【ガルパン】みほ「『ラリー道』始めました!!」 (108)

大洗高校 廊下

杏「ねえ、西住ちゃんだよね?」

みほ「?」

杏「あのさ、必修科目は『ラリー道』選んでくんないかな?」

みほ「この学校には『ラリー道』はなかったはずじゃ・・・」

杏「ん~、今日付けで創立されたから」

みほ「でも私は・・・」

杏「西住流を破門されたから、なんて関係無いからさ」

杏「『ラリー道』選んでくれるよね?」

杏「ちなみにこれ、会長命令だからよろしく」

みほ「・・・もし選ばなかったらどうなるんですか?」

杏「そうだねえ・・・、もしもそうなったら西住ちゃんは退学かもね」

みほ「・・・それは脅迫のつもりですか?」

杏「そう思ったならそう受け取ってくれて構わないよ」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1503483442

ガルパンのSSです。
大体のストーリーはアニメと似せるつもりですが所々違います。
ちなみに戦車道ではなくラリー道です・・・
遅くなりましたが安価です(タイトルに書くのを忘れておりました・・・、すいません・・・)

自動車部無双やんけ

大洗 生徒会室

バンッ

沙織「だからっ!みほりんはラリー道は受けないって言ってるじゃん!」

河嶋「オイッ!言葉を慎まないかっ!」

杏「そう言われてもねえ・・・」

小山「ラリー道を受けるのなら良いことばっかりだよ?」

小山「単位はたくさんもらえるし、学食の食券もタダなんだよ?」

杏「どう西住ちゃん?考えは変わったかな?」

みほ「私は・・・」

みほ「私は受ける気はありません」

杏「西住ちゃん・・・、それはあんまり賢い返事とは言えないなあ」

杏「あんまりこういう手は使いたくなかったんだけど・・・」

パラッ

華「何ですかこれ?」

河嶋「西住の退学届けだ」

杏「そう言うこと。これを見てもまだまだ考えは変わらない?」

華「そんなっ!生徒会のすることではありません!」

杏「そうは言うけどさあ、私達も必死なんだよ・・・」

沙織「だからってこんなこと許される訳ないよ!」

華「そうです!だいたい・・・」

みほ(私はあの日以来逃げてばかりで・・・、今も沙織さんや華さんに頼ってばかり・・・)

ギュッ

みほ(私は・・・)

みほ(私は・・・、もう二度と逃げたくないっ!)

みほ(だから・・・)

みほ「あっ、あの・・・」

杏「?」

みほ「私・・・」

みほ「ラリー道を受けますっ!」

>>3
自動車部無双にはするつもりはありません・・・
恐らく自動車部には自動車部らしくほとんど整備にまわってもらうことになりそうです

大洗高校 自動車部車庫前

河嶋「・・・という訳でだ」

河嶋「今日は突然の事ながら集まってもらってご苦労だった」

河嶋「私達としてもラリー道を始めるに至ってこんなにも人員が揃ったこと、大変感謝したい」

河嶋「さて、今日の活動と言っては何だがみんなには車を探してもらいたい」

?「自動車で管理をしていたのではないのではありますか?」

河嶋「いい質問だ。ありがとう」

河嶋「この件に関しては自動車部のナカジマに説明してもらう。頼むナカジマ」

ナカジマ「えっと、みんなはこの学校はかつてラリー道を行っていたのは知ってるかな?」

ナカジマ「大洗のラリー道黄金時代の終わった後、ラリー道部は解体されて車達は売りに出されちゃったんだけれど・・・」

ナカジマ「何台かはこの艦内に残っていると思われるんだ」

ナカジマ「もちろん自動車部の方で2台は発見したんだけど、まだ全然車が足りないんだ」

ナカジマ「予算の関係で新車を調達するわけにはいかない。だからみんなにも手分けして探してもらいたい」

河嶋「ありがとうナカジマ。そういう訳で頼んだぞみんな!」

河嶋「では、各自解散!!」

ここでベース車両の募集を行います。
以下の条件で各チームの車の提案をお願いします。

以下条件

1 あんこうチーム・・・日本車

2 生徒会チーム・・・ドイツ車

3 バレー部チーム・・・日本車

4 歴女チーム・・・ドイツ車

5 一年生チーム・・・アメリカ車

6 風紀員チーム・・・フランス車

自動車部は整備班なので・・・
車の提案をする際はチームの番号、車名を書いて提案してください。

複数もOKです。

>>16
アニメで戦車の改造とか修理とかやってたからじゃ?

今のところ出ている車は・・・

1 あんこうチーム・・・マツダ ランティス

2 生徒会チーム・・・

3 バレー部チーム・・・ギャランVR-4、三菱ランサー1600GSR

4 歴女チーム・・・フォルクスワーゲン タイプ1

5 一年生チーム・・・フォード エスコート、フォード RS200

6 風紀員チーム・・・プジョー205 evo2、ルノー8 ゴルディーニ

以上の車両です。
生徒会チームが埋まらないのは恐らくドイツ車だからか・・・

追加で歴女チームにアウディクワトロ Gr.4 もですね。
生徒会チームに至っては仕方がないので以下の条件に変更します・・・

2 生徒会チーム・・・ヨーロッパのメーカーならどこでも可

書いてて怖くなったがベース車両ってグループBとかSみたいな少数生産のホモロゲモデルでもいいのか?
アンツィオとかストラトスだけじゃなくてランチアS4とか隠し玉に持ってそう

>>25

一応ホモロゲモデルなどは無しの方向で・・・(主人公達の乗る車なので比較的標準的な車にした方がいいのかなと思いまして)
ただ今後他校のベース車両を募集する際は有りにしようと思っています。

あんこうチームはマツダ・ランティス、生徒会チームはポルシェ・930カレラ(番号が書かれていないですが恐らく>>23への返信だと考えて)を採用します。
提案が二台以上あるチームは後で投票により決めようと思います。

話を少し進めます・・・

大洗高校 駐車場

みほ「会長達に地図を渡されたのはいいものの・・・」

杏『この地図の赤丸の部分に車があると思うから、頑張ってね~』

華「これ、学校の敷地全部囲んでありませんか?」

沙織「生徒会も結構いい加減だよね・・・」

みほ「まあ車を見つけない事には何も始まらないからね」

華「ええ、早く見つけてしまいましょう」

ガサゴソ

?「あの、すいません」

みほ「?」

?「西住みほ殿でありますか?」

みほ「うん、そうだけど・・・?」

?「あっ、やっぱり西住殿だったんですね!!」

みほ「えっと・・・、誰?」

優花里「申し遅れました!私はラリー道部所属、二年生の秋山優花里であります!!」

優花里「よろしくお願いします!!」

みほ「秋山優花里さん、こちらこそよろしくね」

華「五十鈴華です、よろしくお願いします」

沙織「武部沙織だよ、よろしくね」

優花里「皆さん、よろしくお願いします!」

優花里「いやあ、感激であります!あの西住流の西住みほ殿と一緒にラリー道が出来るなんて!!」

華「西住流?」

優花里「あれ、ご存じ無いでありますか?」

優花里「西住殿はラリー道の名門中の名門である西住流の西住家の次女でありますよ?」

華&沙織「!?」

沙織「・・・みほりんってお嬢様だったんだ」

華「みほさんも大変ですね」

みほ「そんな大したものじゃないよ・・・」

優花里「私は西住殿の大ファンで去年の大会も試合を観させていただきました!!」

みほ「!!」ビクッ



昨年 全国ラリー道高校大会

ガクンッ

小梅『!?』

小梅『急にハンドルがっ!』

黒森峰生『小梅さんっ!危ないっ!ブレーキを・・・』

ガンッ バッシャーン

みほ『お姉ちゃん!止めてっ!』

まほ『しかし・・・』

みほ『止めてっ!!』

みほ『助けないとっ!』



優花里「あの試合の事、まだ・・・」

みほ「・・・」

優花里「西住殿・・・」

優花里「私は西住殿の行動は正しかったと思います」

みほ「・・・」

優花里「ラリー道は勝つ事が全てじゃない、きっと2号車のレーサーも西住殿が助けに来てくれて頼もしかったと思いますよ」

みほ「・・・ありがとう優花里さん、私は今の言葉で心が軽くなった気がするよ」

優花里「お役に立てて光栄であります!」

一旦ここで投票を取ろうと思います。
1か2でお願いします・・・

・バレー部チーム

1ギャランVR-4

2三菱ランサー1600GSR

書き忘れてました・・・
ベース車両の他に出来れば運転席、助手席を誰が座るのかも指定してもらえると助かります。

大洗高校 自動車部車庫

河嶋「それでみんなに見つけてもらった車がコレなんだが・・・」

杏「ボロ車だねえ」

ナカジマ「まあ仕方ないよ、大洗からラリー道がなくなってから長年放置されていたんだから」

小山「これってちゃんと走るの?」

河嶋「このままでは到底走れるような代物ではないんだが・・・」

河嶋「修理してやれば大丈夫だと思うぞ」

ナカジマ「まああとは自動車部でなんとかするよ。時間はかかるけど直せばちゃんと走れるようになるさ」

杏「頼もしいね、自動車部がいるってことは」

ナカジマ「私達だけじゃないよ、ほらそこの二人だって大洗の誇る主力じゃないか」

優花里「まだ走ってもないので分かりませんが・・・」

優花里「えっと、会長に呼ばれてきたのですが一体何ですか?」

杏「自動車部だけでこの台数を直すのはキツイと思ってね。この二人なら車の修理ぐらいはある程度できると思ったんだけど」

優花里「私はまあある程度なら・・・」

みほ「私も一応出来るけど、あんまり自信ないなあ」

杏「まあ大丈夫だって、ナカジマもいるし」

杏「それじゃあこれ以上長居しても邪魔なだけだし・・・、あとの事は頼んだよナカジマ」

ナカジマ「了解。早く練習出来るようにするよ」

ツチヤ「おっと、とりあえずそこの二人はコレに着替えてもらおうかな」

ガサゴソ

ツチヤ「ほい、作業着」

ツチヤ「更衣室は奥の方にあるからよろしく」

大洗高校 自動車部車庫

ツチヤ「ディスカバリーとかでオンボロ車を買ってきて修理する番組を見たことあるけど・・・」

ツチヤ「まさか自分達がこういう事をすることになるとはね」

ナカジマ「まあ大洗のラリー道黄金時代を築いた車達だし、きっとまだいけるよ」

スズキ「とりあえずどうする?」

ホシノ「一旦全部バラしてからパーツ交換とかしていきゃいいんじゃない?」

ナカジマ「うん、それでいこう」

ツチヤ「じゃあ三人ずつに分かれて作業していこうか。こっちは向こうの二番ガレージを使うから」

ナカジマ「OK、こっちはホシノの組むから。ほら西住さんも」

みほ「あっ、はい!」

ツチヤ「了解、じゃあ秋山さん、これからよろしくね」

ホシノ「車は何から手をつける?」

ナカジマ「そうだなあ・・・、西住さんは何に乗るんだっけ?」

みほ「えっと、ランティスです」

ナカジマ「それじゃあランティスからやるか」

ツチヤ「じゃあこっちはエスコートで」

スズキ「確か一年生のだったよね?」

ツチヤ「一年生だし、早めに仕上げて練習させてあげた方がいいんじゃないかなって」

ナカジマ「それじゃあやっていこうか!!」

大洗高校 生徒会室

杏「・・・で、修理への出費がこれだと」

河嶋「これじゃあ新車を新たに調達してもそんなに変わらないぞ・・・」

ナカジマ「いやあ、何せ長年放置されていた車だし」

ナカジマ「それに今はもう製造中止になったパーツとかもあるしね。算出してたらどんどん金額が膨れ上がちゃってさ」

みほ「すいません・・・、私は破門されちゃっていて・・・」

杏「いいの、いいの。西住ちゃんが責任一人でしょいこむ必要なんてないんだからさ」

杏「まあ資金面は私達でどうにかするからさ、そっちの修理の方はどうなの?」

ナカジマ「早くて二週間だね」

小山「・・・大会まで三週間しか練習出来ないね」

杏「まずいねえ、もうちょっと早く出来ない?」

ナカジマ「もう少し人員がいればある程度縮めること出来るかも分からない」

杏「うーん、厳しいなあ」

ナカジマ「あと車の件についてなんだけど・・・」

杏「まだなんかあるの?」

ナカジマ「その算出は車自体の修理費だけで他にもラリーキットとかを買わないといけないんだけど・・・」

河嶋「嘘だろお前・・・」

杏「さらに厳しくなったねえ」

杏「仕方ない、こうなったら奥の手を使っちゃうかあ」

小山「奥の手?」

杏「あっ、いや何でもない。それで河嶋、さっき言ってた人員はどうにか確保出来ない?」

河嶋「・・・」

優花里「それについて四人ほど私に心当たりがあるのですが・・・」

杏「えっ、マジで?」

優花里「ええ、確か・・・」

大洗高校学園艦 シェアハウス

優花里「えっと、確かここであります」

ピンポーン



おりょう「ん?休日に来客とは珍しいぜよ」

エルヴィン「誰か心当たりは?」

カエサル「私はない」

左衛門左「私もだ」

ピンポーン

おりょう「出た方が良さそうぜよ」

エルヴィン「仕方ない、私が出よう」

ガラガラッ

優花里「秋山優花里です。すいません、突然来てしまって」

エルヴィン「ああ、あの時のか。一体どうした?」

優花里「ええ、相談したいことがありまして・・・」

エルヴィン「相談?私達にか?」

エルヴィン「まあいい、とりあえず中に入って。話は中で聞こう」

優花里「はい、ありがとうございます!」

大洗高校学園艦 シェアハウス

優花里「失礼します」

カエサル「ん?」

左衛門左「あれ、秋山さんじゃないか」

エルヴィン「ああ、どうやら私達に相談があるらしいんだ」

カエサル「相談?」

エルヴィン「とりあえず座ってから話を聞こう。ほら、カエサル達も」

おりょう「確かに客人を立たせたままじゃマズイぜよ。えっと来客用の座布団がそこの押入れに・・・」

エルヴィン「左衛門左、麦茶を出してくれ」

左衛門左「了解」

エルヴィン「よし、それで秋山さん。一体何の相談なんだ?」

優花里「えっと、自動車部が今車の修理をしているのはご存じでありますか?」

エルヴィン「ああ、この間探した車だろう?確かにあれは修理しないと、とてもじゃないが走れなさそうな状態だったが」

優花里「修理費は生徒会が何とかしてくれる事になったのですが・・・、人員が足りずに修理が追い付いていないんです」

おりょう「なるほど、確かに自動車部の部員って四人ぐらいしかいなかったな」

優花里「一応私と西住殿も手伝ってはいるのですが・・・」

エルヴィン「西住・・・、あの西住流の子か」

左衛門左「はいこれ、お茶」

ゴトッ

優花里「あ、ありがとうございます!」

優花里「そこであなた方四人にも手伝って頂けないかと思いまして・・・」

エルヴィン「なっ!?」

優花里「この間車を修理しtzことがあると言っていたのを思い出して・・・」

カエサル「確かに言ったが・・・、遊びで少しいじった程度で・・・」

優花里「・・・駄目でありますか・・・?」

エルヴィン「・・・」

おりょう「・・・なあエルヴィン」

エルヴィン「ああ・・・」

エルヴィン「役に立てるかは分からないが・・・私達で良ければ」

左衛門左「ああ、異議無し」

カエサル「私も」

優花里「良いのでありますか・・・?」

エルヴィン「ああ、秋山さん。これからよろしく」

優花里「はいっ!お願いします!」

訂正です。
・・・毎度申し訳ありません。

優花里「この間車を修理したことがあると言っていたのを思い出して・・・」

大洗高校生徒会室

杏「ねえ河嶋」

河嶋「はい?」

クイッ

河嶋「・・・柚子ちゃん、ちょっといい?」

小山「へ?うん、いいけど・・・」

ガチャン

杏「・・・ナカジマもやってくれるねえ。こんな額、大洗が払える訳ないじゃん・・・」

杏「アイツに頼る以外に手はないか・・・」

ガチャッ

杏「・・・もしもし、大洗高校の角谷杏ですが」

ダージリン『あら、その声は・・・』

杏「なんだ、ダージリンだったのか」

ダージリン『なんだとは失礼ですわね』

杏「悪い悪い、ダージリンが出るとは思ってなかったからさ」

ダージリン『・・・まあいいでしょう』

ダージリン『ところで貴女からかけてくるとは、何か困ったことでもあるのかしら?』

杏「それ以外にかける理由なんてないっしょ」

ダージリン『それはそれで傷つくのだけれど・・・』

杏「えっと、お金を貸してくれないかな?」

ダージリン『いくら位かしら?』

杏「・・・かな?」

ダージリン『・・・結構な額ね』

杏「どう?」

ダージリン『難しいけれど・・・』

ダージリン『・・・明日寄付として口座に振り込んでおくわ』

杏「サンキュー、助かったよ」

ダージリン『これで二つ目の貸しですわよ』

杏「分かってる。それじゃあよろしくね」

ダージリン『ええ、了解』

ガチャッ

杏「・・・」

コンコン

河嶋「失礼します」

ガチャリ

河嶋「・・・相手はグロリアーナですか?」

杏「うん・・・、これで後には引けなくなったねえ」

河嶋「会長は優勝出来ると思いますか?」

杏「やってみなきゃ分かんないよ、それは・・・」

杏「でも、この艦を守るにはこれしかないんだよ」

河嶋「・・・そうですね」

少しの間更新してませんでしたが次から更新していきます。
すいません・・・

大洗高校 自動車部車庫前

河嶋「自動車部や他の者の協力もあって、先程見てもらった通り車は修理が完了した」

河嶋「あと必要なのは貴様らの努力と技術だけだ!」

河嶋「大会まで残り四週間弱、その事を意識して練習に励むんだ!」

河嶋「では、西住。あとは頼む」

みほ「えっと・・・、ラリー道部リーダーの西住みほです。よろしくお願いします」

みほ「早速今日の練習ですがドライバーとナビゲーター決め、自チームの車の試運転をしてもらいます」

みほ「ドライバーとナビゲーターが決まったら自動車部の皆さんや私に伝えに来てください」

河嶋「よし、一時解散!」



エルヴィン「なあ、カエサル」

カエサル「ん?」

エルヴィン「どうするんだ?ドライバーとナビゲーター」

カエサル「・・・」

おりょう「・・・」

左衛門左「・・・」

エルヴィン「・・・どうするんだ?」

カエサル「このままでは決まらなさそうだ」

おりょう「・・・じゃあ、アレで決めるぜよ」

エルヴィン「重要な事をアレで決めるのはまずいんじゃないか?」

左衛門左「しかしこのままでは決まらんぞ」

カエサル「まあ仕方ない、さっさと決めよう」

エルヴィン「・・・仕方ない、のか?」

おりょう「よし!じゃあやるか」

エルヴィン「分かった・・・」

歴女「最初はグー!ジャンケン・・・」

おつです
細かい所で申し訳ありませんが、ラリー道は選択科目なので部ではなかと思います。

>>74
毎度毎度申し訳ありません・・・
以降気を付けます・・・

大洗高校 自動車部車庫前

ポン

カエサル「・・・」パア

エルヴィン「・・・」グー

左衛門左「・・・」パア

おりょう「・・・」グー

カエサル「・・・きれいに割れたな」

エルヴィン「なあ、やっぱりこういうのは・・・」

左衛門左「決まった後でどうたら言うのはよくない」

エルヴィン「知ってるだろう!二人共!」

エルヴィン「あくまで私はラリー道が好きなだけで経験は全く無いんだぞ!」

カエサル「そんな事言ったら私達も経験は無いんだが?」

エルヴィン「おりょう!おりょうも何か言ったらどうなんだ!」

おりょう「ドライバーなら異議はないぜよ」

エルヴィン「なっ⁈」

カエサル「ほら、おりょうだって納得しているじゃないか」

左衛門左「おりょうがドライバーならエルヴィンはナビゲーターか」

カエサル「あきらめるんだ。ほら、報告に行くんだ」

エルヴィン「い、嫌だっ!」

カエサル「ああもうめんどくさい奴だな!引っ張っていくか」

カエサル「左衛門左、片方持ってくれ」

左衛門左「了解」

エルヴィン「放してくれっ‼」

左衛門左「おとなしくしてくれ・・・」

エルヴィン「嫌だっ!」

ズルズル

エルヴィン「おりょう、助けてくれっ!」

おりょう「ほら、行くぜよ」

エルヴィン「嫌だーっ‼」

何かと多忙で一週間ほど空いてしまいました・・・
本当に申し訳ないです。
三連休なので出来るだけ多く更新していくつもりです・・・

大洗高校 ラリー道専用コース
大会一週間前

エルヴィン「次、右に65」

おりょう「了解!」


優花里『チェックポイント24、タイム6分54秒07であります!』

みほ「ありがとう、優花里さん」

華「前日より2秒縮まっていますね」

みほ「うん、良くなってきている」

みほ「大会まであと一週間しかないから、気合い入れないと」

杏「おーい、西住ちゃん」

みほ「あっ、会長!」

みほ「ごめん華さん、ちょっと席外すね」

華「ええ、分かりました」

みほ「会長、どうしたんですか?」

杏「いやぁ、ちょいと様子を見に来ただけさ」

杏「で、どう?みんなの様子は?」

みほ「良いですよ。みんな大会に向けて張り切っています」

みほ「今はカバさんチームが走ってるところです」

杏「そっか。それと西住ちゃん、何か大事なこと忘れてない?」

みほ「えっと・・・、大事なこと・・・。あっ、トーナメントの発表!」

杏「そうそう、てか忘れちゃ駄目でしょ」

みほ「すいません・・・」

みほ「で、どこの学校当たるんですか?」

杏「一回戦目は・・・」


エルヴィン「次、右に10。7m先に左85」

おりょう「了解!」


沙織『チェックポイント25。タイム5分10秒34!』

華「了解です」

みほ「・・・サンダース、強豪と当たりましたね」

杏「勝てると思う?」

みほ「やってみないと分かりませんが・・・」

みほ「皆さんなら・・・、勝てると思います。」

杏「そっか・・・」

左衛門左「チェックポイント26、タイム7分35秒43!」

バンッ

おりょう「はぁ、疲れたぜよ・・・」

カエサル「二人共、お疲れ様」

エルヴィン「左衛門左、いくら縮まった?」

左衛門左「えっと、ちょっと待て。・・・12秒だ」

カエサル「結構縮まったな」

みほ『お疲れ様です。後で打ち合わせをするので、休憩を取ったらこちらへ来てもらえますか?』

エルヴィン「了解」

大洗高校 生徒会室

桃「今日、大会のトーナメント表が発表された。一回戦の相手はサンダースとなった」

おりょう「初戦からなかなか厳しいぜよ」

優花里「サンダース・・・、手強い相手ですね」

みほ「相手はアメリカ車を中心とした構成です。気の抜けない相手となります」

桃「コースは山岳地帯にある道路の下り。舗装されているが、ヘアピンや急カーブが多くある」

桃「対戦方法はタイムアタック制。台数は二台だ」

典子「地図を見る限り・・・、コースもかなり厳しい・・・」

優花里「どうするでありますか、西住殿?」

みほ「・・・」

エルヴィン「これで1時間15分07か・・・」

優季「いけるのかな・・・、本当に・・・」

杏「んー、無理に今日結論を出さなくてもいいんだよ、西住ちゃん」

みほ「・・・はい」

みほ「皆さんはどう思いますか?」

典子「はっきり言って・・・、私は勝てるか自信が無い」

桂利奈「私達も・・・」

杏「勝たなきゃいけないんだよ・・・」

小山「会長・・・」

みほ「分かりました・・・」

みほ「すいません、一晩考えさせてください」

みほ「集まってもらって申し訳ないのですが・・・」

杏「いいの、いいの。焦ってもいい答えは出ないしね」

桃「よし、じゃあ今日は解散だ」

桃「みんな、ご苦労だった」

ここでサンダース戦での起用するチームの投票を行います。
起用するチームは二チームです。
以下のチームからの選択をお願いします。

・あんこうチーム 1

・生徒会チーム 2

・バレー部チーム 3

・歴女チーム 4

・一年生チーム 5

・風紀委員チーム 6

各チームの番号を書いて投票してください。

大洗高校学園艦 女子寮

みほ「サンダース・・・、どうしよう・・・」

みほ「練度で言ったらカバさんチームだけれど・・・、それだけでは決められないしなあ・・・」

コンコン

みほ「!?」

「西住殿、西住殿!」

みほ「だ、誰っ!?」

「私であります!秋山優花里です!」

みほ「優花里さん!?」

ガラガラッ

優花里「失礼します!」

スタッ

みほ「どうしたの、ここ三階だよ!?」

優花里「西住殿のお役に立てたらと思いまして・・・」

みほ「それでも何で窓から・・・?」

優花里「ここに来る途中に危うく巡回中の管理人さんに見つかりそうになってしまいまして、それでやむ無く窓から入ろうかと」

みほ「見つかったら学校の方に報告が行くんだっけ?」

優花里「私はただでさえ成績が危ういので・・・」

みほ「ちなみに一年生の時の成績は?」

優花里「オール3であります!」

みほ「・・・今度の試験勉強は私も手伝うよ」

大洗高校 みほの部屋

みほ「はい、これ」

コトッ

優花里「ありがとうございます!」

みほ「えっと、これが今回のコースなんだけれど・・・」

パラッ

優花里「下り。カーブが続くコースですね。表記を見る限りだと勾配はそれほどきつく無さそうですが・・・」

みほ「うん、だから比較的小回りの利く車両を使いたいんだ」

みほ「それと今回はタイムアタック方式なんだけれど・・・、出来たら相手がどんな車を出してくるのか知りたいんだよね」

優花里「そう言うと思っていました!」

優花里「実は私、トーナメントの発表前に大洗がサンダースと当たるという情報を入手していたんです!」

みほ「どうやって!?」

優花里「まあ、そういうルートといいますか・・・」

みほ「優花里さんがとてつもなく怖く見えるんだけど・・・」

優花里「それで先日こっそりサンダースの方へ偵察に行ったのであります!」

ゴソゴソ

優花里「えっと、これであります!」

カチッ

サンダース大学附属補給船

優花里『あー、コホン。現在私、秋山優花里はサンダースへの補給船にいます』

優花里『今回は第一回戦の相手、サンダース大学附属の作戦を探るべく潜入しています!』

優花里『おっと、早速学園艦に着きそうですね。このままの服装では怪しまれますから・・・』

作業員『ふぅ、さて仕事にかかるか。面倒くさいなぁ・・・』

優花里『・・・ちょうどいいタイミングでカモが来ましたね』

『ステンバーイ・・・、ステンバーイ・・・』

作業員『ん?』

『!? Stop!!』

優花里『!?』

サッ

作業員『気のせいか・・・』

『・・・OK』

『ステンバーイ・・・、ステンバーイ・・・』

『GO!!』

優花里『ウラー!!』

作業員『うわぁ!?』

ゴキッ

作業員『』

優花里『この手に限る』

『ビューティフォー!』

優花里『・・・思ったんですけど作業員の服装で行っても学校には入り込めないんですよね』

優花里『どうしましょうか・・・』

?『要らない犠牲を払うことも時々必要さ』ポローン

優花里『あれ、あなたは・・・』

ミカ『風に誘われてやって来たのさ・・・』

優花里『継続高校の方でありますか?』

ミカ『そうさ、この艦にある車にゆ用があってね・・・』

優花里『ああ成る程、盗むんですよね』

ミカ『私に盗めない車なんてないのさ』

パサッ

優花里『・・・これは』

ミカ『ここの学校の制服さ。必要なんだろう?』

優花里『あ、ありがとうございます!』

ミカ『お礼なんていいさ。その代わりに私がここにいたことは内緒にしておいてくれるかい?』

優花里『はい、もちろんであります!』

久しぶり。本当に久しぶりです・・・
と言うわけでちょっとだけ更新したいと思います。
せめて一日に一回は更新できたらなぁ・・・
あぁ、空はあんなに青いのに・・・

サンダース大学付属学園艦

優花里『侵入は成功!しかし肝心のラリー道の作戦会議室はどこにあるのでしょうか・・・』

優花里『ちょっと聞いてみましょう』

優花里『すいません、ラリー道の会議室の場所はご存じありませんか?』

アリサ『・・・ん?この先を真っ直ぐ進んだところの右にあるけど・・・』

アリサ『見かけない顔ね。新入り?』

優花里『ええ、一年生の秋山優花里であります!』

アリサ『・・・私はアリサ。よろしくね』

優花里『はいっ!』

アリサ『・・・』ジー

優花里『え、えっと・・・』

アリサ『・・・ル・マン』

優花里『マツダ』

アリサ『パリ・ダカ』

優花里『三菱』

アリサ『WRC』

優花里『スバル』

アリサ『・・・世界の?』

優花里『トヨタ』

アリサ『・・・』ジー

優花里『・・・』メソラシ

アリサ『待ちなさいっ!アンタ絶対ウチの生徒じゃないでしょ!』

優花里『ル・マンとかは別として最後のはトヨタ以外に何か他にありますか!?』

アリサ『とりあえず止まりなさいっ!』

優花里『て、撤退でありますっ!』

アリサ『ちょ、コラ!待ちなさいって!』

優花里『ていっ!』ビュンッ

アリサ『あーっ!?何すんのよ!』ベッタリ

優花里(カラーボールを携帯しておいて正解でした・・・)

優花里(今の内にさっさと切り上げましょう!)

・没となった茶番

ケイ「車は日本の発明品ではないの。アメリカのオリジナルよ」

ケイ「日本の自動車産業の発展も目覚ましいけれど、今は巻き返しの時よ!」

ミカ「・・・フォードは好きだね」

ケイ「フォードがお好き、では結構。ますます気に入るわよ」

ミカ「一番気に入っているのは・・・」

ケイ「ん?あぁ、言わないでちょうだい。日本車なんて車内はせまいわシートは狭いしロクなことは無い」

ケイ「どう?ちょっとまわしてみてちょうだい」

ケイ「良い音でしょう、余裕の音だ。馬力が違うわよ」

ミカ「一番気に入っているのは・・・」

ケイ「何?」

ミカ「値段(タダ)だよ」

ケイ「ちょっと!?ここで動かしちゃダメよ!?」

ケイ「ウ、ウワアアアアアアアア!!」

終劇

___
__
_

みほ「・・・で、相手が何を出してくるか分かったの?」

優花里「・・・」

みほ「まあ、いっか」

みほ「ありがとう、優花里さん」

優花里「はいっ!お役に立てたのなら!」

みほ「すっかり遅くなっちゃたね。コーヒーいる?」

優花里「あっ、いただきます!」

みほ「砂糖は?」

優花里「えっと、ブラックで」

みほ「ん・・・」

みほ「ちょっと待ってて、お湯沸かしているから」

優花里「・・・西住殿は誰がいいと思いますか?」

みほ「練度が高いのはカバさんチームだと思うの」

みほ「優花里さんはどのチームがいいと思うの?」

優花里「わ、私ですか!?」

優花里「えっと、私は一年生チームかと・・・」

優花里「確かに彼女たちは他のチームと比べるとまだまだです。しかし一年生だからこその思い切りがあるところがあると、私は思います」

みほ「確かに結構大胆な走りをするよね」

優花里「はい・・・」


みほ「よしっ!」

みほ「はいこれ、インスタントだけれど・・・」

優花里「ありがとうございますっ!」

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