【武蘭】蘭子「わがともー!頭に犬耳が!」武内p「はい?」(75)

※前回 蘭子「わがともー!わがともー!」武内p「はい。」の続きみたいなものです。

※武内pものです。

※前回とは違いコメディチックにいきたいと思っています。

※投下は不定期です。

武内「これはどんなドッキリですか?」

蘭子「道化師の戯言ではない!(ドッキリじゃないです!)」

武内「え、えっと……すこし触ってもよろしいでしょうか?」

蘭子「え…///」カァァ

武内「駄目でしょうか?」

蘭子「せ、聖女の施しを…希望するわ///(優しく…してくださいね?)」メヲトジル

武内(な…なんで目を閉じたんでしょうか…)オソルオソル

サワッ

蘭子「ひゃん///」ピクッ

武内「……」

サワリサワリ

蘭子「あっ……いやッ…わ、わ…わがとも…やめ……///」ピクッピクッ

武内「か、かわいい……」

蘭子「ッ///!!?」ボン!

武内「はっ!!神崎さん!」ガシッ

蘭子「ぴぃぃぃぃ…////」

武内「き、気絶している……な、なぜ…」

武内「はっ!」

『か、かわいい……』

武内「わ、私は…なんてことを……!///」カァァ

ちひろ「あ、あのぉ……」

武内「ッ!?」ビクッ

ちひろ「驚かしてすいません…あのぉ…間違っていたらあれですけど…もしかして蘭子ちゃん襲ってました?」

武内「していま……」

武内「いや……ッ!」

武内「しました…」ググ

ちひろ「あもぉー!嘘です!全部見てましたから知ってますよ!」

武内「そ、そうだったんですか……」ホッ

ちひろ「もぉ、本気にしないでくださいよー」プンプン

武内「すいません…」

ちひろ「まったく……さて、話は変わりますけど蘭子ちゃんどうしちゃったんですかね?」

武内「はい。こんな病気見たことも聞いたこともありませんし…」

ちひろ「付け耳じゃないんですよね?」グイッ

蘭子「い、いい!いたい!!」ガバッ!

ちひろ「あ。おきた」

蘭子「うぅ…緑の聖女に罰を与えられたわ…(うぅ…何をするんですかちひろさん…)」

ちひろ「ごめんなさい!もしかしたら取れるのと思ちゃって♪」ニコッ

蘭子「な、なな汝の罪を許すわ…(い、いや大丈夫です…)」ビクッ

武内「神崎さん…起きたてのところすいませんが昨日のことについてなにか思い当たることはありませんか?」

蘭子「む…むむむ……」

武内「……」

ちひろ「……」ニコニコ

蘭子「……」

蘭子「ないわ!(ないです!)」

ちひろ「無いってことは無いですよねぇ?」ニコニコ

蘭子「ひぃ!!あるわ!超あるわ!(ひぃ!あります!超あります!)」ビクビク

ss深夜速報って前回のssのURL載せられるんですか? やり方が分からないのでよかったら教えて下さい!

はい

蘭子「わがともー!わがともー!」武内p「はい。」
蘭子「わがともー!わがともー!」武内p「はい。」 - SSまとめ速報
(http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/14562/1502021760/)

>>9ありがとうございます!

今回はここまでです!では!

蘭子「あれは……一ノ瀬志希さんとの共演の時に……」

武ちひ「「あ。もういいです」」

蘭子「ふぇ?」

ちひろ「だいたいわかりましたよ。どうせ、志希さんに実験体になってって言われたんですよね?」

蘭子「なんと!予知の術を使うとは!(えぇ!なんで分かったんですか!)」

武内「じゃあ、一ノ瀬さんのところに行きましょう」

蘭子「むー、待たれよわがとも(んー、待って下さいプロデューサー)」ピコピコ

武内「どうかしましたか?」

ちひろ「……」ニコニコ

ちひろ(なんで、素直に実験体になったのかしら…それが不思議でたまらないわ…脅された?いや、志希さんはそんなこと……そんなこと……いや、もしかしたら)

志希『cpプロデューサーのパンツが欲しくばわたしの実験体になって~』

蘭子『我が魂の赴くままに!』

ちひろ(これだわ!!)ニコニコ

武内「犬耳になるようなことは言っていなかった…とは、どいうことでしょうか?」

蘭子「うむ、我の記憶の欠片が確かであれば実験少女(エクスペリエンスガール)もとい知能神は……」

志希『蘭子ちゃんかわいい~♪』ハスハス

蘭子『ぴぃ!知能神…我が匂いを嗅ぐなかれ!(私の匂いを嗅ぐのやめてくださいー!)』ジタバタ

志希『んー…匂いがいい~』ハスハス

蘭子「それを10分くらいやられました」ウツロメ

武内(無意識に標準に……ッ!そこまでつらかったんですか…)

蘭子「行為を中止した知能神は我に詫びの品を授けたのだ(匂いを嗅ぐのをやめるとお礼にってあるものをもらったんです。)」

蘭子『はぁ……はぁ……』ゼエゼエ

志希『ん~♪これで、明日も生きられるー』

蘭子『そ、それは…善いことであった…(それは…良かったです…)』

志希『はい、これ私の特製だよー』

蘭子『これは美をつかさどる魔法の噴水(これは…香水?)』

志希『それね?男の人を惹き付ける特別な香水なの』

武内「それでつけたら…」

蘭子「太陽の登りし時にはすでに…(朝になったらなってました)」

武内「たしかに…犬耳になるという要因がありませんね…」

ちひろ「……」ニコニコ

ちひろ(全然違ってた!)ニコニコ

武内「一ノ瀬さんところには昨日に引き続き共演の内容になっているので…そこで聞きましょう」

武内「そして、外にでるときは帽子をかぶっていた方がいいかもしれません」

蘭子「了解!騎士の鎧兜装着!(わかりました!じゃあニット帽をかぶりますね)」パタパタ

武内「……あの………」

蘭子「ん?わがともは不満か?(どうしましたか?プロデューサー)」パタパタ

武内「……………犬耳以外にも効果があるみたいですね…」

蘭子「え?」ウシロヲムク

蘭子「」

ちひろ「おぉ……犬の尻尾まで…」ニコニコ

ちひろ(それも振っている……興奮してるのかしら?)ニコニコ

蘭子「うぅ…な、なじぇ?」ウルッ

武内「!大丈夫です!それを含め直す原因を探りましょう。」

蘭子「わがとも~!」ガバァ

武内「神崎さんこういう行為は……」

蘭子「わがとも~!」スリスリ パタパタ

武内「ど、どうしたんでしょか…」

ちひろ「まるで本当の犬みたいですね」

ちひろ(もしくは駄犬)

↑修正 武内「ど、どうしたんでしょうか?」

蘭子「はっ!す、すまぬわがとも!」バッ

武内「私はいいのですが…こんなところをマスコミの人達に見られたら大変なことになるので…」

蘭子「わがとも…」スリスリ クンクン パタパタ

ちひろ「また、抱きついてますね」

武内「無意識……でしょうか…神崎さん…神崎さん離してください」

蘭子「はっ!うぅ…///」ハナレル

ちひろ 「無意識……いや、本能に従って……ゴホン…」

武内「と、とりあえずcpルームに行きましょう。」

蘭子「わが……!」タッタッ

ちひろ「おっと…」ガシッ

武内「どうしました?」

ちひろ「またです」

蘭子「うぅ…すまぬ…///(ごめんなさい…)」

蘭子「わ、我は自身の呪いの欲望に身を浸かってしまう…(私我慢できなくて…つい…)」チラッ

武内「…そ、そうで───」

蘭子「わがともー!」タッタッ

ちひろ「こらっ」ビシッ

蘭子「あぅ」イタイ…

ちひろ「これじゃあらちが明きませんのでcpルームに行くまで私が手を繋いでおきますね」ニコニコ

武内「はい。お願いします」ペコリ

蘭子「せ、せせせ、聖女の施しを…」ガタガタ

cpルーム

ザワザワ

卯月「ニット帽!かわいいですね」

凛「でも、部屋内でかぶるとはげるって聞くけど?」

未央「いやー、しぶりんウソ、ウソ」

莉嘉「なんでさっきから蘭子ちゃんはお尻押さえてるの?」

みりあ「お尻痛いのー?大丈夫?」

きらり「お、おしりぃー?ほんとぉにぃ痛いのぉ?」

蘭子「我の聖剣は痛手をおっておらん!(お尻はいたくないです!)」

アーニャ「ダー、ルァンコ大丈夫ですか?」

美波「プロデューサー何かあったんですね?」

武内「はい。神崎さんのことについてお話があります。」チラッ

蘭子「……う…」ボウシヲヌグ

ピョン!

パタパタ

cpアイドル「「「「え…」」」」

武内「……犬耳と尻尾がついてしまったそうです。」

cpアイドル「「「「……」」」」

cpアイドル「「「「…………」」」」

cpアイドル「「「「は?」」」」

未央「は…はは…ジョークなんて今時こんなの笑いもとれないよらんらん」グイッ

蘭子「い、いたい!いたい!いたいです!」バタバタ

未央「え……とれない…」

杏「いやいや、それより尻尾うごいてるよ…」

蘭子「皆のもの…聞いたばかりで混乱、困惑しておるだろうが…紛れもなく我の耳…と尾は…犬のものとなってしまったのだ…(みなさん急な話で混乱してしまうのはわかります…だけどこれは嘘ではなく…本物の犬耳と尻尾なんです)」

みりあ「って言ってるよ」

cpアイドル「「「「……」」」」

cpアイドル「「「「…………」」」」

cpアイドル「「「「えええええええええええええええええええええええええええええええ!!?」」」」

凛「ふ、ふふふーん?」

かな子「お、おいしから大丈夫だよぉ…大丈夫……ありえないよ…」

智恵理「四葉…四葉は4枚の葉が…」

卯月「頑張ります!え?が、頑張ります!」

武内「みなさん落ち着いてください…」

蘭子「う、うむ…皆のもの…心を静寂に…静寂に…」

蘭子「わがともー!」ガバァ

武内「か、神崎さん!?」

蘭子「微少たる時間を我に///!(すこしだけ!すこしだけですから!)」スリスリクンクンパタパタ

凛「」

莉嘉「」

智恵理「」

パァン!

ちひろ「みなさん」

シーン

ちひろ「落ち着きましょうね?」ニコニコ

蘭子「プロデューサー…プロデューサー!」クンクンパタパタスリスリ

ちひろ「蘭子ちゃんも」グイッ

蘭子「わがともー!緑の聖女よ我に!我に微少の時間をー!(プロデューサー!ちひろさん私にあとすこし!あとすこし時間をー!)」ズルズル

ちひろ「ダメです」

武内「み、みなさん…聞いてくださいますか?」

cpアイドル「「「「…」」」」コクリ

武内「まず、確かな原因は今のところわかりません。ただ、一つだけあてがあります。」

武内「今日がそのチャンスなので私は神崎さんを中心とし現場を回っていくので皆さんのところにはあまりいけないと思います。」

みく「みくは可愛いと思うからそのままでも…」

李衣菜「仲間増やしたいだけでしょ?」

みく「なんだにゃー!」

杏「杏は寝るよー…あとは勝手にー」

きらり「あんずちゃん…あ。わたすぃはぁ大丈夫だにぃ!」

美波「同じ事を前にもありましたから…」ニコッ

武内「皆さんありがとうございます」ペコリ

未央「いやいやそんな律儀にしなくていいってプロデューサー!らんらんファイト!」

卯月「蘭子ちゃんには私達がついてます!だから大丈夫!頑張って下さい!」

蘭子「みなのもの…(みんな…)」ジーン

凛「でも、なんで犬耳なんだろうね」

アナスタシア「ダー、たしかに…」

新田「猫耳とか…」

みく「猫耳!いいにゃ!絶対に似合うにゃ!」

蘭子「ぴぃ!」ササッ

ちひろ「おっと…そろそろ時間ですよ。みなさん」

武内「そのよう…ですね。では、行きましょう神崎さん」

蘭子「うむ!」パタパタ

cpアイドル「「「「あぁ…なるほど」」」」

武内「なにがなるほど…なんですか?」

未央「いや…」

卯月「なんでもないですよ!」

凛「…」

武内「は、はい…では、急ぎましょう」スタスタ

蘭子「はっ!待たれよわがともー!」タッタッパタパタ

凛「…蘭子ってさ…」

未央「うん…」

卯月「ですね」

cpアイドル「「「「犬ぽっいよね」」」」

ちひろ(それも駄犬)

武内「うっ……神崎さん抑えてください…」

蘭子「えへぇ~♪この境地はわがともの魔具の中…敵には発見されない…(ここは人通りも少ないですし、車の中だから大丈夫ですよ~♪)」スリスリパタパタ

武内「……しかし…」

蘭子「うふふ…♪」スリスリクンクンパタパタ

武内「…私の膝がそんなに…良いものでしょうか?」

蘭子「絶品ッ!!(とっても!!)」クワッ

武内「そ、そうですか…ですが、そろそろ出発しますので…」

蘭子「む……な、ならば少しだけでよい…我の頭に女神の風吹を…(すこしだけ…すこしだけでいいです…頭なでなでしてください…)」

武内「……了解しました…」ナデナデ

蘭子「あ……」

ナデナデ

蘭子「ん……ふふ…♪」パタパタ

ナデナデ

蘭子「えへぇ~……わがともー…♪」スリスリ

武内「神崎さん…」

蘭子「はっ!うぅ……すまぬ…わがとも…」シュン

武内(でも離さないんですね)

武内「いえ…」ナデナデ

蘭子「…わがとも…んん……ありがと…///」パタパタ

~10分後~

武内「はっ!神崎さん、神崎さん!」

蘭子「は!我はいったいなにを…!」

武内「現場に急ぎましょうか」

蘭子「うん…///」

蘭子(ごめんなさい…プロデューサー…でも、プロデューサーの手…気持ちいいだもん…)チラッ

武内「10分前にはつけそうにないですね…」

蘭子(しょうがないよね…?)ウットリ

化粧室

志希「ふふーん♪」

蘭子「煩わしい太陽ね!(おはようございます!)」

志希「蘭子ちゃん~!」ギュッ

蘭子「むぐー!」ジタバタ

志希「あれあれ?蘭子ちゃん帽子なんてかぶってますますかわいいー!」

蘭子「むぎー!」

蘭子(く、くるしい~!)

武内「すいません。」ヌッ

志希「ひゃ!」パッ

蘭子「ごほっ…ごほっ…うぅ~」ギュッ

武内「大丈夫ですか?」サスサス

志希「いきなりビックリしたよー、それとごめんね?蘭子ちゃん」

蘭子「むぅ…罪の意識を自覚せよ…(ちゃんと反省してますー?)」ジトー

志希「えへぇ♪…だって蘭子ちゃんがかわいいのがいけないんだよー!」

蘭子「やはり意識してないではないか!(やっぱり反省してないんじゃないですか!)」

武内「たしかにかわいいですね」

蘭子「わがとも///!?」グルン

武内「あ。い、いえ…神崎さんには黒がよく似合う…と言い…神崎さん、神崎さん抱きつくのは止めてください」

蘭子「うむぅぅぅ…♪」

志希「ちょっと私の前で蘭子ちゃんとイチャイチャ……んっ?」

パタパタ

志希「……」ゴシゴシ

志希「……」

志希「…ら…蘭子ちゃん?」

蘭子「む?罪人は我の詞を受け入れたか?(ん?ちゃんと反省するんですかー?)」ジトー

志希「それはしないけど…尻尾」

武内(……この様子だと…ハズレですか…)

志希「す、すごい!こんなことをできる人がいるんなんて!」サワサワ

蘭子「ひゃ!さわ、さわらないで~!」

武内「一ノ瀬さん…どうか落ち着いてください。」

志希「あ。うん…」

蘭子「うぅ…」

武内「一ノ瀬さんはこれについてなにも知らないんですね?」

志希「しらなぁいな~……それにしても…」ジリ

蘭子「ひっ!」ササッ

武内「…そうですか…」

スタッフA「一ノ瀬さん、神崎さんそろそろ撮影の時間です!準備をお願いします!」

蘭子志希「「はい!」」

武内「では、このお話は後で…」

志希「うん!じゃあーね!」

蘭子「わがとも…」

武内「大丈夫です…かならず治してみせますから…」

蘭子「わがとも…うん!期待しておるぞ」ニコッ

武内「はい…」

ランコチャンイクヨー ウム!

武内「今日はバラエティー番組だからよいものを…明日までには治さなければ…」

武内「次に思い当たるとすれば…」

武内「わからない…そもそも犬耳が生えること事態がわからない…」

武内「……そうだ…」

武内「今でれるでしょうか…」

武内「かけてみるしかありませんね…」

武内「…」プルルル

カチャ

武内「…もしもし!」

小梅『ど…うしたの?おっきい声出し…て』

武内「すいません。実は…」

説明中

武内「…と言うことがあったのです…何か思い当たることはありませんか?」

小梅『犬耳にはえるなんて実例がないからわかないけど…思い当たりなら一人いるよ』

武内「それは…誰ですか!」

小梅『池袋昌葉ちゃん…かな?』

武内「で、ですが彼女は…機械専門だった気が…」

小梅『ごめん…それしか…思いつかなく…て』

武内「い、いえ!今行き詰まっているなか…なにそれと言っていられませんから…ありがとうございます…」

小梅『うぅん…頑張って…ね』

武内「はい…」

ガチャ

武内「ふぅ…」チラッ

芸能人A『なぁ、蘭子ちゃん!今日の気分はどや?ええか?』

蘭子『うむ、今宵の我は頭(かしら)が熱を帯びておる…』

芸能人A『え?すまんなぁおいちゃん耳が遠くて…』

芸能人B『おい!なに蘭子ちゃんと話しとるんや!ワイにもしゃべらせいや!』

蘭子『む…お主たちよ我を前にして決闘とはけしからんぞ?』

武内「私だけいきますか…終わる前に帰れば大丈夫ですね」

スタスタ

晶葉「ここをこう…ここをこうで…」バチバチ

ドォン!

晶葉「ひぅ!?」ビクッ

晶葉「な、なんだ!?ロボットの逆襲か!」

ガチャ

武内「おはようございます」ヌゥ

晶葉「ぎゃぁぁぁぁぁ……って君はcpプロデューサーじゃないか」

武内「少し話を聞いていただけませんか?」

晶葉「話?」

武内「はい…実は…」

ー説明がおわりー

晶葉「はぁ?獸化だと?」

武内「はい」

晶葉「あぁ…その、悪いんだが冷静に聞いてくれよ?」

晶葉「ここは現実だ……二次元じゃないだぞ?わかっているのか?」

武内「はい。承知です」

晶葉「……」ジー

晶葉「……それで?」

武内「え…」

晶葉「どうせ怪しい私か…一ノ瀬志希に何か知っているか聞きに来たんだろ?」

武内「はい。おっしゃる通りです…ただ一ノ瀬さんにはもう確認済みです」

晶葉「一ノ瀬志希がちがうとなると…難しくなるな…」

武内「はい…」

晶葉「さらに私はその手に関しては専門外…次あてがあるのか?」

武内「ぐ…ありません…」

晶葉「正直でよろしい…ふむ…その神崎蘭子が犬耳になった原因はそれだけだったのか?」

武内「いえ、他は本人が検討がつかないと…」

晶葉「もっと他にあるんじゃないか?香水は違ったのだろ?」

武内「……」

晶葉「……」

武内「た、たしか…神崎さんはバラエティー番組の収録で疲れていて……」

晶葉「他は?」

武内「す、すいません…これ以上…」

晶葉「あと、少しだな…こっちに来てくれ」スタスタ

武内「え?あ。はい」スタスタ

ー機械室ー

武内「こ、こんなところが…」

晶葉「さて…」カチャカチャ

武内(あれから何分たったのだろうか…確認を…)スッ

晶葉「これに座ってくれ」

武内「!はい…」ストン

晶葉「これを頭につけるんだ」スッ

武内「こ、これは……?」

晶葉「いまから君の脳に刺激を与える。ちょっと痛いが思い出したいんだったらこっちがいいだろう」

武内「の、脳に…」ゾクッ

晶葉「やめるか?」

武内「……いえ」

蘭子『わがとも…』

武内「お願いします」

晶葉「よし……」

ガチャン!

武内「うわああああああああああああああああ!?」

武内「あ……あ…あ…」ガクン

晶葉「ちょっと出力を上げすぎたか…」

武内『あとすこしで…おわる…あとすこしで…』カタカタ

ギィ

武内『?だれですか?』

ちひろ『お疲れ様です。』ニコッ

武内『千川さん。おつかれさまです』ペコリ

ちひろ『あとどれくらいで終わりそうですか?』

武内『そうですね…あと、一時間くらいでしょうか?』

ちひろ『そうですか…すいません…手伝えることは出来ませんけど…』コトッ

武内『これはスタミナドリンク…』

ちひろ『とっても効くらしいドリンクだそうです…これくらいしか出来ませんけど頑張って下さい』

武内『いえ…ありがとうございます』

ちひろ『はい…では…』

武内『お気をつけて』

ちひろ『はい…おやすみなさい』

バタン

武内『ふぅ…よし、やりましょう…』

カタカタ…

カタカタ…

カタカタ…

二時間後…

カタ…

武内『ふぅ…終わった…』

武内『はっ…もうこんな時間ですか…』

武内『そろそろ帰りますか…』

ギィ

武内『!だれ…って神崎さん?』

蘭子『わ、わが…とも…』フラフラ

武内『神崎さん!?大丈夫ですか?』ガシッ

蘭子『つ…』

武内『つ?』

蘭子『つかれたぁー…』ガクッ

武内『か、神崎さぁん!?』

cpルーム

武内『ここに座ってください…』

蘭子『う、うむ…かたじけないわがともよ…』ストン

武内『なにか食べたいものは?』

蘭子『うぅ…今の我に食欲という欲はないわ…』

武内『そ、そうですか…』

武内(随分疲れた様子ですね…なにか元気になれるものを…)

武内『少しお待ちを』スクッ

蘭子『構うことなかれ…あぅ…』

武内『さて…冷蔵庫の中は…』

武内『ケーキ、エクレア…すべて三村さんのものですか…疲れた時は甘いものですが流石に駄目ですね…』

武内『買いに行きますか…』

武内『いや、彼女だけを残して会社でれない…』

武内『元気…元気…』

武内『あ。』

武内『神崎さん…神崎さん…』ユサユサ

蘭子『ふにゃ…?』ムクリ

武内『これをお飲みください』

蘭子『これは…全身の魔力を高めることができるエナジードリンクではないか』

武内『少しずつお飲みくださいね』

蘭子『うむ…』コク…コク…

武内『それを飲んだら寮に送りましょう』

蘭子『りょ…い…し…───────────


武内「はっ!?」ガバッ

晶葉「起きたか」

武内「私は…いったい…」

晶葉「思い出したか?」

武内「!はい!」

晶葉「じゃあ、話してみてくれ」

武内「はい。私は昨日…」


晶葉「そうか…そんなことが…」

武内「はぁ…結局わかりませんでした…」

晶葉「いや…」

武内「え?」

晶葉「ドリンクだよ」

武内「ド、ドリンクって…スタミナドリンクのことですか?」

晶葉「あぁ、それだ」

武内「ですが、あのドリンクにそんな…」

晶葉「千川ちひろからもらったものだろ?今怪しいと言ったらそのドリンクしかないぞ?」

武内「……」

晶葉「調べる必要はあるんじゃないか?」

武内「そうですね…わかりました」スクッ

晶葉「それじゃぁ、頑張ってくれ」

武内「あ。その、ひとつきいてもよろしいですか?」

晶葉「なんだ?」

武内「なぜここまでしてくれたのですか?」

晶葉「…………」

晶葉「私のプロデューサーを知っているか?」

武内「は、はい…私の同僚です」

晶葉「そして、友達だ…私の友の友達を助けることはおかしいか?」

武内「……」

晶葉「そう言うことだ…早くいけ…」

武内「はい……あの…」

晶葉「なんだしつこいな……」

武内「ありがとう…ございました。」

晶葉「……はよいけよ…」

武内「はい…!」

バタン

タッタッ

晶葉「はぁ~…全然私らしくない…!」

ガチャ

「お。こんなところに…探したんだぞーってさっきcpのプロデューサーが通ったけど何なんだ?」

晶葉「ん?…知らなーい」

「えぇ…なんだよそれ…」

武内「予定より遅くなってしまった…」

武内「急ぎましょう…」

スタジオ

「カット!今日の撮影は以上です!」

「「「おつかれさまでしたー!」」」

蘭子「うぅ…今日の疲労は前日の我に劣らず…(今日は昨日と同じくらいつかれたぁ…)」

志希「おつかれー!蘭子ちゃん♪」

蘭子「うむ…闇に飲まれよ…」

志希「あぁん…!なんか素っ気ないよー蘭子ちゃん」

蘭子「我の力は今も衰え続けているのだ…」

志希「ふぅん…あ!私次の撮影行かなきゃ!バイバイ!」

蘭子「やみに…ふぁ…わがとも…」キョロキョロ

蘭子「わがとも?」スタスタ

蘭子「わがともー?」スタスタ

蘭子「飲み物でも買いに行ったのかな…じゃあ、ベンチで待っとこうかな…」ウツラウツラ

蘭子「わがとも…は…本当に」ウツラウツラ

蘭子「やさしいなぁ…頼りになるし…」ウツラウツラ

蘭子「ふふ…わがとも…」ウツラウツラ

蘭子(大好き…だ…よ)ウツラウツラ

蘭子『うぅ…疲労という病が我を犯しておる…(今日は疲れたなぁ…)』

蘭子(前のこともあったしレッスンのおさらいをしていたら…もう、こんな時間に…)

蘭子『誰かおるか?』ギィ

『いえ…ありがとうございました。』

蘭子『この声は…わがとも…♪』パァァァァ

『はい…では…』

蘭子『緑の悪魔まで…!』

武内『では、お気をつけて…』

ちひろ『はい、おやすみなさい。』

蘭子(なんの話を…こっちに来る!?)サッ

ちひろ『ふぅ…さて、どうなるのかしら?たのしみだわ…』

蘭子(?)

ちひろ『~♪』スタスタ

蘭子『解せぬ…まぁ、よい…』チラッ

蘭子『わがともは業に浸かっておるのか…ならば我はわがともの妨げにならぬようここでしばし見守っておこう…(プロデューサーお仕事かぁ…今でても邪魔になるだけだし待っとこ…)』

そして、私はしばらくまって意識がほとんどないまま…プロデューサーのお部屋に…

そしたらいつの間にか私はプロデューサーの車の中にいた。

蘭子『う…ん…』パチッ

蘭子(明るい…コンビニ…ここは車…?)

ガチャ

武内『起きましたか?神崎さん?』

蘭子『わ、わがとも!?なぜ!』

武内『覚えていないのですか?まぁ、とりあえずこれを…』

蘭子『こ、これは…プリン…』

武内『新発売の私プリンだそうです』

蘭子(下がキャラメルソースの代わりにチョコレートになってる…それに、おっきい…)

武内『食べ残したら明日にでも…』

そうさしてもらおう…流石にこれは食べられない量だし…夜にのこんなもの食べたらその…太っちゃうし…

蘭子『なんで我は…馬車に…?』

武内『神崎さんが私の部屋に来て…倒れかけて…一人で帰らすのもあれですので…』

蘭子『そ、そんなことが…』

武内『神崎さん…その私が言うのも何ですが…』

武内『無理はしないでください』

蘭子『わがとも…』

武内『あなたが倒れたらご両親だけではなくファンの方々やcpアイドル全員が心配します。』

蘭子『わがともも?』

武内『はい…当然です。』

蘭子『そうか…ならば、少し我が儘を言ってよいか?(そうですか…じゃあ、少しだけわがままを言っていいですか?)』

武内『は、はい!私にでき────え?』

武内『す、すいません…もう一度…』

蘭子『良く聞くのだわがとも…我を』

抱け。

武内「神崎さん!」

蘭子「うぅん…わがとも…?」

武内「原因がわかったかもしれません!今すぐ行きましょう!」

蘭子「信じておった…」ニコッ

武内「ありがとうございます…では…」

ぎゅ…

蘭子「プロデューサー…プロデューサーはいつも私を助けてくれます…」

武内「神崎さん…?」

蘭子「ですけど、それだけ私はプロデューサーに迷惑をかけています…」

武内「…………」

蘭子「私は何も出来ないけど…」

蘭子「ありがとう…ございます。」

武内「まだ…それを言うのは早いですよ…」

蘭子「そうですね…でも、いつもですから」

武内「…神崎さん…」

蘭子「では、行こうぞ!わがとも!」

武内「はい…!」

そして、私たちは急いでcpに戻り例のスタミナドリンクを調べました。そしたら…

ちひろ「すいませんでした…!」ペコリ

武内「いえいえ、悪いのはちひろさんではなく飲ました私に原因があるので…」

凛「に…しても獣化するドリンクなんて良く見つけたね」

ちひろ「し、しらなくって…」

みく「でも、本当に良かったにゃ…」

蘭子「効力は今宵だけのようね」

武内「ならば、心配することはなかったですね」

卯月「でも私達もわかるまでは凄く不安でしたよ」

未央「もぉー!しっかりしてよープロデューサー」

武内「すいません…」

蘭子「わがとも…」ギュッ

武内「どうしましたか?」

蘭子「我は用事がある…わがともも同行せよ」

武内「え…用事ですか…」

蘭子「今日は我に付ききりなんであろう?」

武内「はい…」

蘭子「行こ?」グイッ

武内「は、はい…すいません。送ってきます」

かな子「どうしちゃったのかな?蘭子ちゃん」

きらり「ちょっとぉ様子がおかしかったにぃ」

杏「ふーん…」

莉嘉「あー☆なんか分かったって顔してる!」

ちひろ「…」

武内「どうぞ」

蘭子「…」ストン

武内「では、出発しましょう」

蘭子「うむ」


武内「用事とは…?」

蘭子「…わがともは…プロデューサーは」

蘭子「昨日の夜のことを覚えていますか?」

武内「昨日の…すいませんよく…」

蘭子「あの時…」

蘭子『我を抱け…』

武内『え…と…それは…』

蘭子『そのままの通り…だ…』

武内『すいません…私はあなたのプロデューサーなんです…ですので…』

蘭子『承知できぬか…?』

武内『はい…』

蘭子『…』

蘭子『…また、無理言っちゃいましたね…』

武内『神崎さん…』

ギュッ

武内『!?』

蘭子『ごめんなさい…だけど、私はこれくらいしないと他の人に勝てないんです…』

蘭子『だけど、プロデューサーに今の私の気持ちを伝えてもきっと断ります…よね?』

武内『はい…』

蘭子『今はそれでいいです』

すっ

武内『え…?』

蘭子『私が…』

蘭子「大人になってアイドルもやめて…その時また、この気持ちを伝えます。って…覚えていますか?」

武内「…はい。」

蘭子「プロデューサー…」

武内「…はい」

蘭子「その時まで待ってくれますか?」

武内「その時まで貴方が私を好きでいてくれるなら私は…」

武内「一人の男の人としてお答えします。」

ー女子寮ー

ガチャ

蘭子「今帰還したわ!」

小梅「お…かえり…」

蘭子「~♪」

小梅「蘭子ちゃん…今日も機嫌がいい…ね」

蘭子「今日も?はて、我は昨日疲労していたはずだが…(私昨日は疲れていたはずだけど)」

小梅「うぅん…とっても…楽しそうだったよ」ニコッ

蘭子「…ふむ」

武内『…では、神崎さんまた明日…』

蘭子「うん…」

蘭子(私は、あの人に会うだけでいつも…)

幸せなの…

だから、今は我慢…

あの人に堂々と気持ちを伝えるその時まで…

そして次の日

蘭子「~♪」

蘭子(犬耳と尻尾も朝になったら治ったし…いつも通りになれるなぁ…)

蘭子(でも、少しだけで残念かもあと時だけちょっと積極的になれたから…)

蘭子(いつか、獣化しなくてもプロデューサーに対して積極的に…)

蘭子「ん?」

ザワザワ

蘭子「煩わしい太陽ね…」

武内「か、神崎さん…おはようございます」

蘭子「騒がしいが何かあったのか?」

武内「じ、じつは…」

ちひろ「今度はcpのみんなが…」

凛(犬)「私いまなんか凄くプロデューサーに抱きつきたい…」パタパタ

卯月(兎)「わ、わたしがんばりますから!構ってください!」パタパタ

未央(犬)「おっと…こと未央ちゃんを差し置いて遊ぶなんて言語道断!」

みく(猫)「にゃー!みくは本物の猫になったにゃ!」フリフリ

李衣菜(猫)「うわぁー!こんなのロックじゃないよ!」

アナスタシア(狼)「ダー、みんななかよしこよしですね♪」パタパタ

美波(猫)「な、仲良しなのかなこれ…」

きらり(犬)「いぇーい!犬ちゃんだよぉ?かわいいぃ?」

みりあ(たぬき)「うん!すっごく可愛いよ!」

莉嘉(ライオン)「pくんみてみて!がおー!」

かな子(パンダ)「すごいよ智恵理ちゃん!すっごく可愛いよ!」

智恵理(猫)「そ、そんな…かな子ちゃんも可愛いよ…」

杏(ハムスター)「この耳じゃま…」スヤスヤ

蘭子「わ、わがとも…こ、これは…」

武内「神崎さん以外のcpアイドルが…獣化してしまいした…」

蘭子「ええええええええええええええええええええええええええええええええ!?」

後日、みんな治りましたとさ…

蘭子「ハッピーエンドではないな」

武内「ですね」

武蘭「「はぁ…」」

おわり

ここまで読んで頂いた方々ありがとうございました。次回作は後日投下します!では…

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