地球を守り、人々の笑顔を守り続けている37のスーパー戦隊
宇宙帝国ザンギャックを倒し、冒険とロマンを求めて宇宙に旅立った豪快なヤツらを待ち構える新境地
彼らが降り立った新たな場所とはとんでもないトコロだった!!
(このSSは小ネタスレにて思い付いたゴーカイ×進撃の巨人ネタがなぜか本編完成になるまでネタが出てきたSSです、どうぞお付き合い下さいませ)
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チュン…チュン…
マーベラス「」グゥ…グゥ…
チュン…チュンチュン
マーベラス「ん……ふぁあ、なんだ…結局眠っちまってたのか…?」ググッ
マーベラス「ん…?」キョロキョロ
マーベラス「…なんだここ?」
マーベラス「確か…一休み出来そうな星についてガレオンで飯食って…
んで昼寝でもしようかと船首に出たのまでは覚えてんだが……」
チュン…チュン
マーベラス「なんで完全に外に出てんだ俺は?
しかもこんな木の下で寝転がっちまって…ん?」
エレン「」スゥ…スゥ…
マーベラス「…なんだコイツ?」
ガサッ!!
マーベラス「!?」クルッ
ミカサ「……」ジッ…
マーベラス「…おう」
ミカサ「…あなた誰?」ジッ…
マーベラス「俺か? 俺はマーベラス、キャプテン・マーベラスだ」ニィッ
ミカサ「きゃぷてん…まーべらす…?」キョトン
マーベラス「おう、そういうお前は何なんだ?」ジッ
ミカサ「…ミカサ・アッカーマン…」
マーベラス「ミカサか、そんでお前は俺に何か用でもあんのか?」
ミカサ「…」フルフル
ミカサ「…」スッ…
マーベラス「あん?…ああ、コイツの方に用があったわけか…」
ミカサ「マーベラス…エレンに何か用?」
マーベラス「何もねえよ…それよりお前に聞きたいんだが お前とコイツはここの星のヤツなのか?」
ミカサ「…?」キョトン
マーベラス「あー…悪ぃな、聞き方を間違えた お前とコイツはここに住んでんのか?」
ミカサ「…」コクリ
マーベラス「そうか…」
ミカサ「……」
マーベラス「……」
チュン…チュン…
エレン「ん…うぅん……」パチッ
マーベラス「お、連れが起きたみてぇだな」
ミカサ「エレン……?」
エレン「ミカサ…と、誰…?」グシグシ
マーベラス「おう、俺はマーベラスってんだ…
お前に聞きたい事があって起きんのを待たせてもらってたぜ?」
エレン「…?」
マーベラス「お前俺がいつここで寝転がっちまってたか知らねえか?
お前より先か後かのどちらかを教えてほしいんだが…」
エレン「……ごめん、全然記憶にないんだ
俺も…いつから寝てたか全く判んなくて…」
マーベラス「…そうか、変な事聞いて悪かったな?」
ミカサ「二人ともそんなになるまで熟睡してたの…?」
エレン「いや…あれ?ミカサ…お前髪の毛……?」
ミカサ「?」キョトン
マーベラス「俺はこんな場所で寝てるハズはねえんだがな…船の上だったし」
ミカサ「船の上にいたのに…ここにいたの?…寝相悪いの?」キョトン
マーベラス「いや、そこまで酷い寝相はねぇよ…」ガクッ
エレン「…」ツー…
ミカサ「エレン!?…涙が…」
エレン「え…?あれ…なんで…」グシグシ
マーベラス「…急にどうしたんだお前?」
(ウォール・マリア 市街地 )
エレン「…絶対に誰にも言うなよ…?」ザッザッ…
ミカサ「言わない…でも、急に涙が出るなんて何かの病気かもしれない…
一度先生にみて貰った方がいいんじゃ……」
マーベラス「…先生?」
エレン「…俺の父さんだよ」
ミカサ「この町で一番の医師…」
マーベラス「へえ…お前は医者の息子か
その割には賢そうには見えねえな」ククッ
エレン「うるさいっ!ほら…ここで良いだろ?市街地まで案内したぞ!」
マーベラス「おう、悪いな…
多分俺の仲間もここら辺にいると思うんだが…」
ミカサ「待ち合わせとかしてないの…?」
マーベラス「俺は起きたらあの場所にいたんだ…出来るわけねえよ
それに……」カチャ
ツーツーツー…
マーベラス「連絡もとれねぇみてえだしな…」
エレン・ミカサ「……」ジィッ
マーベラス「ん?なんだ…?」
エレン「なんだ…それ?」
マーベラス「あ?…何って…モバイレーツだろ」シレット
エレン・ミカサ「……?」キョトン
マーベラス「あー…まぁ解りやすく言えば携帯電話だ、ほら」ヒョイッ
パシッ
エレン「…携帯」マジマジ
ミカサ「…電話」ジィッ
マーベラス「……」キョロ
ザワ…
ザワ…
マーベラス(見た感じ…まだそんなに文明が進んでねえ星みてえだな…
完全に未開拓の星か…どうりでのどかな訳だぜ)
マーベラス「ほら、もういいだろ」ヒョイッ
ミカサ「あっ…」シュン
エレン「な…まだ見せてくれよ!」ウズウズ
マーベラス「やなこった お前らに触らせてたら壊されるかもしんねぇしな!」
エレン「こ…壊さねえよ! 動くかどうかみたいだけだ!」
ミカサ「」コクコク
マーベラス「扱い方も判んねぇんだから動かせるワケねーだろ」
エレン「うっ…!」ズキッ
ミカサ 「……」シュウン…
マーベラス「……」ハァ…
マーベラス「ほら、このボタン押して耳元に当ててみろ」スッ
エレン・ミカサ「!!」パァッ!!
『お掛けになった番号は電波の届かない場所にあるか電源が…(関ボイス)』
エレン「おお…なんか人の声が聞こえる!」
ミカサ「え、エレン…次は私にも…」ウズウズ
マーベラス「……フッ」ニィッ
ハンネス「お…なんだぁ?随分楽しそうだなエレン」
エレン「あ…ハンネスさん!
うっ…酒臭っ!?」ググッ
ハンネス「はっはっはっ…お前も飲むか?」
エレン「……いらねえよ!仕事はいいのかよ……?」ジロリ
ミカサ「…はい、これ」スッ
マーベラス「おう 誰だありゃ…?」
ミカサ「ハンネスさん…今日の仕事は壁の補修、点検みたい」
マーベラス「…壁?」
ミカサ「うん…アレ」スッ
マーベラス「…随分とデケェ壁だな…なんの為にあんなもんを用意してんだ…?」
ミカサ「……知らないの?」
マーベラス「…ああ、さっぱり検討もつかねぇな…あんなもんあっても息苦しくなっちまうだけだろ」
ミカサ「…でも、アレがないと…私たちは…!!」グッ
マーベラス「…?」
エレン「……それなら壁工事団にでも改名しろよ!!」バッ
ミカサ「エレン…!!」ハッ!!
エレン「行こう…ミカサ、マーベラス…!!」ザッザッ…
ミカサ「」タッタッタ…
マーベラス「」スッ…
ハンネス「…あいつ…まさか調査兵団に…?」
エレン「……」ザッザッ
ミカサ「……」タッタッ
マーベラス「……なぁ」
ミカサ「エレン、調査兵団はやめた方がいい」
エレン「!?……なんだよ急に…」
マーベラス「…調査兵団?」
ミカサ「調査兵団は外に出て文字通り調査をする事…とても危険……」
エレン「それでも…!! こんな壁の中でジッとしてるよりマシだろ…!!」グッ
マーベラス(壁の外…調査兵団…なんかあんのか?この星には…)
ガヤ…ガヤ…
ざわ…ざわ…
マーベラス「…だいぶ人通りが多い所に着いたな…」
エレン「マーベラス、俺たちの家に来ない?
さっきの携帯電話ってヤツを母さん達にも見せたいんだ!!」
マーベラス「…いや、悪ぃがこっからは俺は一人で仲間を探してみる」
エレン「えーっ!?なんでだよ!!」ジロリ
マーベラス「あいつらも俺を探してるかもしれねぇし、俺もあんまりここに長居するつもりもねぇしな…」
エレン「……そんなぁ…」シュン
ミカサ「エレン……」
マーベラス「…だぁあっ!わかったよ、後でお前ん家に行ってやる! だから場所教えろ!それなら良いだろ?」ハァ
エレン「本当か!? 約束だからな!」パァッ!!
ミカサ(エレンが可愛い…!)
エレン「…で、そこを曲がった所が俺たちの家だよ!覚えれた?」
マーベラス「…おう、まぁ何とかなるだろ」シラッ
エレン「なんで微妙にそっぽ向いてんだよ!? 絶対来てくれるって約束だからな!!」ガシッ
マーベラス「わかってるよ…海賊は絶対嘘はつかねぇさ」
エレン・ミカサ「カイゾク…?」
マーベラス「おう、俺は海賊のキャプテン・マーベラスだ! この名前に掛けて嘘はつかねぇから安心して待ってろ」ポン
エレン「…うん!」コクリ
マーベラス「…じゃ、また後でな?」ザッ
エレン「マーベラス!絶対来てくれよなーっ!」ブンブン
ミカサ「…また」フリフリ
(少し時間を遡り…)
鎧「……」グガーグガー
鎧「……んあ? あれ…俺いつの間に寝ちゃってたんだろ…」
鎧「確か無人の惑星に着いて…皆でお昼食べて…ドンさんと後片付けしてたトコまでは覚えてんだけど…
あれー?…いつの間にこんな場所で寝てたんだ… ん、ゴーカイガレオンは!?マーベラスさん達は!?」ガバッ!!
グラァッ…
鎧「わわっ!? な…なんだぁ!?」
フラ…フラ…
鎧「じ…自分の身体なのになんか変な感じが… しかも…よく見たら回りも何か微妙に変な感じが…
…服装は…うん、後片付けの時と全く変わってない! でも変な感じが…なんと言うか、空気が薄く感じる…」
ズシン…ズシン…
鎧「へ…?」
巨人「………」ズゥウン…
鎧「」アングリ
鎧「あ、あなた誰ですか!?…ってか、なんで裸っ!?ちょ…よ、洋服とかどうしたんですか!?」アタフタ
巨人「……」ズゥウン…
ズシン…ズシン…
鎧「え…? ちょ、ちょっと!!何無言で近付いて来てんですか!?
あ、あのー!?すみません! この星の方なんですか?」アトズサリ…
ズシン…ズシン…
鎧「ぜ…全然聞いてくれてない…話が通じないのかな…?」
「き…巨人が2体!?」
鎧「!?」クルッ
鎧「あれ…今確かに声が聞こえたような…」
「見て下さい…片方は何か衣服の様なものを着用しているようです…!」
「我々の真似をする奇行種でしょうか…!?」
「わからん…だが迂闊に近寄るな…相手は2体とも大型の15メートル級だ…!」
鎧「ん…?」クイッ
エルヴィン「だ…団長!奇行種の方がこちらを…!」
キース「う…うろたえるな!落ち着いて対応しなければならん…」
鎧「」ポカン
鎧「え、えええええっ!?ち…小さい人間っ!? こ…この人達は一体!?」
ズシン…ズシン…
巨人「」ジィッ
巨人「」グルン!!
キース「くっ…もう片方も此方に興味を持ったか…!!」
エルヴィン「団長…今の兵士達は心身共に疲れが貯まっています…大型を2体同時に相手できるかどうか…!」
キース「うむ…ここは何としても引かねば…残存兵力をこれ以上失うワケには…!」
巨人「…ぐぉおおおっ!!」グワッ
キース「!! 引くぞっ!!もう片方もいつ襲ってくるか判らん!」
エルヴィン「はっ!! 全速力で退避せよ!」
巨人「ぐぉおおおっ!」
ズシン…ズシン…
パカラッパカラッ!!
兵士「やべぇよ!!全然離せない…!」クッ…
兵士「こ、このままじゃ俺達も…!?」
巨人「……!」ズゥウッ!!
兵士「て…手を伸ばしてきた!!」ヒィッ
エルヴィン「だ…団長!!」
キース「こ、これまでか…!!」グッ
鎧「うおおおおおっ!!」ガシッ
調査兵団「!!??」ビクッ!!
キース「き…奇行種の方が襲ってきていた巨人と共に…」
エルヴィン「転がり倒れていった…!?」
鎧「あ、アンタ…この人達になにしようとしたんだ!?」ギロリ
巨人「……」ズゥウン
エルヴィン「だ…団長…! あの奇行種の方は…」
キース「うむ…我々を守ったようにも…見えたが……」
鎧「…なんとか言えよ! この人達に何しようとしたんだ!?」グワッ
巨人「………ぐぉおおおっ!」
ズシン…ズシン…
鎧「くっ…やっぱり話が通じないのか…!」ガバッ
ズドォオオオン!……
兵士「巨人通しが争ってる…のか…!?」
兵士「と、とりあえず助かったのか…俺達…」ホッ…
キース「安心している場合ではないぞ!」カッ
兵士達「!!」ビクッ
キース「巨人が2体争ってるいる間に全速力でこの場から退避するんだ!」
兵士達「は…ハッ!」バッ
エルヴィン「……言いたくはありませんが、あの奇行種には感謝せねばなりませんね…」
キース「……」
エルヴィン「…すみません、今の言葉は…!」
キース「うむ…私も聞かなかった事にしよう」
鎧「おりゃっ!!」バッ
巨人「ぐぁあぁおおおおっ!!」ジタバタ!!
鎧「く…あ、暴れないで下さいよ!」ググッ
巨人「ぐがぁあああっ!!」ブォン!!
鎧「うわわっ!?」ブォン!!
ズドォオオオン!…
鎧「けほ…ごほっ…なんてバカ力なんだ…!こうなったら仕方がない…
丸腰…もとより裸の相手に変身なんて気が引けるけど…!」チャキッ
巨人「…?」
鎧「ゴーカイチェンジ!!」ガチャ!!
シーン…
鎧「ん?…あれっ!? も…もう一回…!!」
鎧「ゴーカイチェンジ!!」ガチャ!!
シーン…
鎧「え…えええええっ!?ゴーカイセルラーが壊れたぁっ!?」ガーン!!
鎧「そんなぁ…」ガクッ
巨人「」ズゥウン…
ズシン…ズシン…
鎧「…まずい…とりあえず、ここは手段は1つ…!!」スッ…
鎧「…マーベラスさーんっ!皆さーん!どこに行っちゃったんですかぁあああ!!」ダッ!!
ダッダッダッ…!!
巨人「…?」ズゥウン
(シガンシナ区・市場)
マーベラス「…てな感じの奴らを見なかったか?」
店主「いや…悪いが知らねぇな…」
マーベラス「…邪魔したな」カラン
ザッザッ…
マーベラス「…ったく、アイツら一体どこにいっちまいやがったんだ…?」キョロキョロ
住民「おい…聞いたか、調査兵団の話」
マーベラス「ん…?」クルッ
住民「ああ…今回も目ぼしい成果は無かったんだってな…」ハァ…
住民「それだけじゃねえぞ…アイツら巨人に襲われた時に巨人に助けてもらったんだとよ?」
住民「はぁ!? なんだそりゃ…ぶっ倒す対象から助けててもらうとか本当に必要なのかわかんねえ奴らだな…!」
マーベラス(…調査兵団、そして……巨人?)
とりあえずここまで
ジョー達も勿論出てきます
また夜に…ではでは
遅ればせながら再会致します
(イェーガー家)
エレン「ただいまー…」
ミカサ「ただいま…」
カルラ「おかえりなさい エレン、ミカサ」
グリシャ「おかえり、二人とも」カチャカチャ
エレン「あれ、父さん出掛けるの?」
グリシャ「ああ… また2、3日家を開ける事になりそうだ…
エレン、母さんやミカサを頼んだぞ?」ポン
エレン「そっかぁ… せっかく父さんにも『カイゾク』を会わせたかったんだけどな…」
グリシャ「カイゾク…?」ピクッ
カルラ「あら、なぁにそれ?」
エレン「不思議な機械を持った面白い奴なんだ!
口は悪いんだけど母さん達にも会ってくれるって約束してくれたし悪い奴じゃなさそうで…」
グリシャ「エレン!」ガシッ
エレン「!?」ビクッ!!
グリシャ「そいつに不用意に近付いてはいけない…! その男は『海賊』と名乗ったんだな?」
エレン「う…うん…! 父さん…どうしたんだよ…」
グリシャ「…すまない、だが『海賊』とは本来危険な者達なんだ…あまり近寄らない方がいい…」スッ
エレン「そ…そうなの…?」
ミカサ「とてもそうには見えなかった…」
エレン「…でも、本当に悪い奴には見えなかったんだけどな…」シュン
ミカサ「…私も…」
グリシャ「…エレン、私が帰ったら… ずっと秘密にしていた地下室の部屋を見せよう
だから…あまり危ない事をしてはいけないよ?いいね…」ポン
エレン「ほ…本当に!? う、うん…わかったよ…」コクリ
グリシャ「よし… じゃあ、私は行ってくるよ…
エレン、約束だからな?」ザッザッ
エレン「うん、いってらっしゃい!」ブンブン
ミカサ「いってらっしゃい…」
カルラ「気を付けてね、貴方… さ、二人とも疲れたろう?
早く手を洗って食事にしなさい」ポン
(シガンシナ区・宅地)
マーベラス「…ったく…やっぱり全然いねぇな…?手掛かりも見つかんねぇし流石に心配になってきたな……」
コノ イタンシャガ!!
ナンダヨ コノホン!!
オトコノクセニ カワイスギンダヨ!!
マーベラス「…ん?」クルッ
少年「こんな夢見てえな本ばっかり呼んでるから壁の外の事ばっか考えちまうんだよ!」
パサッ…
アルミン「うう…っ…」ググッ
少年2「壁の外に出たいなんて異端者が考えそうな事だぜ!」グイッ
アルミン「……そうやって…君たちは僕に暴力でしか対抗出来ないんだね…!!」ググッ
少年3「なんだと…!?」ギロ!!
アルミン「だって…そうじゃないか…っ!
壁の外の事はまだまだ未知数で判らない事だらけなのに…っ!!
何も知らない事ばっかりなのに…っ!!君たちはそれを否定出来ない…!
殴ってでしか…僕に勝てないんだ…!」
少年「テメェ…訳わかんねえ事ばっか言いやがって…」プルプル
アルミン「…!」グッ
少年「2度と生意気言えない様にしてやる!」ブンッ!!
ガシッ!!
少年「!?」ビクッ!!
アルミン「……!?」ビクビク
マーベラス「何だか知らねぇが…
それ以上はやめとけ、明らかにテメェはやり過ぎだろ」グイッ
少年2「な…なんだよアンタ…!?」ジリッ
少年3「お、大人が子供の話に入ってくんなよ…!!」ジリッ
マーベラス「別にお前らが何話してようが何も興味はねえよ
だが3対1は明らかにやり過ぎだ…それ以上やるってんなら…」グイッ
少年「ぐあっ!痛…いててててて!」ジタバタ
マーベラス「ガキの喧嘩でも見てみぬ振りは出来ねえな…?」ニヤリ
パッ
少年「いってぇ…くそ!覚えてろよ!」ザッ
少年2「あ!お、おい!待てよ!」ザッ
少年3「ちくしょー!!」ザッ
タッタッタッタ!!
アルミン「……」ポカン
マーベラス「…おう、立てるか?」サッ
アルミン「……あ、は…はい! ありがとうございます…」ガシッ
アルミン「あ、あの!ありがとうございました…
あなたは一体…?」ペコッ
マーベラス「俺はマーベラス、キャプテン・マーベラスだ…お前は?」
アルミン「僕は…アルミン・アルレルトって言います
キャプテン……?」ジッ
マーベラス「アルミンか、よろしくな?
早速で悪ぃんだが、この辺りに飯が食えるトコはねえか?腹減ってな…」
アルミン「え…?ええと……たしか…」
アルミン「…を少し行ったトコに大きな市場があるからそこなら…」
マーベラス「おう、悪ぃな!アイツらを探すにもここら辺りは大体聞いちまったしな…」
アルミン「あの…誰か探してるんですか…?」
マーベラス「ああ…髪を結んだ青い服を着た男や
黄色の服を着たショートヘアの女、金髪のモジャモジャ頭の男や
ふわふわした感じの女とかテンションが高そうな茶髪の男なんだが…知らねえか?」
アルミン「さ…探してる人多いんですね…!?
すみません…僕は全然知らない人ばっかりです……」
マーベラス「そうか… まぁとりあえず、腹ごしらえとアイツらの情報を教えてもらった市場でするとするか…!
ならアルミン、じゃあな? 」ザッ
アルミン「え、あ…はい…!
あ…あの!本当にありがとうございました! 」ペコッ
ザッザッ
アルミン「なんだか…格好いい人だったなぁ…!」ボー
オーイ!!アルミンー!!
アルミン「…え?」クルッ
エレン「はぁ…はぁ…あ、アルミン大丈夫か?」ザッ!!
ミカサ「……」サッ…
アルミン「エレン、ミカサ!?
二人ともどうしたの…?」キョトン
エレン「お、お前が…いつもの奴らに絡まれてるって…
お前を心配した子が教えてくれたんだよ…」ハァハァ…
ミカサ「…」コクリ
アルミン「そう…なんだ…」グッ…!!
ミカサ「…アルミン…?」ジッ
エレン「大丈夫か…?」ジッ
アルミン「うん…大丈夫だ、心配ないよ…
最も…僕一人ならただ殴られてただけなんだけどね…
マーベラスさんが助けてくれたお陰で…」
エレン「マーベラス!?」ガシッ
アルミン「!?」ビクッ
申し訳ありません…書き込み停止して
ふて寝しておりました…
少しですが続き行きます
アルミン「…そういう感じで僕はマーベラスさんに助けてもらったんだ…」
エレン「ほら見ろよミカサ!
やっぱりマーベラスは悪い奴じゃないだろ!?」パァッ
ミカサ「エレンが可愛い…!(別に私は悪い奴だなんて言ってない…)」
アルミン「ミカサ…多分、言ってる事と言いたい事が逆だと思うよ…?」
エレン「父さんは心配症なんだよ…『カイゾク』って聞いただけであんなに心配してさ…」
アルミン「カイゾク…?」ピクッ
エレン「ああ アイツはカイゾクのキャプテンなんだって!」
アルミン「……エレン、前に僕が話した『海』の事覚えてる?」
エレン「……? ああ、確か塩を採ることが出来るでっかい湖だろ…」
アルミン「うん… その海で略奪行為や近辺の町や村を荒らす人達の事を…
『海賊』って言うんだって…」
エレン「…!!」
エレン「ちょ…ちょっと待てよ…!それってつまり、もしかして…!」
アルミン「うん…残念だけど…!」
エレン「アイツ壁の外から来たのか!?」ワクワク
アルミン「本当は悪い人なのかもしれない…」グッ…
エレン・アルミン「…えっ?」
ミカサ「…エレンが可愛い…!」
アルミン「エ、エレン…た、確かに海賊って事は海で行動してるだろうから
壁の外から来たって事にもなるだろうけど…でも、本当にそうか何も証拠もないし…」
エレン「アイツはキャプテンって名乗ってたし
携帯電話って見たこともない不思議な機械を持ってた!
それにカイゾクは嘘をつかないって言ってたし、アルミンも助けてくれた!
悪い奴じゃねえよ…絶対に!」
アルミン「た、確かに…助けてくれたし……
そうなのかな…本当に悪い人じゃないのかな…
なら…壁の外の事知ってるのかな…!」ウズウズ
ミカサ(アルミンも可愛い…!?)
エレン「うん!きっとそうだ! アルミン、お前も後で家に来いよ!
マーベラスに色々聞こうぜ!!」ワクワク
ピシャアアン!!!!
エレン・ミカサ・アルミン「!!?」ビクッ!!
(ウォール・マリア 壁外)
鎧「……皆を探して走り回ってたら、なんだかでっかい壁を見付けた…」
鎧「もしやマーベラスさん達はこの中に…!?
ここは登ってでも中を確かめねば!」ガシッ
鎧「よいっしょ…っと…!
見た感じだと、俺の2、3倍以上はありそうな壁だからなぁ…!
しかもなんか登りにくいし…!」ググッ
兵士「壁の見回りなんて…特に何もねえからなぁ…」ファアー
兵士2「全くだぜ、巨人どものアホ面拝むくらいしか楽しみがねえや」アッハッハ
兵士「さぁて…今日はどんなバカ面晒してんのかな!?」ククク…
鎧「ファイトぉー!いっぱーつ!!」ガシッ
兵士・兵士2「」
兵士「な、なんだかありゃあ!?」ビクッ
兵士2「き…巨人が壁を登ろうとしてやがる!?」ビクッ
兵士「おい…どうすりゃ良いんだよ!?
こんな時なにすんだっけ!?」アタフタ
兵士2「し…指令だ!とりあえず上に報告しなきゃ!」アタフタ
ピシャアアン!!
鎧「わわっ!?な、なんだぁ!!」パッ
鎧「……あ」
ヒュウウ…… ズシィイイン!
兵士「な、なんだ今のデカイ音は…」
兵士2「それより見ろ…アイツ音にビビって落ちてったぞ…!」
兵士「ほ…本当だ!し…死んだのか…?」
兵士2「いや、まだ生きてるみたいだ…
俺達からしてみりゃかなりの高さだが
アイツは自分の身長より少し高いトコくらいからしか落ちてねえよ…」
兵士「と、とりあえずこれで報告に行く時間は稼げるな…!」
兵士2「ああ…さっさと行こう!
……お、おいっ!? は…反対側の壁…見てみろ!?」
兵士「なんだよ…っ!? あれは…!!」
超大型巨人「」ズドォオン…!!
鎧「いってて…腰打った…」ジンジン…
鎧「なんだったんだ今の音…
近くに雷でも落ちたのかな…?
でも…意外に簡単に越えれそうな感じだったな
よぉし!もう一回チャレンジだ!」
鎧「君が超えたい♪ものは何ー♪
大空、逆風、昨日の自分ー♪」ガシッ
兵士「おい!?またアイツ壁を越えようとしてんぞ!?」
兵士2「そ…それ所じゃねえだろ!壁よりデカイ巨人なんて…聞いた事ねえよ!!」
兵士「でも…こっちだって…!!」チラッ
鎧「…限・界チャレンジャー♪」ガシッ
兵士「ひ、ひぃいいっ!?結構登ってきてる!!
さっきより遥かに来てるぞ!!」ビクゥッ!!
兵士「や…やべぇよ!どうすりゃ良いんだよ…!」オロオロ
ドゴォオオンッ!!!!
兵士・兵士2「!?」ビクゥッ!!
グラグラ…ッ!
鎧「わわっ!?こ、今度は地震かっ!?」ガシッ
鎧「こ…今度は放さないようにしなきゃ!」グワシッ
鎧「でも…一体何が起こってるんだろう…?」
兵士「……おい、嘘だろ…!!」
兵士2「……か、壁に…穴が…!!」
(ウォール・マリア内 シガンシナ区)
「そんな…」
「壁に穴が開けられるなんて…」
「逃げなきゃ…逃げなきゃ!」
アルミン「……な、なんなんだ…あの巨人は…
壁に穴を開けたら…消えた…!?」ガクガク…
エレン「…くっ!!」ダッ
ミカサ「…!」ダッ
アルミン「エレン!?ミカサ!?」ビクッ
エレン「壊れた壁の破片が飛んで行ったのは俺の家の近くなんだ!行かなきゃ!」ダッタッタッ
アルミン「え、エレン…!」グッ…
また書き込めなかった…
とりあえずここまで、次は夜か明日に…
ではでは
超大型巨人が壊したのはシガンシナ区の唯一の門付近
そして鎧が居るのはその逆側・・・・
あれ?ウォールマリア既に破られてね?
>>50
523「まいったぜ…!」
やっちまった…! とりあえず>>45の兵士2の台詞変更をば…
×・・・兵士2「ああ…さっさと行こう! ……お、おいっ!? は…反対側の壁…見てみろ!?」
〇・・・兵士2「ああ…さっさと行こう! ……お、おいっ!? あ…あっちの壁…見てみろ!?」
鎧が登ろうとしてる壁は超大型が壊した所が中心として側面を登ろうとしてると補完して頂きたい…誠に申し訳ありません、御指摘ありがとうございました…!
そして今日の夜は書き込めなさそうなのでまた明日以降に…
ではでは
タッタッタッ…!!
エレン「…!! これは…!!」
ミカサ「家が…飛んできた破片に壊されてる…!!」
ガラッ…
カルラ「エ…エレン…? ミカサ…?」
エレン「母さん!?」ダッ
ミカサ「おばさんっ!」ダッ
カルラ「あ…貴方達…怪我はない…?大丈夫なの…?」ググッ…
エレン「怪我って…母さんこそ大丈夫かよ!?」ガシッ
ミカサ「この瓦礫…退かさないと…!」ガシッ
カルラ「……巨人が入ってきたんだね? 二人とも…すぐにここから逃げなさい…!」
エレン「な…何言ってるんだ!?母さんを置いてなんて行けないよ!!」ググッ
ミカサ「…!」コクッ ググッ…
カルラ「私の足は瓦礫に潰されちまって…たとえ此処から出られても走れそうにない…
だからエレン、ミカサ…二人で早く…」
ズゥシィイイン…
ミカサ・カルラ「!?」ビクッ
エレン「あ…あれは…!」ギョッ
巨人「……」ニヤニヤ
エレン「…き、巨人…」ググッ
カルラ「二人とも早く逃げなさい!私の事はいいから!」グッ
エレン「いやだ!!絶対に母さんを助ける!!」ガシッ ググッ
カルラ「こんな時くらい言うことを聞きなさい!!
……ミカサ!!エレンを連れて逃げて!!」ジィッ
ミカサ「……!」フルフル ググッ
シュルルルルル…!!
ハンネス「三人とも大丈夫か!?」スタッ
エレン「は、ハンネスさん!!か、母さんが…!」
カルラ「ハンネス!二人を連れて逃げて!お願い…!!」ググッ
ハンネス「……見くびって貰っちゃ困るぜ、カルラ…
俺は巨人をぶっ殺して…キッチリ三人とも助ける…!」ダッ!!
カルラ「待って!?た、戦ってはダメ!!」
ダッタッタッタッタ!!
ハンネス(俺の大切なものを流行り病から助けてくれた先生…今こそが俺の恩返しの時だ…!)
巨人「」ジィッ
ハンネス「…!?」ザッ…
巨人「」ニタニタ
ハンネス「……!」ゴクッ…
巨人「」ニタァ
ダッタッタッタッタ…
ハンネス「…!」ガシッ ガシッ
エレン「は、ハンネス!? まだ母さんを助けて…」ヒョイ
ミカサ「…!?」ヒョイ
カルラ「……ありがとう、ハンネス…!」ググッ
ハンネス「…すまない…!」ギリッ
エレン「何謝ってんだよ!?まだ母さんを助けてないんだ!
離してくれよハンネス!!」ジタバタ
カルラ「エレン!ミカサ!…二人とも……」グッ…
ズゥシィイイン…!
ガラッ…ガララッ…!
エレン「…あ、ああっ…!」
エレン(巨人が…家の瓦礫を崩していく…!
下に埋まっていた母さんを掘り起こしてる…
母さんは巨人の手のひらで必死に抵抗してる…!
まだ…生きたいんだ…!絶対助けて欲しかったんだ…!
でも…抵抗は無意味で…巨人はずっと笑ったままで
巨人の手のひらが母さんを包もうとして…)
ミカサ「…!」グッ…
エレン「母さーーーーんっ!!」グワッ!!
ズキュウウン!!ドォン!!
エレン「!?」
ハンネス「な…何っ!?」ザッ
ミカサ「あ…アレ!」サッ
巨人「グアアアアアアア…!!」ググッ
エレン「巨人の目玉に…何かが当たって…!?
か、母さんは!?」
カルラ「きゃああああああっ!?」ヒュウウ…
ミカサ「巨人から解放されてる!でも…!」
ハンネス「あのままじゃ落ちちまう!!くそっ!!」ザッ
「よっと…たぁっ!!」
ハンネス「!?」
ヒュウウ…ガシッ!!
カルラ「……!?」ビクッ
マーベラス「おう…大丈夫かアンタ?」ニィッ
ダッタッタッタッタ…
エレン「ま…マーベラス!!」パァッ
ハンネス「あ…アンタはさっきの!!」
マーベラス「よう、エレン…約束はちゃんと守ったろ?
随分と厄介事に巻き込まれてるみてえじゃねえか…!」ポン
エレン「ま…マーベラス…!」グスッ
ミカサ「……」グスッ
巨人「」ググッ…!
マーベラス「なんだアイツ…起き上がろうとしてやがる…
顔面狙った程度じゃやられねえって事か…?」
ハンネス「お、おいアンタ!?早く此処から逃げるんだ!
あの巨人が起き上がる前に!!」
マーベラス「…おい、アンタ コイツの母親をおぶって逃げな」スッ
ハンネス「…!? ああ…」ガシッ
カルラ「…う、うぅん…」クラッ
エレン「か…母さん…!」ガシッ
ミカサ「おばさん…っ!」ガシッ
ハンネス「あ、アンタはどうするつもりなんだ…!?」
マーベラス「あの化け物をぶっ倒す」
三人「!?」ギョッ
ハンネス「アンタ何言ってるんだ!?
カルラは助けたんだから逃げた方がいい!!
見た所、武器は巨人を撃ったその砲と剣だけじゃないか!?
立体機動装置もなしに…悔しいのは判るがここは逃げなきゃ…!」
マーベラス「くどくどとうるせぇオッサンだな…
別に悔しいとかそんなんじゃねえよ、ただあのニヤけ面が気に入らねえだけだ」
ハンネス「どんな理由だよ!?」グワッ
マーベラス「…おい、エレン…あのデカブツはどうすりゃぶっ倒せんだ?
エレン「え!? ええと…確か…」アタフタ
ハンネス「アンタ人の話ちゃんと聞いてんのか!?
あの巨人は…!!」
マーベラス「聞いてるよ、立体なんとかがねえと倒せないんだろ?
だが悪いが俺は海賊なんでね…
コイツの母親をこんな目に合わせたあのデカブツは気に入らねえ…
気に入らない野郎は力の限りぶっ潰すって決めてんだよ」ニィッ
エレン「…マーベラス…!」
ハンネス「…うなじだ…」
マーベラス「…?」
ハンネス「…首の根の後ろ側…うなじを切り落とせば巨人は絶命する…」
マーベラス「……おう、ありがとよ!」ザッ
エレン「ま…まってよ!マーベラス!本当にアイツを倒せんの!?」
マーベラス「おう、エレン!ミカサ! また後で会おうぜ!!」
ダッタッタッ…
ハンネス「…いくぞ、カルラの足も医者に見せなきゃな…」ザッ…
ミカサ「……」タッ
エレン「……マーベラス…」タッ
巨人「グアアアアアアア…ッ!」ググッ
マーベラス「さてと…」
マーベラス(うなじか……空が飛べる戦隊のレンジャーキーがありゃ楽なんだが…
今俺たちが手元に持ってんのは自分達のレンジャーキーだけだからな…!)
マーベラス「うだうだ考えても始まらねぇな…」カチャ
マーベラス「いくぜ…ゴーカイチェンジ!」ガチャン!!
シーン…
マーベラス「…!?」
マーベラス「……マジかよ、まさか…本当に壊れたのか?」
巨人「グオオオ…ッ!」ズゥウン…
マーベラス「…チッ…仕方がねえな」
チャキ、カチャ
マーベラス「なんとか生身でやってみるか…ッ!」
巨人「グオオオ…ッ!」ブォン
マーベラス「くそっ…デケェくせに動きは早いんだな…
なんとか奴の首筋まで辿り着けねえと
…だが銃とサーベルのワイヤーだけじゃなぁ…!」
巨人「グアアアアアアア!!」ブォン
マーベラス「…チッ、今は考えてんだから黙ってろ!」バァン!! バァン!!
ドォン!ドォン!
巨人「グアアアアアアア…!」ズゥウン!!
マーベラス「…! 倒れた今ならイケんじゃねえか?」ダッ!!
巨人「ぐ…グアアアアアアア…!」ググッ
マーベラス「はぁっ!」バッ
巨人「…!?」グオッ!!
マーベラス「…へへっ…ようやく首筋
捕まえたぜ…!オラァッ!!」ザンッ !!
ブシャッ!!
巨人「グオオアアアアアアアッ!」ジタバタ!!
マーベラス「うわっ!? まだぶっ倒れねえのか!!」グサッ!! ザシュッ!!
巨人「…グ、グオオオ…ッ!」フラフラ
マーベラス「よっと!」サッ!!
巨人「」ズゥウン!! シュウウ…
マーベラス「…これで死んだのか…?」ジィ…
巨人「」シュウウ…
マーベラス「…どうやら完全に事切れてるみてぇだな…」フゥ…
マーベラス「しかし…こんな化け物が現れるたぁな…
アイツら…大丈夫なのか?」
(シガンシナ区 内地側扉)
ハンネス「エレン、ミカサ!早くコッチに来い!」ザッザッ…
エレン「ま、待ってくれハンネスさん!ミカサ、大丈夫か?」ザッザッ…
ミカサ「私は大丈夫…でも凄い人…!」ザッザッ
ハンネス「そりゃあな…ウォール・マリアの壁は破られちまったんだ…
早いとこウォール・ローゼに皆避難したいのさ…」
エレン「でも…こんなに船に乗れんのかよ…!?」
ハンネス「さぁな…だが、お前達は俺が必ず船に乗せて避難させてやる…!」グッ
カルラ「…ハンネス、無理してはいけないわ…
私なら大丈夫だから」
エレン「母さん!母さんは足を怪我してるんだから絶対船に乗らないと…!」
ハンネス「そうだ…怪我人は無理すんなよ…?」ガシッ
兵士A「な…なんだアレは…?」
兵士B「…大型巨人のようだが…!?」
鎧の巨人「……」ズゥウン…!!
短いですがここまでで…
続きは明日にでも ではでは
まさか鉄砕やトリン、マベちゃんに見てもらってたなんて…しみるわぁー
書き込みが出来ずにふて寝しちまった俺が腹立たしいぜ!
でも逆に考えましょ?その分ゆっくり休めたんじゃないかって!キープスマイリングよぉ♪
………書き溜めくらいしときゃ良かった…アンラッキュー…
ではでは再開致します
ざわ…ざわ…!
がや…がや…!
エレン「くっそ…! 頼むから船まで進ませてくれよ!
母さんが怪我をしてるんだ!退いてくれよ!」
ハンネス「くっ…まずいな…! まだ船まで距離があるのにこの人混みじゃあ…!」
バタン…! ガタン…!
「お…おいっ!? 船の足場が閉じていくぞ!!」
「ふざけんな!! まだ全然乗り込めていないじゃないか!!」
「戻ってこい!? お…俺だけでもいいから乗せてくれえっ!?」
エレン「な…なんか前の方がざわついてないか!?」
ハンネス「……嘘だろ まだ避難民がこんなに残ってるのに出やがった…!!」
ミカサ「そ…そんな…!」ギュッ
ドゴォオオオンッ!!!!
「!!?」ギョッ!!
鎧の巨人「……!」ズゥウン…!!
フシュウゥゥウウウッ!!
「な…何だよ…!? あれ…き、巨人か…?」
「ば…バカ野郎…! そんな事どうでも良いんだよ…!」
「と、扉が壊されちまった……!」
「巨人が… 巨人が完全にウォール・マリアに…入ってくる!」
「う、うわぁああああああああっ!?」
ザバーン!! バシャーン!!
エレン「み、皆… 河に飛び込んでる…!!」
ミカサ「…皆混乱してる…!」
エレン「お…俺達も早く逃げないと…!」
ハンネス「落ち着け! お前の母さんを置いて行く気か?
焦るな…まずはこの場から離れるぞ…!!」
エレン「ご、ごめんなさい……」シュン
カルラ「…ふふっ」クスッ
ハンネス「…カルラ?」
ミカサ「…おばさん…?」
カルラ「…ふふっ、ごめんなさい… こんな時なのに…
エレンの慌てぶりを見てたら…ふと、あの人と初めて会った時を思い出してね…」
エレン「…あ、あの人って父さん…?」カァッ
カルラ「ええ…あの人も初めて私と出会った時は…
そんな風に慌ててなぁって…」
エレン「い、今はそんな事言ってる場合じゃないだろ!」アセアセ
ミカサ(エレンが可愛い…!)
ハンネス「…フッ…昔話を思い出すのはいいが今はとりあえず行くぞ?」ダッ
鎧の巨人「……」ズゥウン…!!
ズッ…!!
ドンドンドンドンッ!!
「待て待て待て待てぇッ!!」ドォン!!
鎧の巨人「……?」
鎧「この星の小人の皆さんを苦しめる行為は
例え宇宙警察が見逃しても、このゴーカイシルバーこと伊狩鎧が見逃すものかッ!!」ザンッ!!
鎧の巨人「……?」キョトン
鎧「あ… 勿論、宇宙警察も悪事を見逃す筈はないからなっ!?」
鎧の巨人「………」
鎧「皆さーん!ここは俺が食い止めますから早く逃げて下さーいッ!」
「う、うわぁああああああああっ!?」
「き…巨人が入ってきやがった…!」
「殺される…皆殺されちまう!!」
「た、助けてぇええっ?!」
ギャアギャア!!
ザワザワ!!
鎧「あ、あれー? あ…あのー?皆さーん?」
鎧の巨人「……!」スッ…
鎧「…!? あれは…突進の構え…!!」グッ
が
鎧「…!? あれは…突進の構え…!!」グッ
鎧の巨人「…」ググッ…
鎧「来るなら来いっ…! 受け止めて投げ飛ばしてやる!!」 ジリジリッ…
鎧の巨人「……」ズッ
鎧「…!!」ギリッ…
>>77はミスで…
鎧「……!」ゴクッ
鎧の巨人「!!」ダッ!!
ドンドンドンドンドンドンドンドン!!!!
鎧「……!! こ、これはっ!」ギリッ…
「避けろッ! 鎧ッ!」
鎧「え!? は、はいぃっ!」ザッ
鎧の巨人「…!!」ドンドンドンドン!!
ドゴォオオオンッ!
鎧の巨人「……」フシュウゥゥウウウッ!
鎧「…あ、危なかった…! う、後ろの建物が全部吹き飛んでる…!
…って、そうじゃなくて… 今の声ってまさか!?」キョロキョロ
マーベラス「…なんて破壊力だ、さっきの巨人と比べたら強くて更に固そうだな…
さしずめ『鎧の巨人』か…?」
鎧「あーッ!! や、やっぱりマーベラスさん!!
マーベラスさぁーん!!アハハハ…ってちっちゃッ!? ま…マーベラスさんまで小人にっ!?」ビクッ!?
マーベラス「…いや、どー見てもお前がデケぇんだろ」
鎧「……えぇッ!? そ…そんな…
俺が巨人になっちゃったんですか!?
こ…これからどうやってゴーカイガレオンに乗り込めば!?」
マーベラス「いや、そこかよ…」ズコッ
マーベラス「ん? ……それより、さっきの鎧の野郎どこに消えた?」ジッ
鎧「え…? あ、あれ!?い…居なくなってる…!!
瓦礫に突っ込んだまんまかと思ったのに…!」キョロキョロ
マーベラス「…どうやらさっきの攻撃はお前を狙ってた訳じゃなくて
姿を眩ませる為にやったみてぇだな…!」
鎧「くそっ…みすみす逃がしちゃったって事ですか…!!」グッ
ズゥウン…!
ズゥウン…!
マーベラス「!? ありゃあ何だ…!」
巨人「……」ズシィン…
巨人「……」ズシィン、ズシィン!!
鎧「な…何だか皆、コッチに集まってるみたいですよ…!?」 ギョッ
マーベラス「…この扉がぶっ壊されたのもしっかり把握してるみてぇだな…!!
……おい鎧、お前変身出来るか!?」
鎧「…すみません 実はゴーカイセルラーが壊れちゃったみたいで…ウンともスンとも…」シュン
マーベラス「…お前もかよ」ハァ…
鎧「え!?…ま、マーベラスさんもですか?」
マーベラス「…コイツを偶然と考えるべきか、それともこの星の影響と考えるべきか…
」
鎧「影響…ですか?」
マーベラス「…ああ、多分だがジョー達もこの分じゃあな…!!」
鎧「そ…それってかなりマズくないですか!?」ギョッ!!
マーベラス「…あいつらなら大丈夫だろ…今はそう信じるしかねぇな…
それより、お前…アイツらを『倒す』事出来るか?」
鎧「た、倒す事ですか!? 此処に来る前にアイツらとは何度か会いましたけど…
殴っても投げ飛ばしても起き上がって向かって来るから逃げて来ちゃって……」
マーベラス「そうか…やっぱアイツらは『うなじ』を切り裂かないとぶっ倒せねえみたいだな…」
鎧「うなじ…ですか?」
マーベラス「ああ、だから鎧…お前はアイツらをとことん倒しまくれ!
倒れたヤツのうなじなら俺でも切り落とせるからな…!」
鎧「わ…判りましたっ!」グッ…
マーベラス「よっしゃ…ならやるぞ!!」ザッ!!
弟に拉致?つまり……
>>1「……」カタカタカタタ…ッターン!
>>1「さて続きを…」
ガチャ!(ドアを開ける音)
>>1「!?」
デーボ・ローヤローヤ(弟)「くらえっ!」ジャラジャラ!
>>1「くっ!は、放せ!!オレはSSを…」モヤモヤ…
ローヤローヤ(弟)「フハハ!書けない悔しさで怒るがいい!」
何を書いているんだオレは……(困惑)
(シガンシナ区 内地側扉周囲)
……ドゴォオオオン…!
……ズドォン!!
兵士「……何があったって言うんだ…
扉が壊されて…扉をぶっ壊した巨人が消えたと思ったら…別の巨人が現れて…
何もしないで走りさっちまった…」
兵士B「わ…判らん だが俺達もさっさと退却した方が…
兵士「だが…敵前逃亡は死罪だぞ!?」
兵士C「お偉いさんが逃げるまで持ちこたえたんだ…
どうせ直にシガンシナどころかマリアも放棄されちまう…!」
「なに言ってんだよ!?」
兵士C「!?」ギョッ!?
エレン「なんで兵団のアンタたちが諦めてんだよ!?
巨人を倒したいとは思わないのかよ!!」
兵士「な…なんだ? このボウズは…」
ハンネス「おいっ…エレン!!落ち着けと言ってるだろう…
すまん、皆…状況がどうなっているのか教えてくれないか?
扉を壊した巨人が入って来てから全然判らないんだが…」
兵士B「あ、ああ…扉を壊した巨人は行方を眩ませて…
もう一体、服を着たような奇行種も目撃されたがそいつも急に走り出していっちまいやがって…
後はなんとも…」
兵士D「おおい!!大変だ!!」ハァハァ
ハンネス「どうした!?」
兵士D「き…巨人どもが壊された扉に群がって来やがってる…! それも、かなりの数だ…!」
兵士「そ…そんな…!」
兵士B「もうおしまいだぁ…!」ヘナ…
エレン「…!」ギリッ
兵士D「だ…だが…」
ハンネス「…? ほ、他にも何かあるのか?」
兵士D「未確認の情報なんだが…先に上がった衣服を着た奇行種と赤い服を着た男が
二人一組になり巨人を数体倒しているそうだ…
しかも赤い服を着た男は強力な銃を保持してるとか…!」
ハンネス「…まさか…」
エレン「マーベラスだよ!!絶対マーベラスだ!!
巨人を倒してるって…!!」パァッ
ハンネス「あ、ああ…そうだろうな…
だが何故…奇行種と行動なんて出来るんだ…!?」
兵士D「判らんが、今の状態じゃとてもじゃないがそいつらの対処も出来ないからな…
隊長はしばらく好きにやらせるつもりらしい」
兵士「…そ、そうなのか…? 巨人なんかが味方で大丈夫なのか…?」
エレン「マーベラスなら絶対大丈夫だ!
だって巨人を倒すぐらいに強いんだから!」
ハンネス「だからお前は少し落ち着け!
あーすまん、後聞きたいんだが…避難民の中に医者はいなかったか?
知人が怪我をしててな…診てもらいたいんだが…」
兵士C「…そういや…眼鏡をかけた痩せ型の男が怪我人を見てたぞ…
確かイェーガーとかなんとか…」
エレン「と、父さん!? なんで此処に…?」
ハンネス「とりあえず有難い…今すぐにカルラの所へ案内しないと…
…先生はどこへ?」
兵士C「確か…家が心配だとか言ってシガンシナ区内に…怪我人を助けながら行ってたぞ…?」
エレン「!?」ギョッ
(シガンシナ区)
巨人「グォオオ…ォ…ッ!」
……ズシィイイン!!
鎧「ふぅ…これでようやく5体目、大丈夫ですか?マーベラスさん!?」
マーベラス「…なんとかな、怪我らしい怪我はしてねぇが…
なかなかうなじ刺してもぶっ倒せなくなってきたな…」クッ
鎧「こいつらの血液…かなり刃物にまとわりついてるみたいですね…!
そろそろサーベルも限界なんじゃ…弾だって限りがあるし…」
マーベラス「だが…やらなきゃなんねえだろ
ジョー達にもまだ会えてねえんだ…!」ググッ
「君!!巨人から早く逃げるんだ!?」
マーベラス「あ…?」
「巨人の側に居ては危ない!」タッタッタ…
鎧「な…何が…巨人はここら辺にはもう…!」キョロキョロ
マーベラス「…いや、多分お前じゃないのか?」
鎧「ああー…なるほど!」ポン
「…!! き、君達は…!!」
マーベラス「あんた…誰だ一体?」
グリシャ「……私はグリシャ・イェーガー…しがないただの医者だよ」
鎧「……?」ウゥン
グリシャ「私の事よりも君の方だ…
大丈夫かね?怪我はないようだが…かなり疲れている…!」ガシッ
マーベラス「…へっ、心配してくれてる所悪いが俺達も色々とあってな…
とりあえずコイツはアンタの知ってる巨人とは違うから心配すんな」
グリシャ「…どうやらそうらしいね…何故こうなったのか…」
マーベラス「…?」ジッ
グリシャ「…いや、何でもない…
それより君達はこんな所に居ては仲間も探せないだろう…早く避難を…」
鎧「あああああああああああっ!!??」
マーベラス「!?」ビクッ
グリシャ「!?」ビクッ
鎧「ま…まさか、まさかまさかまさか!?」バタバタ
マーベラス「おい鎧ッ! うるせえぞ!!急に暴れだしやがって…どうしたんだ!!」
鎧「……その声、その面影…まさかアナタは…!!」ワナワナ
鎧「忍者戦隊カクレンジャーのニンジャブルー!サイゾウさんじゃありませんか!?」ザッ!!
マーベラス「……はぁ?」キョトン
…寝過ぎた…明らかに…
本当皆様優しいお言葉ありがとうございます
ココからはとんでも展開もありますがどうかお楽しみ頂けたら幸いです
では再開致します
鎧「カクレンジャーですよ!! ほら、ニンジャマンさんに大いなる力を貰った忍者戦隊の!!」バタバタ
マーベラス「……いや、知ってるよ…
俺が聞きたいのはニンジャブルーが…」ジー
グリシャ「……」
鎧「ああ!なるほど、ニンジャブルーの事を知りたかったんですね!?
各地で悪事を働く妖怪たちと戦ったニンジャブルーであるサイゾウさんは
水遁の忍術や剣術が得意なんですよ! ですよね!?サイゾウさん!!」
グリシャ「…いや、あの…」
鎧「少しなよっとしてるって言われる事もありますけど、スーパー戦隊に必要な優しい心…
俺はカクレンジャーじゃサイゾウさんが一番持ってると思います!勿論、他の皆さんもですが!」
マーベラス「…おい、鎧」
鎧「はい! なんですかマーベラスさん!?」ワクワク
マーベラス「…俺が聞きたいのは、なんでそのニンジャブルーがこんな所にいるかだ」
鎧「え… えーと、それは…」
マーベラス「忘れた訳じゃねえよな? 地球とはここが別の星だって事を…」
鎧「」ギクッ!!
マーベラス「……忘れてやがったな…ったく…こんな見知らぬ星にスーパー戦隊がなんで…くっ…」フラッ…
グリシャ「!!」ガシッ
鎧「!? マ、マーベラスさんッ!」ギョッ
マーベラス「…へっ、どうやら… 腹減り過ぎて体力がやべぇみてえだな…!」ググッ…
グリシャ「それだけじゃないだろ… 明らかに体力の限界だ!
少し休ませるべきだな…! マリアに繋がる扉前に兵士の休息所がある…そこに行こう!」ガシッ
ズシィイイン…!
ドシィイイン…!
巨人「うお……」
巨人「がぁあ…」
鎧「…また巨人達が集まってきた…!」グッ
マーベラス「……チッ…」ググッ…
グリシャ「君!? それ以上その状態で戦うのは危ない!一旦退くんだ!!」ガシッ
マーベラス「……」ザッ
グリシャ「君!!」ググッ
鎧「……グリシャさん…! マーベラスさんを連れてその休息所まで行って下さい!」
マーベラス「はあ!? …なに言ってんだお前…!」ギロッ
鎧「マーベラスさんは無理するから危なっかしいんですよ! それにサーベルも一度研がなきゃ切れないんじゃないですか?」ジー
マーベラス「…ぐ」タジ…
鎧「それに…俺はやっぱりグリシャさんはサイゾウさんに似てるって思うんです
そのグリシャさんが本気でマーベラスさんを心配してくれてるからマーベラスさんはキチンと休まなきゃ!」ニッ
マーベラス「…お前…」
グリシャ「……」
鎧「俺なら大丈夫! 本当にヤバそうな時は何とかそっちに戻りますから心配なく!
グリシャさん、マーベラスさんをお願いします!」
グリシャ「……」コクッ
マーベラス「……絶対戻るからな…鎧ッ! 負けんなよ…!」グッ
鎧「……勿論です!!」ザッ
ハァ…ハァ…!!
ハンネス「おいっ! エレン!危ないぞ!
巨人がいつどこに現れるか判らないんだ!」ダッダッタッ
エレン「…でも! 父さんがこんな危険な場所にいるなんて放っておけないだろ!」ダッダッタッ
ハンネス「気持ちは判らんでもないが周りにもちゃんと注意をするんだ! エレン!!」ダッダッタ…キキッ
エレン「わかって… あ!!」ズザザザ…
巨人「……」キョロキョロ
ハンネス「…」ゴクッ
エレン「……くっ」ガクガク
巨人「………」
ズゥウウン…!
ズシィイイン…!
ハンネス「……はぁ」ホッ
エレン「……!」ヘタッ
ハンネス「…エレン、大丈夫か?」ガシッ
エレン「…ぅ!! ちくしょう!!」バン!!
ハンネス「……エレン…!」
エレン「…変わらないじゃないか…あのビビってた兵士と、俺は…全然…!」ワナワナ
エレン「俺は…ッ! 家をあんなに壊して母さんに怪我を負わせた巨人が許せないのに…憎いのに…悔しいのに…!!
ビビって…怖がって… 何も出来てない…ちくしょう…!」ググッ
ハンネス「…それはお前がまだ子供だからだよ…当たり前だ」ポン
エレン「でもっ!!」
ハンネス「悔しいなら忘れるな! 今の気持ちを絶対に…忘れずに…今は逃げてでもいい、必ず強くなれ!」
エレン「…ハンネス…さん…!」グッ…
ハンネス「フッ……… ん、あれは…!?」
エレン「…?」クルッ
グリシャ「ハァ…ハァ…」ダッダッタッ!!
マーベラス「……」
エレン「父さん!? せ…背中に背負ってるのは……マーベラス!?」ギョッ
(ウォール・マリア扉前 兵士休息所)
マーベラス「…」スゥ…スゥ…
エレン「……マーベラス…!」ジィッ
ハンネス「…信じられないな…巨人の仲間に…立体機動も無しに巨人を倒していたなんて…本当に人間なのかコイツは…?」
エレン「に…人間に決まってるだろ!! でも…全然目を醒ましてくれない…大丈夫なのかな…?」
グリシャ「無理もない…生身で巨人と戦っていたんだ…
精神的にも肉体的にも並の疲労ではないハズだ…」
エレン「…! 父さん、母さんは!?」ダッ
グリシャ「心配はいらないよ しばらくは杖無しに歩けはしないが…ちゃんと治る怪我だ」
エレン「良かった…!」ホッ
グリシャ「……しかし、カルラも彼等に助けられていたとはな…
目覚めたら礼を言わなければならないな…」ジィッ
エレン「……父さん マーベラスの事を知ってるの…?」
グリシャ「……いや…知らないよ?海賊は初めて見たからね…」
エレン「……?」キョトン
ハンネス「しかし…鎧の巨人が扉を破壊したのに他の巨人が入ってこないのは…
その奇行種と思われていた巨人の青年が戦ってくれているからだったのか…!」
グリシャ「うむ、だが彼一人ではとてもじゃないが巨人達を足止めする事にも限界がある…
ハンネスさん、なんとか兵士達に援護を要請出来ないものか…?」
ハンネス「……巨人の救援要請なんて何人が信じてくれるかさっぱりです…
下手すりゃコチラが気が狂ったんじゃないかと捕らえられかねない…!」グッ
グリシャ「…やはりそうか…!」ググ…
エレン「…そんな…!」
マーベラス「…ま、そりゃあそうだろうな…!」ググッ
エレン「ま、マーベラス!」ハッ
ハンネス「アンタ…大丈夫なのか?」
マーベラス「おう…お陰でな、助かったぜ……サイゾウさんよ?」ジィッ
エレン「…サイゾウ…?」キョトン
ハンネス「…アンタ何を言ってんだ…?」ジィッ
グリシャ「…私はグリシャ・イェーガーだよ、サイゾウという名前ではい…」
マーベラス「……1つ聞きてえんだが 俺と鎧に会った時に、なんで俺が仲間を探してるなんて知ってたんだ…?」
グリシャ「…そ、それは…!!」ギクッ
エレン「……父さん?」オロオロ
マーベラス「…さっき…アンタこう言わなかったか?『海賊は初めて見た』って…
俺はアンタには海賊なんて名乗ってはいないぜ…?」
グリシャ「……!」ギクッ!!
エレン「……そういえば…!」
ハンネス「ど、どうしたんだ…? エレン!」ギョッ
エレン「俺がマーベラスの事を教えようとした時も…海賊の事に詳しそうだった…」
マーベラス「…へえ、随分と俺達の事を知っててくれたみたいじゃねえか?」
グリシャ「………」
エレン「…父さん…?」
グリシャ「まさか…十数年前に捨てた名前で呼ばれるとはね…」フッ
ハンネス「…先生?」ギョッ
エレン「…と、父さん…何を…」
グリシャ「すまないな…エレン…私の本当の名前はグリシャ・イェーガーじゃないんだよ…!」
エレン「…え?」
マーベラス「…まさかアイツの妄言が当たるとはな…」ハァ…
グリシャ「私の名はサイゾウ…かつてココとは違う場所で忍者戦隊の一人として戦っていた者だ…」
エレン「…な、何を言ってるの父さん…?
は、ハンネス…なんの事なんだよ…?」オロオロ
ハンネス「い、いや…俺に聞かれても…!?」
マーベラス「…1つ良いか?」
グリシャ「…何かね?」
マーベラス「アンタがニンジャブルーだとしたら…なんでこんな場所に居るんだ?
俺達は確かに地球で戦隊の奴らにレンジャーキーを返したハズだぜ?」
グリシャ「…確かに私も君達から力は返して貰ったよ…
だが… 私に問題が起こったのはそれから暫くしてからなんだ」
マーベラス「…?」
グリシャ「君達がカクレンジャーの大いなる力…ニンジャマンを守る為に時間を戻った事があっただろう…?
君達が地球を去るまでは、何か大きな事が起こる様子はなかった
だが君達が地球から去った後に暫くして…寝隠神社に不思議な歪みが見られるようになった…
私はそれが少し気になり一人で調査に向かったんだ…」
(十数年前 寝隠神社)
シュッ…!
サイゾウ「…別の世界が見える歪み…かぁ
本当にあんのかなぁそんなモン…?」キョロキョロ
ザッザッ…
サイゾウ「ニンジャマンの事もあったから気になって調べにきたけど…夜の神社って不気味だなぁ…
セイカイの奴でも誘えば良かったかなぁ…」ソロソロ…
ガサガサ!!
サイゾウ「!?」ビクッ!!
犬「へっへっ…」パタパタ
サイゾウ「…脅かすなよ!なんなのよもう…」ビクビク
ヒュウ…
サイゾウ「!?…って…これは風か…」ハァ
ビュウウウ…!
サイゾウ「え…?な、なんだか強くなってない…!?」ググッ
ビュウウウオオオ…!
サイゾウ「く…こ、これは!?」
ビュウウウオオオオオオッ!!
サイゾウ「う…うわあああっ!?」フワッ
わああああああああ………!!
犬「わんっ!わん!」フリフリ
グリシャ「気が付けば…私はここに居て…
この世界の現実もゆっくりと理解していったんだ…!」
マーベラス「…俺達は地球を離れてまだ一年も経ってねえんだが…?」
グリシャ「恐らく…その時空の歪みが影響しているんだろうな…
私も最初は何度も元の世界に戻ろうと手段を必死に探し回った…
だが一向に見付からず…結局、子供を持つまでにこの世界に馴染んでしまっていたよ…」ハハハ…
エレン「…父さんが…別の世界の人…」
グリシャ「…すまない、今まで黙っていて…!」ググッ
ガチャ…
カルラ「…貴方は謝る必要はないよ…謝らなきゃいけないのはアタシさ…」ヨロ…
ミカサ「……」ガシッ
グリシャ「カルラ、ミカサ…!」
カルラ「私は若い頃から貴方に教えられていたのに…子供達には黙っていたんだもの…
受け入れてもらえなかったらどうしようって…貴方にまで黙らせて…
だから悪いのは全部私…本当に悪かったね…?エレン、ミカサ…」
ミカサ「…」フルフル
エレン「……母さん…」
マーベラス「…別に誰が悪いって訳じゃねえだろ?」
エレン「マーベラス…」
マーベラス「アンタ達は…エレンを巻き込みたくなくて黙ってたんだ…俺が居なきゃ知る事もなかったんだろ?
だったら誰も悪くはねぇよ…いや、問い詰めた俺に責任があるか…
まぁ悪かったよ…グリシャさんよ?」ニッ
グリシャ「……マーベラス…」
ドゴォオオンッ!!!
一同「!?」ギョッ
エレン「…な、なんだ!?」
ハンネス「そ、外で何かあったのか!?」
マーベラス「…!!」ザッ
エレン「マーベラス!?ま、待ってよ!」ダッダッタッ
グリシャ「エレン!!」ダッダッタッ
マーベラス「…!! コイツは…!!」ザッ
巨人「」ズゥウン…!
ハンネス「くっ…ついに此処まで来やがったか…!!」クッ
エレン「く…ど、どうすれば…!」
「ウオオオオオオッ!!」
エレン「!?」ギョッ
鎧「たぁっ!!」バキィッ!!
巨人「!!」ズザザザ…!
ズドォオン!!
ハンネス「き…巨人が巨人をぶん殴って吹き飛ばしやがった…!」アゼン
マーベラス「鎧!! お前…大丈夫か…!?」
鎧「ハァ…ハァ…
す、すみません…!! 流石に数が多すぎて一体逃してました…!!
俺なら大丈夫です…み、皆さんは大丈夫ですか!?」ググッ…
マーベラス(…かなり無理してやがる…なんとかしなけりゃな…)
マーベラス「おい、グリシャさん…アンタ変身は出来ねえのか?」ジッ
グリシャ「……すまない、私も変身は出来ない…だが、あと少しなんだ…あと少し…!!」ハッ!!
マーベラス「…!?」
鎧「え?へ…変身ってなんですか?何が何やら…!?」オロオロ
グリシャ「エレン!! 家は壊されたが地下室は無事なんだな!?」ガシッ
エレン「え…!? う…うん、多分…大丈夫だと思う…!」コクッ
グリシャ「…鎧君!!これから私を連れて私の家まで来てくれ!!
君の力なら瓦礫を排除して地下室に行ける!!」
鎧「ええ!?…で、でも…ここは…ここを守らないと巨人達が向こう側に出てどんどん人を襲うんじゃ…!?」
マーベラス「……行ってこい、鎧! ここぐらい俺が守っといてやるよ…!」グッ
鎧「マーベラスさん!? で、でも…」オロオロ
マーベラス「……この状況をなんとか出来る手段が…地下室にはあんだろ?
ならそれに賭けてみようじゃねえか…!」
鎧「で、でも…そんな身体じゃマーベラスさん一人じゃ無理ですよ!!」
「一人じゃなければ良いんだろ?」
鎧「!?」ギョッ
「まったく…アンタ達は私たちも居ないのに派手にやり過ぎじゃない?」
「鎧がおっきくなってたからね…遠くからでもすぐに判ったよ!」
「マーベラスさんはお疲れの様ですので…わたくし達がサポートしますわ…
鎧さんはその方と一緒に早く行かれて下さい!」
鎧「…ああ…!」ワナワナ
ジョー「……」フッ
ルカ「……」ニッ
ハカセ「…」ヘヘッ
アイム「…」ニコリ
鎧「ジョーさん!ルカさん!ドンさん!アイムさん!
うわあああっ皆さん!! 無事だったんですね!!
良かったああああ!!」バタバタ!!
マーベラス「…お前ら…へっ、まぁ当たり前だな…無事なのはよ…!」ニィッ
ルカ「はいはい、疲れてるんならゆっくり休んでな? こっからは私らが派手に行くからね!!」
アイム「と、言いましても…私達も変身は出来ないのですが…」シュン
ハカセ「でも、ゴーカイガンの弾ならまだ沢山あるよ!ホラ!」ジャラッ…
ジョー「顔に当てれば奴らの足止めくらいは出来るだろ…ここは任せておけ」チャキッ
エレン「…こ、これが…海賊…?」
グリシャ「…よし、行こう!鎧君!」
鎧「わ、わかりましたっ!!」スッ…
エレン「ま…待って!俺も…!」
グリシャ「………判った、ついて来なさい!」ガシッ
鎧「ええっ!?い…良いんですか!?」ギョッ
グリシャ「…ああ、恐らくだが…エレンの力が必要になるかもしれない…!!」
エレン「……?」グッ
グリシャ「さぁ、早く行こう!彼らが守ってくれている間に…!」
鎧「わ、わかりましたっ! 掌から落ちないようにしっかり捕まってて下さいよ!」ズゥウン!!
エレン「お…落とさないでくれよ、わわっ…!」ビクッ!!
グリシャ「頼むぞ…鎧君!」ガシッ
鎧「案内お願いします!急ぎましょう!」ダッ!
ダッタッタッタ……!!
ハカセ「よし、行ったね……銃の弾は満タンだけど…いつまで撃てるかなぁ…」
ルカ「あら?随分と弱気じゃない?…さっきまでの元気はどうしたのよ!」ドンッ!!
ハカセ「いだっ!?…だ、だってあれはマーベラスや鎧と会えたからだけで…
鎧がおっきくなってたから変身しなくても大丈夫かなって思って…!」テテテ…
アイム「大丈夫ですわ、ハカセさん…鎧さんは必ず戻ってきて下さいますから!」 ニコリ
ジョー「ああ…俺達は奴らが戻るまでここで撃ち続ければいいだけだ…!」
ズドォオン…!
ズゥウウン…!
巨人「…!!」ドシン!! ドシン!!
巨人「ウオオオ…!」ドシン!!
マーベラス「来やがったな…さぁ、派手に行くぜ!」ガチャ!!
ツッコミどころ満載過ぎて何も言えねえ…
まだまだ皆さんにツッコまれそうなネタが御座いますがどうか生暖かい目でご覧下さい
では今日はここで…
パァァ…!! (あれ?皆この設定案外受け入れてくれてる?と喜び溢れる音)
ガタガタガタ… (この後の展開見せたらボコボコにされんじゃないかとマジで不安に震える音)
ではでは…再開
ドシン!! ドシン!! ドシン!!
鎧「えぇっ!? や、やっぱりグリシャさんはサイゾウさんだったんですね…!
あ、あの!後でで良いのでサインを…!」
グリシャ「う…うむ、別に構わないよ?」テレッ
エレン(照れてる父さんとか初めてみたな…)
巨人「アー…」 ドシン!! ドシン!!
巨人「うううう…」ズゥウン…
鎧「!! くっ…こんな場所にまで巨人が…!」ズザザザ…
グリシャ「…後少しで着くというところで…!」グッ
鎧「……!!」ぎゅっ
エレン「が…ガイ!? 何を…?」
グリシャ「掌を包むようにして…何をするつもりだ…?」ギョッ
鎧「ちょっとだけ…無茶苦茶な事しますから、しっかり捕まってて下さい!」ググッ…
巨人「がああああ!」ダンダンダンッ!!
巨人「あーあー!」ダンダンダンッ!!
鎧「よーい…ドンッ!!」ドシンドシンドシン!!
エレン「ま、まさかガイの奴…巨人を飛び越えていくつもりなんじゃ…!」
グリシャ「無茶だ!鎧! 7m級ならまだしも…相手は君と同じ大型なんだぞ!?」
鎧「ウオオオオオオッ!!」ドシンドシンドシン!!
巨人「あー!あー!」ドシン!! ドシン!!
鎧「たぁっッ!!」バッ!!
グリシャ「と、跳んだ!! な、なんて跳躍だ…巨人の肩まで越えれそうだ!!」
エレン「す…すげぇ…! で、でも!?」
巨人「あー!」バシッ!!
エレン「ああっ! や、やっぱり…肩を越えようとした辺りで脚を捕まえられた!」
巨人「あー…」ニタァ
鎧「…! へっ!」ニヤリ
バキィッ!!
巨人「!?」ドシィン!!
鎧「ぐっ…!」ズザザザ…
グリシャ「…つ、捕まれなかった脚で巨人の顔面を思い切り踏み上げて」
エレン「踏み込み台にするようにして跳ね飛んだ…!!」
申し訳ありません…書き込みしながらグッスリと…
あー…完全にやらかしちゃったなぁ…
とりあえずゆっくりですが、まだ書き込みます
鎧「だ…大丈夫ですか? グリシャさん…エレン君!?」ググッ
エレン「お…俺達は大丈夫だよ…! ガイが守ってくれたから…!」
グリシャ「ああ…だが君は…!」
鎧「だ…大丈夫です! 俺も思い切り跳ね飛んだだけですから…!ぐっ…!」クッ…
エレン「ガイ!?」
グリシャ「まさか…掴まれた脚の方を
無理矢理引き剥がしたから捻ったのか…!?」
巨人「あー」ムクリ
鎧「だ、大丈夫! 早く行かなきゃ巨人もまた起きちゃいますからね…!」ググッ ドシン!!
エレン「……ガイ…!」
(イェーガー宅 跡地)
グリシャ「……」
エレン「…父さん」
鎧「グリシャさん…!」
グリシャ「……すまない、干渉に浸っている場合ではないな…!
鎧君、この場所を掘り起こしてほしい…!」
鎧「…はい!任せて下さい!」ガシャンガシャン
エレン「…ねえ、父さん…家の地下室で何をしてたの…?」
グリシャ「…私はかつて、忍として戦っていた…
そしてコチラに吸い込み連れて来られた時に…一つ考えた事があった」
エレン「……?」
鎧「……! あ、ありました!」ガララッ…
鎧「……この扉…ですよね?」ジッ
グリシャ「…ああ…!」カチャリ
エレン「あ…その鍵…ずっと身につけてた…!」
グリシャ「……エレン、着いて来なさい」ガチャ
エレン「…!」コクリ
鎧「…門番は任せて下さい!」
エレン「……ここが父さんの…地下室…
何も…ない…!?」
グリシャ「……」タッタッ…
エレン「と、父さん!な、何もないけど…!?」
グリシャ「…いや、これがあれば良いんだ」ガララッ…
エレン「…木箱…!?」ジッ…
グリシャ「……私はかつて忍として戦っていたころ…巨大な生命体と同化して戦える事が出来た…
…彼らは私達の味方だったから共に戦えたが…この世界の巨人達は人間を無差別に襲う…
だから、私達は彼らの力を利用しなければならない…!」ガチャ
エレン「…こ、これって…」
グリシャ「ずっと考えていた…何故私がここに来たのかを…
何故こんなものを作り…何をしたかったのかを…!」
エレン「…父さんがずっと持っていた鍵が…5本!?」
グリシャ「……私は恐らく待っていたのだろう…
この鍵を造り…使える人間が来るのを…!」ジャラ…
エレン「な、何なの…その鍵!?」
グリシャ「巨人の骨から出来た鍵だよ」
エレン「ほ、骨!?」ギョッ
グリシャ「勿論骨だけではなく金属も使って造っているがね…
だが…その巨人がただの巨人ではない…」
エレン「…?」
グリシャ「その昔、人間を守り死んだ奇行種の巨人…
その骨を使用している…!」
エレン「…に、人間を守って…!? 巨人が…!?」
グリシャ「…恐らくだが、鎧君のような巨人になった人間が昔にもいたのではないだろうか…」
エレン「…そんな事が…!」
グリシャ「…エレン、私の身に付けていた鍵を含めた…
この6本…この鍵をお前に託す!」ジャラ…
エレン「な、何を言ってんだよ!? それより…マーベラス達を助ける手段は!?」
グリシャ「……それはお前次第だ…!」
エレン「!?」
グリシャ「…その鍵で、お前は何をしたい?
巨人を一人残らず駆逐したいのか…
それとも……マーベラスを助けたいのか…!?」
エレン「……マーベラスを助けたいよ!!
巨人を倒して…外の世界を見てみたい…!そういう考えもあったけど今は…!
今は母さんを助けてくれて俺達の為に戦っているガイやマーベラスや皆を助けたい!!」
キィイイイイン…!!
エレン「…!? と、父さんコレ…!!」
グリシャ「…ああ!」
エレン「鍵が…変化してく…!!」
(ウォール・マリア 内地側扉跡地)
ドガァン!!
ドォオン!!
ズドォオンッ…!!
マーベラス「…チッ、腕が痺れて来やがったな…!」ヒリヒリ
アイム「…やはり生身のままでは…ゴーカイガンでも限界がありますわ…!」ググッ
ハカセ「ぼ…僕も疲れてきたんだけど…!」ゼェゼェ
ルカ「何へこたれてんのよ!シャッキリしなシャッキリ!!」ガチャ
ジョー「…まだお前は元気そうだな…?」フッ…
巨人「ぐああああ…!」ズシィン…
巨人「アアアアア…」ドシン!! ドシン!!
マーベラス「どんどん湧きやがって…!」
ジョー「……随分と飽きさせない事だな…!」バァン!! バァン!!
ズドォオン!
ドガァンッ!
巨人「があああ!!」ドシン ドシン
ジョー「狙いもズレてきたか…!」クッ
マーベラス「ああ…そろそろやべぇかもな…!」グッ…
ううおおおおおおおおおおおおっ!!!!
ドシン!! ドシン!! ドシン!! ドシン!! ドシン!!
アイム「…な、なんでしょうか!?この地響きは…!」グラグラ
ルカ「…もしかして!!」
鎧「皆さぁんっ!お待たせしましたぁ!!」ドシンドシン!!
ハカセ「鎧!! 遅いよ!もぉ!」ヘタリ
ジョー「だが…良いタイミングだ…!」
マーベラス「おう…! 鎧!何かあったんだろうな!?
この状況を何とか出来るすげぇモンがよ!」
鎧「勿論です! グリシャさん、エレン君!」スッ…
エレン「マーベラス!! …これ!!」サッ!!
マーベラス「…!? コイツは…!!」
ルカ「うっそ…!?」ギョッ
ハカセ「…れ、レンジャーキー!?」
ジョー「…だが…」
アイム「な、何故でしょうか…少し生々しい感じですわね…?」オドッ
グリシャ「…それは…この世界でしか使えないモノ…
言い換えればこの世界の『大いなる力』だ…!」
マーベラス「この世界にもあったのか…! 大いなる力が…!」グッ…
鎧「皆さん、使ってみましょう…!」チャキッ
ジョー「…そうだな…!」カチャッ!!
ハカセ「何が起こるかわかんないけど…!」カチャッ!!
ルカ「この状況よりは多分マシでしょ!」カチャッ!!
アイム「ええ…!参りましょう!」カチャッ!!
マーベラス「…へっ、おもしれえじゃねえか…!」カチャッ
マーベラス「よっしゃ…! 行くぜ!お前ら!」
「「「おう!」」」 「「はい!」」
「ゴーカイチェンジ!!」ガチャン!!
『シーンゲキシャ!!』
キィイイイイン……!
「……!?」
「……な、なにが起こったんだ…?」
エレン「…あ、ああ…!」
グリシャ「……これは…!!」
エレン巨人体(ジョー)「……これは…!!」
女型の巨人(ルカ)「……嘘でしょ!?」
獣の巨人(ハカセ)「……ぼ…僕達…!!」
ユミル巨人体(アイム)「……大きくなってしまいましたわ…!!」
鎧の巨人「ええええええっ!?な、なんで…俺があの巨人と同じ姿に…!?」
女型の巨人「あ、アンタ鎧!? って…キャアアアア!!な、なんなのよこの格好!!」バキィッ!!
鎧の巨人「ごふっ!?…い、痛いですルカさん…」
ユミル巨人体「…確かに裸のようにも見えますが…何かスーツを来ている感じがしますわ…!」
獣の巨人「な、なんで…僕だけ毛むくじゃらなわけ!?」
エレン巨人体「…おい、マーベラスはどうした…?」
獣の巨人「……あれ?どこだろ…っていうかこんなに暗かったっけ…?」キョロキョロ
「…………おい」
一同「!?!?」ギョッ
超大型巨人(マーベラス)「……なんだこれ」ズドォオン
鎧の巨人「ま、マーベラスさんデカぁあああーい!!」
エレン巨人体「なんなんだこの力は…!?」
グリシャ「…それがこの世界の力だ!!
その状態でなら君たちのレンジャーキーも使えるハズだ!!」
超大型巨人「……そういう事か」カチャッ
女型の巨人「良かった…こんな格好で戦えなんて言われなくて…!」ホッ カチャッ
ユミル巨人体「でもルカさん、なんだか勇ましく素敵ですわ…私は…」シュン カチャッ
獣の巨人「あ、アイムは皆より小さいから…ほら!可愛い…よ…?」カチャッ
エレン巨人体「…ハカセ…無理にフォローするな…!」カチャッ
鎧の巨人「なら…こんどこそ豪快に…!!」チャキッ!!
一同「ゴーカイチェンジ!!」
『ゴォーカイジャー!!』
ゴーカイレッド(60m)「ゴーカイレッド!!」
ゴーカイブルー(15m)「ゴーカイブルー…!!」
ゴーカイイエロー(14m)「ゴーカイイエロー!!」
ゴーカイグリーン(17m)「ゴーカイグリーン!!」
ゴーカイピンク(7m)「ゴーカイピンク!!」
ゴーカイシルバー(15m)「ゴーーーカイッ! シルバー!!」
「海賊戦隊!! ゴーカイジャー!!」
エレン「」ポカン
グリシャ「…うむ!」グッ
…やりたいことをやってやれー♪
いのちがけだぜーほーしけりゃそのてでー
つかめ♪
うん、本当にこれがやりたかったんです…
シリアスな感じを期待してた方は誠に申し訳ありません…! 本当期待させといてすみません
戦闘パートはまた次回に…ではでは
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