芳佳 メビウス1「エースコンバットウィッチーズ!」 (606)

ストパンキャラがエスコンワールド出現にしたネウロイ相手にエスコンのエース達と共に戦うSSです。

両方まんべんなく活躍させる為にそれぞれにテコ入れしまくってます。

プロローグ的な短編をこちらに投下してあります

初代エスコンSSスレ

499から511までがそれに当たります、だいたいこんなノリで進めて行こうと思っています。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1330528530(SS-Wikiでのこのスレの編集者を募集中!)

1937年、第一次ネウロイ対戦終結後、沈黙を続けていた『怪異』ネウロイは再び人類へ戦いを挑んで来た。
ネウロイの圧倒的な物量と火力、再生能力の前に人類は防戦一方となる。

しかし人類統合軍の結成、及び統合戦闘航空団の設立、そしてストライカーユニットの完成により遂に人類の反撃が始まる。

それに対しネウロイもより強力に、より複雑に進化して人類に対抗、戦いは熾烈極め、八年経った現在も欧州、北欧、アフリカでは激しい戦いが続いていた。

その戦いの最中、第501統合戦闘航空団、ストライクウィッチーズの隊員達はある不可思議な事件に遭遇する事となる。



1945年地中海、ロマーニャ領海内

雲一つ無い青空の下を飛ぶ四人のウィッチ、第501統合戦闘航空団所属、坂本美緒、ペリーヌ・クロステルマン、リネット・ビショップ、宮藤芳佳。
現在四人は最近ロマーニャ各地の軍港上空に出没する不可思議な航空機型ネウロイを追っていた。

何が不可思議なのかというと航空機型ネウロイは通常、目標となる都市や基地へ一直線へ向かい目標を攻撃、攻撃完了後は飛来して来た方向へ引き返す、これを陸戦型ネウロイが目標を占拠するまで繰り返す。

だが今回のネウロイは違った、複数で飛来し上空を一定時間飛び回った後攻撃せず引き返してしまうのだ。
現在統合軍はこの地域のネウロイを一掃する為の総力戦を計画、各国がそのために戦力を集め軍備を進めている。

それ故に上層部はこのネウロイを偵察機と判断、現地のウィッチが迎撃に上がったがネウロイは驚異的なスピードで逃走、そのまま振り切られてしまった。

その後も毎日の様に各地の軍港上空を飛び回っては逃げ去って行くネウロイに業を煮やした上層部は彼女達ストライクウィッチーズの投入を決定、作戦内容はターゲットとなる高速ネウロイの撃破、可能ならば連中の目的を探り、阻止せよ、というものである。

現在四人は、二人一組に分かれて目標の出現した空域とその周辺を中心に捜索を行っていた。

坂本<<こちら坂本だ、ミーナ、この空域に敵影は見当たら無い>>

ペリーヌ<<こちらペリーヌ、こちらも異常はありませわ>>

ミーナ<<了解、次の空域へ向かって>>

「うーん……」

坂本<<どうした?宮藤、作戦中だぞ>>

「あ、すみません坂本さん」

坂本<<今日もあの夢を見たのか?>>

「はい……」



最近私は同じ夢を何度も見ている。

最初は数日置きだったけどここ何日かは毎日だ。

どんな夢かというと、こことは違う別の世界、大きなクレーターのある島の近くをカモメになって飛んでる私、その後ろから角張った形状のジェット戦闘機が私を物凄い勢いで追い越し、そこから上昇して飛び去って行くというもの。

悪い夢じゃなさそうだったけど、気になったのでなんとなく詳しそうな人に聞いてみた。

その1、エイラさん

「うーん私はタロット以外はあまり詳しく無いからな~」

「予知夢っぽいけどそんな場所無いしな~」

「まあ、一応用心しといた方がいいんじゃナイカ」



その2、ハルトマンさん

「確かに私はよく寝るし、その分夢も見るけど、ほとんど覚えて無いな~」

「欧州(こっち)では一応そういう研究をしてる人も居るみたいだけど、まだ仮説はおろか憶測の粋だし……」

「もしかしたらその夢、何かのヒントかもしれないから取り敢えず覚えてて損は無いと思う」



と、こんな感じ。

因みに坂本さんは

「そのような機体があれば、ネウロイなぞ一網打尽だな」

「まあ、そんな上手い話が有るわけないか」

「はっはっはっはっは!」



やっぱり坂本さんは坂本さんでした。

坂本<<あまり気にするな、その夢に何か意味があるならそのうち分かるさ>>

坂本<<もし何も意味が無いのならそのうち見なくなるだろう>>

「坂本さん……そっか、そうですよね……」



戦闘中の迷いは死に直結する……このままじゃダメだよね。

うん、とにかく今はネウロイの調査だ!



「基地に帰るまで、この事は考え無いようにします」
坂本<<そうか……よし、宮藤、次へ向かうぞ!>>

「はい!!」



私達はその後もしばらくネウロイを探し続けた、小一時間くらいしたその時……


坂本<<居たぞ!恐らく目標のネウロイだ!>>

坂本さんが固有魔法の魔眼で遥か遠くに居るネウロイの姿を捉えた、坂本さんの魔眼には二つの能力が有る、その片方がこの遠距離視だ。

15㎞先までならかなり小さな物までハッキリ捉えられるらしい。

もう一つは透視、ネウロイのコアは勿論見ようと思えば他の物もだいたい透視できる。



坂本《機数4!距離13000!高速でこちらへ接近中!》

坂本《ペリーヌとリーネはこちらと合流!》

ペリーヌ《了解!》
リーネ《はい!》

坂本《私と宮藤はペリーヌ達が来る方向へ可能な限り移動してから交戦する》

坂本《向こうと合流するまで私達は回避に専念、敵機の情報を収集しつつ足止めを行う》

ミーナ《了解、美緒……》
坂本《分かってる、さっき言った通り、無茶はしないさ》

ミーナ《分かったわ、気をつけてね》

坂本《ああ!》

坂本《よし、行くぞ、宮藤》

「はい!」

まずはさっきの打ち合わせ通りにリーネちゃん達との合流を目指す。



坂本《現在敵機との距離約5000、噂通り速いな、もう追い付かれた》


だいたい3分の1くらい移動した辺りで5㎞まで距離を詰められた。


坂本《仕方ない、こちら坂本、ここで迎撃する》

ペリーヌ《了解しましたわ》

リーネ《了解しました》

ペリーヌ《少佐、わたくしたちももう少しで着きますわ、ですから、どうかご無理をなさらぬよう……》


ウィッチは20を過ぎた辺りから魔法力が衰え始め、やがて魔法力を失う、坂本さんも既に20歳を過ぎ半年以上経っておりシールドを張る事が出来なくなってる。
だからみんな坂本さんの事を心配してる、もちろん、私も……


坂本《全く、お前と言いミーナと言い心配性だな、私はまだ死ぬつもりは無いさ》

坂本《だから早く来い、ペリーヌ》

坂本《頼りにしてるぞ》



坂本さんったらまたそういこと言って……
無線の向こうでペリーヌさんが興奮のあまり卒倒してなきゃ良いけど。



ペリーヌ《はいぃ!少佐ぁ!》

やっぱりペリーヌさん大喜び。

リーネ《芳佳ちゃん、すぐそっちに行くからね》

「うん、待ってるよ、リーネちゃん」

そろそろネウロイが来る、気を引き締めなきゃ!



坂本《敵機との距離約3000!》

坂本《行くぞ、宮藤、こちらから仕掛ける!》

「了解です!」

坂本《上から被せる、ついてこい!》

「はい!」

ネウロイの真上に回り込むため、私たちは一気に上昇する。

ネウロイも私たちを追いかける形で上昇してきた、向こうもこっちの考えに気づいたみたい。

坂本《感付かれたか……》

坂本《やむ負えんな、攻撃開始!》

「攻撃開始!」

>>9の最後の2行を変更します。



坂本《やむ負えんな、行くぞ!攻撃開始!》

「了解!攻撃開始します!!」

私と坂本さんは横一列に並んで上昇して来る4体のネウロイの内、一番右端に向かって真っ直ぐ、全速で降下する。

シールドを張れる私が前、坂本さんが後ろで編隊を組み目標のネウロイへ突き進む。

私達とネウロイとの距離が凄い速さで詰まっていく。
私は主兵装として装備している九九式二号二型13㎜機関銃を構え、照準を覗き込む。

坂本さんも既に愛刀、烈風丸を抜き放っているのが背中から伝わる気配で分かる。

もし私が仕留め損なっ場合は、その瞬間、後ろに居る坂本さんがネウロイを切り捨てるという二段構えの布陣だ。

機関銃の射程内まで後少し、いつでも撃てる様に指先に少しだけ力を入れる。

ネウロイもまだ撃って来ない、どうやら向こうの射程もこちらとほぼ同じらしい、その辺りは従来の戦闘機型ネウロイ「ラロス」と変わらないようだ。

だが油断は禁物、だから最初の攻撃で確実に一体は撃墜したい

―――――もう少し、もう少し引き付けて……。



今!!

ここ!って思った瞬間に機関銃の引き金を引く、私の魔法力がストライカーユニット「震電」の魔導エンジンによって増幅され機関銃に流れ込み、最終的には銃弾への魔法力の付加という形て敵機へと放たれる。

魔法力の付加された攻撃はネウロイには非常に有効で、戦車砲でも傷一つ付けられ無いような大型ネウロイの外殻を機関銃や刀でも倒す事が出来るのだ。

放たれた多数の銃弾は真っ直ぐ飛んで行き目標のネウロイへ──



しかし弾丸が命中する事は無かった。

敵機がバレルロールで私の射撃を回避したのだ。

しかも大きく回り込むことで坂本さんの斬撃が届かない位置を通り抜けて行った。

その時見たネウロイの姿は葉巻の様な胴体にきつい後退角の突いた主翼と尾翼持っていて、水平尾翼が垂直尾翼の先端から生えていた。

後退翼は空気抵抗を低減し、機体の最高速度を高める効果がある、ネウロイのあのスピードはたぶん後退翼のおかげだろう。



坂本<<躱されたか……>>

「どうします?坂本さん」

坂本<<……よし、反転してもう一度だ、その後はそのまま真っ直ぐペリーヌとリーネの下へ飛ぶぞ>>

坂本<<私は相手の速度に合わせる為にもう少し後ろから仕掛ける>>

「了解です」

私たちは降下した際の勢いを利用してインメルマンターン、もう一度正面から攻撃することにした。

そのままリーネちゃんとペリーヌさんの方へ全速で離脱する、そうすれば向こうがこちらに反転して加速する頃にはかなりの距離を稼げる、という仕組みだ。

私の後ろに坂本さん、さっきと同じ順番だけど、相手の速度に対応するため、坂本さんはさっきより後ろに陣取った。

坂本さんには守りに入るなんて考えは無い、ここで1機撃墜としてそのまま4人で一気に倒してしまおうというつもりだ。

反転した敵機が迫る、敵機はまた4機が横一線に並んだまま突っ込んで来た。



今度は敵機も撃って来る、しかし有効射程外なのか全く見当はずれな方にしか飛んで来ない。

今度は敵編隊の中央に居る2機の内右側の敵機を狙う。


ここっ!


再び放たれた13㎜弾をまたバレルロールで回避するネウロイ、でもその先には───



坂本さんが居る。

坂本さんはネウロイの機動を予測し、先回りしていた。

「ふっ!」

そしてそのまますれ違い様に一刀両断!

《こちら坂本、一機撃墜(おと)した》



私たちは手筈通りそのまま真っ直ぐ、全力で飛ぶ、敵機は逃げるこちらを追いかけようと旋回して反転する。

逃げる私たちにぐんぐんと追い付いて来る敵機、私は向こうからの攻撃に備え坂本さんの真後ろに回りいつでもシールドを展開出来るようにする。

後もう少し、もう少し飛べば……。

こっちを射程に捉えようと、更に間合いを詰めて来る3機のネウロイ。

そして一番前の敵機が私を射程に収めようとした








しかしそのネウロイが発砲して来る事はなかった。

なぜなら発砲する前に粉々に砕けてしまったから。

そしてそれをやったのは───



「リーネちゃん!」

リーネちゃんのボーイズMk-Ⅰ対装甲ライフルでの長距離狙撃だった。

その有効射程はスコープ無しで1㎞以上、威力も高く戦車型ネウロイの正面装甲くらいならコアごと撃ち抜いてしまう程の威力がある。

リーネ《芳佳ちゃん!》

坂本《良いぞリーネ、その調子だ!》

リーネ《はい!》

残りの2機に追いつかれた私は相手の機銃をシールドで防ぎつつ上昇してやり過ごす。

坂本さんは既に上空に退避してる、敵機を引き付ける為に私だけわざと真っ直ぐ逃げていたのだ。

「ペリーヌさん!」

ペリーヌ《言われなくても分かってますわ》

ペリーヌさんが最高速で残り2機のネウロイへ突撃する。

すると敵機の片方が接近するペリーヌさんに気付き機銃で攻撃して来た。

ペリーヌさんは最小限の機動で回避して一気に間合いを詰めていく。

ペリーヌ《今ですわ!》

ペリーヌ《トネール!!》

ペリーヌさんを中心に稲妻が奔り、一番近くに居た敵機を貫き敵機を破壊した。

ペリーヌさんの固有魔法は雷撃、指定した方向に雷撃を放ったり、今みたいに周囲に放電して辺りの敵機をまとめて倒したり出来る。

坂本《残り一機!》

最後の1機はそのまま真っ直ぐリーネちゃんへ向かいそのまま機銃で攻撃。

それを回避したリーネちゃんは反撃しようと銃を構える。

しかし敵機はリーネちゃんが狙いを付ける前にこちらへ向かって反転してきた、だったら───

「私が行きます!」

私はこちらに凄い勢いで上って来る敵機に真っ直ぐ向かって行く。

敵機の攻撃とほぼ同時にシールドを展開。

機銃をはね退けながら敵機へ突撃してそのままぶつかる!!

「はぁぁぁぁ!!」

シールドの大きさと強度は私の数少ない取り柄の一つ、いくらネウロイの外殻が硬くても高速でシールドにぶつかれば只ではすまない、私は震電に乗り換えた時もこの技で大型ネウロイを倒している。

しかし敵機はギリギリで回避行動を取る、その結果私のシールドは敵機の主翼を片方だけ砕く事になった。
主翼を片方失った敵機は揚力を失い落ちていく、しかし失われた主翼は既に再生が始まっている。

坂本《後は私に任せろ!》
当然、坂本さんはこの好機を逃すつもりはなかった。

坂本《はあぁぁぁぁ》





烈風丸から青い光が伸びる






坂本《烈風ぅぅぅざぁぁぁぁん!!》

光の刃が打ち下ろされネウロイを真っ二つに切り裂いた。



光の刃が打ち下ろされネウロイを真っ二つに切り裂いた。



切り裂かれたネウロイが破裂し、その直後、強烈な光が発生し辺りを塗り潰した。

坂本《なっ!?これは?》

ペリーヌ《なんですの!一体!?》

リーネ《ま、まぶしい……》

「う、うぅ……」



光はすぐに納まる、体も機体も無傷、何だったんだろう、一体。



坂本《こちら坂本、全員無事か!》

「はい、機体も異常無しです」

ペリーヌ《こちらも無事ですわ》

リーネ《こちらも問題ありません》

坂本《しかし、何だったのだ?一体》

リーネ《罠……じゃあ無いですよね?》

ペリーヌ《それなら、私達はとっくにこの世には居りませんわ》

坂本《じゃあ何故……》

私はこの時、何となく近くの陸地に目をやった───



坂本《どうした、宮藤?》



そして絶対に有るはずの無い物を見つけてしまった────




「坂本さん…………あ、あれ……」

「なっ!?何だ、『アレ』は!?」

私たちの視線の先には海沿いの町に沢山のビルが立ち並んでいる、ビルなんてかなり大きな街じゃないとまずお目にかかれ無い。
それだけでもあり得ない────



でももっとあり得ないのは────



そのあり得ない街が途中で途切れ巨大なクレーターに変わっていたのだ。

ペリーヌ《なんて事……》
市街地のやや外れに穿たれたクレーターには海水が流れ込み、周辺の建物は一つ残らず破壊され、草木一本残っていなかった……。

坂本《市街地に隕石が落ちたのか……》

リーネ《ひどい……》

そして私はこの光景を見たことがある。



そうだ──この蒼い空、この碧い海は────







この場所は─────

「坂本さん、ここは……私が夢で見た場所です」

「よく分からないけど、ここはロマーニャじゃない事は確かだと思う」

リーネ《それ以前にここって地球じゃない気が……》
坂本《ふむ……》

ペリーヌ《ちょっとリーネさん、一体何を……》

坂本《いや、あながち間違いじゃないかもしれんな》
ペリーヌ《少佐まで!》

坂本《最近の学者達はな、ネウロイは私達の住んで居る世界とは、別の世界から来たんじゃないかという説が主流らしい》

ペリーヌ《それって、どういうですの少佐?》

坂本《原理等は全く分からないが、トラヤヌス作戦に参加した醇子達からの証言によって立てられた仮説とのことだ》

確か、何もない所から黒い雲がやって来て、それが渦を巻いてネウロイの巣になったって。

えっと、つまり……。

リーネ《私たちはネウロイに別の世界に連れてこられたっていう事ですか!》

坂本《付近の人々に話を聞くまでははっきりしないが、恐らく、間違いないだろう》



「えっ?」









「ええぇぇぇぇ~!!」








それから数時間後、芳佳達が跳ばされた空域から約200㎞ほど離れた海上を航行する一隻の空母が居た。

その空母から多数の戦闘機が次々と発艦している。

そして最後の一機がカタパルトへ向かう

F-4E ファントムⅡ

優れたエンジン出力と兵器搭載量を持ち多数の国家に主力戦闘機として採用され、更には実戦配備から実に40年以上もの間前線で運用され続けて来た名機中の名機である。

だが現行機との性能差が大きく開き始めたのと、機体の老朽化によって現在ではそのほとんどが退役している。

そしてこの空母に搭載されているF-4もこの機体一機だけである。

機体の垂直尾翼には青いリボンで作られたメビウスの輪が部隊章として描かれていた。

機体にカタパルトが装着され、後方から防護壁が立ち上がる。


《メビウス1、離陸を許可します》

《了解です!メビウス1!離陸します!》

エンジンの出力が上がり、機体が青い光に包まれた。
このF-4Eは通常のジェットエンジンの他に魔導エンジンを搭載した魔女(ウィッチ)専用の機体だった。

カタパルトが機体を前方へと打ち出す。

打ち出された機体はメビウス4と呼ばれた魔女の操縦によって大空へと羽ばたいて行った。






つづく

今日の投下はこれで終了です。

因みに今回出現したネウロイのモデルはMig-15。

次回はエスコン04のMISSION1、いよいよメビウス1が参戦します。

乙華麗!
なるほどストライカーと戦闘機のどっちに派生したかっていう世界観だね
あとところどころ誤字有るけど最後のはメビウス1だよね

>>26

戦闘機とストライカーユニットの競演もやりたかったテーマの一つ、どこで分岐したかはもう少し先で。

うん、メビウス1、後誤字は脳内で補正しといて下さい。

乙。
エスコンの「エース達」ってあるからメビウス以外も出てくるんだよね?
そうなると作品によっては複数のセカイを跨ぐことになるな……
そして個人的な好みならば、エスコンには魔翌力要素無いほうが良かった。
エスコンは純粋に科学で、ウィッチは魔翌力で戦って欲しいと思う。
作品自体は面白そうなので期待します。頑張って。

乙!
ニューフィールド島の被害って世界的に見れば小さい方なんだよね……これでも
首都にソラノカケラが落ちてきたあの国は果たして敵なのか否か……

エスコンの時代設定とは狂うけど、メビウス、ウォードッグ、ガルム、グリフィスの四強共演は見たいな……

雪風まだぁ?……ないな、ねーよ

今回はミッション0とミッション1の間のムービー的な話しを投下します。


>>28

最初はエスコン組は原作通りで考えてたんですが、気付いたらこうなってました。

アイガイオンクラスのネウロイとか無理ゲーでした。

後は年齢とか、もっさん以外は前線に立たせて貰え無い気がする。

>>29

それはもう少し先で明らかにします。

>>30

いつになるかは分かりませんが、似たような事をやる予定です。

>>31
エルジアの飛竜でご勘弁を。

偵察と思われる行動を繰り返す4機の戦闘機型ネウロイと交戦したストライクウィッチーズの4人。
敵機を難なく撃墜したものの、最後の1機が撃墜される際に放った光。
その光が納まった時、彼女達は見知らぬ場所に跳ばされてしまった。
そしてそこは芳佳が数日前から何度も夢で見た場所だった……

坂本《さて、これからどうするか……》

芳佳《取り敢えず、あの街まで行ってみませんか?》

坂本《ふむ、現状では、それしか……》グラッ

ペリーヌ《少佐!》ガシッ

芳佳《坂本さん!》ガシッ

リーネ《大丈夫ですか?坂本少佐!》

坂本《むう……、どうやら、魔法力を使い過ぎた様だ……》

坂本《そういえば、お前たちはどうなんだ?》

芳佳《私はもう少し飛べます》

ペリーヌ《私もあちらの街までなら、飛べますわ》

リーネ《私もその辺りまでしか……》

坂本《そうか、ならば、大事を取って、一度真下の島に降り、休息をとるとしよう》

《《《了解!》》》





無人島



芳佳「ふぅ~」ペタン

ペリーヌ「これで、一息つけますわね」

リーネ「ところで、ここってどんな所なんでしょう?」

ペリーヌ「私達の世界とあまり変わらない様ですわね?」

坂本「どれ、対岸の街を少し見てみるか」

芳佳「もう大丈夫なんですか?」

坂本「なに、この距離なら大した負担にはならないさ」

坂本「ふーむ」ジー

坂本「もしかすると、私達の世界よりだいぶ進んだ世界に連れてこられたのかもしれないな」ジー

芳佳「やっぱり坂本さんもそう思いますか?」

坂本「まあ、宮藤が見た夢の通りならそうなるな」

リーネ「じゃあ、芳佳ちゃんが言ってたジェット機も居るんでしょうか?」

ペリーヌ「もしそうなら、是非ともお目にかかりたいものですわね」

坂本「この世界の人間に接触出来ればじきに分かるだろう」

坂本「とにかく今は、一刻も早くこの島から出る事が先決だ」

坂本「その為には魔法力を回復させねばならん」

坂本「だから今は休め、良いな、これは命令だ!!」

「「「了解!!」」」



数時間後





芳佳「ん……」ムクッ

芳佳(あれ……いつの間にか寝ちゃってた……)

芳佳(リーネちゃんとペリーヌさんも寝てる……)

リーネ ペリーヌ「ZZZ……」
芳佳(坂本さんは……)

芳佳(海岸で釣りしてる)

坂本「ん、起きたか、宮藤」

芳佳「おはようございます坂本さん、ところで、釣れてますか?」トテトテ

坂本「さっぱりだな、竿も餌も適当だからな!」ハッハッハ!
芳佳「適当ですか」

坂本「ああ、適当だ」キリッ

芳佳「ぷっ、あははっ!」

坂本「なんだ、どうした?宮藤?」

芳佳「すみません、まさか坂本さんが笑いを取りにくるなんて思わなくて」

坂本「何かよく分からんがそんなに面白かったか?」
芳佳「はい、今のは絶対みんな笑いますよきっと」

坂本「そ、そうか?」テレッ

芳佳「はい!」

リーネ ペリーヌ「おはようございます」

坂本「おっ、来たか」

芳佳「おはようリーネちゃん!」

リーネ「おはよ~」

ペリーヌ「おはようございます、坂本少佐」

坂本「うむ、おはよう、ペリーヌ」

ペリーヌ「少佐、釣りをなさっていたのですか?」

坂本「ああ、竿も餌も適当適当だがな」

ペリーヌ「適当……ですか?」

坂本「適当だ」キリッ

リーネ「っっ!」クスッ

芳佳(リーネちゃん、撃墜~)

芳佳(ペリーヌさんは……)

ペリーヌ「……っ!」プルプル

芳佳(かなり効いてる)ニヤニヤ

坂本「さて、全員起きた事だしそろそろ……」

ズゥゥゥゥン……

芳佳(この時、私達は遠くで雷が鳴ったような音を聞いた)

ペリーヌ「少佐、この音は……」

坂本「ああ、これは……」

ドドォォォン……

私達全員の顔つきが一転して機械化航空歩兵のそれに変わる。

リーネ「爆発……」

芳佳「あっちです!」

坂本「南か!」バッ!

坂本さんは眼帯をめくり南の空を視る───

坂本「チッ、やはり遠いな良く見えん……」

坂本「……爆発が幾つか見える」

坂本「多いな、高角砲か?」

高角砲とはいわゆる艦載用の高射砲で主に巡洋艦より上の艦種に搭載される対空砲だ。

坂本さんの視線の先には海しか無い、よって空中に沢山の爆発を生み出せるのは多数の高角砲くらいしか無い。

でもそれは私達の時代の話。

坂本さんは視線を海上へと落とし艦を探し始めた。



しかし



坂本「居ない……?」

坂本「なら、あれは噴進砲か?」

扶桑では坂本さんみたいにロケット砲のことを噴進砲と呼ぶ人も居る、基本的には対地攻撃翌用の兵器だけどサーニャちゃんのフリーガーハマーみたいな対空ロケット砲もいくつか開発されており、対大型ネウロイ用に重宝されてる。

坂本「戦闘機に対空用の噴進砲を積んでるのか?ならば、相手は爆撃機か?それとも……」

突然、空が赤く光った。

坂本「やはりネウロイか!!」
ザ……ザザ…………

ア……フォート……

坂本「む、これは?」

リーネ「通信?」

芳佳「あそこで戦ってる人たちでしょうか?」

私達は耳に着けている無線機から流れて来る通信を聞き逃さ無いように神経を集中する。

……ら空中……機スカイア……現在爆………ネウロ……護衛……伴って北上……ザザッ

坂本「やはりあそこで戦ってる連中からか」

現在……哨戒…………空隊が迎撃………………護衛機に妨害…………手が……

坂本「こちら501統合戦闘航空団の坂本だ!!」

坂本「どうした!応答しろ!!」

坂本さんが通信を送って来た人へ呼び掛けた。

しかし

坂本「くっ、こちらの通信が届いて無いのか!」

坂本さんがゆっくりとこちらを向いた。

坂本「戦況はネウロイ優勢……しかも、奴等はこちらへ向かって移動している」
リーネ「じゃあネウロイの攻撃目標って……」

坂本「恐らく、隣の島だろう」

芳佳「坂本さん!助けに行きましょう!!」

ペリーヌ「あの街が灼かれたら私達は完全に孤立してしまいますわ!!」

リーネ「わ、私も!二人と同じ意見です!!」

みんなの視線が坂本さんに集まる



坂本「元より私もそのつもりだ」フッ

坂本「魔法力は充分に回復した、弾薬もまだまだ余裕が有る」

坂本「ここで動かずに何時動くのだ?」

坂本「そして、彼らに私達が敵ではないと知らしめるにはこれが一番手っ取り早いだろう」

坂本「よし!全機出撃、これよりネウロイと交戦中の『友軍』を援護する」

「「「了解!!」」」



私達はネウロイと戦っているこの世界の人たちを助けるために飛ぶ事になった……





http://m.youtube.com/watch?guid=ON&gl=JP&hl=ja&client=mv-google&v=w4ZpUZogOQg

無人島を飛び出した私達は全速力で戦場を目指した。
その間も何度か向こうの人たちへ呼び掛けたけど、応答は無かった、もっと近づかないと駄目みたい。

坂本さんは魔眼で戦況を確認している。

坂本《む、あれは……》

坂本さんが何か気づいみたい。

坂本《シールドだ!!》

えっ!?

リーネ《シールドですか!?》

ペリーヌ《それってつまり……》

「この世界にもウィッチが居る……」

坂本《そういう事になるな》

坂本《しかもこの世界の魔女は……》

キィィィィン……

戦場に近づくと爆撃以外にどこかで聴いた事が有る音が聞こえ来た。

確かこの音は……

坂本《ジェット戦闘機に乗ってるらしい》

そう、ジェットエンジンの音だ。

少し前にバルクホルンさんが試験運用で穿いたジェットストライカーと同じ音。
そして夢に出てきたあの青い戦闘機と同じ音……

すると坂本さんがまた1つ気づいた

坂本《ん、シールドを張る機体と張らない機体が居るな》

「魔法力が切れかかってるんでしょうか?」

坂本《いや、違うな》

ペリーヌ《……ウィッチと男性パイロットの混成部隊!?》

坂本《かもしれんな》

更に戦場へ近づくと、向こうで戦ってる人たちの通信が少しずつ、はっきりと聞こえるようになって来た。

《クソ!破片をモロに浴びた、墜ちる!》

《FOX2!FOX2!》

《きゃあ!!》

《よし、敵機をキ……》

《また一機やられた!!》

《爆撃機に近づこうにも弾幕が……》

坂本《旗色はかなり悪いな……》

坂本《敵戦力は爆撃機型6の護衛機12》

坂本《友軍機は残り6機》

リーネ《敵の護衛機に対して戦闘機の数が足りてないみたいですね》

坂本《ああ、特にウィッチの数が足りてない、ウィッチが乗っているのは2機だけだ》

坂本《護衛機の戦闘機型ネウロイにはこちらの一般機の攻撃もある程度は効いてるみたいだが明らかに効率が悪いな……》

「じゃあまずは味方の戦闘機を助けるんですか?」

坂本《いや、爆撃機を狙う》

「えっ!?」

坂本《相手が速すぎる、味方もだ、恐らくだが音速を越えている》

坂本《私達が食らい付けるのは爆撃機だけだろう》

この場にシャーリーさんが居たら間違いなく大変な事になってたと思う、うん、絶対。

坂本《ん、友軍に増援だ、数は5機》

坂本《ウィッチは……》



《メビウス1が一機撃墜!》

《いいぞ!メビウス1!!》

坂本《一人は居るらしいな》

坂本《しかしあのメビウスとかいうウィッチ、動きが危ういな、新兵か?》

リーネ《えっと、それってつまり……》

坂本《残念ながら焼け石に水だな》

坂本《どうやらこちらの世界でも爆撃機型ネウロイはかなり厄介な存在らしい》

私達の世界に居る爆撃機型ネウロイは分厚い装甲を持ち、更に全身に機銃やビーム砲を装備しており簡単には近付けない、倒すには弾幕を掻い繰り至近距離からの攻撃か、強力な重火器などでの遠距離攻撃でコアを破壊するしか無い。

《スカイアイより全機、敵爆撃機、目標地点到達まで残り15マイル》

《アレンフォートの陥落は我々『ISAF』の敗北に直結する!》

《全機!何としてでも爆撃を阻止せよ!》

リーネ《ISAF……どういう意味なんでしょうか?》

坂本《分からん、だが国名ではなさそうだな》

「じゃあ、部隊名ですか?」

坂本《さあな、ここは彼から直接聞くしか有るまい》

ペリーヌ《ところで少佐、あちらの指揮官は、スカイアイと名乗っている方なのでしょうか?》

坂本《だろうな、先ずは彼に話を付けるとしよう》

坂本《ここまで近づけば、こちらからの通信も届く筈だ》

その間も味方へ指揮を執り続けるスカイアイさんに割り込む様な形で坂本さんが呼び掛ける。

坂本《こちら501統合戦闘航空団の坂本美緒少佐だ、スカイアイ、こちらの声が聞こえるか?》

坂本《聞こえたら応答してくれ!》

スカイアイ《こちら空中官制機スカイアイより501の坂本少佐へ、聞こえている》

やっぱりスカイアイっていう人が指揮官らしい、空中官制機?なんか凄そう。

スカイアイ《統合戦闘航空団?初めて聞く部隊だが……》

坂本《詳しくは後で説明する、私達も手を貸そう》

スカイアイ《それは助かる、現在我々は敵の護衛機に阻まれ爆撃機に手を出せない状態だ》

坂本《ならば私達が爆撃機の相手をしよう》

スカイアイ《頼む、自分の誕生日に敗戦なんて御免だからな》

坂本《ほう、今日は貴官の誕生日か》

坂本《よし、私達が勝利をプレゼントしようじゃないか》

そしていつもの豪快な笑い声が響き渡る。

スカイアイ《すまないな》

スカイアイ《ところで少佐、そちらの戦力は?》

坂本《ウィッチが四名だ》

スカイアイ《そうか!そいつは心強い!》

スカイアイ《しかし少佐、こちらのレーダーでは、そちらの機影が写って無いんだが?ステルス機なのか?》

ステルス?スカイアイさんの話しからするとレーダーに写らない飛行機なのかな?

坂本《ステルス?》

坂本《よく分からんが、恐らくこちらの機体が小さいからかもしれんな》

スカイアイ《レーダーに写らない程小さい機体?》

坂本《まぁ、見れば分かるさ》

スカイアイ《とにかく頼むぞ、この戦いにはユージア全土の未来が掛かっている》

また知らない地名が出てきた、この地方か国の名前かな?

坂本《よし、私達は先頭の爆撃機から落とすぞ》

坂本《それと宮藤》

「はい!」

坂本《お前は味方と交戦中の敵機の群れに突っ込んで敵を攪乱して来い》

坂本《震電のスピードとお前のシールドを見込んでの事だ》

ペリーヌ《少佐!幾ら宮藤さんでもそれは危険過ぎるのでは!?》

坂本《それは私とて分かっている》

坂本《だが、苦境に立たされた味方を放っておく訳にもいくまい》

「分かりました坂本さん、私、行きます!」

ペリーヌ《宮藤さん!?わ、私は、宮藤さんの事を心配して……》

「ありがとうペリーヌさん、でも私は、私にできることをしたいから」

ペリーヌ《全く……あなたという人は……》

ペリーヌ《怪我なんてしたら承知しませんわよ》

「はい!」

リーネ《芳佳ちゃん、無理しないでね》

「うん!」

坂本《よし!ストライクウィッチーズ全機、作戦開始!!》

《《「了解!!」》》




今日はここまで。

次回はやっとミッション1、いよいよメビウス1の登場です。

乙華麗!

確かにX2のレシプロ機でさえステルスかかるし、ストライカーならレーダーは余裕だよね

良作の予感
応援してるぜ

乙!
向こうのSSの影響か、小さいってのを忘れていたよ(汗)
味方機も気になるな

>>56

レーダーにある程度接近したら写ると思う、でも反応が弱い筈だからそれが航空機だとは思わないと思う。

>>57

サンクス!遅筆だけど必ず完結させます。

>>58

魔導エンジンが内蔵されてる以外はゲーム中とほぼ同じ仕様、性能的にはZEROを基準に考えてる。

やっと投下出来る所まで進んだからこれより投下します。

MISSION 01 リボンの魔女

http://m.youtube.com/watch?guid=ON&gl=JP&hl=ja&client=mv-google&p=96D2C58C60AF09AD&v=8WTHJSW-xDk

2003年、私の住んでいるユージア大陸西端に突然ネウロイの巣が現れた。
大小様々なネウロイが巣から溢れ出し、すぐそばにあるエルジア共和国に襲い掛かる。
エルジア共和国はユージア大陸一の軍事大国で、ウィッチの数も練度もダントツのトップ。
大陸中の誰もがエルジアの勝利を疑う事は無かった。
しかし。

エルジア共和国はたった1ヶ月でネウロイに敗北、東へと敗走してしまった……。

敗因は幾つかあるらしいけど、一番の敗因は周辺諸国との戦争に備え戦力を東に集中し過ぎていたからだと言われてる。

手薄な西から攻め込まれたエルジア軍は慌て西へ向かったが、時すでに遅し、首都ファーバンティへ踏み込まれてしまう、間に合ったのは通常の航空部隊と航空ウィッチ隊のみだった。

彼らは元々首都の防衛に当たっていた部隊と合流した後、沢山のネウロイを倒したものの、際限無く押し寄せるネウロイを押し返す事は出来なかった。

この戦いでエルジア軍は多数の航空機とウィッチを失い、更に軍上層部のほとんを失ってしまった。

指揮系統を破壊されたエルジア軍、しかし事態に気づいた東部の将軍達がすぐに指揮を引き継いだお陰で足並みを揃えて撤退する事が出来た。

しかし民間人を逃がす時にも多大な犠牲を払っており撤退が完了した時には開戦前の約6割の戦力しか残されていなかった。

生き残ったエルジア軍とエルジア国民は、ネウロイの相手を、ついこの間までいがみ合っていた大陸諸国の軍隊に任せて、隣国サンサルバシオンの首都付近まで後退、そこで再編成される事になる。

その前後、ロスカナスで生き残ったエルジア共和国首脳陣を含む大陸主要国家の代表が集い『ISAF』が発足、大陸全土を挙げてネウロイに対抗する事になった。

その結果、小惑星ユリシーズ落下の際に建設された巨大な対空砲『ストーンヘンジ』の投入が決定される。

ストーンヘンジはネウロイの巣までは届かないものの、その長い射程距離と強大な火力で数ヶ月に渡りネウロイから大陸の空を守り続けた。

しかしエルジア軍に比べ数も質も大きく劣る他国の軍はネウロイの侵攻を食い止めるだけで精一杯だった。

その後再編が完了したエルジア軍も戦列に復帰するも、状況は好転しなかった。
ネウロイもISAFに対抗して進化し数も増やして来たからだ。



そして遂にストーンヘンジの欠点をネウロイに見抜かれてしまう。

ストーンヘンジは地上及び低空を飛行する敵を攻撃する事が出来ないのだ。

その事に気づいたネウロイは大量の戦闘機型と対地攻撃機型ネウロイによる低空侵入、更にその直前から前線への一斉攻撃を仕掛けて来た。

サンサルバシオン内部に入り込んだネウロイはまずサンサルバシオン首都に向かった、いきなり現れた航空型ネウロイの大群を見たISAFはすぐに周辺全ての航空部隊と航空ウィッチを迎撃に当たらせる。

ネウロイはすぐに撃退されるもののその直後別の場所が攻撃を受ける。






それはストーンヘンジだった。

ストーンヘンジは普段、エルジア最強の航空部隊『黄色中隊』を始めとする精鋭の航空部隊が守備に当たっている。

しかしこの時は首都の防衛にその黄色中隊を含む半分近くが借り出されていた。

その結果ストーンヘンジを守り切る事が出来なかった。

ストーンヘンジを守り切れないと判断した防衛部隊の司令官は自分以外の人間全てを脱出させてストーンヘンジを自爆させた。

ストーンヘンジ陥落の報を聞いた上層部はサンサルバシオン首都を放棄、前線を更に東へ後退させる。

ストーンヘンジは首都の南にある山脈を越えた場所にありここを取られると首都は東以外の3方向から包囲される事になってしまう。
そうなってしまうと首都に居る人たちに危険が及んでしまう、その前に人々を逃がしつつ戦力を温存するのが狙いだった。

その後はまたしばらくの間戦局は膠着状態になったけどまたネウロイが次の手を打って来た。







ストーンヘンジだ。



なんとネウロイはストーンヘンジをネウロイ化して復活させてしまったのだ。

その結果ISAFはストーンヘンジの射程外まで後退、大陸の9割近くを失ってしまった。

そして今。

残った主要な拠点は大陸北東のセントアーク、大陸東にあるコンベース港、そしてノースポイントを始めとする島国だけだった。









戦闘機に乗って空母から飛び立った私たち5人は北へ向かっている。

北には私達ISAFの総司令部のある国ノースポイントがある、更にその手前にはニューフィールド島がありそこにはアレンフォート飛行場がある。

今現在、爆撃機型ネウロイ6機が護衛機を伴いニューフィールド島に向かっている。


ニューフィールド島は本土とノースポイントのちょうど中間にあり、その為かなり昔から中継地点として栄えて来た。

市街地にユリシーズの破片が落下した後もかなりの人々が住んでいる。

更にアレンフォート飛行場はノースポイント防衛の最前線。

ここを取られると本土への輸送ルートが制限されてしまう。

現在アレンフォートの防空部隊が迎撃に当たってる。
でも護衛機に阻まれ爆撃機にたどり着けないらしい。
防空部隊は6機しか居ない上にウィッチはたったの2人。

そこで彼らの指揮を執っている空中管制機からの救援要請が私達が乗ってた空母に来た、という訳。

私達は元々空母にアレンフォートまで運んで貰い、そこの航空部隊と合流して一つの部隊として再編、本土へ戻る予定だった。



《こちら空中管制機スカイアイ、そちらの機影を確認した》

《これより君たちは本機の指揮下に入って貰う》

《ヘイロー9、了解》

《ヘイロー10、了解》

《オメガ1、了解》

《オメガ11、了解!》

《メビウス1、了解です!》

うぅ~やっぱり私なんかが一番機っておかしいよぉ~。

メビウス隊は前回の出撃で新人の私だけ残して全滅してしまった。

どうせ新人の私しかいないんだからどっか別の部隊に編入しちゃえばいいのに!

って、その為にアレンフォートに行くんだっけ。

で、アレンフォートで他の部隊に編入されるまでの間だけ私はメビウス1にされてしまっていた。



そうこうしてる内に戦場が見えてきた。

《既にアレンフォート防空隊はヴァイパー隊、レイピア隊しか残されていない》
《彼らはこの後、君達の同僚になるパイロット達だ》
《なんとしてでも彼らを連れて帰れ!》

《間もなく敵機が見える、全機撃墜せよ》

《《《《《了解!》》》》》

《今日は俺の誕生日だ、勝利をプレゼントしてくれ》
私達は機体のスロットルを全開にして戦場へ飛び込んだ─────


http://m.youtube.com/watch?guid=ON&gl=JP&hl=ja&client=mv-google&p=96D2C58C60AF09AD&v=8WTHJSW-xDk

改行ミス&選曲ミスしたorz
正しい曲はこっち。

http://m.youtube.com/watch?guid=ON&gl=JP&hl=ja&client=mv-google&p=96D2C58C60AF09AD&v=XlUW4tBHe9g

まずは私の目の前で味方のミラージュ2000を追いかけている敵機を狙う。

「メビウス1、エンゲージ!」

スカイアイ《敵機12時方向》

敵機はタイプ21、MiG21に似た戦闘機型ネウロイ

一気に近づいて、敵機に気付かれる前に倒す!

「レーダーロック」

まだ……もっと近づいてからじゃないとミサイルが敵機に届く前に込めた魔法力が拡散しちゃう……

加速し続けて敵機との距離を更に詰める。



────今!!

「メビウス1、FOX2!」

私が放ったミサイルは対ネウロイ用短距離AAM、ネウロイだけが出す特殊な力場を感知して追尾する短距離ミサイル。

性能はあまり良くないけど小さいネウロイなら一発で倒せるし爆撃機みたいな大きいネウロイでも3発くらいで倒せる。

ウィッチ以外のパイロットでもネウロイを倒せるように、弾頭にはあらかじめ魔法力を込めたカートリッジが内蔵されている。

でもそれだけじゃ小型ネウロイですら2発は当てないと倒せない、だから私たちウィッチは更に魔法力を上乗せして運用してる。

ミサイルは敵機に後ろから突き刺さり炸裂、ネウロイは跡形もなく吹き飛んだ。

《メビウス1が一機撃墜!》

《いいぞ、メビウス!》

やった!初撃墜。

《こちらレイピア4、救援、感謝します》

あれ、この声……

「お姉ちゃん!?」

《あら?その声……メビウスちゃん?》

「うん!久しぶり~」

この人は私の幼なじみで航空ウィッチ学校の先輩。

卒業(といっても私は繰り上げ)して別々の部隊に配属されるまでずっと一緒だったから、また会えたのはすっごくうれしい!

《積もる話しは山ほどあるけど、それは帰ってからにしましょう》

「うん!」

よし次は……

《オメガ11イジェェクト!!》

「またオメガさんがやられてる……」

オメガさんが撃墜されたのはこれで4回目、毎回無傷で帰って来るから最近は不死身の11番、ってあだ名が付いた。

もちろん今回もちゃんと脱出してる。

スカイアイ《スカイアイより全機、敵爆撃機、目標地点到達まで残り15マイル》

《アレンフォートの陥落は我々『ISAF』の敗北に直結する!》

《全機!何としてでも爆撃を阻止せよ!》

《メビウス1とレイピア隊は爆撃機を狙え》

《他の機体は彼女達の援護に回れ》

今この場で爆撃機を撃墜出来るのはウィッチだけ、そしてウィッチは私とレイピア隊の三人しか居ない。

「メビウス1、了解です」

レイピア4《行くわよ、レイピア8、メビウス1》

レイピア8《了解》

「うん!」

《敵の歓迎委員会は俺たちに任せろ!!》

《頼む、お前達がだけが頼りだ》

《「了解!」》

それから私とお姉ちゃんは味方の援護のお陰で敵機を振り切ったレイピア8と合流した。

お姉ちゃんを先頭に3機で三角形に編隊を組み敵爆撃機編隊の最後尾へ急ぐ。

───いた、爆撃機は全部で6機、2機1組で縦3列に並んで飛んでる。

レイピア4《二人とも、ミサイルの残弾は?》

レイピア8《こちらレイピア8、すいません、ミサイルアウトです》

レイピア8さんは敵戦闘機に全部撃っちゃったみたい……。

「メビウス1、残り5発です」

レイピア4《私もミサイルアウト……となると、メビウスちゃんが頼りね……》

「お姉ちゃん、私短距離しか積んできてないからミサイル足りないよ?」

N-SAAM(対ネウロイ用セミアクティブ式レーダー誘導ミサイル)は私が乗ってきた空母では品切れだったし。

レイピア4《大丈夫よ、私たちが機銃で削るからミサイルで止めを刺して》

レイピア4《あいつらが爆弾を落とす前に全機撃墜すにはこれしか無いわ!》

「でも、それって……」

お姉ちゃんとレイピア8さんが凄く危険なんじゃ……

レイピア8《大丈夫、私達は何度か爆撃機を落としています》

レイピア4《この程度、後ろで頑張ってる人達に比べたら大したこと無いわ》

「そうだね……行こう!」

レイピア4《うん、その意気よ》

レイピア4《メビウス1、ミサイルを撃つタイミングは私が指示するわ》

「了解!」

私を頂点にして編隊を逆三角形に組み直しつつ私達3機は最後尾の左側に居る爆撃機型ネウロイに向かって加速する。

スカイアイ《敵機の機種はタイプ95だ、旧式だからといって油断するなよ》

タイプ95はTu-95の姿をしたネウロイの事、性能も新型機の姿をしたネウロイより低い、でも耐久力とかは新型機ベースのネウロイと変わらない。

因みにコアの位置は機体の重心付近、主翼の付け根の上にある。

レイピア4《レイピア4了解、さぁ、征くわよ!》

メビ1レイ8《「了解!」》

お姉ちゃんとレイピア8さんはお互いの距離を詰めつつ敵機に迫る。

私はその後ろ約1㎞から付いていく。

すると正面に居る爆撃機が赤く光りだす。

レイピア4《ビーム来るわよ、回避!》

レイピア隊は左右に、私は上に避ける。

爆撃機型は機体の前後に大口径のビーム砲を備えている、いくらシールドが張れるといってもあのビームを受ければタダでは済まない、魔法力の大きいウィッチでも保って数回、小さいウィッチは一発で落とされる、普通の戦闘機なら、跡形も残らない。

射角が狭くて対地攻撃には使えないのがせめてもの救いかな。

ビームを避けて更に敵機との距離を詰めると今度は機銃が飛んで来た。

爆撃機型はビーム砲の他にも全身にビーム機銃が装備されており、ウィッチ以外は近寄るのも難しい。

ウィッチならシールドもあるし、魔法力と魔導エンジンの身体強化で動体視力が強化されるから機銃を避けたり防ぎいだりしながら近付ける。

レイピア4《先ずは私からよ!》

お姉ちゃんはさっき言った通りの方法で弾幕を潜り抜けて機銃を撃ち込む。

次々と放たれる銃弾はネウロイの尾翼をどんどん削り取っていく。

レイピア4《ここまでかしらね……》

コアまで残り3分の1くらいまで削った辺りで、お姉ちゃんは攻撃を止め、敵機を追い抜いて離脱する。

レイピア8《行きます!》

お姉ちゃんがレイピア8さんの射線から外れた瞬間にすかさず追撃、コアまで残り3分の2まで削り取る。

レイピア4《今よ!撃って!》

「メビウス1、FOX2!!」

私が撃ったミサイルはネウロイへ向かって一直線。

ミサイルに気付いたネウロイは迎撃しようと機銃で応戦する。

しかし魔法力で守られたミサイルは銃弾を跳ね退けながら目標のネウロイへ突き刺さった。

爆風がネウロイの外殻を吹き飛ばし破片がコアを貫く、そんな手応えがあった。
たぶん……。





スカイアイ《敵爆撃機1機目を撃墜》

やった!爆撃機初撃墜!

これで合計1.3機、まだまだエースには遠い

スカイアイ《メビウス1後方に敵機だ!》

レイピア4《メビウス1!ミサイル!》

えっ!? ちょっ、ちょっと待って!

「あわわわわ!」

レイピア8《メビウス1後ろです!》

レイピア8さんの指示で私は慌ててスティックを『おもいっきり』引いた。

レイピア4《メビウスちゃん後ろにシールド!》

お姉ちゃんの一言でとっさにシールドを張る。



その直後に後ろから強い衝撃。

後で聞いた話だと私は上に避けようとしたけどスティックを引いた時にハイGターンが暴発してほとんどその場で真上を向いてしまい、その直ぐ後ろでネウロイが放ったミサイルが近接信管を作動させ炸裂したらしい。

私の固有魔法は気圧操作、体や機体の周りの空気の密度を変化させて機体の姿勢制御を補助する能力。

揚力を増やして旋回半径を小さくしたり離陸距離を短くしたり、逆に抵抗を減らして速度を高めたり出来てかなり便利な魔法。

この魔法を持たないウィッチでもある程度の気圧操作は出来るけど出力と効率はかなり落ちるらしい。

ただ、暴発するとこうなる。

シールドのおかげで機体にダメージは無いけど爆風に吹き飛ばされて姿勢が崩され失速しかけていた。

機体を立て直そうとスロットルを開けつつミサイルが飛んで来た方向を見ると……



そこには敵機が居た。

戦闘機型が1機だけどこかに潜んでいたらしい、スカイアイさんのレーダーにも移らなかったらしい。

レイピア4《メビウスちゃん逃げて!》

レイピア8《くっ!間に合わない!》

敵機はどんどんと大きくなっていき私を射程に捉え────そして──────





青い光が敵機にぶつかり敵機が消えた。



《大丈夫ですか?》



その時私は見た────

「女の子が……」



「飛んでる!?」





魔女が鋼鉄の箒を穿いて穹を翔ぶ姿を……。





つづく

今回はここまで。

メビウスのキャラが定まって無いかも。

後用語とか間違いがあったら指摘お願いします。

たまに酉の入力とかミスるのも仕様ということでご勘弁を。


メビウス1の成長に期待

乙華麗
シールドタックルはみんなやるよね。シャーリーとかルッキーニとか

乙~
更新まってました



心静かに乙



ファントムⅡで疑似コブラってとこか?常人だったらまず墜落だなぁ。でも使いこなせたら意外性が有っていいかもね
黄色は何処にいるのだろうか?そしてウィッチはいるのだろうか?

保守

>>1です。

最近忙しくて余り書けませんでしたが漸く投下出来そうです。

明日か火曜日の夜辺り投下しようと思います。

>>88

レスサンクスです。
勿論、これからもっさんがビシビシ指導して伸ばして行きます。

>>89>>93

レス&保守サンクス!!
戦闘機でやったら相手を粉砕しないと弾かれて墜落する気が……

>>90>>91

レスサンクス!また待たせてしまって申し訳ない。

>>92

サンクスです!
このコブラもどきが最終的にはあの機動に……、
黄色はゲーム中で初登場するステージまでお楽しみに、後他にもユージアのどこかに転移してるウィッチがいるかもしれませんね。

夜に用事が入ってしまったので今から予定の半分ほど投下します。

《大丈夫ですか?》

「う、うん……大丈夫」

《よかった~》

この子、足に飛行機みたいなモノを履いてる、緑とグレーのカラーリングでプロペラと羽根が付いてる。

なんか昔のレシプロ戦闘みたいだけど主翼は後退翼で垂直尾翼みたいな翼が生えてる。

更に戦車の上に乗っかっている様な機関銃を持ってた。

東洋人かな?多分私と同じか年下?

「えっと、助けてくれてありがとう」

《どういたしまして、私は宮藤 芳佳、あなたは?》
「メビウス1、コールサインだけどね」

芳佳《こーるさいん?》

「無線用の暗号、かな?」

突然、わたし達の前を飛んでいた敵爆撃機編隊の先頭の機体が砕け散った。

芳佳《坂本さん達が1機撃墜したんだ》

「坂本さん?」

芳佳《うん、私達の隊の戦闘隊長なんだ》

戦闘隊長……ということはその上にも何人か居るのかな?

《宮藤、自己紹介は終わったか?》

レイピア4《メビウスちゃんと宮藤さん、そろそろこっちに合流してくれると嬉しいなって》

芳佳《はい坂本さん!》

「ゴメンお姉ちゃん!」

坂本《よし、501統合戦闘航空団ストライクウィッチーズ所属、坂本美緒以下四名》

坂本《これよりそちらと共同戦線を張る!》

スカイアイ《スカイアイよりレイピア4、彼女らと協力してネウロイ共を叩き落とせ!》

レイピア4《レイピア4、了解》

坂本《こちら坂本よりレイピア4、貴官が此処のウィッチ隊の隊長だな、よろしく頼む》

レイピア4《こちらこそ、よろしくお願いします》

坂本《宮藤はそのままそちらに合流して彼女達を援護しろ》

芳佳《はい!》

わたしと宮藤さんは一度お姉ちゃん達と合流して体制を整える事にした。

そして宮藤さんの姿を見たレイピア8さんは……

レイピア8《生身で飛んでる!?》

レイピア8《いや、脚に飛行ユニットを履いてるのか……》

レイピア8《でもあのユニットどこかで見たような……》

宮藤さんを見たレイピア8さんは彼女の履いてる飛行機みたいな物が気になるみたい。

レイピア4《8、後にしなさい》

レイピア8《はい》

しかしこの後すぐ、芳佳ちゃんの姿を見たお姉ちゃんが……

レイピア4《スク水でセーラー服……だと!?》

とか言ってた、お姉ちゃんはアニメ、ゲーム、マンガ、そして可愛い女の子が大好き。

因みにお姉ちゃんは可愛いというより美人って感じかな。

レイピア4《いけない、私とした事が、今は作戦中よ、作戦中……》

芳佳《じゃあ、続きは後で》

「うん、わかったよ、宮藤さん」

芳佳《芳佳でいいよ~、メビウスちゃん》

「うん、じゃあ行こう!芳佳ちゃん!!」

芳佳《うん!》

http://m.youtube.com/watch?guid=ON&gl=JP&hl=ja&client=mv-google&v=reN0Ps3Y2nw

スカイアイ《敵爆撃機編隊、都市部まで後10マイル》

坂本《ペリーヌ、リーネ、あまり時間が無い、このまま一気にケリを付けるぞ!》

《《了解です(ですわ)》》

わたし達は芳佳ちゃんを加えた4機で爆撃機へ向かう。

レイピア4《メビウス1、敵爆撃機にミサイルを2発ずつお見舞いしてあげて》


レイピア8《後は機銃で一斉攻撃、ですね》

レイピア4《そゆ事~》

「わかった、メビウス1、FOX2!」

既に攻撃位置に付いていたわたしはすかさずミサイルを撃ち込んだ、もちろん2発。

ミサイルは2発とも命中しコアが露出する。

レイピア4《今よ!!》

その瞬間、誰よりも速く芳佳ちゃんが飛び出す。

芳佳《シールドを張ります、私の後ろに付いて下さい!》

レイピア4《ちょっと待ちなさ、って!……ええ!?》

「おっきい……」

この時、芳佳ちゃんが張ったシールドは多分30メートル以上あったと思う。

縦に並べば戦闘機3機は楽々納まるサイズだった。

レイピア8《凄い、こんな巨大なシールドは初めて見ました》

そう言いながらもレイピア8さんはお姉ちゃんと一緒にシールドの後ろに入った。

わたし?お留守番だよ。

芳佳ちゃんとお姉ちゃん達はシールドで爆撃機の弾幕を蹴散らしながら突き進む。

レイピア4《ここまでで良いわ》

芳佳《はい!》

芳佳ちゃんはシールドを縮小して離脱、お姉ちゃん達はそのまま突撃して機銃でコアを破壊した。

「こちらメビウス1、コアの破壊を確認しました」

スカイアイ《ターゲット、残り3》

レイピア4《次行くわよ!》

私達が次の爆撃機へ向かおうとしたその時……。




坂本《こちら坂本、敵機撃破》

レイピア8《速い!》

レイピア4《ミサイル無しでどうやって!?》

後でお姉ちゃんが坂本少佐に聞いたら少佐が魔眼でコアを見つけて機銃の少ない真下からリーネちゃんが狙撃で外殻にヒビを入れ、ペリーヌさんが雷撃で外殻を破壊、少佐がペリーヌさんから借りた機関銃でトドメを刺したんだって。

お姉ちゃん達は真下から攻撃した事に驚いてたけど少佐が自分の腕で直接狙えるからそんなに難しくは無い、って言ったら納得してた。

そうだよね、戦闘機と違って自分の手足と魔法力で直接姿勢を制御出来るみたいだし。

今日はここまで、残りは明後日辺りに投下したいと思います。

乙華麗!
ブランクを感じないクオリティだね
そういや陸にどっかの『相棒』が居るんだよなこの時代

芳佳ちゃんのシールドにはストーンヘンジもびっくりやで

皆さんレスサンクスです!

これより一昨日投下出来なかった分を投下します。 
>>109

彼を出すかは現在思案中。

>>112

実際直撃以外は大したダメージ無しで飛んでそうだから怖い。

とかなんとか言ってる間に次の敵機の後ろに着いた。
「FOX2!FOX2!」

また2発とも命中!コアが見えた。

芳佳《行きます!》

すぐに芳佳ちゃんが飛び込みコアを撃ち貫く。

レイピア4《あと1機!》

スカイアイ《敵機が都市部まで残り5マイル!急いでくれ!》

レイピア4《少し離されたわね》

わたし達は最後の1機に向かって加速しながら打ち合わせを始めた。

芳佳ちゃんはやっぱりレシプロだからか、付いて来れなかった。

「ミサイル一発と機銃で間に合うかな?」

レイピア8《正直厳しいと思います》

レイピア4《そうね、ミラージュなら余裕で追い付くけど弾が保つか怪しいわね》

レイピア8《私はさっきのでほぼ弾切れです……》

「わたしのファントムも固有魔法を使えば追い付けるよ?」

レイピア4《あなた1人だと多分間に合わないわね、ミサイル一発だけだし時間がかかり過ぎるわ》

芳佳《他に武器は無いの?》

「うん……」

坂本《よし、ここは私が行こう》

リーネ《どうやって爆撃機に追い付くんですか?》

ペリーヌ《いくらなんでも、私達のストライカーでは無理ですわ》

ちょうどこの時、私達の前を飛んでいる小さい人影みたいなものが見えた、あの人達が芳佳ちゃんの仲間かな?

坂本《ああ、だから運んで貰う》

芳佳《えっ?》

坂本《大型機のウィッチ、頼みが有る》

「わたしですか?」

坂本《ああ、私を奴の前まで運んでくれ》

「はい?」

レイピア4《えっと、少佐?それは一体どのような……》

坂本《すまんが説明は後だ、急げ!》

「はい!」

リーネ《坂本少佐!あの技は1日一回迄ってミーナ中佐が……》

ペリーヌ《そうですわ少佐!少佐のお身体にもしもの事かあったら》

芳佳《私たちはみんなにどんな顔で会えば良いんですか》

坂本《大丈夫だ、魔法力なら問題ない、さっき私も十分に休息を取ったからな、それに》

坂本《こちらに来てからやけに調子が良いんだ、後1発は行ける》

坂本《ここで奴を通す訳にはいかない、あの街に住む人達の為にもな》

坂本《勿論、ちゃんと自分で飛んで戻って来るつもりだ、それを含めて『問題ない』と言っている》

芳佳《坂本さん……》

リーネ《少佐……》

ペリーヌ《少佐……分かりましたわ、ただ、くれぐれも無理をなさらぬようお願い致します》

坂本《ああ!了解した!》

レイピア4《……使える》ボソッ

こういうの(女の子同士)が大好きなお姉ちゃんは今みたいなのは大好物、あまりに好き過ぎてそういう本まで書いちゃうくらい。

短いですが今回はここまで。

一昨日にかなり投下出来たので今回分が少なくなってしまいました。

乙華麗
お姉ちゃんのキャラが誰よりも立ってるだと……


少佐殿はやっぱアレやるのか、まぁ困った時に大活躍だしね
レイピア4……。駄目だこいつ、早く何とかしないと……。こいつのってやっぱR-18の薄い本か?

期待
暴徒鎮圧もといクーデター鎮圧に定評のあるフェニックスさんの出番はまだですか

皆さんレスサンクスです!

>>123

取り敢えず一人は現代ならではのウィッチを作ってみようと思ったらこの有様だよ。

>>124

R18「も」書いてる、書きたいモノを書きたい時に書く、そんなスタンス。

勿論メビウスには「そういうの」は見せてないし隠してる、でもバレバレ。

>>125

さて、どこで何をしてるんでしょうねぇ、フェニックスは。

では、これより投下します。

そうこうしてる内に敵機に追い付いた。

もうニューフォート島は目の前、追い越すなら最短距離を最速で抜けないと間に合わない。

でもあまり敵機の近くを飛ぶと攻撃を受けてしまう。
私が迂回するか、シールドで弾幕を突っ切るか悩んでいると……

坂本《メビウス1、奴を抜く時は下から行け》

坂本《奴は機体の下部に爆弾投下用のハッチがあるせいか、下側への弾幕が薄い》

坂本少佐がアドバイスをくれた、爆撃機型は下の弾幕が薄いなんて初めて聞いた!
しかもそれはこの場に居た501以外の全員が知らなかった事だった。

それもそのはず、戦闘機で攻撃する場合は普通前後から仕掛けるから。

いくら爆撃機が大きくて遅いといっても、上下から攻撃するには速すぎるし。

というわけで、私達は敵機の下から追い越しに掛かる。

「ホントだ、弾幕が薄い!」

シールドを張ってそのまま敵機のすぐ真下を突っ切る!

《よし、見事だ、メビウス1》

私達はシールドにすらほとんど被弾しないでネウロイを追い越すことに成功した。

《ここまで来れば十分だろう、後は私に任せてくれ》

坂本少佐が離れられる様に私は減速、時速800㎞を切った辺りで坂本少佐は手を放した。

そして坂本少佐は背中に背負った物に手を伸ばし、『それ』を抜いた。





「刀……ですか?」

《ああ、これが私の切り札、『烈風丸』だ》

烈風丸からは目に見えるほどの強い魔力が出ていた。

「もしかしてそれって……」

《ああ、私が己の魔法力を直接打ち込んだ『魔剣』だ》

魔剣、この場合は、作る時に刃に魔法を込められた剣を指す、昔は結構作られてたみたいだけど今はもう博物館とかじゃないと普通の人は見れないだろう。

そんな物を自分で作るなんて、本当にこの人たちは何者なんだろう?

でも私はそれ以上考えないことにした、なぜなら今は

「少佐、私がミサイルを撃ち込んで敵機のビーム砲を壊します!」

目の前の敵を倒さなきゃ!

坂本《分かった、頼むぞメビウス1》

坂本《スカイアイ、敵機の機首にミサイルを打ち込めば何秒くらいビームか撃てなくなるか分かるか?》

スカイアイ《直撃なら1分以上は撃てなくなる筈だ》
坂本《それだけあれば十分過ぎるな、では往くぞ!メビウス1!》

「はい!」

まずはわたしが先行して攻撃を引き付ける!

坂本《いいかメビウス1、後ろの事は気にするな、私には奴の攻撃なぞ擦りもせん》

坂本《お前はお前に出来る事をするんだ》

「わたしにできること……」

坂本《そうだ、そうすれば必ず勝てる》

「はい!!」

スカイアイ《二人共、そいつで最後だ》

スカイアイ《全力で叩き潰せ!》

「《了解!》」

わたし達は加速して敵機の真っ正面から接近、途中で飛んできたビームは勿論回避。

ギリギリまで接近してから……

「FOX2!」

撃つ!!

「いっけぇぇぇー!!」

ミサイルは真っ直ぐ飛んで行き敵機に突き刺さり機首を吹き飛ばす



スカイアイ《敵機のコアが露出》

後は……



坂本《任せろ!!》

少佐が敵機を斬るだけ!

しまった!!途中から投下してしまいましたOrz

>>126の前に入る筈だったやつをこれから投下します。

坂本《来たな、メビウス1》

坂本《よし、ある程度接近したら速度を合わせくれ》

「はい」

坂本《そしたら私がお前の機体に掴まるからそのまま奴の正面まで連れて行って欲しい》

「了解しました」

私は速度を合わせつつ、自分の出来る範囲で、少佐に素早く、かつ丁寧に機体を寄せる。

坂本《ほぅ、上手いじゃないか》

坂本少佐は私が機体を寄せると、私より更に素早く丁寧に近づいて来て、私の機体の左の主翼にしっかりと掴まった。

「ありがとうございます、それじゃあ、行きますよ!」

坂本《ああ、よろしく頼む》

私は少佐が居る分増えた左側の抵抗を調整しつつ加速を始めた。

坂本《ん?もしやお前の固有魔法は空気抵抗の操作か?》

「はい、だいたいそんな感じです」

坂本《やはりそうか》

「少佐、これから超音速飛行に入ります、ソニックブームによる衝撃に注意して下さい」

坂本《了解した、とにかくしっかり掴まって居れば良いんだろう?》

「はい」

私達はそのまま音速を突破、爆撃機の前に出るために最大推力で加速を続けつつ固有魔法で更に抵抗を減らす。

坂本《凄いものだな、これが音速の世界か》

「少佐はこれが初めての超音速飛行なんですか?」

坂本《まあな、それに、ジェット機に乗ったのもこれが初めてだな》

「えっと、少佐は空軍か海軍ですよね?」

坂本《私と宮藤は海軍だな》

おかしい、超音速戦闘機はともかくジェット機に乗った事が無いって。

坂本《ふふ、やはりジェット機に乗った事が無いのはおかしいか》

「い、いえっ!そんな事は!」

坂本《はっはっは!顔に書いているぞ!》

坂本《我々は少々面倒な理由でここに来てしまってな》

坂本《詳しい話はアイツを撃墜してからだ》

「了解!」



>>127へ続く

>>134の続き



その前にわたしはわざと敵機の近くを通りすぎて機銃を引き付けておく。

これで少佐は楽に敵機を────





スカイアイ《注意!敵コアに高エネルギー反応!》



えっ!?





スカイアイ《クソ!悪あがきか!》

直後、コアから直接ビームが放たれ坂本少佐へ────

「少佐!!」





坂本《その程度、読めぬと思うてか!》

少佐は烈風丸を構え正面からビームに突っ込む

坂本《はぁぁぁぁぁ!!》



「えっ!?」






ビームを……



「えぇ~~!?」



斬ってるぅぅぅ!?

ちなみに後でその様子をみんなに話したら

宮藤「坂本さんなら普通だよね~」

リーネ「う、うん……」

レイピア4「その話しkwsk」
ペリーヌ「坂本少佐ならその位当然ですわ、少佐の(ry」



坂本少佐がネウロイのビームを斬るのは割とよくある事らしい。

そしてビームを斬った少佐はそのまま



「烈!」



「風!」



「斬ぁぁぁぁん!!」



文字通りネウロイを『真っ二つ』にした。







スカイアイ《最後の敵機を撃墜!》

坂本《ふぅ────》

ネウロイを切り捨てた少佐は一度空中で停止、烈風丸を軽く一振りした後鞘に納めた。

《坂本さん(少佐)!!》

追い付いて来た芳佳ちゃん達が少佐の下に集まって来た。

ペリーヌ《少佐ぁ~!よくぞご無事でぇ~!!》

リーネ《少佐、魔法力は大丈夫ですか?》

坂本《ああ、かなり消耗したが、飛行に支障はなしだ》

芳佳《良かった~》

坂本(間違いない、魔法力が戻っている)

坂本(それも、全盛期だった頃とほぼ同じ位にまで)

ヴァイパー3《こちらヴァイパー隊、こちらも全部撃墜した》

スカイアイ《了解、よくやってくれた、お陰で上手くいった》

管制官《スカイアイへ、こちらアレンフォート、爆撃機の撃墜を確認》

管制官《撃墜したウィッチは誰だ?礼を言っといてくれ》

スカイアイ《だ、そうだ》
オメガ1《全く、俺らには何も無しかよ》

レイピア8《じゃああなた方には私達からお礼を言わせて頂きます》

坂本《なら、私達も礼を言わせて貰おう、ずっと敵護衛機と戦っていたのだろう》

ウィッチ全員《ありがとう(ございました)》

管制官《スカイアイへ、こちらアレンフォート、爆撃機の撃墜を確認》

管制官《撃墜したウィッチは誰だ?礼を言っといてくれ》

スカイアイ《だ、そうだ》
オメガ1《全く、俺らには何も無しかよ》

レイピア8《じゃああなた方には私達からお礼を言わせて頂きます》

坂本《なら、私達も礼を言わせて貰おう、ずっと敵護衛機と戦っていたのだろう》

ウィッチ全員《ありがとう(ございました)》

ヘイロー10《ハハッ、俺なんかが7人もの美女に礼を言われる日が来るとはな》
オメガ11《俺もだ》

オメガ1《お前は真っ先に落とされたろうが!!》

オメガ11《その前に2機撃墜した、俺にもその権利はある筈だ!!》

オメガ1《だったらその2~3回出撃する度に撃墜される癖を何とかしろ!!》

レイピア4《それは言えてるわね》

オメガ11《ガーンΣ( ̄□ ̄;)》

《あはははは!》

レイピア4《さて、今日のお仕事はこれでおしまい、お家に帰りましょう》

《了解!》

レイピア4《それと少佐》
坂本《あぁ、私達が何者なのか、話せる事は全て話そう》

スカイアイ《よし、作戦完了、全機、帰投せよ》

今日はここまで!

やっとミッション1終わった。


途中でお見苦しい所があってすいませんでしたm(_ _)m

という訳で今回は>>136からスタートです。

皆さんお久しぶりです。

遂に今月ストパン劇場版を観る事が出来ました!

ネウロイがいきなりカウンターマニューバして驚きましたよ。

今回は本編投下前にメビウス達の設定を投下します。

メビウス1

本名を設定してないのは>>1の脳内ではメビウス1自体が既に固有名詞と化していて良い名前が思いつかなかったので。


年齢15歳 身長160㎝ 少尉


容姿は青み掛かった黒髪で目つきはエイラタイプ、色は青、胸は多分エイラと同じくらい(芳佳談)

シルエットは静夏そっくりだけど顔と性格は別人。

使い魔は隼、空を飛ぶ事と可愛い物が大好きで8歳の頃から箒で空を飛んで小学校に通学していたという天才ウィッチ。

可愛いものを見つけると抱き心地チェックせずには居られない(無論例外あり)



空を飛ぶ仕事がしたい一心で航空ウィッチに志願、本来は実戦に出られる年齢ではないが、戦局の悪化に伴い実戦に借り出されてしまった。



もっさん曰く芳佳ほどでは無いがかなり高い魔法力を持ち、ハルトマン、エイラ、若本クラスの逸材らしい。

第118戦術航空隊メビウス隊の一番機。

しかしメビウス隊では一番の新人である。

なぜならメビウス隊に編入されたもっさんがどうせ私達はすぐに居なくなるからと辞退してしまったから。

固有魔法はハルトマンと同系統の気圧操作だが、メビウスは出力が小さい分魔法力の消費も小さく細かい制御を得意としている、その為戦闘中は機体の旋回性や安定性を強化する為に使用している、しかしまだまだ訓練不足な為詰めが甘く暴発する事がある。







レイピア4

メビウス隊レイピア小隊隊長

身長168㎝ 17歳 中尉

髪は薄いブラウンのストレート、目付きは芳佳、リーネタイプ、色は濃いブラウン、胸はリーネ並みにけしからんレベル(ペリーヌ談)
メビウス1の幼なじみで彼女とは姉妹同然の関係、彼女も養成学校を繰り上げ卒業させられたウィッチの1人である。

重度の二次オタで度々どこかで聞いた様なセリフを口走る。
かわいい女の子が大好物、かわいい女の子を見るとセクハラせずには居られない。
メビウス1に英才教育を施し(ガチで)自分の嫁しようと企んでいる。

実は薄い本作家で業界ではかなりの有名人、特に女の子とメカの絵は驚異的な巧さ、現在は芳佳達をモデルにしたウィッチの薄い本を書こうと暗躍している。

長時間画面や机にむかう際は目を保護する魔法が掛けられた眼鏡(度なし)をかけて作業に当たっている。

空戦の腕は確かでレイピア8とのロッテで堅実かつ確実に戦果を上げている。





レイピア8

レイピア小隊二番機

17歳 165㎝ 小尉

髪は濃いブラウンで若干癖っ毛気味のショートカット、目付きはサーニャ、シャーリータイプ、色は黒。

胸は「私が頑張ってるのにメビウスちゃんより小さいのはおかしい」(レイピア4談)

レイピア4と同期でこれまた重度の戦闘機マニア。

勿論ストライカーユニットにも興味津々。

軍用機に関する知識が異常に豊富でその気になれば一晩中語り続けられると豪語する程である。

普段はあまり喋らないのでスイッチが入った時とのギャップが凄い。

日夜レイピア4のセクハラの脅威に晒されており実は既に貞操を奪われている

アレンフォート飛行場 格納庫前



整備士「では、この機体は私達が責任を持ってお預かりします」

坂本「ああ、よろしく頼む」

芳佳「やっと人の居るとこに来れたね~」

リーネ「うん、これでひとまず安心だね」

ペリーヌ「恐らく拘束される心配は無いでしょうし、次はあちらとの情報交換ですわね」

坂本「では、ここの司令と話を……」

「貴女が坂本少佐ですか?」

坂本「そうですが、貴方は?」

「あぁ、失礼、私はここの基地司令をやっているものです」

坂本「!失礼しました」ビシッ
芳リペ「!」ビシッ

司令「先程は有り難うございました、お陰様で我々は先ほどの空襲をほぼ無傷で切り抜ける事が出来ました。」スッ

坂本「わざわざ来て頂けるとは、今こちらから伺う所でした」ギュッ

坂本「第501統合戦闘航空団 ストライクウィッチーズ、坂本美緒少佐です、こちらこそ我々を受け入れて頂き、感謝します」

司令「いやいや、貴女がたは我々の命の恩人ですから、そのお礼位はさせて頂きたい」

坂本「なら、そのお言葉に甘えさせて頂きます」

坂本「それから、今後の事に付いてですが、その事もあって、こちらから伺おうと思っていました」

司令「やはり、何か訳ありでしたか、貴女方の制服や機材は、私達には見覚えの無い物が多い様ですからな」

「失礼します」

司令「改めて紹介しよう、うちのウィッチとパイロット達だ」

レイピア4「ストライクウィッチーズの皆さん改めてまして、レイピア隊隊長、レイピア4、階級は中尉です」

レイピア8「同じく、レイピア8です、階級は少尉です」

メビウス「メビウス隊一番機のメビウス1、私も、階級は少尉です」

ヴァイパー3「ヴァイパー隊隊長、ヴァイパー3です」

ヘイロー2「ヘイロー隊隊長ヘイロー2です」

オメガ1「オメガ隊隊長、オメガ1です」

オメガ11「オメガ隊2番機、オメガ11、人は俺を、不死身の11番と呼ぶぜ!」

オメガ1「何回撃墜(おと)されても死なないからな」

オメガ11「ひでぇ、まだ4回しか撃墜されてねぇよ」

オメガ1「4回も撃墜されてもまた上がって来るようなヤツはお前くらいのものだよ」

坂本「はっはっは!まるで自己治癒の固有魔法を持ったウィッチみたいだな」

坂本「実際、戦闘で最も大切なのは生きて帰って来る事だからな」

オメガ1「しかしこいつは、いくら何でも撃墜され過ぎです!」

坂本「そうか?私の知ってるウィッチの中には機体トラブルとかで10回以上落ちてるのにいまだ飛び続けているヤツもいるぞ」

オメガ11「スゲェ、俺も負けられないな!」

オメガ1「そんな事て張り合わんでくれ!」

あはははは!

坂本「さて、次はこちらの番だな」

坂本「私は坂本美緒、第501統合戦闘航空団で戦闘隊長を務めている、階級は少佐だ、改めてよろしく頼む」

ペリーヌ「同じく、ペリーヌ・クロステルマンと申します、階級は中尉ですわ、以後、お見知り置きを」

リーネ「リネット・ビショップです、階級は曹長です、よろしくお願いします」

芳佳「宮藤芳佳です、階級は軍曹、改めてよろしくお願いします」



坂本「司令、早速ですが、我々の処遇と今後についてですが……」

司令「ああ、そうでしたね」
「では、早速私の部屋でその辺りを話し合うとしましょうか」

坂本「はい、お願いします」
会談中……






坂本「取り敢えず話しはついた」

坂本「まず最初に私達の世界とこの世界についてだが」

坂本「地理や国家は全く異なるが人種、言語、ウィッチの存在など一致している部分も多数有った」

坂本「ただウィッチの仕様や服装とかでかなりの差異があるようだな」

ペリーヌ「ええ、特にウィッチの魔法力の寿命はこちらの方がかなり長いとか」

メビウス「はい、こちらのウィッチは基本的に一度魔法力が発現したら事故や病気以外で魔法力を失う事はありません」

メビウス「魔法力の成長はそっちと殆ど一緒です」

メビウス「だから救急・医療とか軍人とか魔法を活かした職業を目指すウィッチはジュニアスクールを卒業したらそれぞれの専門学校に進学して18歳で卒業してそのまま就職します」

メビウス「ただ年を取るとだんだん衰えていきますね」

レイピア4「でも体と一緒で鍛えれば維持出来るから問題ないわ」

レイピア4「だから子供を何人産んでも鍛え直せば前線に復帰可能よ」

レイピア4「まぁ、そんな物好き滅多に居ないんですけどね……」

坂本「ところで見たところメビウスは15歳くらいに見えるが?」

メビウス「はい、え~と、わたしたちは途中で卒業する事になったんです……」

レイピア4「所謂戦局の悪化ってやつね」

レイピア8「まぁ劣勢に立たされた所がよくやる事ですね」

坂本「そうか……、すまんな、余計な事を聞いてしまったな」

メビウス「いえ、いいんです、わたしたちだって戦う前に負けるのは嫌でしたから」

坂本「次は服装だ」

芳佳「私達はこっちだとズボンを履いて無いことになるらしいです」

レイピア4「まぁ、少佐と宮藤さんは水着だし、ペリーヌさんは黒スト穿いてるから(まだ)良いとして」

レイピア4「問題は……」チラッ
リーネ「うう……///」

レイピア4(この子だけパンツ丸出しなのよね……)

レイピア4「何て素晴ら…いえ、ものすごい世界なの!!」クワッ!

レイピア8「4、本音が漏れてる」ズビシ!

レイピア4「オウフ!」

レイピア4「すまなかった8、おれはしょうきにもどった」

メビウス「整備士さん達にストライカーを預ける時もみんな目のやり場に困ってましたね……」

リーネ「ううう……」モジモジ

レイピア4(OH! シャツの裾を引っ張ってパンツ隠してるわ)

レイピア4(しかし、それだとまるで……)

芳佳「リーネちゃんそれだと何も穿いて無い様に見えるよ」

リーネ「ええっ!!」ガァン!

メビウス(わたしは可愛かったら何でもいいんだけどね)

メビウス「リネットさん、後でわたし達のスカート貸してあげるから」ナデナデ

リーネ「うん……、ありがとう、後、私のことはリーネでいいよメビウスちゃん」

メビウス「分かったよ、リーネちゃん」

レイピア4(流石我が嫁、速くも二人目をゲットするとは)ウンウン

坂本「私達もこのままではよろしく無いらしいので、私達の制服に合わせた長ズボンとスカートを用意して貰う事になった」

坂本「最も、私はこのままでも全く問題ないがな!」ハッハッハ

坂本「後、私の魔法力が復活した理由はレイピア4が立てた仮説によると」

レイピア4「恐らくこの世界は501の皆さんの事をこの世界のウィッチだと勘違いしてるのではないでしょうか」

レイピア4「私達は魔法力の寿命以外能力的には全く一緒と言い切れますからね」

レイピア4「だからこの世界が皆さんをこの世界のウィッチだと思い込んでも不思議じゃあないと思います」

坂本「よくわからんがそういう事らしい」

坂本「次は私達の処遇に付いてだが」

坂本「結果から言うと、私達ストライクウィッチーズは、元の世界に帰る方法が見つかるまで、メビウス隊としてISAFに所属してネウロイと戦う事になった」

坂本「この世界のネウロイを倒し続ければ、私達がこの世界に連れて来られた理由が分かる筈だ」

芳佳「私達をこの世界に連れて来たのはネウロイだから、ですね?」

坂本「そういう事だ」

坂本「それと、私達をこちらに連れて来たネウロイはこちらのMiG-15という機体が元になっている事が判明した」

芳佳「私達の世界ではたぶん未来のオラーシャが造ってるストライカーになるんですよね」

坂本「うむ」

芳佳「その場でペリーヌさんが絵を書いて見せたらレイピア8さんがものすごい速さで断定してくれました」

レイピア4「あの時の8は間違いなく光速を超えていたわね」

レイピア8「あれくらい雑作も有りませんよ」フッ

坂本「しかし見事だったな、まだペリーヌが描き終わってなかったのにな」

レイピア4「まぁ、この子は戦闘機が好きすぎて軍に入っちゃったほどの筋金入りですから」

坂本「次は何故私達がメビウス隊に所属する事になったかだ」

坂本「私達が異世人だという事が知れ渡ったら何かと都合が悪いからだ」

ペリーヌ「アレンフォートの皆さんはともかく、現状でISAF全体を無条件で信頼する訳には参りませんものね」

坂本「それに、コールサインが必要になってしまったからな」

ペリーヌ「ということですわ」

坂本「それから今後の作戦では、ウィッチ用の戦闘機で作戦に参加する」

リーネ「火力はともかく、巡行速度や航続距離がぜんぜん足りないのでそうなりました」

坂本「戦場までずっと戦闘機に掴まって行くのは流石に無理だからな」

リーネ「機体はアレンフォートの司令さんが手配してくれる事になりました」

坂本「作戦によっては、ストライカーでの出撃も十分にあり得るがな」

司令「という訳でアレンフォートで機種転換訓練を受けて頂きます」

司令「ISAFは現在ネウロイへの反抗作戦に向けて戦力を再編中ですので、当分は付近の哨戒と防空任務のみ行う事にになるでしょう」

司令「幸い、教官と練習機はすぐに送ってくれるそうなので、2~3日程で訓練を始められる筈」

坂本「すいません、色々と無理を聞いて頂いて」

司令「構いませんよ、一時的とはいえ、貴女方みたいな経験豊富なウィッチが4人も来て下さったのですから」

司令「オーシアやユークからの支援物資として本島に届いた機体を少し多めに回して貰うだけですよ」

司令「まぁ、彼らのお古でしょうけどね」

司令「それでは今日はここまでにしておきましょうか」

坂本「はい」

司令「貴女方の部屋も手配しておきました、うちのウィッチに案内させますので」

坂本「本当にに何から何までありがとうございます」

司令「ではまた明日にでも」

坂本「はい、それでは失礼します」





レイピア4(ふふふ……)

レイピア4(私好みの可愛い女の子が一気に増えた……)

レイピア4(ひんぬーきょぬーに男前にお嬢に嫁……)

レイピア4(これだけとんがったキャラが揃えば後10年は闘えるわ!)ドーン!

芳もリペメ「?」

レイピア8(4、少し自重して欲しい)ハァ

レイピア4(何言ってるの、絶賛自重中よ)

レイピア8「それでは少佐、私達が宿舎までご案内します」(もういい、放置しよう)

坂本「頼む」


坂本「ああ、それとだな」

レイピア8「はい」

坂本「私達は今日から同じ部隊なんだ、もっと砕けた感じで構わんぞ」

レイピア8「あ、はい」

坂本「うむ」

メビウス「さっきはありがとね~芳佳ちゃん」ムギュッ

芳佳「わぷっ、く、苦しいよ、メビウスちゃん///」

メビウス「ごめんね、ちょっとテンション上がっちゃって……」

芳佳(でも抱きついたままなんだね……)

芳佳(しかしメビウスちゃん、なかなかのモノをお持ちですな)キラーン

坂本「はっはっは!、流石は宮藤だな、もう打ち解けるとはな」

芳佳「はい」

芳佳(何か一方的に懐かれた感じだけど)

ペリーヌ(異世界のウィッチすら虜にするとは……)
ペリーヌ(やはり扶桑の魔女は危険過ぎますわ!)

ぺレイ4(宮藤さん、恐ろしい子!!)

レイピア4「ところで少佐、この際ついでに他の施設も見て回っては?」(ネタGETのチャンス!)

坂本「ふむ、それもそうだな、これから世話になる人達に挨拶回りもせねばな」
レイピア4「じゃあ取り敢えず近いとこから順番に行きましょうか」

坂本「ああ」

レイピア8「その前にリネットさんのスカートを用意すべきです!」

坂本「おお、そうだったな」
レイピア4「じゃあ、まずは宿舎へご案内します」

今回の投下はここまで。

次の出撃まではしばらくこんなノリで行きます。

後、前回の投下にレスして下さった皆さんサンクス!

ではまた次の投下で。

乙華麗!
確かに四人とも戦闘機に乗らなきゃやってけないよね
教官かぁ……いや、まさかな

オメガ11ってゲームじゃ結構渋い声だからキャラに違和感

4リメイクされないかな

乙だよ!

なんでだろう?いろいろと不安しかない……www

愛しのヴァイパー3たんの登場はまだかね?

皆さんレスサンクスです!!

>>176

エスコンスレに投下した短編はこの為の実験だったんだよね。

>>177

他の人のSSでも割とこんな感じなのでついやってしまいました。

>>178

全くもって同意見ですね。

>>179

喜んでいただいて何よりです、501同様空に上がればみんな目付きが変わります。

>>180

すいません次の出番まだ先ですね。



それでは今回の投下行きます。

宿舎 レイピア4の部屋



レイピア4「え~と……あった」ゴソゴソ

レイピア4「リーネちゃん、これ履いてみて」つミニスカ

リーネ「はい」イソイソ

リーネ「えっと、これで良いですか?」

メビウス「うん、バッチリ!!」

芳佳「うわ~、かわいいよリーネちゃん!」


坂本「ふむ、良いんじゃないか」

ペリーヌ「良くお似合いですわ」

レイピア8「これなら外を出歩いても問題ないでしょう」

レイピア4「流石は私ね、ときどき自分のセンスが恐ろしくなるわ」

レイピア4(でも私としてはちょっと、いや、かなり残念ね)

メビウス「かわいいかわいい」すりすり

リーネ「ひゃう!、んも~メビウスちゃんっ///」

芳佳「あっ、メビウスちゃんずる~い、私も~」すりすり

リーネ「んも~芳佳ちゃんまで~///」

レイピア4(百合展開キター!!(゜∀゜))

レイピア4(この光景、全力でこの目に焼き付ける!!)ヒャッハ-!

レイピア8「えっと、よろしいので……」

ペリーヌ「いつもの事ですわ」ヤレヤレ

坂本「別に構わん、個性を活かす事でウィッチの力を引き出すのが我々ウィッチーズの基本方針だからな」

レイピア8「は、はぁ……」(部隊内恋愛とかアリなんだろうか)

芳リーネメビ「あはは」イチャイチャ

レイピア4「ハアハア///」(今夜はこれでイこう)

レイピア8(4は私が止めるか)ハア……

しばらくお待ち下さい






メビウス「芳佳ちゃん、これなんかどうかな」つ紺ミニスカ

芳佳「うん、履いてみるね」イソイソ

芳佳「どうかな?」

メビウス「オッケーだよ、芳佳ちゃん!」

リレ4も「!?」

レイピア4(完全に普通のセーラー服ですありがとうございました)

坂本(いや、普通に良いんだ、だが……)

リーネ(もともと上下1セットだったみたいにぴったりなのに……)


リレ4も「この違和感はどこから来るの(だ)!」

坂本「奇遇だな2人共、私も何故か違和感しか感じないぞ」ハッハッハ

レイピア8(いや少佐のは違うんじゃ……)

レイピア4「なんかね、なんかね、宮藤さんが船に乗ってて、木の甲板をこう、シャーってモップ掃除してる画が浮かんで凄くイイ感じだんだけど!」

レイピア4「でもその時スカート履いてると何かおかしいの!」

坂本「そういえばあいつが赤城の甲板掃除を手伝ってた時一緒に掃除してた奴らも何か癒されるって言ってたな」

坂本「そいつらから貰ったラムネを一気のみする宮藤は実に生き生きしてたなぁ!」

レイピア4「あ、それ絵にして良いですか?」

リーネ「その絵、出来上がったら一枚下さい」

レイピア4「勿論!!」

ペレ8「はぁ……」

レイピア8「中尉も苦労されてるみたいですね」

ペリーヌ「もう慣れましたわ」

芳佳「ぴったりだよ!ありがとうメビウスちゃん」

メビウス「良かった~、それわたしが小学生の時穿いてたやつだからちょっと不安だったんだよね~」

芳佳「ええっ!?」ガーン!

芳佳「私ってこっちだと小学生並みなの……」ツルペッターン

メビウス「そ、そんなこと無いよ、わたしがそれ穿いて頃は芳佳ちゃんより背低かったかったし……」

レイピア4「まぁ、こっちも60年前はみんな背低かったしね」

芳佳「うーん確かに私の同級生はメビウスちゃんより低い人の方が多いけど……」

芳佳「でも私のお母さん坂本さんと同じくらい大きいンダヨネ……」アハハ

レイピア4「大丈夫よ、ちゃんと需要は有るから!」

レイピア8(需要って何の需要だ何の)

リーネ「芳佳ちゃんは今のままで良いんだよ、私は今のままの芳佳ちゃんがいいな」

芳佳「そうかな?」

リーネ「うん!」

メビウス「私も芳佳ちゃんは今のままが良い!」ダキッ

メビウス「だってこんなにかわいいんだもん」

リーネ「ね~」ムギュゥ

芳佳「苦しいよ2人とも///」(お父さん、私は今天国にイきそうです)

ペリーヌ(この辺りに居れば、巻き込まれる心配はありませんわね)コソコソ

レイピア4「ワッショイ!ワッショイ!」(そろそろ次に行かないとマズいかしら?)

レイピア8「本音と建前が逆転してるだろ」ガス!

レイピア4「ああん!///」ビクビク

坂本「次は私達か」

ペリーヌ「ですわね」

レイピア4「お二人にはこれなんかどうですか?」つ白い長ズボン青いタイトミニ

坂本「ふむ、悪くないな」

ペリーヌ「とっても良くお似合いですわ少佐!!」

坂本「お前も似合ってるぞペリーヌ」

ペリーヌ「はわ~!///」プシュー

ペリーヌ「あ、有り難き幸せですわ!!」(裏返り気味)

坂本「じゃあ、有り難く使わせて貰うぞレイピア4」

レイピア4「いえいえ、コレくらいお安い御用ですよ」(こちらこそ良いものをたっぷり見せていただきましたので)

坂本「う~む、だが少しゴワゴワするな」

坂本「まぁ、長ズボンを履くのは初めてだからな、すぐ慣れるか」

レイピア4(今さらっと衝撃発言したわよね?)

レイピア8(ああ)

ペリーヌ「しかしレイピアさん、貴方は何故こうも私達の服装に合わせた衣装を持ってるのかしら?」

坂本「全くだ、皆まるで元からそうだったかの様な風体だな」


レイピア4「たまたまですよ、たまたま」(ホントはコスプレ用)

レイピア8「では少佐、そろそろ次へ行きましょう」


坂本「そうだな、お前ら!そろそろ次に行くぞ!その辺にしとけ!」

芳リメ「は~い」



~廊下

坂本「ん?この荷物は」

メビウス「あ、わたしのです」

レイピア4「さっき届いたばかりみたいね」

坂本「随分多いな」

メビウス「これでもだいぶ減らしたんですよ~」

坂本「中身は?」

メビウス「ぬいぐるみです」ジー

メビウス「はい」つナムコキャラのぬいぐるみ

芳佳「あ、可愛い」

レイピア4「乙女の嗜みといった所ですね」ウンウン

坂本「ふむ、確かに501でも荷物の多い奴は居たな」

坂本「で、私達の部屋はどこだ?」

レイピア4「こちらですね」ガチャ

坂本「結構広いな」

レイピア4「トイレと洗面所は各部屋に有りますがシャワー室は共同になってます」

坂本「風呂は無いのか?」

レイピア4「残念ながら……」

坂本「そうか……それは残念だな」

レイピア4「それと、空きが3部屋しか無いので誰か2人相部屋になってしまうのですが……」

芳佳「じゃあ私、リーネちゃんと相部屋が良いです!」

リーネ「私もそれでお願いします」

坂本「だ、そうだ」

レイピア4「じゃあそれで申請しときますね」(やっぱりこの2人デキてるのね!)ヒャッハ-!

メビウス「お姉ちゃん、わたしは?」

レイピア4「メビウスちゃんは私と相部屋にしたわ」

メビウス「じゃあ久しぶりに一緒に寝れるね」

レイピア4「そうね」フフッ

レイピア8(4!貴女まさか!)ツンツン

レイピア4(さぁ?何の事かしら?)

レイピア8(こいつ絶対ヤル気だ)

ペリーヌ「し、少佐、わわ、私達も相部屋にしてはいかがでこざいますでしょうか?」

坂本「何故だ?ペリーヌ」

ペリーヌ「は、はい、この部屋は手ぶらの私達には少々広すぎるかと……」

ペリーヌ「それに、メビウスさんの持物がレイピアさんの部屋には収まるとは思えません」

レイピア8「それは名案ですね!そうですそうしましょう!!」

レイピア4「いや、頑張ればなんとか……」

レイピア8「無理!」

レイピア8「既に4の私物は部屋からはみ出しつつあるじゃないか!」

レイピア8「一昨日なんて「隣の部屋も使えないかしら~」とか言ってたのを私は覚えてるぞ!」

レイピア4「えーそんな事言ってたかしら~?」

メビウス「う~んやっぱり私別の部屋にするね」

レイピア4「え?」







レイピア4「ええっ!?」

レイピア4「じゃあ、じゃじゃじゃじゃじゃあせめて、せめて寝る時だけでm」

ビス!!

レイピア4「ぐふっ」バタッ

メビウス「お姉ちゃん!!」

レイピア8「4、往生際が悪いな」フゥー

リーネ「えっと……大丈夫ですか?」

レイピア8「大丈夫、気絶させただけだ、すぐに復活する」

レイピア8「では、部屋割りはこれでよろしいですね」

坂本「あ、あぁ……」

メビウス「お姉ちゃん、大丈夫かなぁ?」

芳佳「私が治療しようか?」

メビウス「芳佳ちゃんが?」

芳佳「うん、私の固有魔法は治癒魔法なんだ」

メビウス「へぇ~」

レイピア8「いや、その時はペリーヌ中尉の電撃でトドメを」

ペリーヌ「私のトネールは電気椅子ではありませんわ!!」

レイピア8「冗談ですよ」

レイピア8「半分くらい……」ボソッ

芳リぺ(半分は本気だったんだ……)

レイピア8「それでは、次は何処へ行きましょうか?」

坂本「なら格納庫で頼む」

レイピア8「了解です」

レイピア4「こっちです」

芳リもペ(ホントに復活した……)



今日の投下はここまで。

スカート穿いた宮藤に違和感のくだりは自分がピクシブでそんな絵を見た時に違和感を覚えたから。

因みに甲板掃除は劇場版から引っ張って来ました。

乙華麗!
つまり重ね履きウィッチが最強ってことか

ついでに支援、もしかしたらこれかな
http://mup.vip2ch.com/dl?f=33008

>>204

その絵じゃないけど大体そんな感じ、勿論下はスク水のままだけど。

一応自分が見た絵をもう一度探したけどもうだいぶ前だったからか見つからんかったorz



志村!酉酉!

あれは女学生の制服のセーラー服じゃなく海軍の軍服としてのセーラー服がモチーフだから
宮藤にはスカートじゃなく東方のムラサみたいな半ズボンのほうがいいと思う

乙!

だんだん4が主人公な気がしてきた……www

>>206

はい、ミスりました。

なので酉変えます。


>>207

いやぁ、芳佳ちゃんは半ズボン枠じゃないとレイピア姉さんがおっしゃっておりまして。

>>208

現状でボケ&セクハラ要員を一手に引き受けてもらってるのでその弊害ですかね。

今回は特別編、本編との関連はゼロ、っていうかエスコン要素もゼロです。

途中の画像は最後にまとめて見ると楽かも。

「「リーネちゃ~ん」」

リーネ「なぁに?芳佳ちゃ……」

リーネ「!!」

リーネ「芳佳ちゃんが二人!?」

http://mup.vip2ch.com/mdl.php?img=33452

芳佳(フィグマ)「えへへ、遂にAGPの私も出たんだよ~」

芳佳(AGP)「よろしくね~」

リーネ「う、うん……よろしく」

リーネ「それで、今日は何するの?」

芳佳A「えっとね、>>1がせっかく両方買ったんだから比較SSを書こう、と思ったんだって」

リーネ「そんな事してる暇があったら少しでも本編進めればいいのにね」

芳佳F「まったくだよね~」

芳佳F「じゃあ、そろそろ始めよっか」

芳佳Aリーネ「は~い」

芳佳F「まずは二人で並んで大きさを比べてみよう」

芳佳A「うん、この辺でいい?」

リーネ「いいよ~」

芳佳F「どう?リーネちゃん」

http://mup.vip2ch.com/mdl.php?img=33453
フィグマの方が前に立ってる様に見えますが、ちゃんと横一線に立たせてます。

リーネ「フィグマの芳佳ちゃんの方がほんの少しだけ大きいかな?」

リーネ「後フィグマの芳佳ちゃんの方がお肌が綺麗だね、体型もより女の子っぽいかな」

芳佳A「がーん……」



芳佳A「じゃあ次は可動で勝負!」

芳佳F「受けて立つよ!」

リーネ「二人共限界まで肘と膝を曲げて脚もギリギリまで上げてみて」

芳佳F「オッケーだよ」

芳佳A「こっちもいいよ~」

http://mup.vip2ch.com/mdl.php?img=33454


リーネ「う~ん、可動もフィグマ芳佳ちゃんの勝ちかな」

芳佳A「うわ~肘と膝の可動範囲がぜんぜん違う」

芳佳F「でも脚はAGPの方が上がってる感じかな?」

リーネ「そうかも」

後AGPは腰が抜け易いのがマイナス、バンダイだから今後改善される可能性は充分有るけど。

リーネ「首、手首、足首の可動もフィグマの方が動くね」

芳佳A「うう……いいとこ無しかぁ……」

芳佳F「でも私は尻尾の受けがすぐにすり減って抜けやすくなるんだよね」

芳佳A「そうなんだ、私はどうなのかな?」

芳佳F「う~ん私よりは保ちそうかなぁ?」ジー

リーネ「もう少ししてみないと分からないね」ジーッ

芳佳A「うう、恥ずかしい///」



リーネ「次はストライカーの大きさだね」

芳佳FA「「オッケー」」ゴトゴトゴト


http://mup.vip2ch.com/mdl.php?img=33455
比較用にスピットも並べて見ました

芳佳F「やっぱり震電はおっきいね」

リーネ「長さはスピットと同じだけど主翼がおっきいからボリュームがあるね」

芳佳A「でしょ~」エッヘン



芳佳F「じゃあそろそろ本題に入ろうか」

リーネ「フィグマの芳佳ちゃんはAGPの震電を履けるか?だね」

芳佳A「もしかして私ってその為に買われたの?」

芳佳F「>>1はそのつもりだったらしいよ」

芳佳A「ええ~……」



芳佳F「というわけで履いてみたよ!」

http://mup.vip2ch.com/mdl.php?img=33456

芳佳F「やっぱり震電はおっきいね」

リーネ「長さはスピットと同じだけど主翼がおっきいからボリュームがあるね」

芳佳A「でしょ~」エッヘン



芳佳F「じゃあそろそろ本題に入ろうか」

リーネ「フィグマの芳佳ちゃんはAGPの震電を履けるか?だね」

芳佳A「もしかして私ってその為に買われたの?」

芳佳F「>>1はそのつもりだったらしいよ」

芳佳A「ええ~……」



芳佳F「というわけで履いてみたよ!」

http://mup.vip2ch.com/mdl.php?img=33456

芳Aリーネ「おお~」パチパチ

芳佳A「履き心地はどうかな?」

芳佳F「ちょっと緩いけど後はすごく良いよ~」

リーネ「じゃあ逆は?」

芳佳A「ストライカーの接続部分が太過ぎて入らなかった」

芳佳F「やっぱり……」



リーネ「そういえば銃はどうなのかな?」

芳佳FA「じゃあこっちも並べてみよう」ゴト

http://mup.vip2ch.com/mdl.php?img=33457




芳佳A「えっと、上が私のだから……」

芳佳F「私の負けかぁ……」

芳佳A「やった!」

リーネ「ストックやグリップのサイズはほとんど一緒だけど銃身やマガジンが一回りくらい大きいです」

リーネ「後AGPの手は人差し指以外の指が手のひらと繋がっているので持てる物がかなり限定されます」

芳佳A「いろいろ試してみたけどドムトロの80マシくらいグリップ細い銃じゃないと持てなかったよ……」

http://mup.vip2ch.com/mdl.php?img=33462

リーネ「その分頑丈で保持力も落ちにくいとも言えます」



リーネ「最後はフィグマ芳佳ちゃんをAGPでパワーアップ」

芳佳A「どぞ~」

http://mup.vip2ch.com/mdl.php?img=33458

芳佳F「どうかな?」

芳Aリーネ「カッコいい!!」
佳A「ポージングはダブルマシンガンの第一人者、バルクホルンさんの某フィギュアをモデルにしてみました」

リーネ「他のフィギュアやプラモの武器や小物を持たせるのは>>1のイチオシの遊び方だそうです」

芳佳F「因みに>>1は真っ先にガーベラストレートを私に持たせたよ」

芳佳A「スゴい人はガンプラのパーツで俺MS少女を作っちゃう事も」

芳佳F「>>1はチキンだから失敗するのが怖いからノーリスクで出来る組み換えしかしないんだけどね」

リーネ「因みに来月の坂本少佐の烈風丸を持たせれば二期12話、10月のエイラさんかバルクホルン大尉のMG42なら劇場版を再現できますよ」




芳佳FAリーネ「まとめ」

芳佳A「フィグマが神過ぎて辛い」

芳佳F「フィグマ持ってる人も拡張パーツとして使えるよ!」

リーネ「発売ペースはAGPの方が早そうだし最初の方はフィグマと被らない様に出して来るはずだから手っ取り早く全員揃えたいならアリかな」



おまけ

芳佳F「じゃあそろそろ」

芳佳A「お約束の」

芳佳FA「「おさわりターイム!!」」

リーネ「!!」ビクッ

http://mup.vip2ch.com/mdl.php?img=33459

芳佳FA「いっただきまーす!!」ルパンダ-イヴ

リーネ「いやぁぁぁぁ!!」ヴゥゥゥゥゥゥン!!

http://mup.vip2ch.com/mdl.php?img=33460



しゅうぅぅぅぅぅ

http://mup.vip2ch.com/mdl.php?img=33461

リーネ「芳佳ちゃんなんてもう知らない!!」プイッ

芳佳A「」

芳佳F「む、胸念……」ガク





おわり

以上、スレタイ詐欺全開の特別編でした。

ほんの僅かでも参考にしていただければ幸いです。

乙華麗!
まあよくあるさ、パーツが欲しいために買っちゃうのとスレタイ詐欺は
武装のスケールって5号機のガトリング的にMG?なら陸ガンのマシンガンはグリップ細いし、滑り止めついてるから持てるかも

さてアルター1期エイラにケンプファーのバズ持たしてみるか

>>223

正解、MG G05のガトを無理やり持たせてる、フィグマは予備の手首と覚悟と根気があれば色々持てるよ。

後、本体が傷つかない様に気をつける事(体験談)。

皆さんこんばんは。

お盆に札幌で薄い本とボークスの宮藤仕入れて来ました。

今夜は格納庫でレイピア8が本領を発揮します。

~格納庫~

レイピア4「班長~501の皆さんをお連れしましたよ~!」

班長「ほいほーい、ちょっと待っててくれ~!」

坂本「ふむ、中の機体が大きいだけあってやはり広いな」

ペリーヌ「でも結構空きがありますわね」

芳佳「ホントだ、半分くらい空いてる」

リーネ「他の機体は隣の格納庫ですか?」

レイピア8「ああ、ここはウィッチ用の格納庫だからな、今は私と4とメビウスの機体と、私達の予備機の4機しか無いんだ」

班長「どうも、お待たせしました」

坂本「仕事中にすまんな」

班長「いえ、お待ちしておりました」

班長「取り敢えず皆さんの機体はざっと見させていただきました」

坂本「じゃあ早速だが、単刀直入に言わせて貰うが」

坂本「ここの設備で私達の機体、ストライカーユニットの整備は可能か?」

レイピア8「ストライカーユニット!?」

レイピア8「やはりこれはそうだったのか……」

メビウス「へ~、これってストライカーユニットっていうんだ~」

レイピア4(まぁ、普通はメビウスちゃんみたいなリアクションよね)

レイピア4(っていうかなんで8は知ってるのかしら?)

班長「結論から言わせていただきますと、ある程度の整備は可能です」

坂本「どの程度までだ」

班長「現状では外装のみですが、魔導エンジンの構造とパーツの規格は全く同じといっていいので内部のパーツまでならメーカーに特注すれば調達出来そうですね」

坂本「ふむ、ならばエンジン交換以外はほぼ可能という事でいいのか?」

班長「まぁ、そうですが、予備パーツが揃うまでは無理はしない方が無難かと」
坂本「分かった」

芳佳「じゃあ、その間はストライカーは使わないんですか?」

坂本「戦闘ではな」

芳佳「他の使い道ってあるんですか?」

坂本「取り敢えず付近の哨戒で飛ばす」

坂本「週一回くらいはストライカーで飛ばんと腕が鈍ってしまうからな」

ペリーヌ「ロマーニャに帰った時にすぐに戦える様にですわね」

坂本「そうだ、それと、もう一つ有るぞ」

リーネ「もう一つ、ですか?」

坂本「そうだな……よし宮藤」

芳佳「え、私ですか?」

坂本「何だか分かるか?」

芳佳「え~……、え~っと」

芳佳「分かりません!!」

もっさん以外「ズコーッッ!!」

レイピア4「はい、定番のボケいただきましたー」

ペリーヌ「宮藤さん!」

坂本「まぁ、宮藤は知らなくて当然だがな」

坂本「まだ教えて無いからな!」

もっさん以外「再びズコーッッ!」

芳佳「坂本さんひどいです!」

坂本「すまんすまん」ハッハッハ!



坂本「じゃあ気を取り直してペリーヌ」

ペリーヌ「はい!!」

ペリーヌ「ストライカーを長い間動かさないでいると、魔導エンジン内部の潤滑油が切れてしまいますのよ」

ペリーヌ「宮藤さん、もしその状態でエンジンを回したら?」

芳佳「え~っと……」

芳佳「エンジンが回らなくなります!」

ペリーヌ「まぁ、大体そんな感じですわね」

ペリーヌ「大まかに説明しますと基本的に魔導エンジンは駆動する事で油が行き渡る仕組みになってますわ」

ペリーヌ「だから油が切れるともう一度油が行き渡るまで油無しで駆動せざる負えなくなりますわ」

ペリーヌ「そうするとエンジン内部に傷が付いて性能が落ちてしまう、という訳ですわ」

坂本「その通りだ、流石はペリーヌだな」

ペリーヌ「そんな、私なんてまだまだですわ///」

坂本「そして油が切れるのが大体1週間と言われている」

芳佳「それで、週1回はストライカーを飛ばさないといけないんですね」

坂本「そういう事だ」

メビウス「ねえねえこれってエンジンどこにあるのかな?」

レイピア4「普通に胴体の真ん中辺りじゃない?」

メビウス「え~そこには足が来るよ」

レイピア4「あー確かに、8、あなた、これ知ってるのよね、分かる?」

レイピア8「う~む、これは私が知ってる機体とはかなり違うから……」

レイピア8「胴体にエンジンが有ったら脚が入ならい、脚が入ったらエンジンが入らない……」

レイピア8「うん、分からない!」

レイピア4「じゃあ少佐に聞きに行きましょう」

メビウス「お~!」

班長「しかし、このエンジンと脚の収納方法は秀逸ですなぁ」

坂本「はい、この機構のおかげでネウロイと渡り合える様になりました」

メビウス「少佐~」

坂本「どうした?メビウス」

メビウス「これって、中に魔導エンジン入ってるんですよね?」

坂本「そうだが?」

レイピア8「脚は何処へ?」

坂本「あぁ、脚は魔法で別の次元に移動させてるんだ」

メビウス「へ~」

レイピア8「その手があったか!」

レイピア4「コロンブスの卵ね」

坂本「試しに脚を入れて試してみると良い」

メビウス「は~い」ズボッ

シュイィィィン

メビウス「あ、ホントだ!」


メビウス「入った!」



レイピア4「ブフォ!!」

ペリーヌ「」ビチャ

リーネ「あぁ!レイピア4さんがいきなり鼻血を!」

芳佳「しかもペリーヌさんに直撃しちゃった!!」



レイピア4(いいいいいい今メビウスちゃんが挿入ったって)ダラダラダラダラ

レイピア8(これは4がメビウスに夜這いとか掛けても自爆で終わるな)

ペリーヌ「」ガクッ

芳リーネ「ペリーヌさ~ん!!」



しばらくお待ちください ポンポンポ-ン

ペリーヌ「全く……酷い目に合いましたわ……」キガエタ

レイピア4「ゴメン!メビウスちゃんがあまりにもすごく凄い事を言ったから耐えられなかったの!」

メビウス「わたしそんなに凄い事言ったかな?」

芳佳「言ってないよね?」

リーネ「うん」

レイピア8「4は変態だからな、何気ない一言でもトンでもない反応をする時がある」

も芳リ「?」

ペリーヌ(何となく分かってしまう自分が恐ろしい……)






坂本「で、この宮藤理論の実現によりストライカーユニットは一気に大出力、高速化が進んで、今では単機で大型ネウロイとも渡り合える機体も出てきたんだ」

芳佳「私の震電とかジェットストライカーですね」

レイピア8「震電!?」

レイピア8「ココココレ、震電なのか?」

芳佳「はい」

レイピア8「ふおぉぉぉぉ!!」

レイピア8「まさか、まさかこんな所で震電に逢えるとは……」ダバダバ

リーネ「あの、8さんの様子が……」(泣いてる!?)

レイピア4「あぁ、スイッチ入るとああなるのよ」

リーネ「伝説……ですか?」

レイピア4「ええ」

レイピア8「1939年から1946年までオーシア大陸で起きた五大湖ネウロイ戦争の最終決戦で巣の主だった巨大ネウロイをほとんど単機で撃墜して戦争を終わらせたんだ」

リーネ「一人でですか!?」

レイピア4「護衛のネウロイも沢山居たらしいんだけどそっちは一緒に参加した他のエースウィッチが引き受けたらしいわ」

レイピア8「しかし震電に乗ってたウィッチは詳しい記録とかは残って無いんだ」

芳佳「凄いなぁ……」

芳佳「私と私の震電もその人みたいになれるかな?」

リーネ「私は、芳佳ちゃんなら成れると思うな」

芳佳「リーネちゃん……」

レイピア4(木間市タワー!!)yes!

リーネ「でも、無理はしないでね」

リーネ「芳佳ちゃんか死んじゃったら私もみんなも絶対泣いちゃうよ」

芳佳「リーネちゃん!」

リーネ「芳佳ちゃん!」

ペリーヌ「ゴホン、お二人共、そろそろ先へ進んでもよろしいですか?」

芳リーネ「はーい」






レイピア8「……で、ジェットストライカーの開発もある程度まで進んでいると」

坂本「ああ、だが燃費が悪すぎて10分も保たないんだがな」

レイピア8「でもそれで飛んでネウロイを倒したのは凄いですね」

坂本「まぁ、履いてた奴も私の世界では1、2を争うエースだったからな」






ゲルト「ぶぇっくしょーん!!」

エーリカ「うわ!汚な」

ゲルト「すまん」






班長「しかしここまで来ると本当に戦闘機そのものですなぁ」

レイピア8「こっちでは宮藤理論に相当する機構が確立される前に終わってしまいましたからね」

坂本「ほう!、こっちにもストライカーがあったのか?」

レイピア8「1939年頃までベルカで開発が進められてましたがで施設がネウロイに襲撃されて開発中止に……」

坂本「向こうでは各国が宮藤式ストライカーをあらかた配備し終わった頃だな」
メビウス「ねえ芳佳ちゃん、宮藤式ってもしかして」

芳佳「うん私のお父さんが開発したんだ」

メビウス「へ~芳佳ちゃんもスゴいけど芳佳ちゃんのお父さんもスゴいんだね」

芳佳「え~私なんて全然凄く無いよ~」

芳佳「501の皆と比べたら私なんてまだまだだよ」

レイピア4「リーネちゃん、さっきのあなた達の働きはISAFではトップエース級なんだけど?」

リーネ「統合戦闘航空団って連合軍総司令部の直属で、隊員は各国のエースから選抜されるんです」

レイピア4(こっちならユージア全土とオーシア、ユーク、ベルカ、エメリアにエストバキア、ついでにオーレリアに、レサスかしら?)

レイピア4(まるで、ぼくのかんがえたさいきょうのぶたい、ね)

レイピア4(こっちでもそんな部隊が出来たら、どれだけ有難い事かしらね)

レイピア8「成る程、それで機体や服装がバラバラなのか」

リーネ「はい」

リーネ「はい」

レイピア8「じゃあ、リーネの機体は……」

リーネ「スピットファイアMk22です」

レイピア8「スピットの最終モデル!」

レイピア8「やっぱりグリフォンエンジンなのか?」

リーネ「はい、おかげでマスタングにも付いていける様になりました」

レイピア8「少佐、あなたの機体は?」

坂本「紫電改だ」

レイピア8「おお!」

坂本「正確には紫電53型、エンジンを新型に換装し、魔導過給機を追加したモデルだ」

レイピア4(試作機第2弾キター!!)

レイピア8「」

坂本「ん、どうした?」

レイピア8「あぁ、すいません、ちょっと意識が」

レイピア8「そっちの世界は凄いですね、53型まで配備されてるなんて」

レイピア8「震電同様こっちでは試作機止まりでした」
坂本「そうか、まぁこっちでも前線にはまだ殆ど出回ってないしな」

レイピア8「じゃあ少佐はどのようにこの機体を?」

坂本「私が一時本国に戻ってた時に丁度配備が始まってな」

坂本「前線に復帰する際に持たされたんだ」

レイピア8「持たされた?」

坂本「ああ、実は実際飛んでみるまでは余り良い印象がなかったんだ」

レイピア8「やっぱり重さですか?」

坂本「うむ、だがセッティングと私自身の身のこなしを少々見直したら見違えたな」

芳佳「ぶっつけ本番でものすごい数のネウロイのビームを全部避けたんですよ」

レイピア4「そんで烈風斬で真っ二つ?」

芳佳「はい!」



レイピア8「最後にペリーヌ中尉の機体は?」

ペリーヌ「私の機体はVG39bisですわ」

レイピア8「」バタッ

ペリーヌ「え、ちょっ、気絶するなんて酷いですわ!」

レイピア4「え~と……ごめんなさい、何処の国の機体かしら?」

ペリーヌ「あなた方のミラージュと同じ国ですわ!!」

レイピア4「という事は、8クラスの患者じゃないと知らない位のレア物なのね」

リーネ「……という事は試作機止まり……」

ペリーヌ「私が、私達が手塩にかけて造り上げた機体がこちらでは試作機止まりなんて……」ガッカリ

レイピア4「多分こっちでは試作機が完全した直後に敵襲で機体放棄ってオチに300ペリカ」

レイピア8「正解だ」ムクッ

レイピア4「マジ?」

レイピア8「マジだ」

芳佳「じゃあストライカーのVG39ってこっちのVG39と違って気絶するほど凄いんですか?」

レイピア8「凄いな」

レイピア8「こっちでは1940年の試作機だったがそっちでは1945年の各国の主力機と互角なんだぞ」

レイピア8「今で言うとラプターと真っ正面から殴り合える初期ミラージュだぞ!」

坂本「いや、そこまでの差は無いかもしれん」

坂本「実はガリアのVG39は開発が遅れてな」

坂本「前線に出回り始めたのはかなり後だから、その分だけ性能が上がっている筈だ」

レイピア8「でもガリアの主力機でマスタングとかFw190D9と渡り合えるんですよね?」

ペリーヌ「勿論ですわ!!」

ペリーヌ「実際に501でそれらの機体と飛んでいる私が保証しますわ」

レイピア8「なら充分凄いじゃないですか」

芳佳(その後も小一時間ぐらいレイピア8さんとの熱いトークは続いた……)



レイピア8「ふう」

レイピア4「気が済んだ?」

レイピア8「ああ、久しぶりに熱い一時を過ごせた」

坂本「では班長、私達の機体が届いたらそちらもお願いします」

班長「ああ、任せてくれ

坂本「では今日はこれで失礼します」

班長「おう、またな!」



今日はここまで、次でもうひとネタやってからストパン組をジェット機に乗せて飛ばす予定。

最後に前回の投下にレスして下さった皆さんサンクスです!!

えーと、今回の投下分をチェックしてたら新ネタが浮かんでしまい書いてたらこんな時間になってしまいました……。

無事完成したので寝落ち覚悟でそいつもまとめて投下したいと思います。

メビウス(その後は残りの施設を一通り回って、みんなで晩ご飯、その後はシャワータイム……)

メビウス(その時、事件は起きた……)




メビウス「じゃあ先に出てるね~」バタン

レイピア4「は~い」

レイピア4「……」

レイピア4(さてと……)

レイピア4「往くとしましょう……」ヒタヒタ

レイピア4(本日の8分の補給に)

レイピア4(それでは、御開帳~)

ガチャ











レイピア8「甘いわ!!」シャッ!(目潰し)

レイピア4「」スカッ

レイピア4「そっちは残像よ」ヌラッ

レイピア8(しまった!?後ろに付かれた!)

レイピア4「もうがまんできな~い!」グワァ

レイピア8「やめんか!!」ゴス!

レイピア4「なんの!今の私はその程度では止まらないわ~!!」(スーパーアーマー発動中)

レイピア8「放せ、放さんか」ジタバタ

レイピア4「今日は一段と活きが良いわね~、それじゃ、いただきま~す!」

レイピア8「」



「きゃぁぁぁぁぁ!!!」












廊下

リーネ「芳佳ちゃん、行っちゃダメぇぇぇ!」ガシッ

芳佳「放してぇ!リーネちゃん!絶対何かあったんだよ、助けに行かなきゃ!」ズルズル

リーネ(絶対に違う)ズルズル

リーネ(思いっきり顔に出てるよ芳佳ちゃん)

メビウス(お姉ちゃんのエネルギーが切れました……)

メビウス(もう、もうちょっと頑張れば私が補給してあげれたのに……)

ガチャッ

レイピア4「ふう……、良かったわ~」ツヤツヤ

レイピア8「(また)犯られた……」

芳佳「あー終わっちゃった……」ガクッ

リーネ「ほっ」パッ

メビウス「お姉ちゃん……」

レイピア4「何かしら」ツヤツヤ

メビウス「今夜行こうと思ったのに……」ボソッ

レイピア4「なん……だと……!?」






~メビウス部屋~


リーネ「お邪魔しま~す」

芳佳「よいしょ、っと」

メビウス「ゴメンね~、まだ全部片付いて無くて」

芳佳「これぐらい平気だよ」

リーネ「うん」

メビウス「ペリーヌ中尉は?」

芳佳「レイピア8さんとミラージュを見に行くって言ってた」

リーネ「ミラージュってガリア語だから、やっぱり気になるんだと思うな」

メビウス「そっか」



芳佳「わ~、ぬいぐるみが一杯ある」

メビウス「ふふ~んいいでしょ~」

芳佳「いいな~」

メビウス「あげないよ~」

芳佳「わかってるよ~」

あはははは!

リーネ「そういえばメビウスちゃんのぬいぐるみって変わった格好の子が多いよね?」

メビウス「その子達は昔のゲームキャラなんだ」

リーネ「ゲーム?」

メビウス「そっか、そっちはまだテレビもほとんど普及して無いんだっけ」

リーネ「うん、まだフィルムだよ」

メビウス「え~と、あれ」つPS2とテレビ

メビウス「この黒い箱がゲーム機で中にソフト、映写機に入れるフィルムみたいものかな?」ポチ

ホワーン

モン!

メビウス「で、このコントローラで遊ぶの」

芳リーネ「ほえ~」ボーゼン


芳佳「リーネちゃん!私達今スゴいものを見てる気がする!」

リーネ「うん、未来の技術はスゴいね!」

メビウス(980円で中古屋で買って来たゲームなんだけど……)

メビウス(こんなとこでも時代の差が出ちゃうのか~)

芳佳「あ!」

リーネ「何?芳佳ちゃん」

芳佳「これだ!私の夢にでて来た戦闘機はこれだよ!!」つラプター

リーネ「へ~かっこいいね」

メビウス「夢?」

芳佳「うん、ここに跳ばされる前に何回も見たんだ」

メビウス「予知夢?」

芳佳「多分ね」

リーネ「メビウスちゃん、機体選ぶ時にファントムとミラージュもあったけどラプターも実在するの?」

メビウス「あるよ~」

メビウス「でもオーシアの最新機種だからユージアには入って来ないかも」

芳佳「最新鋭、やっぱり強いの?」

メビウス「うん、今世界で一番強い戦闘機の内の1つだね」

メビウス「加速、旋回どっちもスゴいしステルス性もあって」

メビウス「なによりカッコいいし!!」

芳佳「メビウスちゃんはラプターが好きなんだね」

メビウス「うん!」

メビウス「だから、一度でいいからラプターで飛びたいんだ~」キラキラ

芳佳「だから、軍に入ったの?」

メビウス「いやぁ、さすがにそれだけじゃあ無いよ~」

芳佳「じゃあほかには?」

メビウス「わたしはね、小さい頃、ウィッチになったら絶対にやりたい事があったんだ」

「それはね、箒で空を飛ぶ事」

「だから、この子と契約した次の日から毎日ずっと練習したの」

「そのうちかなり遠くまで飛べるようになって、小学校まで飛んで行けるようになってからは箒で通学した時もあった」

リーネ「小学生から……」

芳佳「すご~い!私達なんて箒で飛べるようになったのはごく最近なのに!」

メビウス「え、そうなの?」
芳佳「うん」

メビウス「じゃあその辺もこっちと同じなのかなぁ?」

メビウス「こっちは車や飛行機が普及するするにつれて箒で飛ぶ人が減っていったんだよね」

リーネ「私たちの方もそうだよ」

乙華麗
また夜まで待ってる

メビウス「それでね、箒で飛んでると更にその上から飛行機に抜かれるんだよね」

「何度も抜かれるうちに、私ももっと速く、もっと高く飛びたくなっちゃった」

「でも箒じゃ無理だし、それに私の魔法を活かせる仕事といったらコレだ!と思ったんだ」

メビウス「それにみんなの役に立てるしね」

芳佳「なんだかシャーリーさんみたいだね」

メビウス「その人も飛ぶのが好きなの?」

芳佳「元はレーサーでとにかく誰よりも速くなるために航空歩兵になっちゃった人なんだ」

メビウス「へぇ~」

芳佳「勿論すごく強いし、優しいし、かっこよくて、おっきいんだよ」

メビウス「リーネちゃんより?」

芳佳「うん!」

メビウス「へぇ~リーネちゃんよりおっぱい大きいんだ~」

芳佳「うん!!」

芳佳「って何でそうなるの~」アセアセ

メビウス「だって芳佳ちゃんおっぱい星人でしょ~、自分よりおっきい人の胸元よく見てるし~」ニヤニヤ

芳佳「そんなこと無いって、ね、リーネちゃん?」

リーネ「う~ん、ワタシニハヨクワカラナイナー」フイッ

芳佳「えぇ~、何で目を逸らすのリーネちゃ~ん」




リーネ「そういえば、こっちはネウロイ以外とも戦うの?」

メビウス「その辺は大丈夫だよ~ウィッチは人間どうしの戦闘には参加しなくても良い様に国際法で決められてるから」

芳佳「そうなんだ」

メビウス「うん」

メビウス「芳佳ちゃん達は明日はどうするの?」

芳佳「練習機が使える様になるのは明後日らしいからとりあえず地上で基礎訓練だと思う」

メビウス「二人とも頑張ってね」

芳佳「多分メビウスちゃんも参加だよ」

メビウス「えっ?」








~格納庫~



レイピア8「今晩は」

ペリーヌ「今晩は」

班長「お、こんな遅くにどした?」

レイピア8「中尉が私の機体をじっくり見たいとおっしゃるので」

班長「いいぜ、中尉殿の気が済むまでしっかり見せてやんな」

レイピア8「はい」

班長「ほい、カギ、ちゃんと閉めといてくれよ」

レイピア8「ありがとうございます」

班長「ほんじゃな~」ノシ





ペリーヌ「これが、ミラージュ……」

レイピア8「ミラージュ2000C、ミラージュシリーズの最新モデルで、その名の通り2000年代の主力戦闘機となるべく開発された機体です」

ペリーヌ「この三角形の主翼は水平尾翼も兼ねているということでよろしくて?」

レイピア8「だいたいそんな感じですね」

レイピア8「デルタ翼といって、速度と搭載量に優れる半面、揚力が小さいので失速しやすく、離着陸に気を使うのが欠点ですね」

ペリーヌ「一撃翌離脱に特化した機体ということですわね」

レイピア8「そうですね、ただ2000は操縦系を電子制御化したりしてかなり改善されたらしいです」

ペリーヌ「らしい?」

レイピア8「私はミラージュはこれしか乗ったことが無いので」

ペリーヌ「そう、なら仕方ないですわね」



レイピア8「そういえばなぜミラージュなんですか?」

レイピア8「うちではこの機体が最新だからですか?」

ペリーヌ「ミラージュは私の国、ガリアの言葉で、蜃気楼……」

レイピア8「!」

ペリーヌ「私が今夜ここに連れて来て頂いたのはそれが全てですわ」

ペリーヌ「私はこの機体が何物なのか?それを見極めに来ましたのよ」

レイピア8「なるほど、中尉はこの機体が自分の国における未来の主力戦闘なのでは?と」

ペリーヌ「ご名答、ですわ」

レイピア8「中尉がそう思ったのならそうなのでしょう」

ペリーヌ「でも、ガリアは国土のほぼ全てをネウロイに……」

ペリーヌ「解放され、復興が始まったとはいえ、これほどの機体を量産出来るだけ国力を取り戻せるかどうか……」

ペリーヌ「今の私にはこの機体は、まさに蜃気楼そのもの……」

ペリーヌ「言うなれば、すぐ目の前にあるのに届かない未来の欠片……」

レイピア8「そうですかね」

レイピア8「私はそうは思いませんが」

ペリーヌ「随分と自信満々ですわね……」

レイピア8「まぁ、こっちもほとんど一緒でしたから」

ペリーヌ「こちらの国もネウロイに?」

レイピア8「はい」

ペリーヌ「そんな所まで似てなくても……」

レイピア8「そういえば、こちらでは復興の際こんな逸話がありました」

レイピア8「とある自動車メーカーの工場の壁の中や地中から開発中の試作車が出てきたんですよ」

ペリーヌ「!!」

レイピア8「その車はまだ走れるような状態では無く、持ち出す事が出来なかったんです」

レイピア8「だから隠し部屋を作ってそこに隠したそうです」

レイピア8「ガリアではどうでしたか?」

ペリーヌ「私も……」

ペリーヌ「都市の復興に従事している際、その話を新聞で見ましたわ」

ペリーヌ「その車、その後は?」

レイピア8「車は無事完成し、70年代までその国の国民の足として活躍、その後も生産され続け90年まで新車が買えました」

レイピア8「更に今でもこの車を好んで乗っている人は世界中に居ます」

ペリーヌ「私達の世界でもそうなるかしら?」

レイピア8「なりますよ、絶対に」

ペリーヌ「でしたら、早くこちらのネウロイを倒してロマーニャへ帰らないといけませんわね」クスッ

ペリーヌ「そしてその車が走る姿とミラージュが飛ぶ姿を見届けて見せますわ!」

レイピア8「その意気です、中尉」

レイピア8「というか、ペリーヌさんには旧型のミラージュが支給されると思いますよ」

ペリーヌ「!、その話の出どころは?」

レイピア8「司令がなるべく皆さんと相性の良さそうな機体を用意するって言ってましたから」

ペリーヌ「ここの司令殿ってもしかしてかなりの大物……」

レイピア8「らしいですよ」






メビウス「ねぇねぇペリーヌさんってお人形さんみたいでかわいいよね」

芳佳「うん、よくガリア人形みたいって言われてるよ」

芳佳「私は見たこと無いけどね……」

リーネ「私はガリア人形見たことあるよ、本当にペリーヌさんみたいで綺麗だったよ」

芳ウス「「へぇ~」」

リーネ「ガリアで復興作業中も町の人たちに指示を出しながらどんどん仕事をこなしていって凄くかっこ良かったんだよ」

芳佳「でもよくエイラさんやシャーリーさんにからかわれてるけどね」

メビウス「イジられ役、みたいな?」

芳佳「そう、それ!そんな感じ」

メビウス「よーし今度ペリーヌさんの抱きごこちチェックしてみようかな~」

メビウス「いきなり後ろからガバッて感じで」

メビウス「なんか良いリアクションしてくれそうだし♪」

芳佳「その時は私にも見せてね」

メビウス「もちろん♪」

リーネ(ペリーヌさんのポジションがどんどん501での定位置に……)






ペリーヌ「くしゅん!」

レイピア8「大丈夫ですか?」

ペリーヌ「ええ、大丈夫ですわ」

ペリーヌ「さて、用も済んだし帰りますわよ8さん」

レイピア8「了解です、中尉」

ペリーヌ「今日は付き合って頂いて、ありがとう8さん」ニコッ

レイピア8「!!」ドキーン!

レイピア8「こ、これくらい、お安い御用ですよ///」(か、かわいい……)

レイピア8(くそぅ、同性にときめくとは、4のせいか?4のせいなのか!)

ペリーヌ「どうなさったの、8さん?」

レイピア8「ふぇ?」

レイピア8「な、何でもありませんよ」

ペリーヌ「なら良いんですけど」

ペリーヌ「では、帰りましょうか」

レイピア8「はい」


今日の投下はここまで。 
ペリ犬さんがミラージュ見たらきっとこんな感じだと思います。



まだもっさんレイピア4編とか書いてあるけどそれは来週の半ば辺りに投下します。

それが終わったら501の機種転換訓練の一部始終をお送りします。

>>270

すまない、もう少し部隊間の交流を書いておこうと思ったら思ったより長引いてしまった。


再度乙
ペリーヌさんの元ネタさんは議員でバスプロ協会の会長さんだから、実際年齢的には導入に携われそう

乙、やっぱりPS2あるんだwww入っているのはエスコンだろうか?ってか何作目?まさか04とか?

今晩は、今日は寝落ち防止の為早目に始めます。

>>287

普通にメーカー側からアドバイザーになって欲しいとオファーが来そう。


>>288

エスコン04の向こう版、タイトルが違うのと舞台がこっち側になってる以外全部一緒って事で。



それでは投下します。

レイピア4の部屋

レイピア4「ふんふふ~ん」カキカキ

レイピア4「うん、今日はこんな感じね!」

コンコン

レイピア4「は~い」

ガチャ

坂本「失礼するぞ」

レイピア4「あら、少佐、どうしたんですか?」

坂本「うむ、1つ聞いておきたい事があってな」

坂本「4、お前はメビウスの事をどう思う?」

レイピア4「あの子は私のかわいいよm、妹分です」キリッ

坂本「すまん、聞き方が悪かった」

レイピア4「?」

坂本「メビウスのウィッチとしての実力と才能に付いてだ」

レイピア4「ああ!そっちですか」

レイピア4「あの子は私達なんかとは比べものにならない程の才能を秘めています」

坂本「ふむ、やはりか」

レイピア4「少佐もあの子の可能性に?」

坂本「ああ、本人にも聞いたんだがあいつは今回が二度目の実戦だそうだな」

坂本「二度目であれだけ戦える奴はそう居ない」

坂本「後、初陣に付いても聞いてみたが話してくれなかった」

坂本「そして、メビウス隊がアイツ一人しか居ない所を見ると……」

レイピア4「はい、メビウス隊は前回の出撃でメビウスちゃんを残して……」

坂本「全滅、か……」

レイピア4「はい……」

坂本「メビウスには悪い事をしたな……一応その場で謝ってはおいたが」

レイピア4「メビウスちゃんなら大丈夫、あの子は強い子ですから」

レイピア4「話を戻しましょう」

坂本「うむ」

レイピア4「更にメビウスちゃんの機体もボロボロでした」カチャカチャ

レイピア4「この通りです」パッ

坂本「ふむ、F/A-18C、ホーネット……」

坂本「左の主翼が半分しか無い上に尾翼ももぎ取られてる……」

坂本「エンジンも動いていたのは右だけか……」

レイピア4「メビウスちゃんはこの状態で何時間も飛び続けた後、そのまま着陸もこなしたそうです……」

レイピア4「ただ機体から降りた直後に倒れて、目を覚ましたのは3日後でした」

坂本「メビウスが魔法力で無理矢理に飛ばしていた、という事か……」

レイピア4「あの子の固有魔法は気圧操作、それを活かして箒で空から通学してたから出力、制御共に一流の一歩手前と言えます」


坂本「一流と言えないのは戦闘中の魔法の制御が甘いからか?」

レイピア4「少し一緒に飛んだだけで見抜いたんですか?流石ですね」

坂本「いや、宮藤から聞いた話だ」

坂本「固有魔法の暴発でミサイルの回避に失敗したらしいな」

レイピア4「そんな感じでしたね」

レイピア4「そんな感じでしたね」

坂本「よし、明日からメビウスを鍛えるぞ」

坂本「あいつは、間違いなく伸びる」

坂本「明日は早いからな、お前も今日は早めに寝ろよ」

坂本「ではな」ガチャ

バタン

レイピア4「あれ?もしかして、私も……」

レイピア4「…………今日は早めに寝ましょうか……」






~翌日~



レイピア4「やっぱりぃ~」タッタッタ

坂本「ほらほらー、遅れてるぞメビウス、レイピア4ー!」タッタッタ

メビウス「は、はぃ……」(芳佳ちゃん達速い、もうあんな遠くに……)

芳リペ「いっちに、いっちに」

メビウス「少佐に至ってはもう3回くらい抜かれちゃったし……」

レイピア4「」(これは氏ねる……)

レイピア4「てか何で8はそんな余裕なのよ!」

レイピア8「ふん、私にはお前みたいにデッドウエイトを積んで無いからな」

レイピア8「では、さらばだ」ビシッ



「はっはっはっは!」ギューン!

レイピア4「おのれ、まさかこのわがままボディが仇になるとは……」

レイピア4「8……後で死なす!!」

メビウス(この後、基礎訓練はお昼まで続いた……)

メビウス(因みにこの時のお姉ちゃんには8さんへリベンジする体力は残って無かった……)

メビウス(芳佳ちゃん達は午後からこっちでの飛び方に関する講習)

メビウス(わたし達は……)

レイピア8「111、112」

メビウス(また基礎訓練)

メビウス「111……112」(後90回……)

レイピア4「111…………112」

坂本「また遅れてるぞレイピア4!」

レイピア4「は…………はひ……」プルプル

坂本「ふむ……」

坂本「メビウス」コソッ

メビウス「?」

坂本「4を元気づけてやってくれ」ボソリ

メビウス「あ、はい!」

メビウス「お姉ちゃん~」

レイピア4「?」

メビウス「終わったら一緒にシャワー行かない?」

レイピア4「行く!!」

メビウス「じゃあ一緒に頑張ろう」

レイピア4「オッケー!」

レイピア4「ほあぁぁぁぁぁぁぁ」ゴオオオオオオ!!

坂本「メビウスが絡むと本当に別人だな!」ハッハッハ

レイピア8「まぁ『萌えとメビウス』はこれの主動力ですから」



坂本「よし、今日はここまで!」

メビウス「終わった~」パタリ

レイピア8「ありがとうございました」フウ

レイピア4「……ありが……ございま……」ゼエゼエ



メビウス(この後ちゃんと2人でシャワー浴びたよ、うん)

メビウス(久しぶりにお姉ちゃんの見たけど、凄かった、うん、凄かった……)

メビウス(因みにお姉ちゃんは晩ご飯食べた後すぐにダウン)

メビウス(私も明日早いから今日も早めに寝ないと……)

メビウス(来週中には芳佳ちゃん達の機体が届く)

メビウス(どんな機体が来るのかな?)

メビウス(わたしのファントムみたいな中古なのは明白だけどね……)





つづく

今日はここまで。

次回はやっと501の機種転換です。

配備される機体は皆さんのほぼ予想通りかと。

やはりベトコン(朝鮮戦争からベトナム戦争程度までの時代背景のエスコン)を作ってもらわないとな
少し時代が飛ぶがF-22相当がF-15、ラスボスはSu-27かMiG-25で

皆さん今晩は、月が変わってしまいましたがこれより投下します。

>>314

エリア88をナムコがゲーム化したら丁度良い感じになりそう。

《状況終了……今日はここまで》

501&メビウス隊《ありがとうございました!》

《だいぶマシになったけど、まだまだね……》

メビウス《すいません……》

教官《まぁ、スケジュール通りには進んでるから順調て言っちゃ順調なんだけどね》

教官B《だったら充分だろう、こっちとしては期日通りに卒業してくれれば良いんだし》

教官A《あんたは良いでしょうけど、あたしが駄目なのよ》

教官A《あたしとしてはあなた達にはもっとこう……》

教官B《はいはい、お前の言いたい事はよーくわかった、501は今日が愛機との初飛行なんだし、今まで通り直ぐに乗りこなすさ》

教官A《……まぁ、いいわ》

《じゃあ全機帰るわよ、R.T.B》

《了解!》



芳佳ちゃん達が来てから今日で3週間、機種転換訓練はもう最終段階に入った

あの戦いから3日後、早くも司令が手配していた教官さんが来た。

ウィッチのレイナさんと男の人の2人1組、レイナさんはたぶん20半ばから後半くらいで腰まで届く長い黒髪と黒い瞳に対称的な白い肌、現役の傭兵としてバリバリ戦ってるようにはとても見えない。

背は170ちょっとはあるかな?




男の人はラリーさんって名前で見た目は30前半くらいで、ちょっと痩せた優しそうな感じ、この人もぱっと見歴戦のエースには見えない。

でも2人と少し話した坂本少佐によると

坂本「あの2人はとてつもなく強いぞ、今の私達が束になって掛かっても敵わないだろう」

どうやらすごくすごいみたい。

坂本「まぁ、私達がジェット機を乗りこなせば話は別だろうがな」

メビウス「もしかして勝つつもりですか?」

坂本「最終的にはな、それくらいはやって見せねば卒業させてくれぬだろう」

メビウス「まぁ、7対2ですしね」

流石にそれだと簡単過ぎたらしくて、レイナさん対わたし達、レイナさんとラリーさん対501になったけど。

2人とも現役の傭兵で、ちょうどユージアで仕事が無いか探し始めた所に司令から依頼が舞い込んだらしい。

因みに教練の前にわたし達の実力を見る為にラリーさん対わたし達3人で模擬戦やったんだけどわたし達のボロ負けだった。

お互い魔法無しとはいえ、あまりにも酷い負け方だったからかわたし達も2人に鍛え直して貰う事に……。

というわけで芳佳ちゃん達の最初の1週間は基地に置いてあったレシプロの練習機(坂本少佐はレシプロ機は乗れるのでここの訓練は短縮)、次の1週間は同じく基地にあったT-383機(F-5の練習機版)とF-5の予備機、更に支給されたF-5も慣らしついでに投入。

4人共ストライカーではエースだったお陰か、教官が凄いのか凄い勢いで上達していきすぐに私達は追い付かれちゃった……。

そして今週からは実戦で一緒に飛ぶ機体に乗っての訓練。



でもその前に、芳佳ちゃん達に届いた機体を紹介しないと。

まず芳佳ちゃんとリーネちゃんにはF-4Eが届いた。

芳佳「私達お揃いだね~」

リーネ「うん!」

メビウス「色は違うけどね」
芳佳ちゃんのは空自の洋上迷彩、リーネちゃんのは緑を基調とした陸上迷彩だった。

あれ?空自ってどこの国だったっけ?……まあいっか。

ファントムは手持ちの機体の中ではペイロードが大きいので私達3人は任務によっては対地攻撃に回る事になりそう。


次は坂本少佐の機体

坂本「私の機体はこいつか」
ドッグファイト向きの機体を希望してた坂本少佐にはタイガーⅡが回って来た。

カラーは通常の洋上迷彩、オーシア空軍でも使ってるやつだ。

坂本「良い機体だな、軽快でかつ安定感もあるし加速も良好だ、ただ、比較対象がストライカーやレシプロ機だがな」

坂本「だが全てのジェット戦闘機がここまでバランスが取れているわけではあるまい?」

というのが少佐の感想、
実際ライバルといわれてるMiG21に対し速度は負けてるけど旋回性と安定性では勝ってるんだって。


最後はペリーヌ中尉。



「……本当にミラージュが来ましたわ……」

旧式のF1だけど。

ただF1はデルタ翼じゃないからミラージュの中では扱いやすい方らしい。

ペリーヌ「……」

芳佳「良かったね~ペリーヌさん」

ペリーヌ「!っ……べ、別にミラージュじゃなくても、戦える機体なら何でも……」

顔はおもいっきり笑ってたけどね。

ラリー「しかしお前らホントに飛行機操縦した事無かったのかよ、上達するの早過ぎだろ」

芳佳「そうですか?元々ストライカーで飛んでたからだと思うんですけど」

ペリーヌ「操作にさえ慣れればそれほど難しい事ではありませんわ」

リーネ「ストライカーと操作は違いますが飛び方自体ほとんど一緒ですから」

坂本「それもあるが、それ以前にこちらの機体はかなり操作しやすく作ってあるようだな」

坂本「計器類もかなり見やすくなってるし操作系も簡略化されている上に操作感も軽いのにしっかりしている」

レイピア8「ウィッチ用モデルの開発が始まった時からウィッチも参加してましたから」

レイピア8「十代の女子でも飛ばせる様に操作系がある程度簡略化されております」

坂本「なるほどな、車やバイクより先に飛行機の操縦を教わるのだからな、自然とそうなるか」

ラリー「うーんつまりバイクから車に乗り換える様なものか?」

坂本「だいたいそんな感じです」

ラリー「そんなもんなのかねぇ」

坂本「そういう事にしといて下さい」

レイナ「いい、こういう囲まれ方をした時はまずこう行ってからこっちに行ってこうよ!」

レイピア4「それじゃあ機体が保たない気が……」

レイナ「何のために魔法力があるのよ」

「魔法力で機体強度を上げれば良いでしょ」

レイピア4「ああ~」

芳佳「でも、これくらいならシールドで突っ切った方が良いんじゃないですか?」

全員「それはあなた(芳佳ちゃん)だけでしょ!!」

芳佳「えぇ~……」



今日はここまで。

皆さんレスサンクスです。

皆さんの予想通りガルム隊に来て来て頂きました。

サイファーに名前を付けたのはそのうち必要になるから、ただずっと先の話ですけどね。

戦闘機の操作系を簡略化したのは501をリグリーに間に合わせる為でもあったり。

リーネちゃんがF4なのはイギリスも使ってたからとトーネードを出すのはまだ早いから、ペリーヌ機も同じ理由で旧型です。

後今更ながらペリーヌ回で車が地中から掘り出された話は実話だったりします。
なのできっとガリアにもこちらのフランスのシトロエンの工場と同様に2CVの試作車が埋まってる筈です。


次回はガルム隊との模擬戦、これに勝てば501組も晴れてジェット機乗り。

皆さん超お久しぶりです。

やっとこさ投下出来る所まで来ました、まさか5ヶ月もかかるとは……。

という訳で間もなく投下開始します。

メビウス(その後も毎日訓練と模擬戦を繰り返しわたしたちはようやくレイナさんに勝った)

(数に物をいわせたごり押しだけどね)

(芳佳ちゃん達はもっと上手くやれたみたい)



レイナ《さて、あなた達はもう少し楽しませてくれるのよね?》

ラリー《それはさっき負けたヤツの言うセリフじゃないな》

レイナ《うっさい、アンタから先に墜すわよ」》

ラリー《そしたら、次に墜ちるのはお前になるがな》

レイナ《あぁもう、わかった!とっとと始めりゃあいいんでしょ始めりゃあ》

ラリー《そういうこった》

坂本《こっちは準備万端だ、そっちはどうか?》

ラリー《こっちもOKだ》

レイナ《勝手に仕切んないでよ》

ラリー《へいへい》




坂本《よし、全機、手筈通りにな》

芳佳《はい!》
リーネ《了解!》
ペリーヌ《了解しました》


芳佳(メビウスちゃん達は勝ったんだし、私たちもいいとこ見せないとな)

芳佳(……うん、行こう!)

メビウス「それじゃあ行きますよ~」

メビウス「3、2、1……」

メビウス「スタート!」





http://m.youtube.com/watch?guid=ON&gl=JP&hl=ja&client=mv-google&p=96D2C58C60AF09AD&v=dzyiux33eDQ






スタート地点は私たちが優位な高高度スタート、レイナさんたちが不利な低高度スタート。

機体に慣れてない私たちへのハンデだって。


レイナ<<良いのかしら?少佐1人で>>

坂本<<あぁ、そろそろこの機体にも馴染んで来たしな>>

レイナ《そうだ少佐、一つ賭けをしない?》

坂本《ほう、何を賭けるんだ?》

レイナ《私が勝ったら少佐の紫電改で飛ばせて貰えないかしら?》

坂本《じゃあ私が勝ったら?》

レイナ《そうねぇ……じゃあ……》



レイナ《元の世界に帰る方法を教えるってのはどうかしら?》



レイナ《勿論、ついでにあたしが何で帰る方法を知ってるのかも教えてあげるわよ》

坂本<<ほお>>





<<それは是が非でも勝たなくてはな>>ユラァ





レイナ「!!」ゾクッ

レイナ(凄いプレッシャー……)

レイナ(普通にヤバイわね……ハンデキッツいし……)

レイナ(でも……)

レイナ(燃えてきたわ)

レイナ(今回は久しぶりに楽しめるわね)

レイナ<<へぇ、それじゃあたしもこの機体の限界にでも挑戦しようかしら>>ゴウッ!

坂本<<それはありがたい、私も今現在の自分の限界が知りたかったのでな!>>ゴウッ!

坂本《扶桑海軍少佐、坂本美緒!》

レイナ《ガルム隊一番機、ガルム1!》





《《エンゲージ!!》》




ラリー(わ~お、あっちの空間が魔法力で歪んで見えるよ)

ラリー(つかあいつバラしちまったし)

ラリー(わ~お、あっちの空間が魔法力で歪んで見えるよ)

ラリー(つかあいつバラしちまったし)

ラリー(まぁいいか、どうせそろそろバラすつもりだったしな)

ラリー(さて、こっちもそろそろ接敵だな)





坂本さんの考えた作戦はこう、まずは私、リーネちゃん、ペリーヌさんの三人でラリーさんを包囲して一気に倒す。

それまでレイナさんは坂本さんが抑える。

レイナさんの固有魔法は超身体強化、元々ウィッチは魔法力で身体能力を強化出来る。

レイナさんの固有魔法はその強化版。

ストライカーで飛んで戦う時も薄い酸素や強い旋回G等から身体を守るのに必要だ。
戦闘機でも旋回Gに耐えるためには魔法力での身体の保護は必須、しかも戦闘機の場合は機体強度も上げられる、だからレイナさんは他の誰よりもより速く、より小さく曲がれるから、空戦、特にドッグファイトですごく有利に戦える。

そしてラリーさんはそんなレイナさんに魔法無しで付いて行ける程の実力がある。

でも今回レイナさんの機体はハンデで普通のT38、魔導エンジンは載って無い。

対して坂本さんは魔導エンジンありのF-5(但しシールドで弾を受け止めたら被弾判定)、更に一対一の格闘戦は大得意、一対一なら今でも私たちの世界でトップクラスの実力だって言われてる。

後単純に坂本さんがレイナさんと一対一で勝負したいって言ってたし。

そして私たち3人でラリーさんを狙う。

まず私とペリーヌさん、リーネちゃんの二手に分かれてラリーさんに襲いかかる。

2択を迫ってラリーさんが狙って来なかった方が後ろ取る。

シンプルだけど確実な戦法、今の私たちがラリーさんを墜すには数を活かして一気に倒すしかない。



ラリー<<ん、リーネを囮にする気か>>

ペリーヌ<<さあ、どうでしょうか?>>

ラリー<<まぁ、誰に仕掛けても一緒だしな>>

とか言ってる内にラリーさんの機体がこっちに向かって来た、最初のターゲットは私になったみたい。

ヘッドオンでの撃ち合いはラリーさんの十八番。

ラリーさんいわく「自分と相手の速度差を攻撃翌力に変換してやれば俺たち野郎でも戦闘機型なら一発で堕とせる」んだって。


ラリーさんは長年この戦い方でネウロイと渡り合って来たらしい。

そういえば501でも同じ様な事を言ってた人がいたような……



ゲルト「ぶえっくしょーん!!」

ハルトマン「シュトルム!」ビュワッ

べちょっ!

ゲルト「」








ラリー<<さあ、どうする?>>

ここはもちろん……

「受けて立ちます!」

スロットル全開でラリーさんに向かって真っ直ぐ突っ込む!

ラリー<<それでこそだ!>>

対するラリーさんも加速しながら真っ直ぐ突っ込んで来た。

ラリーさんのタロンとの距離がみるみる縮まっていくなか私は敢えて先制攻撃を仕掛ける。

今回は訓練用のミサイルは無し(在庫切れ)なので本来の射程より少し遠いけど銃で攻撃。

当てるつもりはほとんど無い牽制射撃、私の狙いはヘッドオンでの撃墜じゃないし、この時点で私のもくろみはほとんど成功してるから。

後は前回まだギリギリ射程外だったのに蜂の巣にされたんだよね……。

なんでもお互い高速で近づいて来てるんだから多少遠めから撃っても弾が飛んでる最中に敵機が射程に入るからギリギリで届くって事らしい。

ラリー<<おっと、こりゃ近寄れないな>>

バレルロールで上から私をやり過ごすラリーさん、そしてそこに……

ペリーヌ<<頂きましたわ!>>

すかさず加速しながら背後を取りに行くペリーヌさん。

ラリー<<じゃあこっちだ>>

しかし左にスライスターンで逃げるラリーさん、ペリーヌさんは追わずに真っ直ぐ通り過ぎた。追い掛けるには間合いが遠すぎるのと無理して追う必要が無いから。






なぜなら



<<行きます>>


リーネちゃんが居るから。
もうリーネちゃんは旋回中のラリーさんを捉えて射撃していた。

リーネちゃんの固有魔法なら本来なら射程外の位置からでも正確に撃ち抜ける、機銃の様な武器なら集弾性も上がる。

しかしラリーさんには当たらなかった、スライスターン中にも関わらずそこから更にロールして旋回する方向を変えて避けてしまった。

リーネ<<えぇ!?>>

ペリーヌ<<まるでウィッチですわ!>>

今の動きは私達の世界ではウィッチでも難しい、エンジンの出力が足りないし魔法力があるとはいえパイロットスーツで身体が守られているわけでもない。

こっちの世界のウィッチなら練習すればそんなに難しい事じゃないらしいけど。

っていうか



「メビウスちゃんがやってたゲームみたい……」

メビウスちゃんは複数の敵機から集中攻撃されてる時にこういう避け方をしてた。

ゲームでだけどね。

要は魔法が使えないラリーさんがウィッチじゃないと出来ないような動きをしてきたということ。



その後はしばらく同じ様な展開が続いた、私達が三人で波状攻撃を行いラリーさんはそれを掻い繰りながら反撃してきたら相互支援で凌ぐ。

すると、痺れを切らしたのかペリーヌさんが

しかしラリーさんには当たらなかった、スライスターン中にも関わらずそこから更にロールして旋回する方向を変えて避けてしまった。

リーネ<<えぇ!?>>

ペリーヌ<<まるでウィッチですわ!>>

今の動きは私達の世界ではウィッチでも難しい、エンジンの出力が足りないし魔法力があるとはいえパイロットスーツで身体が守られているわけでもない。

こっちの世界のウィッチなら練習すればそんなに難しい事じゃないらしいけど。

っていうか



「メビウスちゃんがやってたゲームみたい……」

メビウスちゃんは複数の敵機から集中攻撃されてる時にこういう避け方をしてた。

ゲームでだけどね。

要は魔法が使えないラリーさんがウィッチじゃないと出来ないような動きをしてきたということ。



その後はしばらく同じ様な展開が続いた、私達が三人で波状攻撃を行いラリーさんはそれを掻い繰りながら反撃してきたら相互支援で凌ぐ。

すると、痺れを切らしたのかペリーヌさんが

ペリーヌ《このままでは埒が開きませんわ!》

リーネ《じゃあどうしましょう?》

「う~ん、1人が囮になって残り2人で追いかけるのはもう効かないし……」

リーネ《このまま体力勝負の持久戦になったらこっちが先にバテちゃうかも……》

ペリーヌ《だとしたら、何らかの策を用いて奇襲を仕掛けるしかありませんわね……》

「何か良い手はないかな?」

リーネ《う~ん、遠めの距離からの狙撃や突撃は通用しなかったし》

「機銃が当たる距離まで近づけてもあのゲームみたいな動きで逃げられちゃう……」

ゲームみたいな動きで避けてくるラリーさんの意表を突く動きかぁ……

リーネ《芳佳ちゃん、あの技はどうかな?》

「う~ん、ファントムじゃあ重すぎて無理かも、震電でもまだやった事無いし」
あの技は零戦みたいな軽い機体向きだしなぁ。

やっぱり震電みたいな戦い方が良いのかな?



あ、そうだ!

あ、そうだ!

「リーネちゃん、ペリーヌさん、一つ思いついたんだけどこんなのはどうかな?」

とりあえず思いついた作戦を話してみた。



ペリーヌ《……宮藤さんにしては悪く無い策ですわね》

リーネ《うん、やってみよう芳佳ちゃん、ペリーヌさん》

「うん!」

ペリーヌ《では、攻撃開始!》

「《了解です!》」


本日はここまで、次回そんなに間を開けないで投下出来ると思います。

皆さんレスサンクスです。
ガルムの2人は機体などにハンデが課せられています。

男性エースに関しては今後もたまに出すかもしれませんね。

 遅かったじゃないか…   ';'゚;;;'゚゚';゚;'';;;''゚;;';'';''';;';'';';'゚ 
              ;'';;;'';;';'';';';;;'';;;'';;v;';'';';';;;''゚;;' 
              ;'';;゚y;'';;';v''y;゚;';;;'゚'v'';;y;';;'v';';';;;゚''y; 
             ;'';;゚;y゚;;''y;;';'';';ymyv;';;'';m;y'。';'mmyv'';;'';;゚;''v;;'   遅かったじゃないか…

遅かったじゃないか…  yvyvymyvwvmyvwymyvymyvyvymyv
          yvyддyдvy vymдvwyдyvyддyдvyдvдv
          ヽ(興)v(興)っヽ(興)v(興(興)っヽ(興)v(興)っヽ(興)v(興) 遅かったじゃないか…
    ヽ( 干 )vヽ( 興 )yヽ( 興 )v( 興 )っヽ( 興 )ヽ( 興 )vヽ( 興 )yヽ( 興 )v( 興 )っ
  と( 興 ) 興)と( 興 )( 興( 興 )と( 興( 興 )っと( 興 )興 )と( 興 )( 興( 興 )と( 興 )
 ( 興 ) と( 興 ) 〃ミ( 興)っ( 興)つ⊂( 興) と( 興) 〃ミ( 興)っ( 興) ( 興) ( 興)
  ( 興 ) ( 興 )ミ  ( 興)⊃ ⊂( 興)っっ ( 興) ( 興)ミ  ( 興 )⊃  ⊂( 興)っ ,r
  ヽ ⊂ )ヽ ⊂ )(⊃ /っ ,r ヽ ⊂ )∪ i_ ヽ ⊂ )ヽ ⊂ )(⊃ /っ ,r ヽ ⊂ )∪`- i
  (⌒)|.(⌒)|| (⌒)∪ .(⌒)|  (⌒)|.(⌒)|| (⌒)∪ .(⌒)|
   三 `J 三 `J. し´ 三   三 `J   三 `J 三 `J. し´ 三    三 `J

皆さん今晩は。

お待たせいたしました。

これより投下します。

その頃、地上では……



メビウス「全然決着が付かないね~」

わたし達三人は双眼鏡で模擬戦を観戦している。

レイピア4「そうね~、お互い決め手に欠ける、というか、実力が拮抗してるというか」

レイピア8「機体と機数的にはフォルク氏の方が不利なんだが、それを立ち回りでフォローしてる感じだな」



オメガ11「ウィッチっすげぇよな、下からでも見えるんだもんな」

ヘイロー10「はっきり見えるって訳じゃないらしいがな、望遠鏡と魔法を併用してやっと、というレベルらしい」

ヴァイパー6「でも坂本少佐とリーネの嬢ちゃんは『視える』って聞いたぜ」

ヘイロー10「あの二人はそういう魔法を持ってるんだと」

オヴ「「なるほど」」

オメガ11「しっかし俺達には無線を聞きながら妄想するしか無いのかねぇ」

ヴァイパー6「後でガンカメラを見れば良いだろ」

オメガ11「まぁそうなんだが……」




レイピア4「っていうかレイナ教官ガルム1って言ってたけど8知ってる?」

レイピア8「知ってるも何も、あの人こそがあの」






『円卓の鬼神だ』



レイピア4「!!」

メビウス「?」

レイピア4「ベルカ戦争で出現したベルカのエース部隊を模したネウロイやベルカの超兵器を乗っ取ったネウロイを片っ端から撃ち堕として回ってたっていう?」

レイピア8「ああ」

レイピア4「ホントに?」

レイピア8「間違いない」

レイピア4「ソースは?」

レイピア8「メビウス、ガルム隊は何処の国の部隊か知ってるか?」

メビウス「ううん知らない、っていうか今初めて聞いた」

レイピア8「そういう事だ」

レイピア8「ガルム隊の知名度は知る人ぞ知るレベルだ」

レイピア8「しかもその人々からも実在したかも怪しいとされている」

レイピア8「じゃあなぜ今になって名乗ったか?」

メビウス「それってきっと……」

レイピア4「!!」

メビウス「?」

レイピア4「ベルカ戦争で出現したベルカのエース部隊を模したネウロイやベルカの超兵器を乗っ取ったネウロイを片っ端から撃ち堕として回ってたっていう?」

レイピア8「ああ」

レイピア4「ホントに?」

レイピア8「間違いない」

レイピア4「ソースは?」

レイピア8「メビウス、ガルム隊は何処の国の部隊か知ってるか?」

メビウス「ううん知らない、っていうか今初めて聞いた」

レイピア8「そういう事だ」

レイピア8「ガルム隊の知名度は知る人ぞ知るレベルだ」

レイピア8「しかもその人々からも実在したかも怪しいとされている」

レイピア8「じゃあなぜ今になって名乗ったか?」

メビウス「それってきっと……」

レイピア4「単に気合いを入れる為じゃない?……」



メビレイ4「ああ!そういうこと!」

レイピア8「わざわざそんなこと言うのは本人だけだろ?」

メビウス「うん」

レイピア4「8にしてはなかなかの推理じゃない」

レイピア8「普段の私はそんなにダメか?」

レイピア4「うーんなんていうか、ちょっと残念な感じ?」

メビウス「あ~……」

レイピア8「メビウスまで!?」ガーン

レイピア4「いやぶっちゃけ魔導エンジン無しの機体から魔力吹き出してる時点で普通じゃないし」

レイピア8「そういえばそうだな……」

メビウス「あ、芳佳ちゃん達が動いたよ!」

レイピア8「何ぃぃ!!」バッ!

レイピア8「一瞬たりとも見逃してなるものかぁぁぁ!!」

レイピア4(主にこういうとことかね~)

レイピア4(ま、そこが良いんだけど)

レイピア4(弄り甲斐があってね)









BGM Do Or Die (エスコン5アーケードモード、対X02戦BGM)


芳佳(私が思いついたラリーさんを倒す作戦、それは)

ペリーヌ《次で決めさせて頂きます!》

ピクシー《ほう、何か新しい策でも思いついたか?》

ペリーヌ《そんな所ですわ》

ピクシー《ならば見せてみろ》

まずは今までと同じパターン、リズムで攻撃を続ける。

ピクシー《どうした?さっきと何も変わらないぞ》


ペリーヌ《せっかちな殿方は女性にもてませんわよ?》

ピクシー《もう間に合ってるさ》

リーネ《ふぇ!?》

「もしかして、レイナさん?」

ピクシー《さあな》

芳リぺ((そうなんですね))(ですわね)

私とペリーヌさんがラリーさんを追いかけて動きを制限してそこをリーネちゃんが狙い撃ちする。

ここまでは今までと一緒。
でもここからは違う、私は一度編隊から外れて少し離れる、ラリーさんにバレにくいいように高度だけを下げて、レーダーに写る私の位置はほとんど変わらないのがミソだ。

ラリー《ほらほら、全然かすりもしないぜ?》

ペリーヌ《そう言ってられるのは、今のうちですわ!》

ラリーさんは今までと同様旋回中にロールを混ぜて旋回する方向を変えて2人の攻撃避け続ける。

狙いはラリーさんがこっちを向く瞬間、いくらリーネちゃんとペリーヌさんが追い込んでくれるとはいえタイミングを合わせるのは至難の技。

でも、言い出しっぺは私なんだから絶対に成功させなきゃ!

ラリー《うお!?》

ラリーさんの機体をペイント弾がかすめる。

ラリー《今のはリーネか?いい狙いだったぜ……》

リーネ《ありがとうございます》

いつでも飛び出せるように魔導エンジンに流している魔法力を増やしそれをジェットエンジンの強化に回して……
よし、後はラリーさんが来るのを待つだけ。

今はとにかく我慢してラリーさんの動きを見る、だからといって待ちすぎるとラリーさんにバレちゃうから早めに行かないと……。

ラリー(チッ、いよいよ体力的にキツくなってきやがったな、いい加減終わらせないとな)

リーネ(何となくラリーさんの動きが鈍って来たような……)

ペリーヌ(頃合い、ですわね)

ラリー(チッ、そろそろ来るか?)

ペリーヌ《そこですわ!》

ラリー《まだまだぁ!》


ラリーさんが真横に旋回して回避、今は私から見て右を向いている。

(これは……もしかして……)

ラリーさんそのまま旋回を続けてこっちに向きを変えつつあった。

(行ける!!)

私はラリーさんに向けて全力で加速。

(今だぁぁぁぁ!!)

そして突撃!

魔法力で強化したエンジンにアフターバーナーを点火!!
機体本来の限界を超えた加速で上昇する。

ラリーさんはまだこっちに気づいてない。

(いける、ここで決めてみせる!)

ラリー《ぐっ、宮藤か!?》



(気付かれた!?)

(でも……)





ペリーヌ《もう手遅れですわ!》

リーネ《いっけー!芳佳ちゃん!!》



機首をこっちに向けきれないラリーさんは離脱するしかない、でもこっちはしっかりラリーさんの機体を捉えている。






「たあぁぁぁぁ!!」





無理やり射線から逃げようとするタロンを追いかけながら機銃を撃ち続ける。



ラリー《うおぉぉぉぉ!》


私とラリーさんは斜めにすれ違う、そして……。






ラリー《負けた……》



「勝った……」



模擬戦は私たちの勝利で終わった。



ラリー《その手はあると思ってたんだけどな、まさかあんなスピードで下から来るとは》

ラリー《ウィッチだからこそ出来る芸当、ということか》

芳佳「はい!」

ラリー《しかしよく思いついたな、今まで色んなヤツらとやり合って来たが、これをやられたのはベルカ戦争以来だ》

ラリー《しかも下から来られたのは初めてだ》

リーネ《えっと、メビウスちゃんがやってたゲームの敵機がやって来るんです》

リーネ《メビウスちゃんはたまにこれをやられて墜とされてるらしいです》

ラリー《ほお、そんなゲームがあるのか》

ラリー《なら、なぜ下から仕掛けようと思った?》

芳佳「下から行けば見付かりにくいかなって……」

芳佳「ほら、飛行機ってストライカーと違って下は見えないじゃないですか」

芳佳「それにジェット機なら上昇しながらでも普通に加速出来るし、魔法力を使えば気付かれる前に射程まで近付けるんじゃないかなって思いました」

芳佳「後レーダーでこっちの機影が見えてても、高さまではわかりませんから」

芳佳「これもメビウスちゃんがゲームしながら言ってた事なんですけどね」

ラリー《じゃあお前らはメビウスの奴がやってたゲームの敵機がやって来た事を殆んどそのままやった訳だ》

ペリーヌ《結果的にはそうなりますわね》

ラリー《……良いだろう、合格だ》

芳リ「《やったー!!》」

ペリーヌ《これでようやく第一歩ですわね》

ラリー《まぁ、ぶっちゃけこの試験はお前らがジェット機の扱いをマスター出来たかを確認するのが目的だからな》

ラリー《お前らなら機体さえ乗りこなせば俺1人くらい訳無いのは最初から分かってたさ》

ラリー《さて、俺に出来るのはここまでだ》







ラリー《絶対に生きて元の世界へ帰れよ》





「《《はい!》》」






今日はここまで。

ピクシーには自分が5と0の高難度でよくやらかす落とされ方で墜ちて貰いました。 

そういえばガルム隊の彩色済みプラモが出るらしいですね。

勿論自分は両方買います。

こんばんは、>>1です。

準備が出来たのでこれより続きを投下します。

ラリー《そういや向こうはどうなった?》

芳佳《もう終わったみたいですよ》



坂本《はっはっはっはっは!》

坂本《いやー実に白熱した良い試合だった》

レイナ《そうねー、久しぶりに楽しめたわぁ》

ラリー《……で、勝敗は?》

レイナ《負けたわ》

ラリー《そうか》

レイナ《でも満足よ、面白いモノも見れたし》

ラリー《ほぉ、何を見せて貰ったんだ?》

レイナ《それはね……》










芳佳・ピクシー組の決着が付く少し前……



http://m.youtube.com/watch?client=mv-google&gl=JP&guid=ON&hl=ja&v=LeovPsNvN7k

坂本《はっはっはー!楽しいなー!教官殿!!》

レイナ《全くよ、こんなアツい空戦は久しぶりだわ!》



レイピア8「クソっ一体どっちの試合を見れば良いんだ!!」

レイピア4「好きにすれば良いじゃない」

レイピア8「私は両方見たいんだ!!」

レイピア4「後でガンカメラの録画でも見れば~」テキトー

「すご~い、ずっと旋回し続けてる、もうどのマニューバを使ってるかも分かんないや」

もうそうとしか言えない。
坂本少佐とレイナ教官の機体はものすごい早さで旋回してお互いの後ろを取り合い続けてた。

今は少佐が教官の後ろを取ってる。

レイピア8「ああ、辛うじて判別出来るのはバレルロールとか比較的分かりやすい機動だけだな」

レイピア8「おっと、少佐が『また』仕掛けたな」

ここで少佐が急旋回で教官の旋回半径の内側に入りこみ射撃、弾丸はきれいに教官の移動先へ飛んでいく……

「そして『また』避けられたね」

でも当たらない、教官がロールして旋回する方向変えて避けた。

レイピア4「そうね」

こんな感じで何度も攻守を入れ替えて撃ち合ってる。

そしてそれを見てたわたしはひとつ疑問に思った事がある

「でも教官のタロンって魔導エンジン積んで無いのになんであんな動きができるんだろう?」

レイピア4「それはね……」

レイピア4「ひとつ、彼女は後ろに目が付いている」

レイピア4「だから後ろに居る敵機の動きが手に取るように視えるらしいわ」

レイピア4「ふたつ、心臓がビス止めされている」

レイピア4「どんな状況でも決して乱れないし臆する事も無いそうよ」

レイピア4「みっつ、ミサイル避けの固有魔法が使える」

レイピア4「むしろミサイルの方が自分から避けるらしいわ!」

レイピア4「だからよ!!」バーン

メビウス「……それマンガに出て来る『架空のガルム隊』でしょ」

レイピア8「ガルム66だな」

メビウス「お姉ちゃんの部屋にあったよね?」


レイピア4「あちゃ、流石に覚えてたか~」テヘッ☆

メビウス「それで、本当は?」

レイピア8「恐らく魔導エンジン無しで無理やり機体強度を上げているんだろう」

レイピア8「魔法力の消費は跳ね上がるだろうがな」

メビウス「じゃああんまり長くは持たないね」

レイピア8「そうなるな」

レイピア4「ならそんなにしないで決着が付きそうね」

レイピア8「恐らくな」






メビウス「あ、教官が後ろを取ったよ!」



わたし達が話てる間に教官がシザーで少佐の後ろを取った。

レイナ《そろそろ決めさせて貰うわ!》

坂本《奇遇だな、私もそう思ってた所だ!》

少佐が下降しながらの急加速で振り切りにかかる、勿論教官も離れずに加速する。



しかし



メビウス「……坂本少佐の加速鈍くない?」

レイピア4「魔翌力切れ?にしては早いような気がするわね、何か狙ってるのかしら」

レイピア8「かもな」

なんか坂本少佐はわざと教官を後ろに付かせているみたい、魔法力で推力を強化すれば振り切れるのに。
レイナ(明らかに罠ね、もう魔法力無いしせっかくだし少佐の″取って置き″でも観せてもらおうかしら)

ここで少佐が急上昇、でも相変わらずフル加速じゃない。
しかも教官が少しずつだけど追い付いてきた、ぶっちゃけかなり罠っぽい。

メビウス「教官、離脱しないね」

レイピア4「明らかに勝ち急いでるわね」

レイピア8「まさか少佐、アレをやるのか!?」

レイピア4「知っているのかレイピア8!」

レイピア8「ああ、あの機動、間違いない」

レイピア8「少佐が決めに行くぞ」

レイピア8(しかしジェット機で出来るのか?)






二人の機体はそのまま付かず離れずの状態で宙返りを始めた。

坂本(離脱しないか、ならば!)



坂本《刮目せよ!!》





《これが私の切り札だ!!》



二機が宙返りの頂点に達したその瞬間、少佐の機体が右に倒れこむ様に下へ反転


レイナ《なっ!?》

レイナ《ここから減速しながら更に内側に入れるなんて!》

レイナ(この時私は私の機体の真上を通過する少佐の機体をただ見ている事しか出来なかった)

レイナ(そしてそれはどういうことかというと)




坂本《これで決着だ!!》



そして教官の機体はペイント弾まみれになった……



レイナ《私の負けね》






レイナ レイピア8《「これが……」》

レイナ レイピア8《「左捻りこみ……」》



こうして決着が付いた



レイピア4「あ…ありのまま 今 おこった事を話」レイピア8「そのネタは長いからやめろ」

レイピア4「このネタを使う絶好のチャンスだったのにぃー」ブ-

レイピア8「話が進まん」

ラリー「……で、何されたんだ?」

レイナ《ジェット機で左捻りこみを決められたわ》

ラリー《なにそれ怖い》

ペリーヌ《流石は坂本少佐!!いつもながらお見事ですわ!!》ハフーン///

ラリー《因みに少佐、やり方は?》

坂本《通常通りの操作に加え魔法力で左右のエンジンの推力を別々に調整しつつ、周囲の気圧調整も同時にやった》

ラリー《はい?》

レイナ《意外と力技ね……》

坂本《タイガーIIは双発だしロールも速めだからな、これならいけると思ったのさ》

坂本《ストライカーを曲げるのにも魔法力での気圧調整が必要だからな、その応用だ》

メビウス「じゃあわたしも練習すればできるかな?」

坂本《ああ、お前ならしっかり訓練すれば必ずできる。》

メビウス「そのうち練習してみようかな……」

坂本《やる時はしっかり高度を取ってやるんだぞ、失敗したら失速して即墜落だからな》

メビウス《はい!》

レイナ《うん、だいたいこんなものかしらね》

ラリー《これだけやれればそう簡単には死なないだろ》

レイナ《あたし達の仕事はここまで、ここから先はあなた達次第よ》

501&メビウス隊《はい!》

坂本《それで教官殿、さっきの話、続きは何時するのだ?》

レイナ《そうね、じゃあ……今夜にでも》

坂本《分かった》

芳佳《何の話しですか?》

レイナ《それは後のおたのしみよ》

レイナ《さて、みんな帰るわよ、全機R.T.B!》

《《了解!!》》

今回はここまで。

今回はお待たせした割に短いし501がガルム隊を撃破したので最後にガルム隊のアサルトレコードも投下します。

そういえばエスコンの新作が発表されましたね。
課金ゲーじゃない事を祈ります。

アサルトレコード#02 ガルム隊 2004年度版

元ウスティオ空軍 第6航空師団 第66航空小隊 ガルム隊



かつてのベルカ戦争において他の追随を許さぬ戦果を挙げ、戦争の終結に大きく貢献したと言われる傭兵達。

同部隊の戦時中における記録は断片的にしか残っておらず、一説には3~6機編成だったとも言われているが現在では2機編成だったとする説が最も有力である。
また、同部隊は戦後解散したとされているが現在も名前を変えて活動しているという噂があり、名前を偽っているのは当時のベルカ残党や戦争を裏で操っていたテロリスト達の目を欺く為だという。



『円卓の鬼神』サイファー


年齢28歳 身長171㎝ 階級はフリーの傭兵なので無し(今回は少佐待遇)



容姿は長髪の黒髪で目付きはマルセイユタイプのつり目、胸はリーネと良い勝負だったんダナ(元ガルム隊隊員E談)

本名はレイナ、本人曰く、こちらでの扶桑にあたる出身らしくTACネームのサイファーはレイナ→零→0→サイファーという事だという。



ガルム隊1番機にして同部隊の隊長。
黒髪の長髪で長身で巨乳、文句なしの美人、だが性格や言動はやや荒っぽい、空でも力任せの機動で敵機を圧倒するスタイルを基本としており、その戦い振りは彼女の性格そのままと言える。


固有魔法は超身体強化、彼女の空戦機動の根幹を成す魔法で戦闘機搭乗中は機体強度の強化にも使用可能、それゆえに魔導エンジンさえ載っていればどんな機体であっても誰よりも強いGを機体に掛けられ、それに耐える事が出来る、これによって人間の限界を遥かに越えた機動を長時間に渡って実行可能。

現在も相棒(夫とも言う)『片羽の妖精(だが男だ)』ラリー・フォルクと共に傭兵稼業を続けている、今回501の教官を買って出たのはとある人物との約束を果たしに来たとの事。

実は最近そろそろ子供が欲しくなって来たがまだまだ二人で飛び続けたいのでどうしようかと密かに悩んでいる。



ガルム2『片羽の妖精』ピクシー



ご存知ガルム隊2番機、戦時中にとある理由でサイファーと快を分かつが紆余曲折を経て再び彼女の相棒(公私共に)となった。

男性でありながらウィッチであるサイファーの人間離れした機動に追従(彼女の機動をコピー出来る訳ではない)して的確な援護が出来るほぼ唯一の人物。

ヘッドオンでの撃ち合いを得意としており多数の戦闘機型ネウロイを正面からの攻撃で撃墜している。
正面から攻撃した場合火力に速度差が上乗せされ破壊力が増す、魔法力の無い人間が戦闘機型ネウロイを墜とすには平均で対ネウロイ用ミサイル2発を必要とするが正面から直撃させた場合ほぼ一撃でコアまで破壊出来るとされている。

ベルカ戦争時、彼はこの戦法でスコアを伸ばしウィッチ以外のパイロットではトップクラスの戦果を挙げて見せた。



ガルム3 『PJ』 パトリシア・ジェニファー・ペケット


ベルカ戦争を戦い抜いた2代目ガルム2、ピクシーの復帰に伴いガルム3となる。

今回は産休。

次回は説明回です。

ここまで一年半とか我ながらアレですねぇ(汗)

皆さんお久しぶりです。 
書き上がってから微調整を繰り返してましたが埒が開かないしこれ以上待たせるのもどうかと思うので投下します。

恐らく突っ込み所満載だと思われますが生暖かい目でご覧下さい

数時間後……



サイファー「取材?あたしらに?」

ピクシー「ああ」

サイファー「どこから?」

ピクシー「オーシアのテレビ局だとよ」

サイファー「物好きねぇ、ここ前線よ、いくら島の住民の為に民間機も出入りしてるとはいえ」

ピクシー「だよな」

ピクシー「で、どうする?」

サイファー「そうね……わざわざ出張って来た度胸に免じて受けてあげましょうか」

サイファー「ただし、内容次第だけどね」

ピクシー「だな」

サイファー「あぁ、後ね、あんた先に1人で取材受けてなさい、その間にあの子達に言うこと言っちゃうから」

ピクシー「分かった、501(あいつら)の事を外に漏らすわけにはいかないからな」

サイファー「そういう事」

ピクシー「じゃあそろそろ行くか」

サイファー「ええ」



サイファー「それじゃあ……」







「9年前の約束、果たしに行きますか」





サイファー「……というわけで、話はあたし1人でするわ、美緒」

坂本「そうか、よろしく頼む」

坂本「私達の今後が掛かっているからな」

レイピア8(いつの間にか少佐がサイファーさんとタメ口に)

レイピア4(きっとお互いに認め会った仲になったからよ、そうに違いないわ!)
レイピア4(ヒャッハー!思わぬ所でネタゲットよ~!!)

メビウス「あの~、私達、ここに居ちゃダメな気がするんですけど……」

サイファー「良いのよ、むしろ聞いて貰わないと困るわ、後であなたたちが」

メビウス「そうなんですか!?」

サイファー「そうよ」

サイファー「だって501が元の世界に帰れるまで一緒だろうし」

メビウス「そういえばそうですね」

坂本「うむ、これ以上私達の存在が知れ渡るのは可能な限り避けたいからな」

サイファー「じゃあ早速だけど単刀直入に言うわ」

サイファー「あなた達が元の世界に戻るには」






サイファー「この戦争を終わらせるしか無いわ」






リーネ「それじゃあ……」

坂本「大陸の反対側にあるネウロイの巣を破壊するしかない、ということか」

サイファー「そうなるわね」

ペリーヌ「そんなの無茶苦茶ですわ!」

芳佳「他の方法って無いんですか?」

サイファー「無いわ」

メビウス「それじゃあ、坂本少佐の魔法力がこっちにいる間になくなっちゃうんじゃあ……」

坂本「いや、こっちの世界に居るうちはたぶん、大丈夫だろう」

坂本「どうやら私達はこの世界にいる間はこちらの世界のウィッチ同様に、年齢で魔法力が衰える事は無い様だ」

レイピア4「それでも、無理ゲーにも程があるわね……」

レイピア8「全くだ一体何年かかる事やら」

サイファー「ん、大丈夫よ、巣の規模と敵部隊の配置を見た感じ後一年くらいで何とかなるから」

芳佳「それでも一年もかかるのかぁ~」

リーネ「そういえば、私たちの世界に戻ったら、向こうも一年経っちゃうのかな?」

芳佳「そそそそそれって!戻ったら向こうは大変な事になってるって事じゃ!」

ペリーヌ「お二人共……何を今更……」

芳佳「で、でもペリーヌさん、私たちもう1ヶ月もこっちに居るよ!」

リーネ「向こうでも1ヶ月経ってたら大変な事になってませんか?」

ペリーヌ「もしそうだったとしても、私達に出来る事には限りがありますわ」

サイファー「あぁ、それに関してもたぶん問題無いわ」

全員「?」

サイファー「こっちと向こうの時間の流れは平行して無いから」

坂本「何故そんな事が分かるんだ?サイファー」

サイファー「ちゃんと根拠……いや証拠があるのよ、ほら」スッ

坂本「写真か?どれ……」

サイファー「ベルカ戦争当時に私達の本拠地、ヴァレー空軍基地で撮ったモノよ」

坂本「な!?これは!!」

芳佳「坂本さん!」

坂本「あぁ、お前らも見ろ、見れば分かる!」

リーネ「サイファーさんとピクシーさん一緒に……」

芳佳「エイラさんとサーニャちゃんが居る……」

ペリーヌ「あのお二人もこちらに来ていたなんて……」

芳佳「でも、エイラさんもサーニャちゃんもそんな話は一言もしてませんでしたよ、もちろん聞いたこともありまんでしたし」

サイファー「そりゃそうよ、だってあの子達は1945年の8月から来たんだし」

坂本「未来の私達の世界からこの世界の過去へ飛ばされた……というに事なるのか」

ペリーヌ「でしたら、お二人からこの世界に来る前にどこで何をしていたか詳しく聞いている筈」

ペリーヌ「ですわね?教官」

サイファー「もちろんよ、オペレーション・マルスが成功して、501は解散、イッルとリーリャは……あぁあの子らのTACネームね」

サイファー「それで、リーリャの両親を探す為にオラーシャの東側に向かう途中で502の基地に寄って」

サイファー「そこで502を手伝いながら東へ向かう準備をしていたそうよ」

サイファー「こっちに飛ばされたのは夜間哨戒の帰り、その日は曇りで着陸しようと高度を落として雲を抜けた時だって」

坂本「完璧だな」フム

リーネ「そうですね、あのお二人ならきっとそうすると思います」

宮藤「私も、エイラさんから502にはスオムスに居た頃からの友達が居るって聞いた事があります」

ペリーヌ「更には、502の戦闘隊長はオラーシャのポクルイーシキン大尉、支援部隊にはエイラさんのお姉様もいらっしゃると」

サイファー「後、イッルとリーリャは貴女達が基地のレーダーから消えたあと、だいたい5分くらいでまた写ったと言ってたわね……」

レイピア4「なるほど、そういう事ですか」

坂本「……?どういうことだ?」

レイピア4「要はこの世界に何年居ようが向こうに戻る時はこっちの世界に飛ばされた5分後に到着するということです。」

坂本「なら我々は、多少時間をかけてでも確実に巣を潰しさえすれば良い、ということか」

サイファー「そういう事」

坂本「……よし、これで我らのすべき事は決まったな」

ペリーヌ「はい、誰一人失う事無く」

リーネ「この戦いを終わらせましょう」

宮藤「みんなで頑張れば、絶対にできるよ!」

レイピア4「これは私たちも、負けていられないわねぇ」

レイピア8「ああ、これ以上奴らの好きにはさせん!」
メビウス「うん!みんなで勝とう、みんなの暮らしを取り戻すために!!」



「「「「「「「おー!!」」」」」」」



坂本「そういえばサイファー、この後はどうするんだ?」

サイファー「そうねぇ、あたし達は今来てる取材を片付けたらオーシアに帰るわ」

メビウス「そうですか……」

芳佳「サイファーさん達が居ればすごく心強いんですけど……」

サイファー「大丈夫よ、あんた達(ら)ならあたしの予想通り一年で勝つわよ」

サイファー「それにね、あたし達にはオーシアでやることが有るのよ」

サイファー「後うちの三番機の子供がそろそろ生まれるのよね」

坂本「ほう!それはめでたいな!」

芳佳「男の子ですか?女の子ですか?」

サイファー「女の子よ」

メビウス「じゃあほぼ間違いなくウィッチですよね」
サイファー「多分ね」


サイファー「後あたしらに恨みを持ってる連中がしょうもない事考えてるかもしれないしね」

坂本「やはりそういう輩はどこの世界にも居るのだな」

サイファー「だから帰るわ、あんた達の活躍、楽しみにしてるわ」

坂本「ああ、任せておけ!」





それから数日後……



滑走路


サイファー「悪いわねぇ、結局紫電改使わせてもらって」

坂本「構わないさ、帰る為の手掛かりが得られたんだ、この程度、安いものさ」

サイファー「そんじゃ、そろそろ行くわね」

ピクシー「それじゃあ、達者でな」

サイファー「いいわねあんた達、あたし達が鍛えんだから、絶対に生き残りなさいよ!!」

メビウス「はい!みんなで必ず戻って来ます」

レイピア4「メビウスちゃんは私が必ず幸せにます!」(私が2人を守りぬいてみせます)

レイピア8「おい!言ってる事と考えてる事が逆だぞ」
ピクシー「もっと大事な突っ込み所があるだろう」

レイピア8「そっちはもう諦めました、自分の身は自分で守ります、メビウスも死なせません、この百合バカもついでに守ります」

レイピア4「ヒドっ!?」

ペリーヌ「日頃の行いが伺えますわね」クスクス

メビウス「じゃあ8さんは私が守りますね~」(レイピア8に腕組みしつつ)

レイピア4「メビウスちゃんは!私が!守ります!!」(メビウスに後ろから抱きつく)
レイピア8「分かった!分かったから!引っ張るな!倒れる!!」

ピクシー「ありゃ大丈夫そうだな」

ペリーヌ「そうでしょうか?私達は前線に居るというのに」

ペリーヌ「緊張感が足り無さすぎますわ」

サイファー「それ、あんたんとこも言えないわよ」ホラ

芳佳「私が逆の腕にしがみつけば解決だね」ギュッ

レイピア4「おのれ負けるか~」グイグイ

芳佳「うわ~リーネちゃん助けて~」

リーネ「う、うん」グイッ

レイピア8「ぐあぁぁぁぁぁ!!!!」ミシミシ

レイピア8「裂ける!裂けるから!!」ミシミシミシ

サイファー「あれでも?」

ペリーヌ「」

坂本「すまん、止めて来る」

オマエラー!!スイマセーン!!



坂本「では、改めて」コホン

坂本「我々は、この戦いを終わらせる事に全力を尽くす、更に、全員で生還する事を改めてこの場で宣言する!」

ペリーヌ「私には祖国復興の大義があります、こんな所で倒れるわけにはいきませんわ!」

リーネ「私は狙撃以外はあまり得意じゃないですけど、サイファーさんとピクシーさんから習った事を活かしてみんなをサポートしてみせます!」

芳佳「私はみんなを守ります、どこだろうと、誰だろうと、それは変わりません!」

「「「「「「「ありがとうございました!!」」」」」」」

ピクシー「ふ、これにて」

サイファー「ミッション・コンプリート……」



サイファー「じゃないわよ!」

サイファー「いい!この戦いが終わるまであんた達が全員生きてないと失敗なのよ!私達のミッション成功率は100%なのよ!だから絶対に死んじゃダメよ!」

ピクシー「こいつ、お前らの事かなり気に入ってるんだ、だから死なんでくれよ、俺からも頼むわ」

サイファー「ばっ!あんたなにいってんのよ!」///

メビウス隊&501(否定はしないのか)

坂本「はっはっは、光栄だな、サイファーの様なエースにそこまで言われるとはな」キラキラ

ピクシー「もっと言ってやってくれコイツ素直じゃなくてな」

レイピア4「所謂『ツンデレ』というヤツですねわかります」キラキラ

リーネ「ペリーヌさんみたいな人の事ですね」キラキラ

ペリーヌ「リ、リーネさん!何故ここで私が出て来るんですの!」

芳佳「そっか~ペリーヌさんってツンデレだったんだ~」

サイファー「あー!あーっ!」///

サイファー「帰る!帰るわラリー!!」グイッ

ピクシー「おわ!ちょっレイナ!」

ピクシー「とにかく、俺達が鍛えたんだ」ズルズル

ピクシー「そう簡単には死ねないさ」ズルズル

ピクシー「頑張――」サイファー「頑張んなさいよ!!」



芳佳「こうして私たちの機種転換訓練は終了しました」

メビウス「すごい人たちだったね~」

芳佳「うん、でも」

メビウス「強かったね」

芳佳「うん」

メビウス「私たちも頑張ろうね」

芳佳「うん!」

メビウス「その為にまず模擬戦で芳佳ちゃんに勝たないとね~」

芳佳「ふぇ!?」(4勝0敗)

芳佳(もうすぐ久しぶりの実戦です)

芳佳(早く元の世界に帰れるように、頑張ろう!)

今日はここまで。

次回からはやっとこ実戦。

取材とか試乗とかは今後短編もしくは小ネタとして書く予定。

何年後になるか分からないけどZEROもやります。

皆さんレスありがとうございます!

そして申し訳ありません、>>458に書き忘れた部分があったので加筆します。


ペリーヌ「あのお二人もこちらに来ていたなんて……」

芳佳「サーニャちゃんとエイラさんはこの後どうなったんですか?」

サイファー「ベルカ戦争が終わって直ぐに帰ったわよ」

サイファー「あの子達をこっちに連れてきた張本人が向かえに来てね」

坂本「そいつが私達もここに連れてきたのか?」

サイファー「多分ね」

坂本「で、そいつはこの戦争の元凶の巣を潰せは出て来るんたな?」

サイファー「ええ、そうよ」
サイファー「それとあんたらが何でここに喚ばれたかはソイツから聞いて」

ペリーヌ「今はまだ知るべきではないと」

サイファー「そういうこと」

坂本「なるほど、じゃあガルムに依頼したのはここの指令ではなくソイツか?」

サイファー「いいえ、依頼したのはここの指令よ、それとは別にイッルとリーリャにも『約束』してたのよ」

サイファー「ここであんたらに操縦とイッル達の事を教えるってね」

芳佳「でも、エイラさんもサーニャちゃんもそんな話は一言もしてませんでしたよ、もちろん聞いたこともありまんでしたし」

以上が追加分になります。

因みに現在書き貯めはリグリー上空に到着した所です。

ある程度書き上がったらまた来ます。

皆さんお待たせしました
。準備が完了したので間もなく投下を開始します。

ミッション2BGM

http://m.youtube.com/watch?v=sDc58Uyw3a4&list=Mpd8k07fKn2FezKjuPIsloWcEYPfGljb&guid=ON&hl=ja&gl=JP&client=mv-google

レイピア4<<遂にこの時が来たわね>>

レイピア8<<ああ>>

メビウス1「うぅ~緊張する~」

坂本<<私達はこれがジェット機での初陣となるが、なんてことはない>>

坂本<<訓練通りに出来ればまず負けは無い>>

芳リぺ《《《はい!!》》》

オメガ11《機体の調子が良い、今日は生き残れそうだ》

オメガ1《お前の機体がな》

オメガ11《俺の心配は!?》

スカイアイ《こちらスカイアイ、リグリー飛行場まで30マイル、送電線に沿って北に飛べ》

501の機種転換訓練修了から数日後、遂にISAFの反抗作戦が始まった。

……と言ってもしばらくは大規模な作戦の下準備的な物なんだけど。

最初はネウロイ側の最前線基地のリグリー飛行場を取り返す、先月アレンフォートに攻めて来たネウロイはここから発進して来たんだって。

今のISAFはノースポイント、セントアーク、コンベース、コモナ諸島を拠点に抵抗を続けてる、ネウロイに占領される前のリグリー飛行場はセントアークとコンベースの中継点として空軍が使ってて今回の目的はその奪還、なんだって。

しかもこのあいだネウロイは次の攻撃に向けてここに爆撃機を集めてるっていう偵察機からの報告があってでこの作戦が決まった。




MISSION#02 初めての対地攻撃



レイピア4《爆撃機はお昼寝中よ》

ヴァイパー3《対地攻撃チーム、寝覚めにキツいのお見舞いしてやれ!》

《《了解!!》》

対地攻撃チームは、搭載量の多いファントムがメイン、わたし、芳佳ちゃん、リーネちゃん、オメガ隊、それとタイガーだけどヘイロー隊も。

坂本《スカイアイ、敵哨戒機の数を教えてくれ》

スカイアイ《哨戒に上がっている敵戦闘機は8機、別の敵拠点からの増援も確認されて無い》

坂本《よし、迎撃機が上がって来る前に畳み掛けるぞ》

坂本《対地組は離陸しようとする敵機から倒すんだ》

対地組《《《了解!》》》
ヴァイパー3《哨戒機はヴァイパーとレイピアで対処する、メビウスリーダーとメビウス2は対地チームの直掩に付いてくれ》

坂本 ペリーヌ《了解(しました)》

芳佳ちゃんたち501はこの世界に居る間はメビウス隊として戦う事になった、なので坂本少佐を隊長にして部隊が再編された。

と言っても実際はわたしが501に入れてもらった様なものなんだけどね。

アレンフォートの司令官さんが言うには芳佳ちゃんたちが目立た無いようにメビウス隊を隠れ蓑にするんだって。

ちなみにコールサインは少佐がメビウスリーダー、ペリーヌさんがメビウス2、リーネちゃんがメビウス3、芳佳ちゃんがメビウス5でわたしはメビウス1のまま、このほうが何かと都合が良いらしい。

メビウス4が居ないのは扶桑式のゲン担ぎらしい。

お姉ちゃんがこの話を聞いたとき

レイピア4「えっ!?私のコールサイン死亡フラグ?」

坂本「はっはっは!扶桑人以外は対象外だ!……多分な」

レイピア4「なにそれ微妙に怖いんですけど」

坂本少佐とこんな感じのやり取りがあった、大丈夫、お姉ちゃんはわたしたちが守るから。






スカイアイ《メビウス隊へ、可能なら変電所を潰して欲しい、敵を混乱させられる筈だ》

ヘイロー2《爆弾は使わないでくれよ、ふっとばすと後でこっちが使う時に修理が大変だからな》

坂本《分かった、リーネ!機銃で変電所を撃て!》

スカイアイ「メビウス3、そちらのHUDに射撃ポイントを表示する、その場所を撃て」

リーネ《はい!》

リーネちゃんの機銃が一本の線の様に伸びてって変電所を撃ち抜いた、あれ?機銃ってあんな真っ直ぐ飛ばないよね?もしかして……

レイピア8《あんな遠い距離から……しかも物凄い集弾性で》

8さん曰く、あそこはまだM61の最大射程の外だったんだって。

坂本《よし、それくらいで良いだろう、先を急ぐぞ》


芳佳《リーネちゃん、魔法使った?》

リーネ《うん、早く基地に着いた方が良いでしょ》

芳佳《そうだね》

やっぱりリーネちゃんは固有魔法使ってた。

後で調べたら建物本体は穴が1つ空いただけで他は無傷だった。

お姉ちゃんっぽく言うと「なにそれ怖い」って感じかな……

レイピア4《メビウスちゃん?》

……。

レイピア4《メビウスちゃん?大丈夫?》

「えっ?あ、大丈夫だよ、お姉ちゃん」

レイピア4《良かった、何かあったらすぐに言ってね》

「うん」

危ない危ない、ちょっと気が抜けてたみたい。

もしかしたら目から光が消えてたかも。



ヴァイパー3《敵機接近!先制攻撃を掛けるぞ!》

レイピア4《じゃあ、ここは取って置きのヤツで》

ヴァイパー6《……接敵する前にに数を減らす》

レイピア8《特殊兵装準備完了》

ペリーヌ《推して参りますわ》

坂本《今だ!》

坂本ペリーヌ ヴァイパー3 6 レイピア4 8《《SAAM発射!!》》

坂本《ミサイル全弾命中!敵機撃墜!》

スカイアイ《敵哨戒機、残り2》

レイピア8《ここは私達が》

レイピア4《片羽の妖精の得意なヤツで行くわよ!》
レイピア8《当たり前だ!》

お姉ちゃん達のミラージュ2000がアフターバーナーを点火して急加速、敵機との距離を詰める。



そして



レイピア4 8《Fox2!!》



お姉ちゃん達が2人ほとんど同時にミサイルを発射、ネウロイもほぼ同時にミサイルを発射していたけど、お姉ちゃん達はミサイルを発射して直ぐ機体の向きを変えて相手のミサイルから軸をずらして回避、お姉ちゃん達の撃ったミサイルだけがネウロイに当たった。

ペリーヌ《こちらメビウス2、残り2機の撃墜を確認しましたわ》

2機のミラージュの通りすぎた後に残ったのはミサイルの爆発と飛び散ったネウロイの破片だけ。

スカイアイ《敵哨戒機の全滅を確認、全機リグリー飛行場へ向かえ》

《《《《《了解!》》》》》

こうしてわたし達は飛行場の上空へ到着した。

今回はここまでです。

待たせた割りに短くてすいません。

【レイピア4の同人誌】



サイファー「あら、何書いてんの?」

レイピア4(眼鏡)「マンガ書いてます」カキカキ

サイファー「へぇ、眼鏡似合うじゃない」

レイピア4「ありがとうございます」カキカキ

レイピア4「ところでサイファーさん」

サイファー「何かしら?」

レイピア4「ガルム隊のお三方をネタに本書いて良いですか?」

サイファー「う~ん、R18じゃなきゃOKよ」

サイファー「ああ、あたしとラリーのラブラブ本なら別よ」

サイファー「後PJは好きにして良いわ」

レイピア4「イエス・マム」ビシッ!











約2年後……



ピクシー「レイナ、入るぞー」ガチャ

ピクシー「なんだ、居ないのか」

ピクシー「ん、何だこの本は」

ピクシー「レイピア4が書いたのか……どれどれ」ピラッ

ピクシー「……」ペラ

ピクシー「ふむ……」パタン

ピクシー「……」

ピクシー「サイファーぁぁぁぁぁ!!」ダダダダ

その日彼が相棒(嫁)の部屋で見つけた本は何故か女になった自分が相棒(の棒)の餌食になる本だったという……



久々に現れた挙げ句下ネタとか我ながらひどい有様。
小ネタは割とこんなのばかりになりそうな予感。

皆様の評価によっては小ネタは今回限りにしようと思います。

次こそはちゃんと更新したいところですね(汗)

                              Ⅰ
                             _r王_
                          ii|。 `TT"   i
                    ┬ -、|l┴、‐无! 片=ァ=!=
                       `=、==,=|l==ァ=_┥iイ垂ヲ
                   _ └(__)'"  ||/〈ェェ     _,
                  (_.ノ i圧jレー、┌┴K个「   _〈 )_
                _E八rij片」l]Lヨ | ̄「|X|リ __ ]─「_ _ _

_ _ _ _ _ _  __| ロロロ ロロロ ロロロ 〈,ッ┴夫l._,左壬 ニ|」ヒヨ" _  _ _ _ _ _ _

                └/¨ , --、 ̄‥ ̄ l ̄ l i,二l7エ厂─┸いi、
              /  |  |     |  lj」‐┴¬ユ_-_‐ァ" ̄ |
 _  _  _        ├─`="───- ト 、 l| ,[「⊥ヨ┘└:ァ!   |      _  _   _  _ _
_  -     _   \ ,⊥、            | . | _ l」Y \マ∧l.|  |ルへ-、_ ,、 ,、 - - _
  、‐-== ⊥L.. __斗 |     o  n   _ |   | lVヘ┴ハア」仄ijj|  |_」Lニ=-‐レ×く 二 ニ ─  ̄
- `、     ‐ァっ    ̄ ̄ ̄乙二⊥__l」.L. -┴‐‥¬'' "¨ ̄         `¨ ̄ノ      _ 
 _ _ 7ム   / .J                             _ ,.、 -ー ニ ̄─ ニ  ̄  _

ニ ~ ヘ                       _.. .-‐==ニ三-_─ 三  ̄二 三  ̄

- - ニ彡ヘ _,ッ~-ニ_≡ー、,==…=≡=="`ー" ̄三    三  ̄   ニ 三 _  ─  ̄ _
      ヽ'"     ─ ─_  ニ  _

ペリーヌ《流石は坂本少佐!お見事ですわ!!》

スカイアイ《まだレーダーがクリアにならない、電子戦機がもう一機居るぞ》

坂本《向こうの状況は?》

スカイアイ《ジャミングによる通信障害により詳細は不明》

スカイアイ《だが戦況は拮抗しておりお互いに決めてに欠けている模様》

そっか、でもそっちにはメビウスちゃんが行ってるし、もうすぐ何とかなるんじゃないかな。

メビウス1《こちらメビウス1です、電子戦機を撃墜しました!》

ほらね。






スカイアイ《レーダークリア、各機画面を確認しろ》

ヘイロー2《レーダーが完全にクリアになった!》

ヴァイパー6《よし、勝負はこれからだ》

レイピア4《こちらレイピア隊、輸送機を2機墜としたわ》

坂本《よし!メビウス、レイピア隊に続け!》

坂本《一気に畳み掛けろ!》

《《「了解!!」》》










ここから先は一方的な展開だった

レーダーが回復し本来の調子を取り戻したヴァイパー隊、ヘイロー隊が交戦中だった戦闘機型ネウロイ4体を撃墜、残った輸送機型2体と戦闘機型2機も直ぐに墜された。



スカイアイ《最後の輸送機、及び積み荷の撃破を確認》


坂本《よし、全機帰投するぞ、レーダーが使えない状況でよくやった》




「ふぅ」



今回も強いネウロイはいなかったし、そこまで危なくなかった。


オメガ11《うし、今回も楽勝だったな》

坂本《今回はな、だが油断するなよ、ここ最近エース級の機動を見せる戦闘機型が確認されている》

坂本《いつそれらと遭遇するか分からん以上注意するに越したことは無い》

でも反抗作戦はまだまだ先だし、いつどこで坂本さんが言う強いネウロイが出て来るか分からないし、今後も気を引き締めていかなくちゃ。









そしてそんな坂本さんの懸念は、次の作戦で現実のものになるとはまだ誰も気づいてなかった……




今回は以上です。

次は番外編を挟んで油田行きます、勿論そこであの部隊と遭遇する事になります。

皆さん今晩は、これより番外編行きます。

サイファーの紫電改試乗記?


ニューフォート島近海上空

サイファー「あはははは!これよこれ!この感覚、やっぱ最高!」ブオォォォン!!

ピクシー「一応言って置くが、やりすぎるなよ」

サイファー「分かってるわよ、それっ!」ギュン!

リーネ「高速スライスターン……」

芳佳「すごぉい……」

メビウス「綺麗……」

ペリーヌ「当たり前の様に乗りこなしてますわね……」

レイピア4@複座機「8!今のちゃんと撮った?」

レイピア8@後部座席「当たり前だ!!」

坂本「見事だサイファー、何処で覚えたんだ?」

サイファー「前にイッルのを少し借りたのよ」

坂本「そうか、なら納得だな!」ハッハッハ!

サイファー「さて、準備運動終わり」

サイファー「さあ、掛かって来なさい」クイクイ

坂本「さあ行け!お前達、年季の違いを見せてやれ!」

芳リペ「了解!」






数分後……



芳佳「もう私1人だけ!?」

レイピア4「ちょっと、円卓の鬼神強過ぎィ!」

レイピア8「まぁ鬼神だし仕方ないな」

サイファー「ほらほら、油断大敵よ」スッ

芳佳(もう後ろに、やっぱり速い!)

芳佳(だったら!)クイッ

サイファー「ん?」(これは?)





レイピア8「捻り込みキター!!」

レイピア4「芳佳ちゃんが後ろを取ったわよ!」

サイファー「やってくれるわね!」

メビウス「いっけー!芳佳ちゃん!!」

芳佳「これなら!」ダダダダ

サイファー「そぉい!」ギュン!

芳佳「えっ!?」(消えた?)





ベチャッ




メビウス「クルビットだ!」

芳佳「えぇ~~!」(真上から!?)

坂本「そこまで!」

坂本「お前達、一回も当てられんとはたんどるぞ!」

芳リ「すいませ~ん」ペリーヌ「申し訳ありません少佐……」

坂本「……と、言いたいところだが」

坂本「サイファーがストライカーをここまで扱えるとはな」(苦笑)

ピクシー「っていうかサイファー、大人気ないぞ」

サイファー「やっぱこの子達強いわ、本気じゃないと普通に負けてたわ」

ピクシー「じゃあ負けてやれよ!」

サイファー「ゴメンね美緒、この子達強いからなんかだんだん楽しくなって来きてつい……」

坂本「そうか?楽しんで貰えたなら何よりだ!」ハッハッハ!

坂本「しかし、こちらこそすまないな、もう仕事は終わったのに付き合わせてしまって」

サイファー「いいのよ、本当に楽しかったし」

坂本「しかし最後の機動は何だ?ほとんどその場で宙返りしている様に見えたが」

サイファー「そういう技よ、クルビットっていうの」

坂本「本来は戦闘機用の機動なのだろ、やはり凄いな、未来の機体は……」

サイファー「まぁ今の機体でも最新のカナード付ベクタードノズル搭載機とかじゃないと無理なんだけどね」

サイファー「ウィッチなら魔法で補正入れれるからもうちょっと楽に出来るかもね」

サイファー「ストライカーなら更に体動かして勢い付けたり出来るからレシプロでも出来たけど」

坂本「なら今度私もやってみようか……」

レイピア4(普通にあっさりやってのけそうで怖い)

メビウス(うん)

ピクシー「ベルカ戦争ではやって来るネウロイは居なかったが今は居るかもしれんから一応気を付けろよ」

芳リぺレ4レ8メ「了解!」

芳佳(クルビットかぁ……)

芳佳(覚えて置こう)



今回はここまで、クルビットは小さいズでペリーヌが失敗してたけど、OVAでミーナさんが前転してたし高度があれば機体とウィッチ次第で出来るんじゃないかと思ってサイファーにやらせてみました。

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