

誓子「まぁ基本そうじゃない?」

京太郎「チカセン~」

成香「おめでとうございますっ」ニコリ

京太郎「うっす!」

由暉子「さすがですね。私の左手の力、今度こそ貴方にお見せしましょう。本気で、ね」フッ

京太郎「……あ、うん」

揺杏「……」ジー

京太郎「……どしました?」

揺杏「ひゃっ!? どどど、どうもしねぇから!」

揺杏(ぐっ、あの時のことを思いだしてどうにもっ)マッカ

京太郎「?」

爽「まぁなにはともあれおめでとうだな」モミモミ

京太郎「ひっ!? お、お尻揉まないでくださいよ!」ペシッ

爽「かわいいなぁ京太郎は~」ニコニコ

京太郎「うれしくねぇ」


久「あら須賀君じゃない」ニコニコ

京太郎「あ、竹井さん」

和「はぁ……あぁ須賀君」

京太郎(こっちも堪えてるなぁ)

優希「のどちゃん元気だすじぇ、来年もあるし」

まこ「まぁ頑張りんしゃい」ポンポン


モブ子(人多いなぁ)



京太郎「ま、とりあえず行きますよ。咲も待ってるだろうし」


アレク「頑張れって」コクリ

智葉「行ってらっしゃい」フッ

ハオ「待ってますね!」ニコリ

明華「終わったらみんなで御飯ですよ」ニコッ

メグ「ファイト、デス」ニッ

ネリー「デート、しなきゃなんだからね!」パァッ

京太郎「……」コクリ


ザッ テクテクテク


京太郎(……さて、どこまでやれっかな)

ガチャッ



対局室に、足を踏み入れる

肌で感じる禍々しいまでの感覚、ピリピリと音が聞こえる気すらした

だがそれでも、足が竦むでも、足取りが重くなるわけでもない


京太郎「むしろ、軽い」フッ


軽快にすら感じる足取りで、そのまま対局室中央

卓の前に立つ

視界に映る四人


咲「ずいぶん好戦的な顔するなぁ」フフッ

京太郎「そうか?」ハッ

はやり「ん~悪い顔するなぁ、まぁ素敵だけど☆」


笑顔が絶えない戦場、そう表現するのが正しいのかはわからない

だが京太郎にとってはそうだ。もう一人の男にとってはどうかはわからないが


秋一郎「ピリつくまでの禍々しい気を感じるなぁ、お前」

京太郎「ええ~こっちの台詞なんですけど」


全員が牌を捲る

それぞれが席につくと、京太郎は雰囲気の変化を感じた

親友である咲も、色ボケしたはやりも、先ほどから風格を見せてくる大沼秋一朗も

全て等しく敵だと感じ、全て等しく好敵手だと感じ


京太郎「ふぅ……ゾクゾクするな」ハッ ブワッ


秋一郎曰く、禍々しい気

それが一気に膨れ上がるのが自分でも理解できた

自分の能力がどこまで通用するかはわからない。自分がどこまでできるのかはわからない

それでもやることは一緒だ。ただ―――楽しむ


京太郎「……」チラッ

咲「……」ニコッ


親友もいる。恐れる必要などない。


京太郎(ただ―――純粋に戦いを楽しむ者こそ)スッ タンッ


牌を―――引く。


秋一郎「さて、見せてもらおうか?」ハッ

はやり「その力をさ?」クスッ


咲「だって、京ちゃん」フッ

京太郎「ああ、お見せしようか―――臨海高校所属、須賀京太郎の力!」ニッ



-カン!-


ここまで!
まだ終わらんけどね!

とりあえずこっから個別エンディングいくぞい
誰から行くかなぁって感じだけども

そんじゃまたー

『第2回 ビザラ雀/トーナメント編
オーイシ×加藤のピザラジオSP』
(14:00~放送開始)

https://youtu.be/uqGHqgyp4YI

■予選グループA
ゆゆうた、atagi(Awesome City Club)
草野華余子、白坂翔
■グループB
もこう、茅森早香(プロ)、おにや、植田佳奈
■グループC
UNKちゃん、UK(MOROHA)
伊達朱里紗(プロ)、山本博(ロバート)
■グループD
蛇足、八木優樹(KEYTALK)
鈴木もぐら(空気階段)、椿彩奈

解説:土田浩翔(プロ)

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2017年10月05日 (木) 21:55:43   ID: NcURougO

応援しとるよ。

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