モバP(以下P)「さーて、久々の休みだし昼飯でもつくr」ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ

P「ん、誰か来たな。はいはーい」ｶﾞﾁｬ

友紀「ヤッホー、来ちゃ」ｶﾞﾁｬﾝ

P「ふう…昼飯作るか」ﾄﾞﾝﾄﾞﾝﾄﾞﾝｱｹﾃｰｱｹﾃﾖｰ

P「ええい！うるさい！近所迷惑だからやめないか！」

P「まったく、せっかくの休みだったのに」

友紀「やー、せっかく近くまで来たしついでにと思ってね」

P「ついでにってなんだよ、ついでにって…まあいいけどさ」

友紀「で、プロデューサー昼御飯食べたの？ついでにだから一緒に食べに行こうかなって」

P「ん、まだ食べてないのか。なら食べていくか？」

友紀「食べていく…？プロデューサー、何か惣菜でも買ってきたの？」

P「いや、これから作るの。せっかくだし食べるか？」

友紀「プロデューサー料理できたんだ…知らなかった」

P「ビールはないけど我慢しろよ」

友紀「ちぇー」

P「さてと、まずはネギとニラとニンニクを切るか」ﾄﾝﾄﾝﾄﾝ

友紀「ちなみに何を作るの？」

P「んー、タイ風オムレツのアレンジ？」ﾄﾝﾄﾝﾄﾝ

友紀「タイ風…？」

P「そ、タイ風。知り合いのタイ料理の店で食べさせてもらったのを俺好みにアレンジしたの」ｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬ

友紀「何が違うの？」

P「まず、具材。タイ風は豚の挽き肉とかネギを使う」ｶｯｶｯｶｯｶｯ

友紀「へー」

P「味付けはナンプラーやパクチー、チリソースを使うけど俺は嫌いだから使わない」ｼﾞｭｰｼﾞｭｰ

友紀「じゃあどうしてるの？」

P「単純に塩コショウをベースに具材を先に全部炒めてナンプラーの代わりに醤油にしてる」

友紀「ほうほう」

P「で、炒め終わったら皿に具材を載せて玉子を普通に焼いたら上に載せて完成だ」

友紀「見た目は普通のオムレツだね」

P「挽き肉とネギだけだと寂しいから俺好みにニンニクとニラも入れてる」

友紀「どれどれ…あ、おいしい」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

P「あくまでアレンジだからこれがタイ風オムレツじゃないけどな」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

友紀「なんというか…」

P「なんというか？」

友紀「ビール欲しくなるね？」

P「ないからな」

友紀「ちぇー」

P「さて、前回の休みは友紀に半分食われちまったから今回は多目に買ったが…」

楓「2kgの鶏肉はとりにくいですね…ﾌﾌｯ」

P「ええ…まず一口サイズに切るのが……！？？」

楓「あ、お邪魔してます」

P「なんで楓さんが俺の家にいるんですか！？」

楓「ちょこっと近くに来たついでに鍵が空いてたのでついです」

P「うわあ…我ながら不用心な…」

楓「で、これから何を作るんですか？」

P「せっかくなんで唐翌揚げです。ついでに明日の弁当にもしようと思いまして」

楓「なるほど」ｳｽﾞｳｽﾞ

P「…はぁ、食べていきますか？」

楓「はい」


P「楓さんもお酒のつまみとかが好きなら料理上手ですよね？」ﾄﾝﾄﾝﾄﾝ

楓「ええ、煮物とかよく作ります。ところでなんでボウル2つに鶏肉を分けてるんですか？」

P「ああ、弁当用と今食べる用で味付けは変えてるんですよ」

楓「何が違うんですか？」

P「弁当に持っていくのは塩コショウだけで味付けして片栗粉で揚げてます」

楓「片栗粉ですか？」

P「うちの実家がそうなんですよ。塩コショウと片栗粉で作った方が冷めてもおいしんです」

楓「へえ。もう片方は？」

P「こっちは俺が自分で作るとき用で、塩コショウで軽く下味をつけたあと砂糖、醤油と料理酒、チューブのニンニクとショウガでまず揉みます」ﾓﾐﾓﾐ

P「そのあと最後にカレー缶のカレー粉を加えて更に揉みます」ﾓﾐﾓﾐ

楓「カレー粉ですか？」

P「昔食べてた中華料理屋がカレー味だったんで、真似したんですよ」

P「こっちは片栗粉と小麦粉を混ぜてボウルの中で粉も混ぜ加えます」ﾏｾﾞﾏｾﾞ

P「あとは普通に油を180℃にして揚げるだけですね」

楓「あ、皿は二つにするんですね」

P「ええ、一度揚げ終わったのを少し置いてからまた二度揚げしてます」

P「先に鶏肉を茹でた方が生焼けの心配もなく、肉汁もいいらしいですが面倒なんで俺はこうです」

楓「弁当用のは揚げないんですね？」

P「さすがに明日の昼御飯にする奴を前日の昼飯には作りませんって…」

楓「そうですよね」ｼｮﾎﾞﾝ

P「…明日の昼に一個あげますから」

楓「楽しみにしてます」ﾊﾟｱｱｱ

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P「次は炒飯だな。中華鍋なんてものはないから普通にフライパンを熱して多目のごま油を投入」

P「油がバチバチいい始めたらさっき作っておいたご飯をぶちこむ」

P「これは時間の勝負だからとにかく一心不乱にかき混ぜる。ご飯がだまにならないように」

P「かき混ぜ終わって、卵が固まりだしたら具材も入れて更に混ぜる」

P「途中で塩コショウを適度に加えて更に混ぜる」

P「最後にフライパンの端を少し空けて醤油と中華調味料を焦がすように加えて更に混ぜる。んー、いい匂い」

周子「ねーねー、プロデューサーさん。この漫画面白いねー。あとお腹すいたーん」

P「いないのかよ！？まあできたけどな」


周子「結構本格的な感じだね。スープもあるし」

P「中華調味料の便利さはガチ。あれ一本で手軽に楽しめる」

周子「炒飯もちゃんとパラパラだねー」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

P「さすがに店のには叶わないがそれでも工夫すればそれなりにはなるんだぞ」

周子「あ、エビおいしい」

P「やっぱ炒飯といえばエビがないとな」

周子「キクラゲもこりこりしてるなー」

P「一口サイズに切るのが手間だけどいい食感でおいしいんだ」

周子「へー、意外と料理上手なんだなー」

P「食べるのが趣味だとだんだん自分でも作りたくなるのさ。菓子と違って料理は感覚で作れるし」

周子「うわー、料理できる人だ。感覚で作れる」

P「俺からすりゃ菓子の方が凄いと思うんだがな。計量とか細かいのは苦手でなあ」

周子「あー、かな子ちゃんとかスゴいよね」

P「うむ。さて、そろそろ洗い物するかー」

終わり

ウキウキして買ってきた食材を半分以上食われたのでむしゃくしゃして書いた
唐翌揚げは家によって味付けとか粉も違うから人の家のを聞くのも面白いよね

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P「んーたまには炒飯でも作ろうかな」

周子「あれ、プロデューサーさんじゃん。奇遇だねー」

P「ん、周子か。こんなスーパーにいるなんて珍しい」

周子「やー、たまにはしゅーこちゃんも買い物ぐらいしようかなって」

P「ふーん…まあお菓子ばっか食べるのもほどほどにな」

周子「はいはーい。そういうプロデューサーは…何作るの？」

P「ん、たまには炒飯でも作ろうかなって」

周子「家で炒飯作っても火力足りないから店のに比べたらイマイチじゃない？」

P「まあ、さすがに店のに比べたら落ちるけどそれなりにコツはあるのだよ、周子よ」

周子「ほっほう…」

P「…あ、信じてないな。なら食べさせてやる」

周子「ご馳走さまです」


P「まずご飯はあらかじめ取り分けて冷ましたご飯をラップしてもう一度レンジで温める」

周子「わざわざ冷ましたのをまた温めるの？」

P「その方が水分とかがよくなるらしい。温めたご飯に卵を先に割って入れて混ぜる」ﾏｾﾞﾏｾﾞ

周子「あ、知ってる。昔のテレビで先に卵かけご飯にすればいいって」

P「そうだ、だがそこに更に一工夫としてこれを入れて混ぜる」ﾌﾞﾁｭｰ

周子「マヨネーズ？ご飯に…？」

P「マヨネーズだって、元は卵。更に油もあるから事前に卵と油でご飯をコーティングしてくれるのさ」

周子「見た目はともかくマヨネーズ臭いね」

P「…まあ炒めれば同じだ」

周子「具材は生椎茸にメンマ、叉焼にエビにこれは何？」

P「生のキクラゲ。珍しいから買ってきた。エビは殻つきだから殻を剥いて殻だけ先にフライパンで焼く」

周子「んー、いい香りだね、こりゃ」

P「殻が赤くなったら水を加えて即席のスープを作る。そしたら殻は捨てよう」ﾎﾟｲｯ

周子「おや、何か取り出しましたね」

P「持っててよかった、某社の中華調味料。これをスープに加えておく」

P「その間に先程の具材を炒めておく。一部はスープに使って残りは炒飯の具材だな」