塩見周子「今日もあたしの食事を撮るのね」P「周子飯3」 (148)


事務所公式の動画チャンネルで
不定期連載をしている
塩見周子の食事ムービー【周子飯】

…という体裁の文章です。
周子飯Season3

・Pがハンドカメラで撮影
・周子がごはん食べるだけ
(だったのがお食事紹介にシフトしてきた)



周子飯シーズン1
塩見周子「あたしの食事を撮る?」P「周子飯」【デレマスSS】 - SSまとめ速報
(https://ex14.vip2ch.com/i/read/news4ssnip/1499951639/)

周子飯シーズン2
塩見周子「またあたしの食事を撮るの?」P「周子飯2」【デレマスSS】 - SSまとめ速報
(https://ex14.vip2ch.com/i/read/news4ssnip/1502024005/)


からの続きとなっておりますが、
独立した多数の話をまとめてる
オムニバス形式なので
順番は重視しなくとも平気…なはずです。

81品目からの開始です、
ワシの周子飯は108式まで…
の予告よりもうちょい増えるかも。


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1504782116


81.


周子「……おさかな焼いてるにおい」


周子「そして、おかってから葵ちゃんの声」

周子「安心感あるわぁー」


周子「でも、今日いつものテーブルとこじゃなくて畳のスペースで撮るんだね、いやぁー今日スカートじゃなくてよかった~」




首藤葵「お待たせー!」

長富蓮実「どうぞー♪」


周子「おっ蓮実ちゃーん、ゲストだね?」

周子「で、これは、お膳…!?えっ?こんな道具いったいどこから…」




葵「あたしの私物」

周子「うそでしょ…」

蓮実「葵ちゃん、似合いますよね。お膳を持つ姿が…」


周子「あぁだからここで…。」


周子「ん、では気を取り直して。このごはんは、なんですかー?」

葵「それは…蓮実さんが教えてくれるっちゃ!」


蓮実「『のどぐろ一夜干し御膳』です♪」



周子「んんー」




周子「はい優勝ー、約束されたねー、こんなん絶対おいしいやつ…」



葵「のどぐろは…アカムツとも呼ばれるっちゃ」

蓮実「私の出身、島根の名産なんです!のどぐろ♪」



周子「おさかなとー、お米とー、お吸い物とー、おばんざい…」


葵「はい、お茶もどうぞー♪」

周子「至れり尽くせり…」


蓮実「では、お召し上がりください♪」


周子「本当に感謝します…いただきます!」



周子「…………」



周子「ん」





周子「…んん、はああ…」





葵「蓮実さんのぶんもあるっちゃ!」

蓮実「ありがとうございます!」




周子「あぁ…」


周子「…うん、……んん、うん、うん…」


葵「いただきまーす!」

蓮実「いただきますっ♪」



周子「ひとはね、おいしいもん食べると……何も言えなくなるのよ…」



蓮実「のどぐろは、この、脂が…」

葵「宝石と言われるだけあるっちゃ、おいしい…」


周子「最高…」


葵「ん、みんな…半分過ぎまで終わった?」

周子「めっっちゃおいしいね、のどぐろ…」


葵「それじゃ、お吸い物のお椀を用意するっちゃ!」

周子「おっ、なになに?」

蓮実「まだ少しお吸い物が残っていますが…」

葵「残っててええんです!お椀に残りのごはんと…残りの、のどぐろの身も入れるっちゃ。」


周子「あー、合体しちゃうかー」

蓮実「のどぐろ雑炊風ですね…あれもすごくおいしいですよ~♪」

葵「はい!お出汁とごはんと魚が入ったら、お茶をかけるっちゃ」


周子「あぁ~、お茶漬け…!!」

蓮実「こ、これはたまりませんね…」

葵「最後に、海苔をちぎって…はいっ!」


葵「こうして、お茶漬けにするとね、塩気がちょっと抜けて…」

周子「んん…甘い!甘いね~」

蓮実「のどぐろの身の甘さが、際立ちます…!」


周子「あかん、これはアカンって…!」


※長富蓮実…やわらかな髪型と麗しき流し目、そしてアイドルという近代文化の財産を身に纏った清純少女は島根出身の16歳。母から受け継ぎし黄金のアイドル観は、過去という新しさを現世に再現する温故知新の魅力、つまりハスミンの絶対性を確立させる。ハスミンのファンは親衛隊と称され、ズバ抜けた団体意識により様々な掟があり「誠の応援」を信条とする精鋭集団。そんな有能な精鋭を籠絡するハスミンの魅力は過去にあやかったものではあるが、これは過去の再現などではなく間違いなく現在の伝説となるのである。デレステ実装時には『サマカニ!』MV時に特別なワイプ表示になるのではないかと話題になったほど。なんてったって、長富蓮実はアイドル。

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※首藤葵…この【周子飯】における調理役として八面六臂の活躍をしてくれる大分の料亭出身な13歳若女将、ちょうかわいい。大分の言葉だと「しんけんえらしい」

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今更ながら、この周子の言葉選びに関して補足しちゃいますけど
「おかって」とか
「おばんざい」とかは
言ってほしい!個人的願望の反映ってだけなんで
京都出身のティーンエィジャーにしては変かもしれませんが仕様です。


82.


周子「今日はね、いつものソファとテーブルじゃなくて…」


周子「ほら、畳のお部屋でーす」

周子「旅館でロケがあってね、控え部屋なんだ」


周子「見てくださいよー、畳にちゃぶ台、座布団そしてポットとお茶」

周子「それに…ほら」


安部菜々「キャハッ☆ナナでーすっ!」


周子「ナナ…さん、うん、ナナさん。」

菜々「周子ちゃん!ナナは17歳ですから!さん付けは…」


周子「だってあたしよりこのお部屋が似合うからさー、つい」


菜々「に、似合う!?」

周子「ナナさんと畳、座布団、ちゃぶ台、あーこれはね、シューコちゃんでもかないませんわー、和のウサミン、ワサミン」


菜々「…ワサミン?」


周子「えと、じゃあ、何かごはんあるんですよね?ホラあのカメラさんに何か用意しろって言われてる…と思うんですけど、」


菜々「あっ!そうでした…!!ナナはこちらを用意したんですよ~!」


周子「んー、ジッパーつきのポリ袋に…お野菜?」


菜々「ウサミン星名物!『キャベツの塩昆布もみ』ですッ!」


周子「17歳…」



菜々「では、こちらのお皿に移して~」


周子「あっ、めっちゃおいしそう」

菜々「では、お箸をどうぞ♪」


周子「ナナさん、安心感…やっぱあるなぁ」

菜々「そッ、そうですか?」


周子「理想のおかん」

菜々「ナナは17歳ですからッ!ノンアダルト!!」



周子「じゃ、いただきまーす」

菜々「どうぞ召し上がれー♪」


周子「…ん」




周子「んん、おもったよりしんなり…」



周子「………んー」


周子「…めっちゃおいしい!」


菜々「ナナ自慢のお手製ですからね!キャハッ☆」


周子「キャベツ甘いし、しんなりだけど歯ごたえしっかりあるし…」

菜々「塩昆布がですね、適度な塩気とうま味を出してくれるんですよ!」


周子「うんうん、もうちょいほしいです。」

菜々「まだまだありますからね~」





周子「んん」




周子「……」



周子「これあかん、止まんない、やみつき…」

菜々「ふふ…気に入ってもらえてナナも嬉しいですねぇ~♪」


周子「ナナさん、どうやって作ってます?」

菜々「新鮮なキャベツをざく切りにして、塩昆布と混ぜて、揉むだけですよ!かんたんウサミンレシピです!」


周子「へえ~、あたしでもすぐできそう!」



菜々「あっ、でも!揉む…というよりかは最初は固いので!ギュッギュッと押しつぶす感じになりますよ~!なので、大きいボウルとかに入れて体重かけて押したりします!ちょっと腰が悪いひとは注意しましょうね!」


周子「そんな腰、17歳…いやもうスルーしちゃうか。で、塩加減とかは…?」

菜々「うーん、キャベツの量にもよるので、なんとも…カン、ですかね…?」


周子「熟練のおばあちゃんみたいだ…」

菜々「お、おばッ!?ノウッ!ナナはノンシニア!!」


周子「ああいえなんというかもう安心感が…ホラ、菜帆ちゃんも17歳であれですし!包容力?」

菜々「あああハイ!17歳の包容力!ですよね~!」


周子「それでナナさん、キャベツの扱い上手だったんですね~」

菜々「そうですねぇ、キャベツは千葉k……っじゃなくて!!ホラ!ウサミン星の名産でもあるんですよ!春キャベツの生産量なんかウサミン星が日本でトップなんです!!」


周子「えと、生産量が日本でトップって、つまりウサミン星は日本にある…?」


菜々「ハゥッ!?と、とにかく!?あの、ウサギのごはんでキャベツがあるじゃないですか!あれと同じで!!ウサミン星ではキャベツが大事な作物なんですよ~?」


周子「んー、今度あたしもやってみよっかな…これ。お手軽で、こんなにおいしい…」


菜々「ナナがやり方教えてあげますよ♪」


※安部菜々…ナナさんはウサミン星出身、永遠の17歳です。
デレステコミュ4つめは泣きましたよあんなん、ナナさんは絶対に幸せであってほしい。

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まずい某番組とネタかぶった…
『ハモの天ぷら』を投下予定してます。



83.


星輝子「ヒャッハアァァァー!!!!」

周子「ひゃっはー」


輝子「キ・ノ・コ!メシの時間だぜェェェェ!!!!!」

周子「乗っ取られたー」



輝子「今日感謝すべきトモダチはァァ…!!」

輝子「ブラウンマッシュルームだッ!!」

周子「ひゃっはー」



輝子「で、…これ…が、お料理、だ…フヒ」

周子「あっ戻ったね」


輝子「ブラウンマッシュルームを、バターと、ニンニクでソテーして…サワークリームを乗せた…」


輝子「『ゲブラテネ・シャンピニオン』だよ…フフ」


周子「お、おお…めっちゃうまそう…ゲブラ…?って聞き慣れないけど、どこの料理?」


輝子「ドイツの、ね、屋台でよく売られてるらしい、…キノコ料理なんだ。」

周子「ほえー、ドイツかぁ…仕事に行った子が居るよねー、誰か食べたかなコレ?」


輝子「ソーセージの、イメージが強いけど…キノコも、忘れちゃいけない…よ、フヒ」

周子「ではでは、いただきまーす」


輝子「召し上がれ…」




周子「これ見るからにおいしそう…香りも…」


周子「んっ」






周子「ん、あぁー」

周子「ん………」




周子「めーっちゃうまい」


輝子「ヒャッハァァー!!!!」

周子「きのこぷりっぷり、歯ごたえのあとに汁がじゅわって…」


輝子「画面の前のオマエラにも教えてやるぜェェ!!」


輝子「サワークリームはミックスチーズと黒胡椒でもイイッ!!」


輝子「マッシュルームはホワイトでもイイッ!!」


輝子「バターじゃなくてオリーブオイルでイイッ!!」


輝子「マッシュルームは水洗いせずに、濡れた布で拭いて洗えェッ!!」


輝子「キノコは細かく切るんじゃネェ!!切るにしても大きめのまま炒めるんだ!!」


周子「ひゃっはー♪」


輝子「ヒャッハアァァァー!!!!!」


※星輝子…私服センスがある意味ズバ抜けてるキノコメタルチェンジアッパーは福島出身の15歳。真菌とお友達なので、そのうちコウジカビ君あたりと仲良くなったら発酵食品マスターにもなれる最強のポテンシャルを秘めている。関係ないかもしれないけど福島の野菜はどれもマジでおいしいから皆様一度騙されてほしいです、自分がたまたま当たりを引いただけかもしれないけど、なんか福島産ってだけで謎のおいしさ追加されてた気がします。特にきのこ類が印象的だった。なめことか。あとヒラタケが激うまでした。

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84.


周子「おかってから、揚げもんのにおいだ…」

周子「葵ちゃんは…今日はいないはず、さーて誰かな~?」


周子「ん、エビかなぁ…すごくいい香りする」




土屋亜子「はいはいー、出来ましたで~」

大石泉「静岡のお茶を、どうぞ。」

村松さくら「『さくらえびのかき揚げ』でぇす!」




周子「おお!ニューウェーブ!しぞーかの仲良し3人組でした~」



亜子「どもども~♪んで、こちらが抹茶塩ね」

泉「揚げたてサクサクのままがオススメですよ」

さくら「静岡のさくらえびはおいしいですよ~」


周子「あーりがとー!じゃあ早速いただきますー」


周子「おっ…」

周子「んん、おハシから伝わる揚げたての感触…」




周子「……」

\ジャク/


\ガシュッ/






周子「………………」



周子「うん、」

周子「…最高」



さくら「ですよねぇ~!」

亜子「味・香り・歯ごたえ!3拍子揃った無敵のかき揚げ!」

泉「お茶も味わってね」



周子「はぁぁ~、お茶もおいしい…京都出身もうなるよ~」




亜子「では最後にこちらをどうぞー!」

泉「さくらの頭を撫でてみて」


周子「よーしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよし」

さくら「えへへへへへへへへへへへへへ」






周子「すっごく撫で心地がいいね」


※村松さくら…孫娘にしたいアイドル1位

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※大石泉…従姉妹でいてほしいアイドル1位

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※土屋亜子…嫁にしたいアイドル1位

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結論:家族になろうよ

3人とも静岡出身の15歳です、応援するサッカーチームが違ったら面白そう。
高校の同級生らしく、静岡県の中でも浜松や伊豆のほうじゃなくて静岡市で…特に清水あたりの香りがするんだけど、気のせいかな…(偏見)


85.


周子「えっうそ?今日は『ハモの天ぷら』なの?」


周子「京都の夏の風物詩、ハモの天ぷら…あれめっちゃおいしいよ」


周子「葵ちゃん…は、今レッスンしてるから…誰だろ」





佐城雪美「……………」



周子「ん…雪美ちゃん?え、うそ?揚げもん危なくない?だいじょぶ?」




雪美「…………大丈夫。ね?……おとな、一緒。」


相馬夏美「私と一緒にやってるから大丈夫!」


周子「あー夏美さん!」




夏美「はい、お冷やの宇治茶ね。」

周子「どうもどうも、京都出身の集合だね~」




雪美「紗枝………お仕事……」

周子「3人で写真撮って紗枝はんに送ったげよっか」


夏美「じゃ、天ぷらいただいちゃいましょう!」


周子「いただきます!楽しみ~」

雪美「いただき…ます」

夏美「いただきます♪」




周子「…んんっ」


夏美「んー♪」




周子「んんー、これこれ!あぁ~」

雪美「………♪」

夏美「うん、おいしい!私、京都の夏女だからハモにはこだわるのよ~!」





周子「身ふわっふわ…ほんとおいしいです…骨切りもバッチリのやつだ…」

雪美「あ、ペロ、揚げ物…だめ……」


周子「いやぁペロさんも食べたがりますよ、これは…」

夏美「ペロちゃんのごはんも用意しようかしら?」


周子「あ、そういえば雪美ちゃん、大根ありがとねー。だいぶ前にこの、ごはんビデオ撮り始めたときにさ、ふろふき大根食べたんだ。」


雪美「……聖護院大根、おいしい…」

周子「ねー」


夏美「京野菜もいいわね、千枚漬けとかが欲しくなるわ…」



周子「あ、それじゃあみんなお写真おねがいしま・す、よーっと」

\カシャー/

周子「紗枝はんに、ハ・モ・天・お・い・し・い…よーっと」

周子「そだ、ペロさんも一緒に撮っていい?」


雪見「ペロ…」


\ミャー/


雪見「いいって…」

周子「うん、ありがとねー」


※佐城雪美…真のサイキッカー、真のネコチャンアイドル。猫パワーを拝借してる某前川とは比べものにならない猫パワーの持ち主なので、愛猫ペロさんと意志疎通が可能。その時点でサイキックであるのに加えて、P等の魂が繋がった人間に対してもテレパシーを送れるために言語表現を大して必要としない強者。京都出身もあいまってミステリアスなお嬢様として年少組内でも異様な妖艶さを醸し出す、恐ろしいクール属性最年少10歳。

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相馬夏美…個人的に小早川紗枝よりも京都の女を感じる、なんか、こう、察する文化感がやばい25歳。元キャビンアテンダントさんだから言語能力も高めですんごい皮肉を扱えそう、口論の強者うんぬんよりも「この人と口論になってはいけない」ってレベルなんじゃないかな。更に減量成功経験者でもあり、元おでぶちゃんを自称。実家のお母さんにこっそり当時の写真を見せてもらったことがバレたらPは○ぬ。本人いわく、努力して成功するのが気持ちよいそうだが…あやしい商法にどっぷりハマりかねないジャンキーな性分でもあるんじゃなかろうか。

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86.



周子「フレちゃーん」

宮本フレデリカ「はいはい~♪」

周子「シキちゃーん」

一ノ瀬志希「あいあい~」


周子「3人そろって~?」


フレデリカ「塩ノ本、志子デリカです。」

志希「たしかに~♪」

周子「いや、ユニット名の誘惑イビル言わんのかーい、ふふっ♪」




フレデリカ「そうとも言う~」

周子「で、シキちゃん?今日はくさやじゃないよね?」

志希「今日は、イカの塩辛~」


周子「お、おお…?で、フレちゃんは?」

フレデリカ「またまたチーズ!」

周子「ふつうのミックスチーズやーん」


フレデリカ「まあまあ待ちたまえ!宮本流錬金術をお見せするよ!」

志希「一ノ瀬流はおやすみしまーす」

周子「正直、そのおやすみは助かるなぁ」


フレデリカ「ぼんじゅーる♪トースター!」

周子「あら、食パンとトースター使うのね。」



フレデリカ「パンにマーガリンを塗り塗り~、」

志希「マーガリンが油膜になって、パンに水分が染みにくくなるよ~」


フレデリカ「塩辛を乗せま~す♪その子をよこしなさい!」

志希「ああ…、あたしの、シオカラちゃん…!!」

フレデリカ「ふっはっはー!こいつはこうだー!」

志希「イカの内臓ちゃん、どばー!」

周子「んふふ、内臓やめいよ」


フレデリカ「で、ミックスチーズを盛って囲って~」

周子「おお…けっこうおいしそう」

志希「トースターでチンだね~、焼かれておいで~」



フレデリカ「で、事前にチンしたものがこちらです」

周子「いやそれバターの箱やないかーい」

志希「3日前にチンしたものは、こちらでーす」

周子「いやそれ黒胡椒やないかーい」


\チーン/


フレデリカ「そして今チンしたものがこちらです…」

周子「これは今チンしたものやないかーい」



志希「アツ~いうちに、バターをひとかけ乗せて~」

フレデリカ「黒胡椒をがりがりがりがり~♪」




周子「正直不安だったけど、これふつうにおいしいやつじゃん…」



フレデリカ「はいっ!これが宮本流錬金術!」

志希「『イカの塩辛チーズトースト』で~す♪」


周子「いただきまーす」


P「周子さんやーい」


周子「なにー?」


P「これからは、おさかなラッシュだ。」


周子「あー、あのごはん撮るやつ?」


P「そうそう。なんか漁協とか市場のひとから打診があって。ウチの魚使ってくれーって、リクエストが沢山来たわけですよ。」


周子「へーそんな?けっこう観られてるもんだね…」


P「それで、ごはんを魚介類にしぼって連番でやってくことにしました。」


周子「おーすごいね…きっとみんなおいしいんだろうな~♪」




P「最初言ったとおり、食べてるだけで上手くいくもんでしょ?」

周子「食べてるだけでええって、ほんとアイドル様々よね~♪」

P「アイドル…というより、周子だからこそ。だな。」


周子「んん、そう言われると…ま、それ言うならあたしを拾ってくれた誰かさんのおかげなんじゃないの?」


P「………」

周子「………」


P「とにかく楽しみにどうぞ。」

周子「ん」

P「ああそうだ、もう1つ伝えとこう。」

周子「なに?」

P「首藤葵さんのスケジュール調整をしました。」

周子「あんた最高だよ。」


※首藤葵…おんせん県大分にある料亭で徹底的に鍛えられた看板娘、板前のお父様から和料理の技術をしこたま仕込まれた鬼才の若女将は13歳。元ローカルアイドルとして年相応に天狗になってたこともあり、地元愛が強すぎるため常に方言で喋らないと発作を起こすという噂が…183人もいるアイドル中での魚介調理の腕は大人も含めて右に出る者がいないとされ、水圏食材に溢れる日本において最強の汎用性を有するオーバースペック女子。パッション13歳ならではの元気さや愛らしさもあるが、若女将という艶やかなフレーズに違わぬ謎の色気を発するビジュアルパワー持ちでもある。

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~周子飯・おさかなラッシュ~






87.


首藤葵「おさかなラッシュ1品目!」

矢口美羽「おいしくて~思わず舌なめずりするよ!」

周子「ぺろぺろー?」

美羽「なめなめ…なめろう!」


葵「『銚子アジのなめろう』!」



周子「なめろーう」

美羽「千葉県出身代表です!矢口美羽ですっ!」



葵「大ぶりのアジの身を包丁で叩いて、ネギ、ショウガとお味噌で和えたっちゃ。」


美羽「ほかほかごはんと、一緒にどうぞー!」


周子「んまそう…あたしネギトロみたいなの好き…」

葵「アジの骨せんべいも、用意があるよ!」


美羽「いただきます!」

周子「いただきまーす」


葵「めしあがれー♪」




周子「うわ、もう…ね、これね。」

周子「日本人は生魚に弱いよ、うん。」


周子「んんんー」





周子「……」




周子「ん~、おいひい!」

周子「あじのあじ」


※矢口美羽…うさぎだったりおサルさんだったりサメだったり自身の売り込み方法の模索に余念がないけど普通にかわいいので大抵は杞憂に終わる姿が魅力な14歳は千葉県出身、紹介してる銚子港を有する太平洋側であってほしいとなんとなく願ってる。平凡な女子中学生だったであろう矢口美羽の趣味はなんと【メール】で、5年以上もの歴史を重ねてきたデレマスにおける残酷な時の流れにより、昨今の中学生ながらメールが趣味だという古風でツウなかぶきもんへと昇華されてしまった。イマドキの子だったら【SNS(LI○Eとか)】になりそうなものを…

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・歴史を感じる「JCのガラケー」
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88.


首藤葵「おさかなラッシュ2品目!」

今井加奈「私の出身高知といえば…」


周子「カツオ~!」

加奈「カツオ!と、いえば…」


葵「『カツオのたたき』!」


周子「すご…めっちゃキレイに並んでる」

加奈「お刺身のままでもおいしいので、炙ってない身もあります♪」


葵「タタキは市場のひとから、ちゃんとワラもらって藁焼きにしてあるっちゃ。」


加奈「まずは調味料なしで、どうぞっ!」


周子「カツオそのまんまで美味しいよねー、そうだよねー」


葵「濃~い赤身の味、すごかったよ…」


周子「いただきます…!」


周子「…………んん、」







周子「………う」



周子「んんんーわ、」


加奈「私も、いただきます♪」





周子「やっばいこれ」


加奈「んんー♪」







周子「…味、めっちゃ濃ゆい」


葵「大根おろしと、ポン酢を用意したっちゃ」


周子「わかる」

周子「ステーキとかハンバーグとか、身の味が濃いものに合う、おろポン必要よこれこれ」


葵「あと、かぼすと…」

加奈「そばつゆもありますよ♪」

葵「混ぜて使うとまたひと味違うっちゃ」


周子「すっご…なに、もう、めっちゃおいしい血のカタマリ…?みたいな…いや血なのかなぁ、こんな表現でいいのか…」


※今井加奈…いまいいかな?いまいかな!デレマス前歯部に所属し、あの島村卯月をも凌駕する普通具合に主人公適正を見出すいわゆるイーブイ系な純真田舎娘は高知出身の16歳…16、え?16歳?これ中学生の間違いじゃないの?あの西川保奈美と同い年!?よくメモを取る姿が確認されるので「メモ魔今井」「かな○も」などと言われるものの趣味は【友達とおしゃべり】であります。メモは趣味じゃない、手段なんだ…。個人開催した、成人後お酒に強そうな未成年アイドル選手権堂々の1位。

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・(同い年16歳の西川保奈美)
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89.


首藤葵「おさかなラッシュ3品目!」

佐久間まゆ「うふ♪また来ちゃいましたぁ」


周子「まゆちゃーん。あれ、もしかして、フカヒレ…!?」


まゆ「いえ、残念ながら違いますが…」

葵「あたしはフカヒレよりも、このお魚のほうが好きよ!」


まゆ「宮城の石巻での名産ですよぉ」


葵「『金華サバの味噌煮』!」


周子「さばみそ」




まゆ「召し上がってください♪」


周子「おお…いただきます…!」



周子「なんか輝いて見えるような…」

周子「んん、…ん?サバの身が、なんかプリッとしてる…?」



周子「じゃ、ひとくち………ん」





周子「んんん」


周子「すっご、ぜんぜんパサパサしてない!」


まゆ「まゆもいただきます♪」


周子「んわー、これ…おみその味よりサバの味のが強い…」

葵「おみそはね、あくまでサバの補助役やけん薄くしてあるよ!」


まゆ「んん…やっぱりサバそのものがおいしいですねぇ♪」


周子「はぁぁぁぁぁー、うんまい…」


葵「お米の用意も、もちろんあるっちゃ!」


周子「このごはん開発したひと天才でしょ…こんなん…もうさぁ…」



※佐久間まゆ…杜王町出身なうえに、その愛(ラブ)はまさしくデラックスだ。

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※金華サバの味噌煮…カンヅメで売ってます。描写したお料理は別物のつもりです。


90.


首藤葵「おさかなラッシュ4品目!」

松山久美子「完璧な美しさのこの魚…見せてあげるわ!」


周子「久美子さんいらっしゃーい、またこんどダーツしよねー」


久美子「あら、それならフォームだけじゃなく美しい点も取らなきゃね」

葵「ダツも、おいしい魚っちゃ。」


周子「でも、久美子さんがお魚かぁ…ちょっと想像つかないや」


久美子「あら?ところが私にぴったりのブランド魚があるのよ…」

葵「『松輪サバのお刺身』!」




周子「おー、お刺身だ!」

久美子「私の地元神奈川の名産、松輪サバ…職人技による完璧な鮮度と美しさは正に一級品よ。」


葵「あたし、このサバ初めて見たけどしんけん感動したっちゃ…」

周子「そ、そんなにスゴいの…?」


葵「周子さんは、サバのお刺身…生で売ってるの見たことある?」


周子「えと…ありゃ?見ないなぁ。そういや、お寿司屋さんでも生のサバってないね?しめ鯖とか、押し寿司になってて。」



葵「サバはね、流通の発達した今でも、なかなか生食できんお魚っちゃ…」

周子「そっかー、足が早い言うもんね。」


久美子「ところがこの、松輪サバは…出荷直前まで生きた状態で扱われるのよ。」

葵「うん、ほんと!しんけん新鮮で驚いたよ!」


久美子「更に、魚の美しさを保つために、職人の技術により一切手で触れずに釣り上げて保管するらしいわ…」

葵「松輪サバ、しんけんキレイだったっちゃ…!」

周子「おお…神奈川の誇る美しさ、久美子さんにピッタリだ…」




久美子「でしょう?もちろん味も完璧よ!」


周子「サバのお刺身かー、スゴいんだね…」


久美子「さ、いただきます。」

周子「いただきます!」





周子「ん」




周子「……」

周子「んわ、…あ、甘……甘、い…?」



久美子「…………♪んん~♪」


周子「なんこれ、うわ…舌の奥?付け根あたり、なんかピリピリする感じ…!」


葵「上質な魚の脂、うま味っちゃ…」


久美子「素晴らしい味だわ…」

周子「な、なんこれ…これが、サバのお刺身…!?」


久美子「葵ちゃん、あなたの腕あっての素晴らしさよ…ありがとう!」

葵「あたしも、喜んでくれて嬉しいっちゃ♪」




周子「あかん感動…めっちゃうまい…」


周子「並んでるの食べ尽くすよこれは」


※松山久美子…個人宅でやってる疑惑の松山ピアノ教室は神奈川県に所在、クラシックピアノに囲まれた家庭で美しく育った21歳はたぶん音大生。ダーツはへっぴりフォームのほうがスコアが伸びる模様。ピアノ要素よりも見た目の美しさの評価を求める姿がよく確認されるあたりに何か闇を感じてしまう…目に見えない音楽では評価されなかった過去の反動により、見た目なら…!という手段でもって自身を他者に認めさせようという根源的な承認欲求の香りがする。でもやっぱりこうしてステージ上でピアノ弾いてる姿が好きです、デレステでは恒常ガシャSRが2種類あるっていう珍しい待遇だったり。

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91.


首藤葵「おさかなラッシュ5品目!」

衛藤美紗希「ビッグ!」

服部瞳子「セパレート…」

葵「スリー!!!」


周子「はいどうも~事務所の誇る大分出身トリオ、ビッグセパレートスリーのみなさんでーす」


葵「あたし絶対3人でやりたい!ってお願いしてたっちゃ!」

美紗希「私の女子力の見せどころね~!」

瞳子「大分は本当に良いところだから、よろしくね。」


周子「とり天食べたとき思いましたよ、大分いいな~って。」


瞳子「おいしいでしょ?葵ちゃんのとり天なら、尚更ね…。」

美紗希「私のにぐいも撮ってほしかったな~」


周子「でも、今日はおさかなだからー?」

葵「大分といえば!」


瞳子「豊後水道の関アジ、そして…」

美紗希「関サバも女子力よ!!」


葵「『関サバの灰干し』!」


周子「サバ3連続だー」


葵「金華サバも、松輪サバも、しんけんおいしい…けど!」

美紗希「ブランド魚なら関サバは抑えなくちゃね!」

瞳子「私も色々食べたけど、やっぱり関サバが一番…」


周子「連続だから食べ比べみたいになってて…もしかして、コレめっちゃ贅沢なんじゃ…」


葵「関サバは最高級のお魚やけ、しんけんおいしいんは…にごじゅうや!!」

周子「にごじゅ…?」


瞳子「あっ、あの葵ちゃん、にごじゅうは標準語じゃないから、伝わらないかも」

美紗希「葵ちゃんの言葉は安心感あるわね~」

周子「盛り上がって楽しくなると地元の言葉出るよね~、あたしもわかる。」


葵「あ、にごじゅうは、あたりまえの意味ね。関サバはとってもおいしいに決まってるよ!」


周子「では、ありがたく…いただきます」


葵「めしあがれ~♪」





周子「わわ、なんかプリッとしてる!」

瞳子「灰干しならではよ。通常の干物より、脂分が多いの。」




周子「おお…この、ね…熱の通ったおさかなの身も…いいよね」




周子「んんー」






周子「……………」


周子「ううんっま、…こりゃ、すごいね…」



周子「ひぇー、あかん…んまいなあ…」


美紗希「周子ちゃん、お魚の食べ方キレイ!女子力高いわね~♪」


周子「ん、どもども~♪」






周子「いや~、こんなおいしいお魚だったらねー、余さず食べたくなるって…」


※衛藤美紗希…「女子力」という概念を哲学し、その修羅の道を究めんとする魂の求道者。その圧倒的女子力でもって、もちろんお魚も捌ける22歳は「カニも女子力よ!」が決め台詞の大分女子。松本沙理奈や沢田麻理菜に匹敵するほど【名前漢字間違い】が頻発する不憫な面があるため、表記の際はなるべく注意してます。辞書登録必須。今や古代文明と化した【ケータイ小説】なるロストテクノロジーを嗜む考古学系の趣味をお持ちのツウなかぶきもんでもある。残酷な時の流れに翻弄される前述の矢口美羽同様、時間による醸造熟成され具合はむしろ新たな魅力なのか。

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※服部瞳子…鳴かず飛ばずの芸能活動を経験したお姉様は、煌びやかな舞台への憧れを抱えつつ、舞台裏の過酷な苦悩を知り、大人しく暮らしておりました。そんな焼け木杭に「アイドル」という火を灯したPの言葉は栄光への試練へと誘う天使の言葉だったのか、それとも再び悪夢を見せる邪鬼の呪詛だったのか…それを知るのは未来の彼女だけ。25歳から始まるシンデレラストーリーに、遅咲きだなんて言葉は似合わない。服部瞳子の魅力はいつでも満開なのだから。プロフの数字よく見るとわかるんですけど、拒食症を心配するほどの超スレンダーモデル体型が想像できます。趣味の温泉巡りからは、おんせん県大分出身要素をビンビン感じる、そしてなぜ同い年の某25歳児とモデル体型温泉ペアでフィーチャーされないのか…このお2人の湯巡り番組なんて放映したら視聴率346%確約でしょうに…。マラソン出場時のゼッケンはもちろん105(とうこ)番だぞ!

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92.


首藤葵「おさかなラッシュ!」

浅利七海「6品目れすよ~!」


水本ゆかり「青森のお魚で、再度お目見えが叶いました…」


周子「おさかなコンビと、青森コンビで…ここから導き出されるのは~?」


ゆかり「もちろん、青森大間といえば、マグロです♪」

七海「マグロは様々な部位や料理がありますが、なかでも七海オススメなのが~これれす!」


葵「『大間本マグロのカマ焼き』!」


周子「カマ…?なんか固そうで、細長いけど…」


七海「カマは、おさかなの頭のはじっこ、エラの手前れす!」

葵「人でいうと、アゴを動かす筋肉っちゃね!」

ゆかり「マグロほど大きい魚ですと、そこだけでも身が十分にあります。」


周子「へぇー、マグロのアゴ!」


七海「ふつうの身と違うお肉なので、味わいも違うのれす…」

葵「カマは骨も多い部分やけん、たくさん売れんし…あまり人気もないっちゃ。」

七海「けど、すっごくおいしいれすよ!」

葵「お値段も控えめでほんとにオススメできるよ!」


ゆかり「では、いただきます♪」

周子「うーん、スペアリブ…?みたいな感じだね、いただきまーす」


ゆかり「この、骨から身がキレイに抜けるんです、こうして…」

周子「おー、ほんとだ!見た目より食べやすいんだね。」


ゆかり「ん…」

周子「んー、…………」


ゆかり「♪」


周子「んんん、おお…」



周子「なにこれ、ジューシーな鶏肉みたいな歯ごたえする…」

七海「アゴの筋肉は、ひと味違うのれすよ…」


周子「味もしっかり、まぐろのおいしさで、めちゃめちゃおいしい…」


※浅利七海…デレマス前歯部に所属する青森出身の14歳。ぴにゃこら太を筆頭とするデレマスのマスコットキャラ中でも、デレステMVに登場するほどの実力を発揮しているサバオリくんやアンキモさんの主人。その波がかった青く美しい頭髪の整え方が独特で、3Dモデル実装前は多くの絵師を悩ませたとか。おさかなが生きてるときに詳しい浅利七海と、おさかなが死んだあとに詳しい首藤葵がペアを組めば、おさかな大国日ノ本にて最強。無敵のふたり。

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※水本ゆかり…デレマス吹奏楽部に所属する青森出身の15歳。その落ち着いた、かつ甘い声色によりとろけてしまうPは数多い。とあるPはメキシコにあるドイツ軍の実験場に幽閉されていた際、彼女の声を接種することによりその肉体を溶かし空気供給管へ侵入、脱出を果たしたという逸話があるやらないやら…ちなみに私は声で溶かされたあげくピン札で肝臓をえぐり取られました。

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93.


首藤葵「おさかなラッシュ!」

浅利七海「7品目れす!」


周子「おっ、おさかなコンビとー?…今日は、他のゲストさん居ないねー」


葵「中野有香さんと、水本ゆかりさんと、椎名法子ちゃんの3人を希望予定として立てていたらしいっちゃ。」

七海「また、ゆかりさんと一緒したかったのれすが…残念ながら他のお仕事れすね~」


周子「メロウ・イエローだね?一緒にお好み焼き行ったけど…」

七海「そうれす!めろー、いえろーれす!」


葵「今回はこちらー!」


七海「『メロの照り焼き』!」



周子「めろ?」

葵「めろ。」

七海「めろれす。」


周子「めろ…そんなおさかな初耳」

七海「メロは深海魚れすので、ちょっと珍しいのれす。」

葵「でも、よく食べられてるお魚っちゃ。とってもおいしいよ!」

七海「昔はギンムツとも呼ばれていたそうれす。」


周子「ふーん…結構、おいしそうだねコレ…」

葵「けっこう味が濃いから、ごはんも用意してあるっちゃ。」


周子「ほんといつもありがとねー、じゃ…いただきまーす」


周子「ん?」


周子「えっ、脂やばない?」

七海「深海魚としての特徴れすね~」


周子「うわすご…お魚なのに胃もたれ起こすんちゃう…?」




周子「あん、」






周子「……………うおー、」


周子「……ふわ、脂の味と甘辛な照り焼きが絶妙にんまい」


周子「これ、お米いるねほんと」


葵「豚の角煮の脂身といい勝負、と例えられることも…」


周子「それほんと、そんな感じ…お魚だって知らなきゃ、何のお肉だかわかんないねーこれ…」


※メロ・ギンムツ…本名マジェランアイナメ。
ライギョダマシという他のお魚も同様のお名前で呼ばれることがある。
お値段ちょっとお高め。



94.

首藤葵「おさかなラッシュ!」

浅利七海「8品目~!」



周子「七海ちゃん、思いっきり釣りしてきたカッコだね?」


葵「クーラーボックスご開帳~!」

七海「見てください~!カワハギれすよ~!」


周子「お、おお…?なんかおちょぼ口のコミカルな魚だ。」



葵「これからあたしが捌いちゃるよ!お刺身!」

七海「カワハギはフグの仲間れすよ~。毒はないれすし、とってもおいしいのれす~!」

葵「捌くときにね、皮がキレイにビーっと剥がせるけえ、カワハギと言うっちゃ。」

七海「でも、釣るのは難しいのれすよ!エサとり名魚なのれす…」

葵「釣りたて新鮮…キモいけるね!」

七海「カワハギのキモは釣りたてじゃないと食べられず流通しないのれ、漁師さんの特権なのれす!」

葵「一番おいしい魚の肝とも言われるけえ、是非味わってほしいっちゃ!」



周子「おお…語るねえ、楽しそうでなによりよん。」


七海「お台所へ出航~」

葵「待っててねー!」


周子「んー、釣りたてを捌いてすぐのお刺身かぁ、ぜいたく~」



葵「はいできたっちゃ!」

七海「『カワハギのお刺身』れす!」


葵「この、キモをね、お醤油に溶くんよ…」

七海「キモを潰してペーストにしたものにお塩だけでもいいれす…」


周子「ほえー」

七海「特製ソースの完成れすよ~」



周子「じゃ、いただきまーす」


七海「どうぞ~」

葵「めしあがれー!」



周子「んんー」



周子「おおー、こんな味…」

周子「やたらやらかいフォアグラ感あるようなうまみが…」


周子「おさかなの身の歯ごたえもすごいなぁ、コリッと…」


七海「釣りたて、捌きたての特徴れすね~」


周子「うんまい」


※カワハギ…そもそも身がおいしい。キュートなビジュアルをした防波堤釣りのアイドル。針につけたエサだけを器用に食べるおちょぼ口をお持ちなので釣る難易度は少々お高め。

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95.


首藤葵「おさかなラッシュ!」

浅利七海「9品目~!」



周子「んー、焼き魚だね?」


七海「これは…タカベれす!」

葵「『タカベの塩焼き』!」


周子「たかべ」


七海「タカベは釣り人の間では美味で有名なおさかなれす!」

葵「シンプルに塩焼きが一番っちゃ、ほんとにおいしいよ!」


周子「へぇー、なんか、すっごくおさかなー!って感じの見た目…」

周子「いただきまーす」








周子「ん…」



周子「んー、…うん、」


周子「この…脂とかじゃない、おさかなの身の味ね。はぁー、安心感あるよね…」




七海「タカベが釣れたら、その日のごはんは決定なのれす」

周子「ほんと、なんというか…普通においしい。普通っていうのもヘンだけどさ?タカベかぁ…」


96.


周子「…あれ、カメラさん交代した?」


江上椿「今日はどうやら別件があるそうで…代わりに私が、」


周子「へぇ…カメラちょいかしてー?」

椿「はい、どうぞ」


周子「ん、よし映ってるね。椿さん折角だから映像入ろー?」

椿「あら、周子ちゃん優しいんですね♪」


周子「そしたら、葵ちゃんたちがそろそろごはん持ってくるんだよね?」


椿「はい、そう段取りを聞いていますが…」



首藤葵「お待たせー!」

浅利七海「おさかなラッシュ~!」


葵「10品目!」

七海「できましたよ~!」



周子「ん…んん…!?異臭が…」

椿「あら…?なんだか香ばしいような…」


葵「屋上でプロd…おっといけん、」

七海「いつものカメラさんと協力して燻製してきたのれす!」


周子「は…はい?燻製…?」

椿「どうりで香りが…」


葵「も、もしかしてあたしら…臭い?」

七海「燻製のおいしさと引き替えれすね、臭くなるのは覚悟れす。」


葵「とりあえず、今日のおさかなはコレっちゃ!」

七海「『アジの干物燻製』!」



周子「お、スーパーにあるような普通の干物…に見えるけど…」

椿「周子ちゃん、カメラ私がやりますね♪」


周子「あっ、ハーイ」


葵「高熱で燻製したから既に熱が通ってるっちゃ」

七海「さくらのスモークチップを使ったのれすよ~」


周子「どれ…んん、うわめっちゃええ香りする!」


葵「お米と汁物と小鉢を用意したっちゃ」

七海「普通のアジの干物と同じく食べるのれす~」


椿「あっ、ちなみにお米は私の実家から送ってもらったものですよ。」

葵「新潟のお米はしんけんおいしいっちゃ!」



周子「おお、なんかまた豪華な…いただきます」




周子「めっちゃいい香り…」




周子「…」



周子「んんんー」



周子「すっご、なんこれ」



周子「ホラあの、クリスマスのときとかに食べるスモークチキン?ソーセージのにおいするやつ!」


周子「コレね、それのおさかなバージョン」

周子「うっそ…めっちゃおいしい…」



葵「これはあたしも初めて食べたとき、しんけん驚いたっちゃ…」

七海「おさかな苦手なひとも、これなら克服できるのれす…」


周子「うん、たしかに…おさかな苦手な子でも、これならおいしく食べちゃいそうだね。」


葵「…七海ちゃん、今日みくさんおる?」

七海「あと2時間ほどで帰ってくるそうれす。」

葵「…行くっちゃ、」

七海「…そうれすね。」


椿「見事な意志疎通ですね…」

周子「すごいなぁ」


※江上椿…新潟出身の19歳は常にシャッターチャンスの神がオーバーソウルしてると噂の、金持ち疑惑ムンムンなキャメラウーマン。カメラ機材のお値段の、ピンからキリの…そのキリがキリマンジャロ山頂だって、ホントですか。【え?この子未成年なの!?選手権】にて小室千奈美に次ぐ実力者でもあり、そのお淑やかな佇まいと落ち着いた笑顔とふと見せる活発さから成人済みと勘違いされやすいキュートアイドル。名前の語感が好き、えがみつばき。

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※アジの干物燻製…全国のおさかな苦手っ子たちに食べさせて回りたい激ウマ料理。あ、アレルギーとかの体質ならお魚ムリに食べないでね!
葵ちゃんに「あたし…臭い?」って言わせたかったせいで
熱燻直後のを持ってきた描写にしちゃったけど、
オススメするのは追加で1日風乾させて煙のえぐみを抜いたやつ。
でも、野外とかで燻製直後のアツアツを食べるのもオツです。
一般に出回っている風説によると、お魚の身にはさくらより
くるみ等の燻煙材のが相性よろしいとされてますが、
さくらでも十分おいしいしチェリースモークのが
香りイメージしやすいかな…ということでさくらに。



97.


諸星きらり「おさかなラーッシュ☆」

双葉杏「11品目だよ~」



周子「ん…?いつものおさかなコンビじゃないんだね?」




浅利七海「今回の料理のために急遽呼び出されたそうれす」

首藤葵「ご足労感謝するっちゃ…」


周子「あっ、いつもの2人だ。」


七海「きらりさんと、杏さんといえば~」

葵「あんきら!あんきら!あんきら!」


杏「アンキモたべた~い!」

きらり「そう☆アンキモだよぉ~!!」


周子「あらー今日はアンキモ肯定しちゃうんだ、んふふ♪」


葵「はい!蒸しアンキモ!」

七海「このままでもおいしいれすよ~」


周子「めっちゃうまそう」

きらり「うっきゃー!おいしそうだにぃ☆」


周子「にしても杏ちゃんよく撮影了承したね~、いきなり言われたんでしょ?」


杏「普段通りだらけながら映るだけで、おいしいアンキモにありつけるからね~。杏はタナボタチャンスには鋭いよ!」


周子「たしかに~、じゃ次から【杏飯】やる?」

杏「んー、食べるだけでいいみたいだからやりたい…けどけっこう回数やってるからなー、そんな頻繁に動きたくないからやっぱパスだね~。」

きらり「ほんとたーっくさん食べてるにぃ?これで何回目~?」


周子「へ、何回目だろ…そういや数えたことなかったなあ」



七海「カメラさ~ん?」

葵「全体でいうとこれで97品目で、あと3回で100品いくそうっちゃ」



周子「うっそ…!?そんなやってたコレ…?」


杏「100回近くも撮影やるんじゃ杏はムリだな~」


きらり「そんなにたくさん…すごいにぃ」


葵「じゃ、このアンキモ使って…」

七海「すし飯と、海苔と、大葉れす」

葵「こうして、軍艦巻きにして、大葉を添えて、ポン酢!」


杏「あーやばい、きたねこれ!」


葵「『蒸しあんきもポン酢大葉軍艦』!」

七海「おいしいれすよ~♪」


葵「こっちの、ゼリーのポン酢使ってもいいっちゃ、これ便利。」


周子「こんなんぜったいおいしいやつ」


杏「じゃ、いただきまーす♪アンキモアンキモ~」

きらり「いただきまーっす♪」

周子「いただきます~」



杏「うまっ」

周子「んまー」

きらり「おいすぃー☆」


※双葉杏と諸星きらり…多く語るのは野暮かな、と。公式でそれだけたくさん掘り下げがある超魅力的なペアだと思う。個人的な願望としては、いじめられたきらりを見て「大事なきらりを泣かす奴を、杏は絶対に許さない」という意志でもって暴走する杏を、理由のはっきり解らぬ涙を流しながら止めるきらりが描写されるようなシリアスものをですね…

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98.



周子「おかってからイイ匂い…」


首藤葵「おさかなラッシュ!」

浅利七海「12品目~!」

周子「おなかすいたーん」



葵「お吸い物とお米とお野菜の煮物と、」

七海「『サワラの西京焼き』れす!」


周子「おお…理想的なごはん」



七海「いろいろお魚出したけど、味付け切り身がまだれしたね~」

葵「サワラの西京焼きは基本、そして最高っちゃ。」


周子「すごいなぁ…あっ、蓮実ちゃんのときのお膳だ♪」



七海「おさかなラッシュも次で最後れすね~」

葵「次で通算99…あたしも沢山お料理披露できて嬉しかったよ!」


周子「おふたりさん、毎度ありがとね!じゃあ、いただきまーす♪」


葵・七海「めしあがれ~♪」



周子「うーん、これこれ…」




周子「…ん、」





周子「んあー」


周子「あぁ~、おいしいなぁ…」

周子「お魚もさることながら、お吸い物と煮物もおいしいのよ…」




葵「周子さんはね、お魚の食べ方がキレイやし、美味しそうに食べてくれるけん、作ったあたしも嬉しいっちゃ!」

七海「お箸の使い方が上手で、骨の分け方もキレイなのれす!」


周子「んふふ♪どーもどーも、これでもお作法はキチンとするように育ってるからねー?」


99.


首藤葵「おさかなラッシュ!」

浅利七海「13品目!最後の品れすよ~」

周子「おさかなラッシュはこれでラストかー、なにかな~?」



七海「『タコのわら焼き』れす!」

周子「おさかな違うやないかーい♪」


葵「生タコ足の表面をわら焼きしてから、お刺身にしたっちゃ!」

周子「あっほんとだ、切り口が生タコだね」



葵「まずは調味料なし!このまま食べるっちゃ。」

七海「じつは、タコの身そのものに人間が味を感知できる成分はないと言われているのれすが…」

葵「含んでる水分が海水やけん、適度な塩味と歯応えがおいしいっちゃ。」


周子「んー、シンプル。いただきまーす」






周子「………」


周子「んんっ、」




周子「うんうん」



周子「歯応えがたまらん」

周子「ほんと、適度な塩味もあるし、焼きの香ばしさもいいねー」


七海「七海もお気に入りなのれす」

葵「余ったら茹でてお吸い物にしてもいいっちゃ」

七海「タコの茹で汁はとても良い栄養を得られるのれす、タウリン!」




周子「お刺身で全部いけちゃうよん、こっれは、くせになる…」



周子「ん、」


周子「んまーい」




周子「はー、にしてもイカめしで始まって、99品目がタコとは…」


100.



周子「百回目記念…ね、うん。」


周子「ここまでさんざイイもん食べてたからね、ちょっとは覚悟してたけど…」


周子「さっき、ありすシェフが意気揚々と、いちごと麺を…ね」

周子「おかってからイイ匂いはするよ?あま~い香り」


周子「それ…パスタにする?」



橘ありす「記念すべき100品目に相応しい逸品ができましたよ!」


周子「あ、ありがとー」



ありす「『橘流いちごパスタ』です!」

周子「わーおいしそー」



ありす「こんな大役を任されたからには、腕によりをかけて作りましたよ。自信あります。」


周子「…………」


ありす「では、お召し上がりください!」



周子「……ちょ、ごめん待って。覚悟決めるから。」




周子「…………よ、よし…、お?あれは…」

周子「あー!!巴ちゃん!巴ちゃん!!」



村上巴「…な、なんじゃ…?」

周子「救世主!おねがい!フレームイン!うんそう!」

巴「おっ、うまそうなもんあるのォ!」

ありす「あ…巴さん、すいませんが2人前はなくて…」


周子「ええの!この動画ね、ホラみんなおいしく映るやつ!だから巴ちゃんと半分こするよ!」


巴「え、ええんか?うちこれ食うて…」

周子「うまいもんは分け合ってこそ!でしょ?」

ありす「そ、そうですね!お皿を用意します。」

巴「おぉ…なんやおこぼれ貰うてすまん、ありがたくいただくわ。」



周子「じゃ、いただきまーす」

巴「いただきます。」




周子「ふぅー、よし……んっ!」


巴「~♪」




周子「………んん?」





巴「うん!ぶちうめぇ!流石じゃ」

ありす「ありがとうございます」


周子「お、思ったより…普通だった、」

周子「いちごの、クレープ?が麺になっただけで、デザートだね。」


※橘ありす…デレステのストーリーコミュあんなん反則やろ…社会の期待に応えたい「善きこども」として健気に振る舞うその姿に、偶像(アイドル)たる魅力を見出さん。ツッコミとしての機能がポンコツ気味なロンパァ!ボケにまわる状態のクール・タチバナさんも好き。中の人も含めたアイドルドラマが熱すぎるのも美味しくて、色んな方面からしこたま愛されてるよねあの12歳。兵庫出身だそうです。

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※村上巴…お好み焼き回に出演させるわけにはいかなかった広島の13歳。お嬢。同じPa13歳である首藤葵とは義理人情と地元愛の観点にて、熱い友情で結ばれている(に違いない)。セクシーでかわいいどうぶつコスプレショーの出演には「待った」をかけてしまう恥ずかしがり屋さんは、将棋がお好きな模様で「好きな駒は?」の質問への返答はきっと「歩」かなぁ…との想像に難くない演歌好きでもある。将来絶対美人になるのが約束されてる圧倒的に強力な容姿に目玉をほじくり抜かれたPも多数、シャキッとしんさいや。

http://imgur.com/uSzUgsf.jpg


101.





周子「…で、前回のがきっかけでまさかロケになるとは」


橘ありす「もう撮ってるんですか?」

村上巴「どこ向かっとるんじゃ?」


周子「んー、東名高速道路をだいぶ西へ…来たっぽいね」


ありす「ここで高速降りるんですね、名古屋…」


村上巴「おお!天むすか?」

周子「…たぶん、違うと思うなー」









ありす「ふぅー、着きました…」


巴「なんじゃここは…喫茶店?」

周子「……あんま良い予感はしないけど、うーん」




丹羽仁美「やぁやぁ諸君!よくぞ参った!」


周子「お、仁美ちゃーん」


仁美「丹羽仁美でーす!あたしの地元、名古屋へようこそ~♪」


巴「仁美の姉御!なら史跡巡り…というワケでもなさそうじゃのう」

ありす「なんだか賑わっていますね、ここは有名な喫茶店なのでしょうか?」


仁美「みんなにはね、これから登山をしてもらうよ!」


ありす「登山?あいにく今日はそういう格好では…」

巴「そうじゃ、今登山しようちゅうんじゃ…ナメきったカッコになっとるけえ」


周子「いやーな予感するなぁ~」


仁美「まぁまぁ、今の格好で大丈夫な登山だから!無事登頂できるかな~?」

巴「なんや含みがあるようじゃが…うちは登山を経験した女じゃけえ、どんな山が来ようが受けて立ってみせるわ!」


仁美「いや~!さすが巴ちゃん、かぶきもん!じゃ、お店入ろうか」







周子「席ついたよー」



ありす「なんだか、とても甘い香りが…」

巴「メニューを隠されてしもうたが、いったい何が出てくるんじゃ」


仁美「はい!来たよ!」


ありす「こ、これは!?」


仁美「『甘口いちごスパ』でーす♪」


巴「おお!」


周子「うわ…」




仁美「さぁ、全部食べきり見事に登頂できるかな~?」


巴「喰いきるだけで登頂いうんか、ずいぶんゆるい山じゃな」

ありす「橘流のいちごパスタとは違いますね…」


周子「う、いざ目の前にすると匂いが…すごいなぁ」


仁美「さぁ、戦の幕開けじゃー!」


周子「いただきまーす」

ありす「いただきます。」

巴「いただきます!」




周子「……んごっ、ぐっ!」

ありす「………!!?」

巴「………!!」






周子「………………」

ありす「……………」

巴「……………」



仁美「……どう?」



周子「下山していい?」


ありす「どうなってるんですかこれ…」

巴「うち、山をナメてたわ」


仁美「戦の厳しさを味わったようだね」




周子「むせかえるような甘さ…っていう表現あるじゃん、実在するだなんて知らんかったよ…えっふ」


ありす「これは、甘すぎますよ…なんで麺までこんなに甘いんですか…」


巴「うち、胸焼けいうの初めて経験したわ…たぶんこのこと言うんじゃな…」


仁美「うーん、遭難の兆し…」


周子「ありすちゃんのパスタのがおいしいわ」

ありす「橘流の参考になるかと思いましたが、これは違いますね」

巴「甘さの暴力じゃ…」



仁美「早くも遭難してるから救助隊員を呼ぼう。」

仁美「おさとー」




榊原里美「はぁ~い」


仁美「お里さんや、遭難者を助けておくれ~」


里美「いただきます~♪」\シュパーン/




周子「うわすご」

ありす「そんな、吸い込まれるように…」

巴「あんな啖呵きっとったうち、情けないのォ…」


仁美「案内しといてなんだけど、これだまし討ちみたいなものだから…気にしないで。」


里美「甘くておいしいです~♪」



※丹羽仁美…歴女と見せかけた前田慶次様単推しのガチ恋オタクは名古屋出身の19歳、名古屋県じゃないよ。個人開催の【私服がお洒落なアイドル選手権】で何度も優勝を飾ったファッションリーダーでもあり、史跡めぐりしながらちりめんの小物買ってみつまめ食べるデートをしたいという願いは尽きない。

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※榊原里美…かの地は南東北の西側に位置すると説明され、東西南北フル出場で混乱を招く山形県出身の17歳…17、え?ウソだろ…17歳!!?海老原菜帆にしてもそうだけど、この事務所の17歳育ちすぎじゃない?183人の女子が集まる事務所においてもトップの甘党は1kgの砂糖を1日で消費する噂があるとかないとかで、その異常なまでのインシュリン分泌量を促す遺伝子の特定に糖尿病予防学会が躍起になっているらしい。特徴的な巨大ツインドリルの髪型はいったいどれだけの質量があるのか、就寝時の髪型はどうなっているのか、シャツを脱ぐ際に髪の毛が天元突破してしまわないのか、魅力的なミステリーが盛り沢山。

http://imgur.com/OgQ7pp0.jpg


102.103.


周子「百回記念のご褒美回だってー」

周子「…なら、前2つなんだったの?」


周子「いや確かにロケまでして予算は豪華だったかもしれないよ?予算は」

周子「橘流は思ったよりすんなりいけたけどさ」


周子「で、今日はいつもの事務所のテーブルなのね。」




周子「んー、おいしそうな匂いがする、安心できそう」


周子「ご褒美回ねー、今までほとんどご褒美みたいなもんだったけど…」



島村卯月「お待たせしましたー♪」

周子「おー、卯月ちゃんやほー」



周子「で、持ってきてくれたこれは…パイ?」

卯月「では…愛梨さんからどうぞ!」


十時愛梨「それは、ミートパイです♪パイ生地はおまかせですよ~」


神崎蘭子「そして我が血肉となりし魅惑の太歳よ!」
(わたしの大好きなハンバーグを使ってます♪)


渋谷凛「香辛料にサフランっていう花を使ってるんだ、高級品だよ。」


周子「へぇー、ってことは…みんなの合作?」


卯月「そして私、島村卯月が笑顔でお届けします!
『シンデレラのサフランミートパイ』ですっ♪」



周子「んわー、すごい…おいしそう…!」



高垣楓「ふふ…そして、食後はこちらをどうぞ♪」


周子「あっ、楓さん」


楓「地元和歌山のお菓子、『熊野古道物語』です。」

周子「んー、チョコクランチ?」


楓「紀州の梅が使用されてるんですよ、爽やかな味わいがやみつきになります♪」


蘭子「垂涎の延べ棒…」
(おいしそうです…)

愛梨「あとで私も食べたいです~」

凛「私も…」

楓「みんなのぶん、ちゃんとありますよ。」

卯月「やった!」



周子「そっかぁ…シンデレラガール揃い踏みだねー」


楓「周子(しゅーこ)のために、集合(しゅーこー)したんです。ふふ♪」


周子「んふ、みんなありがとー♪」




周子「じゃあ…いただきます!」





周子「…………」




周子「うん、」


周子「んんー、しあわせ~♪」


十時愛梨…初代シンデレラガール、上着は置いてきた。
神崎蘭子…頂の灰硝靴を継ぎし灰被り
渋谷凛…三代目C soul sister
塩見周子…四代目姫影
島村卯月…五代目シンデレラガール、笑顔でがんばります。
高垣楓…六代目は静かだと面白いんです「しーっ、クスッ」なんて、ふふっ。


http://imgur.com/e4eLL39.jpg





P「ふーっ、動画のアップも一段落したな…」

P「いやいや百回近くもやってりゃこの作業も慣れたもんよ、そんじゃ次は…と」




P「周子がカメラ持ってってくれたの、内容チェックするかー」

P「実家でオフのごはん撮ってくれーって、半分冗談で頼んだらアッサリとカメラ受け取ってくれて意外だったけど…」


P「アップして大丈夫かどうかの判断をしなきゃな、あんまりプライベートなのがすぎてもよくないしな。」



104.



周子「…んしょ、んー、これで映ってる…よね、たぶん。」



周子「帰省中でーす」


周子「だからオフよオフ、カメラ持ってんのはあたし。」


周子「でもこうしてカメラ持ってちゃオフにならないよねー」

周子「ま、OK出したのは結局あたしなんですけど…」





周子「さーて、おなかすいたーん、ごはんなにかな…」




周子「あーなつかし、湯葉。」


周子「『湯葉に梅のっけたやつ』ねー、うん」



周子「カメラ置いて…ん、この位置で映るのかな?」

周子「いや音声だけでもいっか」



周子「いただきます。」



周子「んまー」




___________________________




P「うーん、絶妙に見切れてる。」


P「でも、この程度ならあえてアップしても面白そうだな…」

P「いちおう他も全部見てから考えるか。」


105.



周子「おつぎはー、おお、きたきた」


周子「牛すじ肉ー、とね、ネギ」

周子「これ九条ネギ」


周子「を、炒めたものー、玉子とじ。」

周子「『ネギと牛すじと玉子のやつ』いただきまーす」



周子「んまーい」





___________________________


P「あ、今度はちゃんと映ってる。」


P「前回のやつ見直して位置調整したのか…器用だな。」

P「にしても、やっぱ周子ヘンなとこで真面目なのあるよなー」


106.


周子「おやつの時間よー」


周子「これは『宇治抹茶団子』ー」

周子「マストバイ」




___________________________


P「で、真面目…かと思ったらすぐ終わるし」


107.


周子「『八つ橋』」


周子「真の姿ね、これ。焼いてあんの、お琴みたいな形になってる。」



周子「んっ」




周子「…………」





___________________________



P「…?これ、カメラの置き場所また変えたな」


P「見切れすぎてる…」


P「……」


P「あ、次のやつなんかもう周子映ってないな。」




108.


周子「『生八つ橋』…」



周子「ふー、」




周子「そうだなぁ」


周子「いままで、いろーんなごはんとか、お菓子食べたなー」

周子「でも何でだろ、どれもバッチリおいしかったけどさ…ウチの和菓子に取って代わるようなモノは一つも無かったんだよねー」

周子「おいしさ…ってわけじゃなくて、はまり具合みたいな」


周子「いざこうして対峙するとさ、なんというか、目の前にしてるこの食べ物はあたしの一部みたいなんだ」

周子「おかしいよね、これから食べるものなのに」

周子「ずっとあたしの一部で、あたしから生まれたものみたいで、あたしと同じものでできてるみたいな…」


周子「やっぱあたしは、どこまで行ってもココのムスメだった…のかな」


周子「…………」



周子「ん、妙にセンチになったかな」

周子「お気楽に食べよ、それが一番おいしいんだ。」


周子「…カメラ預かったけどこれはオフレコだな、あとで消しとかなきゃ。」






周子「ん、」


周子「んー」


周子「うん。」





周子「…明日は、なに食べようかな」



周子「よし、ごちそうさまー。」


※塩見周子…たかが百年程度では老舗だと認められない時間感覚の魔境京都に所在する和菓子屋の娘、実家から追い出されて適当にプラプラしてたらPに捕獲されていつの間にか硝子の靴をプラプラさせてた18歳。一部本人談によると周子の髪色はブリーチらしいが6歳のロリシューコを見るにその時点からブリーチがかかっており、塩見家のご両親もなかなかブッ飛んでるロックな感性をお持ちの様子。家出娘がシンデレラガールになって帰って来た当日も店番をさせようとしたなかなかの猛者から産まれたもんだから、周子の肝も据わってる。
決め台詞が「おなかすいたーん」なおかげもあり
【他人の金で焼肉を最も美味そうに食べるアイドル選手権】にて
過去3連続優勝の実績を持ってしまったがためにグルメ属性が付与された。

http://imgur.com/oQgmYPl.jpg

http://imgur.com/Vk82JOV.jpg

http://imgur.com/2jVnV2h.jpg

最初の目標だった108までの完走
なんとか達成しました、自己満足です。
もし、お楽しみいただけた誰かがいらっしゃれば
それはとても幸せなことです、
誰かの食欲を刺激できたらいいな…と
ちょっと思いながら書き続けておりました。

これにて【周子飯】はひと段落しました。けど
投下中に続き…というかネタいくつも浮かんだので、
このままスレ残してまた追加していきます。

今回、この【周子飯】を書くうえで
参考にさせていただきました資料集ページが
こちらの『塩見書庫』さんです。

https://syuko.nohql.net/amp/

ページを作ってまとめていただいた
有志の方に感謝を述べると同時に、
塩見周子について調べる際の便利な資料ページとして
紹介させていただきます。

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周子飯SS献立メモ

いかめし/1
ナポリタン/2
ふろふき大根/3
焼きナス/4
きなこ黒棒/5
にしんそば/6
いなり寿司/7
ラヂオ焼き/8

○8品


サンマの刺身(葵)/9
手羽先(時子様)/10
ふがし(雫)/11
高菜チャーハン/12
納豆チーズ巾着/13
キムチ焼きそば/14
えび満月(菜帆)/15
麻婆茄子(のあ)/16
信玄餅とアイス(幸子、雫)/17
サグカレー/18
かにだよ!(美由紀)/19
残り汁茶碗蒸し/20
外郎(菜帆)/21
ミョウガの天ぷら/22
ちゃんぽん(真奈美)/23
堂島ロール(菜帆、櫂)/24
ブリのあら汁(七海)/25
キンキの煮付け(葵)/26
さが錦(菜帆、小春)/27
クリームチーズの味噌漬け(フレデリカ)/28
十万石饅頭(美嘉)/29
しいたけ串/30
サトイモ煮っ転がし(葵)/31
もずく/32
バターサンド(菜帆、音葉)/33
とり天(葵)/34
さつま揚げ(智香)/35
カリーヴルスト/36
博多通りもん(菜帆、洋子)/37
豚の生姜焼き/38
大葉野菜餃子/39
おやき(菜帆、心)/40
秋田米といぶりがっこ(沙織、雪菜)/41
ポン菓子(ネネ)/42
イワシ昆布巻き梅煮(葵、七海)/43
どて煮(櫂)/44
くさや(志希)/45
リップクリームチョコ(奏)/46
川幅うどん(柚)/47
ドネルケバブサンド/48

○40品(+8品=48品)


かに、ちゃんちゃん焼き、ジンギスカン、
たこザンギ、ホタテバター芋、ガラナ(美由紀)
/49-54

○6品(+48品=54品)


牛しぐれ煮弁当/55
アサリの酒蒸しパスタ(志乃、七海)/56
フライドチキン改造炊き込みごはん(未央、葵)/57
天津炒飯(藍子)/58
しもつかれ(茜)/59
プーティン(加蓮、ヘレン)/60
フィッシュ&チップス(加蓮、ケイト)/61
おろしそドッグ(キャシー、めあいー)/62
塩サバオニオンサンド(葵)/63
イナダの刺身(葵、七海)/64
パッタイ(ヘレン)/65
鱒寿司、かぶらずし(裕美、千枝、美世)/66-67
笹かま(美玲、まゆ)/68

じゅーしー、にんじんしりしり、
パパイヤイリチー、フーチャンプルー(清美、詩織)/69-72

水ようかん(菜帆、美世)/73
紅玉りんごタルト(菜帆、愛梨、忍)/74
ぴにゃずんだもち(菜帆、穂乃香)/75
佐久鯉こく(あずき、文香、葵、七海)/76
お好み焼き(法子、有香、ゆかり、美波)/77
みかん(菜帆、薫、芽衣子、清良)/78
辛子レンコン(菜帆、葵)/79
きびなご手開き刺身酢味噌(智香、芳乃、葵、七海)/80
のどぐろ一夜干し(蓮実、葵)/81
キャベツの塩昆布もみ(菜々)/82
ブラウンマッシュルームソテー(輝子)/83
桜えびのかき揚げ丼(さくら、泉、亜子)/84
ハモ天(雪美、夏美)/85
チーズいか塩辛トースト(フレ志希)/86

○32品(+54品=86品)


・おさかなラッシュ
銚子アジなめろう(美羽、葵)/87
かつおのたたき(加奈、葵)/88
金華サバ味噌煮(まゆ、葵)/89
松輪サバ刺身(久美子、葵)/90
関サバ灰干し(葵、美紗希、瞳子)/91
大間のマグロカマ(七海、葵、ゆかり)/92
メロ照り焼き(七海、葵)/93
カワハギの肝溶き醤油と刺身(七海、葵)/94
タカベの塩焼き(七海、葵)/95
アジ干物の燻製(七海、葵、P)/96
あんきも蒸しポン酢大葉軍艦(七海、葵、あんきら)/97
鰆の西京焼き(七海、葵)/98
生タコ足の藁焼き(七海、葵)/99

○13品(+86品=99品)


・100回記念出張版
喫茶マウンテン(ありす、巴、仁美)
甘口いちごスパ、橘流いちごパスタ/100-101

サフランミートパイ(歴代CG集合)
熊野古道物語/102-103

○4品(+99品=103品)


・帰省、108
梅湯葉/104
九条ネギと牛すじ焼き卵とじ/105
宇治抹茶団子/106
八つ橋/107
生八つ橋/108

○5品(+103品=108品)


周子「おなかすいたーん、よろしゅーこー」



周子「はい、で…いつもの定位置ね。」


周子「テーブルとソファの…」



周子「レッスン終わりだからほんとにおなかすいたーん、今日のなに?」



周子「お、お米…と、それは」




周子「『明太子』ね、」



周子「あー。おはしノンストップのやつねー」




周子「んん、じゃあいただきまーす」







周子「この、さ、たらこの皮をおはしで切るの…なかなか、」

周子「いよっし」




周子「……」


周子「んんー」


周子「しみるわー」



周子「あ、海苔ちょうだいよ、ふつーのやつ。」


周子「おお対応早いね、そうそうこれ。」


周子「これねー、この、海苔にお米とたらこ乗っけて…」


周子「んっ」\パリッ/



周子「うんまい」

周子飯EX_stage

いつ終わるか自分でもわかりません、
とりあえず10品目を目標にします。


周子「おやつ回でーす」

海老原菜帆「メガネどうぞ~」


周子「はーいかけました、と…地方銘菓タイムだねー」

菜帆「ゲストさんどうぞ~♪」



上条春菜「みなさん、視界良好ですかー?上条春菜です!」


周子「おお、ついにお茶係出演だね」


春菜「あの、お茶係の私も、いつも裏でおいしくいただいてたので、今度はちゃんとお菓子も配る側に回りたくて…」


菜帆「いつもお茶ありがとうございます~、とってもおいしいですよ♪」

周子「うんうん、このお茶すっごく好きよ」

春菜「あぁ~!ありがとうございます!地元の食材をほめてもらえるのって、やっぱり嬉しいものですね~♪」



菜帆「じゃあ、持ってきてくれたお菓子もほめちゃいましょうね」


周子「静岡のお菓子かー、抹茶系かな?」



春菜「抹茶系ではなく…はい!銘菓『うなぎパイ』です!」



周子「おお、おみやげ定番のやつだ!」


菜帆「静岡のお菓子といえば~、ありますね~」


周子「あたしこれ好き」

春菜「ですよね!さぁ、みなさんどうぞ!」


菜帆「いただきま~す」

周子「いただきまーす」

春菜「いただきます!」



周子「はいー、おかってからごはんの香り…」


周子「そして聞こえる大分の言葉…」


首藤葵「お待たせっちゃ!」


周子「もうあたし葵ちゃんの大ファンだからね」

葵「ありがとー♪」



周子「これは…お煮物かな?鶏肉メインだね」


葵「『鶏モモ肉の塩麹漬け煮込み』っちゃ!簡単レシピやけんど、しんけんおいしいよ!」


周子「うーん、約束されたおいしさだねこれは」


葵「動画のホームページにレシピが載ってるよ!」

周子「あ、そういえばこの映像のWebページ作ったんだったね」


周子「ここ、こうして下向きに指さしたら字幕出るやつ?」

葵「こう?」↓↓

周子「これでいい?」↓↓



P\OK/





周子「じゃ、いただきまーす」


葵「めしあがれー♪」





周子「………」




周子「にんじん、たまねぎ…」


周子「甘い」



周子「鶏肉ー」


周子「………」


周子「んんー、やっぱこういうごはんいいよね…」

周子「元気わいてくるよー」


周子「テイクアウトのやつ久々だねー」


周子「今日のはこのパック…ね、中身は?」



周子「『からあげ』だ。」


周子「あーなんか、からあげ専門の小っちゃいお店とかあるよね」

周子「じゃ、いただきまーす」





周子「………」




周子「……」\モックモック/


周子「んっ、」





周子「…うーん、野暮なコメント必要ないよねー」

周子「これは全人類承知のおいしさでしょ」


周子「からあげほど輝いてる茶色はないって」




周子「んんー、」



周子「……」\モクモク/



周子「しあわせ」


周子「あ、ちょっとやめ」

周子「それ撮ってる?たぶんごはんのやつでしょ?」


周子「ちょいストップ、ストップ!」

周子「なんか今更インスタントのごはん食べるとこ撮られるの恥ずかしいって」

周子「あたし一人だとそれしか食べないみたいなイメージついちゃうじゃん」



周子「…ええー?」


周子「事務所でお仕事受けたコラボ商品の試供品に手を出したあたしが悪いって…」

周子「なにその理屈、試供品なんだから手ぇつけて当たり前じゃーん」


周子「ていうかカメラ構えるタイミング早すぎでしょ、つまり罠だったのねコレ…」




周子「…仕方ないなぁ、んんっ、」




周子「腹が減ったら『カレーメシ』!」


周子「余計に混ぜるとムダにおいしいーん」


周子「ジャスティス…?で、いいんだっけ。」



周子「ホラホラ、ちゃんとキメてあげたからカメラおしまい。」






大和亜季「状況開始!!」

周子「うん。確かに、食卓は戦場でもあるよねー」



亜季「この度はお呼ばれいただき光栄であります!」

周子「一緒にレッスンしてたあたしはへとへとでーす…」



亜季「では、本日兵站部の私が紹介する食糧は…」

周子「軍隊カレーとかかな?おいしそうで楽しみ~」





亜季「『プロテイン』です!!!!!」


周子「うそでしょ」





亜季「筋トレは…いいぞ…!」


周子「ええ…粉もんですらなく、粉、こなぁ…」



亜季「おや?周子どの、最近のプロテインのおいしさを侮ってもらっては困りますな!」


周子「ええ…プロテインっておいしいの?」


亜季「その身をもって!味わいましょう!!」

周子「んー、まぁ、食わず嫌いはよくないよね。ちゃんといただきます。」



亜季「では、こちらの匙でシェイカーに入れて…」

周子「牛乳で混ぜるんだねー」



亜季「この、おいかわ牧場の牛乳がおいしくて…それで、わざわざ事務所でいただくプロテインが密かな楽しみでして」

周子「わかる…雫ちゃん様々ですよねー」




亜季「はい!振って、できあがりです!」

周子「うーん、クリーム色…」



亜季「それでは…いただきます!」

周子「いただきまーす」



周子「んん?思ったよりスイーツ系の香り…」

周子「ほえー、泡が…」


周子「ん」





周子「…」


周子「…ん、」





周子「え、なんか、さわやかな甘さで普通においしい」


亜季「でしょう!!!」


周子「あああちょっ、おヒゲできてますって」

亜季「あっ…こ、これは失敬!」


周子「にしてもこれは…うん、嬉しい裏切り」

亜季「そして、プロテインで培われる筋肉は決して裏切りません!」



周子「んー」


周子「うん、これおいしい。」



周子「朝ご飯にあいそうだねー、栄養バランスも良さそうだし」

亜季「味のバリエーションもありますよ!イチゴやココアやバナナやヨーグルト味など…!」

周子「え…けっこう気になる」

亜季「プロテインは…いいぞ…!」



周子「この、ちょっと粉っぽくてまったりしてる飲みごたえも…なかなかクセになりそうな…」


亜季「でしょう!プロテインはおいしいのです!!しかし、ひとつ難点が…」

周子「え、よくないところあるの?」



亜季「お値段が、少々…」

周子「ああー」


周子「んっふ、これすご…あはは!」

三好紗南「ね?おもしろいでしょ?」



周子「ひえー、にしてもよく考えるよね…」

紗南「これ見せていいか最初迷ったけど、気に入ってくれて良かったよ!」


\パリ/



周子「あ、ちょっ、こっちズームで撮らないの、音声だけなら許す」

紗南「うわー盗撮だー!」

周子「いま『ポテチ』食べてるから、前歯に青のりついたアイドルの笑顔は映しちゃダメでしょー」


\パリ/



紗南「ポテチ食べながら動画見て笑ってるアイドルの映像…いいのこれ?」

周子「ごはんのやつ、けっこう自由だからだいじょぶよ。」


\パリッ/


紗南「え、なにそのカメラ角度…どこ撮ってるの?」


周子「あー、それならいいかな。」


紗南「ポテチがお箸でつままれてるとこしか映ってないんじゃ?」

周子「なんかそういう謎映像のほうが人気出るんだってさ」

紗南「じゃあ、ゲームデザインのオシャレな箸に変えてこようかな…」


周子「ね、もっかい最初から見せてそれ、」


紗南「あ、いいよー」


\イタイタイタイタイタダキマスマス/

\オイシイーン/\ンマイ/
\イタダキマー/


周子「リズム感はんぱないよね、んっふ」


紗南「世の中にはそういう職人が存在するんだよ」



\イッタダキマースイタダキマー/
\アーンマイ/\コンナンゼッタイオイシイヤツ/



周子「いやー、にしても、あたしの動画のさ、いただきますーの音声ミックスして一番星の曲に合わせるとか…」


紗南「【周子飯いただきますシーンまとめ】の、この動画なんか再生数すごいことになってるよ」


\パリ/


周子「うっそでしょ…うっわぁー、すご…」


周子「えーなに?もう撮ってるの?もうちょい待ってよー」



TV
\マーギャークノコーコーローニー/
\キーヅイテー/



周子「ごはんのやつ…だけど、」

周子「撮影の時間スケジュール珍しくカッチリしてると思ったら…」


周子「なんでわざわざありすちゃんの出てる番組バックにしてるの?」

周子「あたしカメラに背中向けたまんま喋っちゃってるじゃん」


周子「それに、撮影日や時間バレバレだし、アップするまでの所要日数とかわかっちゃうやつだよねー」


周子「お、曲終わったね。拍手ー」


\コトッ/


周子「あ…ごはん置いた?ちょい待ってよ、まだありすちゃんのインタビュー終わってないじゃん」

周子「んー、そつないコメント。」

周子「出番終わったね、よし。そっち向いたげるよん」



周子「はい、で出てきたごはんは… なにか…」


周子「ごはんじゃないね」


周子「あ、これ、おいかわ牧場の『ミルクプリン』だ」


周子「めっちゃおいしいやつだよこれ」

周子「雫ちゃんが持ってきてくれるとみんな拝み倒すもん」

周子「かな子ちゃんなんか五体投地…いやさすがにウソだけどね」


周子「にしてもなんでわざわざ番組のこのタイミングで…?」

周子「まあいっか、役得。いただきまーす」








周子「んー」




周子「はぁ…うんまい…」



周子「これだけお世話になってるんだからさー、雫ちゃん家行ってごはんのロケしない?」

周子「牧場の宣伝にもなるし、おいしいもん出てくる保証カンペキでしょ」

周子「おいかわ牧場のクリームシチューとか絶対おいしいでしょ」








周子「おなかすいたーん」



周子「ごはんのやつ、タイミングピッタリよん」

周子「ではでは今日のは…」



周子「『ナポリタン』」


周子「…」

周子「前にさ、食べた記憶あるけどさ、かぶっちゃいけないだなんてお約束ないよね~」



周子「ほいほい紙エプロン…っと」

周子「いただきまーす」






周子「んんー」




周子「うんうん、ケチャップ感ね…」

周子「おいし…」

ナンバリングやめてみたら
投稿レスの切れ目で話は続いてるのか
それとも
場面(品目)の変わり目なのか
判別できなくなっちゃいましたので
次回以降は対策します。

今回の注釈として
レス番124と125は
場面繋げたつもりではございませんことを
お知らせします。







周子「やほー、なんかおダシの香りしてるよー」


周子「んん…醤油系かな、汁物の予感」



周子「はい、来ましたどんぶり…」



周子「おっ、おモチ…と、おうどんだ!」


周子「なんだっけ、これ『力うどん』だっけ?おモチ入ってると」

周子「今見てお腹すいてきたーん」


周子「いただきまーす」






周子「…んんっ」




周子「…」


周子「んー、っあぁー」


周子「この絶妙なおモチの、おコゲがね、おいしいよね…」

周子「ほうれん草と鶏肉と…関東風だね、うまっ…」



周子「もーね、これけっこう重たいけどすんなり入るよー」







周子「『たい焼き』買ってきたよーん」



周子「今事務所にいるみんなに配りまーす、足りるかな…?」



周子「えーと、1人、2人、3人、4…8人か、すると、んん~?1個足りないかも」

周子「まぁいっか」





周子「やほーおつかれ!シューコおねーちゃんがたい焼きあげるよーん」


関裕美「おつかさまです、ありがとうございます!」

松尾千鶴「お疲れ様です周子さん、いただきますね。」

岡崎泰葉「お疲れ様です、ありがとう周子さん…」

白菊ほたる「お、お疲れさまです!いただいていいんですか…?」



周子「よーし、じゃあ…あんことクリームどっちがいい?」



裕美「………」\ジッ…/

千鶴「あっ裕美ちゃん、顔、顔…!」

裕美「うっ、また目つき?ごめん…ありがとう。」


周子「うん、そりゃ悩むよねー」



泰葉「じゃあ…私はクリームを、」

千鶴「私は、あんこで…」

ほたる「あの、私もあんこで…」

裕美「えっと、じゃあ私はクリーム…うーんでも…」


泰葉「じゃあ、それぞれ半分こしない?私も両方欲しいし…」

千鶴「そうしましょうか、4人で2つずつ…でいいよね?」

ほたる「はい、私も両方ほしいです」

裕美「あっ!…ありがとう!」


周子「はいよーん、あんことクリーム2個ずつ…ね、と…」




周子「…」

周子「…あっ」




周子「ごめんどっちだかわかんないや」




千鶴「えっ?」


周子「袋で分けてあるんだけどね、どっちがあんこで、どっちがクリームだか…」

泰葉「あはは…ありますよね」


周子「とりあえず袋から2つずつ…ひと口目がどっちだか賭けになっちゃうね」


ほたる「あの、私に任せてくださいっ」


周子「おっ、ほたるちゃんサイキックに挑戦?」

ほたる「いえそんな、超能力とかじゃないですけど…」



ほたる「私さっき、あんこを欲しがったので…」



ほたる「こっちの袋のたい焼き…くださいっ」



周子「ん、こっちね?はーい」


ほたる「そうしたら…きっとこれはクリームです、どうぞ泰葉さん」


裕美「あ…そういうことか」


泰葉「ありがとう!じゃあ…正解か確かめてみますね、いただきます。」



ほたる「どう…でしょうか?」



泰葉「んん~!クリームおいしいですよ!」


周子「すご…当たってる!」

千鶴「やっぱり超能力なんじゃ…」

ほたる「いえ、そんなうらやましいものでは…」


周子「ほたるちゃんありがとね!したらこっちがクリームで…袋に書いとこ、カメラさんペンちょーだい」


裕美「たい焼き、いただきますね」

ほたる「私も…いただきます」

千鶴「ありがとうございます、戴きます。」




周子「んー、どういたしまして~♪」



泰葉「あれっ、そういえば、結局こうして半分に割るんだから、その時に中身わかるよね…」

千鶴「…あ!」

裕美「そっか、ひとくちめチャレンジいらなかったね」

ほたる「あっ…す、すいませんわざわざ…」






周子「お、つ、ぎは~」

周子「あっちのスペースだね。」






周子「おつかれさまでーす、たい焼き配ってまーす♪」



原田美世「周子ちゃんおつかれー!」

姫川友紀「あぁー!おつかれ~!たい焼きくれるの!?」

鷹富士茄子「おつかれさま~♪縁起が良いですね♪」



周子「あんことクリーム、どっちにします?」



美世「んー、あんこがいいな!」

友紀「あっじゃあ、あたしも!」

茄子「私もあんこで、お願いしますね~」



周子「あぁー、どっちがいいか聞いておいて申し訳ないんですけど…」


美世「もしかしてあんこ売り切れかな?」


周子「あんことクリーム、それぞれ残り2つずつでして」


友紀「じゃあ、あたしクリームでいいよ?」

茄子「んーちょっと待ってください、その袋見せてもらっても…?」


周子「あ、はいどぞ~」



茄子「こっちの2つがあんこですね、」

周子「で、こっちの袋がクリームですねー」


茄子「じゃあ、私がクリームの袋から取りますね♪」


友紀「え、いいの?あんこじゃなくて…」

美世「そしたら私たちはあんこの袋もらおっか、ありがとね!」


周子「いえいえー」



茄子「いただきま~す、……ん、」

美世「いただきまーす!」

友紀「あんこいただきまーす!周子ちゃんありがとね!」



周子「どういたしまして~♪」



美世「茄子ちゃん、それあんこじゃない?」

友紀「えっうそ!?…ホントだあんこ…!」

茄子「ん~♪おいしいですよ、あんこ!」


周子「へっ?クリームの袋から取ったのに…?」


茄子「うふふ♪きっと、お店の人が間違えちゃったんですね~♪」




周子「うわすご…あるもんだね~」




周子「ん、じゃああと1個だね~」

周子「みんなに配り終わったから、あたしのぶん…だと思った?」





周子「ほい、カメラさんのぶん!クリームね。」

周子「買う前に聞いてたけど、ちひろさんはご遠慮しますってさ~」





周子「たまにはあたしが食べないってのもさ、よくない?」








周子「おやつ回ー」

海老原菜帆「ゲストさんはいらっしゃらないそうですね~」

周子「へー珍しい、なにが出てくるんだろ…?」

菜帆「それでも楽しみですね~」



周子「おっ、お皿。これは…あ。」


菜帆「『みそ田楽』ですね」






周子「これ、おやつ?」

菜帆「…おやつ、ですかね?」



周子「まーいいでしょ!あたしこれ好き」

菜帆「このお味噌が甘くておいしいですよね」


周子「いただきまー」

菜帆「いただきま~す」




周子「あっふ」

菜帆「アツアツ…」




周子「んん、」







周子「こんにゃく色違いであるね」

菜帆「白いのと、灰褐色の黒粒入りのと…」


周子「この黒い粒なんだろね…?」



???\ヒジキー!/


?利?海\ヒジキれーす!!/



周子「なんか声してるからさ、向こう撮ってあげなよ」



浅利七海「現在市販されてるコンニャクの黒い粒は海藻のヒジキれある場合が多いれす!」


七海「昔は、あの色や粒はコンニャクの製造過程で混入する不純物なのれしたが…」

七海「現在の技術らと不純物が入らないのれす!つまり、ちゃんと作るとみんな白コンニャクになっちゃうのれす!」


七海「それれも、コンニャクの色味のイメージれある灰褐色と黒い粒を残すために、わざと不純物としてヒジキを混ぜたものが現在のコンニャクなのれす!!」



菜帆「七海ちゃんもどうぞ~♪」


七海「あ、田楽いたらきます!」


周子「この色の正体は海藻なのねー。てか、海藻の知識までカバーしてるんだ…すごいなあ」



七海「れんがくおいしいれす!」

周子「うん、たまに食べるといいよね…」










周子「ああー、はい出ましたよ~おべんとの定番!」


周子「『厚焼き玉子』!出来立てホカホカ!」



周子「そんでこれ二つのお皿用意されてるってことは…」

周子「わかった」



周子「甘いのとしょっぱいのでしょ?」



周子「どっちが好きか論争あるよね~」

周子「あーでも争いってほどでもないかな?」

周子「ちなみにあたしはどっちが好きかというと…は、置いといて。」



周子「じゃ、こっちのいただきまーす」






周子「…」





周子「んん、」

周子「…えっ、うそ」



周子「……うわ」


周子「あ、いやこれちゃんと卵焼きですよ」

周子「なんか予想外においしすぎて変なコメント出ちゃった」


周子「……葵ちゃん?まさか、」

周子「だって今日他の仕事でいないよね?あたしスケジュール確認したけど…」


周子「ああ~ロケ早めに終わったんだ、なるほど」



周子「で、そのロケの養鶏場のおみやげで卵もらえたのね。」

周子「あーはいはい、納得。」


周子「これ、卵の味でかぁ…いいもんだとこんなに…」


周子「いやぁ~、ありがたい…おなかすいたん言い続けた甲斐があるもんだね」



周子「じゃ、もうひとつのお皿のも…」







周子「んっは」



周子「んんんー」





周子「たまらんね…こっちもおいしい…」




周子「ああ、で結局どっちの味が好きかってね、」


周子「どっちも。」








周子「んんー、炒め物の感じかな?この香りと音は…」


五十嵐響子「はい!できましたよっ」



周子「おっ、響子ちゃん!ありがとねー」


響子「どういたしまして♪やっと出演が叶いまして、嬉しいです!」


周子「あーそういえば、前にさ、レシピ本の豚ショウガ焼き食べたけど、あれおいしかったよ」

響子「ああ!あの本の…確かショウガ焼きですと、時子さんの監修レシピでしたね、それでもありがとうございますっ♪」



周子「じゃ、今回のごはんは…?」


響子「はい!こちら『砂肝とキャベツの黒胡椒炒め』です」



周子「んんー、さすがすぎる…」



響子「砂肝は安くておいしい食材ですし、栄養バランスも良いんですよ!低カロリー高タンパク!」


周子「あたし砂肝めっちゃ好き」




響子「では、めしあがれー♪」


周子「いただきまーす」








周子「んんんー」






周子「めっちゃおいしい…歯ごたえやば…」


周子「この、炒め物の、絶妙にしんなりしたキャベツとね、砂肝が…」


響子「うふふ、ありがとうございます♪」



周子「砂肝ね、おつまみのイメージ強いけど、こういう料理としての使い方もいいよね…」


響子「おつまみ好きの方にも好評なんですよ!」

周子「あー、お姉さまたちの宴会にも料理出してるんだ?」


響子「あの、それもたまにありますけど、大体は美穂ちゃんが…」



周子「美穂ちゃん、おつまみ好きだったねー」


響子「おかげで、おつまみ食材をベースにしたレパートリーが増えてまして…」


周子「およめはん…」

次の投稿でスレをしめようと思います、
たくさん長く続けました…
楽しんでお読みくださった方や
前向きなコメントくださった方など
ありがとうございました。

自分が周子飯の新たなスレを建てて
このまま続けるかはわかりません、でも
もしテンプレ等を気に入っていただけたら
どなたでも、好きな食べ物を
アイドルたちに食べさせてあげてください。
プロフの数値みんな細すぎますよ。

一連の文をお読みになり
少しでも空腹を覚えてくだされば幸いです








周子「あっふ、」



周子「んんっ、」




周子「あぁー、めっちゃおいしい…」


周子「あ、やっぱ撮り始めたか、絶好のチャンスだしねー」





周子「おでん、おでんよ」


周子「事務所で、おでんパーティーやってまーす」



周子「もうすんごいよ、全国各地のおでんごった煮」



周子「誰かがお鍋でおでん作ってたら、いつの間にか人や鍋や具材が増えてパーティー化しちゃったやつみたい、ゲリラおでん。」



周子「さっき夏美さんが急いでタコ買って来てたね、うん、おでんにタコと牛すじは大事。さすが京女。」


周子「なんか見ない具材もいろいろ入ってたねー、東京のさ、この、『すじ』ってやつは知ってたけど初めて食べるよー」


周子「それに、なんか色々とタレとかあるんだね。そのまま食べるんじゃないんだ…おでんの地方性もすごいなぁ」


周子「そこに、みそダレ、それと魚粉…?かな、あとショウガのお醤油とかもあるし…あ、カラシもあるね。」




周子「ホラ見てこれ、『ちくわぶ 』だって、ちくわとは別もんで…なんかきりたんぽみたいな感じ。」


周子「あとこれね、ホタテ貝!すごいよねー、めっちゃ豪華」

周子「これなんかモツ煮みたいなのも…」


周子「あ、これこれ、このお麩めっちゃおいしいの。おでんのツユ吸ったお麩なんかね、そんなんもうぜったいおいしいに決まってるやつよー」




周子「じゃ、改めていただきまーす」



周子「がんも、こんにゃく、大根、たまご、牛すじ、サトイモ…」

周子飯108品目+Ex
(おしまい)

Ex
・明太子
・うなぎパイ
・鶏モモ肉の塩麹漬け煮込み
・からあげ
・カレーメシ
・プロテイン
・ポテチ
・ミルクプリン
・ナポリタン
・力うどん
・たい焼き
・みそ田楽
・厚焼き玉子
・砂肝とキャベツの黒胡椒炒め
・おでん

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