艦これ童話 詰め合わせ (45)

マッチ売りのぽいぬ

寒い冬の日の事でした、あるところに一人のマッチ売りの女の子がいました

夕立「マッチー、マッチ要りませんかっぽいー」

しかし道行く人は誰も目にも留めませんでした

夕立「全然売れないっぽい・・・」

ビュオーー!

夕立「寒くなって来たなあ・・・」

夕立「夕立って不幸の星のもとに生まれたのかもっぽい・・・」


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響「いや、そんなことはないさ」

夕立「えっ?」

響「夕立、君はどうして不幸だと思う?」

夕立「ど、どうしてって・・・それは」

響「それはね夕立、一部の人間が富を独占してるからなんだよ」

夕立「ぽ、ぽい!?」

響「それもこれも資本主義という不完全なシステムが生み出したものなんだ」

夕立「だ、台本と大分違うっぽい!?」

響「夕立、君は資本主義に飲まれた哀れな犠牲者なんだ、この物語は資本主義の醜さを表しているんだ」

夕立「え、でもこのお話ってどっちかといえば死後の世界とか魂の救済を表現してるんじゃ・・・」

響「夕立! 君は騙されているんだ! 共産主義こそ完璧で最高なんだ!」

夕立「響ちゃんがおかしくなったっぽい!」

響「まずはそのマッチを使って資本主義の権化であるこの目の前の豪邸を燃やし尽くす!」

夕立「ぽ、ぽい~~~!!」

響「さあ労働者よ! 鎌と槌を持ち立ち上がれ! この忌々しい資本主義を駆逐するんだ!」

夕立「こ、このままじゃ大変なことになるっぽい・・・」

響「ypaaaaaaaa!!!」

夕立「あ! あんなところにウォッカが!」

響「えっ!?」

夕立「えい!」ポカ

響「あふん」ドガ

夕立「・・・」

夕立「お、オチはなにもないっぽい?」

マッチ売りのぽいぬ おわり

シキデレラ

むかーしむかしあるところにシキデレラとよばれた美しい娘がいました
しかしその娘は継母である新人提督と義理の姉であるしばふ艦(吹雪型)の姉妹に召使のように働かされていました


敷波「はあ・・・なんでアタシばっかり」

新人提督「こら! シキデレラ! 暖炉の掃除はまだ終わらないのかい!?」

敷波「は、はい! ただいま!」

吹雪「シキデレラ、それ終わったら洗濯もお願いね」

磯波「シキデレラゴミ出しもね」

敷波「は、はい・・・」

敷波「もーっ! なんでアタシばっかり!」

敷波「あっ! そうだ、いいこと思いついた!」

敷波「吹雪とアタシの服を交換して・・・」

次の日

新人提督「こら! シキデレラ! いつまで寝てるの!」

吹雪「うーんむにゃむにゃ・・・ 私は吹雪ですよぉ・・・」

新人提督「んまー! シキデレラの恰好してるくせによくもまあそんな口!」

吹雪「ん? あ、あれ!? なんでアタシこんな服!?」

新人提督「いいからさっさと家事をなさい!」

吹雪「ち、違いますよ! 私は吹雪です!」

新人提督「しばふ艦の違いなんて分かるわけないじゃない!」

吹雪「はっ!? 新人提督特有のやどかり艦としばふ艦の区別できない病!」

新人提督「さっさとおやり!」

吹雪「ひえー!」

吹雪「じゃあ私も同じこと・・・!」

次の日

新人提督「シキデレラ!」

磯波「へっ!?」

次の日

新人提督「シキデレラ!」

初雪「えっ」





新人提督「・・・おかしいわねシキデレラが何人も」

敷波「あちゃーこうなっちゃったか」

吹雪「でもさーやっといて言うのもあれだけど一人をよってたかっていじめるのってやっぱり良く無かったよね」

磯波「ごめんね敷波ちゃん」

初雪「平和が一番」

浦波「舞踏会もみんなで行こう」

深雪「さんせー!」

白雪「いじめかっこわるい」



叢雲「・・・・」←魔法使い役

叢雲「でばんは・・・?」


シキデレラ おわり

続きは近日中に
あと2、3話でおわります

不定期更新でもっと長く続けてもいいのよ?

>>10
実は今別のを書いてて少し煮詰まってしまって現実逃避気味に書いてるので出来れば早く畳もうと思ってます、あと2、3話分はネタがあるのでそれは書きます

かすみずきんちゃん



むかーしむかし あるところに霞という一人の女の子がいました

あるときその子のおばあちゃん(金剛)が赤い頭巾を作ってくれました

とても似合っていたのでみんなは赤ずきんと呼ぶかと思えば話の都合上かすみずきんと呼んだのでした

ある日の事提督はかすみずきんを呼んでこう言いました


提督「かすみずきんちゃん、おばあちゃんのところにお使い頼めるかしら、どうやらご病気になってしまったそうなの」

霞「そんなのアンタが行けばいいじゃない!」

提督「ごめんねかすみずきんちゃんや、わたしは仕事がいっぱいでここを離れられないの、どうかバケツをもっていってあげてくれないかい?」

霞「もー! 普段から仕事はためるなって言ってるじゃない! しょうがないわね行ってあげる」

提督「ありがとうね」ニコニコ

かすみずきんちゃんは意外にもツンデレだったため引き受けてくれました

途中でかすみずきんちゃんは猟師に出くわしました

大淀「おや、かすみずきんちゃん ここはオオカミが出て危ないですよ」

霞「へっちゃらよ、陸上の敵なんて大発動艇で一発よ」

陸上の敵に倍率2.5倍の大発動艇を装備していたかすみずきんちゃんにこわいものはありません

大淀「そうですか、でも道中お気をつけて」

霞「大きなお世話よ」

そんなこんなでおばあちゃんの家に着いたのでした

霞「金剛さん、居るかしら?」

シーン 中からは声は聞こえません

霞「入るわよ」

ガチャ

霞「金剛さん?」

??「おやかすみずきんちゃん、来てくれたのかい?」

霞「どうしたの金剛さん、まるでCV種田梨沙みたいだけど」

??「それはね収録時期が離れたから違うように聞こえるだけよ」

霞「おばあちゃんの耳はどうしてそんなにオオカミみたいなの?」

??「それはね、かすみずきんちゃんのかわいい声を聴くためよ」

その時、食卓の上にカツカレーがあることにかすみずきんちゃんは気づきました

霞「どうして病気で寝込んでるのに消化の悪いカツカレーを食べようとしてるの?」

??「それはねかすみずきんちゃん・・・」

ガバッ

足柄「お前をドンドコするためだッ!」

霞「へ?」

足柄「礼号組! 集合!」ピー!

大淀「わー」

朝霜「いえー!」

清霜「わーい!」

霞「えっ えっ」

足柄「霞ちゃん改二をたたえよ!」

大淀「霞改二を讃えよ!!」

朝霜「」ドンドコドンドコ

清霜「」ドンドコドンドコ

霞「や、やめなさいってば!!」

この狂気の宴は数時間続き讃えられ続けられましたとさ

霞改二を讃えよ!!



金剛「私の出番はどこデース・・・ あとお姉さんデース・・・」


おしまい


続きは近日中

日本昔話も書くべき

>>21残り2つは日本の話の予定です

くちくかんこわい


ある晩の事でした 戦艦のみんなで集まって怖いものはないかという話をして居ました

扶桑「私は蜘蛛が怖いわ、あのたくさん足が生えてるのを見ると鳥肌が立っちゃう」

陸奥「私は火遊びが怖いわ、いい思い出がないわ」

金剛「蛇が嫌いデース、ヌメヌメしてそうデース・・・」

長門「・・・」

陸奥「あら、長門あなたは怖いものはないの?」

長門「当たり前だ、このビッグセブンたる長門に怖いものなどあるものか」

金剛「オーウ! 言いますネー!」

長門「・・・いや、一つだけあった」

扶桑「何かしら」

長門「駆逐艦だ」

陸奥「駆逐艦?」

長門「ああ、あんなかわいい見た目をしているが夜戦火力でたちまち大破にさせられてしまう、ああ考えただけでもおそろしい 布団をしいて寝てくる」

そう言うと長門はそそくさと部屋を立ち去り、寝てしまったのでした

陸奥「・・・ねえああいってたけど」

金剛「さっそく試してみるネー!」

扶桑「ちょっと集めてみましょうか」

長門「ふふふ・・・」

長門「こういっておけばきっとかわいい駆逐艦がやってきて・・・」


ホワンホワン


文月『ながとさ~ん くちくかんこわいでしょ~!』

リベッチオ『がるる~!こわいぞ~!』

皐月『ながとさんボクたちがこわいなんてかわいいね!』

イチャイチャ

長門『ああ^~ こわいな^~』


ホワンホワン

長門「勝ったッ! 第3部完ッ!」

ドタドタドタ

長門「ん、来たようだな」

ガチャ

夕立改二(運59)「長門さん、ご用事はなあに?」

時雨改二(運60)「演習だって?」

雪風改(運60)「長門さんと夜戦です!」

綾波改二(運60)「ふふふ♪」

長門「・・・」

長門「えっ?」

夕立改二「さあ素敵なパーティしましょう!」

時雨改二「残念だったね」

雪風改「雪風は沈みません!」

綾波改二「この海域は譲れません!」

シャッシャッシャッ ドーン!

長門「ぬわーっ!!」大破

綾波改二「やーりまーしたー♪」


陸奥「ホントに怖いわね」

扶桑「ええ」

金剛「オーウ・・・」


教訓 欲は身をほろぼす


くちくかんこわい おわり

また今度 世の中上手くはいかないものです

(´-`).。oO(しかしジャズってあんまりウケないのかしら)

そうですか、見て下さってありがとうございます
文章がダメか需要がないかとか考えてしまいましてね...
黙って書きます

駆逐艦寮の天の岩戸

あるところに初雪という引きこもり気味な艦娘が居ました

遠征や出撃になっても部屋から出ようとせず、みんなから心配されていました

初雪「・・・」

初雪「外出たくない・・・」

提督「初雪―!外に出てくれー!」

初雪「やだ、めんどくさい」

提督もこれにはほとほと困ってしまいました

提督「うーんどうしたものか」

日向「おや、君か なにやら悩んでいる顔をしているが」

提督「ああ、日向実はな 初雪が部屋の中から出てこないんだ」

日向「ふむ、それは困ったな・・・ いやいいことを思いついた」

提督「おお! それは一体!」

日向「ここでお祭りを開くんだ」

提督「お祭り?」

日向「そうだ、お祭りを開いて興味をひかせてドアを開けさせる・・・ これだ」

提督「なるほど! 早速人を集めよう!」

初雪「zzz・・・」

二人はお祭りのためにせっせと準備をしました

そして数分後

初雪「zzz・・・」

<ハア― ソレソレソレソレ!

初雪「・・・?」

BGM
艦娘音頭
https://www.youtube.com/watch?v=8yyyDicaakg

<波をかきわけ・・・

初雪「艦娘音頭・・・?」

初雪「別に興味ないや・・・」ゴロン

<ズイウン! ズイウン! ズイウン! ズイウン!

初雪「えっ えっ」

<ズイウン! ズイウン! ズイウン! ズイウン!

初雪「艦娘音頭ってこんなのだっけ・・・?」

ガチャ

初雪(ちょっと覗いて・・・)

日向「お手を拝借! よーっ!」

提督「ずい!」

最上「ずい!」

ウォースパイト「z、zui・・・」

扶桑「ずい」

初雪「」

日向「瑞雲を讃えよ!」

提督「瑞雲を讃えよ!」

最上「瑞雲を讃えよ!」

ZZ! ZZ! ZZ! ZZ!

初雪「なにこれ・・・」

提督「あっ! 初雪が出てきたぞ!」

日向「作戦成功だな」

初雪「はっ! しまった! じゃなくて何やってるの・・・?」

提督「瑞雲を讃えてるんだ」

日向「お前にもやろう」

初雪「いらないです・・・ とういか頭おかしいよ・・・ たかが瑞雲に・・・」

日向「」ピクッ

最上「」ピクッ

提督「・・・いま何て言った?」

初雪「えっ、いやその」

日向「これは・・・『教育』が必要だな」

提督「最上、日向 初雪を『101号室』に連れていけ」

日向「ああ」ガシッ

最上「了解」ガシッ

初雪「えっ えっ えっ」

提督「じゃあ、がんばってこいよ」

初雪「ま、まって・・・」ズルズル

初雪「助け・・・」

ガチャン


そう、初雪は知らなかったのです

この鎮守府は瑞雲に支配されていたことに・・・


ZUIUN IS WATCHING YOU

駆逐艦寮の天の岩戸 おわり

以上でおわりです
いや、何て言うか瑞雲祭り見てたら何故か1984を思い出したんです、2分間憎悪に晴嵐を入れようかも迷いましたが割愛
そして一番やりたかったのはかすみずきんちゃんでした
ありがとうございました

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