源内あお「今日はバーゼを作るよ」 (31)


初心者向けのFAガールプラモデル講座です

FAガールに手を出してみたいけどプラモデルを作ったことはないからなぁ、という人向けの内容となっています

書いている人も初心者なので一つの参考程度にお読みください



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1499084508


*あおの部屋

轟雷「あお……いい加減そのずさんなゲート処理はどうにかならないのでしょうか……?」

源内あお「え、なんでそんなに悲しそうな表情しているの? 轟雷」

スティレット「いやいや、あんた。轟雷じゃなくても悲しくなってくるわよ、この惨状じゃあ」

バーゼラルド「あちゃー、全てのパーツにゲートが残ったまんまだね」

あお「あれー? しっかり切ったはずなんだけどなぁ」

スティレット「と言うか前から疑問だったんだけどさ。あおってプラモデルの作り方知っているの?」

轟雷「私が初めてあおと出会った時に教えましたよ?」

バーゼラルド「だそうですがあお選手、如何でしょうか?」

あお「ごめん、轟雷。正直あんまり理解していなかったかな、てへぺろ」

轟雷「あおーっ!!」




バーゼラルド「そんなわけで、あおに改めてプラモデルの作り方を教えることになったのだった」

スティレット「通販で頼んでいたキットも届いたわね」

轟雷「何故、製品版のバーゼラルドなのですか?」

あお「こっちのバーゼってうちのバーゼと違って何となくキリッとしてるよね? だから、面白いなーって」

轟雷「……それだけの理由なのですね」

あお「うん」

スティレット「まぁ、理由はどうあれ自分の興味のある所から手を付けるのは良いと思わよ」

バーゼラルド「バーゼの妹やーい。今から作ってあげるからねー」




*道具編

轟雷「作成する模型(FA:Gバーゼラルド)は準備できましたので、次は道具を揃えましょう」

あお「管理人さんから借りているコトブキニッパーはあるよ?」

スティレット「まぁニッパーは一番大切な道具よね。それで他の道具は?」

あお「え?」

スティレット「え?」

バーゼラルド「うんうん。ゲートが残る理由がよく分かるねー」

轟雷「コトブキニッパーがあればゲートの数百、数千は楽勝です!」

バーゼラルド「慣れている人はそうかもしれないけど、あおは初心者だからね。あお、今から言う道具を管理人さんから借りてこよー」

あお「え、うん。でも、管理人さん持っていれば良いけどなぁ」




あお「管理人さん、全部の道具持ってたよ~」

バーゼラルド「基本の道具ばかりだからね。コトブキニッパー持っている人なら当たり前だよね」

スティレット「金属ヤスリに、スポンジヤスリ、デザインナイフに、リアルタッチマーカーね」

バーゼラルド「それにコトブキニッパーがあればとりあえず初心者の人でも安心して作ることが出来るよ」

あお「私さぁ、轟雷が来るまでプラモデルって素手で作れると思っていたんだよねー」

スティレット「興味すらなかった人ならそんなもんじゃない?」

轟雷「なかなか世の中の認識は厳しいものなのですね」




バーゼラルド「それじゃあ、それぞれの道具について説明するよ~」

轟雷「まずはニッパーですね。私はコトブキニッパーを推奨しますが、入手難だったり値段で躊躇する可能性もありますので、とりあえず他の薄刃ニッパーでも大丈夫です」

あお「薄刃にっぱー? 普通のと何が違うの?」

轟雷「普通のニッパーは百円ショップでも売っているごつごつした感じのものですが、薄刃ニッパーは名前の通り刃が薄く刃先も小型なので小さいパーツを頻繁に切るプラモデルとは相性が良いのです」

スティレット「その分、普通のニッパーと比べると耐久性に劣るから丁寧に扱う必要があるわ。もちろん切れ味は段違いだし、切り口も綺麗になりやすいからプラモデルを作る人には必須とも言えるのよ」




あお「ふーん、つまりこのコトブキニッパーは凄いニッパーってこと?」

バーゼラルド「良いニッパーだよ。現状市販品で最高の切れ味を誇るアルティメットニッパーの会社が協力しているだけのことはあるよね」

スティレット「ちなみにアルティメットニッパーはガチで切断面が他のニッパーとは異次元だから持っているに越したことはないけど、値段は最高級、あまり太いものを切ると刃先が壊れる可能性もありと少しだけ上級者向けね」

轟雷「コトブキニッパーはアルティメットニッパーの耐久性を上げ、切れ味を落としたモデルになります。もし購入するニッパーに困ったら、この二本とタミヤ薄刃ニッパー、グッスマニッパーあたりから選ぶと間違いはないでしょう」

あお「よく分からないけど私の勘が言っている! きっとどれもお高いと」チャリーン

バーゼラルド「アルティメットニッパーは4000円ちょっとだけど、他は1000円台から3000円くらいの間かな? 通販で安いお店を見つけよう!」

スティレット「B社の一部プラモデル以外、ニッパーは必須だからとりあえず一本は持っておきなさいよ?」




バーゼラルド「次は金属ヤスリ(ダイヤモンドヤスリ)とスポンジヤスリだね」

あお「金属ヤスリは何となく分かるけど、スポンジヤスリって初めて見たよ?」

スティレット「実際は普通の紙ヤスリでも良いのだけど、腕が疲れてくるからあおのことを考えて今回はスポンジヤスリにしたのよ。だから、数十円で買える紙ヤスリでももちろんオッケーよ!」

轟雷「スポンジヤスリは数百円で値段は高いですが、紙ヤスリより耐久性があって長持ちで使いやすいですからね」

あお「皆、値段に詳しいんだね……」

バーゼラルド「ちなみにスポンジヤスリは力の入れ方で番手が上下するんだけど、とりあえず400番くらいのと800番くらいのの二種類あれば今回は良いよ。ただ、ホームセンターか模型屋さんで売っているのを使おうね」

轟雷「反対に金属ヤスリは正直百円ショップとかで売っている小さい平ヤスリで十分よ。むしろゲート処理で使うことを考えると小さいほうが都合が良いわ」




あお「うぅ、何だかもう疲れてきたかな……」

スティレット「早くない!? なら、さっさと進めるわよ。次はデザインナイフの話よ」

バーゼラルド「文房具屋で売っているのでも良いし、ホームセンターで売っているのでも良いよ。終わり~」

あお「わ、本当に早いし」

轟雷「大事なのはきちんと切れる刃先であれば良いんですよ。だから、デザインナイフ(アートナイフ)を使用する際は新しい刃にしてから使いましょう」

バーゼラルド(ぶっちゃけ、今回使わないことになる道具なんだよね~)




バーゼラルド「最後にリアルタッチマーカーだね」

轟雷「これはB社に連なる商品なのでなければなくても良いですよ」

スティレット「まぁ、ただ作るだけならいらないわよね。でも、今回は完成したFAガールの見栄えを良くする目的で用意したわ。色はピンク、グレー、イエローの三色よ。慣れていない人はブラックを選びがちだけどバーゼを作るならグレーを推奨ね」

あお「見た目は普通のペンだよね? 百均で売っているの?」

轟雷「電気屋さんのプラモデル売り場とかデパートのプラモデル売り場とかにしかないような気がします」

バーゼラルド「要はガンダムマーカーだからそういう売り場にしかないんだよ」

スティレット「あー、言っちゃった」

あお「がんだむ……? グシオンリベイクフルシティ?」

轟雷「!?」



面白い


*準備編

轟雷「では、道具が揃ったところで組み立てに移ります」

スティレット「その前にこのプラモデルのバーゼラルドのパーツが揃っているかをチェックよ」

バーゼラルド「稀に入っていないこともあるらしいから説明書としっかりにらめっこしようね。もし不足していたらメーカーさんに連絡だ!」

あお「うーん、一通りあると思うよ……?」

轟雷「あおがだるそうになってきましたが、とりあえず続けていきましょう」

あお(と言うかブキ子呼べば良かったんじゃないかな、今回)




スティレット「全部揃っていたなら」

バーゼラルド「いたなら」

スティレット「洗うわよ!」

バーゼラルド「バーゼにお任せなのだー!」

あお「え? 洗うの!?」

スティレット「面倒な説明は省くけど、プラモデルの表面には油がついている可能性が高いのよ(B社除く)。この油が塗装とかの塗料を弾くのよね」

バーゼラルド「今回は見栄えを少し良くするから洗浄は必要だけど、ただ作るだけだったらいらないよ。でも、完成してから洗うのもちょっと大変だから洗っておくと良いかもだね」




轟雷「プラモデルのランナーが入るくらいの容器に水を入れ中性洗剤を溶かしました。中性洗剤は食器用洗剤で大丈夫です。ただし、アルカリ性等の洗剤を使ってしまうとパーツが溶けたり、塗装済みパーツの色が落ちたりしてしまいます」

バーゼラルド「その辺は注意だね。あとはこの中性洗剤の液体の中で適当なハブラシを使ってパーツを一つずつ丁寧にゴシゴシするよー。極端に力を入れ過ぎてパーツを壊さないようにね」

スティレット「表面を手でこすってヌルヌルしていなければ油は取れているわよ。そこまでできたら、水ですすいでからしっかり乾かしましょう」

バーゼラルド「ティッシュとかで拭くと埃が付くから、クッキングペーパーとか使うと良いよ。水気を取ったらクッキングペーパーの上で自然乾燥を待とう! 洗剤が残っているとパーツが汚れちゃうからすすぎは手を抜かないようにしようね」

あお「ふむふむ、最新の節約術ってこんな感じなんだー」ペラッ

轟雷「……あおが面倒くさがって雑誌を読み始めましたので、続きは明日にしましょう」

スティレット「まったく、あおったら……。でも、一晩も乾燥させればこの季節だと十分以上だからまぁ都合が良いわね」

あお「へー、ファッション誌でFAガール特集やるんだー。おまけはパンツのデカールに背景シートに──」

轟雷「ボディスーツです!」




*組み立て編

スティレット「さぁ、今度こそ作るわよ!」

バーゼラルド「いえーい!」

轟雷「ほら、あおも」

あお「……おー」

轟雷「源内轟雷、頑張ります!」

あお「……それ、最終話の話だよね?」




スティレット「最近のプラモデルってやさしい造りになっているから、説明書通りに作れば基本誰でも完成させられるのよ(スケールモデルを除く)」

バーゼラルド「そんなわけであお、説明書通りに作るのだー」

あお(正直メンドイけど、皆楽しそうだから、うん、頑張ってみようかな?)

あお「このらんなーってやつからパーツをコトブキニッパーで切れば良いんだよね?」

轟雷「この時大切なのが、ゲートを少し残してパーツを切ることですね」

あお「あれ? そうだったっけ?」

バーゼラルド「いわゆる二度切りだね。パーツにゲート部分を残して切ってから、改めてパーツからゲートを切り離す。こうすることで切断面を綺麗にするんだよ」

スティレット「今回の話ってそもそもこのゲートが残るっていう話だったんだから、ここはキチンとやりなさいよ」

あお「でも、これって二度手間じゃない? そのまま切っても問題なさそうだけど?」

バーゼラルド「それじゃあ試しにあおの思ったように切ってみて。ダメージの少なそうなこっちのパーツが良いかな」

あお「それじゃあ、遠慮なく、えい。……ありゃ? ゲートが残っているし、切り口が何だか斜め?」

スティレット「パーツがランナーにくっついているから意外に真っすぐ切るのが難しいのよ。案の定切り口も汚くなるし」

バーゼラルド「通過儀礼が済んだから、今度はキチンと切ろうねー」

あお「……はい」




パチ
パチ

あお「おぉ、今度は綺麗に切れたよ!」

轟雷「あお、こちらも切ってください」

あお「うん、今の私はやるよー!」

パチ

あお「あれ? ここ、綺麗に切れなくない?」

轟雷「曲面が多いFAガールならではですね。実はこのようにニッパーだけでは上手く処理できないパーツもそれなりにあったりします」

バーゼラルド「そこで出てくるのがデザインナイフとヤスリだね」

スティレット「あお、この残ったゲートをデザインナイフで切るのよ。パーツと自分の指を傷つけないように慎重に行いなさい」

あお「えー、無理。私そんなに器用じゃないし」

轟雷「あおのやる気が一気になくなりましたね……」

バーゼラルド「まーね。デザインナイフは初心者には荷が重いかも」

スティレット「それじゃあ、こっちのヤスリで処理するしかないわね」

轟雷「あお。この金属(ダイヤモンド)ヤスリであまり力を入れずにこのゲート部分を削ってみてください」

あお「まぁ、それくらいなら。あ、ボコってなっているところが消えた……けど、パーツが白くなったよ?」

スティレット「それじゃあ、次はこの400番のスポンジヤスリでゲートがあったところをこすってみなさいよ」

あお「ゴシゴシ。何だか綺麗になった気はするけどやっぱり白いね」

スティレット「次800番」

あお「ゴシゴシ。メンドイ……けど、元の色に戻ってきた?」

バーゼラルド「あんまり目立つようであればパーツ全体にヤスリをかけると目立たなくなるよ。でも、白いパーツとか肌色パーツなら今の感じで十分だね」




轟雷「パーツを切り離したので、次は組み立てていきましょう。間に挟むパーツを忘れないでくださいね」

あお「あー、轟雷が最初に来た時も言ってたね。でも、今度は大丈夫だよ」

バーゼラルド「ねー、あお。そこにあるのって白色ワセリンだよね?」

あお「だね。冬になると指が荒れることがあるからパパが置いて行ってくれたんだ」

バーゼラルド「メンタームとかメンソレータムでも良いし、プラモデル用グリスとかシリコンスプレーとかだったらもっと良いかも」

あお「?」

スティレット「ああ、今作っているのが関節部分だからね」

バーゼラルド「そゆこと。あお、このワセリンをプラモデルに使うのだー!」

あお「えー!?」




轟雷「イノセンティアあたりだと大分良くなっているのですが、それ以前ですと大分関節がキツキツだったりすんですよ」

あお(イノセンティアってなんだろう?)

スティレット「そこで登場するのが、ワセリンとかグリスとかなのよ。これをあらかじめ可動する軸部分に塗っておくと破損が防げるわ」

バーゼラルド「ぶっちゃけね、ギチギチ状態で動かすとボキっていくよ、ボキって。あんまりきつい場合は軸を削る必要もあるんだけど、バーゼを作る時はワセリンを塗っておくと大体大丈夫だね」

あお「全然言っていることが分かんないけど、とりあえず動きそうな軸? にワセリン塗っておいたよ」

轟雷「実際に遊んでみる時でないと実感しづらい部分なので、とりあえずあおはそのまま組み立てを続けてみてください」

あお「んー、了解」




スティレット「関節部分が渋くて軸が折れることもあるんだけどさ、あたしはツインテールがあるでしょ?」

轟雷「ツーテールが正式な呼び方だったような気がしますね」

スティレット「そんなことはどうでも良いのよ! 何と言うかね、あたしのツインテール、折れるのよ、ボキッと」

轟雷「怖い話はやめてください!」

バーゼラルド「コトブキヤ製のプラモデルはシャープで細くてカッコいいパーツばっかりだけど、それが原因であっさりと折れることがあるから注意だよ。慎重に扱うか、真鍮線を入れることも検討しよう!」

轟雷「そこで私のこの髪型です」

バーゼラルド「バーゼの髪型も扱いやすいよ?」

スティレット「やめてー! あたしのツインテールが原因で買いづらい理由を作るのはやめてー!」




あお「むー、このパーツぽろぽろとれるー」

轟雷「そこは接着する部分ですね」

あお「あ、ほんとだ。説明書に書いてるや。ええと、のりはと……」

轟雷「いえ、あお。のりではくっつきません。プラモデル用の接着剤を使いましょう」

スティレット「バーゼラルドのプラモデルは三か所だけ接着剤が必要なのよね。最近では結構珍しいんだけど」

バーゼラルド「だねー。でも、胸の水色パーツは本当にポロリと取れるから接着はした方が良いよ。あ、瞬間接着剤は量をつけすぎるとパーツが真っ白になるから、使う場合は適量だよ?」




*一ヶ月後

轟雷「色々ありましたがようやく完成しましたね」

あお「うぅ、私がんばった!」

迅雷「迅雷参上!」

シロ「シロよ」

クロ「クロよ」

スティレット「一ヶ月も経てばまぁ、増えるわよね……」

バーゼラルド「普通に作れば多分一日でバーゼは完成するけど、あおの集中力が持たなかったんだよね」

あお「うん……。でも、おかげでこの賢そうなバーゼにも愛着湧いてきたよ!」

バーゼラルド「どういうことさっ!? あお!」

スティレット「言いたいことは分かるわ。製品版のバーゼラルドってどことなくクールな顔立ちしているもの」

バーゼラルド「プンプン! こっちのバーゼは天才バーゼ様なんだよ、もう!」




轟雷「バーゼラルドは放っておきまして、最後の仕上げに移りましょう。このB社に関わり合いのあるリアルタッチマーカーで立体感を出していきます」

あお「えー、もう完成しているんだからいらなくない? ほら、このバーゼ可愛いよ?」

轟雷「では、あお。私の言った部分に指定した色でペンを使用してみてください」

あお「……もう、仕方がないなぁ」

轟雷「このペンはふき取りを前提としていますので、はみ出したりしても大丈夫です。溝に沿って描いていく感じでやってみてください」

あお「拭き取れるの? それじゃあ、パーツ全部に塗っちゃえばいいんじゃない? 手間が省けるよね? ぬりぬり」

轟雷「ああー!? あおっ!?」

バーゼラルド「同色で塗る分には大丈夫じゃないかな?」

スティレット「あお、このティッシュでしっかり拭き取りなさいよ」

あお「うん。ごしごし」




バーゼラルド「そんなわけで完成した製品版バーゼはこちらになります!」

ババーン!
http://i.imgur.com/InjWgAh.jpg

スティレット「やっぱり、本物よりも賢そうよね?」

轟雷「あお。素晴らしい出来栄えです!」

あお「えへへ、そうかな?」

バーゼラルド「スティレットの台詞は気になるけど、でも頑張ったねあお」

迅雷「バーゼラルド殿が二人!? まさか分身の術か!」

シロ「まだまだ荒いところはあるけれど、及第点かしらね」

クロ「今度は私たちマテリアを作るべきね」

あお「いやー、褒められると照れますなー。でも、ほんと可愛いね。やっぱり自分で完成させたからかな?」

バーゼラルド「プラモデルっていうのはね、組み立てキットだからこそ完成させた時に自分で作り上げたって言う満足感を得るものなんだよ」

あお「ふむふむ。大変だったけど、確かに満足感は凄いね。やり遂げたー! って感じするもん」





ピンポーン

あお「あれ? 宅配便かな? って、何じゃこりゃー!?」

轟雷「ええと、ダンボールの中には……」

FA:Gスティレット、マテリア白、マテリア黒、迅雷、迅雷indigo、アーキテクトマン、フレズヴェルク、イノセンティア、赤バーゼラルド、充電くん

バーゼラルド「すっごいプラモデルの山だー!」

スティレット「あお。まさかバーゼラルドだけを作ってそれで終わりってわけじゃないわよね?」

シロ「マテリアの可動域を見てひれ伏しなさい」

クロ「従来とは違うこの美しさに目を奪われなさい」

迅雷「当然、この迅雷も作ってくれるのであろう、あお殿?」

轟雷「……私のキットは未発売なのでないのですね」

あお「あ、ブキ子? 今からクレープ食べに行かない? うん、良いよ。それじゃあ、そこで待ち合わせで。それじゃあ、私ブキ子と遊んでくるから~」スタスタ



バーゼラルド「現実逃避したあおが帰ってきた時にまたひと悶着あったんだけど、それはまた別のお話だね」

轟雷「こんな風に私たち、フレームアームズ・ガールを作ってみませんか?」



                                おしまい





>>11
ありがとうございます

今回は面白さとか度外視でプラモ講座にしてみました

ちなみにbefore(完成前はこれしか写真が……)
http://i.imgur.com/O9GSszw.jpg
こっちがafter(アーテルの瞳デカールを使用)
http://i.imgur.com/yS3ZDOR.jpg

FAガールは少し手を入れるだけで本当に可愛くなりますよ

それでは~


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