ルビィ「おかえりなさい、お姉ちゃん」 (17)

ルビィ「おかえりなさい、お姉ちゃん」

ダイヤ「ただいま、ルビィ」

ルビィ「毎日遅いけど…明日は…?」

ダイヤ「明日からはしばらく研究室に泊まりですわ…」

ルビィ「そっか……」

ダイヤ「……今日はどこか食べに行きましょうか」

ルビィ「ホント!?」

ダイヤ「今から作ったら遅くなるし…出かけるわよ」

ルビィ「うん!」

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ルビィ「おかえりなさい、お姉ちゃん」

ダイヤ「ただいまですわ、ルビィ」

ルビィ「お姉ちゃん、今日は忙しかった?」

ダイヤ「今日の患者さんは8名ですから…まあ、そこそこでしたわね」

ルビィ「そっか…ご飯今温めるからお風呂先に入っちゃって」

ダイヤ「はいはい、わかりましたわ」

ルビィ「……おかえりなさい、お姉ちゃん」

ダイヤ「ただいま、ルビィ」

ルビィ「ぅうっ……えぐっ……」

ダイヤ「何泣いてるの…ルビィ…」

ルビィ「だって…お姉ちゃんが…生きて……えぐっ……」

ダイヤ「……あんまり抱きつかれると傷が開きますわ」

ルビィ「うん…ぐすっ……ごめんね……お姉ちゃん」


ルビィ「おかえりなさい、お姉ちゃん」

ダイヤ「ええ…疲れたわ、ルビィ」

ルビィ「今日も講座?」

ダイヤ「ええ…お琴を見てくれって煩くて…」

ルビィ「そっか……ご飯は…?」

ダイヤ「ご馳走になってきたわ…悪いけど疲れたから先に寝るわ…」

ルビィ「あ、うん…おやすみ……」

ルビィ「おかえりなさい、お姉ちゃん」

ダイヤ「ただいま、ルビィ」

ルビィ「二カ月ぶり…だね」

ダイヤ「ええ…毎度のこととはいえ…海外はやっぱり住みにくいですわ…」

ルビィ「すごいね……でも、鞠莉ちゃんはもっと飛び回ってるって…」

ダイヤ「私が携わってるのはあの人の仕事の半分くらい…学生の頃から思ってたけど…どこにそんなパワーがあるんだか…」

ルビィ「あはは……食べたいと思ってお姉ちゃんの好きな和食…作っておいたよ」

ダイヤ「ありがとう、ルビィ…いただくわ」

ルビィ「おかえりなさい、お姉ちゃん」

ダイヤ「ただいま、ルビィ」

ルビィ「どうだったスクールアイドル?、楽しかった!?」

ダイヤ「ええ、バッチリ振りを合わせて来ましたわ」

ルビィ「いいなぁ、ルビィもやりたいなぁ…」

ダイヤ「ふふっ……ルビィは高校生になってから、ですわ」

ルビィ「おかえりなさい、お姉ちゃん」

ダイヤ「ただいま、ルビィ」

ルビィ「今日は、どんなことをして来たの?」

ダイヤ「今日は歌のレッスンでしたわ」

ルビィ「へー……どんな歌?」

ダイヤ「まだ自分達の曲がないから…他のスクールアイドルの曲でしたわ」

ルビィ「そっか…曲、作れるといいね」

ダイヤ「……ええ」

ルビィ「おかえりなさい、お姉ちゃん」

ダイヤ「……ただいま」

ルビィ「……今日、スクールアイドルの大会だったんだよね…どうだった?」

ダイヤ「……ッ!」

ルビィ「え……」

ダイヤ「……」

「……ねえ、お姉ちゃん」


「ルビィ…?」


「今日の夜ご飯何かなぁ…」


「昨日お母様が秋刀魚を沢山買ってましたから…きっと焼き魚ですわ」


「えぇ…ルビィ骨取るの苦手…」


「いい加減綺麗に食べれるようになりなさいな…」

「ねえお姉ちゃん」


「何…?」


「明日から、頑張ろうね」


「……」


「歌も、ダンスも一杯一杯頑張って…一番のスクールアイドルになろうね」


「……ええ」

「お姉ちゃん」


「……?」


「……なんでもない」


「……なんですの、気味が悪い…」




「あ、そうだ…!」


「あ!ちょっとルビィ!どうしたの急に走り出して…!」

「はぁ…はぁ…あなた…急に家の門まで走り出して…体力だけはスクールアイドルやってついたみたいね……」



「そうかも、えへへ……」


「全く……」

「ねえ」


「……?」

ルビィ「おかえりなさい、お姉ちゃん」


おわり

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