~事務所~
ガチャ
渋谷凛「お疲れさ……あれ、誰もいないね」
神谷奈緒「へえ、なんか珍しいな」
北条加蓮「そうかな? わりとあると思うけど」
奈緒「ま、いいや。よいしょ」
凛「……」キョロキョロ
加蓮「凛?」
奈緒「どうした? そんなキョロキョロして」
凛「机の下……うん、いない」
加蓮「乃々ちゃん? 輝子ちゃん?」
凛「ううん、いないことの確認だから」
奈緒「?」
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加蓮「あー、なるほど。乃々ちゃんね」
奈緒「な、なんだよ、あたしだけ置いてけぼりかよ」
凛「ごめんごめん。乃々の誕生日が近いって話」
奈緒「え? ……あ、そっか、もう今週末だったっけ」
凛「そうそう。で、2人はプレゼントに何を渡すか、決めた?」
加蓮「プレゼント? うーん……、実はまだ決めてないんだよね……」
奈緒「あたしもだ……。あれ? パーティーの時に渡すんだよな?」
凛「そうだよ。パーティー自体は乃々も知ってるから隠さなくていいんだけど、プレゼントの中身は流石にね」
奈緒「みんな、『サプライズパーティーなんて乃々の心臓に悪い!』って満場一致だったもんな」
凛「ふふ、まぁ、そうでなくても乃々は鋭いからね、気がつくよ」
加蓮「先にバレて『どどどどどんなリアクションをすれば……!』みたいになるのも悪いもんね」
奈緒「似てないな」
凛「ね」
加蓮「うるさいってば」
奈緒「よ、よし、じゃあ、レッスンの後にプレゼント、買いに行こうか?」
凛「うん、それもいいんだけど……」
加蓮「何か考えがあるの?」
凛「えっと……」
奈緒「?」
凛「3人で、ケーキ、作らない?」
奈緒「け、ケーキ?」
加蓮「手作りケーキ……。うん、いいんじゃない?」
奈緒「で、でもあたし、お菓子作りなんてやったこと」
凛「そのために3人いるんでしょ?」
加蓮「そうだよ。レシピ見ながらなら平気だって」
奈緒「そ、そうかな……」
加蓮「で、凛のことだから、作るケーキも目星をつけてるんでしょ?」
凛「うん、もちろん」
奈緒「おお、流石だな……」
凛「今回作ろうと思うのは、このケーキ!」
『ブッシュ・ド・ノエル』バーン
奈緒「今このフリップどっから出した」
凛「ブッシュ・ド・ノエルの語源は、木とか丸太から来てるんだって」
加蓮「へえ、そうなんだ」
凛「乃々もよく、森をモチーフにした撮影してるでしょ? ピッタリじゃないかな?」
奈緒「あれ? でもブッシュ・ド・ノエルって冬のケーキじゃなかったっけ?」
加蓮「クリスマスシーズンにはよく見るけど……」
凛「逆に、今なら手作りでしか食べれないってことでしょ? もちろん、そんなクリスマスみたいな飾りはつけないし」
奈緒「なるほどなー」
加蓮「私は乗った♪」
凛「ありがと、加蓮」
奈緒「あ、あたしも乗るぞ! トライアドの力、見せてやる!」
凛「ふふっ、奈緒もありがと。でも、そんな気合いを入れなくてもケーキは作れるよ?」
奈緒「い、いいんだよ! こういうのは気持ち!」
加蓮「じゃ、決まりね」
凛「じゃあ材料は買っておくから、前日の……」
奈緒「っておい! もうレッスン始まるぞ!」
加蓮「うそ!」
凛「ご、ごめん、ゆっくり話しすぎたかな」
加蓮「詳しくはまたレッスン後に話そっか」
奈緒「ほら! 行くぞ!」
加蓮「はいはーい」
ガチャ
「……」
「……」
「……」
~ロッカーの中~
森久保乃々「……」
乃々「……」
乃々「……」
乃々「……」
乃々(き……)
乃々(聞いてしまったんですけどぉぉぉ……!!!!!)
乃々(ごめんなさいごめんなさいごめんなさい……!!!)
乃々(どどどどどんなリアクションをすれば……!)
乃々(でも、わ、悪気はなかったんです……!)
乃々(ただちょっと、タイミング悪くぼといいますか、なんといいますか)
乃々(も、森久保は最近机の下が賑わっているのを感じて、そ、それはそれで嬉しいというかなんというかなんですけど、新たなもりくぼさんくちゅありを探し求めて、少しの気の迷いでロッカーに入って"あ、狭さが落ち着くんですけど……"とか言ってたところで)
乃々(そしたらちょうど凛さん奈緒さん加蓮さんが入ってきてしまって出るに出れなかっただけですし……)
乃々(……)
乃々(だ、誰に言い訳しているんでしょうか……)
乃々(で、でも、嬉しい……)
乃々(……ふふふ)
乃々(はっ! 思わずにやくぼに……)
乃々(そ、そうと決まれば、りあくしょんの練習(?)をしなくては……!)
乃々(……)パクッ
乃々(……お、美味しいんですけど~)
乃々(……)
乃々(へ、下手……っ!)ガンガン
乃々(食レポなんてむーりぃ……)
乃々(と、とりあえず、ここから出て……)
ガチャ
乃々(!)サッ
佐久間まゆ「お疲れ様です」
まゆ「……あら? 誰もいないんですかぁ?」キョロキョロ
乃々(ま、また隠れてしまいました……)
まゆ「残念ですねぇ……」
乃々(い、今からでも遅くないと思うので、ここを出なきゃ……! これ以上盗み聞きをするような超☆悪くぼにはならないんですけど……!)
乃々(いち、にの、さ)
まゆ「せっかく乃々ちゃんの誕生日プレゼントについて、誰かに相談しようと思ったのに……」
乃々(手遅れぇぇぇ……!!!!!)
まゆ「?」
乃々(た、退路が完全に絶たれくぼ……! さすがにこのセリフ直後に出て行くのはまゆさんに悪いですし……)
乃々(で、でも、このまま誰も来なければ、もりくぼの話題にはならないはず)
早坂美玲「うーっす。おつかれー」
星輝子「フヒ……ど、どうも……」
乃々(フラグ回収が早すぎるんですけど……)
美玲「お、まゆじゃん」
まゆ「こんにちはぁ」
輝子「ひとり……か?」
まゆ「そうみたいですねぇ。乃々ちゃんもいないようですし」
乃々(ごめんなさいごめんなさい)
美玲「ま、ちょうどいいなッ」
輝子「う、うん」
まゆ「え?」
乃々(え?)
美玲「ウチら今、ノノの誕生日プレゼントをどうしようかって話してたんだ」
輝子「ま、まゆさんは、どうする……?」
乃々(ど、どうしてみなさんもりくぼの誕生日にそんなに備えるんですか……)
まゆ「ふふふ……まゆもちょうど、お2人に相談しようと思ってたんですよ?」
美玲「そうなのか、じゃあナイスタイミングだな!」
乃々(タイミング良すぎますしぃ……)
美玲「ウチはまだ決めてないから、この後、ショーコと一緒に買いに行こうかなって」
まゆ「そうなんですか?」
輝子「ま、まゆさんも……どう?」
まゆ「うーん、とっても魅力的なんですけど……」
輝子「けど……?」
まゆ「美玲ちゃん、輝子ちゃん……、まだ決めてないなら、まゆと3人でケーキを作りませんか?」
乃々(!)
美玲「おお!」
輝子「て、手作りケーキ……! リア充のようだな……」
まゆ「はい♪ きっと乃々ちゃん、喜びますよ?」
美玲「いいな! いいな!」
輝子「う、うん。で、でも、作れるかな……」
まゆ「まゆがしっかりサポートしますよぉ」
美玲「心強いなッ!」
乃々(ま、まゆさん、美玲ちゃん、輝子ちゃん……。もりくぼは嬉しいです……)
美玲「で?」
まゆ「?」
美玲「作るケーキッ! ウチら、そういうの全然詳しくないぞ?」
まゆ「ああ、それなら、もう決めてありますから」
輝子「おお……」
美玲「ショートケーキ? チョコケーキ? あ、チーズケーキもいいなッ」
まゆ「ブッシュ・ド・ノエルです」キリッ
乃々(!?!?!?)
美玲「おおー!」
乃々(か、被ってるぅ……!!!!!)
輝子「き、聞いたこと……あるな、フヒ」
乃々(聞いたことあるどころか5分前に耳にしたんですけど!?)
まゆ「そうでしょう? ブッシュ・ド・ノエルの語源は、木とか丸太から来てるんです」
乃々(それもさっき聞きました……)
まゆ「乃々ちゃんもよく、森をモチーフにした撮影をしてますからねぇ」
乃々(それもさっき聞きました……!!!)
まゆ「ピッタリだと思うんです」
乃々(むしろピッタリなのは凛さんとまゆさんですけど!?)
美玲「でも、それってクリスマスのケーキじゃないのか?」
乃々(会話のデジャヴが止まらないぃ……)
まゆ「た、確かに……!!!」ガーン
乃々(あれ!?!?!?)
乃々(そ、そこは"この季節なら手作りでしか食べれないから"って言うところなのでは……?)
輝子「で、でも、逆に夏は手作りでしか食べれないってことだよな……」
乃々(輝子ちゃんが言うんですか)
まゆ「そ、そうです! まゆもそう思っていたんですよぉ」
美玲「なるほどなッ!」
輝子「さすがまゆさん……」
まゆ「ふふん」
乃々(……か、かわいいんですけど)
乃々(で、ですがこのままではパーティーでもりくぼの目の前に2つのブッシュ・ド・ノエルがメリークリスマスしてしまいます……!)
乃々(そうなったら……)
~~~~~~
凛『ねえ乃々、私たちのブッシュ・ド・ノエルの方が美味しいよね?』
まゆ『何を言っているんですか凛ちゃん? まゆたちのブッシュ・ド・ノエルの方が愛情がこもっているぶん、美味しいはずですよ?』
凛『まゆはいつも私の邪魔をするよね』
まゆ『そのままお返ししますねぇ……』
乃々『あ、あの……』
凛『乃々』
まゆ『乃々ちゃん?』
乃々『ひうっ!?』
凛『ねえ』
まゆ『どっちのブッシュ・ド・ノエルが』
『『美味しい……?』』
~~~~~~
乃々(ひぃぃぃぃぃぃぃぃぃ~~~~!!!!!)
乃々(こ、これはマズいんですけど! いやマズいってそういうことじゃなくて、多分ブッシュ・ド・ノエルはとっても美味しくなるとは思いますが、それ以上にもりくぼの心臓がマズいんですけど!!!)
乃々(と、とめなくては……! まゆさんには悪いですが、今からでも他の選択肢を)
まゆ「じゃあ、まゆはレッスンに行きますねぇ」
美玲「お、じゃあショーコ、ウチらも行こうか」
輝子「そ、そうだな……」
ガチャ
乃々(うう……、もりくぼはいつもこうです……!!!)ガンガン
乃々(ま、まさかこの世に無数あるケーキの中でかぶるなんて……)
乃々(で、でも、せっかくみなさんがもりくぼのために……)
乃々(……)
乃々(も、もりくぼは決めました……! 両方食べきって、"どちらもすごく美味しかったです"と言ってみせます……!)
乃々(大丈夫、大丈夫、……朝から何も食べなければ2つくらいは)
ガチャ
佐藤心「芳乃ちゃーん! みくちゃーん! 乃々ちゃんの誕生日にみんなでブッシュ・ド・ノエルを作るって話なんだけどさー?」
乃々(もはや入場から捻じ込んできたんですけど!!!!!!)
乃々(なんなんですか……、なんなんですか……!)
依田芳乃「それはよきあいであなのでしてー」
乃々(なんでケーキ作りの相談をしながら入ってくるんですか……! もりくぼいたらどうするんですか……! ってか実際いるんですけどどうしてくれるんですか……!!!)
前川みく「佐藤さんもたまにはいいこと言うにゃ」
心「距離感☆」
乃々(どうしてそんなに展開が早いんですか……!)
心「じゃ、前日にウチ集合な☆」
乃々(もはやブッシュ・ド・ノエルの語源とかもりくぼにピッタリとかも言ってくれないですし!?)
みく「もー、その前に材料とレシピでしょー?」
乃々(そういう問題ではなくて……)
ガチャ
乃々(!)
三船美優「すみません……、急にブッシュ・ド・ノエルが作りたくなってレシピと材料を買ったのですが、どなたかお手伝いしてはくれませんか……?」
乃々(美優さん!?!?!?)
乃々(一番の常識人だったはずの美優さんがどうしてそんな意味のわからない登場を!?)
心「ぐっじょぶ! 練習にもってこいだな☆」グッ
乃々(ツッコミません!?)
みく「さすが美優さんにゃ!」
乃々(みくさんも真面目だったはずなのに!?)
芳乃「でしてー」
乃々(それくらいなら喋らないほうがマシだと思うんですけど!?)
美優「照れます……」
乃々(褒められるとこじゃありませんし……)
乃々(こ、今度こそストップを)
心「じゃ、れっつごー!」
トコトコ
乃々(早すぎますしぃ!? むしろこの部屋に来た意味!!!)
みく「善は急げにゃ!」
乃々(もりくぼにとっては悪夢です……)
芳乃「きっと天も見守ってくれていることでしょー」
乃々(天はとっくにもりくぼを見放したんですけど……)
ガチャ
乃々(あああ……)
乃々(ど、どうすればいいんでしょう……)
乃々(もりくぼの誕生日のはずが、とんだブッシュ・ド・ノエル選手権なんですけど……!)
乃々(ああ、心なしかブッシュ・ド・ノエルがげしゅたるとほうかいしてきました……)
乃々(……)ガチャ
乃々(今日はもう帰りましょう……)トボトボ
~8/27 事務所の扉前~
乃々(うう……こんなにも気が重い誕生日は初めてですし……)
乃々(で、でも、みなさんの優しさに応えなきゃ……!)
乃々(今日のもりくぼは……やるくぼ!)キリッ
乃々(……)グゥゥゥゥゥゥゥゥ
乃々(ば、万全です……)
ガチャ
乃々「お、おはようございます……」
パァン! パァン! パァン!
「「「お誕生日おめでとー!!!」」」
乃々「わ、わー……嬉しいぃ……」
美玲「な、なんか顔、引きつってないか?」
奈緒「大丈夫か? 体調悪いならすぐ言えよな?」
乃々「だ、大丈夫……大丈夫です……!」
まゆ「じゃ、早速ですけど」
みく「プレゼントターイム!」
ワーワーワー
乃々「!!!」
凛「まずは私たちからだね」
乃々「お、お手柔らかにぃ……」
美優「私"たち"……?」
奈緒「お、気づいたか」
加蓮「私たちは、3人で乃々ちゃんにプレゼントしようと思ってね」
凛「うん、3人でケーキを作ったんだ」
乃々「そ、そうなんですか~」
凛「ふふ、さすがの乃々もびっくりしてるね」
輝子(な、なんかリアクションに違和感あるけど……)
奈緒「じゃ、ご覧あれ!」
加蓮「私たちが作ったのは」
凛「この、"ザッハトルテ"!」
乃々「わぁ……、美味しそうなブッシュ・ド・ノ……え???」
芳乃「?」
凛「どうしたの? あ、ザッハトルテっていうのはチョコのケーキで」
心「そんなん見ればわかるぞ☆」
乃々「い、いえ……素敵なケーキに見とれて……ました」
凛「でも、ケーキの材料を買いに行ったらまゆと心さんに会ったときはビックリしたね」
まゆ「そうですねぇ」
乃々「へ?」
心「そんでみんな"ブッシュ・ド・ノエルを作る"って言い出すんだもんなー? はぁとびっくり♪」
凛「危うくとんだブッシュ・ド・ノエル選手権が開かれるとこだったね」
乃々(その例えはもりくぼが使用済みです……)
まゆ「乃々ちゃんの目の前に3つのブッシュ・ド・ノエルがメリークリスマスしちゃうところでしたねぇ」
乃々(それも言いましたし!)
乃々(ということは……、もりくぼの……、一人相撲……!?)
乃々(よ、よかった……!!!)
乃々(あ、安心したら……)
凛「じゃあ乃々、あーん」
まゆ「な、り、凛ちゃん……!?」
凛「どうしたの? これくらい普通でしょ? ね、乃々?」
乃々「……ヒッグ……エッグ」グスグス
奈緒「の、乃々!?」
美玲「だ、大丈夫かッ!?」
凛「えっ、えっ!?」オロオロ
みく「具合悪い? 横になる?」
凛「そ、そんなにイヤだった……?」オロオロ
乃々「……グスッ」フルフル
乃々「みなさん……もりくぼのことをいっぱい……いっぱい、考えてくれて……グスッ」
乃々「それなのに……もりくぼ……勝手に……」
輝子「乃々ちゃん……?」
乃々「もりくぼ……みなさんになんて言えば……」
まゆ「乃々ちゃん、大丈夫ですよ」ダキッ
乃々「!」
凛「あっ」
芳乃「ほほー」
まゆ「よくわかりませんが、気にしなくていいんですよ……? みーんな、乃々ちゃんのことが大好きなんですから」ナデナデ
乃々「うぅ……」
凛「な、奈緒……、加蓮……」
奈緒「あー、はいはい」
加蓮「いってきないってきな」
凛「ま、まゆばっかりずるいよ!」ダキッ
乃々「!」
まゆ「あらあら」
みく「まったく、暑苦しいにゃあ」
心「でもこういうの、嫌いじゃないだろ☆」
みく「言わせるなにゃ」
美優「落ち着きましたか……?」
乃々「はい……」
奈緒「む、無理するなよ? 主役なんだから」
加蓮「そうそう♪ 座ってれば、みんながケーキを食べさせてくれるよ?」
まゆ「凛ちゃんが食べさせたら、また泣いちゃうかもですけどねぇ」
凛「表出なよ」クイッ
みく「凛チャンケンカっ早すぎるでしょ」
美玲「まゆも煽るなってば」
まゆ「ふふ……凛ちゃんもかわいいですねぇ」
凛「う、うるさいっ!」
まゆ「ちなみにまゆたちが作ったのは」
輝子「この……」
美玲「フルーツタルトだッ!」バーン
乃々「おおぉ……」
みく「こっちだって負けないよ!」
心「我らが芳乃ちゃんがどこからか手に入れた高級抹茶をふんだんに使った!」
美優「抹茶のロールケーキです……」バーン
芳乃「食べると無病息災、由緒正しきけえきなのでしてー」
乃々「おおぉぉぉぉ……」
凛「はい、乃々」アーン
乃々「は、はいっ……!」モグモグ
加蓮(モグモグしてる乃々ちゃん、かわいい……)
乃々「お、美味しいです……!」キラキラ
まゆ「次はこっちですよぉ」アーン
乃々「あ、ありがとうございます……」モグモグ
美玲(動物園とかのエサをあげれるスペースっぽいな……)
乃々「こ、これも美味しい……!」キラキラ
心「こっちも忘れちゃダ・メ☆」アーン
乃々「いい香りぃ……」モグモグ
「次はこっち!」
「いやこっち」
「いやいや」
「こっちに……」
~~~~~
~~~
~
~森久保乃々・自室~
乃々「今日は幸せでした……」
乃々「結局ほとんどケーキも食べちゃいましたし……」
乃々(流石に、トリプルブッシュ・ド・ノエルのためにお腹をペコペコにしてたなんて言えなかったですけど……)
乃々「でも、こんなもりくぼにみなさん優しくて……」
乃々「アイドル……、もうちょっとだけ、続けても……」
乃々「……なんて」
乃々「ふふっ……」
乃々「さて、そろそろ寝なくちゃ……」
体重計「……」
乃々「……!!!!!」
体重計「……」
乃々「あ、ああ……」
体重計「……」
乃々「……」ソローリソローリ
体重計「……」
乃々「……」ヨイショ
体重計「--kg」
乃々「!!!!!」
乃々「……」
乃々「……」
乃々「……でぶ……くぼ」バタリ
おわり
過去作
双葉杏「誤植病」
橘ありす「ネゴシエーターフレデリカ?」
渋谷凛「常務にすごいと」本田未央「言わせたい?」
などもよろしくお願いします
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