[ガルパン]西住殿のキャラが崩壊したであります! (14)

注意 キャラ崩壊

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熊本へ寄港する日

優花里「大変であります!」

沙織「どうしたのゆかりん?」

優花里「西住殿の・・・」

優花里「西住殿のキャラが崩壊してしまったんです!」

沙織「」

沙織「待って、どういうことなの?話が見えてこないんだけど・・・」

優花里「・・・あれは昨日の夕方のことです」

優花里「私が半年をかけて自作した『西住殿専用媚薬』を下校時の西住殿にぶっかけたのです」

沙織「その時点でおかしい」

優花里「副作用で目眩の症状がでることはわかっていたのですが・・・、結局西住殿はふらつきながら帰宅していきました」

優花里「そこで今朝、媚薬の効果を確認しにキーピックで西住殿の部屋に入りました」

沙織「不法侵入だよね、普通に」

優花里「媚薬が効いていれば私の言うことしか聞けなくなっているはずです」

優花里「しかしそこにいたのは・・・!」

優花里「酷いキャラ崩壊を引き起こした西住殿でした!」

沙織「」

優花里「一体なぜ・・・、何があったのでありますか!」

みほ「当職は今気分がものすごく気分がいいナリ」

沙織「ゆかりんのせいだよ!どう考えても!」

沙織「あとみほりんのキャラが分からないよ!どうなってんの!」

優花里「だから言っているじゃないですか、キャラ崩壊したって」

沙織「直す方法とか分かってるの?期待してないけど・・・」

優花里「そんなものがわかってるならとっくに治して、新しい媚薬を作ってるであります!」

沙織「だよねって媚薬はもう二度と作らないで」

優花里「どうしてでありますか!!」

沙織「私が間違ったことを言ってるみたいになってる・・・」

みほ「当職に内緒でナニしてるナリ?」

沙織「」

熊本市内 カフェ『コマンドー』にて

麻子「で、私達が待ち合わせ場所で待っていると・・・」

みほ「当職はマカロンが食べたいナリ」

麻子「こいつが来たんだが」

花「みほさんとそっくりな方なのですが・・・」

沙織「みほりんだよ!」

麻子「西住はこんな奴じゃないぞ、確かに外見はそっくりだが・・・」

沙織「だから、コレコレシカジカで・・・」

麻子「なるほど、こいつはキャラ崩壊を起こした西住なんだな」

花「どうしましょうか」

優花里「今日はひとまず家で引き込もってもらった方が・・・」

麻子「待て、今日は西住流の家元と会いに行く約束をしてるんじゃなかったか」

全員「」

花「では仮病を使われては?」

沙織「いいね!それならみほりんが行かなくてもいいもんね♪」

?「みほがどうかしたのか?」

沙織「えっ」

まほ「君たちを迎えに来たんだが・・・」

全員「」

沙織「い、いえみほりんは・・・」

みほ「当職は気分が良いナリ」

まほ「うん?ナリ?」

優花里「いえいえ、気になさらないでください!」

まほ「そ、そうか」

まほ「なら早く行くか」

まほ「タクシーを待たせてある、行こう」

沙織「は、はい!」

西住家 客間

しほ「おかえり、まほ。」

しほ「そちらの方々は?」

まほ「みほの友人です」

全員「初めまして(であります)!」

しほ「いらっしゃい、話はみほから聞いています。今日はゆっくりしてらっしゃい」

しほ「みほ、いい友人を持ったのね、おかえりなさい」

みほ「ただいまナリ」

しほ&まほ「ナリ?」

沙織「いえいえ、気にしないでっ!!」

しほ「はあ、まあいいわ。どうぞ、座って」

全員「はい」

しほ「まほ、お茶を・・・」

まほ「はい」

しほ「さて、皆さんには今日重要な話があってお呼びしました」

しほ「黒森峰大学への推薦進学です」

優花里「黒森峰大学に・・・ですか・・・?」

沙織「私たちが・・・?」

しほ「そうです。みほを支え、決勝まで進出し、強敵にも怖じ気づかないその心!」

しほ「貴女達は黒森峰大学へ行っても充分通用する力があります」

しほ「もちろん強要はしません。貴女達には貴女達の夢があるのですから」

全員「・・・」

しほ「みほ、貴女はどう思っているの?」

まほ「お母様、お茶です」

しほ「ありがとう」

沙織「ありがとうございます」

みほ「うるさいナリ」

しほ&まほ「」

全員「」

麻子「今は・・・まずい・・・」

しほ「・・・みほ?」

みほ「当職は長い話は嫌いナリ」

みほ「ぶん殴りたい気分ナリ」

みほ「ハアアンハハハンハアン↑」

麻子「おい逃げるぞ!」

「イエエエエッフウウアッヘヘッヘへヒャウ↑フウウウウ↑」

しほ「みほおおお!」

みほ「タピオカパン!!」

沙織「キャラが爆発しちゃった!」

花「どうしましょう」

みほ「アンドウオマエカ↓イヒヒヒヒファアアアア↑」

しほ「・・・私の」

しほ「私のみほに何をしたのっ!!」

キキュオオオオオオオン ファンファンファンファン

まほ「まずい!このままだと私がお母様のへそくりを勝手に使ってUFOを大人買いしてキレた時以来、封印していた『スーパーサイヤお母様』になってしまう!」

全員「」

優花里「撤退であります!」

ドタドタ

沙織「みんな、待ってよぉ!」

ドタドタ

まほ「お母様!落ち着いてください!」

しほ「ハアアアアア・・・」

まほ「どうか、どうかしず・・・」

ビュン
ドッコ

まほ「グッハア」

ドサリ

しほ「ワタシノ・・・ワタシノミホ・・・」

ズシン ズシン

優花里「やばいであります!」

麻子「ええい、走って逃げよう!」

グイッ

花「みほさん?」

麻子「おい!西住逃げるぞ!」

みほ(スーパーサイヤお母さんが覚醒したまま元に戻せない?それはね無理矢理元に戻そうとするからだよ)

みほ(逆に考えるんだ・・・自分も覚醒してしまえばいいさと)

沙織「みほりんの顔つきが・・・変わった!?」

しほ「ミ・・・ホ・・・?」

みほ「クックククク」

みほ「最高にハイってヤツだ!!」

しほ「ミホオオオオオ」

ビュン
ドガア

みほ「無駄無駄無駄無駄!!チョイとでもワタシに敵うと思ったの?このマヌケがぁ!!」

優花里「なんで・・・何で西住殿に攻撃しているのでありますか!」

まほ「それについては私が説明しよう・・・」ヨロヨロ

花「大丈夫ですか!」

まほ「ああ、カレー飯を携帯していてよかったよ。こいつのおかげで助かった」

沙織「うわぁ、すごい笑みだ・・・」

まほ「スーパーサイヤお母様・・・、それはお母様の怒りや嫉妬の感情と厨二心がいい感じになんかこうなって覚醒した究極体・・・」

まほ「そして怒りが静まるまで覚醒はおさまらない。しかし今のお母様は怒りで我を忘れ、暴走状態になっているのだ!」

優花里「そんな・・・」

みほ「ロードローラーだぁ!!」

ガンッ ドコオ

みほ「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄!!」

ドカーン

しほ「・・・」

ビュン

みほ「ザ・ワールド!!」

みほ「もう一度だ!ロードローラーだぁ!!」

みほ「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄!!」

そして時は動き出す・・・

ドカーン

麻子「まだだ!まだ家元は覚醒状態だ!」

しほ「ウラアアアアアアアアア」

ビュン

みほ「無駄ぁ!!」

ビュン

ガツン!!

花「凄いです、ああ!インスピレーションが沸いてきて・・・」

沙織「やだもおー」

麻子「勝負の・・・一発!」

優花里「西住殿!!」

まほ「今晩はカレーがいいなあ・・・」

キュオオオオオン!
ドガーン!!

みほ「はあはあはあ・・・」

しほ「はあはあはあ・・・」

麻子「終わった・・・のか・・・?」

優花里「元に・・・戻ったであります!!」

花「終わったのですね!」

沙織「みほりん!大丈夫!?」

まほ「カレーに・・・カレーに助けられたんだ!!」

みほ「・・・あれ、ここは?」

しほ「・・・みほ、みほっ!」

みほ「あれ、お母さん!?どうしたの?」

しほ「私のかわいいみほ!」ギュウー

みほ「わっ、お母さん!///」

花「家族愛ですねえ」

優花里「感動であります!」

沙織「みほりん!」

麻子「いいなぁ、感動的だ!」

まほ「みほが、みほにカレーの女神が!!」

ギュオオオオン

優花里「あっ、スーパーギャラクシーであります!!」

ケイ「何事かと思って来てみれば・・・」

ダージリン「私達の出る幕はないようね」

麻子「なんとか・・・無事にすんだな」

優花里「はい、よかったであります!!」

みほ「ねえ、一体何があったの?」

しほ「カクカクシカジカで・・・」

みほ「ご、ごめんねっ!!みんな」

みほ「お母さんも・・・お姉ちゃんも・・・」

しほ「良いのよ、みほが無事だったのだから」ギュウー

みほ「うんっ!!///」

花「大事に至らないで良かったです」

沙織「ほんとだよー」

優花里「私もまた新しく媚薬研究を始めますよ!」

みほ「うん?び、媚薬?」

しほ「どうしたの!」

みほ「待って、昨日?下校?」

ケイ「みほ?」

みほ「秋山さん?かけられて?」

みほ「あっ」

優花里「」

みほ「ねえ、ちょっとこっちに来ようか久しぶりにキレちまったよ・・・」

優花里「あわわわわわっ」

優花里「助けて・・・誰かぁ・・・」

麻子「自業自得だろう」

花「因果応報ですね」

沙織「仕方ないよね・・・」

みほ「秋山さんが死ぬまで私は殴るのをやめない!!(ニッコリ)」

キュオオオオオオン ファンファンファンファンファン

しほ「ハアアアアアアアアア」

まほ「秋山さんにカレーの加護がありますように・・・」

優花里「そんなぁ・・・」

ウ、ウワアアアアアアアアアアアアアアア

終わり

作品が完結しましたので、以下のスレッドのHTML化をよろしくお願いします。

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