※シンデレラガールズSSです。
※杏たちがただただ駄弁ります。
※鷺沢さんがボケます。
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事務所
文香「……お疲れ様です……今日のダンスレッスンは、過酷でした……」ガタタッギィイイッ
ありす「お疲れ様です……って、この事務所のドアの立て付けおかしいですよね」ギイイィイッバタム
杏「文香ちゃんお疲れー。最近はハデなダンスやってるもんね。まあまあソファどうぞ」グデ-
文香「ありがとう、ございます。……前ほどではありませんが……やはり体力には自信が持てません」グデ-
杏「ありすもお疲れー」
ありす「杏さんには許可してません。橘です」
杏「えー、文香ちゃんばっかりずるいぞー」
文香「ふふ……」
杏「まあ、杏もインドアの民だからダンスレッスンが憂鬱なのは分かるよ。新曲やる機会があったら、杏はステージで寝てるだけにしよう」
文香「それなら、私はステージで読書を……」
ありす「何を言っているんですか、せめて歌は歌ってください。いえ、ダンスもですけど……」
杏「そうだ、コールに全部任せればいいんだよ。適当に録音を流してさ、杏はステージでお休み、後はファンが勝手に盛り上げてくれるってことで!」
ありす「もはや杏さんが寝ている意味すらないんですが」
文香「そんな賑やかな場所で眠れるのでしょうか……?」
ありす「文香さんはその中でも読書できそうですよね」
文香「照れます……」
ありす「そこまで全面的に褒めたつもりはないんですけど」
文香「ふぅ……」ドサリ
ありす「……あの、文香さん、その分厚い本はどこから?」
文香「レッスン着の中に入れているので……狙撃されても大丈夫です」
ありす「その服の収納力と、文香さんの動機のどちらから突っ込むのがいいんでしょうか」
杏「杏なら、文香ちゃんの秘められたパワーについて攻めていくかな」
文香「そう……この重い本を身につけたままレッスンをすることで……本番では限界以上の能力を」
ありす「アイドルのステージは決闘場じゃありませんよ」
文香「……冗談です」
ありす「その服の構造も冗談ですよね? 冗談だと言ってください」
杏「橘ちゃん、実は杏のうさぎも、ここのほつれた所に手を突っ込むと……ほら」
ありす「まあ、飴くらいなら物理にかなっていますから。そこを収納にしていることは突っ込まないでおきます」
杏「コーラ味にしよう」ハムッ
文香「私のレッスン着も……ゆったりとしたサイズですから、このように……広辞苑から、英和辞典まで収納できます」ドサドサ
ありす「電子辞書という発想はなかったんですか?」
杏「科学は万能じゃないのさ……まあ食べなよ」
ありす「イチゴミルク味……頂きます」ハムッ
文香「……」ペラリ
杏「それにしても、文香ちゃんの集中力はすごいね」
ありす「スイッチオンの輝子さんの隣でも平気な顔で読んでいましたからね……そういえば、今日は輝子さんを見ていませんけど」
杏「ん? 輝子ならずっといるよ」
輝子「フ、フヒ……」ガタッ
ありす「わあっ?! プロデューサーの椅子が勝手に!」
輝子「わ、私だ……」
杏「お前だったのか」
輝子「キノコを、もてあそぶ」
文香「神々の……」
杏輝子文香「「「遊び」」」
ありす「文香さん聞こえてたんですか」
ありす「なんですか、キノコをもてあそぶ神って」
輝子「地上のすべてを菌糸で埋め尽くして……人類は、滅びる……キノコの神の、しいたけ……じゃなかった、神罰……フヒ」
杏「キノコって木に引っ付いてるだけでいいから楽かも。入信しまーす」
輝子「な、なら……誓いにキノコの口付けを……」
ありす「結婚式と混ざってませんか?」
輝子「病める時も、健やかなる時も……」
ありす「ですから結婚しませんってば」
文香「ありすちゃんは……独身がいいのですか?」
ありす「……いえ、もちろん結婚はしたいですけど、キノコとは嫌です」
輝子「キノコと、結婚……って、橘ちゃん……何を、言ってるんだ?」
ありす「それを輝子さんに言われると一番腹が立ちますね」
ありす「そもそも、人類を滅ぼす神を信仰するなんて……あれ、でも旧約聖書ではそんな描写がありますね……」
文香「唯一神というのは……人を救うだけではありません。生と創造、死と破壊さえも包括する絶対者、それこそが……キノコですから」
ありす「真面目な話と思ったら狂信徒!」
輝子「……し、信者が増えて、うれしい」
文香「あわれな異教徒は……聖なる傘の下に裁かれます……」
ありす「そんな暗黒中世は嫌です」
杏「タケノコとかさ、多分異端者の極みなんだろうね」
ありす「杏さんも中途半端に乗らないで突っ込みに回ってください」
輝子「どうする……回心、するか……それとも」
ありす「わ、わかりました。信仰すればいいんでしょう……キノコは別に嫌いじゃありませんから」
輝子「フヒ、良かった……なら、これを頭に垂らすんだ……」
ありす「さっきと儀礼が違うじゃないですか。松茸風味のお吸い物を洗礼に使わないでください」
輝子「みんな、ノリ……いいね」
ありす「皆さんの仲がいいのはよく分かりますが、私を置いていかないでほしいです」
文香「ありすちゃんも……まだまだですね」
ありす「文香さんは読書してるように見えて、意外と話聞いてますよね」
文香「いいえ……ありすちゃん、本にも集中しています」
ありす「その余計なマルチタスクスキルはどこで身につけたんですか」
杏「マルチタスクは便利だよ。杏くらいになると、寝ながらなんでも出来ちゃうんだよねー」
輝子「寝ながら……本も読める、のか」
ありす「それでこの前、仰向けで顔面に漫画を落として、変な声出してたんですね」
杏「うぇっ……橘ちゃん見てたの」
文香「変な声……ありすちゃん、それはどんな声でしょうか……?」
ありす「その詳細は必要ですか?」
輝子「気になる、な……」
杏「あー、杏も寝ぼけてて覚えてないからさ、橘ちゃん教えてよ」
ありす「杏さん、そのフリはさすがに雑すぎます」
文香「……気になって、読書も手につきません……」
ありす「少なくとも文香さんのそれは絶対ウソですよね?」
輝子「そ、それじゃあ……私から、やるよ……顔に落とすのは机の下の、このポエムノートでいいかな……?」
杏「ああ、再現する流れになったんだ」
ありす「それは乃々さんのでは……それより杏さんは流れに抗うポーズでいいので見せてください」
輝子「じゃあ、横になって……いくよ」バサッ
輝子「ヒィイィイイャッハアァァアァアッッ!!!……っ、フヒ……どう、かな?」
文香「……」ペラリ
ありす「完全に輝子さんそのものじゃないですか。それと文香さんは前のレスでの発言を思い出して下さい」
文香「ウソですから……」
ありす「知ってましたけど!」
杏「うーん、声量ばっちりだから100点!」
ありす「採点基準!」
ありす「……なんだか、レッスンルームより事務所の方が疲れる気がします」
杏「疲れたならちゃんと休まなきゃ。頑張るだけじゃだめだよー」
ありす「杏さんが手伝ってくれればもう少し楽なんですけどね」
杏「人を頼ってばかりじゃ成長しないよ、自分の頭で考えなきゃ」
ありす「ブラック企業ですか」
文香「……ありすちゃん、そろそろオチをつけないと……」ヒソヒソ
ありす「知りません!」
輝子「オチた、な……フヒ」
乃々(もりくぼのノートも落とされたんですけど……)
これで終わります。
深夜に勢い余って執筆、そのまま投稿したら睡眠時間は犠牲になりました。
とりあえず睡眠してからHTML依頼を……
おはようございます。読んでいただきありがとうございました。
完全に私の好みだけで選んだメンバーで、楽しく書かせていただきました。また同じようなのを書くかもしれません。ありすちゃん胃薬の用意を。
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