打ち止め「ヘーイ店員さーん!ってミサカはミサカは!」一方「呼ぶな押せ」 (42)



・8/31通行止め記念日SS。

・ほんのり昔>>1が書いた、

打ち止め「あそぼ!」一方「しょォがねェな」

の幕間っぽい話。


・なんでも許せる人向け。




SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1504187936



打ち止め「あっそうだっけ?ってミサカはミサカははやとちりー!」ティヘ♪

一方「ったく…恥ずかしいマネしてンじゃねェよ」

打ち止め「それじゃー改めまして店員さん召喚のボタンぽちーっ!ってミサカはミサカはボタンをどーn!」

一方「…」ポチ



ティントゥーン♪



打ち止め「!?」

一方「…」クククク





店員「お待たせ致しました。ご注文をお伺い…」



打ち止め「こ、この外道ぉー!ってミサカはミサカはほっぺたぐにぐに引っ張ってみたりぃぃ!」

一方「ほっふぇはひっふぁるンじゃふぇ(ほっぺた引っ張るンじゃねェ)」フォゴフォゴ




打ち止め「ちょっと店員さん!聞いて聞いて!この人ったらひどいのひどいの!」グニグニグニグニ

一方「ほっふぇはひっふぁるンじゃふぇ(ほっぺた引っ張るンじゃねェ)」フォゴフォゴ

店員「えっ、えっと、」

打ち止め「いじわるいじわるーっ!って!ミサカはミサカは楽しみを奪われた事に憤ってみるぅーっ!」プップクプー

一方「うるせェ押すのが遅ェンだよ。次はオマエがさっさと押せばいいだろ」ケケケ

打ち止め「んもーう!!」

店員「あ、あの…ご注文は後でお伺いしま」

打ち止め「する!注文する!ハンバーグセット!A!Aの方でお願いしまーす!ってミサカはミサカはご注文っ!」

一方「ドリンクバー、単品。」

打ち止め「えっ?食べないの?」

一方「俺はコーヒーを自由に飲みてェだけだからな」

打ち止め「ふーん?」

店員(ああ…早く決めてくれ…)



・・・。


打ち止め「でも珍しいね」

一方「あァ?」

打ち止め「ファミレスに連れてってくれるとか普段は絶対しないのにってミサカはミサカはどういう風の吹き回しか暗に聞いてみる」

一方「別に特に理由なンざねェよ」プイ

一方「コーヒーガブ飲みしてェ、腹を空かしてうるせェオマエがたまたま傍にいる、ファミレスは家の近く。『じゃあコイツと行くか』」

一方「それだけだろォが」

打ち止め「えー?でもいつもはミサカを置いてきぼりにして勝手に行ってきちゃうじゃない」

一方「連れてきてもオマエが退屈になるだけだろォが」

打ち止め「ミサカはあなたと一緒ならどこでも楽しいもんって、ミサカはミサカは不満げに上目遣いしてみたり」ブー

一方「…そォかよ」




一方「…コーヒーを注ぎに行ってくる」ガタッ

打ち止め「はーい!ってミサカはミサカはお留守番任務を承り!」

一方「ちょっと席離れるだけだろォが」

打ち止め「にしてもあなたの言葉もすごいよね」

一方「あァ?」

打ち止め「フツーはサーバー付近に行ってから何を飲むか決めるでしょ?」

打ち止め「だから出る言葉は『ドリンクバーに行ってくる』なはずなのに、最初っから『コーヒー注ぐ』って決まってるもの」

一方「はァ?コーヒーのお代わりが自由だから来たンだ。目的が最初から決まってンだから当たり前だろォが」

打ち止め「よくあんな苦いのガパガパ飲めるよねってミサカはミサカはある種の畏敬の念を抱いてみる」

一方「浴びるぐれェ飲ンでも美味いからな」




打ち止め「…あなたがいつか死んじゃう時が来るとしたら、きっとカフェインとか、何かしらコーヒーが原因なんだろうなーってミサカはミサカは遠い目をしてみたり」

一方「ハッ、好きなもンに殺されるなら本望だっつゥの」カツッカツッ


・・・。



~ドリンクバー~


浜面「あれ?どうしたんだこんな所で」

一方「あァ?オマエこそ」

浜面「いや俺は、っつーか俺らはいつも通りっつーか?あとアレだな、あいつら御所望のコーラをな」

一方「パシリくンは大変だなァ」ハッ

浜面「うるせっ!…アレ、お前1人?良かったら俺らんとこ来るか?」

一方「…」

一方「いや、いい」




浜面「あ、そう?」

一方「あァ。今日はいい」


浜面「ふーん…彼女との記念日とか?」

一方「ある意味間違っちゃァいねェな」

浜面「え!マジで!?彼女いたの!?」

一方「そォじゃァねェが、ニュアンスは類似してるってだけだ」

浜面「ほーん…ま、いいや。記念日?楽しめよ」

一方「わかったから早く席に帰りやがれ」

浜面「へーへ」



「はーーーーまづるぅああああああああ!!コーラまだーー?」



浜面「ちょっ、何恥ずかしいマネしてんのアイツ!!?」

一方「犬は大変だな。早く行けよご主人様待ってンぞ駄犬」

浜面「犬じゃねぇよ!」




「ほらほら、超早く帰ってこないと浜面の膝が私の座布団に超変わりますよー」

「はまづらー」

「わけよー」


浜面「…あの席に帰るのやめちゃおっかなー…」

一方「そォか。だからと言って俺ンとこには来るなよ」

浜面「冷たっ!?」

一方「妥当だろ。そのまま飼い殺しされてろよ」

浜面「ちょっとちょっと!そりゃないんじゃないのか一方通行ぁ?!」


「にゃあにゃあ!大体早くしろー」

「つーか早く帰ってこねーと山盛りポテト浜ちゃんの分無くなんぞー」


一方「おォ、オマエの餌が無くなるンだとよ。早く戻れよ」

浜面「えぇー…」



「はまづらー。帰ってきたら頭撫でてあげるよ」


浜面「ハーイ///今戻るわー」デレー

浜面「じゃ!俺はこれで!」


たたたたたた…



浜面「どる~ん!待ったぁ~?」


「超遅いです!罰として超腿パーンッの刑ですッ!」ベシッ

「あいだっ!?」

「ほらはまづら。ご褒美にナデナデしてあげる。」

「おっほぅ!」




一方「…やっぱ犬じゃねェか」ハァ




・・・・・。



一方「ただいm」




打ち止め「はわわわわ…って、ミサカはミサカは怖いお兄さん方に囲まれてビクビクしてみたり」


海原「小さい御坂さん…!」ハァハァ

白井「小さいお姉さま…!」ハァハァ

海原「いつでも、どこでも、誰からも、何度でも。このような事になるたびに、まるで都合の良いヒーローのように駆けつけてあなたを守ります約束します」

白井「片手に弓のような物を装着した男がこの辺を彷徨いているそうですの。危険ですから私と安全(エロス)な部屋に行きましょうねお姉さまに似たお嬢さん」



一方「はァ…」


一方「オーケーオーケー、愉快なオブジェに大決定だクソ野郎共」



────カチッ。










ずこーん!ばっこーん!ばちこーん☆ぼこぼこぼこぼこギャァアアアズンドコヒュー… ヒァィイァイイタスケッ…ずがしゃーん☆ぷにゅっ。








─────カチッ。



一方「ああいう夏の暑さで頭が茹だっちまったような奴が現れたら警備員呼べっての」ペシベシペシベシペシベシ

打ち止め「あうう。やめれー!連続チョップはやめれーっ!ってミサカはミサカは頭を抑えて抗議してみる!」





打ち止め「あれ?何だかそのコーヒー普通のと違うねってミサカはミサカは違いの分かる女を醸し出してみたり」

一方「コーヒーっつゥかこれはエスプレッソだけどな」ズズー…

打ち止め「え?エスプレッソってコーヒーじゃないの?ってミサカはミサカは黒くて苦い液体は皆コーヒーと素人判断」

一方「違う。いや広義的には同じだが、」ズズズズ

一方「簡単に言えば、普通のドリップコーヒーよりもカフェイン少なくてコーヒーよりも圧縮濃度とカップ内の液体構造が違ェンだよ」

打ち止め「へ、へー…」




一方「…あン?」

打ち止め「?」

一方「もう飯来てンじゃねェか。食わねェのか」

打ち止め「え?あっ食べる!食べるよ!」カチャカチャ

一方「…」




打ち止め「よっしゃー!ごはん食べるモード出撃準備かんりょーう!!」

打ち止め「いた 一方「だきます」 …ふぇ?」

一方「…」プイ

打ち止め「…今、」

一方「…」

打ち止め「…」



    ・・・
一方「…今度は、冷めきらねェ内に食え。」

打ち止め「…?」






打ち止め「───あっ。」






──────
──────────

────────────────




    ・・・
────あの日。


あったかい料理を食べるのは初めてで。本当に嬉しくて。

誰かとの食事が、嬉しくて。




『何やってンだオマエ。湯気でてるメシはこれが初めてなンだろォが』


『でも、誰かとごはん食べるのも初めてだったり、ってミサカはミサカは答えてみたり。』


『いただきまーす、っていうの聞いたことある、ってミサカはミサカは思い出してみる。あれやってみたい、ってミサカはミサカはにこにこ希望を言ってみたり』



そして、十五分ほど経って。もうミサカの料理からは湯気が消えた頃にあの人のごはんが運ばれてきて。

それから一緒に食べはじめて。



でも、その時に


『いただきます』



は。




────────────────

────────────

────────





打ち止め「…ねぇ」

一方「なンだ」

打ち止め「前も。ミサカと初めて会ったあの日もここでごはんだったよねってミサカはミサカは懐かしい思い出話を振ってみる」

一方「…あァ」

打ち止め「ミサカは毛布1枚でさ、」

一方「あァ」

打ち止め「あなたは”実験”が凍結されて、やる事なくて。どこか放心状態で。まるで死んでるみたいに生きていてさ、」

一方「あァ」

打ち止め「…あの日、ミサカは迷子で。生存するためにしか生きる理由もなくて、」



打ち止め「─────あのね、きっとね、」





打ち止め「ミサカだけじゃなくて、あなたも迷子だったんじゃないかなって」

一方「……あァ、かもな」






打ち止め「…そういえば。」ジロジロ

一方「…」

打ち止め「あなたの今着てる服も。今気づいたけどあの日着てたシャツだねってミサカはミサカは指さしてみる」

一方「あァ」

打ち止め「ひょっとして」

一方「ハッ、たまたまだっつゥの。たまたま。」

打ち止め「ねぇ」

一方「…なンだ」

打ち止め「迷子だったミサカ達はあの日出会って。それからは一緒に目的地を探して歩いてきて」

打ち止め「今は────」




黄泉川『ごはんできてるじゃんよ』


芳川『相変わらず仲いいわね、キミ達は』


番外『悪意以外の感情、か。妹達の悪意だけを抽出するミサカがねぇ』



打ち止め「ミサカ達、もう迷子じゃないね。って、ミサカはミサカは微笑んでみたり」ニコッ

一方「…そォだな」





打ち止め「あっ、ねぇねぇ」

一方「あァ?」

打ち止め「ひょっとして今日連れてきてくれたのって…?って、ミサカはミサカは期待の眼差しで見つめてみたり」

一方「…フン」

一方「別に。オマエが考えてそォな殊勝な考えなンざねェよ」

打ち止め「むー」プクー


一方「ただ…」

打ち止め「?」


一方「オマエが色々と俺が失くしちまったもンとか、欠けてたもンを補いやがるから」

一方「ちょっと奢って借りを精算しよォとしただけだっつゥの」プイ

打ち止め「…」ポカン

打ち止め「…ぷっ。」

一方「…」

打ち止め「あなたってさ、」

一方「あァ?」

打ち止め「本当に素直じゃないよねって、ミサカはミサカはそんな照れ屋なあなたのほっぺたツンツンしてみたり」ツンツン

一方「…」



打ち止め「ほりゃほりゃ。ちょっとは素直になーあれーって、ミサカはミサカは微笑みながらツンツン続行!」

一方「…」



一方(コイツの背後のガラスに俺の顔が写ってやがる。)


                         カオ
一方(コイツの”眩しさ”に目が眩んでるよォな、そンな表情が。)


一方(…あァ…俺とコイツは今、同じ表情して、…)



一方(…あァ…そォ、だったな、)















一方(人間っつゥのは、眩しい時と笑う時に同じ表情になるンだったな)











・・・・・。


打ち止め「ふー。お腹いっぱい。」

打ち止め「ちょっときゅーけーい。って、ミサカはミサカは背中の椅子にもたれかかってみるー」

一方「…メシ、食ったなら言えよ」

打ち止め「えっ?」

一方「『ごちそうさま』…」

打ち止め「…?」


打ち止め「ああ…」



──────────

───────────────
────────────────────



打ち止め『「ごちそうさま」っていうのも言ってみたかった、ってミサカはミサカはため息をついてみる』

一方『そォかよ。そりゃ残念だったな』



───────────
───────
────



打ち止め「…そっか。」クスクス

一方「何笑ってやがる」

打ち止め「別に。あなたってさ、」

一方「あァ?」


打ち止め「時々すっごいマメで。すっごい不器用な優しさ見せるよねってミサカはミサカは笑ってみる」クスクス


一方「…フン。何の話だかさっぱりわかンねェよ。言ったら行くぞ」

打ち止め「…うん!」



打ち止め「ごちそうさまっ!」



打ち止め「って、ミサカはミサカは胸とお腹がいっぱいさと共に言ってみたりっ!」








カランカロン。



「ありゃりゃとしたーっ」




打ち止め「ねぇ」

一方「あァ?」

打ち止め「手。つなご?ってミサカはミサカは笑顔で手を差し伸べてみたり」

一方「…」




打ち止め(だめかな?)

一方「…」

一方「…ン」スッ…

打ち止め「!」

一方「…おら、さっさと帰ンぞ」キュ

打ち止め「うんっ!」




てくてくてく。てくてくてく。



打ち止め「ねぇ」

一方「あァ?」

打ち止め「ミサカね、あなたの言葉で好きなのあるんだけどね、なんかね、それ思い出しちゃった!って、ミサカはミサカは言いたいなーって伝えてみたり」

一方「はァ?俺が誰かが感動するよォな事なンざ言うわけねェだろ」

打ち止め「あれ?前にも言ったんだけどなー。…言っていい?って、ミサカはミサカはチラリと許可をとってみたり」

一方「…好きにしろ」

打ち止め「ちょっと長いんだけどね、ってミサカはミサカは前置きしてみる」




──────────
─────────────
──────────────────

天井『ハッ。それは何をしてるつもりだ?今さら、お前のような者が』

一方『わかってンだよ。こンな人間のクズが、今さら誰かを助けようなンて思うのはバカバカしいってことぐるいよォ。』

一方『まったく甘すぎだよな、自分でも虫唾が走る』

一方『けどよォ』



一方『このガキは、関係ねェだろ』



一方『例え俺達がどンなに腐っていてもよォ。』

一方『誰かを助けようと言い出す事すらバカバカしく思われるほどの、どうしよォもねェ人間のクズだったとしてもさァ』

一方『このガキが、見殺しにされて良い理由にはなンねェだろォが。俺達がクズだって事が、このガキが抱えてるもン。踏みにじっても良い理由になるはずがねェだろうが!』

一方『確かに俺は一万人もの妹達をブッ殺した。だからってな、残り一万人を見殺しにして良いはずがねェンだ。』

一方『ああ綺麗事だってのはわかってる、今更どの口がそンな事言うンだってのは自分でもわかってる!』


一方『でも違うンだよ!』

一方『例え俺達がどれほどのクズでも、どンな理由を並べても、それでこのガキが殺されて良い事になンかならねェだろォがよ!!』




───────

─────────────

──────────────────




一方「忘れろ」

打ち止め「ええーやだー」

一方「忘れろ」

打ち止め「MNWに永久保存してるもん」

一方「忘れろ…」


てくてくてく。てくてくてく。






打ち止め「あのね、あのね、」

一方「なンだよ」

打ち止め「ミサカね、あなたの事好きだよ」

一方「…」



一方「…何急にこっ恥ずかしいこと言ってやがる」

打ち止め「うん。でもね、言いたかったの。」

打ち止め「あなたはどう?ミサカの事、好き?って、ミサカはミサカは問いかけてみたり」

一方「…」

一方「…俺も…、いや、」

一方「…」

打ち止め「いいよ、言って?ってミサカはミサカは促してみる」

打ち止め「あなたが今考えてそうな事は大体見当がつくけどね、」

打ち止め「言っていいんだよ。どんな人間だって誰かを愛していい権利くらい持ってるんだから、って、ミサカはミサカは笑ってみたり」

一方「…」





一方「…そォだな、」

一方「俺もだ。」





一方「俺も、オマエと、ずっと一緒に居たいぐらいには」

打ち止め「うん!」ニコッ










一方「…この手は、もォ離さねェから」

打ち止め「うん!ずーっと!ちゃんとしっかり握っていてね!って、ミサカはミサカは握り直してみる!」






おしまい。寝ちゃたけど許してね


どーでもいいけど毎度スレタイが意味わかんなかったりカオスだったりクレイジーなのは、見た瞬間に1発で「あっ、たぶんあの>>1だ!ぜってーこれアイツだ!」

ってなるようにしたいからなのだぜって、ミサカはミサカはドヤ顔してみたり。


依頼出してまくってきます

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