ある未央Pの賭け (16)
ある未央Pは賭けに出た
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制服姿の未央ちゃんが「もぅ~コンビニ弁当ばっかりじゃダメだよ!ほらごはん作ってあげるから一緒に食べよっか☆」と
玄関からお邪魔してくることに、生死を賭したのだ
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ピンポーン♪
未央「ちわーっす!プロデューサー元気??」
P「げほげほっ…未央か……」
未央「クーラーつけっぱなしで寝てたら風邪ひいたんだって?」
P「スタドリ飲んでおけば大丈夫だと思ってましたはい…」
未央「全く…はいポカリとウィダーの詰め合わせっ!」
P「おお…ありがとう大天使ミオエル……」
未央「それはちえりんの間違いじゃない?」
P「なんかマジで背中に羽が生えてるように見える……」
未央「それは熱による幻覚だから。まだまだ寝込みそう?」
P「いや…だいぶ回復してきたからあと一晩寝れば復活しそう」
未央「それはよかったよかった!じゃあ私はこの辺でっ!」
P「へ?」
未央「ん?」
P「……つかぬことをお伺いいたしますがこういった場合は『もうっ!風邪は治りかけが肝心だから栄養あるもの食べてしっかり休まないとぶり返しちゃうよっ!そうだ!おかゆとか作ってあげるからおっ邪魔しまーす☆』『チョ待てよ!風邪がうつるとマズいから今日は帰りなベイビー』『こども扱いしないでよっ!今夜はちゃんと寝るまで未央ちゃんが看病してあげるから覚悟しろー♪』といったやり取りからのなんやかんやあって風邪をひいてしまった未央ちゃんをこの私めがしょうがないにゃあと未央ちゃん様のご実家にお伺いして看病するまでの一連の流れがワンセットかと存じますが如何お考えでしょうか」
未央「そんなテンプレご存じありませんが…てか途中にキムタクいなかった?」
P「えぇ…看病してくれないの?」
未央「だって友達に噂とかされると恥ずかしいし」
P「あれ?もしかして親愛度足りてない?」
未央「いやいや…普通差し入れ持ってくる時点で好感度は高い方だと思いますが」
P「そうですね…3日くらい休んでいたけどお見舞いに来てくれたの未央だけだもんな……」
未央「それは…千葉方面に帰る子が私くらいだから」
P「菜々さんも習志野方面なのに…」
未央「……」
P「……沈黙はつらいのですが」
未央「あっすいません」
P「…やっぱり親愛度足りてないですよね?」
未央「いやいやそんなことはないはず」
P「…飴ちゃん舐める?」
未央「それで親愛度が上がるのはゲームの中だけだと思うよ」
P「えぇ……」
未央「……看病して欲しいの?」
P「……出来ればでいいのですが」
未央「…………しょうがないなあ」
P「考える時間が長くありませんでしたか?」
未央「気のせいでございますよー。えっと、何をすればいい感じ?」
P「そうですね…おかゆとか作ってもらえると嬉しいです」
未央「といってもごはん炊いてないじゃん。サトウのごはんとかもないし」
P「そういえば基本コンビニ弁当だから家に食材ないんだった…」
未央「……」
P「……おかゆは大丈夫です」
未央「アッハイ」
P「…まさか看病される側にも事前準備が必要だとはしらなかった」
未央「いや、普段は看病する側が何か用意するから」
P「あっそういうものなの」
未央「だって人の家の食材勝手に使って料理するのも変な話じゃない?」
P「それもそうか…。あれ、じゃあ未央も何か準備を――」
未央「はいウィダーをどうぞ」
P「もがが!?」
未央「いやー今日はそういうつもりじゃなかったからウィダーで我慢してねー」
P「ぐふっ…」
未央「だいたい夏風邪3日もこじらせるって普段どれだけ不摂生なの?」
P「夏風邪は長引くともいいますが……」
未央「それはこどもやお年寄りの免疫が落ちてる人の場合でしょ?健康な暮らしをしている人はすぐ直っちゃうハズだよ」
P「はいすいません…」
未央「とりあえず今度からちゃんとご飯食べてね」
P「はいわかりました……」
未央「うんうんよろしい♪」
P「……」
未央「……?」
P「あれこういう場合は『仕方がないから私が毎日お弁当作ってア・ゲ・ル♪』的な展開ではございませんか?」
未央「いや、残り物で弟たちのお弁当作るだけで割と精いっぱいだから」
P「あっすいません…」
未央「……そろそろよろしいですかな?」
P「えっ?なにが?」
未央「いや、もう夜遅いし」
P「えっ?って言ってもまだ22時くらいだけど」
未央「……芸能界に慣れちゃってるから仕方ないけど22時って言うと高校生にはそれなりな時間なのですが」
P「……引き留めてしまって申し訳ありませんでした」
未央「…うん」
P「……なんか微妙に機嫌悪いですか?」
未央「べっつにー」
P「………つかぬことをお伺いいたしますが」
未央「なんでございましょう」
P「もしかしてここ3日間ドアノブにポカリとかウィダーの詰め合わせをぶら下げてあったのは未央様の仕業でございましょうか?」
未央「…さあどうでしょう」
P「ピンポン鳴らしてくれればよかったのに」
未央「…だって明かり消えてるし起こしたら悪いし」
P「……食材とか買ってきてた?」
未央「弟のお弁当になったから大丈夫だし」
P「……えっとですね」
未央「……何?」
P「高校生が一人で帰るには遅い時間であると思いましてですね」
未央「はい」
P「だいぶ治ってきているとはいえ風邪をひいて一人で寝ているのは心細いわけでして」
未央「うん」
P「あともうちょっとだけ看病してもらえないでしょうか?」
未央「……よろしい」
P「…ありがとう、未央」
このあと無茶苦茶看病された
おしまいっ!
未央ちゃんが作ってくれたおかゆをふーふーしてもらってあーんって食べさせてもらうというささやかな夢が叶うのならこの命を投げうつ覚悟にて候
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