千川ちひろ「パパと、ママ……」 (40)
アイドルマスターシンデレラガールズです。
千川ちひろ「パパと名前」
千川ちひろ「パパと名前」 - SSまとめ速報
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未央「前回のあらすじ!」
まゆ、美優「「名前で呼ばれたいんです」」
奈緒「以上!」
◆
事務所!
心「さて、お仕事も終わったし帰りますか!」
菜々「ですね! さっさと帰りましょう! それはもう迅速に!」
美優「どこに……行くんですか?」
心「えっ……? えっと……その……家?」
美優「約束、しましたよね」
菜々「な、なにをでしょうか……」
美優「お仕事が終わったら私の相談に乗ってくれるって。約束、しましたよね?」
心「あ、あははー……? そうだっけ?」
美優「約束、しましたよね」
心「しました」
菜々「(ちょっ!? はぁとちゃん!?)」
心「(無理っす。今の美優ちゃん怖い)」
美優「ふふっ。ありがとうございます」
菜々「……今日も家に帰れないんですね」
心「菜々先輩はまだ3日じゃないですか。はぁとなんかもう一週間も美優ちゃんの家に泊まり込みっすよ……」
菜々「はぁとちゃん……」
モバP(以下P)「おつかれーってまだ居たのか」
美優「お、お疲れ様です! プロデューサーさん!」
心「あー、目を輝かせてまるで子犬のように」
菜々「美優ちゃんって本当にプロデューサーさんが好きなんですねぇ」
心「そっすねぇ」
P「菜々達がやけに疲れ切った顔してるが大丈夫か?」
心「気にすんなー☆」
菜々「はい、大丈夫ですよ」
P「ならいいけどなー。さて、じゃあ俺も帰るかな」
美優「今日は早いんですね。何か用事ですか?」
P「んー。用事っちゃ用事だな」
心「なんだなんだ☆ その曖昧な感じ☆」
菜々「何の用事なんですか?」
P「んー? なんだろ」
心「わかんないのか☆」
P「飯食いに行くだけだからなぁ。俺としては用事じゃないんだが、絶対に空けとけってうるさいんだよ」
美優「あ、ちひろさんですか。ちひろさんはプロデューサーさんが大好きですからね」
P「ん? ちひろじゃないぞ。ちひろは今ごろ家で飯食ってるはずだ」
菜々「ちひろちゃんじゃないんですか? 珍しいですね。テレビ局の方ですか?」
P「んにゃ? 佐久間とだな」
美優「……はい?」
心「あ、やばい」
P「一昨日の仕事頑張ったからご褒美欲しいって言うんでな。何が良いか聞いたら飯食いに行きたいって言ったんだよ」
P「まぁ、頑張ってくれたのは事実だしな」
P「と言うわけで遅れるわけにはいかんから、俺は先に出るな。鍵は菜々に任せていいか?」
菜々「え、あ。はい」
P「ん。助かるよ。じゃあお疲れ!」
菜々「お疲れ様ですー」
美優「……」
心「み、美優ちゃん……?」
美優「心さん」
心「は、はい?」
美優「まゆちゃんとご飯ってデートですよね?」
心「さ、さぁ……? はぁとには親子でご飯とそう変わらないと思う……ぞ☆」
美優「先を……」
菜々「先を……?」
美優「先を越されました。こうしては居られません。作戦会議しましょう」
心「帰りたいかなーって……」
美優「作戦会議しましょう」
心「イエス、マム!」
菜々「ウサミン星が恋しい……。作っておいた煮物が駄目になっている気がする……」
◆
翌日!
まゆ「うふふ♪」
未央「お? ご機嫌だね」
奈緒「なんか良い事あったのか?」
まゆ「うふっ。そうなんですよぉ」
未央「へー。何があったの?」
まゆ「デート……しちゃいました♪」
未央、奈緒「「!?」」
P「んー? なんだなんだー? 佐久間は誰かとデートしたのか? スキャンダルには気をつけろよー」
まゆ「むぅ……」
P「どした? そんなに頬膨らませて」
まゆ「もう忘れちゃったんですかぁ? あんなに楽しかったのに……」
P「んん? んー……?」
未央「(かみやん、デートの相手ってプロデューサーだよね!?)」
奈緒「(だろうな……。でもプロデューサーさんはデートって思ってないって事だろ?)」
未央「(となると穏便に済む今の内にうやむやにして……)」
奈緒「(美優さんとちひろさんの耳に入れないようにするのが一番だな!)」
美優「……プロデューサーさん」
P「うぉ!? み、三船じゃないか。おはよう」
P「ど、どうした? なんかまとってる雰囲気が重いぞ……?」
未央、奈緒((死んだ))
美優「……昨日はお楽しみでしたか?」
P「昨日?」
まゆ「あら♪ 美優さんもまゆとプロデューサーさんのデートの事知ってるんですね♪」
まゆ「楽しかったですよぉ。うふふ……」
美優「へぇ……」
P「あぁ! デートって言うからなんのことか分からんかったが、昨日佐久間と飯言った事か」
P「楽しかったも何もあれだな。佐久間と一緒に飯食ってると、ちひろが佐久間くらいの歳の頃を思い出して懐かしくなったよ」
まゆ「……ちひろさん?」
P「うむ。ちひろが佐久間くらいの頃にはな。俺も忙しくてなー」
P「たまに早く帰れた時は一緒に飯食いに行ったりしてな。そん時のちひろのはしゃぎようったら、それはもう可愛くてなー」
未央「(あ、ままゆの顔が曇り始めた)」
美優「ふふっ。プロデューサーさんはちひろさんを本当に可愛がっているんですね」
奈緒「(一方、美優さんはまゆにアドバンテージが無いと分かってご機嫌になったな)」
P「……そりゃなぁ。やっぱり娘って可愛いもんだよ。テレビ局で娘さんが居るディレクターさんとかと話してると、娘が冷たいとか、反抗期って聞くけど、ちひろはそういうの一切無かったし」
美優「それだけプロデューサーさんが良いお父さんなんですよ」
P「ちひろもそう思ってくれてればいいけどなぁ」
ちひろ「おはようございまーす」
菜々「おはようございます!」
P「おう、おはよ。佐藤はどうした?」
菜々「はぁとちゃんは一度家に帰るって言ってました!」
P「なるほど。最近どっかに泊まり込んでたみたいだしな」
ちひろ「そうなの?」
美優「どうしてわかったんですか?」
P「佐藤が身に着けてるアクセサリがここ一週間くらい同じだったからな」
未央「そうだっけ?」
奈緒「いや、あたしに聞かれても」
P「服が奇抜だけど、あいつ何気にお洒落さんだからな。私服はある程度ローテみたいだけど、小物はいつも組み合わせ違うぞ」
菜々「ほぇー……相変わらずよく見てますねぇ」
P「これくらいの観察力が無ければプロデューサーはつとまらんさ。はっはっは」
心「うぉーい! はぁとの居ないとこでなんか暴露話されてる気がするぞ☆」
美優「おはようございます。あ、たしかに」
まゆ「本当ですねぇ。言われてみればこの組み合わせは見た事ないです」
心「え? 何?」
ちひろ「心さんの小物の組み合わせがいつも違うって話してたんですよ」
心「あー。なるほど♪ だってはぁとってばオシャレだしね☆」
P「おー、そのネックレス懐かしいな。お前の初仕事の記念に買ってやった奴だな」
心「ちょっ! 余計な事言うな☆」
美優「へぇ……プロデューサーさんからの」
まゆ「プレゼント、ですかぁ……」
心「あ、やばい。死ぬ。たすけて」
未央「ドンマイ……」
奈緒「ドンマイ……」
心「ちょっ、見捨てんの早いぞオイィィ!」
心「簀巻きはやめてー!」
菜々「今日もうちは平和ですねぇ」
ちひろ「ですねぇ」
◆
しばらくのち!
未央「最近、私達あんまり仕事してない気がする」
奈緒「そうかぁ?」
未央「うん、なんかいつも事務所でしゃべってる気がする」
奈緒「気のせいじゃないか? あたしらもトップアイドルなんだし」
未央「かなぁ」
心「……」
心「あのさ、未央ちゃん奈緒ちゃん」
未央「なんだい、はぁとさんや」
心「ほどいて☆」
奈緒「あたし、まゆに怒られたくないんで……」
未央「私も……」
心「ちょ、マジ頼むから☆ まゆちゃんも美優ちゃんも見ていない今のうちならバレないから! はやく!」
まゆ、美優「「……」」
菜々「こ、コーヒーでーす……。お待たせしましたー……」
心「目が冷たい! 怖い!」
まゆ「そんなことないですよぉ」
美優「そうですよ」
心「いーじゃん! アクセぐらい! はぁとだって初仕事で浮かれてたんだから☆」
未央「まぁ確かに」
奈緒「あたしらも初仕事の後は何かしら貰ったよな」
未央「かみやんは何貰ったの?」
奈緒「ちょっとお高めなシャープペン」
菜々「あぁ、奈緒ちゃんがいつも使ってるやつですか!」
奈緒「そうそう。あれ、使いやすくてさ」
まゆ「未央ちゃんは何貰ったんですか?」
未央「私はリュック!」
美優「そのリュック?」
未央「うん! いやぁ、これがまた便利で。お仕事の時はずっとこれだなぁ」
心「ほら! 未央ちゃんも奈緒ちゃんも貰ってる! はぁとだけじゃないし!」
心「それに、まゆちゃんも美優ちゃんも貰ったんじゃないの?」
まゆ「まゆはとっても可愛い手鏡を頂きました♪」
美優「私はアロマディフューザーを……。私の癒しの時間を支えてくれています」
美優「でも、実用性の高いものを頂いたので、心さんみたいなアクセサリが羨ましいんです」
心「人の物を羨んでも虚しいだけだぞ☆」
菜々「そろそろほどいてあげましょうよ。ね?」
心「菜々先輩……!」
美優「そうですね……。八つ当たりでしたし、そろそろ解放してあげましょうか、まゆちゃん」
まゆ「羨ましいのに変わりはありませんが、まゆだってプロデューサーさんからご褒美頂いてますしねぇ」
心「ふぃー。手足が伸ばせるって幸せ☆」
菜々「あはは……」
奈緒「そういや、菜々さんは初仕事の後に何か貰ったのか?」
菜々「え? ナナですか?」
菜々「ナナはですね! ちひろちゃんの手作りの――」
ちひろ「ストーップ! ストップ! 菜々さんストップ!」
心「まぁまぁ☆」
ちひろ「ちょっ!? 心さん!? なんで羽交い絞めに!? 離して!!」
未央「ささ、ウサミン。続きを」
菜々「え、はい」
菜々「ナナの時はちひろちゃんが手作りしてくれたポーチですよ!」
まゆ「いつも菜々さんが使ってるピンク色のですか?」
ちひろ「あぁ……ああぁ……」
美優「ずいぶん使い込まれているとは思っていましたけど、ちひろさんの手作りだったんですね」
心「へぇ~☆」
菜々「はい! 初仕事終わってからプロデューサーさんのお家で、一緒にご飯とケーキでお祝いしてもらったんですよぉ~」
奈緒「微笑ましいなぁ」
未央「だねぇ。幸せな家庭って感じがする」
菜々「あの時、ちひろちゃんがすっごくニコニコしながら渡してくれたこのポーチはナナの宝物ですよ!」
ちひろ「菜々さん! もうやめてください! 恥ずかしい!」
心「まぁまぁ☆」
美優「まぁまぁ」
まゆ「もっと聞きましょう? ね?」
ちひろ「ちくしょう! こいつらこんな時ばっかり結託しやがって!」
未央「やっぱりウサミンは千川家とずっと一緒なんだね」
菜々「そうですねぇ。あの頃はお仕事も少なくて、事務所に遊びに来てたちひろちゃんを連れておうちに帰ったりとかしてましたよ!」
P「懐かしいなぁ。もう何年前だ? 10年以上前だろ?」
ちひろ「パパも余計な事言わないで!」
心「お、帰って来たのか☆ おかえり☆」
P「ただいま。ちひろ羽交い絞めすんのやめたれ」
まゆ「ちひろさんが昔のお話を嫌がるから仕方ないんですよ」
美優「私達、みんなともっと仲良くなりたくて、色々なお話が聞きたいんです」
ちひろ「え、なんでこの人達そんな言い訳がスラスラ出てくるの」
P「俺から見れば佐久間も三船も仲良しに見えるけどなぁ。まぁ、仲良きことは美しきことかな」
P「ま、ほどほどにな」
ちひろ「ちょ! 待って! デスクに戻る前に助けて!」
菜々「あはは……」
◆
またしばらくち!
ちひろ「もう殺して……」
奈緒「ド、ドンマイ……ちひろさん……」
未央「それにしても本当にウサミンと千川家は仲が良いんだね」
菜々「そうですねぇ。もうずーっと一緒ですし、ナナにとってはやっぱり家族ですよ」
心「はぁとも全然知らなかったなぁ☆」
美優「心さんはご存じなかったのですか?」
心「うん☆ はぁとが入った頃には菜々先輩も売れっ子だったし、プロデューサーも忙しそうで、ちひろちゃんは一人で帰ってたから☆」
まゆ「では、心さんが入った頃にはもう菜々さんはプロデューサーさんのお家にお邪魔する事も無かったんですか?」
菜々「そうですねぇ。はぁとちゃんがうちに入ったのも、ナナのプロデュースが軌道に乗ったからなんですよ」
奈緒「そうなんですか?」
心「らしいぞ☆」
心「貧乏プロダクションだったから人を増やす余裕も無かったんだって☆」
ちひろ「それを菜々さんが頑張ってくれたお陰で心さんと私が雇えるくらいに稼げるようになったんですよ」
奈緒「へぇー。あたし達の知らない歴史だなぁ」
未央「その割にプロデューサーは一人なんだね」
ちひろ「他のプロデューサーを雇うのをパパが嫌がったからなんですよ」
まゆ「? どうしてですか?」
菜々「『俺が見つけたアイドルなんだから、俺が最後まで責任もってプロデュースしたい』って言ってましたね!」
美優「そんな事情があったんですね」
P「そゆこと。手塩にかけて育てた娘達だからな。どこの馬の骨ともわからん輩にそう易々とくれてやる気はなかったんだよ」
ちひろ「終わったの?」
P「おうおう。だからちひろの様子見に来たんだ」
まゆ「娘……」
美優「ですか……」
心「どした?」
美優「プロデューサーさん」
P「ん? なんだ?」
美優「もしもですよ、この中の誰かと結婚しなければいけないなら誰を選びますか?」
未央、奈緒「「!?」」
未央「(み、美優さんが切り込んだ!?)」
奈緒「(馬鹿な! また切り捨てられて終わるんじゃ……!?)」
心「(美優ちゃん、あれでなんだかんだ無鉄砲なとこあるから……☆)」
菜々「(またちひろちゃんの胃が痛くなりそうですねぇ……)」
ちひろ「……」
P「はっはっは。三船は相変わらず面白い事を言うなぁ」
まゆ「まゆも気になるので教えてください」
P「前にも言ったように、俺みたいな年寄りがお前らみたいな年齢の娘っ子に手を出したら犯罪だよ」
美優「仮定の話で構いません」
P「えぇー……そんな事言われてもなぁ」
P「うーん……。菜々、かなぁ」
未央、奈緒((やっぱり……))
菜々「……それは、ナナが一番老けてるって事ですか……?」
心「ちょっ! 先輩、落ち着いて……☆」
P「違う違う。菜々だって充分若いよ」
まゆ「じゃあなんで菜々さんなんですかぁ?」
P「ちひろが一番懐いてるからかな」
ちひろ「私?」
P「うむ。俺が結婚ってなったら、相手の人はちひろの母親になるわけだろ?」
美優「私じゃダメ、なんですか……?」
P「三船がちひろの母親ってところは想像出来んからなぁ」
P「もちろん、三船だけじゃなくて、佐藤も佐久間も本田も神谷もだ」
P「でも、菜々はなんとなくちひろの母親になってるところも想像出来るんだよ」
P「だから、菜々」
ちひろ「菜々さんが……ママ……」
菜々「ナナがちひろちゃんのママですか……。確かにちひろちゃんは娘みたいな物ですけど、年齢的に言ったら妹……」
まゆ「それってちひろさんの事を考えての選択じゃないんですか?」
P「ちひろの?」
美優「プロデューサーさんご自身の事だけを考えての選択はどうなんですか?」
P「俺だけの事を考えても変わらんな」
心「そうなん?」
P「うむ。俺にとってちひろは俺の全てだからな。俺自身よりも大事な、世界で一番可愛い愛娘だよ」
P「だから、俺の選択は全部ちひろの幸せのためだよ」
ちひろ「パパ……」
美優、まゆ「「勝ち目何てないじゃないですか……」」
心「美優ちゃん……」
未央「ままゆ……」
奈緒「……ティッシュどうぞ」
P「ま、そういうわけで、俺が再婚する時はちひろが世界で一番幸せになった時だと思う」
P「はい、この話はお終い。恥ずかしくなってきた」
P「天気も崩れそうだし、用事無いなら早く帰った方がいいぞ。なんなら送っていくが」
美優「……ありがとうございます。でも、大丈夫です」
まゆ「……はい。まゆも今日は歩きたい気分なので」
P「遠慮しなくてもいいぞ?」
心「大丈夫大丈夫☆ 二人ともはぁと達がちゃんと送っていくから☆ ね?」
未央「う、うん!」
奈緒「おう!」
P「そうか……? じゃあ頼むよ、心」
心「……うん。任せろ☆」
心「じゃ、お疲れ様☆」
心「ほら、行くぞ☆」
美優「……はい。お疲れ様です」
未央「ままゆも帰ろ?」
奈緒「手繋いでてやるからさ」
まゆ「ありがとうございます……」
P「……?」
菜々「今はそっとしておいてあげてください」
ちひろ「心さんに任せておけば大丈夫だから」
P「うむ……」
◆
帰り道!
心「あ~☆ もう、あの女たらしめ☆」
未央「発言の割に顔が嬉しそうだよ、はぁとさん」
心「あの男、こんな時だけ名前で呼びやがったからな☆」
心「やっぱり、名前で呼ばれると嬉しいんだよ……☆」
奈緒「未央もはぁとさんもこっち手伝ってくれよ。全然泣き止んでくれない……」
美優「っ……くっ……」
まゆ「ひぐっ……あぅ……」
未央「うわぁ。ほら、ままゆも美優さんも涙拭いて」
心「泣いとけ泣いけ☆ 失恋なんて泣いて忘れるしかないんだし☆」
未央「はぁとさんは流石に大人だね!」
心「昔、はぁとも菜々先輩になぐさめてもらったからね♪」
奈緒「はぁとさんも?」
心「うん♪」
心「とまぁ、流石にアイドルが外でボロ泣きは流石にマズイからはぁとの家にでも行くか☆」
心「泣いて食って飲んで忘れるぞ☆」
◆
事務所!
P「ふむ……」
菜々「心配ですか?」
P「まぁ、な。三船も佐久間も死にそうな顔してたし」
ちひろ「……仕方ないよ」
P「だな……」
P「じゃあ、俺らも帰るか」
ちひろ「うん」
P「菜々もたまにはうちに来ないか? 昔みたいに一緒にテーブル囲んでメシでも食おう」
菜々「……はい! たまには良いですよね、昔を思い出すのも」
ちひろ「久しぶりに菜々さんのご飯食べたいです!」
菜々「じゃあ、張り切って作っちゃいますよ!」
ちひろ「お願いします!」
ちひろ(パパと、ママ……が居て、もう私は世界一幸せですけど、まだ黙っておこう)
ちひろ「そうすればもうちょっとパパを独り占めできるし……」
P「どうした? 帰るぞ、ちひろ」
ちひろ「うん!」
End
以上です。
煮物は駄目になってました。当然の結果です。
涙目になりながらせっせとウサミン星を綺麗にする菜々さんが居たはずです。
なんとなく始めたシリーズでしたが、書いてて楽しかったです。
反応を貰えるのが非常に嬉しかったです。ありがとうございました。
このネタは悪くないと思うので、流行ってくれると私も色々読めて幸せになれる。
さて、お読み頂ければ幸いです。依頼出してきます。
そう言えばですが、まだ様子見してますけど、今後はこっちじゃなくておーぷんのアイマス坂に移動するかもです。
なので、私が現在書きかけている、しゅがはさんがPの奴と、ちひろとしゅがはさんがお友達の奴はおーぷんの方に投げるかもです。
もし追いかけてくれている方が居ましたら、今後はおーぷんの方を見てくれるとありがたいかもです。
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