穂乃果宅 座敷
穂乃果・雪穂・ほのパパ「……………」
希「………………」ダラダラ
ほのママ「…うちの娘が昨夜、泣きながら帰ってきたのですが…その件について、ぜひともお話聞かせていただけないでしょうか?東條さん。」 ニコリ
希「いぇ…その…本当に申し訳ありませんでした…」ダラダラ
ほのママ「ふふ…そんな体裁だけの謝罪なんて必要ないんですけどね?土下座に無駄な時間を使ってないで、早く説明してもらえません?」マガオ
希(ひっ、ひぃぃぃいい!?)ガクガク
穂乃果「お母さん!希ちゃんは何も悪くないのっ!私は、ただ希ちゃんに抱かれただけ!怒らないで!」
希「穂乃果ちゃん、待って。落ち着いて?その表現はおかしいからね?」
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ほのママ「……」ガタッ
希「いや、待って下さい違うんです。今のは、穂乃果ちゃんのニュアンスがほんのちょっと誤解を生みやすいものだっただけなんです、はい。」ビクビクッ
穂乃果「そんな……嘘、つくの…?希ちゃんにとっては、あれはただの遊びだったの?穂乃果の…あられもない姿を見たというのに…?」ジワッ
希「穂乃果ちゃん!!お願いだから一回静かにして!?ねっ!?」
ほのパパ「……………」ゴゴゴゴ
希「いや違うんですごめんなさい泣かせるつもりは微塵も無かったんです。ご勘弁ください。」ダラダラ
…………………
昨夜
穂乃果「ねぇ、希ちゃん…そ、そろそろやめにしないかな?」プルプル
希「えー、もう終わり?穂乃果ちゃん、肝試しノリノリだったやん?」
穂乃果「だって…希ちゃんが一緒とはいえ、流石に この森にずっと居るの怖くなってきたよ。」
穂乃果(そ、それとトイレにも行きたいんだよね…)プルプル
希「……うん。あんまり遅くなるとご家族も心配しちゃうもんね。そろそろ帰ろっか、穂乃果ちゃん。」
穂乃果「うん、ごめんね。勝手なこと言っちゃって。」
希「ええよ。じゃあ、こっちの道から行こっか?実は抜け道になってるんだよ?」
穂乃果「へー、そんなことまで知ってるなんて流石は希ちゃんだねぇ」
希(……………ふふっ)ニヤリ
………………
道中
穂乃果「………の、ののっ、希ちゃ…これ…これってぇ!?」ガクガクッ
大量のお札が貼り付けられた大樹
希(…ふふっ、これが、昨日仕込んでおいたウチ渾身のドッキリなのだ!)
希「ま、まずい…穂乃果ちゃん…これは本当に危ない!」
穂乃果「!? に、逃げなきゃ!希ちゃん、早く逃げよっ!?」
希「うん!走るよ穂乃…………」ビクッ
穂乃果「どうしたの希ちゃん!?早く逃げようよ!!ねぇ!!」
希「…………………」ポ-ッ
穂乃果「……や、やめてよっ。無視しないでよ。希ちゃん…聞こえてるんでしょ?」ジワッ
希「……よ…んで…る…」ザッ ザッ
穂乃果「!?だ、だめぇ!希ちゃん!そっち行っちゃだめぇ!」ガシッ
希「いひっ?ひひひ…あはっ!あははははははひひははっ!」ケタケタ
穂乃果「ひっ!?いやっ…やだ…怖いよぉ希ちゃん…」ポロポロ
希「わあああああぁぁぁぁ!!!」グワッ
穂乃果「きゃあああああああぁぁぁあああ!!」ビクッ ドサッ
希「あはは、ごめんなぁ。穂乃果ちゃん?ちょっとしたドッキリだったんよ!」
穂乃果「…ぇ……………ぁ…」チョロッ
ショワァアアアアアァァ
希「…ん?この匂い……」
穂乃果「…うっ…ひぐっ…うああああああん!!」ボロボロ
希(やりすぎたぁぁぁ!!?)ビクッ
希「ご、ごめん!!穂乃果ちゃん!ウチ、やりすぎちゃった!本当にごめんね!!」アセアセッ
穂乃果「のぞみちゃ…っに、こんなとごっ…見られっ…もうっ…おじまいだよぉぉおおお」ボロボロ
希「本当にごめんね!!ウチの、ウチのせいだから!穂乃果ちゃんは何も悪くないから!!」ダキッ
…………………
穂乃果「うっ…うっ…希ちゃんに下着を濡らされて…辱めを受けたのに…」ポロポロ
希「待って穂乃果ちゃん。既にややこしくなってるから。いよいよ収集つかなくなるから。ほんと、勘弁して」ハンナキ
雪穂「あなたなんかに泣く権利があるんですかっ!?東條さん!」ゴゴゴゴゴ
希「ご、ごめんなさい…自分の立場を弁えていませんでした。」ナミダメ
ほのママ「…それで、東條さんはどのように責任を取るつもりなのですか?」
希「せ、責任っ!?」
雪穂「え?まさか責任を取るつもりないんですか?ヤって満足したら後はどうなったっていいと?最低ですね…」
希「いや、いやいや…そもそも、勘違いと言いますか、ヤったって…ただのドッキリのことで…」
穂乃果「…あはは、そうだよね。…うっ…穂乃果を怖がらせて…なす術なく家に連れ込んで…私の下着を…奪って…それが希ちゃんの言う、ただの悪戯…」ポロポロ
希「言い方!!穂乃果ちゃんお願い!その言い方は止めて!?『希ちゃんの家で洗濯した!』でええやん!?」
ほのパパ「……………」コォォォォオ
希「いや、待ってください。違うんです!分かりました、責任取ります!何でもしますから、命だけは助けてください!」
穂乃果「…!!」ピクッ
穂乃果「今…何でもする…って言った、よね?」
希「え?…う、うん。ウチに出来ることなら…」
穂乃果「その…穂乃果…希ちゃんに身も心も弄ばれて…それから、希ちゃんのことしか考えられなくなって…」
雪穂「…………………」ギロッ
希「あはは、ドッキリのことかな、穂乃果ちゃん?ゆっくりで良いから喋る言葉は考えてね?」ダラダラ
穂乃果「穂乃果の…恥ずかしいところも見られちゃったわけだし…もう、このままじゃ穂乃果、お嫁さんに行けないよ…」モジモジ
希「うん、絶対この事は墓場まで持っていくから安心して!だから、穂乃果ちゃんにはきっと良い人が見つかると思うよ!大丈夫!」ダラダラ
穂乃果「…えと、…だから、ね?希ちゃんに、穂乃果のことを…貰ってくれないかなぁって…//」チラチラ
希「………………え?」
希「え!?//」カァッ
希(な、何で!?今の流れで!?そりゃ、穂乃果ちゃん可愛いし、仲良くなりたいなって思ってたし、嬉しいけど……あ…)
ほのパパ・ほのママ・雪穂「…………………」ジ-ッ
希「…あは、あはは。いやー、穂乃果ちゃんがお嫁さんになってくれたら幸せなんだろうなぁ…ただ、ウチらはまだ学生やん?もうちょっとお互い知り合ってから…」ダラダラ
ほのママ「あら、そんな仲でも無いというのに娘に手を出したのですか?」ガタッ
希「へぇっ!?いや、それはちがっ」
雪穂「そうやって後回しにして、うやむやにして誤魔化そうとしてるんですよね?本当に悪いことした自覚あるんですか?」
希「ごめんなさい!違うんですそうじゃないんです!責任は取ります!取りますからっ!」
雪穂「は?何ですか、その義務的に責任取らさせられるみたいな態度は?お姉ちゃんの気持ちをバカにしてるんですか?」ギロッ
希(ひぃぃぃいい!?どんな返事しても殺されそうなんやけど!?)ブルブルッ
穂乃果「希ちゃん…やっぱり穂乃果じゃ、だめかな?//」ウワメ
希(……可愛い……)キュン
希(うん、こんな天使を泣かせてしまった、恥ずかしい思いをさせちゃったんだもん。責任を取らなきゃ…
ううん、穂乃果ちゃんに笑っていてほしい。
ウチが穂乃果ちゃんのこと、笑顔にしたい!)
希「穂乃果ちゃんのお父さん、お母さん、雪穂ちゃん。今回のことは、私のおふざけが度を過ぎました。本当にごめんなさい。」
ほのパパ・ほのママ・雪穂「……」
希「穂乃果ちゃん…まずは本当にごめんね?ウチなんかで良いのか分からないけど…
これからは穂乃果ちゃんを泣かせるようなことはしないから!大切にするから!」
穂乃果「の、希ちゃん!そ、それって…!」パアァ
希「…うん。ウチと付き合ってください!」ドゲザ
穂乃果「……ありがと、希ちゃん。頭上げて?」
希「う、うん…」スッ
穂乃果「えへへ…」『ドッキリ大成功』テッテレ-!!
希「……………は?」
穂乃果「ふふ、昨日は希ちゃんにやられたから、ドッキリの仕返しだよ!」
雪穂「うぅぅ…ごめんなさい希さん!希さんにあんなこと思ってるわけではないですからね?」オドオド
ほのママ「ごめんね、年がいもなく怖がらせちゃって。穂乃果が、どうしてもって言うから。」
ほのパパ「………」ペコリ
穂乃果「希ちゃん、怖かった?ガッカリしちゃった?いやー、でも希ちゃんの怯えてる反応とっても可愛かったよ!」
穂乃果「…昨日のは、穂乃果も とーっても恥ずかしかったんだからね?やり過ぎはダメだよ?分かった?」ゴゴゴゴゴ
希「……は、はい…」ジワッ
こうして、希はイタズラを程々にしようと心に誓うのであった。
……………………
後日
西木野邸
真姫パパ・真姫ママ「…………」ゴゴゴゴゴ
使用人達「……………」ゾロゾロ
希「…………」サ-ッ
真姫ママ「東條さん?私の娘が学校から涙を流して帰宅してきたのですが、貴女の口から何をしたか説明してもらえませんか?」
希「………はぃ…その、普段してるスキンシップみたいなのが…申し訳ありません…」ドゲザ
ほのパパ「ウチの娘を泣かせるようなスキンシップとやらを、普段からしていると言うのか!?」ガタッ
希「ひぃぃぃいい!?ち、違うんです!?ごめんなさい!!」ガクガクッ
使用人「ご主人…〇〇弁護士が残り僅かで到着なさるそうです」
希「あっ……弁護士……あぁ………」ガクガクッ
真姫「待って!希は、ただ私の胸を犯しただけなの!これ以上責めることはないわ!」
希「真姫ちゃん!!謝るから!!これ以上の追い撃ちはやめて!!」
おしまい
後日
西木野邸
真姫パパ・真姫ママ「…………」ゴゴゴゴゴ
使用人達「……………」ゾロゾロ
希「…………」サ-ッ
真姫ママ「東條さん?私の娘が学校から涙を流して帰宅してきたのですが、貴女の口から何をしたか説明してもらえませんか?」
希「………はぃ…その、普段してるスキンシップみたいなのが…申し訳ありません…」ドゲザ
真姫パパ「ウチの娘を泣かせるようなスキンシップとやらを、普段からしていると言うのか!?」ガタッ
希「ひぃぃぃいい!?ち、違うんです!?ごめんなさい!!」ガクガクッ
使用人「ご主人…〇〇弁護士が残り僅かで到着なさるそうです」
希「あっ……あぁ………」ガクガクッ
真姫「待って!希は、ただ私の胸を犯しただけなの!これ以上責めることはないわ!」
希「真姫ちゃん!!謝るから!!これ以上の追い撃ちはやめて!!」
おしまい
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