審査官「異世界転移審査はこちらです」 (25)

審査官「剣と魔法の世界ですね。入界の目的はなんですか?」

勇者「救済です」

審査官「ご職業は?」

勇者「勇者です」

審査官「滞在の期間はどのぐらいですか?」

勇者「2年ぐらいです」

審査官「なるほど。手荷物を確認させて頂けますか?」

勇者「あ、はい。薬草が二つと、剣と盾が一つずつですけど」

審査官「申し訳ございません、薬品類は持込禁止です」

勇者「ええ? 参ったなぁ……」

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審査官「一旦元の世界に持ち帰って頂くか、こちらで処分という形になりますが」

勇者「じゃあ処分でお願いします。厳しいなぁ」

審査官「規則ですので。転移先ではポーションという薬品で回復が出来ます。現地の取扱店、または宝箱でお求めになって下さい」

勇者「そうだ、換金もお願いしたいんですけど」

審査官「外界貨両替所が向かって右手奥にあります。審査完了後、転移前にお立ち寄り下さい」

勇者「ああ、あそこね」

審査官「以上で審査は終了です。それでは良い救済を」ニコ

勇者「どうもー」

審査官「精霊と幻想の世界ですね。入界の目的はなんですか?」

魔王「征服だ」

審査官「ご職業は?」

魔王「魔王」

審査官「滞在の期間はどのぐらいですか?」

魔王「400年程だ。大体そのくらいで勇者に負けるだろう」

審査官「なるほど。手荷物を確認させて頂けますか?」

魔王「漆黒の魔導書と、闇の石が四つ」

審査官「魔法道具の持ち込み許可証はございますか?」

魔王「ああ」ペラ

審査官「――確認致しました、ご協力ありがとうございます」

魔王「あと、危険生物を20匹持ち込みたいのだが」

審査官「種類はなんでしょう」

魔王「暗黒竜」

審査官「なるほど、餌はなんですか?」

魔王「人間」

審査官「飼育目的は?」

魔王「殺戮」

審査官「結構です。転移先でその他の生物を捕食すると生態系保護条約に抵触しますので、ご注意下さい」

魔王「ああ、気をつけよう」

審査官「以上で審査は終了です。それでは良い征服を」ニコ

魔王「ありがとう」

審査官「俺TUEEE世界ですね。入界の目的はなんですか?」

俺「無双です」

審査官「ご職業は?」

俺「チートです」

審査官「滞在の期間はどのぐらいですか?」

俺「1年ぐらいです。多分そのぐらいで打ち切りになると思うので」

審査官「なるほど。手荷物を確認させて頂けますか?」

俺「俺にしか使えない伝説の魔剣と朱眼の天空竜です」

審査官「あいたたた…」

俺「え?」

審査員「失礼しました。確認致しました。ご協力ありがとうございます」

>>11
続き書いていいですよ。
こっちは完結で。

>>11
馬鹿は引きこもってろ

>>15
ばーか!

とりあえず>>11は書きたいだけ書けばいいと思う。なんかテンション上がって書きたくなっちゃったんでしょう?

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