第十一の噂 『雛城冷凍工場』 (65)
~弓道部 道場~
:神前に・・・礼!!
:・・・・・・・・・お互いに・・・礼!!
:ありがとうございました!!
:今日の稽古はこれで終了です。大会が近いため今日は遅くまでで寄り道せず帰ってください!
:はい!!!
:それでは解散!
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SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1506230250
チサト:(はぁ・・・今日はさすがに疲れちゃったな。早く帰りたいけど道場の掃除してからじゃないと・・・)
ナカザキ:ねえねえ逸島さん、この後カラオケに行かね?サクラさんも一緒に行くんだけどさ
サクラ:逸島さんよかったらどう?
チサト:あ、えーと私この後用事あるんで・・・
サクラ:そっか・・・
チサト:すみません・・・
ナカザキ:ふーん・・・あそ、んじゃサクラさん、二人でいこ。それじゃお先ー
部長:貴方たち!まだ道場の掃除が終わってないでしょ!
サクラ:あ、忘れてた
ナカザキ:ちっ!相変わらずこまけー部長さんだこと
部長:まったく・・・少しは逸島さんを見習ったらどうなの?
チサト:・・・・
ナカザキ:・・・ふん
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チサト:(帰る途中、道場に大事なプリント忘れてきたの思い出したから戻ってきたけど・・・誰もいないよね?)
チサト:(えーと、たしかこの辺に・・・・・・あった!ファイルに入れて・・・さて帰ろ。ってあれ?部室の電気付いてる。消し忘れかな。それとも誰かまだいるのかな)
チサト:(・・・・・・声が聞こえる、この声・・・ナカザキさん?)
ナカザキ:逸島さんってさ、ほんと付き合い悪いよな
:あーそれなんかわかる。今日もナカザキからの誘い断ってたしね
ナカザキ:用事あるとか言ってたけど多分嘘っしょあれ
:あ、でもー最近逸島さん、同じクラスの長谷川さんとある1年の子と放課後よく一緒に行動してるって周りから聞いたんだけど
ナカザキ:長谷川ね・・・たしか幼馴染だっけ。まあそっちはいいとしてその1年って誰よ
:岸井ミカ、C組の・・・
ナカザキ:岸井ミカ?ああ、男子からかなりモテモテの小生意気なあのガキね
ナカザキ:つーか同じ部の先輩の私からの誘いを断っておいて後輩の岸井ミカのほう優先してんのかよ。かー気に食わねー
:まあ、あんたの態度も原因があるんじゃないの?
ナカザキ:うっせ!
ギャハハハ! コワガラレテルカモヨ?
チサト「・・・・・・・はぁ」
・トワイライトシンドロームのSSです
・ユカリ、チサト、ミカという3人の女子高生が主人公です(詳しくはwikiで)
・物語は選択肢によって進みますが選択肢は安価で
・シナリオは分岐型で選択肢によってエンディングは変わります
○大吉エンディング(噂の真偽は完全に究明され事件解決)
○中吉エンディング(事件に一定の解決はみられるものの、噂の真相は最後まで分からずじまいで終わる)
○凶エンディング(事件が解決せず真相もわからずじまい。悪夢は続く)
○ゲームオーバー(死亡、または気絶)
・更新は遅めになるのですまん
・オリジナルキャラクターがでます この先増えるかもしれません
○サクラ
雛城高校2年女子弓道部員
○ナカザキ
雛城高校3年女子弓道部員
・探索編や究明編ではユカリメインの話だったので今回はチサトメインの話でいきたいと思ってます
前作もよかったらどうぞ
トワイライトシンドローム追究編『蘇る噂』
トワイライトシンドローム追究編『蘇る噂』 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1500707215/)
BGMってサイトで前は直接再生できなかったっけ・・・
>>9
よければリンク教えてください
書くの忘れてましたがBGMやSE聞くためのパスワードは、
okaruto
です
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~教室~
ユカリ: あー終わった終わったノビー
チサト: お疲れ様ユカリちゃん
ユカリ: ほんとにさー。こんな複雑な数学なんて絶対社会にでたら必要ないっつーのに
チサト:それはそうだけど……まあ、1つの方法だけじゃなくて様々な考え方を身につけるってのが数学だと思うから社会にでて全く役に立たないってことはないのかも
ユカリ: ・・・冗談だよチサト。そんなことさすがに私でもわかってる
チサト:そ、そう?
ユカリ: ま、でも私はそこまで深く考えないなー。社会に出てからとか将来のこととか、今くよくよ考えたって時間の無駄だと思うし、人生なんてなるようになれーって感じ。それに将来にしろ人生にしろ結局は『運』なんだから
チサト:・・・
ユカリ:・・・ちょっと何か言ってよ
ガラ!
セーンパーイ!
ユカリ:・・・まあ、あいつみたいに少しは考えたほうが良いやつもいるけど
ミカ:あ、良かったー先輩たちまだお昼食べてないんですね?よかったら一緒に食べません?
ユカリ:嫌だと言ったら?
ミカ:泣きます。愛しの先輩のためにせっかくお弁当作ってきたのに・・・うわーーん!って
ユカリ:そもそもあんたは料理できないだろ
ミカ:失礼な!私だって料理少しはできますよ
ユカリ:目玉焼き作れるってのはなしな
ミカ:うっ・・・
ユカリ:図星かよ
ミカ:う、うるさーい。そもそもなんで私が料理できないってわかったんですか!?
ユカリ:なんとなく
ミカ:えー・・・私ってそんなに女子力ないですか?
訂正
×ミカ:えー・・・私ってそんなに女子力ないですか?
○ミカ:えー・・・私ってそんなに女子力なさそうな子に見えます?
ユカリ:うん
ミカ:うわー即答ですか・・・へこむわー
チサト:大丈夫だよ岸井さん。岸井さんより女子力ない人なんて結構いるから。だから落ち込まないで
ミカ:それフォローになってませんよ逸島先輩・・・
ーーーーーーーーーーーーー
ミカ:たまにはこのメンツでお昼にするのもいいですねー、あっ逸島先輩その卵焼き貰ってもいいですか?
チサト:うん、いいよ
ユカリ:それにしてもあんたが昼時間に来るなんて珍しいね
ミカ:えへへ、実はですねー、また新たな情報が手に入ったんですよ。それをいち早く先輩たちに伝えようとですねー
ユカリ:やっぱりね。予想してた通り
チサト:それで今回はどんな情報なの?
ミカ:おっ!逸島先輩が珍しく乗り気だ!
ユカリ:(・・・?)
ミカ:先輩、雛城中学の近くに雛城工場っていう工場あるんですけど知ってます?
ユカリ:うーん、名前は聞いたことあるけど行ったことはないな
チサト:私も知らないな
ミカ:そこの工場なんですけどね、最近死亡事故が多発してるんですよ。なんでも従業員が冷蔵庫に閉じ込められて周りが気づいたときには凍死状態で見つかったって・・・
ユカリ:気づかなかったって・・・他の従業員は何してたわけ?
ミカ:さあ、そこまではわからないですけど・・・他にも荷物卸そうとしたら荷物が崩れてそのまま荷物の下敷きになったりとか・・・
ユカリ:たまたまでしょ。運が悪かっただけだよ
ミカ:それがおかしなことにその工場、一週間に一人のペースで従業員が死んでるんですよ。これがたまたまだなんて言えます?
ユカリ:・・・・
ミカ:この工場には何かある。その秘密を今回は解明しようというわけです
チサト:うーん、たしかに一週間に一人のペースで死んでるのは異常・・・だよね
ミカ:でしょ?しかも今まではそんなことなかったのに最近になって急にですよ?さすがに異常だって気味悪がられて3日前に工場を閉鎖したらしいんですが
ユカリ:そんな危険だとわかってるところにあんたは行きたいわけ?
ミカ:私だって本当は怖いですよ。でもね、怖いという感情の他に秘密を知りたいという探求心もわいてくるんですよ。探求心が恐怖心を上回った、それだけですよ
ユカリ:わかったわかった。んで集合場所と時間は?
チサト:ユカリちゃん、いいの?
ユカリ:行くしかないでしょ。こうなったミカは誰にも止められないんだから
ミカ:さっすが先輩!わかってる~♪もちろん、逸島先輩も行きますよね!?
ーーーーーーーーーーーーー
逸島さんってほんと付き合い悪いよなー
あ、逸島先輩は無理して来なくてもいいですよ
ーーーーーーーーーーーーー
チサト:・・・・
ミカ:逸島先輩?どうかしました?
チサト:ううん、なんでもない。私も行くよ。その工場どんなところかちょっと気になるし
ミカ:オーケー!決まりですね。それじゃ夜8時に雛城デパート前に集合ってことで!
キーンコーンカーンコーン キーンコーンカーンコーン……
ユカリ:チサト、なんかあった?
チサト:え?
ユカリ:なんか様子がおかしかったから
チサト:別に何もないけど・・・
ユカリ:・・・ならいいんだけど
チサト:・・・・
今日はここまでです
もう寝ます
~雛城デパート前~
ミカ:よし!全員集まりましたね。それでは行きましょう
ユカリ:この時間帯だとさすがに人もほとんど歩いていないか・・・
チサト:もう真っ暗・・・。時間も時間だし補導されないように気を付けないとね
ミカ:まあ、補導されそうになったらあたしの色気と会話力でなんとかしますんでその点は安心してください
ユカリ:さ、バカは放っておいてさっさといこチサト
チサト:う、うん
ミカ:あ、待ってくださいせんぱーい!無視しないでくださいよー
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ミカ:先輩、ちょっとコンビニに寄ってってもいいですか?
ユカリ:別にいいけど・・・何か買うの?
ミカ:いやー思った以上に外が寒くてですね、暖かい缶コーヒーでも買おうかなと
チサト:もう秋だもんね
ユカリ: 下2
A;待っててあげるから早く行ってきな
B:待って、私も行く
ユカリ:待って、私も行くよ
ミカ:ん?先輩も何か買うんですか?
ユカリ:今日夜あまり食べてなくて ね、今さらになって 腹減ってきた
ミカ:ダイエットですか?そんなのしなくても大丈夫ですよ。先輩全然太ってませんし
ユカリ:違う違うそんなんじゃないの。ほらさっさと行くよ
チサト:私は買わないから外で待ってるね
ミカ:りょうかーい!
ーーーーーーーーーーーーー
イラッシャイマセー
ミカ:んー、どれにすっかなー。缶コーヒーもいいが暖かいお茶も捨てがたい・・・ムムム迷う
ユカリ:(パンとおにぎりとコーラ・・・後サラダも)
ユカリ:(・・・)チラ
ユカリ:(・・・ついでに下2でも買ってくか)
A:マスク
B:お酒
C:塩
D:Famiチキ
アリガトウゴザイマシタ―
ミカ:買うもの買ったし、じゃ行きますか
ーーーーーーーーーーーーー
ミカ:着きました、ここです
チサト:なんだか・・・思ってたよりぼろぼろだね
ミカ:なんせこの工場は40年前にたてられてますからねー、当然と言えば当然なのかも、さ、さっそく入りましょ
ミカ:あちゃーやっぱり鍵かけられてたか
ユカリ:当然っちゃ当然だろ
チサト:鍵なんて多分ないと思うし、どうしよう・・・
ミカ:ふふふ、君たち忘れてはいないかー?私には『ピッキング』という禁断の技を持ってるということを
ミカ:ふんふんふ~ん♪
ユカリ:ほんとどこでそんな技術身に付けてきたんだか・・・
チサト:久しぶりに見るねミカちゃんのそれ
ミカ:・・・開いた!
~工場第1広場~
ミカ:やっぱ広いですねー、地図ないと迷うんじゃないですかこれ?
ユカリ:地図なんてどこで手に入れたの
ミカ:それは秘密♥?それより先輩、いろいろな場所ありますけどまずはどこいきます?
ユカリ:下1
A:第1事務所
B:旧冷蔵庫施設
C:新冷蔵庫施設
D:資材保管倉庫施設
ユカリ:とりあえず事務所にでも行く?鍵とかもしかしたら置いてるかもしれないし・・・多分冷蔵庫施設も鍵かかってるでしょ?
ミカ:よし、第1事務所ですね!わかりました。では行きましょう
~第1事務所~
チサト:事務所じたいは鍵かかってなかったね
ユカリ:セキュリティどうなってんのよここ
ミカ:鍵かけるの忘れたんじゃないですか?もしくは霊が鍵を開けたとか
チサト:それにしても・・・真っ暗。これじゃ何も見えないよ
ミカ:先輩、懐中電灯お願いします
ユカリ:はいはい
カチッ
ユカリ:んで、事務所にきたはいいがどうするよ
ミカ:んー、噂によるとですね、その死亡事故が多発してるのが旧冷蔵庫施設みたいなんですよ。とりあえずそこにいけば何かわかるかもしれませんね
ユカリ:旧冷蔵庫施設ね・・・多分鍵かかってるよね?
ミカ:さあ?
ユカリ:さあ?って・・・
ミカ:まあ、入口ははともかく事務所に鍵かかってなかったんだしもしかして旧冷蔵庫も鍵かかってないかもしれませんよ?
ユカリ:んー、下1
A:旧冷蔵庫施設の鍵を探すか
B:事務所内をもう少し調べるか
すみません、近頃メンタルずたぼろで更新しばらくできませんでした
ちょこっと書きます
ユカリ:鍵探すのもそうだけど、まず事務所もう少しまわってみない?死亡事故に関する手がかりとか資料とか見つかるかもしれないし
チサト:そんな簡単に見つかるかな?
ミカ:ま、それもそうですね。もう少し事務所内調べてみますか
ーーーーーーーーーーーーーー
ユカリ:へー、小さい台所なんてあるんだ
チサト:思ってたより綺麗だね。誰かが定期的に掃除してたのかな?
ミカ:死んだ工場員が毎日来て掃除してるとか
ユカリ:んなわけないでしょ・・・
ーーーーーーーーーーーーー
ユカリ:ここが課長の机・・・んでそこにあるのが工場長の机か
ミカ:いやー、私もこういう上の役職について働きたいなー
ユカリ:どうして?
ミカ:どうしてって・・・部下に命令できるじゃないですか、全ては私の言うとおりにしろー!って
ユカリ:まあ、その程度の思考じゃ係長も無理だろうねあんた
ミカ:な、なにおー!?
チサト:・・・・・
ユカリ:チサト、どうかした?
チサト:ユカリちゃんこれ見て
ユカリ:ん?
ミカ:なんですかね?その書類
ユカリ:10人の名前が書かれてある・・・近藤工場長、佐藤第一課課長・・・
ミカ:これって工場の名簿ですかね?
ユカリ:工場長って書いてるんだから多分そうなんじゃない?
チサト:名前の横に×印がついてる・・・なんだろうこれ
ミカ:隣に×が書かれてる名前は、佐藤第一課課長、田上第二課課長、坂口祐太、山形えり子、高橋春美の6人か・・・
チサト:なんか不気味・・・×の色も赤黒くて・・・・・まるで血で書かれたような感じ
×
ミカ:隣に×が書かれてる名前は、佐藤第一課課長、田上第二課課長、坂口祐太、山形えり子、高橋春美の6人か・・・
○
ミカ:隣に×が書かれてる名前は、佐藤第一課課長、田上第二課課長、坂口祐太、山形えり子、高橋春美の5人か・・・
ユカリ:変なこと言わないでよチサト・・・
ミカ:あ、これ!
ユカリ:何?どうかした
ミカ:いやーこの5人の名前、どこかで見たような気がしてたんですけど思い出しました。これこの工場で死んだ人たちですよ。残酷な死に方をしたってニュースで・・・
>>36
あんま無理すんなよ
チサト:殺された人の名前に×印・・・でもいったい誰が何のために・・・
ミカ:これは心霊というより事件という感じがしてきましたね先輩
ユカリ:・・・いこ
ーーーーーーーーーーーーー
ユカリ:何ここ?
チサト:応接室・・・かな?
ミカ:うわー、台所と違ってここ汚いなー、周りに缶とかゴミだらけ
ユカリ:何もなさそうだしいこ
ーーーーーーーーーーーーー
ミカ:うーん、鍵見つからないなぁ
ユカリ:別のところなんじゃない?っつっても普通は事務所に置いてあるもんだけど
ミカ:・・・あれ?なんだ鍵あるじゃん
ユカリ:え?どこ
ミカ:ほら工場長の机の上に
ユカリ:・・・さっき通ったとき置いてあったっけ?
ミカ:うーん、なかったような・・・ま、ともかく見つけたことだし鍵拾いますよ・・・
チャリチャリ
ユカリ:これで鍵は確保、で次は?
ミカ:旧冷蔵庫に向かいましょう。事務所出てすぐ左です
>>41
ありがとう
そう言ってくれるのは貴方だけだ
~旧冷蔵庫~
チサト:近くで見るとけっこう扉大きいね。1号、2号、3号・・・7号まであるんだね
ユカリ:これは・・・冷蔵庫制御盤か
ミカ:主電源がOFFになってますね、ONにしてみます?
ユカリ:下1
A:やめときな
B:やってみな
チサト:ONにすれば冷蔵庫内の温度とかも表示されんのかな?
ユカリ:ミカ、ためしにやってみ
ミカ:わかりました、ではいきますよ・・・ポチッとな
ポチッ
ミカ:・・・・・・何も起こりませんけど
チサト:もう電気は通ってないってことかな?
ユカリ:何も起きず・・・か、残念だけど電気は諦めよう。それより旧冷蔵庫施設に来たのはいいけどどこにいけばいいの
ミカ:うーん、旧冷蔵庫施設で死亡事故が起こったのが1号と4号と6号、後私たちが今いるこのホームですね。とりあえずこの4つをまわってみません?
ユカリ:いいよそれで
ミカ:それじゃまず私たちが今いるホームから念入りに調べていきますか
~旧冷蔵庫ホーム~
ミカ:・・・・・・
チサト:・・・・・・
ユカリ・・・・・・
ミカ:・・・先輩、今声みたいなの聞こえませんでした?
ユカリ:・・・別に、聞こえなかったけど。気のせいじゃない?
チサト:それにしてもなんだか風強いね・・・空気も冷たいし
ミカ:う~さぶっ!!さっき買った缶コーヒー飲も
ユカリ:ここは障害物がないから風が通りやすいんだね
チサト:私もコンビニで暖かい飲み物買っておけばよかったなぁ・・・はぁ~、はぁ~
ミカ:逸島先輩!はい、これ
チサト:え?でもこのコーヒー、ミカちゃんが買ったものだし。悪いよ
ミカ:気にしないでください、私缶コーヒー2つ買ってきたんで、もう1つのほう飲みますから。だから遠慮しないで飲んじゃってください。それに私が誘ったせいで逸島先輩が風邪引いちゃったら、なんか悪いし
チサト:ミカちゃん・・・ありがとう
ユカリ:あんたらってほんっと急に仲良くなったよね
ミカ:まあ、いろいろとありましたし
チサト:えへへ・・・っ!?
ミカ:逸島先輩?どうかしました?
チサト:・・・あれ
ユカリ:人?向こうに誰か・・・いる?
ミカ:向こうの扉・・・7号の扉の前で何かしてますね
チサト:・・・
ガラガラ…………ガラガラガラ…バン!
ユカリ:7号の中に入っていった・・・
ミカ:人・・・ですよね?こんな時間に何しに・・・先輩追ってみましょう!
チサト:ダメ・・・行かないで、なんだか、今の人変だったよ
ミカ:変?
チサト:うん・・・
ミカ:でももしかしたら工場の人かもしれませんよ?今回の事件について何か知ってるかも、私たちだけじゃ手がかり見つけられそうにないですし聞いてみましょうよ
ユカリ:下2
A:とりあえず7号室まで行ってみるか
B:なんだかヤバそうだし、逃げるよ!
C:今の人を追いかけるよ!
ユカリ:閉鎖してる工場に来て冷蔵庫内に入る・・・そしてこの時間帯・・・チサトの言うとおり危ない気がする
ミカ:そうですかね?
チサト:ユカリちゃんミカちゃん早く行こ、だいたいホームは調べたんだから
ユカリ:そうね、じゃあ次は・・・1号を調べてみるか
~1号室前~
チサト:やっぱり近くで見ると大きいね
ユカリ:ミカ、さっきの鍵で開けてちょうだい
ミカ:はいはい・・・
チャリリチャリンチャリン……カチャン!
ミカ:お、開きましたよ
ユカリ:よし、んじゃ入ろ。ミカ、扉開けて
ミカ:・・・・・・
ユカリ:ミカ?どうしたの?
ミカ:・・・先輩、この手の扉の開けかた、わかってたりします?
ユカリ:は?んなもん知るわけないでしょ・・・ってまさか開けかた知らないとか?
ミカ:いやー、私としたことが・・・逸島先輩開けかた知ってます?
チサト:ごめんね、私もわからない
ミカ:うーむ、完全に調査不足でしたね
ユカリ:はぁ、全く肝心なところでいつもこれなんだから
ミカ:あはは・・・あ、先輩よく見ると扉の両側になんかレバーみたいなの付いてますよ。これいじれば開くんじゃないですかね?
ユカリ:んな適当な・・・
ミカ:とにかく試してみましょうよ
ユカリ:どうなっても知らないよ・・・
ミカ:先輩、いいですか?せーの!!
ギシッ……ギッ
チサト:びくともしないね
ミカ:ふぬぬぬぬ!!かぁーダメだ・・・開かない
ユカリ:つーかよく見るとレバーや扉が錆び付いてるし、これ多分私たちの力じゃ開かないんじゃない?
ミカ:えー!?
チサト:残念だけど・・・ね?
ミカ:じゃあ4号や6号に行きましょうよ!
ユカリ:よく見てみな2号も3号もここから見た感じ同じように錆びてる。無駄だよ
ミカ:そんなのやってみなきゃわからないですよ!
ユカリ:下1
A:んじゃやってみな
B:ムダだよ、戻ろう
ユカリ:そんなに言うならやってみな。私は開かないに千円賭ける
ミカ:よーし、いいましたね!?んじゃ見ててください
ギッギシッギシシ
チサト:やっぱりダメみたいだね
ユカリ:ほら見ろ。というわけでミカ、千円後でよろしくー
ミカ:うぅ・・・不覚
チサト:扉が開かないんじゃ調べられないね
ユカリ:そういうこと、さ、鍵を事務所に戻して帰ろ
ミカ:はーい・・・
ーーーーーーーーーーーーー
~事務所~
ガラッ!ガララララッ…バン!
チサト:・・・なんか変な臭いしない?
ミカ:へ?・・・・・・言われてみればなんか汗臭くないですか?この事務所
ユカリ:最初来たときこんな臭いしてなかったよね?
ミカ:つまり・・・誰か入ってる?
ビリィィ……
すみません
話が思い付かない+メンタルやられてて更新できませんでした
読んでた人には申し訳ないですけどもう少し待って…‥…
ミカ:もしかしてさっき7号前にいたやつかな?
ユカリ:だとしたらまずいんじゃない?ねえチサト?
チサト:うん・・・早く出よう。これ以上あんまりこの場所にいちゃ行けない気がする
ガチャガチャ
ミカ「あれ?開かない・・・なんで?鍵は開けてるのに」
ユカリ「どういうことよ!」
…コツ…‥コツコツコツコツ…‥……‥…コツ!
「おい・・・そこに誰かいるのか?」
チサト「!」
ユカリ「・・・・・・」
ミカ「せ、先輩・・・」
「いるのなら答えろ!!」
下1
A:だ、誰?→振り向く
B:逃げよう!
C:返答する
クルッ
チサト:(振り替えるとそこには白髪、少し痩せ気味で青い作業着を着たおじいちゃんが隣の部屋でうろうろしている姿を私たちは見た)
ミカ:誰だ?あのじじい
ユカリ:警備員か何かだろ。でなきゃこんな時間に人がいるわけないし
「気のせいか?しかし、たしかこの辺から声が聞こえた気が・・・」コツコツ
チサト:ユカリちゃん!あの人この部屋に向かってるよ
ミカ:と、とりあえず逃げましょう!もし警備員なら私たち補導まったなしですよ!?
ユカリ:下1
A:そうだね!早く逃げるよ!
B:どこかに隠れれない?
C:話しかけてみない?
ユカリ:今から逃げたら音で気づかれるって!隠れたほうがいいよ!ほら早く!
ミカ:は、はい!
チサトうん・・・
コツコツ
ミカ:(・・・きた!)
ユカリ:(しっ!)
コツコツ……コツ!
ユカリチサトミカ:(ドキドキ)
コツコツコツコツ……
チサト:(どうやら気づかなかったみたいだね)
ミカ(ふー、かんいっぱ・・・)
おい、そこの机に隠れてるやつでてこい
ユカリ:(え!?)
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