かなダイとようまりの話ですが、会話はダイヤさんと曜ちゃんの2人です
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ダイヤ「珍しいですわね。いえ、やぶさかではありませんし。一体なんでしょう?」
曜「えっとですね。私と鞠莉ちゃん、付き合いだしてしばらく経ったじゃないですか」
ダイヤ「そうですわね。あれから鞠莉さんが隙あらば惚気ようとして困っていますわ」
曜「す、すみません。それで今度の週末、うちに鞠莉ちゃんが泊まりに来るんですが」
ダイヤ「なるほど?」
曜「その日、両親が留守にしてまして……」
ダイヤ「(まさか)」
曜「そのハグ、とか、キス、の先に進みたいな……と、鞠莉ちゃんに伝えてありまして」
ダイヤ「は、はぁ」
曜「それで、ダイヤさんと果南ちゃんが、私たちより前から付き合っていらっしゃるので」
曜「そういう、雰囲気に持っていく方法を、ご指導いただけないか、と思った次第であります///」ウツムキ
ダイヤ「……本人に聞くわけにもいかず、1,2年生に話をするわけにもいかず、というわけですか」
曜「お察しの通りです……」
ダイヤ「幼馴染の果南さんの方が聞きやすかったのではありませんか?」
曜「そうかもしれませんけど、果南ちゃんから『3年で1人だけ曜から砕けた口調で話しかけられてないせいか、ちょっと寂しがってるみたいなんだ。だから頼ってあげてほしいな』と」
ダイヤ「か、果南さん……」ピクピク
曜「私も少し距離感感じていたので、これをきっかけにダイヤさんともっと仲良くなりたいなって」
ダイヤ「……はぁ」
曜「め、迷惑でしたか?」チラッ
ダイヤ「相談を受けるのはやぶさかでないと言いましたでしょう?議題が距離を詰めたい相手へするに値する内容かどうかは置いておきますが」
曜「面目ございません」
ダイヤ「まあ、いいでしょう。恋人と触れ合うときの雰囲気作りでしたか」
曜「……なんか普通に話してくれるんですね」
ダイヤ「さんざん鞠莉さんにからかわれ、いじられ、根掘り葉掘り白状させられてますし」
曜「あー」
ダイヤ「話を戻しますわ。果南さんがそういうことをしたいときは、たいていあすなろ抱きをしてきますわね」
曜「あすなろ抱き?」
ダイヤ「背中側から相手の首に腕を回して、ぎゅっと抱きしめるハグのことですわ」
曜「なるほど」
ダイヤ「そのまま雑談を始めて、徐々に話題を甘い方向に移していくのが常道ですわね。そして、わたくしが目を閉じて果南さんがキスを」
曜「う、うわあ。すっごいカップルっぽい!」
ダイヤ「まさしく恋人、ですわよ」
曜「そうでした。ちなみに、ダイヤさんから誘うときはどうされるんですか?」
ダイヤ「んー。先日の場合ですが」
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ダイヤ『果南さん。背中のマッサージをお願いしたいのですが』
果南『ん?なんだかお疲れ?』
ダイヤ『そうですわね、肩も少し張っている感じがします』
果南『りょーかい。じゃあまとめてやっちゃおうか』
ダイヤ『お願い致しますわ』スルスル
果南『ダイヤ!?わ、わざわざ服を脱がなくても』メソラシ
ダイヤ『わずらわしいじゃありませんか』
果南『そ、そういうものなの?』
ダイヤ『そういうものなのです。ほらベットへ伏せて準備できましたから』
果南『りょ、りょーかい(落ち着け、落ち着け果南)』
果南『……んーこりゃだいぶ凝ってるね。Aqoursの方はともかく、生徒会はヘルプ頼んだ方がいいんじゃない?』グイッグイッ
ダイヤ『っは、その辺の管理は。んっ、しているつもり、ですが』
果南『(そ、そういう声出さないでって!)きついなら早めに言ってよ。みんなで助けるからさ……よしっ、こんなところかな』
ダイヤ『これで終わり、なのですか?』
果南『えっ?』
ダイヤ『久しぶりに2人っきりなのですよ、素肌を見せている恋人からマウントポジションを奪っておいて』
果南『……』
ダイヤ『本当に、これで終わり、なのですか?』
果南『(ダイヤの綺麗な背中、髪が流れてあらわになってる上気したうなじ、なにより首だけこっちに向けて見上げてくる流し目がヤバいっ)』
果南『ダイヤ、ズルい。ズルいってその言い方は』
ダイヤ『果南さんをその気にさせるなら、いくらでもズルくなりますわ。さ、来て。果南さん』
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ダイヤ「といった具合ですわね」
曜「……正直、ここまで生々しい説明を受けるとは思わずひじょーに動揺してるであります///」
ダイヤ「別に真似をしろとは言っていません。ひとそれぞれなのですから手探りになるのは当たり前です」
ダイヤ「こういった例もあるとだけ覚えていればいいのではありませんか」
曜「そ、そうですね」
ダイヤ「そういえば曜さんは、鞠莉さんにしてあげたいのですか?それともされたいのですか?」
曜「んー、鞠莉ちゃんからもらっているものがたくさんあるので、私からしたい気持ちもあるんですけど」
曜「最初は鞠莉ちゃんからしてほしいなーと///」
ダイヤ「すでに意思を伝えているなら、あとはなるようになるでしょう」
ダイヤ「わたくしの話が参考になったかはわかりませんが、うまくいくように祈っていますわ」
曜「はい!」
ダイヤ「……曜さん。わたくしでよければいくらでもお話を聞きますから、また相談してくださって構いませんよ」
曜「ありがとうございます!それじゃ失礼します」タッタッタッ
ダイヤ「曜さんといえば、もともと運動部の方ですしあの明るい性格、Aqoursの活動でも格好いい姿が目立っていましたが」
ダイヤ「あんな可愛い表情もされるのですね。果南さんがかわいがるのも、鞠莉さんが惚気たくなるのもわかる気がします」
ダイヤ「今度、ダブルデートでも誘ってみようかしら」フフッ
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鞠莉「クシュン」
果南「風邪?……は引くわけないか」
鞠莉「シツレイなこと考えてない?」
果南「考えてない考えてない」
鞠莉「ふーん、まあいいけど。って話逸らさないで!」
果南「曜にそういうことありきのお泊りに誘われたんだっけ」
鞠莉「そうなの!だからFirst Nightの作法を///」
果南「あんだけ私とダイヤを辱めておいて、今更聞くのはどうかと思う。だからアドバイスはしない」
鞠莉「そんなぁ」
果南「ただし、曜のこと泣かしたら怒るからね」
鞠莉「えっ、かわいく鳴かせる気まんまんなんだけど」
果南「……」グッ
鞠莉「待って。待ってください果南。jokeよjoke。ほんと、ほんとだからグーはやめ……Nooooo!」
短いですが終わり
ダイヤさんの流し目は最高にえっちだと思う
読んでいただきありがとうございました
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