男「毎日ぼっちなのは堪えるな…」 (3)

恐らくn番煎じネタです。
亀更新です。

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男「ただいま…」シーン

男「今日も父さん、遅いのかな…」

男「荷物置いて…にしても今日も悲惨だった。」ハァ

悲惨な原因はその大きな独り言である。いや、それだけじゃないけど…

僕は中学で転校してからこっちに馴染めず、自分で壁を作った。そのうえに挙動不審が目立つことから学校社会からハブられ、さらに中高といじめられている。

クズだとは思うけど、わかってても挙動不審が直せないのだ。いや、本当に。意識して我慢すると、

男「ああー!」ガシャ

物を壊してしまう。本当にクズの極みである。

その証拠に友達なんていないし、先生も僕を避けている。肝心の父さんはいつも忙しく、帰ってくるのは真夜中だ。

正真正銘のぼっちである。そのせいでいじめられる上にそのせいで慰める人もいないのだ。だから僕はいつも「彼」に慰めてもらっている。

男「ヌイ!」ダキッ

ヌイ「…」

そう、ぬいぐるみの「ヌイ」である。男子高校生がぬいぐるみを抱くのは変かもしれないが、僕には彼しかいないのだ。今日も彼に愚痴を吐くのだ。

男「今日なんか勇気出して話しかけようと思ったんだけど、テンパっちゃってさ、かなりいじめられたよ…ヌイ、どうすればいいのかな?」ギュー

ヌイ「…」ジー

幼「頑張ったのに、かわいそうに…」ジー

男「ヌイ、僕はこの世からいなくなった方がいいのかな?」

幼「そんなことない!いなくなったら私が…って聞こえないんだけどね。」ジー

あ、はじめまして。私、幼って言います。

男くんの幼馴染で「ヌイ」は私がプレゼントしたんです。隠しカメラ入りだけど。本当は転校先でも男くんをずっと見ていたいと思って付けたんですけど、こんなことになるとは私も思っていませんでした。だから、見守ることはできても言葉をかけて慰めることはできません。

幼「でも、もう少しでお金がたまるから!その時はいーっぱい慰めてあげるから。」

それまで男くんが持つのかが一番心配です。

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