閻魔あい「今日はエロマンガ先生の生配信がある日ね」 (37)

地獄少女×エロマンガ先生
若干キャラ崩壊注意
特に重い話はありません

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夕暮れにぽつんと佇む小屋

この中でパソコンと向かい合う少女がいる

あい「・・・・・」

彼女は閻魔あい、地獄少女だ

ここは彼女達の隠れ家・・・と、いったところか

一目連「なぁ、お嬢どうしたんだ?」

輪入道「朝からずっとパソコンに向かい合ってるな・・・」

骨女「ここんとこ依頼もないのにねぇ・・・」

山童「何か特別な用事でもあるんでしょうか・・・」

彼等は閻魔あいの使い魔達である

きくり「おーい!あい!暇だから遊べ~」

謎の幼女、きくりがあいに話しかける

あい「・・・・・」

きくり「おーい!無視すんなー!」バシッ

あい「・・・・・邪魔」ギロッ

きくり「うっ・・・」

ちょっと肩を叩いただけなのに無表情のまま睨まれ、きくりは思わず怯んでしまった

一目連「お、おいお嬢、いくらコイツがうざいからって、そこまですることないんじゃないか?」

あい「・・・・・」

輪入道「それほど大事な事なのか?俺達にも話せないような」

あい「・・・そんな事は、ないわ」

骨女「そうかい、じゃあ話しておくれよ、長い付き合いじゃないか」

あい「・・・わかったわ」

あい「今日はエロマンガ先生の生配信がある日なのよ」

骨女「そうだったのかい・・・」






一同「・・・・・え?」

一目連「エロ・・・マ・・・何だって?」

あい「聞こえなかったのかしら?エロマンガ先生よ」

山童「随分破廉恥な名前ですね、どんな方なんです?」

あい「・・・これ」スッ

そう言って、あいは一冊の本を見せる

輪入道「これは・・・小説か?」

一目連「いわゆるライトノベルって奴だな」

骨女「銀狼シリーズだね、最近完結した」

あい「・・・知ってるの?」

骨女「最近バイトしてる本屋にも置いてるからね」

あい「そう、何を隠そうこの小説の絵を描いてる方がエロマンガ先生なの」

一目連「よく見たら全巻あるし・・・」

輪入道「お嬢、その本が好きなのか?」

あい「ええ、この間変装して作者の和泉マサムネ先生のサイン会にも行ったわ」

一目連「おい」

骨女(そういやバイト先の本屋の娘、和泉マサムネと知り合いとかなんとか言ってたねぇ・・・)

きくり「えーこんな文字ばっかりの奴のどこが面白いの~?」

山童「姫にはまだ早いのかもしれませんね」

あい「あ、そろそろ配信の時間ね」

そう言って再び画面と向き合うあい

三藁(とゆうかあのパソコン、動画見れたんだ・・・)

エロマンガ先生『みなさんこんばんはー♪』

パソコンから変声期を通したような声が聞こえる

あい「こんばんは・・・と」カチカチ

輪入道「こいつがエロマンガ先生か・・・」

骨女「声まで加工して・・・これじゃ何もわからないじゃないか」

一目連「ま、こんな名前使ってるんじゃ変人には変わりなさそうだけどな」

あい「あ?」ギロ

一目連「な、なんでもない・・・」

エロマンガ『和泉先生のサインがヘタクソすぎて思わずブログにアップしちゃったよwww』

あい「ププッ、エロマンガ先生相棒に容赦なさすぎでしょwww・・・っと」カタカタ

骨女「お嬢、楽しんでるねぇ、無表情だけど」

一目連「そうだな」

輪入道「いつも人間達を地獄へ流す日々なんだ、このくらいの娯楽は許されてもいいよなぁ」

エロマンガ先生『完成ー♪』

あい「紅兎ちゃん・・・可愛い・・・」

輪入道「ほう、上手いもんじゃねーか」

骨女「そりゃあプロだからねぇ」

エロマンガ先生『でも和泉先生はこんな可愛い娘を3巻で殺した・・・』

あい「あれは私も納得いかない・・・二次元とはいえ命を何だと思ってるの・・・」ギリッ

一目連「おいおい・・・」

きくり「盛大にブーメランだね!」

そうこうしてる内に、画面が切り替わった

エロマンガ先生『どーもー♪』

あい「これが・・・エロマンガ先生・・・」

山童「でもお面被ってジャージ来てるからどんな人かわかりませんね」

一目連「俺が見てこようか?」

骨女「やめときな、作家ってのはこういうもんさ」

そうこうしてるうちに、配信終了の時間となった

エロマンガ先生『それじゃ、また次回な~♪』

あい「次回も・・・楽しみ」

一目連「やっと終わったか・・・」

きくり「つまんなかった~」ブー





エロマンガ先生『~♪』

あい「あれ?」

輪入道「どうした?お嬢」

あい「映像が・・・消えない」

骨女「え?どういう事だい?」

あい「多分・・・カメラを消し忘れてる・・・」

一目連「おいおい、何てドジだよ」





エロマンガ先生『~♪』ヌギヌギ

山童「あ!服を脱ぎ始めました!」

きくり「いいぞ~やれやれ~!!!」

骨女「あ!他の視聴者も騒ぎ始めたよ!」

一目連「やべーんじゃねーのかコレ・・・」

あい「・・・!!」

フッ

山童「あ!お嬢が消えました!」

輪入道「おい、まさか・・・」

~エロマンガ先生の部屋~

エロマンガ先生「~♪」ヌギヌギ

ヒュン

エロマンガ先生「ん?」

あい「・・・・・」

エロマンガ先生「!!?」ビクッ

エロマンガ先生「あ、あなたどこから・・・」

あい「・・・・・」

ポチッ

エロマンガ先生「え?」

あい「カメラ、切り忘れてたわよ」

エロマンガ先生「あ・・・」

あい「これからは気をつけることね」

エロマンガ先生「あ、あの・・・」

ポロッ

あい「?」




紗霧「あ、ありが・・・とう」

あい「それがあなたの正体なのね」

紗霧「あ・・・」

あい「大丈夫よ、誰にも言わないし、そもそも言うような友達もいないわ」

紗霧「そう・・・ところで」

あい「?」

紗霧「あなたは・・・何者なの?」

あい「・・・そうね、あなたの正体だけ知るのも不公平よね」

あい「わたしは・・・閻魔あい」

紗霧「閻魔あい・・・まさか」




紗霧「地獄少女・・・」

あい「・・・知ってたのね」

紗霧「うん・・・ネットでたまに見かける都市伝説だから・・・」

紗霧「あなたが・・・まさか私を・・・」ガクガク

あい「違うわ、私は純粋なあなたのファン、貴方の名誉を守りに来たのよ」

紗霧「そうなんだ・・・」

ドンドンドン!!!

マサムネ「おーい!カメラ切り忘れてるぞおおおおおおおお!!!!!」

紗霧「あ、兄さん・・・」

あい「兄さん?」

紗霧「と、とりあえずどこか隠れて・・・」

あい「わかったわ」フッ

紗霧「消えた・・・」

~兄妹の会話終了後~

紗霧「フゥ・・・出てきていいよ」

ヒュン

あい「さっきの兄さん・・・チラっと顔見たんだけど・・・」

あい「あなたのお兄さん・・・和泉マサムネ先生だったのね」

紗霧「うん、そうみたい・・・」

あい「まさか兄妹で小説を書いていたとはね」

紗霧「うん・・・まぁ知ったのはさっきで・・・そもそも話したのも久々だし・・・」

あい「・・・私が言えたことじゃないけど」

あい「大切な相棒・・・家族は大切にね」

紗霧「・・・・・うん」

あい「さて、私はもう帰るわ」

紗霧「あ、あの!」

あい「?」

紗霧「も、もしよかったら・・・また遊びに来てもいい・・・よ?」

あい「・・・そうね、思えば私達、俗世から切り離されて過ごしている者同士・・・」

あい「・・・考えておくわ」

紗霧「あ、ありがとう・・・」

紗霧「じゃ、じゃあついでにもう1つ・・・」

あい「?」

カポッ・・・ドカッ!

あい「!?」

エロマンガ先生「うへへへへへ・・・・・」

気がつくと、あいは押し倒されていた」

あい「ちょ・・・何を・・・」

エロマンガ先生「うひひ・・・あいちゃん可愛いねぇ~」

エロマンガ先生「どんなパンツはいてるのかな~♪」

あい「ちょ待っ・・・」

ズリズリ・・・





あい「あっ・・・・」

~それから数日後~

骨女「今日も依頼なかったねぇ」

輪入道「それを俺達は喜んでいいのかどうかはわからんがな」

一目連「そうだな・・・あれお嬢どこ行くんだ」

あい「ちょっと・・・すぐ戻るわ」フッ


きくり「こら~きくりも連れてけ~!!!」

山童「お嬢にもプライベートはあるんですよ・・・多分」

~エロマンガ先生の部屋~

あい(着物)「・・・・・」

エロマンガ先生「うへへ・・・着物も可愛いねぇ~お人形さんみたい」カキカキ

あい「そう」

エロマンガ先生「いいよぉ~♪そこで決めポーズ!」

あい「いっぺん、死んでみる?」ドヤァ

エロマンガ先生「いいねぇ~」

エロマンガ先生「さて極めつけに・・・」ピラッ

あい「!!?ちょっと何で裾めくるの?」

エロマンガ先生「いやホントに着物だとパンツはいてないのかなって、もしかしたらこの間みたいに大胆な奴を・・・」

あい「いい加減にしないと、あなたもいっぺん、死んでみる?」

紗霧「すみませんでした」





マサムネ「今日は一段と楽しそうだな・・・そんなに筆進んでるのか?


あい「この(下着を見られた)恨み・・・地獄に・・・流します///」

~おわり~

これで終わりです
4期遂に始まりましたね
過去作何が放送されるんだろうか・・・

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