唐突に思いついたスレタイから広げちゃったss
しずしほ異母姉妹注意です
静香「はぁ…」
紬「…静香さん?」
静香「あ、紬さん…おはようございます…」
紬「えぇ、おはようございます…溜息などついて、どうされたのです?」
静香「いえ、その…大したことではないんですけど…」
静香「志保が私の事をお姉ちゃんと呼んでくれないんです」
紬「……はい?」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1500566161
静香「志保が私の事をお姉ちゃんと呼んでくれないんです」
紬「聴こえています、そうではなく意味がわからないと言っているのです…あなたはバカなのですか?」
静香「なっ…バカは酷くないですか!?」
でもないでしょう」
静香「あ、紬さんはまだ知らないんでしたね…私と志保は腹違いの姉妹、異母姉妹と言うやつです」
紬「…っ!?」
静香「そして産まれは私の方が早い…つまり私がお姉ちゃんなんです!!」ドャァ
紬「な…なんなん…」
>>2
脱字してしまってました修正
静香「志保が私の事をお姉ちゃんと呼んでくれないんです」
紬「聴こえています、そうではなく意味がわからないと言っているのです…あなたはバカなのですか?」
静香「なっ…バカは酷くないですか!?」
紬「大体あなたと志保さんは姉妹でもなんでもないでしょう」
静香「あ、紬さんはまだ知らないんでしたね…私と志保は腹違いの姉妹、異母姉妹と言うやつです」
紬「…っ!?」
静香「そして産まれは私の方が早い…つまり私がお姉ちゃんなんです!!」ドャァ
紬「な…なんなん…」
静香「と言うわけで…どうすればお姉ちゃんと呼んでもらえるんでしょうか…」
紬「衝撃の事実をさらっと流しますね…」
静香「まぁ今更ですし劇場の大半も知ってますので…それでどうしたら」
紬「え…いや、聞いて損を致しましたので、これ以上その話に付き合う気はありませんが。」
静香「えぇー!いいじゃないですか…あ、ほら、うどんご馳走しますから!石川県と言えば…小松うどんですね!」
紬「あなたではないのでうどん程度で釣られはしません。」
静香「程度ってなんですか程度って!?いいですか?そもそもうどんと言うものはですね…」
紬「あーもー!うざっくらしい!」
静香「!?」
紬「そんなに呼んでもらいたいなら本人に直接そう言えばいいのでは!?」
静香「…それはそれで…気恥ずかしいと言うかその…」
紬「はぁ…わかりました、もう面倒ですので志保さんを連れてきます。」
静香「えぇ!?ちょ、ちょっと待ってください!」
ガチャ
志保「…どうしたの騒がしい。」
星梨花「静香さん!紬さん!おはようございます!」
紬「おはようございます…噂をすればなんとやら。ですね。」
志保「?なんの話?」
紬「静香さんが志保さんにお姉ち」
静香「あ、あー!あー!んんっ…あーえーと、志保!星梨花も!お腹すいてない?うどん食べる?」
志保「は?」
星梨花「えっと、ごめんなさい。朝は食べて来たので…」
志保「なんか様子がおかしいわね…大丈夫なの?」
静香「も、もちろん大丈夫よ!」
志保「ふぅん…ならいいけど。」
紬「……」
星梨花「…紬さん、何かあったんですか?」コソッ
紬「星梨花さん…そうですね、少しこちらへ」
星梨花「は、はい…」
紬「星梨花さんはその、あのお二人の関係性はご存知で?」
星梨花「え?と言いますと…?」
紬「…あのお二人が姉妹だと」
星梨花「あ、はい。いぼしまい…って言うんですよね?よくわかりませんが、皆さんに聞いてもはぐらかされるんですよね…」
星梨花「紬さんは知ってるんですか?」
紬「え?えぇと…その…ゴホン。まぁその事で静香さんが少し悩みがあるらしいので。」
星梨花「むぅ~…」
紬「…静香さんは志保さんに、姉、と呼んでもらえなくて悩んでいるそうです。」
星梨花「そうなんですか?」
紬「はい。それで、どうしたものかと相談を持ちかけられたのですが…そのような事を言われましても、私も困るというものです。」
星梨花「う~ん…でも、私もその気持ちわかる気がします!…私は一人っ子ですけど、劇場はお姉さんばかりなので、お姉ちゃんって呼ばれたいなって思う時があります!」
紬「星梨花さん…」
星梨花「あ、あの…紬さん!私、なんとかしてあげたいです!」
紬「なんとかって、考えはあるのですか?」
星梨花「えっと…それは…で、でも私…!」
紬「はぁ…申し訳ありません。少々意地悪な言い方をしてしまいましたね。」
紬「星梨花さんは本当に優しいんですね…」
星梨花「あ、あの…」
紬「…墜茵落溷。わかりました、乗りかかった舟です覚悟を決めましょう。」
星梨花「本当ですか!?」
星梨花「本当ですか!?」
紬「えぇ、それで私に少し考えがあるのですが…私の見た限り…少し確認しますが、お二人は以前からああいう感じですか?」
星梨花「え?えっと…最初の頃は喧嘩が多くて怖かったです…それからは…姉妹ってわかるまでは今程ではないですけど、仲良くなってたと思いますよ?」
紬「なるほど…それでこれは、星梨花さんにお願いする事になるのですが…いえ、星梨花さんだからこそお願いしたいのですが」
星梨花「は、はい!私に出来ることなら、精一杯頑張ります!」
紬「ありがとうございます…では、やってみましょう!」
静香「ね?ミリオン女学園良かったわよね…ああいう関係憧れるわね…!」
志保「まぁ、面白かったけど…現実でああいうのはちょっと…」
星梨花「あ、あの!し、静香お姉ちゃん…!」
静香・志保「!?」
静香「せせせせ、星梨花!?ど、どうしたのいきなり!」
星梨花「あ、と、突然ごめんなさい…えっと、今度のお芝居で姉妹の妹役をやる事になったので、その練習をお願いしたいと思って…」
志保「……」
静香「そうだったの…びっくりしたわ…もう、そう言ってくれればいくらでも付き合ってあげるのに。」
星梨花「あ、ありがとうございます、静香お姉ちゃん!」
志保「…っ…」
紬「(手応えありですね)」
静香「星梨花に言われるのはなんだかキュンとしちゃうわね。……!」
静香「ね?志保」
志保「…なんでこっちに振るのよ」
静香「別に~。星梨花みたいな子が妹ならお姉さんも最高よね~」
志保「…………」
星梨花「ハラハラ…」
紬「(な、なんか調子に乗り出した…雲行きが…)」
静香「あーあどっかの誰かさんもこれくらい可愛げがあればなぁ~」
志保「…!」バン!
星梨花「ひっ!」
紬「(あぁぁぁ…)」
志保「…バッカみたい…私帰るわ」
静香「ちょ、し、志保…」
志保「なに…?どうぞ続けて?そのまま星梨花を妹にでも貰ったら?星梨花が妹なら最高なんでしょ?それじゃ」バタン!
静香「あっ…わ、私…」
星梨花「…あっ…ごめんなさい…私…私のせいで…」
紬「…いえ、元はと言えば私のせいです。ごめんなさい静香さん、星梨花さん。」
静香「え、えぇと…?」
静香「そう…だったんですね…。」
静香「いえ、元を正すと言うのならそもそもは私のせいですから…ごめんなさい。」
紬「…とにかく、私は志保さんを探してきます。」
静香「えぇ!?今から…ですか?」
紬「志保さんにも謝らなければいけませんので…」
紬「はっ…はぁ…やはり劇場内にいましたか…」
志保「…何で…」
紬「なんとなく…わかるものです。」
紬「それより、申し訳ありませんでした…」
志保「は?何であなたが謝ってるんですか…」
紬「星梨花さんをけしかけたのは私ですので…」
志保「え…?」
紬「…静香さんが言っていました、あなたに姉と呼んでほしいと。」
志保「っ…」
紬「…私が見ている限りでは仲睦まじく思えたので、星梨花さんを使い嫉妬心を煽れば、と…」
紬「すいません、今思えば狡いやり方でした…」
志保「…別に、悪いのは静香だから…それに私、怒ってるわけじゃありませんし。」
紬「…それで失敬ついでにお願いしたいのですが、静香さんの事を姉と呼んであげる事は
出来ないのでしょうか?」
志保「…呼ぶ必要、無いと思いますけど。実は姉妹だったって分かったところで、今までこう言う関係だったわけだし…」
志保「と言うか紬さんって、そんなに他人のプライベートに突っ込んでくる人だったんですね。」
紬「そうですね…静香さんに相談されたから…星梨花さんにお願いされたから…違いますね、ふふ…何故でしょう?私でもよくわかりません。」
志保「…」
紬「きっとこの劇場の人達に当てられたのでしょうね。御節介な人が多いものですから。」
志保「まぁ…そうですね。過酷な世界の筈なのに、みんな人が良すぎるんだから…」
紬「もちろんあなたの気持ちを無視するわけではありませんし、私も姉妹と言うものがどう言うものかわかりませんが…」
紬「姉妹ならやはりそう呼ばれたいものだと思いますし、それが普通の……いえ、違いますね…」
紬「あなた達は姉妹です。なれば静香さんが志保さんに姉と呼んで欲しいのと同様に、あなたも静香さんの事をそう呼びたいと思っていた筈です!」
志保「なっ…何を勝手な事を…」
紬「違いますか?」
志保「っ……だからって私がそんな今更…」
紬「あー、いじっかしい!なにだらなことゆうとるの!」
志保「!?」
紬「早く行ってくる!ほら!」
志保「はっはい…!」
紬「…やってしまった…はぁ…まぁ、何とかなるでしょう…はぁ、疲れた…」
志保「……」ガチャ
静香「志保っ!あの、ごめんなさい私…!」
星梨花「志保さんごめんなさい…!」
志保「…もう、いいから…」
静香「志保……」
志保「えっとその…私もごめんなさい…っ…し、静香…お姉…ちゃん…」
静香「……っ!!」
静香「志保、今のって…!」
星梨花「志保さん…!」
志保「あぁもう!何でもないわよ!」
静香「ね!お願い!もう一回!ね!」
志保「あぁもううるさい!!」
後日
静香「志保~今度ここのうどん屋行きましょう!」
志保「えぇ?またうどん?…もう仕方ないわねお姉ちゃんは。」
紬「……なんなん…」
星梨花「あ、紬さん!二人とも仲良くなって良かったですね!」
紬「なりすぎでは…いえ、別にいいのですが…はぁ…やっぱりうち、付いていけん…」
終わりだよ~(●・▽・●)
珍しく紬に歳上らしくお姉さんさせてみたよ
当初はただのギャグのつもりだったのに何故か真面目に…
読んでくれたらありがとだよ~(●・▽・●)
このSSまとめへのコメント
このSSまとめにはまだコメントがありません