お前ら「おい……なんだこの店は!」
お前ら(奴隷たちはやせ細り、今にも死にそうだ。その上、俺が一歩近づくたびにおびえて涙を見せやがる…)
奴隷少女「ひっ…」ガタガタ
お前ら「どんな管理をしているんだ!やれやれ…」
商人「す、すいやせん旦那!こ、これがうちの限界でさぁ…」
お前ら「胸糞悪い…ん?
エルフ美少女「ひぃっ…」
お前ら「あれは…」
商人「あ、あれはエルフでさあ。1週間くらい前に捕まえてきたんだが…病気でなんもできない不良品ですよ。明日にでも処分してやろうかと思いまして…」
お前ら「……そうか」
商人「すいやせん。今度来るときにはいい品物をそろえておきますんで…」
お前ら「…いいだろう。そこの奴隷をいただく」
商人「えっ!?こ、このエルフをですかい?」
お前ら「構わんだろう?いくらだ」
商人「そ、そりゃあうちとしても不良品を買っていただけるのはありがたいですが……病気で死んでしまったりしても返品はききませんよ?」
お前ら「構わんさ。いくらだ」
商人(ははぁ。この旦那、人のいい顔をしておいてもしや凄まじくえげつねえことをするつもりだな。くっくっく。この人は敵に回さないほうがいいな……)
商人「へえ!まあ、仕入れ値に色を付けた10万ゴールドで売りますぜ」
お前ら「随分安いな。仕入れ値がこの値段で他の奴隷はこの値段か…」
商人「勘弁してくださいよ。奴隷の餌やりとか、お客様に買っていただくまであたくしらが面倒みないといけないんですから。それにこいつは特別安く仕入れたんですよ。元々仕入れた時から弱ってたもんで」
お前ら「……そうか。ほら」
商人「へい!毎度!すぐにお屋敷までお持ち帰りで?よろしければ運びましょうか?」
お前ら「いや。いい。馬車を待たせている」
商人「そうですかい。でしたら、お車までお運びいたしますよ。おい!」
屈強な男「……」
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お前ら「ついたぞ」
エルフ「あっ……ひっ…」ブルブル
お前ら(こんなにおびえて…)
お前ら「ほら、歩けるか?」
エルフ「う、ううっ…」
お前ら「無理か…やれやれ……仕方がないな」おんぶ
エルフ「えっ……」
お前ら「ほら。いくぞ」
お前ら「……少しにおうな」
エルフ「……」
お前ら「風呂に入れ」
エルフ「…!」
お前ら「と、言っても一人では無理か…」
エルフ「……」コク
エルフ(…いやだなあ。お風呂で変なことされるのかなあ)
お前ら「仕方がない。おい。誰かこの子を風呂に入れてやってくれ」
メイド「かしこまりました。さ。こちらへ」
エルフ(えっ、あれ?)
お前ら「ふむ。洋服の見立ては悪くなかったようだな」
エルフ「えっ…」(お、お姫様みたいなお洋服着せられちゃった……)
お前ら「よしよし。いい感じだ」
エルフ「ど、どうして……」
お前ら「ほう。しゃべれるのか。ああ。安心しろ。私は医学にも精通しているが、お前のその症状はエルフ特有のマナ欠乏症だ。命にかかわる病気だが簡単に治せるものだ。一瞬で回復とまではいかないがマナポーションを毎日1本飲めば数日で回復する」
数日後
エルフ「元気になりました!」
お前ら「よかった。それじゃあ、君の仕事だが…」
エルフ(きたっ…!)
エルフ(そうだよね。私、奴隷として買われたんだもんね……まあ、命も助けてもらったし……か、かっこいいし。別に何されても…)
お前ら「特にない」
エルフ「えっ!」
お前ら「君はここで自由に過ごしてくれ」
エルフ「えっ、でも…ど、どうして」
お前ら「…いや、恥ずかしい話、私は妻がいなくてね」
お前ら「そりゃあ話は毎日のようにくるが、私にはどいつも財産目当てにしか見えないんだ」
お前ら「だから、結婚はしないって決めたんだが…最近、少しさびしさを感じるようになってね」
お前ら「……早い話が、君は私の養子替わりということさ」
エルフ「え…」
お前ら「いやか?君が嫌というなら、森へ返してやってもいいが……」
エルフ「い、いやじゃないです!」
お前ら「それはよかった。じゃあ、早速だが、どこか行きたいところはあるか?」
エルフ「う、うーんと。えっと…ま、街にいきたいです!」
お前ら「そうか。じゃあ、明日出かけよう」
~街~
エルフ「うわあ!ひろい!」
お前ら「はっはっは。そんなにはしゃぐとあぶないぞ」
エルフ「あ、ごめんなさい!」
お前ら「いや、別にいいんだよ。楽しんでくれてれば…」
エルフ「えへへ…ん?」
お前ら「どうした?」
エルフ「あ、いえ…」
お前ら「…!あれは……!!」
奴隷ハンター「おら!こっちだよ!」
エルフ美少女たち「ううっ…」ゾロゾロ
お前ら(こんな街でも、奴隷が商品として……くそう)
エルフ「あ……あれは…!」
お前ら「ん?どうした?」
エルフ「な、なんでもないです」
お前ら「言ってみなさい。怒らないから」
エルフ「い、今の奴隷エルフたちの中に…友達が……」
お前ら「なんだって!」
お前ら「…ここがさっきの奴らが奴隷を集めてきた奴隷市か…」
奴隷商人「おや、いらっしゃい。見ない顔ですね」
お前ら「いや。何。少し見たくなってね」
奴隷商人「これは!いや失礼しました。あなた様はかの有名なスーパー大富豪様ではございませんか」
お前ら「はは。照れますよ」
奴隷商人「で、どういった奴隷をお探しで…?」
お前ら「うん。エルフを探しているんですけど、居ませんか?」
奴隷商人「おや!これは運がいい!ここ数か月品切れだったんですがね、先ほど大量の奴隷が入荷したんですよ」
お前ら「そうかい。見せてもらえるかな?」
奴隷商人「はい。構いませんが…あのですね。調教が完璧に済んでいないので…すぐにお渡しができないんですが……」
お前ら「それは構わないよ。むしろ、自分でするから今すぐ全部売ってくれますか?」ドサッ
奴隷商人「こ、こんなに!!!はい!わかりました!おい、お前ら!」
エルフたち「こ、こんな大きいところに住んでいいの!?」
お前ら「ああ。おうちに帰りたい人は帰してあげるよ」
エルフ「友ちゃん!」
エルフ友「エルフちゃん!」
奴隷ハンター俺「おやおや?エルフの注文が殺到してるぞ?」
美少女奴隷エルフたち「ご主人様大好き!!」
お前ら「うん。僕も奴隷ってシステムは大嫌いなんだ。だからこうして、君たちを救っている」
奴隷ハンター俺「よぉしテメェら、村1個滅ぼすくらいの勢いでエルフを狩るぞ!」
手下「ヒャッハー!!!」
エルフたち「ぎゃーーーーーーー!!」
お前ら「…またエルフか。世の中物騒だな。こんなに奴隷が出回るなんて…」
奴隷ハンター俺「うはwwwwボロ儲けワロスwwwよーしこの金でエルフ捕獲マシーン作って沢山エルフ狩るぞーーーーー!!」
手下「ヒャッハー!!」
エルフたち「うげえええええええええ!!!」
エルフたち「きゃー!おたすけー!」
エルフ捕獲マシーン「ウイイイイン」バキュウウン
エルフたち「ぐぎゃあああああああああああああああああああああ!!!!!」
奴隷ハンター俺「あ?腕がとれた?死にかけ?知るか知るか!どっかのマヌケがどんな状態のエルフでも高く買うってんで、エルフだったらどんなんでもいいんだ!1匹残らず狩りつくせ!!」
奴隷ハンター俺「まぁぁぁぁったくうう!!どっかの正義気取りの大馬鹿野郎のおかげで俺様は大金持ちだぜーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!ヒャーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッハッハッハッハッハッハッハ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
こうしてエルフは絶滅した。
お前らは表面上の幸せを手に入れた挙句、最後は真実を知り絶望して自殺した。お前らに買われた奴隷は主人も帰る場所も失い、ある人は野垂れ死に、ある人は奴隷としてとても人間とは思えないような扱いを受けて死んだ。
俺は大金持ちになってこの世界を支配し全ての女を支配下においた。
おわり
スレタイは無駄に長いし「お前ら」の上「超絶イケメン貴族」と盛り過ぎの見えてる地雷
書き出しはよく見るものでもはやテンプレ
途中「俺」が出てきてさらに糞感が増したが意外性はあったと思う
また、最後のまとめ方が少し雑だったのが残念
あと名前に「お前ら」使ったら会話文に"お前ら"って使うのはややこしくなると思う
纏めると作られた糞スレ感が非常に強く糞レスをするくらいしか楽しめないスレ
現実
イケメン貴族お前ら「えぇ、奴隷とか反乱されたら怖いしへんな病気持ってそうだし要らないわ・・・親のスネかじってニートしてよ」
凄腕ハンター>>1「働くとか雑っ魚、ニート最高!」
農奴神俺「お仕事楽しいです!お仕事楽しいです!私はこの仕事に誇りを持って取り組んでおります!」
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